« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »

2016年5月26日 (木)

スティーヴ・ハケット 2016年来日公演最終日(大阪) STEVE HACKETT ACOLYTE TO WOLFLIGHT plus GENESIS CLASSICS (May 23, 2016 @ Namba Hatch OSAKA)

先週から今週アタマにかけてキャメル来日、スティーヴハケット来日、プログレフェス開催とプログレファンにとっては夢のようなプログレウイークのラスト、スティーヴハケット2016年来日公演の最終日、大阪なんばハッチに行ってきました。

Img_2344_640x480

出来ればお祭り気分の高揚感が楽しめる日比谷野外音楽堂のプログレフェスも行きたかったけど、地理的にも経済的にもそういう状況では無かったので今回はそれぞれの単独でしっかり楽しもうという事にした。でもこの季節の野外ライヴもさぞかし気持ち良かっただろうなと思う。自分の抱えるいろいろな状況をしっかり整えて、次回プログレフェスが開催される時には参戦したい。勿論参加するバンドにもよるけど。でも結果的にキャメル単独大阪、ハケット単独大阪と、このプログレウイークの最初と最後を楽しむことが出来て自分的にはラッキーだったと思う。

それでは例によってライヴの詳細レビューと言うよりは、自分目線の当日参戦レポ行きます。

2016年5月23日(月)、ウチの京都は連日の最高気温30度超えで、昔から京都は5月中旬過ぎたら暑いのは分かってたけど長く首都圏のフツーの気候に慣れてたせいか、この時期からの高温多湿は体にも気分的にも堪える。その部分でいえば首都圏に居た頃は良かったなとか思ったり。ハケット大阪公演は19時からではあるけど、当然当たる予定だったキャメル大阪公演のサイン会が外れたのもあって、抽選サイン会の無いハケットの方は何とかニックベッグスのサインだけでも欲しいなと思って、新大阪駅での待ち伏せを計画、駅の構造もしっかり調べたうえで午前のうちに家を出た。サインペンと共に用意したブツはハケット1stソロ、ライフサインズミュートゴッズである。ところが近頃どこまでもツイてない。乗車したJRのローカル電車が人身事故を起こしてしまい、なんと1時間近く足止めを食らってしまった。なんで自分が乗った電車に限って事故るかね全く・・・。これにて待ち伏せ計画はあっさりボツ。もう焦ってもしょうがないのでゆっくり行動。予定より大きく遅れて新大阪に着き、また今度の何かに備えて自分の目で改札や通路の構造を調べておく。新大阪から地下鉄御堂筋線で難波へ。なんばハッチに到着したけど先行物販はもう特に欲しいものも無いのでチラ見だけして、今回も湊町リバープレイスから道頓堀川向かいのカフェのテラス席で休憩。先日のキャメルの時に続いて徳島のK社長とM女史が難波に到着連絡。「”いつもの店”にいます。」をメッセージを送りカフェで合流。何がいつもの店なんだと。こないだ一回来ただけであるが、私にとっては一回入店していればそれはもう”いつもの店”である。ラテとチョットしたスイーツを注文したが出てきたスイーツのデカいこと。

Img_2318_640x480

軽い胸焼けに耐えながらまたもやタップリ1時間半近く、お二人と音楽バカ話で盛り上がる。18時半過ぎになんばハッチに入場。まいどぉ~とか言いながらいつものマイミクさんたちとご挨拶。席はキャメルに続いて今回も最前列センターブロック。チケットを取ってくれたマイミク某Kさんマジック炸裂である。キャメルの時に初めてご挨拶させて頂いたツイ友某Nさんが偶然隣近所の席でウケる。

そして19時過ぎ、ほぼ定刻通り開演。以下セットリストに沿って。

--- SET 1:Solo set ---

Spectral Mornings
セットリストは昨年来のツアーや5/21クラブチッタ川崎のセットリストを確認してあったので安心して聴ける。第一部はソロセット。オープニングはまずハケット、ロジャーキング、ゲイリーオートゥールの3人が登場して、この朝の優しい陽光を思わせるロマンティックな曲。スペクトラルモーニングスのタイトル曲。美しいギターサウンドに酔う。ツイ友さんがシャカシャカ写真を撮られているので、あれ、OKなのかな?と近くにいる係員さんを見るが特に反応する様子無し。試しに最前列から引き気味に一枚撮ってみる。

Img_2324_640x480

やはり係員さん特に反応する様子無し。

Out of the Body
Wolflight

全メンバー登場して最新作ウルフライトの1曲目、2曲目が続けて演奏される。これまた素晴らしい。スタジオ盤のオーケストラサウンドはイイ感じにロジャーキングの鍵盤で再現。

