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2016年3月13日 (日)

TOTO 2016年来日公演6日目(尼崎) TOTO JAPAN TOUR 2016 (Mar 12, 2016 @ Amashin Archaic Hall HYOGO)

充実の最新作「TOTO XIV ~ 聖剣の絆」を引っ提げてのTOTO来日公演、尼崎のアルカイックホールに参戦。前回2014年の35周年記念来日公演では相変わらずの現役度全開の素晴らしいベストヒットライヴを堪能させてもらった。一度は行っておきたかったVIPパッケージにも行って大満足であったが今回はVIPはパス。デヴィッドハンゲイトも居れば申込もうと思ったんだけど。なかなか個人的な状況が好転しない中でせっかくの来日祭もイマイチ気分が盛り上がらない気持であった。合わせて昨日ブログでも書いたキースエマーソンの辛すぎる状況での逝去も重なり、なんかもう外に出かけるのも気が重いなという感じであったが何か月も前にチケット買ってあったし出かけるかと重い腰を上げたのである。でもやっぱり行って正解、ライヴ自体は本当に素晴らしいものだった。それでは早速レポいきます。

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2016年3月12日(土)、早朝からキースエマーソン逝去の情報を追うのに頭一杯になり、若干寝不足状態で自分なりのキースエマーソン追悼ブログを書いていざ出陣。京都亀岡から尼崎、遠い(笑)。でもどうせ亀岡からはどこに行くのも遠いし仕方ない。その代わりライヴ終了後はソッコーで帰るのが恒例になってしまうが。例によってせっかく田舎から都会に向かうので途中の梅田で下車してブラブラするため早めの13時ごろ家を出る。最寄駅に向かいそして電車に乗ったところで思い出す。しまった、土曜日恒例の関西ローカルの人気番組「よしもと新喜劇」と「土曜はダメよ」を録画予約しておくの忘れた・・・。キースエマーソンの事とTOTOライヴに出かけることで頭が一杯で。大阪駅(梅田)で降車して腹ごしらえの後DU大阪店を覗く。オッと思う中古の品があったんだが結構なお値段で、金欠のため購入断念。もうその商品の事は忘れることにして梅田から阪神電車で尼崎へ。なんだかんだ尼崎に行くの生まれて初めてだったりする。

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TVの撮影スタッフみたいな人がいて街角インタビューをやっていたが捉まってTVに映るの恥ずかしいのでそそくさとアルカイックに向かう遊歩道へ。アルカイックが見えて来たけどなにしろはじめて行く場所、どこが正面なのかが分からない。ウロウロしてやっと正面へ。既に先行物販の行列が。

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何とかとりあえず物販でパンフだけ購入。もうTシャツとか買ってたらどんどん財布が軽くなるしパンフだけでイイやって。

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パンフは今回もとてもしっかりした重厚な作りで好感が持てる。17時15分開場して場内へ。SNSでつぶやいて遊びながら18時過ぎ、いよいよ開演。以下、セットリストの順番通りに。

Running Out Of Time
オープニングナンバーは最新作から。勿論CDで聴いてもカッコ良くて好きなんだけども、こうしてライヴで聴くとこれ、ライヴのオープニングにピッタリだってことが凄くよく分かる。当然会場は最初から総立ちで大盛り上がり。この日の朝からの重たい気分が吹き飛ぶ。すっかり気分が変わった。よし楽しむぞって!

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I'll Supply The Love
2曲目は何と1stからのポップで軽快な曲。コレやってくれるかぁ~と意外さに驚きつつご機嫌に盛り上がる。会場も自分もノリノリ。素晴らしい。ルークの「ハロー、オーサカ」みたいな挨拶はご愛嬌(笑)。いや尼崎は大阪府じゃなくて兵庫県なんですけど、とかそういう野暮なことは言うまい。クラブチッタ川崎で来日公演をするミュージシャンが「コンバンワ、トーキョー」って言うようなもんだから。それに私は京都人なので大阪も兵庫も大して変わらないし(笑)。

Burn
再び最新作から。ちょっと雰囲気変えて暗く始まって壮大に盛り上がるこの曲、ライヴの流れの中で起伏を作るのにちょうどいい選曲でもある。

Stranger In Town
4曲目はこれまた意外、ヴォーカルがファーギーフレデリクセン期の1stシングル。前半リードヴォーカルを取るデヴィッドペイチが鍵盤を離れてマイクを持って歌いながらステージを練り歩く。面白い。これが聴けるんなら今度機会があるときはAngel Don't Cryも聴きたいぞ。そして気が付く、ここまでのアタマ4曲、全て前回2014年の来日公演では演らなかった曲ばかりなので非常に新鮮。

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I Won't Hold You Back
コレは欠かせないわな、ルークがリードヴォーカルを取るヒットバラード。しっとりした歌から鍵盤が盛り上げていってギターソロに入るところが大好き。

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Hold The Line
コレも欠かせない初期TOTOの代表曲。この曲は大体セットのラストとかアンコールのイメージがあったので、この位置できたかと言う意味で新鮮であった。

Georgy Porgy
サポートボーカルの人が大活躍するこの曲、有名曲だけどそう言えば2014年来日公演では演ってなかったな。

Afraid Of Love
これまた意外な選曲。大ヒットアルバムTOTO IVからルークがリードヴォーカルの曲。私個人的には結構飛ばしていてあまり聴いてなかった曲なので、こうしてライヴで聴くと大陸的な大らかなリズムやメロディが気持ちイイ。うん、ライヴで聴くと魅力が増すというのは曲自体に魅力がある証拠だと思う。

