2017年7月21日 (金)

ウェットン/ダウンズ アイコン 「アーバン・サールム~ライヴ」(WETTON DOWNES ICON "URBAN PSALM LIVE")

過去カタログが決定盤として再リリースが予定されているというジョンウェットン大先生とジェフダウンズのプロジェクト、ICON(アイコン)のシリーズ第一弾として、2009年2月21日にロンドンの教会で収録されたライヴ映像が、DVDプラス初CD化のライヴ2CDのパッケージで再リリースされた。

Img_3760_640x480

国内盤で注文していたら、ウチへ届くのが随分遅れて数日前にやっと到着した。東京のDUとか目白のアソコには早々に国内盤も店頭に並んでいたみたいだけど、それ以外のショップは後回しになっていたのかな? よく分かんないけど無事に入手出来てホッ。

Img_3762_640x480

2009年リリース時は映像DVDのみ、しかもWeb限定リリースという事で私も速攻で注文して、先生ダウンズのサイン入りDVDをゲットしていた。

今にして思えばウェットン、ダウンズの黄金コンビが正式復活した2005年のICON第一弾リリースから2006年のオリジナルエイジア再結成以降の10年以上の期間は、アル中を克服しつつ、まるで残りの人生を生き急ぐようなウェットン大先生の活発な活動ぶりが、我々ファンにとっては至福の時でもあったように思う。ICONとオリジナルエイジアで交互にスタジオ盤リリースと活発なライヴ活動、加えてU.K.復活のライヴ活動に先生ソロアルバムのリリースと、ファンにとっては息つく暇もないリアルタイムな話題の連続であった。

この2009年は、前年2008年のオリジナルエイジアによるまさかのスタジオ新録盤フェニックスの発表とツアーが一段落して、今度はアイコンで来日ライヴに新作ICON3発表にとまさに先生の活動を満喫出来た時期で、私も仕事の激忙にもかかわらずどうにかして先生の活動を追っていたものだ。2009年2月のICON来日公演に急遽参戦して、サイン会でサインを貰ったのも良い思い出。直ぐに来日全公演のオフィシャルブートCDが発売されて、更にICON3発売と、ICON尽くしの2009年前半であった。

本作はそんな2009年来日公演直後のライヴを収録したとあって、来日公演時のセットリストに酷似していて丁度いい総決算作品としても味わえる。DVDはオリジナル発売時と同じ内容だけど、今回のポイントはオリジナル発売時にカットされていたICON3の曲とエイジアのマイオウンタイムが2CD盤に追加収録されている点である。なので早速初CD化となるライヴCDから聴いてみた。そしたらアラ驚き、追加収録曲の事よりも、音質と言うか音像が、私のバカ耳でも分かるくらいに映像版とは異なっていて、とてもクリアで先生のヴォーカルがイイ感じに響き渡っていて気持ちよく聴けるのである。パッケージに記載のクレジットをよく見るとワリとよく見かけるマスタリングエンジニアのMike Pietriniによるリマスタリングとある。今回のCD化に際して改めてリマスタリングを施したようで、それがとても効果があったように感じる。そんな新たな音質で聴けるCD版はICONのみならず、エイジア、バグルス、クリムゾン、先生ソロとバラエティに富んだセットリストを余すことなく収録していて、先生ファンとしては非常に楽しめる内容になっている。

ICONのライヴ盤と言うと下記写真の、ICONの1st発売後のライヴを収録したNEVER IN A MILLION YEARSと言うのもあったけど、正直あまり聴かなかった。

Img_3775_640x480

音質が個人的に気に入らなくて、なんかカピカピの干上がったような音像で、例えはおかしいけどブートの世界で言えば痩せたサウンドボードって感じ? それが不満だった。なので今回の作品は音質内容共に満足度の高い、まさに決定盤と言うに相応しい商品に仕上がっている。

このような、先生が存在した証のような作品群を、クォリティUPして愛情ある再発をしてくれるなら、私としてはホイホイ購入させて頂くのみである。

|

2017年7月13日 (木)

ANTHONY PHILLIPS "SLOW DANCE" Deluxe 3 disc (2CD/1DVD) edition

足腰がナマるといけないので久しぶりに1万歩近くウォーキングをしたら腰に違和感が・・・(苦笑)。イカンな、ちょっと動いただけであそこがイタイだのココに違和感が、などと言ってるようでは。蒸し暑さ全開の京都だけに、汗だくになって帰って来て、昼間っからアルコールはちょっとアレなので久しぶりにノンアルコールのビール風飲料をグイ飲み。のど渇いてる時は何を飲んでも美味い。

泣きたいときにはスローダンス、そのアンソニーフィリップスの美メロ哀メロ満載のスローダンスがリマスター拡大版で発売された。待ち望んだ拡大版だけにソッコーで購入。既に何回か通しで聴いた。

