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2016年2月28日 (日)

【Short Review 16】スティーヴン・ウィルソン 「4 1/2」 (STEVEN WILSON "4 1/2")

これまた1ヶ月以上前から取り上げようと思ってて、ドリームシアターの新譜を聴くのに一杯一杯で後回しになっていた逸品。スティーヴンウィルソンの最新ミニアルバム。名作となったソロ4作目「ハンド・キャンノット・イレース」と来年2017年あたりに予定されているソロ5作目の間を埋める本作という事で、タイトルも「4 1/2」という、ある種分かりやすい命名。

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ジャケのデザインが斜めの4本線と半分の線がくり抜かれたスリップケースで、その奥に前作をイメージさせる写真のデジパックが入っているという、シンプルに凝ったジャケが何気に個人的に気に入っている。

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ハンド・キャンノット・イレースのレコーディングセッション時に作られた未発表4曲と、その前のソロ3作目「レイヴンは歌わない」のレコーディングセッションからの未発表1曲、それからポーキュパイントゥリー時代の曲の2015年ソロバンドでのライヴヴァージョンにスタジオで手を加えた1曲、以上計6曲に国内盤はボーナストラック1曲で計7曲。トータル40分ではあるがどれもしっかり作り込まれた楽曲群で今まで未発表にしていたのが勿体ないような、十分に新作と言ってしまっても良いような作品である。イメージとしてはやはり前作までの90年代ブリットポップを通過したようなスティーヴンウィルソン流のプログレ作品。いやあまりプログレプログレと言わない方がイイのかもって気も最近している。独特の冷感もあるし、ギターを掻き鳴らす風の熱さもあるし、アンビエントな空気感もあるし、曲によっては女性ゲストボーカルもあるし、サックスソロも登場するし、自らのやりたい音楽を表現するのに、小さく纏まらずにそのセクションごとにベストと思う表現を贅沢に使っているような、そう、この人の作品はまことに贅沢である。ミニアルバムと言っていてもこんなに贅沢な印象を受けるのだからその創作意欲という意味ではまさに70年代を切り開いてきたプログレバンドに匹敵すると言えよう。

3作目と4作目のレコーディングセッション時の録音に一部2015年に録音を加えたようで、参加ミュージシャンがマルコミンネマン、ニックベッグス、ガスリーゴーヴァンといった私お気に入りの、その時点で核となっていたメンバーに加えて2015年ツアーから参加していたデイヴキルミンスターもギターをオーバーダブしている。このメンバーの使い方もとにかく贅沢。現在の英国ロック界においてコレだけの凄腕どころを集めるところがやっぱり贅沢で、それだけ求心力があるという事なんだろう。

ちなみに国内盤ボーナストラックで収録されたラザルスって曲、一番気持ちよく聴ける優しく暖かみのあるメロディで、スティーヴンウィルソンのソロ曲とは色合いが違うなと思ったら、これもポーキュパイントゥリー時代の曲の新録だそう。私、ポーキュパイントゥリーは暗そうなイメージでずっとスルーしていたんだけれど、もしかして他にもこういう曲あるのかな? もしそうだとしたらポーキュパイントゥリーも聴かなきゃなと思うんだけど・・・。

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2016年2月25日 (木)

【Short Review 15】SPOCK'S BEARD "THE FIRST TWENTY YEARS"

ドリームシアターの新譜ジ・アストニッシングのレビュー(パート①パート②)に疲れ切ってしまったのでブログもちょっとご無沙汰してしまった。でもこの間のアクセス数が凄くてさすがメジャーバンドの求心力は凄いなと改めて感心した。他にも数か月前から入手してるけどブログに取り上げてないものがまた溜まってきたのでショートレビューを駆使しつつパパッと更新して行こう。

元スポックスビアードの中心メンバーだったニールモーズが Morsefest 2016 なるイベントを開催する旨の発表があった。スゲーよな、自分の名前を冠したフェスって。日本のプロレス界で言えば猪木祭みないなもんでしょ。武藤敬司が真似して6月10日に武藤祭とかやってた気もするけど。武藤で610ってか。昔スペースローンウルフで凱旋帰国した頃に610って書いてある変なヘルメット被って登場してた。時代はUWFのシリアスなプロレスに移行してたから武藤の売り出し方は若干浮いてて可哀想だった。

