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2016年10月25日 (火)

リンゴ・スター アンド・ヒズ・オール・スター・バンド 2016年来日公演 初日(大阪) RINGO STARR AND HIS ALL STARR BAND JAPAN TOUR 2016 (Oct 24, 2016 @ Orix Theater OSAKA)

暑くなく寒くなく、カラッとした素晴らしい快晴のもと、リンゴスターのオールスターバンドの来日公演に参戦。リンゴスターの音楽自体は詳しいわけでは無いし、今までのリンゴの来日公演は行ったことは無いのだけど、今回はオールスターバンドのメンバーが個人的にかなりツボな顔触れで、トッドラングレン、TOTOのスティーヴルカサー、ミスターミスターのリチャードペイジ、元ジャーニー、サンタナのグレッグローリーと、コレだけ豪華な顔ぶれをいっぺんに観れるんだったら行って損は無いだろうと勇んで参戦。マニアックなことは書けないけど、いつものように当日レポ風に行きます。

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2016年10月24日(月)、現在の仕事に就いてから3ヶ月が過ぎ、有休も付くようになったのでリンゴの来日公演に合わせて早速有休を使わせて頂いた。幸いシフト勤務の公休もうまくつながっていきなり3連休となり、この日が3連休の初日。最高に開放的な気分で、天気も快晴とあって朝からとても気分がイイ。普段は仕事だってあまりネットでは具体的なことは言わないけど辛いことも多いし凹んでる日もたくさんある。それだけにこんなに気分良く過ごす日は何年振りかってくらい。昼間っから大阪方面へ出かけて梅田で下車。遅めの昼ご飯は先ほどブログ記事UPした豊崎町の「喫茶Y」にて。その後、茶屋町周辺をブラブラ。茶屋町って随分賑やかになったなぁと今更ながら実感。私の知ってる茶屋町ってそれこそ20数年前しか知らなくて、その頃は梅田LOFTくらいしか無かった記憶が。それが今やすっかり東京のような街並みになって、なんだ? Nu茶屋町って? みたいな浦島太郎状態。私が東京で25年間も仕事していた間に梅田は大きく垢抜けて変貌していたことに驚く。更に歩いてディスクユニオン大阪店を冷かして、そのあと丸ビル近くのタリーズで休憩。横浜あざみ野に住んでいた頃はしょっちゅう入り浸っていたタリーズも、今のウチの近くには無いもんだから本当に久しぶり。そろそろ日が落ちてきたので地下鉄に乗って四ツ橋へ。駅から歩いてオリックス劇場なんだけど、到着してみてまたまた浦島太郎状態。オリックス劇場って旧・大阪厚生年金会館だと思うんだけど、大阪厚生年金は89年のメタリカ来日公演で来たことがあって、以来約28年ぶりなんだけどその時の外観の記憶とは全然異なっているから、アレ?こんな感じだったっけって。

18時に開場。今回はS席15,000円だけど自分の座席は堂々の3階席。S席とA席の境目が分からないぜ全く。そしてエスカレーターみたいなのが無いのか階段で3階へ。息切れるっちゅうねん。でも「喫茶Y」で食べたヴォリューミーなハーフサンドウィッチを消化するにはちょうどいい。3階のロビーにはオリックス劇場で公演を行った出演アーティストオブジェコレクションって言う展示があって、なかなか気の利いた趣向だと思う。

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2014/11/27のところにはイエスのメンバー5人のサインがあって、クリススクワイアのサインが涙を誘う。結果的にこの時のジャパンツアーがクリスにとって生前最後のライヴツアーになったんだからな。

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そして座席を確認。見よ、この標高の高さを。高所恐怖症の私は震えが止まらなくなるわ。

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最終的には会場はほぼ満員。さすがの元ビートルズ人気だな。いやそれにオールスターバンドの顔触れも豪華だし。そして19時ちょうど、VIPなミュージシャンには珍しいくらい時間キッチリにメンバー入場して開演。

開演からエライ盛り上がり。なんというか熱狂って感じでは無くて、楽しいパーティの始まりって感じ。とにかく楽しい。セットリストは他のサイトも参考にしながら自分の記憶と合わせて以下だと思う。

