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2016年12月31日 (土)

THE NEAL MORSE BAND "THE SIMILITUDE OF A DREAM"

誰でも出来ることなら好きなことを仕事にしたいと思うだろう。現実には好きなことを仕事にしてる人なんて殆ど居なくて、辛いことが多くて、それを口に出すか出さないかの違いはあれど、出来ればその現実を変えてでも好きな仕事をしてそれを生業としたいと、誰もが思うはずである。好きなことを仕事にしている人って、休みなんか無くてもイイくらい日々が楽しいと思えるだろう。しかし現実にはそんな人はそうはいないと思う。私も引き続き悪戦苦闘の中で、だからこそ人の心の痛みが分かる人間に成長しよう、もし倒れるなら前向いて倒れよう、などとカッコイイこと思いながら日々を生き抜いているのである。

世間では年末年始の休暇気分で過ごしている人が多いだろうが私は例によって土日祝日盆正月なんか一切関係ないシフト勤務な仕事なので、とっても平常運転モード(笑)。今日の大晦日はたまたま公休日だけど、明日の元旦はフツーに24時間勤務。なので今年もお世話になりましただの、明けおめだの、そういうアレをブログでもSNSでも書かない。

公休日の今日も朝ちょっとゆっくり目に起きて、午前中は休日の日課のウォーキング兼オカンに頼まれたスーパーでの買い物。そしてウォーキング中の約1時間40分で、好きなことを仕事にして、仕事を楽しんでいると思われる人の作品をみっちり聴いていた。ニールモーズである。ニールモーズバンドのCD2枚組新作、既に何度かウォーキング時に通しで聴いてるんだけども、なかなかブログで取り上げなかったのは、感想を書くのが難しかったから。でも何度も聴いたのでブログに書かないのも勿体ないし、年末のタイミングでチャチャっと取り上げておこう。

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ニールモーズについてはわざわざ解説の必要もないだろうが、元スポックスビアードの中心メンバーにして、一時引退の後にソロとして復帰してから現在に至るまでとんでもない勢いでクォリティの高いプログレ作を発表し続けている、まさに奇才である。先月のスポックスビアード奥本亮さんのライヴでも仰っていた、まさにキ〇ガイのような才能の持ち主である。

ソロとしての復帰以降、ソロ名義、トランスアトランティック、フライングカラーズ、そして現在のニールモーズバンド名義と、次々と創造しつづける音楽は、凄く大ざっぱに言えばどれがどう違うのか分からないくらい。いや細かくは区別できるんだけど。言いたいのはどれもクォリティの高い、プログレ、ハード、メロディアス、ポップが融合した高水準の作品ばかりであるという事。それぞれの名義によってプログレ度が高かったり、メロディアスハード度が高かったり、そういう区別は出来ると思う。私はと言えば、その余りにもハイスパートなリリースラッシュに金と時間が付いていけず、作品は買ったり買わなかったり。ソロ名義は数枚買ったけど、買ってないものもある。トランスアトランティックは大体買ってるけど一番最近のライヴ盤は買ってない。フライングカラーズは1stは買ったけど2ndは買っていない。ニールモーズバンド名義の前作は買っていない。程よい言い訳としては、高水準なんだろうけどもう同じような作品ばかりなので新しいの買わなくても十分です、みたいな。

ではなぜ今回購入したのか。それは元ドリームシアターのマイクポートノイの事前の煽りコメントにノセられたから。ニールモーズのソロ及び各種プロジェクトのほぼ全てに全面的に関わり続けているマイクポートノイ曰く、今回の2枚組コンセプト超大作はドリームシアター時代を含めた自らのキャリア最高の作品、とのコメントに、そ~こ~まで言うなら、と喜んで購入したのである。今年はドリームシアターも自らのキャリア史上最高最長の2枚組コンセプト作「ジ・アストニッシング」を発売しており、マイクポートノイがそれを意識したかしてないかは分からないけど、私の方が意識して期待してしまった。アストニッシングはホント聴きまくったからなぁ。全力でレビュー記事()を書いたけど、未だに拙ブログのアストニッシングの記事へアクセスが多くあるみたいだし。ところでドリームシアターは、アストニッシングのツアーに一区切りつけたのか、2017年前半はイメージズ&ワーズの再現ライヴツアーが発表されてしまった。それはそれで楽しみだけど、アストニッシングの来日公演を期待していた私としては、エェ~~ッ、って感じ。

話を戻してニールモーズバンドの2枚組新作である。何度も聴いたのになかなかブログに書かなかったのは、今回も高水準の大変な力作なのはよくよく分かったんだけど、ドリームシアターのアストニッシングほどドハマリはしなかったから。コンセプトメーカーは当然ニールモーズ本人なんだろうけど、バンド名義だけあって作曲、アレンジのみならずリードヴォーカルなんかも各メンバーで分け合っているようだ。それもそれでOKだけど、自分の聴感上そこはあまり重要ではない。メロディ派の自分の感想を正直に言うなら、この2枚組100分超え大作は、オープニングのLongday~Overtureの2曲にすべて集約されている、そんな感じである。ニールモーズ節と言える分かりやすくキャッチーなメロディで、オォッ、って思えるのだが、その後はこの2曲で提示されたニールモーズ節が、アレンジを変え、転調しながら繰り返し登場するのである。しかもそれがCD2枚100分超に渡って。だからダメとか言いたいのではなくて、素晴らしいメロディがコレでもかと出てくるのは好きだし、ある意味プログレ作品の王道ではあるんだけども、同じメロディの変奏が100分超に渡って出てくるのはちょっとシンドイなぁって(笑)。ドリームシアターのアストニッシングも同様の作りだけど、美味しいメロディは一つではなく、異なった数種の美味しいメロディが2枚組全体に散りばめられていた。だから飽きなかったと思う。