ここまで3曲終わったところでハケットがケツのポケットからメモ紙を取り出して、この日最初のMC。

「コンニチワ。コンバンワ、オーサカ。ホンマニ、オーキニ。」

イイぞハケット! 誰が教えた大阪弁(笑)。こういう事には超敏感な我々関西人は大盛り上がり。

Every Day
そして再びスペクトラルモーニングスから。この曲は大好きなので嬉しい。ワクワクするギターメロディが気分を盛り上げる。

Love Song to a Vampire
The Wheel's Turning

再び最新作ウルフライトの3曲目と4曲目。特にLove Song to a Vampireはウルフライトの一番のお気に入りトラック。多重コーラスのサビが見事に再現される様は、まるでキングクリムゾン1stの宮殿を思わせる美しさと儚さ。ここで自分も勝手にコーラスに参加した(笑)。

Loving Sea
更にウルフライトから。第一部のソロセットで最新作から5曲ってのは自信がある証拠。誰にも懐メロツアーとは言わせないし、現役度の高さがファンとして誇らしくもある。

Icarus Ascending
2ndソロのプリーズドントタッチから。ここでようやくヴォーカルのナッドシルヴァン登場。最前列から見るとよく分かるナッドシルヴァンのアイシャドウの濃さ(笑)。そこまで塗らなくてもって思うけど・・・。

Star of Sirius
Ace of Wands
A Tower Struck Down
Shadow of the Hierophant

1stソロにしてハケットの最高作、ヴォヤージオブジアコライトから怒涛の4連発。これは素晴らしい。ジェネシス風味を残しながらもギタリストとしての矜持を強調した1stソロに宿るハケットのアイデンティティってものが大いに炸裂する。いやいや、夢のようである。

以上で第一部のソロセット終了。ここでまたまたハケットがケツのポケットからメモ紙をとりだしてMC、「ニジュップン、キュウケイデス。」とのことで20分休憩。ソロ1stから4曲、2ndから1曲、3rdから2曲、そして最新作から5曲と実に充実のソロセットであった。ここで最初から気になっていた写真撮影の件で隣のマイミク某Hさんやツイ友某Nさんと話す。そう言えば確かに写真禁止のアナウンスは無かったよなぁって話になる。ホール内やロビーも見渡したが撮影禁止の貼り紙も見当たらない。どうなんだろう?ええんちゃうか?なんて言ってるうちに押しの強い行動派の徳島のK社長が、係員さんに撮影はOKなのか禁止なのか直接訊いてくれた。そして係員さんの答えは「撮影OK」との事。なんだ始めから言ってくれよと思いつつ、係員さんの言質が取れたのでじゃあ第二部は遠慮なく写真を撮ろうかと。

--- SET 2:Genesis set ---

Get 'Em Out by Friday
Can-Utility and the Coastliners

ジェネシスセットの最初はフォクストロットから2曲。う~渋い選曲だなぁ。事前に予習するとき、どんな曲だったっけ?って改めて聴き直したもん。前にも言ったけど、フォクストロットが名作なのは知ってるけど、それはやっぱり好みは人それぞれ。私が好きなのは1番がゲイブリエル脱退後でハケット脱退直前の4人ジェネシスのウィンドアンドウェザリング、2番がゲイブリエル脱退直後の同じく4人ジェネシスのトリックオブザテイル、3番が3人ジェネシスのデュークなので、実はフォクストロットのここら辺の曲はあまり聴いてなかったのだ。だからサパーズレディとかやられるよりも逆に新鮮。あとそれで、合間合間で写真も一杯撮ったのでジャンジャン掲載する。

Img_2328_640x480

言うの遅れたけど今回妙に話題になったニックベッグスの衣装、大阪では普通にズボンだったよ・・・(笑)。でもニックベッグスの存在は他のバンドメンバーに比べて飛びぬけてカッコよく、存在感がありまくりだった。

Img_2359_640x480

The Cinema Show
Aisle of Plenty

セリングイングランドバイザパウンドから2曲。これもメロディが良くて好きなタイプの曲。確か前回2013年の来日公演ではやってなかったはず。あえて前回ツアー時とセットリストが被らないようにしてくれているのが嬉しい。

Img_2338_640x480

The Lamb Lies Down on Broadway
これはノレるんだなぁ。サビの部分で手拍子だけでなく大合唱が起こり、さすが大阪、ノリがイイ。そういうところはやっぱり大阪っていいよなって思う。関西に帰ってきて良かったって。