・・・いやいや、そんなことはイイ、Morsefestだ。Morsefestでニールモーズ在籍時スポックスビアード最後の2枚組大作"SNOW"の完全再現ライヴをやるとの事。しかも現行メンバーのスポックスビアードにニールモーズと、更に2代目ヴォーカリスト兼初代ドラマーのニックディヴァージリオも合流して、スポックスビアード歴代メンバー全員でSNOWを再演するという、バンドのファンにとってはビックリなイベントとなる。ニールモーズにとってはある意味バンド時代の集大成ともいえるSNOW、私も当時リアルタイムでCD2枚組+ボーナスディスク(他バンドのカヴァー曲集)の3枚組限定ボックスを買っていた。ところがその前作の"V"が個人的に最高傑作だったのに比べてSNOWは少しだけ取っ付きにくい印象があって、一番よく聴いたのはボーナスディスク収録のイエスの南の空のカヴァーだったという、笑えない話になってしまった。2014年のスポックスビアード来日公演に感動して改めてSNOWも見直さなきゃと思っていたところだった。これからちゃんと聴こうと思う。それからこのフェスのSNOW完全再現、是非DVDで出して欲しいところだ。そこは一方的に期待したいぞ。

そんなスポックスビアード歴代メンバー総出演のキッカケになったのかもしれないのが昨年2015年11月に発売された掲題のスポックスビアードのベストアルバムである。

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バンドの諸作から満遍なく収録されたベスト盤で加えて90年代の各種映像もDVDで収録されている。この映像集はマニアの方の満足度はどうかわからないけど、私の場合、映像まではそんなに熱心には追ってなかったので非常に有難い。とても楽しめる。2CDの方は、プログレ系バンドの場合、アルバム一枚通しての個性が強かったりするとベスト盤って案外違和感を感じて面白くない場合が多い。例えばイエスなんかはベスト盤ではなかなか聴く気がしない。ファンだから仕方なく買うみたいな。しかしこのバンドの場合、アルバム単位もイイのだけれど、曲単位でとても魅力があるのでこういったベストアルバムの体裁になるとそれはそれで非常に楽しめる。新鮮さも感じたり。そして本作で最大の注目はラストに収録された新曲 Falling For Forever である。かつてバンドのメインソングライターであったニールモーズのペンによる20分超えの大作、これはもう安心のモーズ印、いい意味でいかにもニールモーズが作りそうなシンフォニックでテクニカルでメロディアスな曲である。そしてこの曲は上記の歴代メンバー全員参加で、ヴォーカルはニールモーズ、ニックディヴァージリオ、テッドレオナルドが順番に登場する。ファンへのお楽しみプレゼントといったところか。勿論ニールモーズありきという事ではなく各メンバーの卓越した演奏力が曲のクォリティを高めてることは言うまでもない。こうしてバンドを離れたメンバーも友好的な関係にあることはファンにとってもバンドを信頼できる重要な要素だったりする。

スティーヴンウィルソンにしてもそうだが、なぜかこのバンドも海外と日本での評価というか売れ方に差がある気がして、なんでなんだろうと不思議である。ライヴの素晴らしさを実体験すればきっと分かって貰えるんだが。これからも日本のファンを見捨てずにクォリティの高い作品とライヴを展開してくれることを期待しています。

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2016年2月14日 (日)

ドリーム・シアター 「ジ・アストニッシング」(DREAM THEATER "THE ASTONISHING")レビュー②:ACT 2 編

そう言えばこのDREAM THEATER "THE ASTONISHING"海外盤の4000セット限定BOXがまだ届かない。BOXに含まれるノマックスのオブジェかなにかの製造が遅れてるというようなメールが届いていて発送されるのは3月とのこと。あとサイン入りポスターも入れる的なメールも届いた。楽しみなアイテムになりそう。

さて、なかなか面倒臭くて気が進まないけどアストニッシングのレビューパート②を書いてみる。ACT 1についてのレビューは以下。

ドリーム・シアター 「ジ・アストニッシング」(DREAM THEATER "THE ASTONISHING")レビュー①:ACT 1 編

この、まだ総括をしていないレビューパート①をブログにUPしただけで、それ以降の毎日の拙ブログアクセス数がハネ上がってて、やはり問題作だけあって評価の賛否両面含めて興味をお持ちの方が多いのだろう。前回既に書いてあるけど私は肯定派。これは傑作だと思っている。今回のレビューパート②は、世間の評価や雑誌のレビュー内容は一切参考にせず、”私がどう思って肯定派なのか”を最後に総括として書きたい。

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ACT 1では最後、ガブリエルがいよいよ革命の行動を起こす決意を固めたところで終わっていて、CDの2枚目、ストーリーの第二幕ACT 2ではその革命の戦いと終幕までが描かれている。ではまたパート①と同様に全曲を各曲歌詞の大まかな内容を[ ]内に書いた上でサウンドの印象をレビューと言う形で行きます。

ACT 2:

① 2285 Entr'acte
バンドとオーケストラが全開で第二幕を飾るインスト曲。壮大な明るい始まり方から重たい暗めのメロディ、それからまた大変気持ちのいいメロディ展開と、次々曲調が変わりつつ次曲へ。