決して本作を否定してるわけでも貶しているわけでもない。繰り返すけど大変な力作である。ただ、それだけの力作として印象に残るか残らないかという意味では、今作はそれこそCD1枚組60分前後にまとめてくれた方がもっと印象に残ったかなって、そんな気がするのである。

ちなみに本作をリリースしたニールモーズ及びマイクポートノイは、早くも今度はフライングカラーズの3rdとなる作品の制作に取り掛かっているとの事。ほんと仕事好きなんだなぁって、そういうオチである(笑)。

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2016年12月23日 (金)

U.K. "ULTIMATE COLLECTORS' EDITION" レビュー①:NIGHT AFTER NIGHT Extended version 編

さあ、始めますか、U.K.のコレクターズBOXレビュー。

UKファイナルの時と同じくエディジョブソンが何でも自分で仕切ろうとするものだから、制作は遅れるわ、完成したらしたで不良品があるからってパッケージの回収再制作とかするわ、発売したらしたで今度はファンクラブzealotsファンド予約で制作資金提供したにもかかわらず、一般販売で購入した人よりもzealotsファンド予約の私の方が商品が届くのが遅れるわで、不満や憤りがあちこちで噴出してしまい、極一部で思わぬ騒ぎになってしまうというケチというかオチが付いてしまった。完璧主義なエディ故に、リリースが遅れるのにはこちらも馴れているし、それくらいは半笑いで済ませるのだが今回はさすがに人生忍耐を旨とするホトケのこの私も少しイラついた(苦笑)。ウチに届いたのは確か10月下旬か11月アタマ頃だったと思うんだけど、この時点でも商品BOX本体は届いたけどzealotsファンド予約特典の、エッとなんだっけな、エディのサイン入りミュージックブックだっけな、それはそれで制作が間に合っていないとの事で、完成したら別途送るとの事であった。いつになる事やら・・・(苦笑)。取り敢えず国内アセンブル盤も発売されたようだし、ある程度は欲していた方々のところへは届いたかと思うので、いよいよ本作に関する記事を書いてみよう(未だ届いていない方々には申し訳ない・・・)。

U.K.の全てを総決算する18DiscのBOXなので、記事は何回かに分けて書く。何回になるかは未定(笑)。やる気が無くなったら、キングクリムゾンのスターレスBOX(レビュー①レビュー②)の時みたいに途中で終わるかも知れない(笑)。また、大好きなU.K.のことなので各回じっくりと執筆構想を纏めながら書きたいので、途中途中で他の記事やショートレビューを挟むことがある事を先に予告しておきます。

第一回目は何と言ってもナイトアフターナイトの拡大版。アビーロードスタジオにマルチトラックマスターテープが保存されているのが見つかった、との一報が知らされたのは確か昨年2015年4月28日の中野サンプラザでのエディジョブソン還暦祝いパーティだった。この時のエディとの懇談時に、ある方がエディから直接話を聞いたとの事をその場にいた私にも教えて下さったんだった。あの話がこうして公式発売という形で実を結んだのである。今回のBOXのレビュー記事はU.K.の歴史に沿って1stから順番にとも思ったけど、やっぱり本BOXを購入した人の多くが、まずはナイトアフターナイトの拡大版を最初に聴きたいだろうし、ご多分に漏れず私もBOXを開封して最初に聴いたのはナイトアフターナイトの拡大版である。これを既に休日ウォーキング時を中心に10回近く聴きまくった。

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BOX仕様としては、各作品は厚紙の台紙にDiscをセットしてあって、ジャケットやクレジットはブックレットにまとめて載せている感じ。上の写真は拡大版2CDとオリジナルバージョン1CDで計3CD。ナイトアフターナイトに関わるブックレットのページは以下。

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それでは収録曲順に、全曲レビューとまでは行かないけど細かく気になったところは徹底的にこだわって書いてみる。
(各曲について、水色がオリジナル版収録赤色が拡大版で追加収録

Disc 1

Night After Night
ナイトアフターナイトのオリジナル版と同じく、タイトル曲でCDスタート。この当時の実際のライヴはDanger Moneyがオープニングなのだが、この拡大版はオリジナル版に準拠した収録曲順にしたかったようで、このタイトル曲からとなっている。拡大版はマルチトラックマスターからボブクリアマウンテンによる新規ミックスという事で、この曲でも曲途中から明らかに鍵盤の音がオリジナル盤では聴き取り難かった部分が良く聴こえたりして、ミックス違いによる新鮮さを味わえる。音のバランスもエディのミックスではないので(笑)、とても良く、ふくよかで耳触りの良い素晴らしい音質。この時点で拡大版のクォリティの良さは確信できる。

Danger Money
実際には当時のライヴのオープニング曲だったオリジナル版未収録の本曲、いかにもライヴの始まりって感じで、壮大なイントロが始まった時の歓声がイイ。明らかに若い女性の「キャーーッ!」みたいな黄色い歓声が聞こえて、事前に主催者から仕込みのアナウンスがあったにしても、この黄色い歓声は当時のU.K.がいかに女性からのアイドル的な人気を得ていたかを雄弁に物語る。ワタシ的にはこのオープニングの黄色い歓声がとてもツボ。79年当時のDanger Moneyのライヴ演奏については、これまでブートでしか聴けなかった。参考までに過去のブートの代表的なものを物置から引っ張り出してみた。まずは何と言ってもコレ。