Img_3726_640x480

収録内容は以下。

Img_3727_640x480

CD1がスローダンスのリマスター盤。CD2がスローダンスを構成する小曲のオリジナルデモ?音源やAlternate Version集というボーナスと言うかファンにとってはお宝音源集。今回のある種の聴きどころでもある。そして5.1chサラウンドDVD。

ウチに到着した時は、さすが輸入盤、パッケージがひん曲がった状態で到着。

Dckgmysumaaif3m_640x480

泣きたいときにはスローダンス、どころか開封前から違う意味で泣けてきたが(苦笑)、数日間CDラックで端整に立てて収納したおかげで、若干の正常化(笑)。

Img_3736_640x480

ブックレットにはいろいろ本作制作の経緯とかいろいろ書いてあるみたい。その中に日本盤ヴァージンジャパン初版のCD帯とかブックレットの一部が転載されていて、アント自身も日本で評価されていることにいくらかの喜びを感じてくれているのかも知れない。

Img_3729_640x480

Img_3730_640x480

蒸し暑い時に聴くにはそれこそ違和感のある作品で、秋から冬に聴くのが一番良いんだけれども、この時期に発売されたんだから仕方がない。

さて、今回の決定盤としてのスローダンスであるが、音質的にリマスター効果はどうかと言う話だけど、申し訳ないが例によって拙のバカ耳では分からない。元々は90年当時のヴァージンジャパン初版CDを持っていたんだけど、下の写真の2007年国内限定リマスター盤を買った時に手放してしまっている。

Img_3728_640x480

なので90年オリジナルCDの音を聴けないし、2007年国内リマスターと聴き比べるしかない。で、聴いてみた感想は・・・、正直どっちがどうとか分からない。ん~ん、なんて言うのかな、最近思っているのは、もう80年代中盤以降のCD時代になってからの作品については、改めてリマスターCDとか出ても、その音が良いとか良くないとかは聴き手の好みによるんじゃないかと思っている。本当にアーティストが望んだ音はオリジナル発売当時のものだったのかも知れないし、また、アーティスト自身の監修で今回リマスタリングして理想の音に仕上げました、って言われたら、あぁそうですかって受容するしかないけども、今度はその最新の音が聴き手のこちらにとって好みの音がどうかはこちらの耳次第となるし。なので、例えばイエスの70年代諸作品を、リマスターではなく、スティーヴンウィルソンによるリミックスで出したものについては、もはやオリジナルとは別の魅力を発見する別物として捉えるべきで、オリジナルとの比較論は無意味になってくる。そんなことを考えているので最近では、中古屋さんに売り払ってしまった80年代中盤以降のオリジナル発売時の初版CDを、アレこそオリジナルとして尊重すべきじゃないのかって思い始めて、改めて帯付きで中古で探すといった、我ながらバカな真似をし始めているくらいである。

というワケで本作の価値についてはアント自身の監修である事、5.1chサラウンドDVDが付いている事、そして貴重なボーナス音源が付いている事、この3点になる。それで、ボーナスCDであるが、スローダンス全1曲(トラック割りはパート1、パート2の2曲だけど)に組み込まれたオリジナルアイデアの部分部分が個別に収録されている感じ。従ってあのいくつもの美メロ哀メロが小分けになっていて、これはこれでとても楽しめる。手っ取り早くあのメロディが聴きたい、って思う時に、スローダンスの長尺から探す苦労が無くなって、チャチャっと小分けになった曲をスキップしながら聴けるのでとても重宝する。しかも美メロ哀メロはそのままに、アレンジが異なっていたりもするので、そこを楽しめる人には楽しみが2倍になる。特にNo Way Out(original mix with drums)の2分10秒くらいからと、3分25秒くらいからは胸がキュンキュンして最高(分かる人には分かるはず)。あとは5.1chサラウンド環境を持っている人には5.1chサラウンドDVDは大きな魅力になると思われる。ウチは環境が無いので残念ながら5.1chサラウンドDVDは楽しめず。

という事で、何はともあれ決定盤のスローダンスってことで、自分としてはありがたい作品であったと思う。今更アントが長旅してまで来日して日本でライヴ、なんてことは有り得ないだろうと思うけど、ちょっとでもこうしてブログで取り上げたりする中で機運が盛り上がって来日公演が実現するといいなぁ、なんて調子こいた真夏の夜の夢に浸りたいのである(笑)。

|

2017年7月 4日 (火)

【Short Review 32】オール・フォー・ワン「ワールズ・ベスト・ホープ」(ALL 4 1 "THE WORLD'S BEST HOPE")

仕事が休みの日に限って雨模様であったり、とても疲れ切っていたり、また今日は台風が近付いていたりで休日恒例のウォーキングがここ一週間ほど出来ていない。足腰がナマってしまわないかと勝手に心配になったりもする。しかし無理にウォーキングせずに休んでたら体調も上向きで、タマには何もしない日があるのも悪くないと思ったり。それで、何もしない分はブログを書いておこうみたいな。ALL 4 1(オールフォーワン)をチャチャっとショートレビュー。