② Moment of Betrayal
[ 反乱軍指導者アーリスへ、弟の救世主ガブリエルが自ら皇帝ナファリアスに会いに行くことを告げるがアーリスの様子がおかしい。アーリスは愛息ザンダーを救うために弟ガブリエルを皇帝の王子ダリアスに差し出すつもり。]
ドリームシアターらしさと言う観点から言えば異色と言える本作の中では、極めてドリームシアターらしいと言えるスリリングでテクニカルで歌メロは哀メロががった曲。過去作にもよくあったパターンの曲。ある意味安心もするけど、私個人的には、あぁまたこの感じねって感じ。今作の挑戦的な姿勢を支持する私にとっては逆にマンネリを感じてしまう。こういう曲をもっと入れてくれって思う人は多分本作の否定派なんだろう。

③ Heaven's Cove
[ 登場人物がそれぞれの思惑で集まるヘヴンズコーヴ円形競技場について描かれる。]
本作にて場面展開上ジョンペトルーシが多用しているアコースティックギターがココでは効果的に使われている。ジェネシス(スティーヴハケット)を思わせる幻想的なギターアルペジオから始まってヘヴィな展開のサウンドとなり最後は哀メロの歌が締める。

④ Begin Again
[ 皇帝の王女フェイスが救世主ガブリエルと出会ったことによって、平和を夢見て新たな人生の再出発を心に決める。]
とても美しいギターのメロディからチェロとピアノの伴奏とともに優しいメロディを静かに歌い上げるバラード。2分15秒辺りからの開放的かつ郷愁を誘うメロディは思わず胸にグッとくる素晴らしさ。最後のインスト展開は鐘の音まで聴こえて夢見心地。美しい。

⑤ The Path That Devides
[ ヘヴンズコーヴ円形競技場に救世主ガブリエル、反乱軍指導者アーリス、王子ダリアスがそれぞれの思惑で集まる。弟ガブリエルをダリアスに差し出そうとしていたアーリスは翻意し、アーリス自らダリアスに戦いを挑む。そしてアーリスが自らの命を犠牲にする。]
ストーリー通りに心の葛藤と戦いを描いたスリリングでテクニカルなサウンド。剣を戦わせるSEを含めながら展開される曲は哀愁の歌メロで終わる。

⑥ Machine Chatter
電子物体ノマックスが発する電子ノイズのSEのみ。

⑦ The Walking Shadow
[ 反乱軍指導者アーリスが王子ダリアスに殺され、憤るアーリスの愛息ザンダー。ダリアスは更に近づいてくる人影を救世主ガブリエルと思い込み襲撃する。しかしその人影は妹である王女フェイスであった。]
ヘヴィなサウンドに合わせて怒りのこもった絶叫調のヴォーカルで歌われる。ヘヴィなリフの上を短い鍵盤ソロが走りギターソロへ展開して足音のSE、再びヘヴィなサウンドとボーカル、そしてフェイスが傷ついて呻き声を上げるSEから次曲へ。

⑧ My Last Farewell
[ 倒れた王女フェイスに直面して救世主ガブリエルが嘆き絶望する。]
ピアノをバックに哀しげなメロディの歌が始まる。途中ドリームシアターらしいテクニカルなインストバトルが展開され再び哀メロのボーカル、再度激しいインストバトル、とこれも短い周期で次々と展開が変わる。展開が変わり過ぎるので曲としての印象が散漫になるが、それは何度も言うように1曲単位で聴かせるアルバムではないから仕方ない。

⑨ Losing Faythe
[ 娘である王女フェイスの傷ついた姿に狼狽する皇帝ナファリウス。自分が間違っていたこと、娘を信じなかったことを悔いる。そして救世主ガブリエルに歌を聴かせてくれるよう懇願する。]
皇帝と皇后がむせび泣くSEから、アコースティックギターをバックにしっとりと歌が始まる。ドラムのフィルインからバンドサウンドとなるが徹頭徹尾、美メロのボーカルを引き立たせるためのアレンジであり非常に美しいバラード。後半はストリングスや合唱も効果的に導入して心に染みるような曲。

⑩ Whispers on the Wind
[ 皇帝ナファリアスから歌を聴かせてくれるよう懇願された救世主ガブリエルであるが、傷ついた王女フェイスに直面した絶望の絶叫で声を失ってしまい歌うことは出来ない。]
わずか1分半の短いバラード。曲と言うよりはブリッジと言うか展開の一部。

⑪ Hymn of a Thousand Voices
[ 一人また一人と現れてきた民衆が救世主ガブリエルを勇気づけるように歌を歌う。民衆の歌声が大きくなり、ガブリエルは声を取り戻す。そしてガブリエルと民衆が歌を歌い、王女フェイスは蘇生する。]
ピアノとヴァイオリン、更にアコースティックギターで始まるバラード。途中から合唱が加わり壮大に盛り上がる。