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めっちゃくちゃ懐かしい90年代前半、ブートCD創成期にバカ売れしたパリジャンランデヴー。当時としては画期的な、トリオU.K.のライヴがサウンドボードで聴けるという商品で、もちろんオープニングはDanger Moneyである。後にコピー盤やジャケ違いの2ndプレスみたいなのが出た記憶があるけど、当時はそれほどまでに重宝したブートである。サウンドボードと言ってもモノラルで、音の静かな部分ではテープのヒスノイズが目立つという代物ではあったが、それでもこれしか無かった当時は宝物のようなブートだった。後にステレオ盤のブートが出て来て、さらに79年2月11日パリ音源と言われていたのが、数年前にネットで出回ったステレオサウンドボードのUpgrade盤では、実はこのパリ音源は79年3月13日である事が明らかになって、眼からウロコだったのを思い出す。しかもその際に同日のステレオオーディエンス録音音源がネットで出回り、これがまた驚異的な超高音質。個人的にはトリオU.K.の非公式ライヴ音源では、このパリ音源オーディエンス録音が最高音質として、これを超えるトリオU.K.ブートは無いとまで思っている。現在ではパリ音源の決定版ブートは、ステレオサウンドボード録音としては以下のブートCD、

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ステレオオーディエンス録音としては、上記商品のオマケ扱いだった以下のブートCDRだと思う。

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オマケ扱いだったのが勿体なさ過ぎる。繰り返すけど私としてはこの79年3月13日パリのオーディエンス録音こそがサウンドボード音源を超えた、トリオU.K.の最高音質音源だと思う。これこそプレスCDのブートとして出すべきじゃないのかなって思うくらいだ。

話が大いに逸れたが何はともあれ、こうしてDanger Moneyの正規ライヴレコーディング音源が素晴らしい音質で聴けるのは夢のようでもある。

The Only Thing She Needs
この曲もオリジナル版未収録である。2ndアルバムからの曲は、オリジナル版ナイトアフターナイトでは短めの曲が中心の収録で、本曲やCarrying No CrossといったトリオU.K.のプログレ曲がオミットされていただけに大注目の音源である。79年当時の勢いもあり、かつ正確無比な演奏が堪能できる。しかし、しかし、ここで私の大注目は、演奏終了後のジョンウェットン大先生の日本語MCである。先生の日本語MCと言えば勿論、

「ドーモ、キミタチサイコダヨ」

これに極まるのであるが、実際の来日公演ではThe Only Thing She Needsの演奏後に最初の日本語MCがあり、この拡大版ではその日本語MCがフル収録で堪能できるのである。それは以下。

「コンバンワ。ゲンキ?」(語尾が上がっている)
「ニホンニ、キテ、ヨカッタヨ。」

これが聴けるだけでドツボ。私はもう昇天せんばかりである。そう、79年U.K.来日時の先生の日本語MCは「キミタチサイコダヨ」だけではないのである。その事実が公式に明らかになっただけでも、日本人にとって拡大版の意義は大アリである。

ちなみにナイトアフターナイトは79年5月30日の中野サンプラザと、同年6月4日の日本青年館からの音源で制作されたとのことであるが、この「コンバンワ。ゲンキ?」「ニホンニ、キテ、ヨカッタヨ。」は、どちらの日の音源から採用されているのかをオーディエンス録音のブートを聴いて調べてみた。参考ブートは以下の写真。

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写真左上:79年6月4日、日本青年館(音質イマイチ)
写真中央:79年6月4日、日本青年館(上記と別音源、高音質)
写真右下:79年5月30日、中野サンプラザ(高音質)

結果、79年6月4日、日本青年館では「コンバンワ。ゲンキ?」は言っているが「ニホンニ、キテ、ヨカッタヨ。」は言っていない。また、「ゲンキ?」の語尾が上がっていない。

それに対して79年5月30日、中野サンプラザでは「コンバンワ。ゲンキ?」「ニホンニ、キテ、ヨカッタヨ。」と言っていて、イントネーションの感じも同じ。

という事でこのMCは79年5月30日、中野サンプラザのマルチトラックマスターから採用したようだ。

それにしてもエディ、よくぞこの先生の日本語MCをフル収録してくれたものである。何という完璧主義。エディの完璧主義はこういうところで生きたのである。素晴らしい。

Nothing To Lose
これはオリジナル版にも収録されているが、やはり若干のミックスの違いを感じることが出来る。そしてオリジナル版ではこの曲の後に「キミタチサイコダヨ」と言ってることになっているが、拡大版ではそのMCが無い。後で出てくる。

Bass Solo
これまたよくぞ先生のベースソロコーナーをキッチリ収録してくれたものである。エディの完璧主義万歳である。ゴリゴリ、ブリブリの先生のベースプレイが聴ける、また途中からはテリーボジオのドラムとのコンビネーションになり、エディの鍵盤が無い分、先生のブリブリベースと、テリーのパワフルなドラムが生々しい音質で収録されていて、決して地味な時間つぶしでは無くて、存分に楽しめる。