Img_3725_640x480

フロンティアーズレコーズ御用達の、アレッサンドロ・デル・ベッキオによる製作総指揮の今回のプロジェクトバンド。ロバートベリーに注目する観点から本作を購入。幻の第二期GTR、そして3(スリー)のメンバーであったロバートベリーが参加しているとあって、プログレ方面のファンとしては引っ掛かる。ギターはボストンのツアーでもギターを弾いていて2014年来日公演にも来ていたゲイリーピール。ヴォーカルはGIANTのテリーブロック。ドラムは最近のミスタービッグでパットトーピーに代わってドラムを叩いているマットスター。顔触れだけ見るとメロディアスロック好き方面からはとても豪華で、そして製作総指揮がアレッサンドロ・デル・ベッキオと来ればそれはもう期待せずにいられない。

数回通しで聴いてみた感想は、期待通り・・・というか、期待値を決して上回ってはいない(苦笑)。平均点な感じのメロディアスロックって感じ。レヴォリューションセインツのような、ジャーニーやナイトレンジャーのオイシイところを抽出したような、あからさまな突き抜け感を期待したんだけど、そこまででは無かったかな。発売に先立って公開されたリーダートラックの1曲目、After The Rainがなかなかの佳曲だったんだけど、それ以外の曲がそれ以上は突き抜けていなくて、あぁ~、次は? 次は?って聴き進めて行くうちに終わってしまって、う~ん、決して悪くないけど平均点・・・、って、そんな印象。敢えてロバートベリー贔屓の立場から言うと、ベリー単独作の曲が2曲収録されていて、このうち特にDown Life's Pageについては躍動感のあるメロディアスハードで、コレは結構イイ。ベリーやゲイリーピールが参加していたアライアンスで言えばEndless Nightのようなカッコ良さがあって楽しめる。あと、ゲイリーピール作のHero In Your Lifeはイントロのギターの感じからモロにボストンの感じで、デル・ベッキオもワザと狙ってプロデュースしたのかな?って雰囲気があってちょっと笑える。でも平均点(笑)。

期待値を上回らない平均点、とか言ってしまった後にフォローにはなってないかも知れないけど、決して悪くはないですよ。ヒマな時に天気の良い日にBGMとして気軽に聴けそうなメロハーとしてのお手軽感はあるし。あ、この言い方もフォローになってないかも(笑)。

|

2017年7月 1日 (土)

DREAM THEATER "IMAGES AND WORDS 15th Anniversary Performance Live in Bonn Germany 6/16/07"(The International Fan Clubs CD 2007)

なんと本日2本目のブログ更新。
数日前、どうもここ数か月分くらいの疲れが溜まっていたのか、明けで帰宅して昼ごろから寝て、いつもなら夕方頃には起きるのにそのまま翌日公休日の朝10時半ごろまで寝続けるという、嘘みたいな寝かたをしてしまった。約20時間近く寝続けたことになる。途中何度か目は開いたんだけど、体が全然起きないっていうか、すぐまた横になって眠ってしまうという感じで。基本連休の無い不規則な勤務の仕事でなので、平均すれば週休2日ではあるものの、やはり徹夜に近い仕事して、帰ってきて昼間寝るという人間らしくないリズムに加えて、2ヶ月ほど前からいろいろ地域の所用も重なっていたので知らず知らず無理を重ねていたんだろう。その後もなんかしんどくて、ハイまた例によってブログはご無沙汰(笑)。疲れも溜まってんのかも知れないけど、ブログに書こうかなと思うネタも溜まっていて、もう収拾つかない。取り敢えず本日公休日、天気も悪くてウォーキングも断念なので頑張ってちょっとでもブログ記事を書いておこう。

ドリームシアターの2017年9月来日公演が決定した。個人的には期待していたアストニッシング再現ライヴでは無くて、イメージズ&ワーズ25周年記念の完全再現ライヴとの事でちょっと期待外れではあったものの楽しみではある。DTに関しては常に何かしら前進とチャレンジし続ける印象があったので、過去作の完全再現をメインにしたツアーってのは、アレアレどうなの?って気がしないでもないが、いつの間にか歴史の長いメジャーバンドになっていたワケで、たまにはこういう企画モノもありだろう。そう思ってこれはこれで楽しもうと思うのである。クリエイティヴマンの3A会員なので、大阪公演分のチケットは先行予約で既に確保済。後は9月までじっくり盛り上がって行こうじゃないか。その一環で今回は、いつかこのブログでも取り上げようと思っていたCDをネタとして記事UPする。

Img_3710_640x480

今からちょうど10年前、ドリームシアターの2007年ドイツでのライヴで、イメージズ&ワーズの発売15周年を記念した完全再現ライヴのCDである。ブートじゃありませんよ(笑)。公式盤ですよ。但しドリームシアターのインターナショナルファンクラブCDってヤツで、会費を払ってファンクラブに入ってる人に配布されていたバンド公認の公式ライヴCDである。多分世界で3~4000枚くらいの生産だったのかも知れない。なので一般流通はしていないしオフィシャルブートのシリーズとも違うので持ってる人はそうは多くないと思われる。あ、別にコレクション自慢をしたいわけでは無い。今までブログで取り上げるタイミングが無かったのが、ちょうど今回のイメージズ&ワーズ完全再現ライヴの来日公演決定でこれは取り上げる絶好の機会だろうと思ってね。