Img_2373_640x480

The Musical Box
本編ラストはジェネシスフリークが泣いて喜ぶ音楽箱。泣きそうになってる人が実際に周囲にいたしな。大盛り上がりで本編終了。

Img_2392_640x480

--- Encore ---

Dance on a Volcano
アンコール1曲目は私の大好きなトリックオブザテイルから。言う事なしの名曲。さすがにアンコールでは有名曲を持って来てくれた。ナッドシルヴァンがヘンなペリカンみたいな帽子で登場。ニックベッグスに近付いて尖ったヘンな帽子をニックの顔にぶつけて小コントをやってる(笑)。それでもベースの演奏はきっちり疎かにしないニックベッグスは最高。

Img_2397_640x480

Firth of Fifth
アンコールラストは超名曲で。みんな言ってるけど後半のハケットのギターソロは、これはもうこの人にしか出来ない名演である。ジンジン心に響くギターの音色、フレーズがいつまでも印象に残る。最高の名演を響かせてライヴはエンディング。

Img_2403_640x480

Img_2415_640x480

Img_2418_640x480

以上、2013年の来日公演に続いて今回も本当に素晴らしい演奏であった。前回の全編ジェネシス曲だった来日公演を観れなかった方には、今回のライヴのジェネシスセットはもっと有名曲も聴きたかった、ってなるかも知れないけど、2013年を観ていた私には今回の第二部ジェネシスセットは少し渋めの選曲で、とても新鮮で楽しめた。もっと言うなら前回は全編ジェネシス曲だったから個人的にはソロ曲を一杯聴きたかったので、そういう意味でも第一部ソロセットにも大満足。なお、今回の来日公演は日本限定で2CDで発売されるとの事なので、よい記念になるだろう。

あと、他にも写真を撮ったのでいくつか掲載しておきます。
(私の写真がブー〇に流用されないか少し心配ではありますが・・・笑)

Img_2335_640x480

Img_2343_640x480

Img_2349_640x480

Img_2379_640x480

Img_2370_640x480

Img_2383_640x480

Img_2399_640x480

Img_2360_640x480

Img_2402_640x480

それにしてもこの夢のプログレウイーク、偶然にもキャメルのアンドリューラティマーと、スティーヴハケットという英国プログレのレジェンドなギタリストが立て続けに衰えを知らない現役度全開の演奏を聴かせてくれた。それだけに、イエスの爺さんギタリストのあのハラハラする近年のギター演奏は何とかならんのかと、言わないようにしていることをついつい言ってしまいたくなるような、そんな複雑な気分にもさせてくれた。

終演後は、あの20分休憩のせいですっかり遅い時間になったのでお仲間との反省会とかは無しで記念写真だけ撮りました。また、大阪心斎橋のロックバー、STARLESSのマスター様ともご挨拶させて頂くことも出来、なぜかツーショット写真まで撮ってしまいました。

Img_2425_480x640

以前から一度お邪魔させて頂こうとは思っているのですが、また今度、自分の課題が落ち着いたら、関西、四国のジョンウェットン仲間、プログレ仲間でお店貸し切りのイベントとか企画したいと思います。この後しばらくは、多分11月のイエス来日まではライヴ参戦の予定も無いので、イベント企画でも考えて日々の楽しみにでもしておきましょうか。

|

2016年5月19日 (木)

キャメル 2016年来日公演初日(大阪) CAMEL RED MOON RISING TOUR IN JAPAN Ichigo Ichie ~一期一会~ (May 18, 2016 @ Namba Hatch OSAKA)

キャメル16年ぶり待望の2016年来日公演初日、大阪のなんばHatchに参戦。キャメルと言えば私も結構好きで、いつ聴いても良質のメロディがストライクで、それでいて演奏そのものはスリリングな部分もあったりして、本人たちはプログレッシヴロックと呼ばれることにピンと来ていないようだけれど、カテゴライズする側は叙情派プログレの代表格として扱ってしまうし私も普通にそう思っている。聴く側がそれで楽しめるのだからそれでイイだろう。私個人的に言えば、今までのキャメルの来日公演は、聴くようになった90年代から2000年にかけて何度かあったけども、いつも言うように私にとっての業務その他の超多忙による音楽的ロスト10イヤーズに当たるので一度も行ったことは無い。それだけに今回の来日は本当に文字通り待望であり、ましてつい数年前まではアンドリューラティマーが闘病に入ってからはもう来日なんてないと思っていたので、病を乗り越えての今回の来日は奇跡の来日公演と言ってしまってイイものである。プログレフェスへのキャメルの参加が発表されてから、あえてそのチケットは買わずにキャメル単独で大阪があると祈るように信じていたので、単独が決まって早速チケットをゲット。ゲットと言ってもいつものお仲間、マイミク某KさんにチッタMORE会員のアレで申込んで貰った。そしたら見事に某Kさんマジック、座席はフロントロウ、最前列でステージ向かって真ん中から少し左よりというビックリな席が取れてしまった。コリンバースの真ん前って感じ。多分自分の今までのライヴ参戦史上で一番ミュージシャンに近い席である。最前列は88年イエスのビッグジェネレーターツアー大阪公演以来だけども、あの時は最前列って言ってもめっちゃ右端の方だったから、今回の良席にはビックリ。いつもお世話になってる某Kさんには感謝しかない。それではいつものように若干の思い入れも込めながら、当日のライヴの前後のお茶会も含めるので長くなるけど参戦レポいきます。