Thirty Years
そう言えばこの曲も当時のライヴでやってたんだなぁって、今更ながら気付く。これもオリジナル版には未収録。

Carrying No Cross
拡大版では、オリジナル版では外されていた長尺プログレ曲が遠慮なく完全収録されているのが嬉しい。後半部のスリリングな演奏はいつ聴いても見事。ブートではなく正規商品として、この最高音質で聴けるのは本当に有難い。

Rendezvous 6:02
この曲において、特にいう事は無いのだが(コラ、笑)、オリジナル版ではNothing To Loseの後で言ってることになっていた「ドーモ、キミタチサイコダヨ」は、実際にはNothing To Loseの後ではなく、このRendezvous 6:02の演奏終了後に言っていたのが拡大版で明らかになった。また、サンプラザと青年館のどちらで言っているのかも一応先述のブートで確認してみた。どうやら「ドーモ、キミタチサイコダヨ」の方は79年6月4日、日本青年館のブートで言っており、79年5月30日、中野サンプラザのブートでは確認できなかった。という事で日本青年館のマルチトラックマスターからの採用という事になる。

As Long As You Want Me Here
前曲から続いて「This is new song」とのMCで本曲に入っているところからこれも青年館のマスター使用と思われる。

ココまでがナイトアフターナイト拡大版のDisc1となる。つづいて以下からDisc2。ちょっとまとめて記述する。

Disc 2

Alaska
Time To Kill

Violin Solo
Time To Kill - Reprise
By The Light Of Day - Part Ⅱ

Presto Vivace
Drum Solo
In The Dead Of Night

この様にDisc2にはAlaska~Time To KillとIn The Dead Of Night組曲を繋げて収録している。実際の来日公演では曲順は全く異なっており、

By The Light Of Day - Part Ⅱ
Presto Vivace
Drum Solo
In The Dead Of Night

はライヴの前半で、Rendezvous~As Long As~Thirty Years~Carrying No Crossを挟んで、

Alaska
Time To Kill
Violin Solo
Time To Kill - Reprise

はライヴ後半で演奏している。今回の拡大版制作にあたっては、実際のライヴの曲順にはこだわらず、Disc1は2ndアルバム以降の曲中心、Disc2は1stアルバム中心というような意図をもって収録曲順を再構成したと思われる。その意味では1st曲中心としたこの拡大版Disc2は、これでとても自然な演奏の流れで納得のいく曲順ではある。ビルブルーフォード、アランホールズワースの居たオリジナル編成とは違い、ジョブソン、ウェットン、ボジオのトリオ編成で1stアルバムを編成し直してみる、そんな感覚で制作したのかも知れない。そんな想像を働かせるのも面白い。

Caesar's Palace Blues
アンコールラストは定番のこれで。実際の来日公演ではこの前にNight After Nightを演奏してから本曲で大団円となる。

以上、オリジナルのナイトアフターナイトでは、今までアレしか公式作品がなかったのだからそれでもトリオU.K.の破壊力を十分楽しめたのだが、やはり長尺曲もカット無しで収録した拡大版は、まさにファンにとって待望の作品でありエディからファンへの最後にして最高のプレゼントであろう。ましてやメンバーのソロコーナーのみならず、先生の日本語MCも完全収録である。「コンバンワ。ゲンキ?」「ニホンニ、キテ、ヨカッタヨ。」は私の脳内で繰り返し再生されてるよ。

このナイトアフターナイト拡大版を収録したコレクターズBOX、ここでしか聴けないプレミア感を持たせたかったのは分かるんだけど、せめてナイトアフターナイト拡大版だけでも単品発売しても良いんじゃないの?って思うのは私だけではないだろう。それほど一人でも多くの人に聴いて欲しい素晴らしい作品であったことを強調したい。

最後に、今回のコレクターズBOX制作に際し、当初はアナログマスターを使った1st、2nd、オリジナルのナイトアフターナイトの3作に加えてボーナスで4人U.K.のフィラデルフィアFMライヴ音源を収録した、せいぜい4枚組のBOXにするという構想だったはず。それがあれよあれよという間に規模が大きくなって、結果18Discという事になった。完璧主義者エディの面目躍如であり、高額ではあるけどマニアックなU.K.ファンとしてはこれ以上ない総括となった。実はそれでも細かく突っ込みどころはあるんだけど(笑)。そこら辺はまた今後のレビュー記事の続編で触れるかも知れません。次はまたしばらく時間をおいて1st「憂国の四士」から記事を書こうかな。チラッと聴いたけど、これまでのリマスターCD「憂国の四士」とは比べ物にならない音の良さだった気がするぞ・・・(笑)。

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2016年12月 9日 (金)

グレッグ・レイク追悼:グレッグ・レイク 「イッツ・ユー、ユーヴ・ガッタ・ビリーヴ」 (R.I.P. GREG LAKE : GREG LAKE 'It’s You, You've Gotta Believe')

有名ミュージシャンが亡くなるたびに、めっちゃファンでも無いにもかかわらず、先を競うかのように、「RIP (誰々)」、「RIP (誰々)」・・・と、ネットで呟きまくる人のことを、「お悔やみオジサン」といってネットで嘲笑の対象になってるそうだ。我もある意味気を付けなければいけない(苦笑)。でも、そのミュージシャンの本当のファンなら追悼の意味で心から「RIP・・・」と呟くのは自然でもある。