Img_3711_640x480

インターナショナルファンクラブのCD配布は多分この2007年のヤツが最後だったかな。オフィシャルブートシリーズが始まって、ファンクラブCDは終わった気がする。詳しく憶えてないけど今はもうファンクラブCDとかは無いと思う。

内容的には勿論言うまでもなく、イメージズ&ワーズの全曲ライヴ演奏収録で、これまた当たり前だけどキチンとライヴレコーディング及びミキシングが施された公式盤だから音質も公式盤品質。演奏はスタジオ盤通りのライヴ演奏に加えて一部アレンジが加えてある。アレンジを変更してるのではなくて、追加でフレーズや遊びが加えてある感じ。なのでライヴ盤としての付加価値も味わえる。個人的に出色だと思うのはポップでメロディアスなSurroundedの演奏。イントロにジョーダンルーデスによる美しいメロトロンのフレーズが加えられていて、アウトロにもジョンペトルーシのメロディアスなギターフレーズが加えられている。なので演奏時間はCDのトラックタイムで計13分に及んでいる。このSurroundedだけでも本商品を持ってる価値は大アリだと思う。

今回のライヴで92年当時と同じ高い声域をジェイムスラブリエが出せるかどうかが不安だけど、そこはまぁ25年も第一線で活躍している故、うまく誤魔化して歌ってくれるだろう(笑)。この15周年記念ライヴでもそうだから(笑?)。また、既に行われた同趣旨の欧州ツアーではアンコールで大曲A Change of Seasonsが演奏されており、来日公演でも演奏してくれるのでは?と期待できる。A Change of Seasonsもイメージズ&ワーズと同時期に作曲されてライヴでは演奏されていたから、イメージズ&ワーズ25周年に合わせて演奏するのは道理に叶っている。もうそんなこと言うなら、同じくイメージズ&ワーズと同時期に作曲されていたEveとかTo Live Foreverとかもやっちゃってよ、って感じ。特にEveの美しさはドリームシアターの全レパートリーの中でも超一級品だと思うし。

もう少しイメージズ&ワーズにこだわるなら、オフィシャルブートシリーズで発売されたイメージズ&ワーズのデモ音源集も取り上げますかね。いや、気が向けばだけど・・・(笑)。

|

BAD ENGLISH "BAD ENGLISH"

パッ、パッ、パァーーーッ、って、あのアメリカン過ぎるイントロを思い出しただけで、楽しかった学生の頃を思い出してなんか笑えてくる。

2017年の話題として特にタイムリーでも無いのに突然、リマスターCDでよく見かけるROCK CANDY RECORDSからバッドイングリッシュの1stがリマスター再発された。個人的に思い入れもあってとても懐かしくなって思わず購入してしまった。

Img_3744_640x480

ジャーニーが86年のレイズドオンレイディオの後に活動休止と言うか解散状態みたいになって、ニールショーンの1stソロとかありがたがって聴いてたんだけど、そんな時期に鍵盤のジョナサンケインがかつてのバンドメイトであるヴォーカリストのジョンウェイトと、ベイビーズを再結成するとかそんな話題が出ていたと記憶している。そこへニールショーンが合流してしまって、さすがにベイビーズ再結成とは言い難くなったのか、89年、新バンドのバッドイングリッシュ結成みたいな、そんな流れだったと思う。

89年と言えば、拙ブログで何度も言ってきたけど学生の頃でCDショップでバイトしていた時期。音楽に囲まれた生活で、就職活動のプレッシャーはあったけど楽しい日々を送っていた頃。その頃に聴いた作品はどれも楽しい思い出とともに思い入れがあって、このバッドイングリッシュもそうだし、スティーヴルカサーの1stソロなんかもホントによく聴いて、未だに飽きずに聴いている。でもどういうワケかバッドイングリッシュは聴き過ぎて飽きてしまったのか、ここ20年くらい聴いてなかった気がする。でも一応CDラックの片隅には今でも置いてあるみたいな。

内容的にはもう期待通り過ぎるアメリカンな産業ロックの括りで通ってしまう感じで、シングルとして大ヒットしたWhen I See You Smileや、Price of Love、Posessionと言った名バラードを収録していて、一聴して楽しめる音楽である。聴き過ぎると胸焼けして、しばらく聴きたくなくなるパターン(笑)。だからって20年くらい聴いてなかった自分にも驚くけど・・・。89年のこの1stのあと、91年に2ndを出してあっさり空中分解してしまうという、大物バンドにありがちな短命ぶりかつ、更にその後96年に全盛期メンバーでジャーニーが復活してしまうもんだから、ヒットを記録したワリには人の記憶に残っていないという、残念な宿命のバンドかも知れない。でも繰り返すけど内容は、いま改めて聴いてもとてもクォリティが高い。

