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2014年2月23日 (日)

U.K. 'Nothing To Lose' & 'Rendezvous 6:02' オランダ盤7インチEP

エディジョブソンのファンクラブ zealots lounge でUK及びエディジョブソンソロの昨年11月の来日公演ライブ盤やアーカイブの怒涛のリリースが予告され、嬉しいような懐具合が心配なような・・・いや嬉しいのだやっぱり。制作資金を提供されたであろう太っ腹の国内レーベル、ワードレコーズさんに感謝しながら大散財計画に余念がない今日この頃、そういえばブログにUPしたかしてないか記憶が定かでないUKのシングル盤があった。自分のブログを読み直してみたけどUPして無いようだったので今回UPしておく。

今回はUKのオランダ盤シングル2枚。Nothing To LoseとRendezvous 6:02をだいぶ前にそれぞれ別の機会に入手していたもの。

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愛想が無いというかなんというか、DANGER MONEYの裏ジャケをそのまま流用したような色違いジャケ。ゴールドとシルバーで、揃えるとなかなか気分がイイ。

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シルバージャケのNothing To Loseは某海外オークションで入手したかな。B面はIn The Dead Of Night。

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Rendezvous 6:02はかなり前に西新宿の中古レコード店で入手したもの。寂しいことにそのお店は1~2年前に閉店してしまった。西新宿に中古レコードを捜索する楽しみがどんどん無くなってきて寂しくなったな。こちらもB面はIn The Dead Of Night。

例によってこのレコードを聴く機械がないがそんなことはどうでもいい。持っていることが大事なのである。

さて、エディジョブソンやUKのアーカイブのリリースに手を挙げてくれるレーベルが我が国にあることは大変に有難いことである。エディが予告した各種リリース予定についてもいずれ追って詳細な内容が発表されるだろうから楽しみに待ちたいし、ここは大いに盛り上げて更なるアーカイブをエディがリリースする気になってくれるよう騒いでいきますよぉー。あ、もちろんアーカイブばかりじゃなく、中途になってるUKZ含めエディの新しい活動にもやる気になってくれるよう騒ぎますでぇー。

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2014年2月16日 (日)

JOHN WETTON / GEOFFREY DOWNES ' I Would Die For You '

今のタイミングでこの曲にスポットライトが当たるとは思わなかった。かつてエイジアのファンが、なんだそれは? と血眼になって探したWETTON/DOWNESコンビによる公式未発表曲 'I Would Die For You' 。これがエイジアの2014年新作 "GRAVITAS" に収録される。

ではその歴史を少し振り返ってみましょうか。既に先生自身も公式HPで明かしているがこの曲は1987年に先生とダウンズで作っていた曲。85年アストラ以降、エイジアとしての活動が立ち行かなくなる中で明確にリリース予定も無いままとにかく二人で作曲作業を続けた頃に作られた曲である。はじめてこの曲の存在が明らかになったのは90年代後半ごろだったか、ちょっと懐かし過ぎて忘れたけど何かの雑誌の付録だったかなんかでプロモオンリーコンピレーションCDに収録されたからマニアは驚いたわけである。そのCDはコレ。

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自分なんかは最初はこのプロモCD自体はどこで手に入れたらいいかもわからず、何かのブートに収録された'I Would Die For You' を聴いてようやくとにかく聴きたいという思いを遂げた。上記プロモCD自体は後に某海外オークションで手に入れた。このプロモCDの時点でWETTON/DOWNESによる何らかの未発表曲集が企画されていたのかも知れないがすぐには実現しなかったようで、後にようやく出たのがコレ。

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最初はプラケで権利関係もよく分からなくて廃盤になった記憶があるがさらに遅れて上記紙ジャケで国内再発された。プラケの方は中古屋に売ってしまった。当時はオリジナルエイジア再結成どころかWETTON/DOWNESコンビの復活もあり得ないだろうと思っていた時代だったのでこのCDは宝物のように聴いたなぁ。Kari-Anneの更に原曲のOh! CarolannとかJust As Longとかは今でもお気に入り。このCDではその2曲を一番聴いている。

さて、'I Would Die For You' がエイジアヴァージョンとして甦るにあたってはどのようなアレンジが施されているか、カールパーマーやサムコールソン(クールソンじゃなくてコールソンと読むことになっているようです)がどのように演奏で絡んでいるか興味は尽きないがサンプル聴く限りはほとんど原曲のママかなもしかして。原曲時点でも完成度高いので多分誰が聴いてもそんなに不満は感じないだろう。その辺はまたGRAVITAS発売時にみっちり全曲レビューで触れさせてもらいます。