歴史的ビッグイベント(になるはずだった)エイジアインエイジアからちょうど33年、予想も覚悟もしてなかった、グレッグレイクの逝去の報、コレはさすがに驚いた。以前より癌で闘病中だったとの事。今年3月のキースエマーソンの自殺に続いて、まさか年内にEL&PのEとLが世を去るとは思わなかった。

拙ブログでも何度も何度も触れてきたけど、私が洋楽に入ったきっかけは、高校2年生だった83年の夏頃、KBS京都というAMラジオで平日夜10時から放送されていたハイヤングKYOTOという番組で、金曜担当のDJ若宮てい子さんの担当日が洋楽中心の番組でエイジアのドントクライを聴いたのがキッカケだった。その心にグッとくるメロディとドラマティックなサウンドにドハマリしてエイジアのファンになり、エイジアを入り口として洋楽を聴くようになった。それまで中学生の頃からオフコースとかチューリップとか日本のニューミュージックと呼ばれていた音楽を聴いていた私の大転換だった。

そして、エイジアに続いて2番目に聴いたのがグレッグレイクだった。EL&Pではない、ソロアーティストとしてのグレッグレイクである。なぜエイジアに続いて2番目にグレッグレイクに興味を持ったのか、それは83年という時を意識して頂ければ簡単である。エイジアにハマった83年夏から2ヶ月ほど経った83年10月頃だったか、同じく先述のKBS京都ラジオのハイヤングKYOTO金曜日でDJ若宮てい子さんから、来日が決まったエイジアの緊急ニュースとして、ジョンウェットン脱退、後任にグレッグレイク加入、という話題に触れていた。時代を熱く盛り上げていたエイジアの中心メンバーの脱退という話に、エイジアファン初心者だった高2の私は驚きつつ、番組では早速、後任のグレッグレイクを紹介する意味だったのか、掲題のグレッグレイクの「イッツ・ユー、ユーヴ・ガッタ・ビリーヴ」をオンエアしたんだった。鍵盤シンセ中心のサウンドに雄大な歌メロと雄大なグレッグレイクのヴォイス、これはこれでエイジアのドラマティックなサウンドに合うんじゃないかとに興味を持った。

(該当の曲がYoutubeにあったので貼ってみました。)

この時点でエイジア初心者、洋楽初心者である私は、このグレッグレイクという人が70年代には有名なプログレバンド、EL&Pのメンバーだったという事も詳しくは知らなかった。そう言えばエイジアのアルファ国内盤LPのライナーに、そんな名前が載ってたかな?って程度の知識。なのでグレッグレイクの「イッツ・ユー、ユーヴ・ガッタ・ビリーヴ」という曲を、何の先入観も無く聴けたのだった。

この後、早速京都のレコード屋さんでこの曲が収録されたグレッグレイクの2ndソロ「マヌーヴァーズ」(MANOEUVRES)の輸入盤レコードを購入。これが私が買った洋楽LPとしては、エイジアのアルファ国内盤に続いて2枚目の洋楽アルバムだったのだ。半分がゲイリームーアとの共演によるハードロック的な楽曲群、残り半分がグレッグレイクの歌中心のメロディアスな楽曲群だったと記憶しているが、正直、何度も繰り返し聴いたのは「イッツ・ユー・・・」だけだった。それほど上記の番組でエイジアの新メンバー、グレッグレイクの最新アルバムからの曲、として紹介されオンエアされたこの曲のインパクトが私の頭に残ったのであろう。

後から冷静になって、グレッグレイクとゲイリームーアの組み合わせによるハードロックな曲をグレッグレイクが歌うってのには、なにかフィットしない違和感を感じた。更にジョンウェットンの後任として加入して来日したエイジアインエイジアは、VHSビデオソフトを購入して何度も見たけど、ソロ曲「イッツ・ユー・・・」の歌手グレッグレイクの素晴らしさは、ジョンウェットンが作ってジョンウェットンが歌った楽曲を、歌うグレッグレイクからは感じられず、これまた微妙な違和感が残り続けていたのであった。

キースエマーソン追悼記事の時にも触れたけど、せめて92年の再結成EL&Pの来日公演を観れたことは幸運であったと思う。また、2013年のグレッグレイクのソロ来日公演も、ギリギリまで行こうかどうしようか迷った末に、やっぱり行ったことはこれまた幸運であった。しかし、歌手グレッグレイクの本当の実力を思い知ることが出来るのはこの80年代のソロ作であったような気がする

いま改めて聴いてみてもこの「イッツ・ユー・・・」におけるグレッグレイクのヴォーカルは、歌手グレッグレイクの実力と素晴らしさを端的に示す名唱だと思う。もっと有名なキングクリムゾンやEL&P、またはEL&Powellでの彼のヴォーカルにも全く引けを取らない名唱と言ってしまってもイイでしょうって、個人的に言い切れる自信がある。70年代プログレミュージシャンが、時代との折り合いの付け方に苦労した80年代前半、ご多分に漏れずグレッグレイクが発表した2枚のソロアルバムも埋もれがちではある。しかし時代を経て改めて聴いてみると、素晴らしい名曲だったことがわかるのである。

私が、私に対して残念なのは、そのことに気付くのに、グレッグレイクの逝去という報に触れてようやく認識できたというタイミングの遅さである。高2の時に買った本作収録のグレッグレイクの2ndソロ「マヌーヴァーズ」(MANOEUVRES)は、随分前に中古屋さんに売ってしまった。慌ててグレッグレイク監修による1stソロと2ndソロ「マヌーヴァーズ」(MANOEUVRES)の2 in 1のリマスターCDを注文する私なのであった・・・。

今日は「お悔やみオジサン」と嘲笑されても構わない。R.I.P GREG LAKE.

