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2015年9月 2日 (水)

THIS OCEANIC FEELING "UNIVERSAL MIND"

予想外に気に入ったジェフダウンズとクリスブレイドのプロジェクトDBAの2ndがダウンズによると仕上げの段階に入ったようで年内発売予定との事。やはり高校や大学時代をあの80年代の深~いエコーの効いたスペーシーかつゴージャス、キラキラ、ポップな音像を聴きながら過ごした関係で今でもあの感じの音楽を聴くとついつい心が動く。DBAはまさにプログレ風味を加えた80年代ポップサウンドでドツボだった。2nd発売が待ち遠しいところであるがその前にクリスブレイドがDBAとは別プロジェクトを始動していた。それが今回取り上げる THIS OCEANIC FEELING の "UNIVERSAL MIND"。

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参加メンバーはクリスブレイド(Vo,Key,G)にアッシュソーン(Dr)、このトレヴァーホーン界隈の2名に近頃休眠中のイットバイツのメンバーで、リックウェイクマンやスティーブハケットのバンドでも重宝されている凄腕ベーシスト、リーポメロイ(Bass)が合体した3名。確か7月に発売されていたようだが引越しのどさくさでウッカリしていて8月になって慌てて注文。お取り寄せ状態だったのがようやく到着。パッケージは3面見開きデジパック。内側はこんな感じ。

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外側は以下。

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早速開封して早くもへヴィローテ。DBAを聴いて気に入った人や、私のように未だに80年代的な音像に何とも言えない感慨を抱く人にはすぐにでも聴いて欲しい。予想通りの期待を裏切らない、そういうサウンドである。収録曲は以下のような序曲的なオープニングから終幕の短い最終曲まで含めて全12曲。胸にキュンとくるメロディと音像満載。

① Lie Detector
② Put Down The Gun
③ Radio
④ Logotherapy
⑤ Universal Mind
⑥ Intensive Care
⑦ Wake Up
⑧ I Play Debussy
⑨ Johnny Tragic
⑩ Karma Camera
⑪ Season Of Light
⑫ Finale

DBAによく似ているがそれだけで済ませてしまうと面白くないので、敢えてDBAと比較して言ってみると、やはりドラマーとベーシストが参加してるだけに打ち込みやシンセベースでは無い分、人手によるノリというかグルーヴ感と言うかドライブ感が増している。DBAよりはちょっと薄めのプログレ風味で、いくつかの歌メロや鍵盤のメロディは深く胸を打つセンチメンタルな美しさもあり、そこら辺を気に入る人にはクセになると思う。私はクセになってる。

①はいかにも大味なプログレ的に始まり②でバグルス的ポップになるがここで印象に残るのはドラムとベースが起こすドライブ感。この時点でDBAとは似て非なる感がある。PVも制作された本作リードトラックの③はクリスブレイドの素晴らしいメロディ感覚が味わえるが、加えて鍵盤の音色使いと残響音の生かし方が80年代的で感動的ですらある。リーポメロイのベースが曲を引っ張っているとさえ感じる軽快な④、これまたヴォーカルと鍵盤にたっぷりエコー感を聴かせた空間を気持ち良くゆったり漂うような⑤⑥⑦⑧(←おいおい端折り過ぎ?笑)、再びアップテンポなバグルス的な⑨を経て⑩、これが私の今作一番のお気に入り。たまらなく郷愁を感じる美しいヴォーカルメロディ、その後ろで響く鍵盤のメロディも美しいし、更にはベースのメロディまで美しい。ちょっとなんか現実を離れたいときにはピッタリのあまりに美しい曲。この曲がずーーっと続いてくれてもイイくらい。しかし続く⑪も美しい。8分半の大作ながらプログレと言うよりは美味しい歌メロと美しい鍵盤の音色使いが延々続く感じが凄く浸れる感じ。最後⑫はムーグ的なシンセのメロディが軽快に鳴り響いて終了。

この作品は耳に馴染みやすくて聴き易いキャッチーなメロディと音像が満載なので、例によって気に入ったからと言って毎日聴くとすぐに胸焼けを起こして飽きるから気を付けなければならない。DBAの時もめっちゃ気に入った後、わざと1年くらい聴かないようにした。そのお蔭で飽きずに今でも月に一回くらい聴ける愛聴盤となっている。大事に聴くようにしたい。そして続くDBA2が超楽しみでもある。

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