ちなみに話が逸れるけど上記プロモCD、WETTONとDOWNES絡みの曲がコンピレーション状態で収録されているが、その最初の2曲 'Boys From Diamond City' 'The Higher You Climb' はなかなかの良曲だと思うんだがイタイことにジョンペインのヴォーカルによるいわゆるペイジアヴァージョン。この2曲については下記CDに収録されたマックスベーコンヴァージョンの方が遥かに高揚感があって好きだったりする。これも権利関係が怪しかったのか、JOHN YOUNGがクレーム付けたとか、どこかで読んだ記憶があるがそんなことで当然廃盤。後に随分苦労してオークションで手に入れた。

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この2曲ってジョンウェットンヴォーカルヴァージョンは無いんだろうかと妄想したことがあるけど、やっぱり無いのかなぁ・・・。

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2014年2月11日 (火)

YES "LIVE HEMEL HEMPSTEAD PAVILLION OCTOBER 3RD 1971" DVD

購入したっきり未開封シリーズです。1ヶ月くらい前に購入していたイエスの輸入盤DVD。いわゆる英国BBC SOUNDING OUT 映像。10年くらい前からブートで散々出回ったし数年前にはBBCが再放送でもしたのか以前のブートとは比べ物にならない高画質な映像もネットやブート商品で出回った。果たして今回の商品はオフィシャル盤と言えるのかどうか、バンド側公認なのかはいかにも怪しげ。いやむしろイエス公式サイトでも全く宣伝していないから非公認なんだろう。

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約23分収録と言うのも今まで出回ったブート映像と同じ。それでも買ってしまうのはやはり他では観れないイエス最強ラインナップ時代の映像だから。ジョンアンダーソン、ビルブルーフォード、クリススクワイア、スティーブハウ、リックウェイクマンという1971年後半から1972年夏までの約1年しか揃わなかったラインナップで、FRAGILE、CLOSE TO THE EDGEを生み出した全盛期時代のライブ音源、映像は公式ではYESSONGSの一部音源でしか存在しないだけについつい食い付いてしまうのはイエスファンとしては致し方ないところ。

画質は今まで出たブートの最高画質と同等くらいかも。1971年の映像だと思えば公式盤として気持ち的には受け入れ可能(笑)。また開封して初めて分かったが、中にブックレットが入っていたがこのブックレットは1971年のFRAGILEツアー時の公式パンフレットをミニチュア化しているものだった。

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ある意味貴重で丁寧な仕事ぶり。ちなみにこういうの、西新宿のブートで良くあるけど。パンフとかチラシをミニチュア再現って。

それにしても、見慣れた映像とはいえやはりこの5人でのライブ映像は思わず見入ってしまう。全曲ブツ切れなので一曲たりとも完全に通しでの映像になっていないのが惜しいが。ドラムがアランホワイトではなくビルであるだけで非常に構築感のある端整な演奏に聴こえるのはさすが。ライブ映像→メンバーインタビュー・・・の繰り返しで、それならライブ映像それ自体がBBCの倉庫にでも残ってるんじゃないの? それをバンドサイドで交渉でもして出してくれよっていうのは全てのイエスファンが声を大にして言いたいところ。YESSONGSのライブアルバムにしてもそう。2曲でこの最強ラインナップの音源が採用されているから、だったらそのマスター音源が完全収録であるだろうって思うんだが、ライブアーカイブのTHE WORD IS LIVEにも収録されなかったのはどういう事だろう。このBBC映像では欠片すらも無いが実際の当日のライブではストラヴィンスキーの火の鳥からいきなりラウンドアバウトで始まっていたであろう。ブートやネットで入手できる当時のライブ音源ではそういう始まり方だから。

イエスについては今も堂々現役バンドとして前作FLY FROM HEREはビルボードTOP40チャートに入っただけに、経済的にも潤っているであろう今こそ、こういった映像を表に出すチャンスじゃないかなと思うけどな。

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2014年2月 9日 (日)

JON ANDERSON "OLIAS OF SUNHILLOW" SACD HYBRID(Audio Fidelity盤)