Img_2312_640x480

2016年5月18日(水)、素晴らしく快晴の関西地方、昼前から京都亀岡の田舎の家を出ていそいそと大阪の難波へ向かう。昨年まで25年間も首都圏に居たから、なんばハッチには行ったことが無い。道に迷ったりしたら困るので念の為にかなり早めに向かう。なんばハッチの入ってる湊町リバープレイスに到着したが早く着き過ぎて時間余りまくり。それにしても湊町リバープレイスもそうだし、そのそばの道頓堀川沿いのリバーサイドがお洒落なこと! 大阪って私が学生の頃は都会だけどごちゃごちゃしてるって印象があったから、この25年で本当に変わったもんだ。田舎暮らしに早くも飽き始めていたので都会のアーバンな雰囲気に良い気分になって写真撮りまくり。アーバンってなんだ?

Img_2292_640x480

湊町リバープレイスから道頓堀川の向かい側を一枚。

Img_2291_640x480

時間がタップリあるので道頓堀川の向かい側に渡る。渡ると地名は堀江になる。そうか、ここが「ごぶごぶ」で言ってたオシャレタウン堀江ってことやな。

Img_2294_640x480

大阪の代官山って「ごぶごぶ」で言ってた。東京方面に居た私からするとそこまでは?って感じだけど、でもイイ感じの眺めではある。それで、道頓堀川沿いの小洒落たカフェで休憩。なんと優雅な時間。

Img_2295_640x480

一旦カフェを出てなんばハッチへ戻る。徳島のK社長とM女史と合流。先行物販で3000円のプログレフェスパンフ(500円のポストカード付)と、無理やり3500円にするためにもう1セット500円のポストカードを買う。全てはサイン会に当選するため。サイン会は抽選で40名との事。もうこれでサイン会に当選した気分になった。

Img_2314_640x480

徳島のお二人と一緒にもう一度さっきのカフェへ。ここで約1時間半くらい音楽バカ話で大盛り上がり。キャメルの話からプログレの話から、先日K社長が参戦されたテリーボジオのヒストリーライヴの話やら、更にはコレクター道の面白エピソードまで、ケラケラ笑って盛り上がってしまった。

Img_2297_640x480_2

そして実は日本有数のプリンスコレクターでもある徳島のK社長、先日プリンスの訃報の際に私が、それほどプリンスのファンではないんだがブラックアルバムだけは買っておけばよかったぁー、アレ生産限定だったからもう手に入らないやぁー、ちきしょー、等々とSNSで大騒ぎしていたもんだから、なんとK社長所有のプリンスのブラックアルバム94年生産限定国内盤CDをダーターで譲って下さった。ひゃーー、申し訳ないやらありがたいやら。

Img_2315_640x480

ちなみにK社長はそのブラックアルバム、オリジナルリリース予定だった87年に生産されていながら、発売中止となったために市場に出回らなかった米ワーナー盤の幻のブラックアルバムCD(ブートじゃない、幻のホントの正規盤)を所有されているとの事。どういう手段でお幾らで入手されたのかも聞かせて貰って、コレクターここにアリって盛り上がる。更には先日のテリーボジオのヒストリーライヴのお土産との事でM女史と拙にボジオのトートバッグを頂いてしまった。重ねて申し訳ないやらありがたいやら。今度どうやってお返ししようか悩む。

Img_2316_640x480

散々盛り上がって時間はあっという間に18時半近くに。開場時間も過ぎたのでそろそろ行きますかと、カフェを出て再び道頓堀川を渡ってなんばハッチへ。

Img_2299_640x480

Img_2289_640x480

入場を済ませ、ロビーで京都のマイミク某iさんと遭遇。そして何気に関係者受付のところに目をやると見たことのある外人さんが・・・・。

「あれ、デイヴシンクレアとちゃいますか?」

と私からK社長に問いかける。K社長はFM徳島で自らがスポンサー提供する音楽番組をやっておられて、昨年のデイヴシンクレア&ジミーヘイスティングスのジャパンツアー徳島公演時にはデイヴシンクレアを番組にゲストとして呼んでおられたからデイヴ関係者と顔見知りである。そしてデイヴシンクレアと一緒にいた女性がデイヴの奥様であることにすぐに気付かれて、普通に旧知の間柄のようにご挨拶される。そしてデイヴとも、あの時はどうもどうもって感じで握手される。K社長はその場でソッコーでキャメルのブレスレスにデイヴシンクレアのサインを貰う。ここで私はデイヴの顔を見て、K社長を指さしながら、

