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2014年1月26日 (日)

WORLD TRADE (リマスターSHM-CD 紙ジャケ)

なんと珍しく本日2本目の記事UP。数日前から脇腹から背中あたりの右半身だけが痒いなぁと思っていたらだんだんピリピリ、ヒリヒリ、ジンジンと痛みを感じ始めて夜もなかなか寝付けないし仕事中も不快で気になるという面倒なことになってきた。昨日土曜に近くの皮膚科の医者に行ったら帯状疱疹でしょうとの事。昨年ジャイアンツの阿部選手が終盤に発症して少し試合を欠場した時の病気と同じヤツ。薬をもらい後は家でおとなしく休養するようにという事でせっかくの週末ずーーっと家にいるが、ジッとしてても痛みが気になるだけなので家に居つつも何かに没頭した方が気がまぎれる。そういう訳で2週間サボったブログ記事を書きまくろうと。

昨年秋ごろからの各種リリースラッシュによる大散財ですっかり金欠になり、放心状態になっていた年末にリリースされていたワールドトレイドのリマスター紙ジャケCD。なんと私としたことがこのリリース自体に気付いていなかった。

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某マイミクTさんがSTONE FURY(ストーンフューリー)のリマスター紙ジャケを買ったよコレ良かったよーーみたいな事を年末ごろにおっしゃってて、聞いたことあるバンド名だなぁ、誰のバンドだっけなぁとか思ってて、私のアンテナにうっすらと引っかかったからにはプログレ界隈だったかなぁ、とか思いつつ思い出せなかった。レニーウルフがKINGDOM COME(キングダムカム)の前にやってたバンドだよと言われて、あぁそういえばそうだった、あったなぁキングダムカム、あからさまにLED ZEPPELINっぽいリフとロバートプラントっぽいボーカルで、'88年頃のあの当時にZEPPELINやブルージィなハードロックのリバイバルブームが起こったことが脳裏によみがえってきた。88年ごろって自分は学生でまだ上京する前、京都のCDショップ某J屋ポルタ店でバイトしてた頃。キングダムカムはCDは買わなかったが店にレコード会社から届いていたサンプル盤のカセットテープがあって誰も要らなさそうだから自分が頂いて帰ってよく聴いていた。あからさまにZEPの物真似しやがってデタラメな奴らだと思いつつ案外愛聴していた。ちなみにそのサンプルカセットはもう手元には無い。多分捨てた。その後、その手のサウンドを甦らせた実力派バンドが次々結成されて、ジョンサイクスのBLUE MURDER、ジェイク・E・リーのBADLANDS、ポールギルバートやビリーシーンのMR.BIGはちゃんとCD買って聴きまくったな。

話が逸れたが、それでそのストーンフューリーがキングダムカムをやる前のレニーウルフとブルースゴウディがやっていたバンドだったことを思い出した時点で、頭の中で話が繋がった。私がストーンフューリーの名前を聞いてなんで、プログレ界隈だったかなぁ、って思ったかが。ブルースゴウディって言ったらビリーシャーウッドとワールドトレイドをやっていたんだ、89年にYESからジョンアンダーソンが抜けてABWHを始め、トレヴァーラビンもソロアルバムを出してたときに、残されたLAの90125YESがワールドトレイドのビリーシャーウッドとブルースゴウディを加えてバンド存続を図っているってニュースがあの当時あった。それで、プログレ界隈でしたっけ?とかほざいたワケだ。

話を本題に戻す。で、ストーンフューリーが紙ジャケCDで出るくらいならもしかしてワールドトレイドのデビュー作も出たりしないかなと調べたら案の定同じタイミングで出てるじゃないの。ソッコーでポチって購入。発売された89年のあの当時、BURRNのレビューでも確か89点とか結構評価が高くてビッグジェネレーターのYESに似てるみたいな事が書いてあった。京都のCDショップ某J屋ポルタ店でバイトしながら店長さんから、「西野君これエエんちゃうか?」とか言われて、確かに興味は持ったし88年のYESビッグジェネレーターツアー来日公演も大阪府立まで観に行ったりしてたが、その反面YESについてはそのころ後追いで70年代プログレ大作時代に興味が移行していたからビッグジェネレーターのYESに似てると言われてもなぁ・・って感じで結局パスした。結局ブルースゴウディはYESの正式メンバーには採用されずビリーシャーウッドも随分後になってからやっとメンバー採用されたが、そのころになって急にこのワールドトレイドの89年デビュー作が気になり、CDを探したが当然廃盤で中古で探しても全く見つからず。その後10年くらい中古屋に寄ってはこのCDを探したが未入手のままもうすっかり諦めていた。諦めてほとんど忘れていたから今回の紙ジャケCDリリースも気付かなかったんだろう。

今ではビリーシャーウッドと言えば「あの」サウンド、「あの」メロディ、「あの」ってなんなんだって言うと、もっさりしたサウンド、それなりにメロディアスだけれども決して胸にはグッと入ってこないイマイチ突き抜けきらないメロディ、そうしたことを総称して「ビリー臭」と呼んでいて、我々の中で評価が決して高くはない。不幸なことに我らがジョンウェットン大先生のソロ作 RAISED IN CAPTIVITY もプロデュースしてくれたおかげで「ビリー臭」にまみれた厳しい作品になってしまった。 ギター、ベース、キーボード、ドラム、スタジオでのエンジニアとして、マルチな才能を誇るが残念なことに器用貧乏なのだ。

さて、このワールドトレイドのデビュー作の内容について全体を聴くのは実は今回が初めてだったりするんだが、まず一曲目、出ましたミディアムテンポで突き抜けきらないメロディ、「ビリー臭」だ(笑)。だが全体を聴き進めるとサウンド、アレンジに少し抜けの良さが感じられる。サウンドがもっさりしていない。これはやっぱり本作をプロデュースしたキースオルセンのおかげだろう。89年当時に言われたビッグジェネレーターのYESに似ているって言うのも頷けるなかなかの好作品だと思う。個人的な好みから言うとビリーシャーウッドはこの作品からYESの歴史に絡み始めた90年代中ごろまでが良かった気がする。この時期にクリススクワイアと作曲した作品群は一部がジョンアンダーソンやトレバーラビンのヴォーカルをオーバーダブしてYESのUNIONや4CDベストのYESYEARSにも採用されたし更にOPEN YOUR EYESにも流用された。それらの楽曲の原曲が聴けるのはクリス&ビリーのCONSPIRACYの1st。

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これには後にジョンアンダーソンがヴォーカルを被せてUNIONに収録されたThe More We Live、トレヴァーラビンがヴォーカルを被せてYESYEARSに収録されたLove Conquers Allの原曲が収録されている。さらになぜかクレジットされていない隠しトラック扱いで後にOPEN YOUR EYESのタイトル曲となったWish We Knew、同じくOPEN YOUR EYESに収録されたMan In The Moon、そして後にワールドトレイドの2ndに再録されたSay Goodbyeのオリジナル録音も収録。Say Goodbyeのオリジナル録音はずっと前にUNIONの最終ミックス前の状態の音源がブートCDで出ていてそこに収録されていたから、もしかしたらUNION収録曲の候補だったのかも知れない。

私の中でビリーシャーウッドのベストワークは、実はこのオリジナル録音のSay Goodbyeなのである。

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