相変わらず購入したっきり未開封ってCDが残っていて、挙句には購入していたこと自体を忘れていたりする場合があるから困る。テーブルの上に林立していたCDタワーを数か月前に整理して全部ちゃんとCDラックに収めたのにいつの間にかまたCDタワーが建ち始めている。昨日からの大雪でこの土日に予定していたプライベートの所用3件が全てキャンセルになって一躍ヒマになったので、さてどうしようかとテーブルに建つCDタワーを眺めて、そういやジョンアンダーソンの「サンヒローのオリアス」Audio Fidelity盤SACDを買っていたなと気付いた。今週のブログはこれ行こう。

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最近発売されたばっかりで当初アマゾンで予約していたが値段がDUの方が安かったのでさっさとアマゾンキャンセルしてDUで購入。一応限定番号付。

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2年ほど前に国内盤でCD再発された紙ジャケがあったが2011最新マスターとかいうよく分からない表記で、それってリマスターなのかなんなのか分からなかったが今回は信頼のブランドAudio Fidelity盤の最新リマスターSACDという事でちょっと期待しながら聴いてみた。

この作品自体は初めて聴いたのは90年代に国内で初めてCD化された時だったが、その時の印象は、あぁ、なるほどYESの幻想性とか思想面を担っているジョンアンダーソンらしい作品だなぁという印象だった。ライナーに、同時期のメンバー5人のソロアルバムの中で最もイエスっぽいとか書かれていたので、そうなんだと思い込んでいた。でも今回ほんとに久しぶりに本作を聴いてみて、また違う印象を感じた。

これはジョン本人も言ってるとおり、特に演奏技術も優れていないジョンがイエスミュージックには囚われずに精一杯やりたいことをやってみたという、ジョンアンダーソンにとっての実験音楽なんだと思う。当時交流を始めていたヴァンゲリスからのインスパイアを受けながら(但しヴァンゲリスは本作品の制作には一切かかわっていないそう)、結果として後のジョン&ヴァンゲリスへ連なる原点というような、ある意味混沌とした音楽。イエスではないしイエスっぽくも感じない。あくまでもジョン&ヴァンゲリスとなっていく前の、ジョンアンダーソンの頭の中にあるものを表現してみた原初形態かな。1976年の発売当時は、まさにイエスの全盛期だったわけだからレコード会社も評論家もイエスのリーダー、ジョンアンダーソンのソロアルバムという事でイエスと絡めて売りたいだろうし評論もその方向性になるのも無理はない。だからメンバー5人のソロアルバムの中で一番イエスっぽい、となったんだろう。いま冷静になって聴くと決してそうではないというのが自分の印象である。この後にジョン&ヴァンゲリスとして実際にコラボして作り上げていった作品群はヴァンゲリスによる作曲のせいもあってか、本作の混沌からどんどん整理、洗練され始めてやがてジョンのやりたい音楽が完成したんだと思う。それはジョン&ヴァンゲリス3作目のプライベートコレクションに結実したと思うし、更に分かりやすくしたのはページオブライフであったと。そういう聴き方をすると結構自分の中では得心がいく。

ところで最新リマスターSACDという事で音質だが、例によってウチは大したオーディオ装置でもないし自分の耳もアホなので、2011年国内盤と軽く聴き比べてみても正直違いがはっきりとは分からなかった。なんとなく今回のリマスターの方が音がすっきり整理されてる感じはするんだがそれも気のせいかもしれない。

ってかこのAudio Fidelity盤ってパッと聴いた感じだけでは分かりにくいんだな、過去作との違いが。音圧も低いし。限定生産なのでファンは購入必須ではあるんだけどね。

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2014年2月 2日 (日)

TRANSATLANTIC "KALEIDOSCOPE"(カレイドスコープ~万華鏡幻想 2CD+DVD) 

どうやら帯状疱疹も治ったみたいで仕事以外は体を休めることに専念するためにしばらく控えていたウォーキングをしてみたらシンドイのなんの。ほうほうのていで帰ってきた。途中でたった一駅分なのに電車乗って帰ってきたろかと思ったわ。齢を重ねていくとなんでも継続が大事なのが分かる。