「フレンド! フレンド! He is my friend !!」

と、デイヴの知り合いであるK社長は私のマブダチである、ということを全力で強調し自らの人としての器の小ささ全開で漁夫の利を狙う(笑)。写真や写真!とつぶやきながらK社長にデイヴへ写真撮影をお願いして頂き、そして図々しくもデイヴの奥様に私のアイホンを預けて写真を撮ってもらった。入場したら場内は写真撮影禁止なのも完全に忘れて。

Img_23012_640x480
(マイミク某iさんはチョーーカワイイんだが、私の顔は隠してー、との事なので隠してます)

こうして漁夫の利を得ることに成功。ていうか私はコレもう金魚のフン、或いは小判ザメ、いやもっと言うならハイエナである。まぁ何でもいいや。でもよく考えたら昨年5月に新宿で、デイヴシンクレア&ジミーヘイスティングスのイベントの時に写真撮ってもらってたんだった。まさかキャメル大阪でデイヴシンクレアに遭遇するとは思わなかったからついつい必死になってしまったのである。

すっかり気分がアゲアゲの状態で座席へ。ここでマイミク某Hさんと某Zさんと某Rさん、更にツイ友の某eさんと合流してご挨拶。みなさんも私も1列目2列目でめっちゃ前の方の席。あと、首都圏に居た頃にジョンウェットン系のライヴで頻繁に見かけた方も、またここ大阪で見かけた。例によってあちらも、あ、またアイツか、って思われたかもしれない。いい加減、挨拶くらいしないとな。

そしていよいよ定刻の19時過ぎにメンバー登場して開演。セットリストは本記事の一番上の写真にある通り(セットリスト用紙は、ラッキーにも入手できた方のをコピーさせて貰いました)。2015年夏のツアーのセットを基本にして中盤にスノーグースからの抜粋を入れているようだ。なお、本公演は写真撮影は一切禁止なので演奏場面とかステージ写真は無し。私はキャメルファンだけどマニアって程ではないので内容のレポは以下にセットリストの順番通りに掻い摘んで行きます。

Never Let Go
デビューアルバムからのこのオープニング曲では、いきなり新加入の盲目の鍵盤奏者ピータージョーンズがリードヴォーカルで堂々たる歌唱を聴かせてくれたのは驚きかつ新鮮。

The White Rider
Song Within A Song
Unevensong

この4曲目までは2015年ツアーと同じ順番。2015年ツアーのセットリストを参考に予習していたので非常に楽しめる。それにしてもUnevensongのギターのメロディが何とも心躍るメロディで素晴らしい。大好きな曲。

Rhayader
Preparation
Dunkirk

ラティマーだったかコリンバースだったか忘れたけど、ここでスノーグースからのセレクションを演奏するよ的なMCが入ってスノーグースから3曲。Rhayaderの流麗なフルートを聴くとなんか安心する。その後もギター、ベース、キーボード、ドラムがスリリングな演奏を現役度全開で演奏してラティマーって何歳だっけ?って思うくらい見事な演奏。イエスの爺さんギタリストとエライ違いやないか・・・。

Spirit of the Water
Air Born
Lunar Sea

ムーンマッドネスから3曲連発。素晴らしい。私はスノーグースよりもムーンマッドネスの方が好みだったりする。

Drafted
ラティマーのMCで、次はヌードから、ってなって個人的に盛り上がる。スノーグースよりもムーンマッドネスよりもヌードが好きな変わりもんなので。この美しいメロディが心を打つ。涙目になりそう。

Ice
これもキャメルのライヴに外せない名曲なんだけど、実は私的にはちょっと哀しみフレーズが深すぎてそれほど好物では無い。同じ理由で、一般には名作と言われるハーバーオブティアーズもあまり聴かない方。

Mother Road
Hopeless Anger

そしてそして! キマシターーっ! キャメル全作品の中で一番好きなダスト&ドリームスからの曲。特にMother Roadのワクワクするギターメロディが最高。一人で体を揺らして盛り上がる。出来れば立ち上がって手拍子したいくらい。ホントに好きなのだこの曲。