01. Matchbox (Carl Perkins cover)
02. It Don’t Come Easy (Ringo Starr)
03. What Goes On (The Beatles)
04. I Saw the Light (Todd Rundgren)
05. Evil Ways (Willie Bobo cover)
06. Rosanna (TOTO)
07. Kyrie (Mr.Mister)
08. Bang the Drum All Day (Todd Rundgren)
09. Boys (The Shirelles cover)
10. Don't Pass Me By (The Beatles)
11. Yellow Submarine (The Beatles)
12. Black Magic Woman/Gypsy Queen (Santana:Peter Green's Fleetwood Mac cover/Gábor Szabó cover)
13. You're Sixteen (Johnny Burnette cover)
14. Back Off Boogaloo (Ringo Starr)
15. You Are Mine (Richard Page)
16. Africa (TOTO)
17. Oye como va (Tito Puente cover)
18. I Wanna Be Your Man (The Beatles)
19. Love Is the Answer (Utopia)
20. Broken Wings (Mr.Mister)
21. Hold the Line (TOTO)
22. Photograph (Ringo Starr)
23. Act Naturally (Buck Owens cover)
24. With a Little Help From My Friends (The Beatles)
25. Give Peace a Chance (John Lennon/Plastic Ono Band)

たっぷり全25曲。ビートルズ、リンゴのソロやカヴァー曲だけでなく、TOTO3曲、ミスターミスター2曲、リチャードペイジのソロも1曲、トッドラングレン2曲にトッドのユートピアも1曲、サンタナもありで実に豪華なオールスターヒットパレード。個人的にはTOTOについてはTOTOの2014年2016年の来日公演でしっかり観ているので今回はアレンジの違いを楽しんだ。ロザーナにしてもアフリカにしても一瞬にして会場の雰囲気が変わる感じがして、リンゴスターのライヴではない感じになって、改めて曲の持つ力を実感。そういうのって本当の名曲なんだろう。

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一番楽しみだったトッドラングレンの I Saw the Light が初めてライヴで観れて感涙。

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ほんとイイ曲だなぁ。出来ればHello It's Meもやって欲しかったけど。あとミスターミスターの大ヒット2曲、KyrieとBroken Wingsもライヴで初めてだった。リチャードペイジの全く衰えないヴォーカルが素晴らしい。

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サンタナの曲もこれまた楽しいパーティな会場の雰囲気をイイ意味で一変させるような渋さがあった。ビートルズ曲ではスティーヴルカサー、リチャードペイジ、トッドラングレンが1本のマイクに集まってコーラスを決める感じがビートルズっぽくて微笑ましい楽しさ。

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最後はビートルズの With a Little Help From My Friends。この曲は正直ビートルズ曲の中では私的にはスルー曲なんだけど、こうして楽しいパーティのようなライヴで最後に演奏されると、とても心温まる感じがして何とも言えない感動があった。更にそこからメドレーしてジョンレノンのGive Peace a Chanceで21時前に終演。トータル約2時間弱。

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とにかく楽しくて温かい感じするライヴだった。帰るときに、良かったなぁ~って思いながらホッコリした気分で笑顔で帰れるライヴってのもいいもんだなと。

最後に購入したパンフはコレ。

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さて、ここから怒涛の来日公演への参戦ラッシュの始まり。次は来週、フランシスダナリー来日公演で東京遠征。久しぶりの東京を楽しみたいなと。

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[グルメ] 喫茶Y(@ 大阪 豊崎町 2016年10月24日)

最初にこのブログを始めたきっかけは2006年のオリジナルエイジア復活だった。エイジア関連、ジョンウェットン関連専門で立ち上げたつもりだったブログはいつしかどんどん幅広げしてハードロック、ジャズフュージョン、更には音楽からも飛び出して、プロレス、吉本新喜劇etc、何でもアリになってきて、遂にはこの度グルメレポまで開始することにした。

今回たまたま有休と公休が繋がっていきなり平日3連休になって時間があるのでグルメレポお試し。といってもそんなにしょっちゅう食べ歩きするわけでは無いので、印象に残ったお店や食べ物を時々は記事としてUPすることもあるでしょうって感じで気楽に行きます。気が向かなかったら書かない場合もあるし、そこは勝手にやってるブログなのでご勘弁。

それで、2016年10月24日、リンゴスターの大阪公演を観に行くために有休を頂いていたので昼間っから大阪へ出かけた。今は京都の片田舎に住んでいて大阪の中心部へ出るにも最低1時間半以上はかかるし、何か一つライヴとかで大阪へ出かける用事があるときは、買い物とか行ってみたかったカフェとか食事とか、他の用事もまとめて兼ねてしまいたいのである。そこで今回、リンゴのライヴに行くついでに昨年の帰郷時より機会があれば行きたいと思っていた大食いマニアの集うお店、