今の目線から言うと、ドラムは90年代後半から数年前までジャーニーの正ドラマーを務めたディーンカストロノヴォがドラムを担当しており、もう完璧にベイビーズ+ジャーニーっていう、そういう目で観て何の問題もない。但し、91年に空中分解の一因となるニールショーンの離脱が物語るように、どちらかと言うとベイビーズ寄りと言うか、ジョンウェイトとジョナサンケインが作曲した楽曲がメインとなっていて、ニールショーンの暑苦しいギターが若干少なめ。ニールが不満を募らせるのも分からなくはない、そういう作風である。ベイビーズを持っていない私が言うのもなんだが(笑)。

91年の2ndについては今はもう持っていない。同路線だけど1stほどはヒットしなくて、でも内容は良かったと思う。やっぱり持っておいたほうが良かったかなと今頃後悔しているので、そのうち中古で買い戻す予定(笑)。

|

2017年6月23日 (金)

[グルメ] 新福菜館 本店(@ 京都 京都駅前東塩小路 2017年6月23日)

今日は久しぶりの、仕事は公休かつ地域の所用やオカンからの頼まれ事も何もない、100パーセント自分の自由に過ごせる完全休日。こういうのは多分2ヶ月ぶりくらいかな。何もせず何も考えずボーーッとして過ごそうかと思ったけど、なんかやっぱりもったいない。あれほど大好きなムーンサファリの来日公演も東京のみってことで、行けない理由を100個くらい考えて、敢えて行かないことにしたのはイイけど、やっぱり行った人のつぶやき見てると、いいよなぁ~ってなるし、ボーーッとするのは良くないなと。天気もイイことなので、そうだラーメン食べに行こうと思い立った。京都駅から歩いて5分くらいのところにある有名なラーメン店の第一旭なんだけど、なんか色んなところに第一旭って名前を店を見かけるので、どうなんだろうと思っていて、職場でそんな話をしていたら、わが亀岡に第一旭の直営的な店があるで、って話を聞いた。じゃ、行ってみようかなと思ったんだけど、改めて調べると、第一旭の暖簾の系譜はどうも複雑らしく、結局今では、その有名な京都駅近くの第一旭は独立採算の独立店らしくて、第一旭の暖簾を使っていても、店によって違いがあるみたいな面倒臭い話のようだったので、いや、ここはやはり新福菜館本店に行こうと決断。電車に乗って京都駅へ。

早めにいかないと大行列に並ぶのシンドイし、でも結局午前11時半くらいに店の前に到着。幸い行列は短めで、10分くらいで店内に着席出来た。仕事の休みが平日ってのは、こういう時だけはありがたい。土日休みで、土日に食べに行ったら四六時中大行列だろうしな。そして定番の、この2品を頂きました。

Img_3722_640x480

中華そば(並)と焼き飯。

京都に帰ってきてからのこの2年近くで、新福菜館に来るのは確か3回目くらいかな。SNSではUPしてたけど、せっかくなので今回はこの細々グルメレポブログのネタとさせて頂く。

ラーメンは大にしようかと思ったけど、焼き飯も食べたいので敢えて並で。安定の、京都を代表する老舗の人気ラーメン店だけあって、変わらぬ美味しさ。このインパクト絶大の黒に近い色のスープ、見た目だけだと醤油全開でしょっぱく思うかも知れないけど、食べてみると意外にサッパリと食べれるのが、長年に渡って衰えない人気に秘密だと思う。表面には豚肉というかチャーシューがタップリのせてあって、これ普通の中華そば(並)なんだけど、じゃぁこれとは別にある(肉増し)ってメニューはどんなんだろうとちょっと怖い。そしてこの店のもう一つの名物の焼き飯。チャーハンとは言いませんよ。関西では「焼き飯(ヤキメシ)」と呼ぶのが一般的。こちらも黒い。黒いだけに味はしっかりついていて、クセになる美味しさ。ラーメンも焼き飯も、味に関しては唸るような突出した特徴があるわけでは無いんだけど、何て言うのかな、普遍的な、飽きの来ない美味しさっていうか。

いやもう十分に満足しました。お店の外観はこんな感じ。

Img_3723_640x480

写真左奥に見える、お隣が第一旭で、こちらも人気の行列店。次回は第一旭に行こう。いやでもその前に亀岡にある第一旭の系譜に連なる店にも一度は行っておきたい。

|

2017年6月21日 (水)

【Short Review 31】キング・クリムゾン 「ヒーローズ~トリビュート・トゥ・デヴィッド・ボウイ」(KING CRIMSON "HEROES")

