« WETTON/DOWNES(ICON) JAPAN TOUR 2009 BOX | トップページ | エイジアインエイジア’83の各種コレクション »

2009年4月 3日 (金)

ウェットン・ダウンズ、"ICON 3" レビュー

待望のICON3サイン入りEU盤が届いた。ここ数日は通勤中のIPODでヘヴィローテーション状態。軽くレビューしてみます。国内盤の発売待ちの方はご注意を。

Img_0890

わざわざサイン入りを注文したので、そのサインを。ジャケ表ではなく、ジャケ内側の雪山バックの写真のページに崇高なるサイン。

Img_0891

それでは内容のレビュー。あくまでも筆者個人の感想なのでコレを参考に買う買わないとか決めないでくださいませ。っていうか買いですが。

一聴して2ndのルビコンとの比較から、メロディが後退したかのような感想を持つ方もいらっしゃるようだが、いやなかなかどうして、メロディアスな作品であると思う。

WETTON/DOWNES "ICON 3" (FRONTIERS RECORDS / FR CD 406)

① Twice The Man I Was

発売に先立って来日公演でも演奏されたリードトラック。威勢のいいロックではあるがちょっとメロディが平坦。これが一曲目に来ているのでメロディの後退の印象を持ってしまう方もいるのかも知れない。

② Destiny

しかしこの曲で私的には一気に印象が変わる。なんとなく聞き流すとありがちなバラードでしかなく思えるが、よくよく聴くと本当にメロディアス、間奏のベースとキーボードによるチャーミングなメロディ、それに続くキルミン君のギターソロ、このさりげない部分に素晴らしいメロディをあっさり配してるあたりは実に贅沢。先生ダウンズの黄金コンビによるメロディメイカーとしての才能が全く枯渇していないことが分かる

③ Green Light And Blue Skies

ビートルズを思わせる浮遊感から始まり、ヴォコーダー、サビの聴きやすいメロディが印象的な曲。

④ Raven

ICONシリーズでは定番となりつつある、エイジアでは出来ない取り組み、女性ヴォーカリストと先生のデュエット曲。美しく静寂な曲。でもこのシリーズはICON一作目のアニーハスラムとのデュエット曲 'In The End' 、コレに尽きるんだなぁ。あれはホントに美しかった。

⑤ My Life Is In Your Hands

こちらも前曲に続き静寂な中に哀感を漂わせつつちょっと変わったメロディ展開を見せる曲。

⑥ Sex, Power And Money

この曲が本作でヘヴィローテになってる人は果たしてどれくらいいるのか・・・、筆者は結構飛ばしてしまいます・・・。先生自身のライナーによると1991年頃、LAにて作りかけていた曲らしい。ヘヴィな曲。

⑦ Anna's Kiss

荘厳なキーボード、アンドレアスフォーレンヴァイダーによるハープ、ヒューマクドウェルのチェロを効果的に使ったインスト曲。クラシックのような気品と荘厳さが同居する曲想からロックのリズムに入っていき、哀愁のギターソロが展開される。

⑧ Under The Sky

静かに哀愁をたたえたメロディからセンチメンタルなメロディへ、最近の先生らしい曲だとも思える。

⑨ Don't Go Out Tonight

こちらも先の来日公演で披露されていた曲。エイジアでも良いようなポップソング。やはり先生ダウンズのコンビにはこういう曲は必須だ。気持ちよく聴ける。

⑩ Never Thought I'd See You Again

穏やかに優しいメロディが展開するホッとするような曲。アレンジも良く練られている。

⑪ Peace In Our Time

ラストにふさわしい、メロディ、アレンジ共に宗教的荘厳系の曲。先生によるライナーには興味深い記述がある。曰く、1976年、ビルブルッフォード、リックウェイクマンとリハーサルしていた頃に着想していた曲との事。おぉ、これは幻の WWB(Wakeman,Wetton,Bruford) の一端だったのか・・・。それを思いながら聴くと様々な想像が出来て、これまた楽しい。

以上、①が一瞬エイジアの 'Go' を思わせたり、②が同じくエイジアの 'I Will Remenber You' を思わせたり、と自身の過去作の再生産か? 見たいな声も聞こえそうだが、自分の曲なんだからいいじゃないって。他人の曲をパクってるワケじゃないんだから。エイジアとは違うICONならではのいろいろなスタイルの曲が入った、それでいてメロディアスさは外さない、何度でもじっくり聴く楽しみを味わえる傑作と言い切りますよ。

|

« WETTON/DOWNES(ICON) JAPAN TOUR 2009 BOX | トップページ | エイジアインエイジア’83の各種コレクション »