「喫茶Y」

を初訪問。場所は大阪梅田から中崎町を通って徒歩約10分の豊崎町辺り。もしかしたらもっと近く行けるルートがあるのかも知れないけど不慣れなのでこのルートで歩いた。

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梅田周辺の繁華街からは少し離れているがすぐに見つかった。14時頃に入店したんだけど、お昼時を少し過ぎているにもかかわらず店内はほぼ満員。こじんまりした店内はテーブル席が5つくらいとカウンター席。ちょうどテーブル席が一つ空いていたので着席。全てのオーダーをとても明るい大阪のオバちゃんって感じのママさんがお一人で調理して対応されている。既に午後なのでモーニングメニューは無し。通常のメニュー表を拝見。

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他のテーブルの若い学生さんふうの方々は「Y定食」と言うのをオーダーしている方が多かったが、初訪問の私はまずは話題の

「ハーフサンドウィッチ」

をオーダー。サンドする卵はペースト状のタマゴサラダではなく、いわゆる大阪風と言うか関西風で卵焼きを挟むんだけど、オーダー時に「卵は何個?」って訊かれる。そう、卵の個数を指定できるのだ。4個~10個の間で指定できるようだ。「4個にするか?」と言われて何をムキになったか私は「じゃぁ6個で」と応える。そしたら最初に出てきたのがやたら具だくさんの味噌汁、いや豚汁かな。

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この写真ではヴォリューム感が分かり難いかも知れないけど、コレだけでもかなりのヴォリューム。細かい話だけど豚汁って首都圏に居た頃はみんな「トンジル」って言ってたけど関西では「ブタジル」って言うんやで。若い学生さん達が食べていた「Y定食」もチラ見したら次々おかずが運ばれてきて凄いヴォリューム。そしてママさんは椀が空いたころを見計らっては「ご飯おかわりは?」「まだ後これから鶏の甘酢掛けがあるんやで。」と客の胃袋を破壊せんばかりの勢いで迫られる。そうこうしているうちに「ハーフサンドウィッチ」到着。

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はい(笑)、これ、事前に食べログとかで知ってはいたけど現物を観た瞬間に気が重くなった(苦笑)。凄いヴォリューム。卵6個(笑)使った卵焼きと、これまたたっぷりのベーコン、そしてレタス、あとはシンプルにマヨネーズとケチャップがかけてある。一体なにをもってハーフと言っているのか意味が分からない。しかし私には食べ物を残すという習慣が無いので意地でも完食しようと食べ始める。サンドウィッチと言っても手で持ってかぶりつく大きさでは無い。そもそもママさんも配膳してくれた際に当たり前のように箸を用意してくれたし。箸で半分にとりわけでかぶりつく感じで食べる。

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半分くらい食べたあたりで溜息が出始める。しかしコレはもう闘いである。壮絶なる闘いを制して遂に完食。勿論あの具だくさんブタ汁も完飲。この時点では正直もうサンドウィッチを見るのも嫌な気分になっていた。お腹がキュルキュルし始めてヤバい状態になる。お会計時には気さくなママさん「お兄さん、おおきに、お口におうた(合った)かいな?」、私も平気そうなふりして「おおきに、美味しかったわぁ、また来るでぇ~」とケツを押さえながら店を出たのであった。

いやぁ、食べることが闘いであることを初めて感じた貴重な体験であった。この後、歩いているうちにますますお腹がゴロゴロし始めて、ケツを押さえながらコンビニで1回、更には阪急百貨店で1回、トイレに駆け込んだのであった・・・。

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2016年10月21日 (金)

DUNCAN MACKAY "SCORE"

不安を煽るようなことはしたくないので触れないできたが、我らがジョンウェットン大先生が最後にツイートしてからもう4週間近く経つ。先生は毎日のように何かしらツイートしていたように思うので一体どうしたんだろうとさすがに心配になってきた。想像でものを言ってもしょうがないのでこれ以上は書かないでおこう。引き続き先生の病の快復を祈るのみである。

さて、そんな最中で突然にダンカンマッケイの1977年作、「スコア」がオフィシャルCDとしてリリースされた。

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本作はジョンウェットン大先生のプロデュース作品として知られており、これまで40年近くもCD化されて来なかったゆえに幻の名作扱いとなっていたものである。77年当時にレコードで買った人とか、今でも家にレコードプレーヤーのある人が後に中古レコードで買ったとか、そうじゃない限りは存在は知っていても聴いたことが無いという一点でレア盤扱いになっていただろう。かく言う私もそんな一人。初めて本作の存在を知ったのは確か就職して東京に出た90年頃だったか、西新宿の新宿レコード辺りで買った「ブリティッシュロック集成」という分厚い本で名盤として取り上げられていたのを読んだのが初めてだったと思う。90年と言えばもちろんCD時代全盛で、ブートレグですらCDがどんどん出始めた頃であった。レコードプレーヤーなんて不要と思って実家で処分していた。そのうちこの作品もCDで出るだろうと思っていたし。しかし40年近くもCD化が実現しないと待ちに待ったなんてもんじゃなくて、もう永遠にCD化はされないだろうと思っていた。なので最近になって中古レコードでも探そうかなぁとか思い始めていた。