⑫ Our New World
[ 救世主ガブリエル、王女フェイス、そして反乱軍指導者であった父アーリスを無くしたザンダーが共に新しい世界を作ることを誓う。]
ギターの明るいパワーコードが分厚く鳴り響き、希望を感じさせるキャッチー歌メロと綺麗なハモりがとても印象的な明るい曲。大陸的なアメリカンロックって感じ。こういうのも今までのドリームシアターではなかなか無かったよな。シングルカットしてもイイ感じだと思う。

⑬ Power Down
電子物体ノマックスがパワーダウンするSEのみ。

⑭ Astonishing
[ 亡くなった反乱軍指導者アーリスの魂が弟ガブリエルに愛息ザンダーを託す。ザンダー、ガブリエル、王女フェイス、皇帝ナファリアス、皇后アラベルがそれぞれに新たな道に向かう。抑圧の時代から平和な世界へ、そしてそれは驚くべき(Astonishing)素晴らしい世界になる。(・・・で、王子ダリアスはどうなったんだっけ?笑) ]
とても優しく落ち着いた美しいメロディの曲がしっとりと展開される。最後は合唱、オーケストラを伴って大団円。素晴らしいじゃないですか、気持ちいいハッピーエンドのエンディング。

以上、ディスク2、ACT 2の全曲レビューはここまで。ああしんど(笑)。さてここからは僭越ながら全体総括を書いてみます。ストーリーを別としたサウンドそのものの感想と、ストーリー込みの感想、その上で総括って感じで。

●●● サウンドについて ●●●

これはもう言及するまでもないことであるが、本作はあまりにも賛否が極端だったのでやはり最後に一言述べておきたい。ストーリー無視して音だけ聴けば当然これはちょっとどうよ・・・って感じるだろう。正直最初は私も「ん?」と思ったし、全力で駄作と言い切っている人がいるのも仕方ないと思った。要するにドリームシアターらしくないと。特にドリームシアターのへヴィメタルな側面を期待している人には物足りないだろう。私の場合は繰り返しになるが幸いヘヴィメタリックな音像はそれほど期待していないのでメロディが充実しているという点で満足した。例えばバンドの歴史の中で最もヘヴィメタリックな作品だったトレイン・オブ・ソートで、私が一番よく聴いた曲はストリームオブコンシャスネスだったりする。これだけで私の好みは分かって頂けるはず。未だにマイクポートノイが居ないから云々などという人がいるようだが、それはもうマイクポートノイが意識して作っていたサウンドの呪いにかけられているんだろう。ポートノイのサウンドとは、ドラムとギターで作るヘヴィなリフやフレーズを、鍵盤やベースに同じリフやフレーズを演奏させてヘヴィさを補完する、更にビッグにする、そういうサウンドづくりである。でもコレをやると音空間が音符とトゲトゲザクザクした音像で一杯一杯になり、スペーシーさや透明感が欠ける感じがして個人的にはあのサウンド作りには飽きていた。それにそういうポートノイの音作りは鍵盤とベースの存在感を希薄にしてしまうから好きでは無かった。だから今作の音像自体は私にはまったく問題なし。鍵盤もオーケストラも合唱もベースもちゃんと聴こえるしOKであった。ただ、ドリームシアターに対する先入観アリの状態で聴くと、即効性のインパクトに欠けるなぁと、それが最初の印象だった。一曲ごとのインパクトが足りず、一曲単位で起承転結が成り立っていない感じっていうの? だから一回聴いてインパクトが足りない、即効性が無い、そう感じてしまうワケだ。しかしこの点は本作がコンセプトアルバムであることを前提に理解すれば大した問題ではなくなる。数曲で一曲、あるいは全体で一曲というと捉え方をすれば十分理解できるし満足も出来る。ただ、あともう一点、過去作において例えばオクタヴァリウムのタイトル曲や前回のセルフタイトル作のイルミネーションセオリーといった20分超えの曲や、シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランスの42分のタイトル曲にあった「ラスト5分の超感動」が無い。この点は実は私個人的にはとても心動かされる点で、下手すりゃこの「ラスト5分の超感動」さえあればもうその作品は私の中で傑作扱いになってしまう。そこだけは残念だったかな。でもこれも仕方ない部分ではある。この「ラスト5分の超感動」は、それまでの曲展開で美しい部分、ヘヴィな部分、テクニカルな部分といった要素がしっかりと強調されているから感じる「ラスト5分の超感動」なんであって、本作がそういう一曲ごとの起承転結を前提にしていないサウンドである以上は無くても仕方がないのである。ということでサウンドに関しては色々理解した上で総じては満足、そんな感じである。