いやぁ~、参った、一昨日書いて用意していたブログ記事、UPする前に誤操作で消してしまった。たかが趣味のブログとは言え、消してしまったことに気付いた時のショックはまぁまぁデカい。しばらくブログ書くのやめたろかと思ったくらいやもん。もっとも、そんな大した記事書いてたわけじゃないんだけど。ちょっとまたブログ更新に間が空いてしまったからショートレビューで埋めようとしたという、そんだけの話である。なに書いてたか思い出しながら今一度書く。キングクリムゾンのヒーローズEPです。

Img_3712_640x480

正直、尊師ロバートフリップの出し惜しみ無しのリリース攻勢にはもうすっかり付いていけてない私なので、このミニCDはスルーするつもりだった。デヴィッドボウイの名曲ヒーローズをカヴァーしてライヴ演奏した作品で、そもそもデヴィッドボウイをあまり聴いてなかった私にはさほど食指が動くほどのものでも無かったので。ところが私の周囲のSNSのタイムラインとかでエラく評判が良くて、そうなるとついつい気になってタワレコオンラインのポイント駆使して買っとくかっていう、そんな感じで購入した。

オリジナルでは尊師がギターで参加していた曲だそうだが、聴いてみて、あぁなるほどと。クリムゾンの曲では有り得ないようなキャッチーさがあって、それを手練のミュージシャン7人の大所帯で丁寧に演奏してるんだから、悪いワケがない。いや、現行クリムゾン7人だから、とかでは無くて、曲そのものが良いんだろう。やたら耳に残る歌メロに音の存在感、大衆受けする名曲とはかくありき、と言うような佳曲である。こんなこと言ったら純粋なデヴィッドボウイの芸術性に惚れてるファンの方々には申し訳ない言い方になるけど、難しいことを考えずに気楽に聴ける良さがある。一応知ったかぶりしようと、オリジナルのデヴィッドボウイのヒーローズも今回聴いた。Youtubeで(笑)。合わせてキングクリムゾン2000年のライヴ時の、エイドリアンブリューが歌うヴァージョンも聴いた。Youtubeで(笑)。Youtube便利やなぁ(笑)。それで今回の現行7人クリムゾンでの2016年ツアーでジャッコが歌うヒーローズ、名曲をぶち壊さない程度にオリジナルのデヴィッドボウイに似せた感じの歌い方で違和感も全くない。グレッグレイクの曲を歌い、ジョンウェットンの曲を歌い、そして今回デヴィッドボウイの曲も歌う、大変だろうが大健闘。褒められてしかるべきだね。

本作品はデヴィッドボウイトリビュートという事であるが、2曲目以降はクリムゾン2016年ツアーからの抜粋で、スターレスやイージーマネーも収録されているのが嬉しい。でも残念ながらスターレスはインストセクションに入る前で編集して切ってある。追って出るであろう2016年ツアーからのライブアルバムを待て、と言うところか。でもアレだな、デヴィッドボウイトリビュートを出すくらいなら、スターレス、イージーマネー、レッド、フォーリンエンジェルなんかで、我らがジョンウェットン大先生トリビュートCDをクリムゾンとして出してもいいんじゃないの?って思ってしまうのはジョンウェットン系クリムゾンファンの、ついでのような願いである。

|

2017年6月 9日 (金)

ロジャー・ウォーターズ 「イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント?」(ROGER WATERS "IS THIS THE LIFE WE REALLY WANT ?")

とうとう梅雨入り。と思ったら今日は素晴らしい快晴。公休の本日、公私ともに多忙のために朝はゆっくり寝ようと思ったがあまりの天気の良さに、寝て過ごすのが勿体ないと思ってついつい早起きしてしまった。暑くなる前に朝9時からウォーキング。ここんところのお疲れモードで最近ウォーキングは約1時間、5000~6000歩くらいで収めていたが今日は久々に2時間近くかけて約1万歩を歩いた。そもそもお疲れモードのままだったので帰ってきたら足がだるいだるい。却って疲れたんじゃないかと(苦笑)。

いよいよ待望の、ロジャーウォーターズ25年ぶりの新作が発売された。発売と同時に購入して、チラチラとしか聴けてなかったのを今日ようやくウォーキングしつつしっかりと拝聴出来た。こういう大御所の作品は、下手なことブログに書くと、ガタガタぬかすプログレオタが居ると困るので取り上げるのに躊躇したけど、まぁ例によって、仕事でやってるわけじゃない私個人の趣味かつ備忘のようなブログなので、やっぱり感じたままに書いたるで。

Img_3690_640x480

まずこのジャケのデザインが素晴らしい。黒塗り文書をジャケに持ってくるあたり、こういう批評精神と言うか悪しき権力への嫌味に満ちたアイデアはロジャーウォーターズならではと、思わず唸ってしまう。絵面だけのイメージで、ピンクフロイド時代のザ・ウォールを連想した人もいたかも知れないけど、見た人がそれを連想するのは仕方ないとして、アーティスト側としては、これはコンセプトからしてウォールとは何の関係も無いであろうと思われる。