いきなりの公式リリースの情報はいつものマイミク某Mちゃんからもたらされた。そりゃもう驚いたし狂喜したし。それを知った私も含めたウェットン仲間の皆様ツイッターやフェイスブックで呟くとあっという間に反響が広まったのはやはり待望されていたゆえであろう。本作のブックレット記載のクレジットは以下。

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先生はプロデュースのみならずPillow SchmillowとNo Returnの2曲でリードヴォーカルも務めている。その事だけでウェットンファンにとっては外せない逸品でもある。他にも元キングクリムゾンのドラマー、アンディマックローチやメルコリンズも参加していて、クリムゾン関連としても語ることが出来る。また、ダンカンマッケイは後に私の大好きなキャメルのヌードでも鍵盤を担当しており、プログレ史の中で決して無視できない存在である。

本作の内容に関してはまず、先生が歌うPillow SchmillowとNo Returnの2曲については実は以前にブートCDで聴いたことがあった。あのブートCDは極悪だったなぁ(笑)。確かASIA AFTER UKとか言うタイトルで、当時はまだ未発表だったウェットン・ダウンズのI Would Die For Youを収録していて、それはイイんだけど、エイジアの未発表デモと偽ってPillow SchmillowとNo Returnが収録されていたのであった。CD時代でレコードを持っていないリスナーは私も含めて見事に騙されたわけだ。このブートCD購入当初は、エイジアのデモにしては先生の歌い方がやけにクールだなぁとかエラいテクニカルな曲だなぁとか若干の違和感を感じたものだった。しばらく経って、いやいやコレはCD化されていないダンカンマッケイの曲に先生が参加した曲だとネットで知った時は苦笑するしかなかった。ブートレグCDは今も昔も何でもアリの極悪商売なのである(笑)。ちなみにそのブートCD、話のネタに今回のブログに載せるかと押入れの中を探したが無かった。何かの機会に捨ててしまったかもしれない・・・。

他の曲は今回初めて聴いたんだけれど、オーケストラを導入しつつも鍵盤中心のプログレ作品として非常に良く出来た作品だと思う。ウェットンファンとしてはウェットンプロデュースと言うだけで持っていて当然だけれど、その点を度外視したとしても鍵盤プログレ作品として持っておく価値は十分ある名作である。

但し、但しだ、本CDを聴いた方々の呟きを拝見すると、コレはもしや盤起こしでは?との疑惑が挙がっていた。本CD自体は間違いなくオフィシャルリリースでダンカンマッケイも一枚噛んでいるようだ。ブックレットにはそのような記載もある。しかしよ~く見ると、マスターテープを使っているとはどこにも表記されていない(笑)。噂されているようにやはりマスターテープは消失しているのだろうか。そしてダンカンマッケイは盤起こしと分かっていてリリースしたんだろうか。ぼんやり聴いてると気にならないのだけど、盤起こしかも?と思って注意深く聴くと曲の静かな部分でレコード針がレコード盤の溝を通っているような雰囲気を感じないでもない(笑)。ただ私はそこら辺のオーディオ的なことは素人だし何の断定も出来ない。こればっかりはダンカンマッケイ本人や制作サイドに確かめるしかない。

まぁいいや、オフィシャルリリースであることは確かなのだから。ちなみにブックレットによるとダンカンマッケイは新作の制作を行っていて2017年にリリースを目指しているとの事。その時にはぜひ勇気あるインタビュアーに、本作は盤起こしなのかどうかを訊いて頂きたい。えぇ盤起こしですよとダンカンマッケイ本人から言って頂ければ、私ごときは何もいう事はございません。

やっぱり中古レコード探すかな(笑)。

追記:
先ほどジョンウェットン大先生が約4週間ぶりにツイート。敗血症で入院していたそうです。敗血症って・・・、ウィキペディアで調べてみたらかなりヤバいようで、退院したとはいえ心配です。音楽活動復帰を急いだりせず、とにかくしっかり療養して欲しいですね。

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2016年10月15日 (土)

フランシス・ダナリー 「ヴァンパイアーズ」(FRANCIS DUNNERY "VAMPIRES")