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2016年12月 4日 (日)

WWE/NXT 2016年日本公演(大阪) NXT Live Japan (Dec 3, 2016 @ EDION ARENA OSAKA)

今日は珍しく日曜公休なんだけど、午後から天気がイマイチで、午前中のうちにウォーキングその他の用事をさっさと済ませて、午後は家にこもってブログを書いているという巣籠りな一日になりそう。なので本日2本目のブログ記事UPです。ここんとこライヴ参戦の為に公休の連休を頂き、そのためにそれ以外の日は24時間勤務の連勤が続くというタイトな日々。そのため観たいテレビ番組を録画しておくのだが、その録り溜めした番組を見る時間が取れなくてHDDの容量があとわずか。どんどん観ないといけないので、急いでブログ書く。

今年2016年1月、新日本プロレスを退団して世界最大のプロレス団体WWEに移籍した中邑真輔。この日本のカリスマレスラーが、WWEのNXTでも既にチャンピオンとなり別格のカリスマ状態となっている。新日時代から中邑推しだった私としても、あるいは日本人としても、とても誇らしい気分である。今年の7月に中邑真輔も参戦したWWE本体の日本公演もあったけど、その時は現職場に就職したばっかりでとてもじゃないけど観戦には行けなかったのが残念だった。そしたら今度はNXT単独で日本公演、しかも場所は大阪という事で、コレは私にとっては大チャンス。迷うことなくチケットを購入していた。中邑真輔の雄姿を直接見るのは昨年6月末、横浜から京都へ帰郷する直前に、東京での最後の思い出にと、新日本プロレスの後楽園ホール大会を観に行って以来。久しぶりに中邑真輔が観たくて勇んでWWE/NXT日本公演へ。それでは当日の個人的レポを。

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2016年12月3日(土)、関西は朝から快晴で、例によってグルメとか他の用事もまとめて楽しむべく、昼前には家を出る。梅田から御堂筋線で難波に到着。さっき記事をUPした通り、周辺ブラブラしつつ、腹ごしらえに大阪うどん老舗の名店「道頓堀 今井」へ。そこから更に歩いて、今回のWWE/NXT日本公演の会場となる大阪府立体育会館(エディオンアリーナ)へ。

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ここへ来るのは、88年イエスのビッグジェネレーターツアー来日公演以来だから約28年振り、本当に懐かしい。ってかここへ行く道順もすっかり忘れてしまっていた。アイホンのマップで調べながらなんとか到着した。開場時間は17時で、既に入り口前はWWEユニバースが大挙集結。17時過ぎ開場。物販とかは金欠の為、一切スルー。トイレを済ませて座席へ。スタンド席だけどリングが真正面に見えてとても見やすい席でラッキー。

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会場は壁際まで椅子が並べてあって、まるで80年代前半の新日本プロレス全盛期並みの並べ方。WWEの強気が見える。ヴィジョンとか選手の入場花道の感じなんかは米国での興行そのまま。

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そしてキッチリ18時、開演。会場はギッシリ満員。WWE人気というか、いや今回ばかりは中邑人気だろう。凄い。

全7試合だったんだけど、正直、最初の3試合は若干退屈。しょっぱいとまでは言わないが、WWEの下部育成団体の趣きが出てしまってる感じ。私はもともとアメリカンプロレスには興味が無かったし、WWEをチェックするようになったのも中邑真輔が移籍したから。筋金入りのWWEユニバースの皆さんからしたら私なんぞ新米ファンという扱いになるだろうが、でもそこは、なぜNXT単独で日本公演が出来るのかって考えたらそりゃ中邑真輔のカリスマ人気を当て込んでいるからだろうし、そこはアメプロ好きのWWEユニバースの皆さんからとやかく言われることもないはず。第一試合に、新日のリングで中邑真輔とインターコンチネンタルのベルトを争った元ラ・ソンブラ(WWEでのリングネームはアンドラデ・シエン・アルマス)が登場。新日ファン的には馴染みがあるし、今の新日を少し意識したのか、ロスインゴベルナブレス風なアクションをしたり、内藤の必殺技デスティーノを繰り出したりと楽しませてくれたが結局負け。第一試合で負け役とは、かつて中邑のライバルだったのに大丈夫なんだろうか? ちょっと今後が心配になる。

第4試合の3WAY戦でようやく少しは知ってる名前が出てくる。TNAのスターだったボビールードに注目なんだけど、一番受けたのはタイ・デリンジャー。"パーフェクト10"という売り文句の選手で、何かにつけて両方の手をパーに広げて「テン!」って言う。この単純なアクションが大ウケして我々客もやたらと「テン! テン!・・・」と、テンチャント連発。試合もデリンジャーが勝って再び「テン!」チャント(笑)。

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もしかして今回の日本公演で、タイ・デリンジャーが日本のファンに知られる大きなきっかけになったかも知れない。その後の他の試合でも、レフェリーが場外カウントやダウンカウントを取るたびに、なぜか客は面白がって、「ワン、ツー・・」ってなるところを「テン! テン!・・・」ってやるもんだから爆笑モノ。試合に笑いが出る雰囲気、長州力がいたら多分許さないだろう。ここら辺はアメプロの楽しいところだ。