●●● ストーリーについて ●●●

まぁこれもいろいろ意見もあるだろう。典型的な意見としてはチープであるといった言い方もあると思う。私の場合、ドリームシアターのデビュー時からのフォロワーだけあって、ドリームシアターのやる事なら何でも肯定という、そういう立場からすればこのチープと捉えられかねないストーリーすらも前向きに解釈できてしまう。コンセプトアルバムだからと言って小難しく哲学的にすれば良いってもんではない。あまり哲学っぽさを強調したくってまわりくどいストーリーや歌詞になるとそれはそれでどうなんだ?ってなる。以前にネット上だったか雑誌だったかで、アメリカのファンに対してラッシュについて訊くと「Great !!」と回答するがイエスについて訊くと「Nonsence !!」と回答されるみたいな記事を読んだことがある。比較対象として相応しいかどうか分からないが、この話自体は何となく笑いながら納得できてしまう説得力がある。まわりくどすぎる哲学的歌詞は何が言いたいのか分からなくなってしまうから、言いたいことがあるならストーリーは分かりやすい方が良い。その点で本作は要するに音楽の素晴らしさが称賛される平和な世界が最高と、そういう事が言いたいのだろう。これは分かりやす過ぎて半笑いで済ませてはいけない。とても大事なことである。政治経済やイデオロギーとしての自由主義、資本主義、それに対する社会主義、共産主義は、それぞれの理想は素晴らしいと思う。しかしこれらの主義主張が、徹して一人の人間を幸せに出来るかといえばそうではないことは歴史上からも明らかである。資本主義からは格差が生まれるし、共産主義は例えばみんなが同じ仕事をして同じ収入を得て同じ生活をして人間皆平等にしたいんだろうしその考え方は高邁である。しかし明らかに欠落している視点があって、それは人間の心の問題である、同じ仕事をして同じ収入であれば、じゃぁちょっとでも手を抜いてやろうと思う心を持つ人だって出て来てしまう。一人一人の人の心を耕すのはコレまさに教育、文化を含めた人間主義である。政治経済のイデオロギーではどうにもならない。文化に含まれるのは音楽芸術である。音楽芸術は人の心を耕し、人の心を育て、人の心を結ぶ力がある。イデオロギー闘争に欠落しているこの部分をもしドリームシアターが今回言いたかったのであれば私としては最高に評価したい(なんで上から目線?笑)のである。

●●● 全体総括してみる ●●●

今回ドリームシアターは3つの挑戦をしたと感じている。

挑戦①:ドリームシアター的なサウンドイメージへの挑戦
これまでに拙が触れてきたとおり、また多くのリスナーが感じたとおり、今回のドリームシアターの作品はこれまでのドリームシアターとしてのアイデンティティだとリスナーが思っているサウンドイメージと大きく異なる。そうと分かってて敢えてこのような作品を提示してきたのだと思う。

挑戦②:現代のロック音楽文化への挑戦
今どきはiPhoneや携帯プレーヤーで自分の好きな曲をどんどんスキップしながら手軽に聴くという傾向が必然的に強くなっている。しかし本作は曲単位で聴くと「え?」って感じで曲が終わる、というか次曲に行ってしまう。一曲単位で聴き、一曲単位で評価を下す、そんな文化に敢えて反するような作品の作り方だと思う。

挑戦③:ロック音楽リスナーへの挑戦
私も今回ブログで2回に分けて長々と書いてしまったくらいである。上記でも述べたようにパッと音だけ聴いての即効性のあるインパクトはむしろ少なく、その良さを分かるにはじっくり聴き込むことを要求するような作品である。今どきのロックファンはクラシック音楽のリスナーでない限りはそんな聴き方はしない。そこを敢えて、これって問題作では?と考えさせてしまうことまで想定して本作を作ったのだとしたら私としてはアッパレとしか言いようがない。また、売れなくなってからやるのではなく、まだまだ現役メジャーバンドと認識されている現状でやって見せたところが、より多くのリスナーへの挑戦にもなる。

以上、要するに現状維持ではなく挑戦の姿勢を明らかにしたドリームシアターの本作、これは聴く側の受け止めて見せる器量まで問われているような、そんな作品と私は捉えた。そして私は私なりに正面から受けて立ったつもりである(←大ゲサ)。受け止めた私にとっては極めて心に残る作品となったことは間違いないと言い切れる傑作である。こうなれば当然日本でもこの作品の全曲再現ライヴが実現するだろうし、そのライヴを観てさらに本作の世界観を受け止めてみたい。

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2016年2月 8日 (月)

ドリーム・シアター 「ジ・アストニッシング」(DREAM THEATER "THE ASTONISHING")レビュー①:ACT 1 編

やってくれたなドリームシアター(笑)。もはや次元の違う傑作と感じる人もいるし、一方では駄作と決めつけてしまってる人もいるし。今年2016年にドリームシアターが提示してきた新譜「ジ・アストニッシング」、コンセプトに基づく壮大なロックオペラとの事だが発売されてから既に約10日、少なくとも日本国内では賛否両論が激しい。どうしても日本人的には英語のコンセプトや歌詞の内容よりもサウンドから入ってしまうから尚更である。ここまで賛否両論が極端な作品はバンドの歴史上初めてかもしれない。総じていうなら“問題作”扱いである。