つい1週間ほど前まで京都では最高気温が30度超えで蒸し暑くて、職場では9月いっぱいでのクールビズ終了の予定が急遽1ヶ月延長になったり、ところがここ1週間は一気に気温が下がって朝方の冷え込み厳しく、全くもって服装の調整が難しい。職場でも深夜から朝方の勤務時は暖房を入れ始める状態である。相変わらず職場での24時間シフト勤務や仮眠にうまく対応できず寝不足が重なるせいか休みの日もちょっとテレビを見ているうちにすぐ寝落ちする。基本的に土日祝日休みとかじゃないから、所謂連休ってのが無い。これがどうも今までの自分のリズムと違うのが大きい。一日休んだらすぐまた翌日仕事なので、落ち着いて休めないというかなんか休んだ気がしない。コレは今の仕事で自分はどうなんだろうなどと思ったりする瞬間もあるが、後ろ向きやネガティヴな考え方は極力しない主義なので何とかこの状況の中での小さな楽しみを見つけたり、例えば明けで帰宅した朝っぱらから晩酌ならぬ朝酌が出来るのも気分がイイではないかとか、前向きに捉えようと奮闘するのである。ブログを書くこともなかなか手が付かず、自分的にこのブログの使い方と言うか書き方も考えないとなぁとか思ったり。気合を入れて書こうと思わずに、なんちゅうかもっと気楽に、ちょっと出かけた話とかグルメネタとかもありかなとか。でないと気分的にブログ更新が負担になってきて面白くなくなってくる。何度も言うがコレ仕事じゃないんだしな。まぁそんな具合なので購入したCDを聴くどころか開封すらしていないものが溜まり始めてきた。

なんとか開封したものから取り上げようかという事で、今回はフランシスダナリーのイットバイツ時代の楽曲セルフカヴァー作である。

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本作は今年の前半にはダナリーのサイト等でリリースされていたが、来日話に合わせて国内盤発売の予定があったので、ずーっと国内盤待ちで買い控えていた。ようやく10月に入ってボーナストラック1曲込みで国内盤リリースとなったものである。

最近は家でじっくりCDを聴く感じではなく、アイホンに入れておいた作品を休日のウォーキング中に聴くというクセがついてしまって、それが主な音楽リスニングタイムになってしまっている。どんどんアイホンにCD音源を放り込むものだから、アイホンの容量がパンパンになってきて、とうとう容量不足みたいなメッセージが出始めた。アイホンも新しいの出たことなので容量の大きいのに機種変しようかと考え始める。

それで、本作であるがウォーキング中に3周ほど聴けた。収録曲は以下のCDパッケージ裏面より。

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言うまでもなくフランシスダナリー在籍時のイットバイツ初期3作からのセレクションで、全曲リ・レコーディングされたものである。楽曲のクォリティの高さは80年代当時から評価されていたし、それらの曲をほぼ原曲通りのアレンジで再録しているから、繰り返し聴けるクォリティではある。実際、音楽を聴く暇が無いだの未開封のCDが増えてきただの言いつつ本作はウォーキング時を利用して3周も聴いたんだから。

過去によく聴いてきた楽曲であり私の中でのイットバイツのリスニング歴は以前にこちらの記事でも書いたので全曲レビューはしないけど、感想と言うか第一印象は恐らく聴いた人すべてが同じ印象を持ったのではないか。それは音像についてである。先にも触れたとおりアレンジは全てほぼ原曲通りであるが、音像がとても素朴と言うか、80年代的なエコー感やキラキラ感が全く削ぎ落とされたようなサウンド。一例を挙げれば鍵盤サウンド、80年代の派手さやキラキラ感を避けてハモンドオルガン系のサウンドを多用していたりする。これが曲の良さを露わにするために敢えて狙った音像なのか、それとも金や時間をかけなかった結果としてこうなったのかは分からない。この音像と言う部分だけを捉えればポジティヴにでもネガティヴにでもどうにでも捉えられる。80年代的サウンドが好きな私は、本作を何度か聴いた後に改めて80年代のイットバイツ3作を聴きたくなってしまったのが正直なところ。しかし私としては決して本作の存在をネガティヴに捉えてはいない。もうプログレッシヴミュージックはやりたくないと言ってイットバイツを離れ、事実90年代以降はシンプルなロックやアコースティック路線に進んでいたフランシスダナリーが、いま改めてイットバイツ時代の楽曲に真正面から向き合ったことを素直に喜びたいのである。その歴史を踏まえた今のフランシスダナリーがイットバイツの楽曲を演奏するとこうなる、そういう事なんだと思う。

