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2015年3月15日 (日)

REVOLUTION SAINTS (Deluxe Edition CD&DVD)

ジャーニーの別動隊? いやジャーニー以上にジャーニー? みたいなジャーニーのメロディアスな面をそのまんま取り出したようなレヴォリューションセインツのCDがリリースされた。

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国内盤も出ていたけどあえてボーナスDVD付の輸入盤デラックスエディションで購入。

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メンバーはDEEN CASTRONOVO(JOURNEY)、JACK BLADES(NIGHT RANGER)、DOUG ALDRICH(ex-WHITESNAKE)の3人。リードヴォーカルはディーンカストロノヴァがドラムと兼任。元々ディーンカストロノヴァはジャーニーのライブにおいても Still They Ride や Mother,Father といった歌が上手くないと歌えないような曲で堂々ドラムスツールに陣取ったままリードヴォーカルを取ったりしていたので、こうしてアルバム全編で歌ってても何の違和感もなく聴けるというか、スティーブペリーやスティーブオージェリーにそっくりのヴォイスである以上、出来あがった作品はジャーニーに酷似するのは当然である。いやむしろそれが狙いであったと言わんばかりの見事な作品である。

ディーンが歌いたかったのか、誰かがディーンに歌わせたかったのか、ジャーニーが好きで80年代産業ロック好きの私にはドツボな内容。気に入ったので簡単に全曲レビュー行ってみよう。

① Back On My Trail
サビが爽快な、狙ってますと言わんばかりのメロディアスハード。ディーンの声がもうスティーブペリーそのもので、ジャーニーの現ヴォーカリストのアーネルピネダがむしろ独自の個性を持った声であると感じてしまうくらいにディーンの声がペリーに似ている。挨拶代わりにもってこいでしょう。

② Turn Back Time
これまた爽快な、サビだけでなく曲の初めから爽快で本作ではこれが一番のキラーチューンかな。天気の良い日に聴きたい素晴らしく気持ちの良い曲。何回でも繰り返し聴きたくなる。初めから爽快なのにサビに至ると更に両手を広げて青空を見上げたくなるような見事な産業ロック、いい意味で。聴き過ぎると胸焼けして飽きるので自分に制御をかけながら大事に聴かなければ。

③ You’re Not Alone (featuring Arnel Pineda)
ここでバラード。こういう構成もありきたり過ぎて、そういうセンを狙ってるの見え見えで笑ってしまう。しかもこれ、リードヴォーカルはアーネルピネダだし。ますますジャーニーそのものやん(笑)。

④ Locked Out Of Paradise
所謂メロディアスハードと呼ばれるジャンルによくある哀メロ系ハードな曲。コレもカッコいい。ダグアルドリッチのギターソロもメロディを大切にしていて好感が持てる。

⑤ Way To The Sun (featuring Neal Schon)
おいおい、フィーチャリング・ニールショーンって(笑)。ニールショーンまで登場してしまったらもうジャーニーでエエんちゃうの(笑)。コレもパワーバラードタイプの曲。ギターソロがいかにもニールショーンが弾きそうなロングトーンで泣かせながらテロテロテロテロって細かく速弾き入れたり、分かりやす過ぎ。

⑥ Dream On
再び爽快系のポップな曲。ディーンが伸び伸び歌っていて、歌わされてるのか歌いたかったのかもう分かりません。ハマり過ぎ。

⑦ Don’t Walk Away
感動を与える系のバラード。この手の作品には必ずこういう曲があってもいいがどうせならもっと徹底的に盛り上げてほしかった気もする。でも良い曲。

⑧ Here Forever
またまたバラード。コレは哀愁系のパワーバラードかな。良い曲だけど2曲バラード続けなくてもイイんじゃないの? みたいな。いやいや、前曲は明るい感動系でこっちは哀愁系だから、ま、いっか。

⑨ Strangers To This Life
哀メロ系ハード。もうだんだん形容する言葉がなくなってきた・・・・。

⑩ Better World
これも哀メロ系ハード・・・・。いやいや良い曲なんですよ紛れもなく。サビのメロディが下がっていく感じがグッとくるし。

⑪ How To Mend A Broken Heart
ちょっと重ためのギターリフながら、やはりこれも哀メロ系ハードかな。ちょっと飽きてくるぞ・・・。

⑫ In The Name Of The Father (Fernando’s Song)
最後はやはりパワーバラードで締めるというお約束。軽くシンセオーケストレーションで味付けしながら。もうお腹一杯。

Bonus Tracks (deluxe edition only)
⑬ You Are Not Alone (Arnel Pineda version)
⑭ Way To The Sun (Doug Aldrich version)
⑮ You Are Not Alone (Deen Castronovo version)
ボートラ3曲は割愛。

ボーナスDVDは制作ドキュメンタリーとPV。特に言う事は無し。

というワケで、さてコレを聴いた方々はどう感じるだろうか。上記に記したように爽快系、哀メロ系ハード、バラード系、この3タイプが繰り返し登場するので途中で飽きるよって人もいるかも知れない。私はこういうの好きだから大満足だが。

で、この作品、要するにフロンティアーズレコーズの社長がディーンに歌わせたくて企画した企画アルバム、という事のようだ。つまりパーマネントなスーパーバンド、っていうわけでは無い。ディーンもジャックブレイズもダグアルドリッチも作曲には殆ど関わっていない。プロデューサーのアレッサンドロ・デル・ヴェッキオが制作の指揮をとり、この3名が招集されたという事で。だから今後があるのかと言ったらそれも怪しいだろう。そう考えるとこちらも思い入れが軽くなってしまうのがちょっと残念ではあるが。

しかしそういう背景を抜きにすれば、産業ロック、メロディアスハード好きのファンからすればまさに王道を行くサウンドで持ってて損はないと言い切れる。少なくとも私はしばらくへヴィーローテになるだろう。それくらい気に入ったよ。

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