さてこの一週間くらいでまたちょこちょこCDを買ったんだが予想外にハマったのが今回取り上げるトランスアトランティック4作目の新作カレイドスコープ。

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一応過去3作はきちんとリアルタイムで買っていたし特に1枚目2枚目はかなり好きだった。大変に良質でメロディのしっかりしたプログレを展開してくれていて、そのサウンドは私の好みからすればプログレとして理想に近いものであった。ただ、気に入ってるが凄く入れ込んだわけでは無かった。なぜかというと、どうしても頭の中でこれは各メンバーそれぞれが本拠地となるバンドがあってトランスアトランティックはあくまでもメンバーそれぞれにとってのサイドプロジェクトでしかないという意識があったから。ライブはやっていたけど来日はしていないし。もう何十年も前から実力あるプログレバンドにとって我が国日本は重要なマーケットであるはずだし、そうであるにも関わらず国内盤の発売が無い、もしくはだいぶ遅れて国内配給、そして来日公演もしないという事は、要はメンバーにとってもこのバンドで世界中を周る必要を感じないまさにサイドプロジェクトだったのである。

そういう意味では今回は半分くらいは位置付けが前向きになったかも知れない。マイクポートノイはドリームシアターを脱退していて本拠地と言える所属バンドが無い状態だし、ニールモーズも随分前にスポックスビアードを脱退して更には一時期引退状態だったし。考えようによっては今現在はこの二人にとってはトランスアトランティックが最も注力するバンドになっているから。そんなふうに彼らの抱える環境が多少なりともこれまでとは変わっていることもあって、こちらの向き合い方も若干本気度が増してくる。そして実際にこの新作カレイドスコープを聴いてみたら、その感覚と言うか予感は実感となってしまった。そんなわけで超気に入った時しかやらない全曲レビューを敢行します。

1. INTO THE BLUE
  ⅰ. Overture
  ⅱ. The Dreamer And The Healer
  ⅲ. A New Biginning
  ⅳ. Written In Your Heart
  ⅴ. The Dreamer And The Healer (Reprise)

いきなり25分超えの5部構成の大作。つかみのイントロはメロディアスでありこれまでのトランスアトランティックのイメージを踏襲しているが途中からしつこく展開される重めのリフはまるでヌーヴォメタル期のキングクリムゾンのよう。こんな感じの曲無かったっけ? Level Fiveだったかな? まぁいい、少なくともこれまでのトランスアトランティックではあまり無かった、あるいは強調されなかった曲調が展開される。ここで聴くのをやめて今作の印象をこんなものとして感じ終えてしまうと勿体ない。ちゃんと途中からメロディアスな展開に戻り最後は感動的に締める。メロディ派の私を決して裏切らない。でもしかし1曲目に関してはこのへヴィな展開が一番際立ったな。

2. SHINE

ニールモーズ自らのアコースティックギターの穏やかな響きに導かれて始まる優しさあふれる曲。フォーク調タッチという言い方はまたちょっと違うのかも知れないが少なくとも今までのトランスアトランティックのイメージを逸脱した新機軸。ただしこの流れがずっと続くのなら眠いなと思って個人的にスルー曲決定となるのだが、出色の出来なのは4分18秒くらいから始まるロイネストルトのギターソロ。素晴らしく胸に染み入るようなメロディでギターを泣かせまくる。この尋常じゃない情感を込めたギターソロでこの曲に対する評価は一変。しかもバンドはこの曲で最初のPVを制作しており、その本気度を我々リスナーは受け取らなければならない。

3. BLACK AS THE SKY

こ~れはもう、誰が聴いても気に入るだろう、トランスアトランティックに期待するサウンド、メロディが凝縮された逸品。これを20分とか30分に展開するのではなく6分43秒と言う彼らにしては短い時間に凝縮して見せたところがこれまた新機軸と言える。分かりやすいメロディとリズム、そしてワクワクするような躍動感を併せ持ったこの曲は、かといって細かいところではトリッキーな演奏をさりげなく挿入していてタダの甘ったるいポップでは終わらせない。この路線は今後も続けるのアリだと思う。お見事。

4. BEYOND THE SUN

天上から静かに光が差し込むかのような優しい曲。これだけ単品で聴くものではない。この曲は次の30分超えの最終曲KALEIDOSCOPEの序章と言う位置付けで聴けば、なお聴き応えがあるだろう。

5. KALEIDOSCOPE
  ⅰ. Overture
  ⅱ. Ride The Lightning
  ⅲ. Black Gold
  ⅳ. Walking The Road
  ⅴ. Desolation Days
  ⅵ. Lemon Looking Glass
  ⅶ. Ride The Lightning (Reprise)