いよいよ待望のソロとしての来日公演が2週間後に迫ってきた。地方に帰郷した私が一番恐れていた、東京公演のみの来日スケジュール(苦笑)。仕方ないので東京公演のチケットを購入。東京で泊まることも考えれば2日分の休みを確保しないといけない。交通費と宿代もいる。その前にその日と翌日に仕事を休めるかはまだ判然とせず・・・(職場で申請はしている)。おまけに10月31日にはタワーレコード渋谷でサイン会、11月4日には南青山でミート&グリートもあるとの事で、あぁ東京方面に住んでいれば2回もサインを貰うチャンスがあったのに!! みたいな悔しい思いをしなければならないのも地方に帰郷してしまった私ならでは。でもそういう事まで覚悟しての一大決心で帰郷したのだからやむを得ない。

ジョンミッチェル入り現行イットバイツが休眠状態の現在、フランシスダナリーがイットバイツ楽曲再現ライヴをやるのはまさにタイミングとしてはベストと言ってもイイ。オールスタンディングなので腰の具合が心配とか、グズグズ言わずに思いっきり楽しみたい。

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2016年10月 6日 (木)

ANDERSON, RABIN & WAKEMAN AN EVENING OF YES MUSIC & MORE 2016 USA TOUR ライヴ音源(Oct 4, 2016 @ Orlando, FL USA)

ツェッペリンのコンプリートBBCもフランシスダナリーのイットバイツセルフカヴァー新作も後回しである。遂に待望の、ジョンアンダーソン、トレヴァーラビン、リックウェイクマンのプロジェクト、ANDERSON, RABIN & WAKEMAN(ARW)の大規模な北米ツアーがスタートした。その初日、2016年10月4日のフロリダ州オーランドのライヴ音源をいつもの某サイトで入手。今日は24時間勤務明けで朝帰って来たけど、この音源がUPされているのを確認して即ダウンロード。Youtubeには一部の演奏曲のオーディエンスショット映像がUPされているけどこちらはライヴ当日フルセットのオーディエンス録音による音源。あまりに内容が素晴らしいので緊急のレビューです。

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(上記写真はツイッターで拾ったもの)

既にARWのツアー公式サイトやニュースサイトで触れられている通り、サポートメンバー含めたメンバー構成は以下。

Jon Anderson: Vocals, guitar
Trevor Rabin: Guitar, vocals
Rick Wakeman: Keyboards
Lee Pomeroy: Bass, vocals
Louis Molino III: Drums

ベースはプログレ界隈でお馴染みリーポメロイ。イットバイツのベーシストかつ、リックウェイクマンやスティーヴハケットのバンドで重用されていたサウスポーの実力者。2013年のスティーヴハケット来日公演でもベーシストとして来日していたので直接目にすることが出来た。今回のARWへの参画は多分ウェイクマンからの推薦だろう。ドラムのルーモリーノ3世はトレヴァーラビンのお友達かな。トレヴァーラビンのソロアルバム、キャントルックアウェイの数曲でドラマーとしてクレジットされていたしその際のライヴでもドラムを担当していた。ということでARWへの参画はトレヴァーラビンの推薦だろう。

さて、ライヴの内容である。今回入手したこの素晴らしい超高音質オーディエンス音源で疑似体験してみたい。いやホント、音質は臨場感抜群で各楽器の輪郭もはっきりしていて、特に私好みの、ドラムの音がしっかり録られた音質なのでメリハリがあって良い。初日のセットリストは以下。70年代曲と80年代曲がバランスよくミックスされていて、選曲はARWならではって感じ。またきっと来日公演なんかもあるだろうからここでは詳しい全曲レビューとかはせず、曲ごとに掻い摘んで一言ずつ書く。

Cinema
オープニングはやっぱりこれでしょ。90125ツアーを思い起こさせるシネマ。その前のメンバー入場曲はストラヴィンスキーのアレではなく、おそらくこのツアー用に作ったBGMなのかな? パーペチュアルチェンジをオーケストラルにリアレンジしたような曲。そこからスピード感満載のシネマが始まる。ルーモリーノ3世のドラムがイイぞ。リーポメロイのベースも最高。トレヴァーラビンのギターも現行イエスの爺さんみたいに衰えてはいない。現役感全開でカッコイイ。

Perpetual Change
そして痺れるのはシネマのエンディングから間髪入れずにジョンアンダーソンの「ワン、チュー、スリー、フォー!」ってカウントからパーペチュアルチェンジに入るところ。コレは実際にライヴ会場に居たらもっと痺れるだろうと思う。ここまでの2曲だけでも、言っちゃぁなんだが現行イエスの、ハウ爺のギターの運指に合わせたかのようなユルーい演奏とは全く別物。素晴らしくエネルギッシュでバンドの一体感が感じられる。

