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2008年4月27日 (日)

エイジア「フェニックス」国内盤の特典いろいろ

4/23にはめでたくエイジア「フェニックス」の国内盤もリリースされた。仕事が多忙で少々購入が遅れたが、もはや錯乱状態の私は店によって異なる特典目当てに国内盤をわざわざ2枚購入。もうアホです。

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メーカー特典のクリアファイル、かっこいいね。同じくメーカー特典のはずだが店によって付くところと付かないところがあったのがポストカード(アナザージャケット)。これをプラケに入れればしっかりジャケットになる。DU新宿プログレ館で購入するとこの特典をもらえた。

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次、メーカー特典ではなく店ごとの特典。タワーレコード特典はジャケのデザインの缶バッジ。DU特典は金のピンバッジ。

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こんなに揃えて、だから何? って感じ? いいんです。錯乱してますから。ついでに5月の来日公演のチラシ2種。国際フォーラムと追加の渋谷CCのチラシも揃えましたよ。ええ全く。

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待ちに待った素晴らしい新作なので、飽きないようにここんところは聴き過ぎないようにしている。仕事忙しいからそんなに聴いてる時間も無いからちょうど良いけど。

5月一杯でオリジナルエイジアの活動も終了かと思っていたら、2009年の英国ツアーが早くも発表された。嬉しいです。

ASIA must go on !!

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2008年4月12日 (土)

エイジア "PHOENIX" レビュー

いよいよオリジナルメンバーによるエイジアの25年ぶりの新作 "PHOENIX" が、まずはEU盤にて発売。興奮状態の私は限定盤と通常盤、両方購入。

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違いは限定盤にはボーナストラックで 'An Extraordinary Life' のアコースティックヴァージョンが入っているのと、ジャケがスリップケース付き、中身のプラケのジャケはロジャーディーンの新たなイラストをメインにしているところ。CDに含まれるおまけの Electronic Press Kit は限定、通常両方にあり。再生画像はこんな感じ(↓)。

Presskit

誠に僭越ながら全曲レビューしてみます。未聴で米EMI盤や国内盤の発売まで楽しみを取っておきたい方は、お気を付けを。

ASIA "PHOENIX" (FRONTIERS RECORDS / FR CD 370L)

① Never Again (Wetton/Downes)

正に王道ハードポップチューン。イントロのハウ爺によるハードなギターリフは1stの 'Heat O The Moment' からの連想か。先生の哀愁あるヴォーカルメロディが印象に残る。後半ではハウ爺入魂のギターソロあり。アルバムのリーダートラックとしてはピッタリ。25年ぶりの挨拶代わりの一撃。

② Nothing's Forever (Wetton)

こちらは先生単独作。イントロに勇壮な行進曲風のアレンジが施され、このあたりはダウンズのアレンジか。「渋谷は我が家」という歌詞には少々驚き。昨年来日時に渋谷のことが余程印象に残ったんだろうか。ミディアムテンポで展開される曲は遠慮無くハウ爺のギターが絡みつく。

③ Heroine (Wetton/Downes)

メロディもアレンジも美しく、夢見心地になれるバラード。こういうところで先生ダウンズのICONと変わらないとかいう評論が出るのかもしれないが、ICONの中心メンバーがエイジアの中心でもあるんだから、そんなのは当たり前のこと。この楽曲の美しさを素直に楽しみたい。後半で挿入されるハウ爺のスティールギターソロもこの曲想に程よくマッチしている。

④ Sleeping Giant / No Way Back / Reprise (Wetton/Downes)

8分を超えるミニ組曲。正確なクレジットは、Sleeping Giant (Downes) 、No Way Back (Wetton/Downes)、Reprise (Downes)。イントロはイエスの海洋地形学に、こんな雰囲気の曲があったっけなぁ・・・、と思わせるが 'No Way Back' で豪快なキーボードから先生のヴォーカルが入る。おそらく80年代の時にはあえてこういう曲想は避けていたのだろう。メンバーのプログレ系の出自を披露してみたって感じ。

⑤ Alibis (Downes/Howe/Palmer/Wetton)