最後は30分超え7部構成の大作。トランスアトランティックらしさと言うものを十二分に表現したトランスアトランティックらしい曲。聴きやすいメロディ、気持ちよく変化していくリズム、感動的な盛り上がりと、その全てが無理なくスムーズに展開されるという、彼らの作曲アレンジ能力が遺憾なく発揮されている。30分の長さをダレさせずにとにかく気持ちイイ。第2部のRide The Lightningの素晴らしさは繰り返し聴きたくなるし、またそれが第7部で再び登場して少しの哀メロを伴った感動をこれでもかとリフレインしてくれる。感動するこちらが泣き出すまで止めないぞと言わんばかりの繰り返しが嬉しい。いろんな音楽を聴いていてよくあるのが、凄く心に引っ掛かるメロディや展開があるんだがそれがすぐ終わってしまって、うーーん、もうちょっと続けてくれたら良かったのにって思う事があるんだが、このRide The Lightning最後のインスト部はそれを延々続けてくれるから非常に満足度が高い。満足度の高い状態で作品が終わるからそりゃもう名作だと言ってしまいたくなるってもんである。

以上、本編はみっちりCD収録時間一杯の75分以上で大満足。今までの過去3作だと1stが一番よく聴いたし2ndも同傾向だったが3rdの78分で1曲は敷居が高くて実はあまり聴かなかった。でも聴きなおさないとな。なんていうか今作はバンドの本気度を感じる。特にマイクポートノイには間違っても、何とかドリームシアターに戻りたいとかそういうことは思わなくていいからトランスアトランティックを自らの足場として頑張ってほしい。ドカドカうるさいツーバスがないプログレの本作での彼のドラミングは大変に心地よかった。

過去作は、

トランスアトランティック「が」プログレを演りました

だったけど、今作は、

トランスアトランティック「の」プログレを演りました

って感じ。これがトランスアトランティック自体の音楽だと胸張れる内容だし聴き手もそう受け止めてOKだろう。

これで終わりなんだけど全8曲のカヴァー曲を演奏したボーナスCDもなかなか良かったので軽く取り上げておく。

1. And You And I (YES Cover)

イントロが原曲のスティーブハウがアコギを爪弾くあの入り方ではない。イエスの70年代のライブでの導入の仕方で、それ使うかって思わずニヤッとしてしまう。キーは下げつつも70年代イエスサウンドをお見事に再現。イエスファンの私は実はこの作品を買って最初に聴いたのはボーナスCDのこの一曲目だったりする(笑)。更にいうならニールモーズ在籍時のスポックスビアードのSNOW限定盤で最初に聴いたのはやはりボーナスCDのイエスカヴァー、South Side Of The Sky だったりする。どうなのそれって(笑)。

2. Can't Get It Out Of My Head (ELO Cover)

ELOで電車男のあの曲しかマジメに聴いたことないのでエラそうなことは言えないが、良い曲だねぇこの曲。ビートルズ的なメロディが印象的。

3. Conquistador (PROCOL HARUM Cover)

それにしてもプロコルハルムが好きなんだなぁこの人たち。それだけ。

4. Goodbye Yellow Brick Road (ELTON JOHN Cover)

エルトンジョンも自分の守備範囲外なんだが、聴けば、あぁ聴いたことあるなぁっていう、多分名曲なんだねエルトンジョンの。この曲聴くのクセになりそう。良い曲だ。

5. Tin Soldier (SMALL FACES Cover)

完全に守備範囲外。ゴメンナサイ・・・。

6. Sylvia (FOCUS Cover)

フォーカスってテクニカルなのと、ヒョーロロロロロロみたいな曲の印象しかないんだけどこんなメロディアスな曲があったんだ。こんど原曲聴いてみるか。

7. Indiscipline (KING CRIMSON Cover)

誰の趣味でこの曲を選んだのか(笑)。他にあるだろうって(笑)。マイクポートノイは語るようなヴォーカルが好きなのか?

8. Night In The White Satin (THE MOODY BLUES Cover)

サテンの夜を聴くと、もうこれしか思い浮かばない、ジョンウェットン大先生のソロアルバム "ROCK OF FAITH" 収録のNew Day。しょうがないでしょジョンウェットンの大ファンなんだから。

以上、ボーナスCDも公式盤品質で楽しめます。最後にボーナスDVDにも触れておくと、メイキングドキュメンタリー、長い、長いとにかく。80分超えで字幕無いから長いのなんの。字幕あると嬉しかったなぁ。折角日本盤なんだから。それが今回の国内盤では残念。

さて、メンバーがトランスアトランティックに本気であるならば初来日があってもいいのでは? 期待してまっせぇーー。

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