Hold On
ウェイクマンの鍵盤によるチャーミングな鍵盤ソロをイントロに付け加えながら重たいリズムが始まるホールドオンも新鮮。

I’ve Seen All Good People
これもやはり90125ツアーでのヴァージョンと同じ始まり方。懐かしい。

And You And I
オリジナルのハウ爺の爪弾くイントロ部分はウェイクマンの鍵盤が柔らかくスペーシーなイントロに差し替えて始まる。曲が盛り上がるところのインスト部はウェイクマンの鍵盤が奏でる美しい音色の上をラビンのお馴染みのアレンジしたギターメロディが載る。リックとトレヴァーの組み合わせの新鮮さが楽しめる。

Rhythm Of Love
リズムオブラヴも久しぶりだなぁ。ここでもルーモリーノ3世のドラムはハードでドライヴ感があって、まるでコージーパウエルかと思うくらい。曲後半ではラビンがウェイクマンに敬意を表したかのようにタップリと鍵盤ソロが挿入されている。

Leaves Of Green
リーヴスオブグリーンはハウ爺のギターソロのメロディは無しでジョンアンダーソン自らの簡単なアコギを鍵盤がサポートしながらの素朴な演奏。

Awaken
そしてそして、私の大好きなアウェイクンである。ピアノのイントロの前に、イントロのイントロって感じで荘厳なイントロが付け加えられている。重厚な雰囲気満点。ウェイクマンのアレンジだろう。本編の演奏は最初エラくキーを下げているなぁってのが気になるが、慣れてしまえばどうって事は無い。あの素晴らしいアウェイクンの世界である。ラビンのギターはある程度ハウ爺のギターフレーズを参考にしてオリジナルのイメージを崩さずに演奏してくれている。ここでもルーモリーノ3世のドラムが素晴らしい。感動的な曲後半はラビンのギターメロディーの絡ませ方がほぼ8人イエスのUNIONツアーでの演奏と同じ。ちょっと目立ち過ぎ(笑)って感じ。

Long Distance Runaround
The Fish

クリススクワイア追悼の意味を込めたこの2曲の演奏。現行イエスにとってもARWにとってもクリススクワイアの存在は大きかったのだ。リーポメロイが見事にクリススクワイアになりきって頑張ってる。

Roundabout
イントロからギターのリフまで、ラビンが随分アレンジしている。しかしドラムとベースが見事にブルーフォードとスクワイアの演奏を再現しているから全く問題なし。これはこれで新鮮に聴ける。そしてやはりウェイクマンの手癖全開の鍵盤がイイ。あの手癖はもはやイエスサウンドの一部なのだ。ベースとドラムがエネルギッシュでドライヴ感満載だから本当によく映える演奏。

The Meeting
ABWHに収録された小曲でしっとりと、ちょっと小休憩って感じ。とにかく全ての演奏がリーポメロイとルーモリーノ3世のおかげで熱いから、こういった小休憩も効果的。

Heart Of The Sunrise
そして再び熱い演奏。オッ、オッ、ドラムはここでもブルーフォードバージョンに近いぞ。めちゃカッコイイ。リーポメロイのベースも最高

Make It Easy(intro)
Owner Of A Lonely Heart

本編ラストはロンリーハートで大盛り上がり。リズムオブラヴもそうだがラビン期の80年代曲にウェイクマンが絡むのはホントに新鮮。ここでも曲後半では大幅にウェイクマンの鍵盤ソロが挿入されてノリノリ。これは実際のライヴ会場に居たら盛り上がるだろうなぁ。

Encore:
Starship Trooper
定番のアンコール曲。これもリズムセクションが熱いからヴォーカルもギターも鍵盤も実に映える。会場の客も大満足であっただろうことが想像つく。

以上、セットリスト的には以前よりARWのメンバーがやりたい曲として言及していた、例えばMind DriveやBIG GENERATORのShoot High Aim Low、TALK関連曲etcは入らなかったようだ。また、ソロコーナーや新曲も初日時点では一切なし。しかしそんなのは全く気にならない。簡単に一言ずつ、のつもりがしっかり全曲レビューになってしまった。いや、それほどこの音源の音質が素晴らしくて、聴きながら書いてるうちに自分も盛り上がってしまったのだ。このARWバンドのカギは紛れもなくドラムのルーモリーノ3世とベースのリーポメロイである。ライヴ初日フルセット音源を聴いてそれはもう言い切ることが出来る。そもそもラビンのギターもウェイクマンの鍵盤も衰えってものが無いのも素晴らしいが、その素晴らしさが、この熱くてドライヴ感があって、テクニックも申し分のないリズムセクションのおかげで更に素晴らしさを増幅している。つまりはバンドの一体感がある。衰えが心配だったジョンアンダーソンのヴォーカルも、このエネルギッシュなサウンドの中では気にならないくらい。こんな素晴らしいライヴ音源を聴いてしまったら、もうなんか11月の現行イエスの来日公演が自分の中で観に行く前から霞んできた。ユルい演奏も、そればっかり聴いていたら気にならなくなってくるが、その前にARWの熱くてエネルギッシュな演奏を聴いてしまったら、これはちょっとマズイ・・・(笑)。11月は早々に過ぎ去って貰って、2017年になるだろうが是非早くARWの来日公演を実現してほしい。コレは間違いなく満足できる。久しぶりにこのクラスのベテランで来日がホントに楽しみなバンドが出来た。

