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2015年11月 8日 (日)

ジョン・ウェットン 「ライヴ・ヴィア・サテライト」 (JOHN WETTON "LIVE VIA SATELLITE")

ジョンウェットン大先生自らの監修によるライヴアーカイヴがリリース。1998年6月2日、スウェーデンのストックホルムでのアコースティックライヴと、2002年12月5日、米ワシントンDCのXMサテライトラジオでのアコースティックライヴをセットにした2CD。国内盤の発売を待って無事に購入。

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ちょうど私のロスト10イヤーズを埋める時期のライヴで個人的にはありがたい。98年ストックホルムは今までマスターが見当たらなかったそうで初登場の音源だそう。02年のXMに関しては当時サイト直販みたいな感じで出ていたのかな。私はロスト10イヤーズ期なので存在は知っていたけど未入手だったもの。2000年代前半はアコースティックライヴ盤も大概乱発されていたから嫌気がさして購入する気にならなかったってのもある。今回はキチンと先生監修のもとでのリリースなので安心して購入させて頂いた。

内容的には正直あまり興味の湧くものではないが(苦笑)、先生監修である以上はコレクションしておくのは当たり前。ストックホルムはアークエンジェル後のライヴで、XMはその2作後、シニスターとロックオブフェイス後のライヴではあるがセットリストが似通っているのも興味が湧かない要因である。更にいうなら先生自身の不摂生でアル中エスカレート中で体重激増中の時期のライヴとあって、今回聴いてみてもやはり若干覇気が感じられない。特に02年XMのほうは時折声が辛そうに感じる。そういう先入観で聴いているのもあるかも知れないが・・・。

アコースティックライヴ盤としてはやはり95年の "AKUSTIKA-LIVE IN AMERIKA" が内容的には決定盤だったと思うし、その思いは今聴いても変わらない。音質の良さで言うなら98年の "SUB ROSA LIVE IN MILAN" が決定盤だったと思う。この2作品さえあればアコースティックライヴ盤としては事足りてるってのが正直なところ。今回の2CDのライヴではアコギ以外のバックに演奏テープ?を使っていたりするのもグレッグレイクのカラオケショーを思い出して少し萎える(苦笑)。何とか聴きどころというかコレクションとしての貴重さを見出すならXMの方で 'The Water Is Wide' っていう、国内盤ライナーによるとスコットランド民謡のカヴァーを披露していることくらいか。これは他のライヴ盤では聴けないものと思われる(ロスト10イヤーズがあるので私の認識不足ならゴメンナサイ)。

あとこの作品、ちょっとわがまま言わせてもらうならジャケがニューヨークミニット同様にダサいし他のジャケ案は無かったのかと。先生が決めたジャケなら仕方ないけど・・・。あと国内盤で先生の解説文の和訳を付けて欲しかったなと。

繰り返し聴くような作品ではないが、でも闘病中の先生が監修してリリースしてくれたものだけに大切にはしたい。これまでの無頓着に乱発されてきた怪しげなライヴ盤を、しっかり先生監修のもとでこうして整理して再発してくれる分には、その姿勢としては正しいと思うしこれからも公式商品として耐えうるライヴアーカイヴ素材があるならぜひリリースして貰えればと。個人的に先生ソロライヴで出して欲しいのは94年来日公演の、もっと音の良いライヴ盤とかライヴ映像、それとライヴレコーディングしていたはずの2012年来日公演、この2点を出してくれると嬉しいな。

今年の先生関連のリリースはコレで打ち止めになると思われる。未だ闘病中だけに過剰な期待は禁物だし来年もまずは病の平癒を祈ることが最優先なのでファンとしては寂しさもあるけど、また元気に我々の前に姿を現してくれる日が来ることを楽しみにしていましょう。

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