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2011年7月10日 (日)

JOHN WETTON "RAISED IN CAPTIVITY" レビュー

注文していた先生の新作EU盤がこの週末に届いた。さぁて聴きまくってさぞかしヘヴィローテーションになるかと思いきや・・・(ダンマリ)。それでもこの新作タイトルで検索頂いている方もいらっしゃるようなので、何とか3回くらい通しで流すような聴き方だったけどもう使命感のみで頑張って全曲レビューいってみます。

JOHN WETTON "RAISED IN CAPTIVITY" (Frontiers FR CD 522)

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ソロとしては確か2003年のロックオブフェイス以来。ここ数年はICONでスタジオ作3枚、オリジナルエイジアでスタジオ作2枚、ツアーにライブCDやDVDと絶え間ない活動が続いていて先生ファンとしては満足な日々が続いているので今作も久しぶりというような感覚はない。ICONでもなくエイジアでもなくソロ作としてどうなのか、個人的に心配の種はビリーシャーウッドがプロデュースということ。

① Lost for Words

スタートはヘヴィかつ疾走感のあるハードロック的な曲。曲調に合わせたのだろうスティーブモーズのゲストギターソロ。それ自体は曲に合っている。先生は元気いっぱいに歌うがメロディが冴えない。ビリー自らのドラミングが、そつはないがオカズの入れ方が耳につく。繰り返し聴く気が起きない・・・・。

② Raised in Captivity

多分90年エイジアを離脱した後のソロ、ヴォイスメールに向けた曲作り中に作られた曲。当時からタイミングがあれば発表したかったんだろう。アルバムタイトルにもなったくらいだから。尊師ロバートフリップが作曲者にクレジットされているが演奏はしていない模様。これも先生が声を張り上げて勇ましく歌うハードな曲。いかん、ここでもビリーのドラムのオカズの入れ方が耳についてしまう・・・。ヴォイスメールに収録されなかったことが分かる。そういうこと。

③ Goodbye Elsinore

なんかビートルズにこんな曲があったかも知れないようなホンワカしたボーカルとアコギによる始まりからエレクトリックに展開し大陸的なアメリカンな曲に。メロディは悪くない。スティーブハケットがゲスト参加とのことだがあまり存在は感じない。

④ The Last Night of My Life

いかにもビリーが作りそうな半端にポップな曲。悪くないんだがビリー臭が強い。後半のゆらゆらしたギターソロみたいな展開はそもそも必要なのか? 先生が歌っている先生のソロアルバムだから聴く気になるが先生の声じゃなければ聴かないだろう。

⑤ We Stay Together (Bonus Track)

5曲目でボーナストラック扱いの曲が入る。これが結構良かったりする。何か過去にもこんな感じ聴いたことあるような先生らしいメロディ。曲としてはまぁ大味な感はあるが先生らしいメロディが感じられるのが嬉しい。前曲までビリー臭が強かったから。

⑥ The Human Condition

なんやこのブルージーな曲、自分が先生に求めているものでは無いのでほとんどスルー。これこそマニア向けボートラでも良いのではって感じ。ゲストでトニーケイが参加してるようだが、何しろこのブログでも過去に生ける屍とまで暴言を吐いてしまってるくらいなので特に聴く気なし。

⑦ Steffi's Ring

これまた異色の曲。なんか南米の土着のメロディみたいな。ゲスト参加ジェフダウンズが見事なまでに曲にあったソロを披露している。

⑧ The Devil and the Opera House

ここにきてようやく先生らしい優しくメロディアスな曲が登場。ちょっと安心。エディジョブソンがバイオリンでゲスト参加、うねうねとバイオリンを鳴らしている。悪くない。ただ良い曲だがずーーっと同じサビのメロディが繰り返されるのがクドい。ちょっとブリッジでもいっちょ違うメロディ展開を入れていればもっと良かったかもしれない。

⑨ New Star Rising

もうカリフォルニアの風が吹きまくっててアメリカンそのもの。明るくノリノリ。そういう意味では先生にしてはこれも異色な曲と言える。ビリーの影響が強い。でもこういう影響なら良い。

⑩ Don't Misunderstand Me

暖かく包み込むようなファンタジックな優しいメロディのバラード。アレンジに雄大さがあればもっと良かったが純粋にメロディを楽しみたい。

⑪ Mighty Rivers

これ単体として聴けばもう超名曲と言えるし、先行して無料ダウンロードして聴きまくってたのでその印象は今も変わらないんだが・・・、ここまでのアルバム全体の流れから明らかに浮いてしまっている。ICONに入っていれば良かったのに。でもやっぱり名曲。そしてクレジットを見ると先生作でもビリー作でもありませんでした(笑)。。。みたいな。

以上、全曲レビューするにはあまり気が乗らなかったけど頑張ったで。事前から心配していたビリーシャーウッドプロデュース、心配は半分的中。曲はヴァラエティに富んでいて先生もある意味やりたい放題。エイジアのガス抜きと思えばもう少し気持ち良く聴ける。大体エイジア的な感じを期待してるオレが悪いのであってこれはこれでアリなんだろう。エイジアやICONが存在してなくてコレなら不満タラタラになるところだったけど、また来年にはエイジアデビュー30周年記念新作やツアーもあるだろうから、オメガのように、そっちでたっぷり素晴らしいメロディを聴かせてもらえるに違いない。このソロはそういう期待を持たせる意味で個人的にアリとしよう。(でもヘヴィローテーションにはならんけど・・・)

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