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2014年4月30日 (水)

【緊急企画:JOHN PAYNEを救え!(前編)】 ASIA FEATURING JOHN PAYNE "RECOLLECTIONS A TRIBUTE TO BRITISH PROG"

突然ですが悲哀に満ちたミュージシャン、ジョンペイン宣揚の記事を書いてみます。

エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペイン(勝手に略してペイジア・・・ジョンペイン期エイジア含む)については、Seasons will Changeっていう新曲を完成してダウンロード配信という形でリリースしており、更にはその名もAMERICANAというタイトルの新作アルバムを制作中という話だった。オリジナルエイジアでさえAで始まりA終わるタイトルへのこだわりは捨てているし、ペイジアだって前作(いつの話だ?)ではサイレントネイションというタイトルでAで始まりA終わるタイトルを捨てていたはずだ。しかもエイジア名義も諦めてGPS名義で活動を開始したと思っていたが何の事は無い、エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペインという無理のある名前でAで始まりA終わるタイトルの新作準備中とはなかなかの執念である。ところがこの新作の制作が進まないのか、サポートしてくれるレーベルが無いのか、突然ジョンペインの趣味的なプログレカヴァー愁、あ、いや、カヴァー集がエイジアフィーチャリングジョンペイン名義で聞いたことも無いようなレーベルからひっそりとリリースされた。

(ジョンペインの話題を書こうとすると、「集」という漢字を出したくて「しゅう(syuu)」を漢字変換すると「愁」が最初に出てきてしまうのはどういうワケか・・・。ジョンペインの悲哀、哀愁がそうさせているとしか思えない)

Img_1581

あまりにひっそりとしたリリースで、どこにも話題になっていないところが相変わらず哀しい。パッケージはデジパック。デジパックとは言ってもなんかのサンプル盤とかファンクラブ限定リリースとかそういうアレで使われるような安っぽさがこれまた哀しい。にもかかわらず赤ビニール盤のアナログレコードだってリリースしているのである。少なくとも私の周囲ではCDは買ってもアナログ盤は完全に無視であるところが重ねて哀しい。

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実はプログレが大好きでしたと今更ながら告白愁、いや告白集(ダメだ、「集」という漢字を出したいのに「愁」が出てくる、ペインの悲哀の呪いだ・・・)とも言える今作、プログレファンなら一度くらいは聴いてみるかと注目せざるを得ない選曲で、そうでなくても口うるさいプログレファンに、のうのうと迫ってくるこの大胆さ。オリジナル新作じゃなくこういうのなら話に乗ってもいいよ、みたいなレーベル側のオファーだったとしたら益々哀しい。

とりあえず本作の内容については2~3回聴いてみたのでレビューと言うか感想を簡単に書き留めておく。収録曲は以下。

① Sirius (Originally Performed by Alan Parsons Project)
② Eye In The Sky (Originally Performed by Alan Parsons Project)
③ It Can Happen (Originally Performed by YES)
④ Court of the Crimson King (Originally Performed by King Crimson)
⑤ Highways of the Sun (Originally Performed by Camel)
⑥ I Know You’re Out There Somewhere (Originally Performed by The Moody Blues)
⑦ Rock And Roll Star (Originally Performed by Barclay James Harvest
⑧ Nothing to Lose (Originally Performed by UK)
⑨ Locomotive Breath (Originally Performed by Jethro Tull)
⑩ Lucky Man (Originally Performed by Emerson Lake & Palmer)

有名どころを取り上げてみよう。最初の2曲は結構イイ。というか元が名曲なんだからある程度原曲に忠実なアレンジで再現すれば誰がやってもそれなりにイイに決まってるが。③はジョンアンダーソンのあのマジカルな夢見心地のヴォーカルをどう再現するのかと思ったら、他の人に歌わせているようだ(苦笑)。そしてLook Up, Look Down,・・・のくだりになるとあろうことかペインの力んだヴォーカルが聴こえてきて台無し。ペインの歌は力みが入るとよろしく無いな。④の宮殿、これも原曲に忠実に再現すれば誰がやっても名曲なんだが何かしら変化をつけたかったのか静謐なフルートソロの部分で、やたら軽快にドラムとベースがリズムを刻むというぶち壊しなことをしてくれている。そしてジョンウェットン大先生のファンにとっては大問題の⑧、何様のつもりで取り上げたのか、もうその感情的な部分でアウト(笑)。鍵盤のエリックノーランダーがそれらしいコピーをしているが残念ながらこの曲にはヴァイオリンソロがある。この部分をどうしてるかと言ったらウニョウニョしたヘビメタチックなギターソロで取り繕ってる。ダメだアウト。⑩はまぁこれはそれらしいアレンジで特に破綻は無いが、グレッグレイクの歌の上手さが逆に分かる。

以上、1回、もしくはレビューの為に2~3回聴けばもうその後は何度も聴こうとは思わないという何の変哲もない企画アルバムの域を出ない。言うなればビリーシャーウッドがプロデュースして乱発しているトリビュート作品と大して変わらない。もうなんならビリーシャーウッドとジョンペインで組んじゃえば?って投げやりな感想まで出てしまいそう。それにエイジアフィーチャリングジョンペイン名義だが鍵盤のエリックノーランダーは半分くらいしか参加していない。それ以外の鍵盤はジョンペイン自らっていう、だったらジョンペインのソロ名義で良かったんじゃないみたいな。しかしジョンペインのソロ名義でなくエイジアフィーチャリング・・・(もう長いよ!)じゃないとレーベルが相手してくれなかったのかも知れない。だとしたらトドメに哀しい・・・。

悲哀に溢れるイメージの源泉は私の中では以下の点にある。

・ロックミュージシャンとしては致命的な、悲しげなタレ目
・時々ステージで被っているあやしい魔術師のような変なハット
・自分でオシャレだと思っているのか、変なヒゲ

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しかしながら一人のミュージシャンとしては実は才能あるロックミュージシャンなのではないか、エイジアの屋号にこだわらなければ、ジョンウェットンの後釜であったことに目をつぶれば、実は良質な音楽を創り出しているのではないか、とも思うし実際に私の周囲でもそういう声を少しは聞いてきた。そこで自分の言葉だけではジョンペインの事を宣揚出来ないので、いつもミクシィで仲良くして頂いているマイミクの方々にご協力頂き、ジョンペイン擁護のコメントを頂いた。以下に紹介させて頂く。

「彼の不幸は『ASIA』の名前を使い続けたジェフダウンズに付きあっちゃったことではないか。ウェットン先生がいなくなって新アルバムつくった時点でバンド名を変えていれば、少なくともオリジナル・エイジア・ファンの反発を買わないですんだし。オリジナル・バンドとして(オリジナルなミュージシャンとして)評価してもらえたであろうに。哀愁のあるボーカルはロック演歌として新ジャンルを築いたかもしれない。」(某Ayさん)

「自分には名義とか理屈は抜きにしてフィーリングに合う楽曲が多い。AURAなんかはぜひお勧め。」(某Pさん)

「ペインが飼ってる猫は超可愛い!」(某Pさん)

「ペインの彼女が若くて超美人!!」(某Mちゃん)

これらのコメントはジョンペインが美人から愛され、動物を愛でる素晴らしい人格者かも知れないことを示唆している(笑)。
また、私のベースギターの師匠、某A*****さんからはペイジアの名曲ベストセレクションを含めジョンペインを大いに評価する素晴らしい長文のコメントを頂いた。以下に抜粋してみる。
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声もいいし、歌も上手いし、ベースだって、派手な演奏がないだけで上手いと思う。
ルックスは、髪型を何とかして、髭を剃れば、カッコ良くなるんじゃないか。
顔も、系統はデヴィッド・リー・ロスだし……

「ペイン・エイジア・ベスト」は以下。

1. Free (AURA)
2. The Day Before The War (ARENA)
3. A Far Cry (AQUA)
4. Summer (ARIA)
5. I Will Be There For You (SILENT NATION)
6. Anytime (ARIA)
7. Falling (ARENA)
8. Who Will Stop the Rain? (AQUA)
9. Silent Nation (SILENT NATION)
10. Two Sides Of The Moon (ARENA)
11. Aria (ARIA)
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以上、以外と言っては失礼だが私のジョンウェットン、エイジア系マイミク様にはジョンペインの事を評価している方が結構いらっしゃったのがちょっとビックリ。だからと言うわけでは無いが私も実はリアルタイムでアクアとアリアは購入していた。今回この2作を改めて聴いてみようと物置の段ボール箱をほじくり返したらアリアは出てきたがアクアは無かった。どうやらアクアは何かの機会に中古屋さんに売り飛ばしていたようだ(笑)。で、とりあえずアリアを久しぶりに聴いてみたらこれがなんとドハマり。傑作であることに今頃気付いた・・・。

長くなるので、この「JOHN PAYNEを救え」記事、2回に分けることにする。次回はアリアのレビュー、マイミク様とのミニミニ座談会の模様、ペイジア後継バンドであったはずのGPSの2007年来日公演に行かれたマイミク様のレビューを中心に大いにジョンペインを宣揚したいと思います。

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