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今までもドリームシアターが新作を発表するたびにある程度の賛否両論はあったと思う。それはやはりこのバンドが常にその時々の最高の実力者を揃え、プログレ、へヴィメタル、メロディアス、ポップといった様々音楽性を幅広げしてきたが故に、それぞれのサウンドを好むファンがそれぞれの角度から魅了されてきたという経緯が理由だろう。その各種要素を内包しながら作品を発表するわけだが、例えばへヴィメタルに振れればメロディ派は不満を感じ、メロディアスに振れればへヴィメタル派が不満を感じる。へヴィメタルとして認識される様式、プログレ的様式、その部分の好むリスナーは大きな変化を好まず、その路線をまっしぐらに突っ走ることを良しとする傾向にあるんだと思う。両面をバランス良く整えてメロディアスな要素も含みつつ作品を作るとどうにか最大公約数ドリームシアターらしい、そんな評価になる。それはもうこのバンドの在り様から致し方のないところである。

久しぶりにコンセプトアルバムとなった今作である。ドリームシアターでコンセプトアルバムと言ったら「メトロポリス・パート2:シーンズ・フロム・ア・メモリー」以来となる。「シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス」のCD2枚目の42分の大曲もまぁ該当するか・・。今回コンセプトを発案しプロデュースしたジョンペトルーシによると、どうやら映画スターウォーズやテレビドラマのゲームオブスローンズから着想を得た架空のストーリーらしい。その良し悪しはともあれ超大雑把なストーリーの概要は、西暦2285年、皇帝が抑圧支配する大北アメリカ帝国に対し、レイヴンスキル反乱軍が対峙、皇帝の娘と、人の心に響く音楽を作り歌う反乱軍の救世主が恋仲になり、紆余曲折の末に最後は音楽の力により皇帝が改心して音楽が称賛される平和な世界に向かう、みたいな感じ?
登場人物相関図は以下。

Story

このようなストーリーを面白いと思うか陳腐と思うかは人それぞれである。私としては結局のところ何が言いたかったのか、あるいは私はどう捉えたのかを最後に述べたい。

また、サウンドに関してはとてもメロディアス。オーケストラと合唱を導入した作品全体の至る所に哀メロ、美メロ、感動的なメロディが配置され、へヴィメタリックなサウンドやダークなサウンドの割合は大きく後退している。これこそが賛否両論を生んでいるようだ。メロディ派の私は当然のように肯定派である(笑)。BURRNのレビュー点数がどうだとか、アマゾンやSNS上でどんな感想が上がってるかとか、そういうことは一切気にせず私がどう思ったかを書く。自分で言わせてもらうが私はドリームシアターに関しては筋金入りのファンだと思っているから。「イメージズ・アンド・ワーズ」からファンになったとか「メトロポリス・パート2・・・」からファンになったとか、そんなものではない。私の場合は89年、デビューアルバムが国内で話題になる前から先物買いのように輸入盤で逸早く購入して以来のファンだから、一見さんお断りとは言わないが、胸張って一言述べさせてもらう位の権利はあるだろう。

それでは非常に面倒臭いけど(笑)、ストーリーを掻い摘みつつ全曲レビュー行きます。各曲歌詞の大まかな内容を[ ]内に書いた上でサウンドの印象をレビュー。但し今作は1曲は短いがCD1枚目が20曲、CD2枚目が14曲、計130分もの超大作なのでこのブログ記事は2回に分けたいと思います。今回はまず全曲レビューパート1:ACT 1 編ということで。

ACT 1 :

① Descent of the Nomacs
民衆が音楽を楽しむ自由を奪う電子物体ノマックスが発する電子ノイズのSEのみ。

② Dystopian Overture
SEに続いて実質オープニングはいきなり合唱&オーケストラと共演しつつの壮大インスト曲。0分45秒からのドラマティックなメロディ展開が早くも胸を打つ素晴らしい哀メロ。日本人でこの部分に琴線を刺激されない人はいないだろう。この部分だけもっと聴いていたいくらいだが激しく美しく再び壮大に、どんどん展開は変わる。2分30秒あたりからは本作の肝となりそうなメロディ展開が登場。この美メロは本作中で何度か出てくる。プログレ的作品作りの典型パターンである。

③ The Gift of Music
[ 皇帝ナファリアスに支配された帝国で抑圧されながら慎ましく生きる民衆、その民衆のレイヴンスキル反乱軍の指導者アーリスが弟のガブリエルの音楽の才能を見抜き、自由を求める闘いの救世主と信じる。]
本作のリードトラック。ポップでメロディアスな歌メロが気持ちいい。しかし途中からは思いっきりスピーディーでギターソロ、鍵盤ソロ込みのテクニカルなドリームシアターらしい演奏。ドリームシアター流ポップソング。たった4分ちょっとの曲でこれだけの展開を詰め込んでしまうところが驚異的。