事前に先生自身より、80年代に4人で共作していた未発表曲 'Jodie' が原曲であることが明かされていた。ある意味エイジアマニアでも話題の一曲。83年アルファのときにレコーディングが試みられたと思われるが未完に終わった。確かに1stやアルファの頃に作られた事が分かるような、爽快な4分間プログレ(実際は5分を超えるが)。5分の中でポップなボーカルメロディと一瞬、胸がキュンとなるようなキーボードソロ、絡みつくギター、そして後半に一転されるインストパート、あの頃のエイジアらしさを感じさせるのが嬉しい一曲。

⑥ I Will Remember You (Wetton/Downes)

こちらはしっとりした優しいメロディのバラード。先生はバラードを歌うのがホントに上手い。もちろん良曲です。

⑦ Shadow Of A Doubt (Wetton/downes)

思いっきりポップ。いかにも先生ダウンズのペンによる楽曲という感じ。単純な曲だがやはりここでもハウ爺のギターが絡みつく。この絡みつきが曲の良さを引き立てている。

⑧ Parallel Worlds / Vortex / Deya (Wetton/Downes)

再び8分を超えるミニ組曲。正確なクレジットは、Parallel Worlds (Wetton) 、Vortex (Downes)、Deya (Wetton)。個人的には今回のエイジアに期待していた、80年代では出来なかったプログレっぽい曲。先生のヴォーカルメインの 'Parallel Worlds' に続く 'Vortex' でのカールパーマーのスリリングなドラミング、そして先生作ではあるが 'Deya' でのハウ爺のアコギとエレキによって紡ぎ出されるどこまでも哀愁漂うメロディ。どこかの国のメロドラマかと思うような哀愁は、悲しい気分のときに聴くと危ない。

⑨ Wish I'd Known All Along (Howe)

ハウ爺単独作。ハウの単独作って一歩間違うと相当退屈な場合があるのだが、ここでもやはり4人によるアレンジの妙が、曲を引き立てている。

⑩ Orchard Of Mines (Fayman/Pursey)

なぜか外部ライターの楽曲。オリジナルエイジアでは初めてだ。無知で申し訳ないのだが、このクレジットの Fayman、Pursey ってどういう人だっけ。先生のアークエンジェルあたりに入っていてもよさそうな楽曲。唯一、あまり印象に残らない曲。

⑪ Over And Over (Howe)

ハウ爺単独作。これも80年代に作られていた曲。いかにもハウが作ったとわかる曲想。様々なギターの音色が全てを引っ張っている。こういった過去作もエイジアとしてアレンジが施され陽の目を見るのは良いことだ。

⑫ An Extraordinary Life (Wetton/Downes)

2007年、心臓の病と手術から復活した先生の、生への賛歌というべきか。素晴らしく前向きなメロディ、アレンジ。アルバムタイトル "PHOENIX" の意味を最も捉えた楽曲と言えるだろう。現在進行中のツアーでも必ず演奏されており、メンバー達にとっても大切な曲だと思われる。

あと、最初に触れたように限定盤には 'An Extraordinary Life' のアコースティックバージョンも収録。まあおまけという感じ。

さて、全体を通して、人によっていろいろな評価はあるだろう。一番ありそうなのがICONにハウ爺とパーマーが参加しただけ、みたいな。ICONは先生ダウンズがやりたいことを本人たちのプロデュースで作ったのであり、その二人にハウ爺、パーマーが加わって、半分くらいICONぽいのは当たり前。

しかしよく考えてみよう。そもそも82年の1st、83年のアルファは共にメンバーが過去にやってきたサウンドには触れないことが暗黙の了解とされ、マイクストーンという売れっ子プロデューサーにプロデュースを委ねる事によって好むと好まざるに関わらずサウンドスタイル、音像が統一されていた。規制されていたといってもいい。今作はメンバー4人のプロデュースであり、メンバーがやりたいサウンド、音像が具現化されたと解釈したい。その証拠に80年代では避けられていたと思われる長尺曲が、今作には2曲収録された。

"PHOENIX" は紛れもなく、4人のメンバーが描いた2008年のエイジアでなのである。

後はライブで、'Never Again' 'An Extraordinary Life' の2曲だけでなく、本作からより多くの曲を披露してくれるとありがたいんだけどね。

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