休憩が入って、休憩明けでウィリアムリーガルGMが登場、続いて負傷欠場中の元KENTA、ヒデオイタミがスーツ姿で挨拶。試合が出来ずにスーツで挨拶ばかりで「青山の社員じゃないんだから・・・(笑)」と軽く笑いを取って見せたが、内心は悔しいだろう。一日も早い復帰を期待したい。

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第5試合はNXT女子王座戦で王者アスカに挑戦するのは巨漢のナイアジャックス。あまりのサイズの違いに苦戦するも、最後がアスカが巨漢のナイアをジャーマンで投げ切り、強烈なキックを後頭部へきめて王座防衛。

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アスカもNXTでは無敗で女子王座防衛を続けているが、いい加減メインロースターに昇格してあげてもイイのでは?と思うけど。

第6試合はNXTダッグ王座戦。最近WWEに移籍した戸澤と、元WWEスーパースター、TAJIRIがタッグを組んで挑戦。両選手ともに持ち味を披露しつつ王者チームDIYの安定した実力の前に惜敗。でもここは日本。敗れた戸澤に大拍手。

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さぁ、いよいよメイン、先月のNXTトロント大会でサモアジョーにNXT王座を奪還された中邑真輔がリマッチに挑む。入場はなぜか王者のサモアジョーから(笑)。めっちゃ機嫌悪そうに入場するサモアジョーのキャラの立ち方が面白い。

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そして挑戦者の中邑があとから入場。例のWWEでの入場テーマはすっかり浸透して、「オー、オー、オー、オー、オーー、オーー・・・」の大合唱で異様な盛り上がり。入場で滾りに滾ってリングイン。ここでも溜めに溜めて例の滾りアクションで大盛り上がり。なお、この入場シーンをアイホンで映像に収めようとしたんだけど、なんとビデオモードにしただけで録画ボタン押すの忘れて録画できず・・・、というバカな失態(苦笑)。なので入場シーンの映像も写真も撮れてない・・・。

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試合開始直前、赤い紙テープが一杯投げ込まれる。もう完全に中邑のための興行になってる。試合開始、この2人の試合は毎回ハードヒットの消耗戦になるんだけど、この日もハードヒットの激しい試合。この辺はリング内のレスリング重視のNXTならでは。ハードスケジュールのWWEのRAWやSMACK DOWN LIVEでこんな試合していたら体が持たないだろう。それにしても中邑とサモアジョーは手が合う。何よりもサモアジョーの「動けるデブ」っぷりに感心。本当に日本スタイルを身に付けた良いレスラーになった。最後は中邑のトップロープからのキンシャサから、トドメの正調キンシャサをぶち込んで中邑の勝利。見事NXT王座奪回。

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もはや中邑のためにあったと言ってもイイ今回のNXT日本公演、最後はベルトを肩に「イヤァオ!!」を2回も決めてくれた。

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私も、ここしばらく出したことも無いような大きい声で「イヤァオ!!」って叫ばせてもらって、あぁ~スッキリした。

新日時代を超えたと言ってもイイくらい、アメリカでもカリスマ的人気を獲得している中邑真輔、あとはいつになったらメインロースターに昇格できるのか、あるいはこのままNXTブランドの価値をさらに高めるための先頭に立って戦い続けることになるのか、そこら辺はビンスマクマホンやトリプルHがどう考えてるかにもよるので分からない。今のNXTから中邑が抜けたらNXTとしてのあからさまなスター不足になるのも明らかだし。早くボビールードなりヒデオイタミなりがNXT興行を引っ張れる存在になってくれないと、中邑の処遇もおぼつかないだろう。でもな、一日も早くWWE本体でWWE世界王座もしくはWWEユニバーサル王座を、それもAJスタイルズと争う、そんな日が来ることを待ち望んでいる。

以上、これで2016年の年内は音楽ライヴを含めたライヴイベントへの参戦は終了。財政状態がヤバくなってるので、来年2017年の2月までは余計な金は使わず、おとなしくしていよう。

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[グルメ] 道頓堀 今井 本店 (@ 大阪 道頓堀 2016年12月3日)

気まぐれで10月に始めたグルメレポ、アレっきりにならず何とか継続で第2回目のレポ行きます。今回もライヴイベントの為にわざわざ有休をとって大阪へ出るので、早めに家を出てついでに気になっていたお店に行ってみようということで、大阪のうどんの老舗、「道頓堀 今井」の本店へ。

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創業は昭和21年との事で、まさに大阪うどんを代表する老舗中の老舗、関西人で関西風うどんへのこだわりが云々と、少しでも口に出してモノを言うからには一度は行っておかなければならないお店だろう。また、こないだ何の番組だったか忘れたけどテレビ番組でも取り上げられていて、実は戦前は楽器店だったとの事。どういう経緯で楽器店からうどん店に転身したかについてはお店のHPでご確認を。

2016年12月3日(土)、久しぶりのプロレス観戦で、中邑真輔が観たくてWWE/NXTの日本公演を観戦するため、以前よりこの日が休みになるようにシフト勤務の調整をお願いしていて、有休取得という形になった。大阪も梅田周辺は学生の頃からちょくちょく来ていたけれど、ミナミの難波周辺はそう何度も来た経験は無い。久しぶりの難波周辺なので昼間の早い時間から難波に到着して周辺をブラブラする。梅田もいいけれど、この道頓堀川周辺の雰囲気は、いかにも昔ながらの大阪って感じで凄く好き。私は京都在住ではあるけど生まれは大阪で、3歳までは大阪に住んでいた。3歳までだから大阪で生活していたことについての大した記憶は残っていないんだけれども、不思議と大阪の空気や、大阪の風景に接すると懐かしい気分になる。何かやはり潜在意識の中に「大阪」ってのが刷り込まれているのかも知れない。懐かしい思いで写真なんかを撮ってみる。

