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2013年10月27日 (日)

KING CRIMSON "THE ROAD TO RED"(レッド - 40th アニバーサリーボックス~ザ・ロード・トゥ・レッド 日本アセンブルパッケージ)レビュー②:ライブ(マルチトラックレコーディング)編

拙ブログに沢山のアクセスを頂いているようでちょっとビックリしていると同時に変なプレッシャーを感じています(笑)。くれぐれもご理解頂きたいのは私はプロの音楽評論家でも文筆家でも無いので書いてみようと思ったことしか書きませんので、このロードトゥレッドも全ディスク全曲レビューとか、そこまでは出来ません。一介のビジネスマンであり、数週間後にはジョンウェットン大先生ご自身も一度ツイッターで宣伝してくれたジョンウェットンファンの集い~セッション・ライブ&パーティ(JOHN WETTON SESSION 2013、略してJWS2013)のヴォーカルと初心者ベーシストデビューが控えていて練習しなきゃいけないのでブログ記事UPで時間を喰ってる場合じゃないのでよろしくお願い致します。

今回はCD21枚のうち20枚を占める膨大な74年アメリカツアーのライブ音源の中からプロの手で正規にライブレコーディングされたと思われる所謂マルチトラックテープ音源分について簡単に、簡単に!、簡単に!!、自分なりの切り口で取り上げてみる。

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該当するのは以下の9CD分。

DISC 2&3 : Stanley Theatre, Pittsburgh, PA April 29, 1974
DISC 11&12 : Massey Hall, Toronto, Ontario June 24, 1974
DISC 15 : Casino Arena, Asbury Park, NJ June 28, 1974
DISC 16 : Casino Arena, Asbury Park, NJ June 28, 1974
DISC 17 : Penn State University, University Park, PA June 29, 1974
DISC 18&19 : Palace Theatre, Providence, RI June 30, 1974

DISC15と16の6/28Asbury Park分は同じ音源を別のエンジニアがミックスしているので2種類ある。

以上については購入と同時に大急ぎでiPhoneに放り込んで、行き帰りの通勤時、ウォーキング時、ウォーキング後のタリーズで宇治抹茶ラテを飲みながらのくつろぎ時etc、あらゆる時間を使ってある程度は拝聴したつもり。聴いた感想については私の場合どうしても比較対象がここ数年聴き続けてきたDGMからのダウンロードによる6/28Asbury Park音源になるのと、私はキングクリムゾンからではなくエイジア、ジョンウェットン大先生から入ったファンなので先生のベースがどのように聴こえるか、という角度から簡単に、簡単に!、いきます。

DISC 2&3 : Stanley Theatre, Pittsburgh, PA April 29, 1974

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ピッツバーグ音源。先生のベースはドゥンドゥン鳴り響いているがちょっと控えめなミックス。戦慄パート2ではブルーフォードが拍子をずらして変化をつけている。いや遊んでみてるだけか。ラジオ放送された音源だからというのは関係ないかも知れないが大変気持ちよく聴きやすい音質で、何よりもこのアメリカツアー前半は戦慄パート2で始まるのではなく、上掲の通りグレートディシーバーで始まり、ドクターダイアモンドも演奏されているという点でセットリスト的に美味しい。74年の演奏曲目大半を一回で聴きたければ、この日の音源がベストだろう。

DISC 11&12 : Massey Hall, Toronto, Ontario June 24, 1974

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トロント音源。今回取り上げた5公演のうち音質というかミックスの仕方が個人的には一番面白くない。先生のベースの響きもかなり控えめなミックスで、実際の会場ではもっとバリバリ、ブリブリ鳴っていたんだろ?ってイライラ感が募る。綺麗に仕上げたミックスとも言えるが私には平坦すぎる。内容はこの時期のクリムゾンで良くないワケはないだろうが、ミックス次第で覇気がないように聴こえてしまうのがもったいない。

DISC 15 : Casino Arena, Asbury Park, NJ June 28, 1974
DISC 16 : Casino Arena, Asbury Park, NJ June 28, 1974

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さて、2種類のミックスがあるクリムゾン史上最高の演奏が収められたアズベリーパーク音源。私の感想はすべてこのDISC16との比較になっている。それに対してのDISC15であるが、DISC16に比べるとバランスよく綺麗にまとめられたミックス。先生のベースもブンブン聴こえるが自分の好みからすると音質的にはまぁ平均点か。
そしてDISC16、この音質で聴きなれてきたからってのもあるがミックスが全体的にラウドで各楽器の輪郭を凄く強調した音質。先生のベースがまさにガンガン前に出てきてブリブリ鳴り響いてるし、尊師のギターも太く迫力ある音質に仕上げられている。ドラムの存在感も凄い。聴く人の好みの問題ではあるがこの時期のクリムゾンサウンドに対して、音の塊がこちらへぶつけられてくるような感覚に魅力を見出すリスナーならばこのDISC16は、最高の音源と位置付けることが出来るだろう。今回他の音源と比べても個人的には評価は全く変わらず、ダントツで最高の音源です。

DISC 17 : Penn State University, University Park, PA June 29, 1974

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ペンステート音源。今回取り上げた5公演の中ではアズベリーパーク音源のDISC16の次にお気に入り。先生のベースもドゥンドゥン鳴り響き、ミックス全体も綺麗にまとめようとした感が無く粗めで全体がうるさく鳴り響いているように感じる。この時期のクリムゾンのライブを聴くにはこれくらいの、綺麗過ぎない音作りの方が迫力を感じてカッコいい。

DISC 18&19 : Palace Theatre, Providence, RI June 30, 1974

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プロヴィデンス音源。90年代にクリムゾンファンに大歓喜をもって迎えられた4CDライブボックス "THE GREAT DECEIVER LIVE '73~'74" でもフル収録されたし、ライブアルバム "USA" でもアンコールの '21st Century Schizoid Man' がなぜかアズベリーパークの同曲を押しのけて収録され、インプロヴィゼーション部分はそのまま 'Providence' として "RED" に収録された、その意味では重要な日の音源でありそしてラストライブ前日でもある。音質的にはこれも綺麗にバランスの良いミックスとなっている。端整なライブアルバムを聴きたいならこの音源かDISC15の方のアズベリーパークだろう。私の好みとは違うけど(笑)。

以上、かつてはクリムゾンのライブといえばほんの一部のラジオ音源以外はオーディエンス録音の怪しげなブートを血まなこになって追い続けたマニアからすれば夢のような、以上の5公演のマルチトラックレコーディングされたライブ音源は文化遺産ともいえる聖なる音源である。それに好き嫌いをつけて評価するなどそもそもおこがましいのではあるが、こちらも3万円の出費で購入させて頂いたからにはちょっとくらい言いたい放題でもよいでしょう。

もうこの数日間、ロードトゥレッドばかり聴いていたので少し休ましてもらおう。今日みたいな台風一過の爽やかな天気の日にこのライブ音源は似合わない。あとでREOスピードワゴンの「涙のフィーリング」でも聴いて脳内をリセットしなければ。それからベースの練習、頑張らないとJWS2013に間に合わない。

ロードトゥレッドのレビューについては、あと残りのサウンドボード落としカセット音源やオーディエンス音源、そしてレッド2013ミックスがあるのでもう一回だけパート3として取り上げるかも知れないけど、今の時点でお腹一杯なのでいつになるか分かりません、悪しからず(笑)。

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