Long Goodbyes
次が最後の曲です、亡くなった鍵盤奏者ギールブランに捧げます、っていうラティマーのMCで始まったのがこれまた曲単位では一番好きな曲、Long Goodbyes。この曲が収録されているというだけでステーショナリートラベラーも私の中ではよく聴くアルバムになっている。この優しく感動的なメロディがイイ。コリンバースがリードヴォーカルで歌うんだが思わず私も一緒に口ずさんでしまった。もう感動して目に涙が浮かぶ。そしてクライマックスのアンドリューラティマーによるメロディアスな天翔けるギターソロ。凄い凄い、物凄いエモーショナルなギタープレイで感動が止まらない。大感動でギターソロが終わって曲が静かに終わる。ラティマー自らMCで一言、

「アリガトウ」

もう感動の大拍手で本編終了・・・・と思ったら、ドラムのカウントを合図に再びバンド演奏で感動のギターソロがリフレイン。もうダメ、涙腺決壊、眼に溜まっていた涙が全てこぼれ落ちてしまった。少しのけ反り気味に天を仰ぎながら入魂のギターソロを決めるラティマー、その神々しい姿は病を乗り越えて見せたことも相まって大感動のギターソロのメロディと共に二重の大・大・大感動!!

大拍手に送られて、そしてメンバーが盲目のピータージョーンズを気遣いながら退場。その場面がまた暖かくてイイ。

--- encore ---

Lady Fantasy
アンコールはもちろんコレ。初期キャメルのイメージを体現する名曲で素晴らしい演奏を十二分の堪能して大団円。

以上、終演時間は21時頃だったと思うのでトータル約2時間弱。バンドのタイトな演奏力は今が全盛期かと思うくらい言う事なし。また、終演後の反省会でツイ友の某Nさんとも話していたんだが、新任の鍵盤奏者ピータージョーンズの音色使いがとてもセンスがあって良かった。これはなんか口で上手く言えないけど実際に観た方ならなんとなく分かってもらえると思う。

さて、サイン会である。当然のように当選するものと信じて当選発表を見たら・・・、

Img_2309_640x480

泣泣泣・・・。

でも当たる人は当たるんだなぁ・・・。お仲間数人が当選されてサイン会へ。私のようにあからさまに欲しがる野望剥き出しの人間には当たらないものである。これからは心清らかに抽選に挑もうと決意を新たにしなければ。ハズレ組の私とマイミク某Rさんと某Hさんはさっさと湊町リバープレイス地下のカフェへ直行して先に反省会開始。追ってサイン会が終わったツイ友某eさんと某Nさんが合流。それぞれLPとかパンフとかTシャツとかにサインを入れて貰ったのを見せて頂いた。あーー、イイなぁ、そのサイン入りTシャツ、ケチャップでもかけてやろうか? などと一瞬ダークサイドな自分を殺して雑談、音楽談義を楽しむ。ちなみに私は外れたからどーでもいいんだけど(苦笑)、サイン会はお一人様2点までOKだったそうです。私は難波から自宅まで2時間以上かかるので、反省会を途中で抜けて先に帰宅させて頂きましたが、開演前のお茶会と終演後の反省会、どちらも本当に楽しかったです。ご一緒頂いた皆様、本当にありがとうございました。今回もまた良い思い出が出来ました。

最後にもう一度繰り返すけど、ライヴ本編ラストのLong Goodbyes、終わったと見せかけてのギターソロのリフレイン、心が震えるほど感動しました。思い出すだけで3日は泣けます!

|

2016年5月13日 (金)

YES UK & EUROPEAN TOUR - SPRING 2016 - FRAGIE & DRAMA ライブ音源(with special guest TREVOR HORN May 9, 2016 Oxford, UK)

ネタが無いと言いつつ実はイエスの2016年英国欧州ツアーが始まると当時に初日4/27の音源をネットでDL入手して楽しんでいた。ブログにUPしようと思ってたんだけど、5/9,10にトレヴァーホーンが客演するという楽しいニュースもあったもんだから、じゃあそちらの音源を入手して聴いてからブログ記事を書こうと、ワザと書き控えていた(笑)。

それで5/9のOxford音源と、5/10のLondonロイヤルアルバートホール音源を両方入手、両方聴き比べて楽しんでいるんだが、そこで本日ARW(ANDERSON RABIN & WAKEMAN)の大規模な北米ツアー日程もアナウンスされて、イエス関連の話題が一躍満載。アンダーソン、ラビン&ウェイクマンの方は新譜の制作、10月からの北米ツアーに続いて2017年にはワールドツアーも視野に入れているとの事で、まだまだこれからの話なので一旦置いておく。更にいうなら6月発売のANDERSON/STOLTという楽しみも先行してあることだし。