さて、収録内容である。正直私はピンクフロイドを執拗に語りたがるほどのマニアでは無いし、また元より、過去作の何々に似ているとか、だから良い悪いとか、そういった比較論で評論家気取りで語る気も無いので、純粋に「ロジャーウォーターズ2017年作品」の感想を新鮮な気持ちで書き殴ってみる。

まず何と言っても、本作の肝になっていると思われるリーダートラック「デジャ・ヴ」である。この曲で提示されるメロディが作品全体の中で何度か登場する。プログレ系の定番手法かも知れないが、その観点はとりあえず置いておく。この曲に限らず本作はロジャーならではの、政治や世界の状況への怒りがテーマになっているとの事であるが、「デジャ・ヴ」のサウンドの音像は、厚く塗り込められたり、エコー感タップリだったり、そういう音では無い。そしてその怒りとは裏腹に、ささやくようなヴォーカル、静謐なピアノやアコースティックギターの一音一音がとても印象的。一音一音に存在感があって、むしろその存在感の際立ち方に深みと凄みを感じる。聴いてるこちら側が、深くて凄いに違いないと、そう思い込んで聴いてるからかも知れないけど、でも事前からそう思わせる時点で、それがロジャーウォーターズっていう人が持つアーティストパワーってもんだと思う。

次に、誰もがぜひ触れたがるであろう曲、「ピクチャー・ザット」である。マニアでなくても普通にピンクフロイドを聴いてきた人なら誰もが、そのもっさりしたドラムの感じや曲の進行の仕方、アレンジに70年代前半のピンクフロイドそのものだと感じることであろう。そして、あまりにフロイド的であることに、ロジャーのソロ作品としてコレは有りか?みたいな変な気持ちにもなる。さて、ここをどう捉えるかである。過去の焼き直しをしやがって・・・、と感じる人もいるかも知れない。しかし、私的には、上記の「デジャ・ヴ」の凄みが効いていて、この「ピクチャー・ザット」は決して本作の肝では無いことが感じられて、ワリと軽く受け流してしまえる。なんちゅうのかな、大騒ぎするほどの事でもないだろう、みたいな。

怒りに満ちた感情を、敢えて静かに囁くようなヴォーカルで歌い、アコースティックギター中心の音像に、時にストリングス、時に管楽器、時に70年代の狂気の頃のようなピンクフロイド的サウンドを交えながら展開される本作は、実はそれらのどの要素にも妥協していないと思う。盛大にオーケストレーションを導入している訳でもなく、盛大にフロイド的サウンドを導入しているわけでもない。なので、ピンクフロイド過去作の何々に似ているから、という指向でマーケットの需要喚起に寄り添っているわけでもない。オーケストレーションもフロイド的サウンドも、完全に「ロジャーウォーターズ」という強大なアーティストパワーの極一部として取り込んでいるに過ぎない。いや、取り込んでいるという言い方もおかしいかも。全てロジャーウォーターズの音楽性の一部にすぎないと、そういう事かも知れない。そういう意味ではピンクフロイドもロジャーウォーターズの一部、そう感じさせてくれるところに本作の、あるいはロジャーウォーターズと言うアーティストの凄みを感じるのである。

静謐なサウンドで、オーケストレーションもフロイドチックなサウンドも、贅沢に本作の極々一部として消化してしまう事で、ロジャーウォーターズと言うアーティストの巨大なパワーと凄みを、見事に露わに引き出してくれたナイジェル・ゴッドリッチのプロデュースワークも褒められてしかるべきであろう。

これは歴史に残る大傑作が誕生したかも知れないぞ。

|

2017年6月 1日 (木)

【Short Review 30】ザ・ロンリー・ロボット 「ザ・ビッグ・ドリーム」(LONELY ROBOT "THE BIG DREAM")

何かと忙しくてビートルズのサージェントペパーズ50周年BOXも未開封どころか未開梱状態で、おまけに数日前からどうしたことが頭痛がして気分も体力的にも一杯一杯。京都はここのところ連日気温30度超えで、もしかして軽い熱中症にでもなってたかな。昨日は24時間勤務明けで帰ってきてから昼間寝て、そのまま夜20時頃まで寝てしまい所用で出かける用事も遅刻。そのあと夜は夜でグッスリ朝まで寝れてしまって、やはり相当疲れていたようである。さすがにそんだけ寝たからか今日は頭痛も無く、朝は所用と買い物で時間を使い、出かけたついでに久々コメダで大ヴォリュームエッグサンドを食す。トレヴァーホーンの8月来日の知らせに関西系のウェットンファン仲間LINEグループで大いに盛り上がって急に元気が出てきた。9月には待望のペンドラゴン初来日もあるし、双方ともに東京のみのようで金策に頭を悩ませることになるがそれはそれ。あの時のドラマ紙ジャケにトレヴァーホーンのサインを頂く大チャンスである。

明日からまた土日含みの連勤が月曜まで続くので何かブログ書いておこうと思って、今回もショートレビュー。国内盤の発売がなぜか遅れていたジョンミッチェルのロンリーロボットの2nd。国内盤表記が「ザ・ロンリー・ロボット」だけど、「ザ」は要るのかな? よく分かんないけど。