④ The Anser
[ 民衆を自由と開放に導く音楽を作り歌う才能を持つガブリエルは、自身が救世主としての任を負うべきなのかどうか葛藤する。]
ピアノとアコースティックギターの美しいイントロに導かれて歌メロが展開される。なんか結婚式のBGMに使えそうな優しさに満ちた美しさ。

⑤ A Better Life
[ 反乱軍指導者アーリスが支配者への闘いを挑むことを決意し、亡き妻エヴァンジェリンへ誓う。]
勇ましい反乱軍の行進の足音と戦士の号令のようなSEから始まる。こういうの入れるとどうしたってロジャーウォーターズのザウォールを連想してしまうのでハードルが上がってしまうぞ(笑)。チェロのイントロからへヴィなリズムに乗って哀メロの歌が始まる。ギターソロを挟んで荘厳なバラードへと進む。この歌メロも美しく叙情的。

⑥ Lord Nafaryus
[ 民衆の反乱とそれを託された救世主ガブリエルの存在を、皇帝ナファリアスが知ることとなる。皇帝ナファリウスはガブリエルの歌を確認し反乱軍を制圧することを決意したか? ]
ストーリー上で悪者のほうを描いたこの曲では、邪悪な歌メロとアレンジが物語を盛り上げている。しかし意外にも途中からガラッと曲調が変わりメロウな歌メロが引き立つ。わずか3分半のこの曲でさえもここまでコロコロ曲調が変わると一つの曲としての構成とかそういう問題ではなく、本作ではあくまでもストーリー展開中心で、音楽演奏はストーリーに付随するという形を徹底している感がより強くなる。各曲単位で云々する作品ではないことをリスナーが受け入れられるかどうか次第だな。

⑦ A Savior in the Square
[ レイヴンスキル広場にて民衆が集まり救世主ガブリエルの音楽に魅了される中、皇帝ナファリアスがガブリエルの歌を聴くため皇帝の息子である王子ダリアスと共に広場に現れる。民衆は沈黙する。]
とても優雅でメロディアスなギターソロから始まり、曲は邪悪な展開へ、再びメロウな歌メロ中心のバラードになる。これもやはり4分ちょっとの曲の中で曲調の変化が激しい。そしてやはりメロディ派の私にはギターソロと歌メロのメロディ感覚がストライク。

⑧ When Your Time Has Come
[ 救世主ガブリエルの音楽の素晴らしさに、皇帝の娘である王女フェイスが気付き魅了される。]
ピアノのきれいなイントロからシンセに引き継がれ、ここでも歌メロがメロウで優しい。ラブリエの声が無ければもはやドリームシアターとは思えないほどのメロウなポップソング。悪い意味で言ってるのではない。私はストライクだから。曲後半ではオーケストラと合唱を伴って美しい歌メロはさらに盛り上がる。

⑨ Act of Faythe
[ 皇帝の娘として何不自由なく暮らしてきたフェイス、辛い暮らしをしてきた民衆の存在に気付く。またその民衆はガブリエルの歌によって希望を失わずに結束していることに感銘を受け、自らの生きる道を見つける。]
美しいメロディのバラード。メロウな曲が続く。メタル寄りのファンの人はきっと退屈に感じるんだろう(笑)。じゃあメガデス聴いてろよって(笑)。でも次の曲はちょっとメタル寄りの展開があるよ、ちょっとだけだけど。

⑩ Three Days
[ 皇帝ナファリアスは反乱軍の救世主ガブリエルの歌を聴いて涙を流し感動する。しかし同時に自分以外の人間に注目が集まることが許せず、3日以内に皇帝に屈服することを要求、受け入れなければ街を破壊することを命令する。]
ストーリーを代弁するかのようなへヴィな曲調。でもこれくらいじゃメタル寄りのファンは納得しないだろう。私にはどうでもいいんだけど(笑)。最後はオーケストラを使った展開で締める。

⑪ The Hovering Sojourn
電子物体ノマックスが発する電子ノイズのSEのみ。

⑫ Brother, Can You Hear Me?
[ 反乱軍の指導者、兄アーリスが弟である救世主ガブリエルに、民衆で団結し決して皇帝の命令に屈しないことを誓う。]
反乱軍が行進する足音のSEに合わせて勇壮な行進曲風の曲が始まる。だからこれやるとロジャーウォーターズのザウォールを引き合いに出す人が出てくるから(笑)。まぁでも設定上しょうがないか。最後はメロウな歌メロを合唱付きで壮大に盛り上げる。

