« 【全曲レビュー】エイジア「グラヴィタス~荘厳なる刻(とき)」(ASIA "GRAVITAS") CD+DVD 直筆サイン入りスリーブケース入り100セット限定盤 | トップページ | 週刊プロレス No.1734(2014.4.23)号 »

2014年3月30日 (日)

大滝詠一「EACH TIME 30th Anniversary Edition」

大滝詠一のEACH TIMEの30周年記念盤を購入。これは発売当時から大好きで20周年盤も買っていたけど30周年盤も楽しみで楽しみで仕方なかった。しかしこれを改めてブログで取り上げるのにかなり躊躇した。まさかこれが追悼盤になってしまうとは思わなかったから・・・。

Img_1564

デジパックでスリップケース入りのCD2枚組。本編は20周年盤と比べて若干曲順が変えられている。再発されるごとに曲順が変えられるのは大滝詠一本人の中でもこの作品のあり方と言うか理想を探し続けていたのであろう。2枚目は純カラオケ。ボーナストラックとしてはこの純カラのみで、20周年盤に収められていたサイダーのCM曲等の3曲はここでは無し。なので20周年盤も手放せない。

Img_1565

そして結果的に追悼盤になってしまったことを実感するのは封入されたこのEACH TIMES号外。

Img_1566

これがまた泣かせる。読みながら聴くとかえって本作の魅力を純粋には楽しめないかも知れない。泣けてしまうから。

音質は20周年リマスターのシャキッとしたサウンドから、この30周年リマスターでは優しくマイルドで深みのある音質を実現しているようだ。どちらが好みかは人それぞれだと思うので、どっちがどっちという事は無い。

私がはじめて大滝詠一を聴いたのはこのEACH TIMEだった。何をやっても楽しかった高校2年~3年の頃(1983年~84年)、この頃に聴いた曲は今でも堪らなく懐かしいし、今聴いてもやっぱりイイものはイイ。前にも述べたかもしれないが高校の時にクラブ活動は放送部をやっていて昼休みに校内に流す番組を制作していたので必然的に様々な音楽を聴くようになった。それまではオフコースやチューリップしか聴いてなかったが、自分の担当番組は洋楽だったから、それまで興味もなかった洋楽を無理やり聴きはじめ、それでラジオから流れてきたエイジアのドントクライにハマってエイジア、そして産業ロック、ビルボードTOP40に入ってる曲はFMで片っ端からエアチェックして聴きまくった。そんな時に発売されて大ヒットしていたこの大滝詠一のEACH TIMEのサウンドは自分の中では、やはり同じ頃にヒットしていたアランパーソンズプロジェクトのドントアンサーミーと同じ傾向のサウンドに聴こえて(同じに聴こえたのは今でも間違っていないと思う)、洋楽に集中しかけていた自分の趣味を再度日本のポップスに戻してくれた。親からもらっていた小遣いでそんなに沢山レコードは買えないから、この作品もレンタルレコード屋さんで借りてカセットテープにダビングしてそれを聴き倒した。何とも言えない郷愁を感じさせる甘酸っぱいメロディとゴージャスなサウンドが心をとらえて離さなかった。

あれから30年たって今聴いても心をとらえるし、でも大滝詠一はもういないというその寂しさとも向き合う記念盤になってしまったのが何とも複雑・・・。しかしナイアガラ作品の30周年リマスターを開始して、無事にこのEACH TIMEまでリマスター作業を終えていたことは偶然とは言え、残してくれてありがとうと言わなければならないな。

|

« 【全曲レビュー】エイジア「グラヴィタス~荘厳なる刻(とき)」(ASIA "GRAVITAS") CD+DVD 直筆サイン入りスリーブケース入り100セット限定盤 | トップページ | 週刊プロレス No.1734(2014.4.23)号 »