Bend
スティーブポーカロが難病に苦しんでいた弟の故マイクポーカロの為に作った曲。最新作のボーナストラック扱いだったのでこれも意外な選曲。しかしこの選曲には意味があったのをこのあと知ることになる。

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ここで、Bendの演奏終了後にスティーヴポーカロにスポットライトが当たってMCが始まったのだが、これが異例の長いスピーチとなった。全編英語なので(当たり前!)詳しくは内容は分からなかったけど、この日の早朝にキースエマーソンが逝去したというタイミングもあってかキースエマーソンから影響を受けたことを話しつつ、ジェフポーカロ、マイクポーカロ、そしてキースエマーソンへの思いを切々と語る。これで私は涙腺決壊、泣けて泣けてしょうがなかった。この部分があったことにより、この日の尼崎公演はスペシャルな公演になったと思う。

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Pamela
ようやく私の一番好きなアルバムTHE SEVENTH ONEからの曲。いつもは盛り上がる曲なんだけど直前のスティーヴポーカロのスピーチで泣いてしまった余韻が続いていて盛り上がることが出来ず。参ったなぁ。

David Paich Piano Solo
ペイチのピアノソロだが、ここでも演奏前にペイチがキースエマーソンの事を話していた。やはり鍵盤の両名には大きなインパクトを与えた偉大なミュージシャンだったんだと思う。

Great Expectations (incl. Can You Hear What I'm Saying)
最新作から期待のTOTO風プログレ曲。プログレファン的にこういった曲はスタジオ盤も素晴らしいけどライヴでこそ聴きたいってもの。改めてスリリングかつ劇的な素晴らしい曲展開に聴き惚れてしまった。それだけでも大満足なんだけど途中のインストセクションでジョセフウィリアムスが、私の脳裏に刻まれた名曲の一節を歌ってこの曲に混ぜ込んでいることにハッキリ気付いた。90年の当時としての新曲入りベスト盤、PAST TO PRESENT 1977-1990に収録された、TOTOのメンバーの中では無かったことにされてる可哀想なジャンミッシェルバイロンがリードボーカルの曲 Can You Hear What I'm Sayingを歌ってるではないか! 私のお気に入りの曲だけに私的にはプレミア感満開。細かいところに気付く私はマニアック過ぎましたか、スイマセン・・・。

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Without Your Love
FAHRENHEITからルークがリードヴォーカルの曲。へぇ~コレやるかと、ここでもちょっと新鮮な気分。

Bridge Of Sights
前曲からそのまま続いて実質ルークのソロコーナー。ベースの仙人リーランドスカラーとドラムのシャノンフォレストのサポートで濃厚なブルージィなギターソロ。私は知らなかったんだけどロビントロワーの曲だそう。

Holy War
最新作からポップでメロディアスな曲。こういう分かりやすい曲はライヴ映えする。聴いてて非常に気持ちいいしノレる。「ホーーーリィウォー」ってところは客も一緒に合唱です。一緒に歌えるから尚更楽しい。

The Road Goes On
おぉ~、久しぶりに聴くなぁこの曲。TAMBU収録のコレをやってくれるとは思わなかった。コレも改めてライヴで聴くと名曲だなぁって。ジェフポーカロが亡くなった後、これからも頑張るよとバンドを継続することをジェフに伝えるかのような曲であったと思っているが、今回はその思いを昨年逝去したマイクポーカロにも伝えているかのような、勝手にそんな思いがした。その意味で泣ける。名曲だ。家に帰って久しぶりに聴こうと思ったらCDが無い! どうやら何かの機会に中古屋さんに売ってしまってたようだ・・・。また買い直さなきゃ(笑)。

Orphan
最新作から。この曲もキャッチーでノリも良くてライヴ映えする。最新作はライヴ向きな曲が揃っているんだってことを実感。

Rosanna
セットのラストはライヴに無くてはならない大ヒット曲。サビは大合唱。なのでこれから参戦する人はサビが歌えるようにしておきましょう。一緒に歌えば楽しさ倍増です!

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--- encore ---

On The Run (incl. Child's Anthem / Goodbye Elenore)
アンコール1曲目。前回ツアーではオープニングだったこの曲は子供の讃歌とエレノア入りがすっかりお馴染みで盛り上がる。オープニングでもアンコールでもよく似合う素晴らしい曲であり演奏。

Africa
そしてアンコールラストは超超超名曲アフリカ。コール&レスポンスあり。何と言っても今回はパーカッションのレニーカストロが参加してるからプレミア感がある。勿論レニーのパーカッションソロが大いにフィーチャーされていた。更にその後は「パーパッパッパパッパッパー」を客が口で演奏しなければなりません。これから参戦する人は家で練習してから行きましょう。

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大いに盛り上がって終了。

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以上、今回もホントに素晴らしい現役感全開のライヴだった。年齢を重ねても衰えってものが無いんだからこの人たちは。来日前に肺炎になったと伝えられたジョセフも、いやいや今までで一番喉の調子がいいんじゃないの?って思うくらいの絶好調。実は前回2014年の来日公演がまさにヒット曲や有名曲満載のベストヒットライヴだったから満足感が大きくて、逆に今回もあの感じだったらマンネリを感じたら嫌だなとか思っていた。ところが今回は前回と同じ曲は6曲くらいで後は全て前回演らなかった曲ばかりでしかも最新作からも6曲と、極めて新鮮さを感じるライヴだった。衰えを知らない演奏力と幅広いレパートリー、TOTOはこれからもまっだまだ現役バンドとして前進できるに違いないと実感できるような素晴らしいライヴでした。

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私にとっては2016年最初のライヴ参戦、新鮮味と満足感のあるクォリティの高いライヴに参戦で来てとてもラッキーでした。

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