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2016年10月 1日 (土)

【Short Review 22】ニール・ショーン 「レイト・ナイト」(NEAL SCHON "LATE NITE")

今日は公休で土曜日、土曜は観たいいテレビ番組が沢山あって、「せやねん!」の午後の部とか「よしもと新喜劇2時間SP」、それに「土曜はダメよ」と、昼間はひたすらテレビを観まくり。更には録り溜めしていた2週分の「松本家の休日」も纏めて観て、もう目がショボショボ。やっぱり私はネイティヴ関西人、関西ローカルの番組が面白いし自分の感性に合う。今チラッと「エンタの神様」とか観たけど、首都圏に居た頃は思わなかったけど関西に帰ってきて関西ローカルの番組を見ると、ああいう東京制作の番組は全然面白くない。

今日は拙ブログのプロバイダのココログが何やら大規模障害でもあったのか全くログインできず、ブログ更新をしようと思っていたのに全く出来なかった。それでテレビや録画した番組を観まくっていたのだ。夕方にようやく復旧したようだが明日の日曜はまた朝から24時間勤務なのでもうじっくりブログ書く時間も無い。なのでショートレビューでお茶の濁す。

ジャーニーの2017年来日公演が決まったようだ。今のところ東京のウドープレミアムからのお知らせメールで2/6(月)の武道館のみ公表されたが、ここ数日中には日本ツアーの全日程も明らかになるだろう。大阪公演があればもちろん参戦予定である。懐かしく前回2013年3月11日の武道館公演の拙ブログ記事を読み直してみた。あの頃はまだ東京で仕事していた時だったなぁって、たった3年前の話なのにやたら懐かしい。ホントはレッドツェッペリンのコンプリートBBCセッションズのレビュー記事でも書こうかと思っていたんだけれど、上記事情で後回しにして、ジャーニー来日決定に合わせてジャーニー関連でニールショーンのソロアルバムを取り上げる。

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ニールショーンの89年に発売された1stソロアルバムにして個人的にはニールのソロアルバムとしては未だに一番好きな作品でもあるレイトナイト。聴いたきっかけはまさに89年当時、京都のCDレコードショップでバイトしていた頃にバイトの後輩から勧められて、CDをカセットテープにダビングさせてもらったのが最初だった。その後、社会人になってもこのダビングカセットを随分と愛聴したものだ。後年やっぱり自分でCDを持っていたいと思って中古で漁ってようやく国内初版帯付きをゲットしたんだった。この89年は同じくギターヒーローのTOTOのスティーヴルカサーも1stソロアルバムを発表していて、そちらはバイトしていたCDショップにレコード会社さんからサンプルカセットが届いていたので、そのカセットの愛聴した末に自分でCDを買ったんだった。そのルカサーの1stソロにしても、このニールショーンの1stソロにしても、いずれも1stソロが一番コンテンポラリーでメインストリームに近いサウンドであったと思う。それぞれ2ndソロ以降は若干ギタリストとしての趣味的な作品になっていて、個人的には愛聴は出来なかった。なので未だに手元に残しているのはニールショーンもルカサーも1stソロのみである。で、このニールの1stソロであるがニール自らのヴォーカル曲もありつつ、なんといっても雄大でメロディアスなギターソロがこれでもかと聴けるのが一番の魅力である。この雄大さはまさしくニールショーンならでは。私が特に好きなのはStepsって曲で、この何とも言えない雄大さと郷愁をギターのメインメロディとシンセのサポートで奏でるサウンドが見事。この曲だけでも何度繰り返し聴いたか分からない。ニール本人はこういうサウンドばかり作る事には興味が無いのかも知れないが、私としては未だにニールショーンがソロアルバムを作ると聞いたら、このStepsのような曲を期待してしまう。あれから25年以上も愛聴しているのだから私の本作への入れ込み加減が分かって貰えるだろう。

また2017年2月の来日までに機会があればジャーニー関連の作品も取り上げてみたい。取り敢えず今回は、ココログさんの障害で気合の入ったブログ更新が出来なかったのでチャチャっとショートレビューでご勘弁。ジャーニー来日を楽しみに、また仕事頑張ろうかと。

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