⑬ A Life Left Behind
[ 王女フェイスは皇帝の家を出ていくことを決意する。皇后アラベルは直接引き止めることはしないが、王子ダリアスにフェイスを監視することを依頼する。]
アコギからベースランが始まり、今までのドリームシアターには無かったような曲が始まる。なんだろうこういうの、ジャズ? いや違うか、分かんない。スティーヴンウィルソンのルミノールが私の頭に思い浮かんだけど。でもすぐに展開が変わり美しいメロディのバラードに。ここでのサビメロもとても魅力的な美しいメロディ。口ずさみたくなるような開放的な良質のメロディ。とにかく本作はメロディの宝庫である。

⑭ Ravenskill
[ 王女フェイスが変装して民衆の街レイヴンスキルを歩き、恋人ガブリエルを探す。反乱軍指導者アーリスは疑いの目を向けるがガブリエルはフェイスと共に手を取り合って、皇帝ナファリアスが音楽の力を理解してくれることを信じて戦うことを誓う。]
まるで環境音楽のような綺麗なピアノのフレーズで始まり、子守唄のようなヴォーカルが入ってくる。いやマジ、この部分だけ聞いたら子守唄だと思うだろう。それくらい優しく美しい。そして一転シリアスなバンドサウンドが激しく展開される。再び子守唄のような曲も戻り、最後はまたまた合唱付きで壮大に歌い上げて終わる。

⑮ Chosen
[ 救世主ガブリエルは音楽を忘れた皇帝ナファリアスを目覚めさせるチャンスがあると確信する。そして他に道がないことも確信し、王女フェイスとともに進む。]
綺麗なピアノから始まり、美しく、また壮大に盛り上がるバラード。このパターン多いな(笑)。いや私はOKだけど(笑)。ジョンペトルーシのギターソロも本当に素晴らしくメロディアス。他の曲とは違ってめまぐるしく展開は変わらず、落ち着いて浸れるバラードである。

⑯ A Tempting Offer
[ 王女フェイスを監視していた王子ダリウス、反乱軍指導者アーリス宅に現れ、アーリスの愛息ザンダーを捉える。そしてザンダーと引き換えに救世主ガブリエルを差し出すことを要求する。]
ストーリーに合わせて重々しい曲。最後は弦楽の哀しげな合奏で締める。

⑰ Degital Discord
電子物体ノマックスが発する電子ノイズのSEのみ。

⑱ The X Aspect
[ 反乱軍指導者アーリス、愛息ザンダーを救うために弟である救世主ガブリエルを皇帝側に差し出せば、革命の計画を投げ出すことになることを悩む。]
哀メロの曲が展開される。最後は本作中頻繁に出てくるテーマメロディがバグパイプ風の音で奏でられる。

⑲ A New Beginning
[ 王女フェイスが父である皇帝ナファリアスに対して救世主ガブリエルの助命を嘆願する。皇后アラベルも同調するがナファリアスは受け入れず。しかしアラベルがナファリアスに対して、かつては音楽を愛していたことを指摘する。ナファリアスは新たな始まりへのチャンスを与えることに決める。]
本作で一番長い曲、7分41秒!!(笑)。10分以上の曲や20分超えの曲があって当たり前だったドリームシアターの作品において、嘘みたいな話。もうこの時点で本作がこれまでのバンドの音楽性を考慮していない、チャレンジをしていることが分かる。久しぶりのドリームシアターらしいテクニカルでへヴィな曲調が始まる。しかし5分ごろからの展開がこれまたこれまでのこのバンドには無かったようなスクエアなリズムとギターソロ。いやぁ次々と裏切ってくれる、いい意味で。

⑳ The Road to Revolution
[ 王女フェイスは皇帝とのやり取りをガブリエルに伝え、一歩踏み出すことを決意する。一方王子ダリアスに向き合う反乱軍指導者アーリスは悩む。皇帝ナファリアスは考え直すことは時間の無駄と頑な。]
さあ、やっとACT1の最終曲。革命への夢を歌うような前向きなメロディの曲。ACT2でのクライマックスに向けてひと盛り上がりして物語第一章終了。

以上、ディスク1、ACT1の全曲レビューをストーリーを掻い摘みながらやってみた。シンドイよこれ(笑)。ここまででも既に分かる、今回ドリームシアターは今までの自分たちのイメージを見事に捨て去っている。非常にチャレンジングな姿勢がはっきりわかる。メロディ主体であること、バラードっぽい曲調が多いことは、そういう音楽性と意図したのではなくストーリーに基づいて音楽を作った結果たまたまこういうサウンドになったのだろう。それをリスナーがどう思うかは考慮していないと思う。単純に気に入ったかどうかで言えば私は気に入っているが、ストーリー含めて何をどう感じて気に入ったかは、またこの次、レビューパート2の最後に総括して述べたいと思います。ちょっと休憩させてくださいませ(笑)。

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