本題の5/9のOxford、5/10のRAH音源だが、今回の英国欧州ツアーはDRAMAとFRAGILE再現ツアーという事で、FRAGILE再現の方は2014年の来日公演でも実物を観れたしライヴ映像&音源も公式発売されてるからもういい。何と言っても楽しみはDRAMA完全再現である。

Img_2274_3

一応両日の音源を聴いたところ、セットリストは1曲を除いてほぼ同じで2部構成。私がネットで入手した音源は同じテーパーさんの音源で、音質的にはどちらかというと5/9のOxford音源の方が高音質で各楽器の輪郭がはっきりしているように感じるのでOxford音源を中心にレビューする。5/9のOxfordのセットリストは以下。

--- SET 1 ---

Intro (Chris Squire Tribute - Onward ~ Young Person's Guide To The Orchestra)
Machine Messiah
Man In A White Car
Does It Really Happen?
Into The Lens
Run Through The Light
Tempus Fugit (with special guest Trevor Horn)

Time And A Word
Siberian Khatru

--- SET 2 ---

Going For The One
Owner Of A Lonely Heart

Roundabout
Cans And Brahms
We Have Heaven
South Side Of The Sky
Five Percent For Nothing
Long Distance Runaround
The Fish
Mood For A Day
Heart Of The Sunrise

--- encore ---

Starship Trooper

以上のような感じで、DRAMA全曲+2曲(Time And A Word,Siberian Khatru)の第一部、FRAGILE全曲+2曲(Going For The One,Owner Of A Lonely Heart)の第二部、そしてアンコールでStarship Trooper。十分に満足度の高いセットリストと言える。ちなみに5/10のRAHではGoing For The Oneの代わりにSoonを演奏している。

第一部でいきなりDRAMA全曲再現から始まるんだが、さすがにジェフダウンズの馴染み方が自然で、やっぱり自分が参加した時期の作品だから何の違和感もなく自信満々に気持ちよく演奏している感じが当然と言えば当然だが笑える。他の、例えばリックウェイクマン時代の曲を演奏するのとはエライ違い。また、近年のイエスでいつも気になる演奏のスピード感だが、そんなにスローには感じない。アランホワイトが遠慮なく飛ばしてるのでハウ爺が例によって必死でついて行ってる感じ(笑)。DRAMAについてはロックのノリがあるカッコいいプログレだという事が、こうしてライヴ演奏で聴くと改めて分かる。

さて、肝心のトレヴァーホーンの客演だが、さすがにDRAMA全曲という事ではなくTempus Fugitのみ。Run Through The Light演奏後にジェフダウンズのモゴモゴしたMCに導かれてトレヴァーホーン登場、ここでトレヴァーホーンも少しスピーチする。英語なので詳細が分からないがトレヴァーホーンは、以前にもスティーヴ、ジェフ、アランとはウェンブリーで共演したみたいなことを言っている。多分Produced By Trevor Hornのイベントの事を言ってんのかな? ホーンのヴォーカルは、久しぶりに歌うイエス曲とあって少し高音が苦しそうなところもあって、そこはジョンディヴィソンがサポートしているように聴こえるが、まぁまぁ悪くない。クリススクワイアに代わってベース&ヴォーカルを務めるビリーシャーウッドとのツインヴォーカルもイイ感じに決まっている。むしろ問題は現行イエス本体の方。途中若干アンサンブルが乱れたぞ(苦笑)。という事でトレヴァーホーンの客演はコレだけだけど、折角の貴重なライヴ、何らかの形で公式に出して欲しい。でないとブートが売れてしまうぞ(笑)。

DRAMA全曲演奏の後、Time And A Wordが演奏されるがその前にハウ爺がMCでピーターバンクスに触れている。昨年からのツアーはクリススクワイアトリビュートツアーでもあるんだが、ここでのTime And A Wordはピーターバンクストリビュートの意味合いも込めているようだ。演奏は今までの素朴なイメージと少し違ってジェフダウンズの鍵盤がサウンド全体を柔らかく包み込んで一味違う素晴らしい演奏に感じる。

第二部はFRAGILE全曲演奏で特に感想は無しにしようかと思ったけど、そうかよく考えたらベースがビリーシャーウッドでのFRAGILE全曲演奏は初めてなんだった。ある意味クリスのベースプレイの見せ場だったThe Fish、ビリーのプレイはある程度忠実にクリスのオリジナルプレイを再現していて、クリスが演奏するときみたいに余計なタメが無いところが逆にすっきりしてて聴き易い。ビリーシャーウッドに関しては作曲で表に出ないでこうしてバンドをしっかり下支えしたりコーラス完璧に決めたり、そういうところは本当に重宝する。

