« KING CRIMSON "STARLESS"(暗黒の世界 - 40th アニバーサリーボックス~スターレス 日本アセンブルパッケージ)レビュー①:ボックス仕様編 | トップページ | 2015年 明けましておめでとうございます。 »

2014年12月23日 (火)

KING CRIMSON "STARLESS"(暗黒の世界 - 40th アニバーサリーボックス~スターレス 日本アセンブルパッケージ)レビュー②:ライブ(マルチトラックレコーディング)編

週末3連休も良いが土日休みで月曜出勤して火曜また休みっても悪くない。昨日あたり変な姿勢で寝てたのか、首から背中にかけての筋が痛くて仕事の途中から結構辛かった。首が痛いとそのまま頭痛へと繋がっていくし。案の定、今朝は首痛から頭も痛いというせっかくの快晴の休みなのに気分の良くない朝となってしまった。血流を良くしなければとか単純に考え、週一回土曜で継続している朝の30分ジョギングを祝日の今日も緊急実施。走っているうちに寒さなんか関係ない、体がどんどん暖まってきて30分走り終える頃は頭とか背中とか胸とかケツとか汗だく。帰ってきてシャワー浴びたら頭痛も治まってきた。動いて治す、イイことである。

さて、もう今年の業務も明日からの残り3日のみ。年末年始休みに入ったら即帰省するのでこうやってブログ書くのも今年は最後かも。キングクリムゾン暗黒BOXの記事を書けるところまで書いておこう。今回は20CD+ボーナス3CDのウチから、マルチトラックレコーディングされた3公演分についてレビューする。なお、あくまでも私自身の音質の好み、主観によるものなので、このブログにどう書いてあったからどうのこうの・・・みたいな判断は読んだ人の勝手だけど私は責任持たないので悪しからず(笑)。

最高音質のマルチトラックレコーディングされたライブとして該当するのは以下の7CD分。

DISC 1&2 : Apollo Theatre, Glasgow, UK October 23, 1973
DISC 3&4 : Volkshaus, Zurich, Switzerland November 15, 1973
DISC 5&6 : Concertgebouw, Amsterdam, Netherlands November 23, 1973
DISC 19 : Concertgebouw, Amsterdam, Netherlands November 23, 1973

すべて73年秋の英国、ヨーロッパツアーからの音源でそれぞれ飛ばし飛ばしではあるけど聴いてみた。

DISC 1&2 : Apollo Theatre, Glasgow, UK October 23, 1973

Img_1868

コレクターズクラブでもCD発売されていたグラスゴーアポロ音源のおそらく当日のライブフルセット完全盤。90年代に狂喜歓喜乱舞した73~74年のライブ4CDBOX "THE GREAT DECEIVER" にも一部収録されていたと思うが、これだけ蔵出しされまくってしまうとあの4CDBOXもすっかり聴かなくなったなぁ。ウチでは物置の段ボール箱の中に眠っている・・・。

戦慄パートⅠから収録された貴重な音源でありそれがマルチトラックでライブレコーディングされていたことを素直に喜ばなければならない。ジェイミーミューア在籍時の映像のインパクトから戦慄パートⅠはミューアがいてこそ成立するものと思いがちだが、ミューアから多くの事を学んだブルーフォードがパーカッション類や笛みたいなのも駆使して大健闘。完全にロックの枠組みを拡大した演奏は緊張感と共に文字通り戦慄を感じる凄い演奏。またイージーマネーの演奏も音質面でボトムがしっかりした音像で個人的に非常にお気に入り。あとホントにこの順番だったのか、セットの最後にPeaceとCat Foodも演奏。Cat Foodはあのキースティペットのエキセントリックなピアノが無いのでその分のインパクトが欠けるが、ジョンウェットン大先生、ビルブルーフォードのリズムセクションはラウドかつ完璧。先生の熱唱も個人的にはオリジナルのグレッグレイクより好きだな。しかし残念なのは他の日では演奏されていたと思われる21st~がセットから落ちていること。
音質良し、演奏内容良し、でも21st~が無い、これが痛い。

DISC 3&4 : Volkshaus, Zurich, Switzerland November 15, 1973

Img_1869

スイス・チューリッヒ音源のライブフルセット完全盤。ここでは21st~も入っているしPeace、Cat Foodもセットに入っている。収録内容的にはベストと言える。しかし音質面が上記グラスゴー音源に比べるとドラムとベースがボヤっとしていて少し好みではないかな。あ、もちろんコレもマルチトラックレコーディングなので最高音質ですよ。あくまでも個人的な音の傾向性の好みを言ってるだけだから。あと、気になったのが戦慄パートⅡでのデビッドクロスのヴァイオリン。前半がなにか調子っぱずれで違和感アリアリ。クロスどうした?って感じ。これがマイナス点。調子の合わないヴァイオリンなら演奏しなきゃいいのにって思うくらい残念。
音質まあまあ、収録内容最高、戦慄パートⅡのクロスのヴァイオリンが痛い。

DISC 5&6 : Concertgebouw, Amsterdam, Netherlands November 23, 1973
DISC 19 : Concertgebouw, Amsterdam, Netherlands November 23, 1973

さあ、ややこしいぞアムステルダム音源。
まだ尊師ロバートフリップが音源蔵出しを全くやってなかったころからBBCが放送したこともあって、そのエアチェック音源がブートの世界に出回って大いにマニアに重宝された。90年代前半のブートCD創成期には、アレは確かSONGS FOR EUROPEだったかな? そんなタイトルで私も所有していたし、有難がって聴きまくったものだ。このBOXではそのアムステルダム音源が2種類含まれている。ミックスされた時期の古い順にいく。

まずDISC19がBBC放送用に編集、ミックスされた音源を収録。

Img_1871

これにより世に出回るアムステルダム音源の全てのブートは完全に駆逐される。これがアムステルダムの世に出た最初のミックスなのでコレを比較対象として論を進める。放送用にカット編集が施されているので言うまでもなく当日のライブ完全収録では無い。但し史料価値は大である。

次に、アムステルダムをいうなら無視するわけにはいかない97年のリマスター完全盤と取り上げてみる。

Img_1873

コレも発売された時は狂喜して購入したものだ。マスターテープからのリマスター完全収録で、世に出回るブートCDが用無しになってしまったと当時は思ったから。音質の傾向は90年代のリマスターにありがちだった、高音域を強調してシャキッとした感じ。当時はコレをもって、明瞭な音質が実現したぜ最高!って喜んだものだ。同時に分かったことはやっぱりマスターテープにも当日演奏されたはずの戦慄パートⅠが録音されていないという事だった。

そして各種アムステルダム音源の乱立にトドメを刺すものになるか、今回BOXのDISC5&6の2014年スティーブンウィルソンミックス。

Img_1870

音の傾向は最初のBBC用ミックスに近く、97年リマスターに比べると高音域よりもボトムがしっかりした音像にミックスされているのが私のバカ耳でも分かる。BBC用ミックスと2014スティーブンウィルソンミックスを聴くと自然な音像がストレスなく聴けるし個人的には聴き易くて気に入った。今となっては97年ミックスはやはり高音シャキシャキが気になる。

以上アムステルダムは音源3種を聴いたが、音質最高、演奏内容も最高、そして痛すぎるのは戦慄パートⅠの欠落。

というワケでマルチトラックレコーディング編、3種のうちどれか一つを選ぶとなると・・・・、う~ん、どれも一長一短あって難しい。仕方ないのでこんな選び方で逃げよう。

演奏内容の素晴らしさで選ぶなら、11/23アムステルダム。
ライブ演奏曲の完全収録にこだわるなら、11/15チューリッヒ
音質で選ぶなら、10/23グラスゴー

結論が強引過ぎ?(笑)、私が個人で書きたいこと書いてるブログなのでそんなことは知りません(笑)。

以上、さっきも言ったがあと3日仕事したらすぐ帰省するので、それから年賀状も作らないといけないから今年のブログ更新はこれが最後かも知れません。暗黒BOXの続きのブログ更新は来年になってしまうかも。後はミクシィやツイッターやフェイスブックで適当に自分勝手につぶやくのでそちらをご覧下さいませ。

|

« KING CRIMSON "STARLESS"(暗黒の世界 - 40th アニバーサリーボックス~スターレス 日本アセンブルパッケージ)レビュー①:ボックス仕様編 | トップページ | 2015年 明けましておめでとうございます。 »