Img_3646_640x480

前作1stでは全曲レビューしてしまったけど今回はそこまでは・・・。時間が無いのでパパッと聴いた印象でご勘弁を。
全体的な音楽の方向性とか音の質感は前作とあまり変わらないかな。高品質の、歌モノ中心のプログレっぽくもありハードな質感もある。少し前作よりもハードなギターや、また逆に静謐な曲では情感豊かなギターソロが多めな感じで、ポップさや歌モノとしての親しみやすさは前作の方があった気がする。前作を聴いて感じたIT BITESやKINOとの親和性から少し離れて、これがジョンミッチェルなんだよと、そういう主張と捉えるのもありかも知れない。個人的お気に入りトラックは、

⑥ False Lights
⑧ The Divine Art of Being
⑨ The Big Dream
⑩ Hello World Goodbye

ってとこかな。どれもギターがウルサ過ぎず、かといって甘ったる過ぎるわけでもなく、若干のしっとりした情感もあって、前作からの違いを敢えて見出すならこのあたりかも知れない。

いずれにしても十分な力作であり、聴いて損はない。まだ何回も聴けてないだけに、聴けば聴くほどにまた更なる発見と言うか味わいが出てくるかも知れない。でもアレだな、あくまでも自分の好みだけで言うと、KINOは超えていない。ジョンミッチェルのこれまでの仕事の中では未だに、ロンリーロボットよりも、IT BITESよりも、FROSTよりも、KINOこそが彼のベストワークだと思っている。いつか真面目にKINOをこのブログで取り上げないとな。

|

2017年5月23日 (火)

アラン・ホールズワース追悼:テンペスト 「テンペスト」 (R.I.P. ALLAN HOLDSWORTH : TEMPEST "TEMPEST")

おせーよってか? 遅ればせながらのアランホールズワース追悼。

ジョンウェットン大先生のファン目線からすると、ホーさんと言えばU.K.のギタリストってことで最初に認識するだろうし、私もその類である。ホーさんのギターが云々とか音楽性がどうのこうのはもっと詳しい人がいると思うので、私のこの文章は単なる思い出話中心なのはご容赦を。

最初に知ったのは学生の頃であった。正直U.K.の憂国の四士に於いてのホーさんのギターは流麗ではあるけど決して耳触りは良くない。私自身の感性が付いていかない。当のホーさん自身も憂国の四士で録音した自分のギターをライヴでそのまま再現するのは面倒だったんじゃないかと思うくらいである。それでも先生のバンドU.K.のギタリストであるからには、どんな経歴であったかは一応興味は持った。CDショップでバイトしてた時に、店長からU.K.以外でホーさんを聴くなら一番聴きやすいカッコいいロックをやってるのはコレやで、ってことで店長さん所蔵の膨大なレコードコレクションの中から聴かせて貰ったのが、掲題のテンペストのデビューアルバムである。

Img_3617_640x480

特殊ジャケが面白い。

Img_3619_640x480

あの当時(80年代後半)の何となくの印象でジャズフュージョンっぽい、かつ、なんだっけ、シンタックス? ギターシンセサイザーみたいなのを抱えた写真をよく観た記憶があって、そういうギターの可能性を追求していたイメージがあったので、テンペストを聴かせてもらった時の、古色蒼然としたまさに土の香りすら感じるブリティッシュロックは、あぁ、確かにカッコいいなぁと思ったのが第一印象であった。

で、カッコいいなぁって思ったきり、特にテンペストを聴くわけでもなくその時はそれで終わっていた。その後に改めて70年代のプログレ、ハードロック、ブルーズロックを含めたブリティッシュロックってものに深く興味を持って掘り下げて行った時期があって、その頃にホーさんのかかわりを意識することなく、ドラマーのジョンハイズマンの経歴をトレースしようとしてコロシアム~テンペスト~コロシアムⅡと、順番にCDを買い揃えて行った時に改めてテンペストを認識したんだった。

今回、数年ぶり(笑)にテンペストを聴いてみて、結構熱いギターを聴かせてくれてるんだなぁと改めて認識。誰かが死ななきゃ聴く機会を持たないってのもどうかとは思うが(苦笑)、こういう洗練されていない(音質的にね)ブリティッシュロックの類は何とも言えない魅力がある。ヴォーカルの声質がちょっと個人的には好みから外れるのが残念だけど。時間があればジミヘンでもフリーでもバッドカンパニーでも、ジャズロックでも、なんぼでも聴くんだけどな。

売れた売れないは別にして、多くのロックギタリストから敬愛されたホーさん、その業界内での評価こそがホーさんのギタリストとしての真価であったと思う。

|

«【Short Review 29】ザ・ミュート・ゴッズ 「緩歩動物は地球を受け継ぐだろう」(THE MUTE GODS "TARDIGRADES WILL INHERIT THE EARTH")