戎橋からのグリコの看板。
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同じく戎橋から眺める道頓堀川。
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道頓堀川沿いのボードウォークに降りてみる。昔の学生の頃に遊びに来たときは、こういうボードウォークは無かった気がするな。
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道頓堀の賑々しい雰囲気。このいかにも大阪っていうごちゃごちゃした感じがイイ。
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ここから歩いて2~3分のところに「道頓堀 今井」の本店がある。これまた大阪の老舗って感じの風情ある入口。
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早速入店。既に時間は15時くらいだったのでお昼時のピークは過ぎていたからか、すんなりテーブル席に着席出来た。店内はめっちゃ明るく綺麗な和風の造り。当然うどんを注文するところなんだけど、かなりお腹もすいていたので、親子丼ときつねうどん(小)のセットを注文。出てきたのが本記事一番上の写真。この親子丼の素晴らしい美貌!早速親子丼から頂くことにする。

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ぷりっぷりの鶏肉と、薄く味付けされた出汁の味と、濃厚そうな卵の黄身が交じり合って非常に上品な味。いかにも大阪うどんのお店が出す絶品親子丼って感じ。味が濃すぎないところがイイ。もちろんきつねうどんも関東風の醤油が濃い味付け、色合いとは全く異なる、出汁でしっかり味を調えている感じが関西風、大阪風でとても美味しい。だからこの通り、出汁まで完飲出来てしまうのだ(笑)。

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いやぁ美味しかった。上品な味だからお腹が満たされるだけでなく、気持ちまで満たされた気分。安くて腹一杯ガツガツ食うのもいいけど、こういうグルメは精神衛生上もイイな。

次また機会があったら、気まぐれグルメレポ、やってみたいと思います。店を出た後は、腹ごなしにさら戎橋筋商店街を歩いて、今度探検したい酒場を下見しておく。法善寺横丁をチェック。

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ここもいかにも大阪って感じ。そのうち友達と飲みに行こう。

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2016年12月 2日 (金)

【Short Review 26】ボストン 「サード・ステージ」 BOSTON "THIRD STAGE"

なぜ今このタイミングでボストン? って思われるかも知れない。例によってキッカケはマイミク某Mちゃんのミクシィつぶやき。先日、国内ユニバーサルからボストンのサードステージとウォークオンの紙ジャケSHM-CDが発売された。そのこと自体を私自身は未チェックだったのだが、Mちゃんのミクシィつぶやきで初めて知った。今回の発売は2016最新リマスターとの事。大体において、国内独自のリマスターってのは私自身あまり期待していなくて、今回もそういう意識が働いたからか、始めから未チェックだったのだ。ましてやボストンについては1stと2ndがトムショルツ自身のリマスターによって素晴らしい音質のCDが出ていたから、単なる国内リマスターというだけでは、そのリリース情報を知っていたとしても買わなかっただろう。そういう意味でも音楽仲間の存在はやはり有難い。感性がとても似ていると思われるMちゃんのつぶやきで、とても音質が良くなっているとの事で、Mちゃんがそう言うならという事で速攻タワレコオンラインで注文。数日前に近くのコンビニに到着していたけど、24時間勤務の連勤明けの本日、仕事帰りにインフルエンザのワクチン注射のついでにようやく受け取り。

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早速開封して数曲チラッと聴いてみた。ハイハイ、確かに今までの既発CDに比べると明らかに音質が違う。音に深みがあるというか立体感を感じるというか。少なくとも既発盤の平板な感じとは違う。国内最新リマスター、やるやん(笑)。最初は単に音圧を上げただけかなとも思ったが、よく聴くと、そう、やはり深みを感じる。もしかしたらアナログ盤はこういう音質だったのかな? 聴いてないから知らないけど。

Mちゃんも言っていたけど、私にとってもボストンのサードステージは、リアルタイム体験という意味で最も思い入れがあり、最も好きな作品である、とにかくメロディがイイ意味で甘い。どっぷり、シットリ、浸ることが出来る。あの素晴らしかった2014年のボストン来日公演(武道館初日最終日)でも、サードステージからの曲がしっかりとセットリストに入っていて、とても楽しかったことを昨日の事のように思い出す。

トムショルツが今後、サードステージやウォークオンのリマスターに本気で取り組むかどうかは分からないし、もし取り組んだとしてもいつものように膨大な時間がかかるだろう。まず現状では、音のショボかったサードステージの既発CD音質を軽く凌駕する今回の国内2016最新リマスターで楽しむのも良いではないか。

ちなみに数年に一度は声を大にしてつぶやいてるんだけれど、私の好きなボストンはアルバム単位ではこのサードステージだけど、曲単位ではダントツで、2nd収録のA Man I'll Never Beです。あの憂愁の流麗なギターソロのメロディは何度聴いても胸がキュンキュンくる。

UKコレクターズBOXのレビューはどうしたって?(笑)。国内アセンブル盤が出る前に一筆書きますから、もう少々お待ちを。

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