以上、我々日本人としてはこのDRAMA完全再現を日本でも観たいところである。11月に予定されている来日公演が果たしてどんな内容になるか。夏のUSツアーがDRAMAと海洋地形学1曲目&4曲目の完全再現という事で、それをそのまま日本ツアーにも持ち込んでくれると我々としても新鮮である。また、考えてみれば現行イエスはとうとうオリジナルメンバーが一人も居ない編成となってしまった。秋からは策士ブライアンレーンがARWを市場に送り出す。ツアータイトルは「An Evening Of YES Music & More」。まさしくABWHを思い出させる。あの時もどっちがホントのイエスか?なんて論争で盛り上がった。私も88年にイエスのビッグジェネレーターツアーの来日公演を大阪で観て、2年後の90年にはABWHの来日公演を大阪で観た。イエスが二重に楽しめて単純に楽しかったし、今回も喧嘩という事ではなくお互いに軽く牽制しあいながらどんどん面白おかしくメディアに取り上げて貰って話題になれば面白いと思う。またそれが策士ブライアンレーンのやりそうな戦略かも知れない(笑)。そういうマーケティング戦略まで含めて今秋以降はイエス周辺を楽しみたい。

|

2016年5月 6日 (金)

【Short Review 20】COLIN BASS "AN OUTCAST OF THE ISLANDS"

ネタが無いネタが無いと思っている間に、病から見事に復帰したアンディラティマーのキャメル、いよいよの来日公演が迫ってきた。そろそろキャメル来日に向けて気分を上げて行かないとな。私がキャメルではダストアンドドリームスとかヌードが好きだというのは前にも言った。今回の来日は恐らく代表曲中心のセットになるだろうから最近のセットリストを参考に予習はしておくとして、拙ブログ的にキャメル祭りをどう盛り上げていこうかと言うところだが普通に代表作を取り上げてもオモんない。何よりキャメルに関しては私より遥かに詳しい大家の方もいらっしゃるから、そういう方のサイトやブログを見る方が話は早い。

こないだウチの押入れの段ボール箱にしまい込んである最近あまり聴かないCDを掘り返していて、おっ、そう言えばこういうの持ってたなと取り出したのが以下のCD。

Img_2257_640x480

もう長い間、アンディラティマーにとっての大切な相棒となっている現行キャメルのベーシスト、コリンバースのソロCDで98年リリースの記念すべき1stソロとなる。私がこの作品を知ったのは多分10年近く前か、キャメル周辺を調べていてこの作品の存在を初めて知り、どうやら私の好きそうなサウンドらしいと思って喜んで購入したものである。しかし当時はまだ仕事が多忙だったせいもあって、チラッと聴いてそれっきり全く聴いてないうちにCDラックではなく段ボールにしまい込んでしまっていた。そもそもこのCDを持っていたこと自体も忘れかけていたくらい。

それでこのGWで改めてじっくり聴いてみた。うん、はいはいはい、やはり私の好きそうなキャメルサウンド、つまりはダストアンドドリームスとかヌードのような穏やかで美しくて綺麗で、重すぎないシンフォプログレサウンド。とにかくメロディがイイ。キャメルに似てる。そりゃそうか、だって本作は殆どの曲でアンディラティマーがギター弾いてるんだから。で、コリンバースの歌声が聴こえてくるとそれはまさにキャメルのヌードの最初の方で聴けるあの穏やかな声そのもの。キャメルのあの辺の曲、コリンバースが歌ってたんだからな。

キャメルのダストアンドドリームスやヌードから重たいテーマ性を取り払って、純粋にサウンドやメロディの素晴らしさで楽しませてくれるし、プロダクション、レコーディングクォリティもキャメルの80年代以降の作品と比べても全く引けを取らない。本当に気持ちよく聴ける完成度の高いサウンドだ。

そういうワケだから、知ったかぶりして今のキャメルを実質アンディラティマーのソロプロジェクトだから・・・、なんて簡単に言ってはならない。このコリンバースというベーシスト、ソングライターがいることも忘れてはならんぞと。あえて言うなら現行キャメルはラティマーのソロプロジェクトじゃなくラティマーとコリンバースの双頭バンドと言ってしまいたい。それほど本作のクォリティは高い。ま~さ~か、キャメルのファンだと自称しながら本作を持ってない、なんて人はいないだろうと思うけど、もし持ってない人がいたら、コレは持ってて損はない。普通にキャメル好きだけどキャメルマニアとまでは言えない私が言うくらいだからマジでお勧め。

いよいよキャメル来日、アンディラティマーだけじゃなくてコリンバースにも会える、二重に楽しみ。5/18大阪参戦予定です!

|

« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »