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2017年1月31日 (火)

ジョン・ウェットン追悼:エイジア1990年来日公演の思い出 (R.I.P. JOHN WETTON : Sep 28, 1990 @ Nakano Sun Plaza TOKYO)

私の信奉する哲学の用語に、「変毒為薬」という言葉がある。そのまま日本語読みするならば、毒を変じて薬と為す、という事であるが、要するに世間で言うところの、災い転じて福となす、という事とほぼ同義と言える。僭越ながら私自身も、この言葉の如く、どんなに人生で辛くても苦しくても、前を向いてすべてを前向きに捉えて、生き抜いていこう、そう思いながら生きているのである。

我らがジョンウェットン大先生が病との闘いの中で、激ヤセしてるぞ、大丈夫か? みたいな声が多くあった。しかし私は上記の言葉「変毒為薬」の如く、先生がこの病との闘いの中で、病を乗り越え、以前のスリムな体型を取り戻し、1990年エイジア来日公演の如く、黒のスリムな革パンをピシッと履きこなし、ステージを駆け回り、マイクスタンドの前にベースギターを抱えて立つ姿は容姿端麗で、素晴らしく伸びのある美声を再び聴かせてくれることになるであろう、そんな風にチョー前向きに想像していた・・・。

私が初めてジョンウェットン大先生をナマで観たのは、まさしく1990年のエイジア来日公演であった。当時のチケット半券とパンフは今でも大事にとってある。

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就職して、京都亀岡の田舎から東京に出たのが1990年、そのタイミングでジョンウェットンのエイジアの復活、来日公演が発表され、東京での記念すべき初めてのライヴ参戦が「ジョンウェットンのいる」エイジアであったのだ。先生のいるエイジアとしては初来日である。そりゃそうだ、83年のエイジアインエイジアは先生はいなかったんだから。ジョンウェットンのエイジアを観れる、それはもう当時の感覚で言えば飛び上がらんばかりの心躍る出来事であり楽しみであった。

いつも言うけど83年、高校2年生だった夏頃、高2と言えば何をやっても楽しい時期であったし、そんな気楽で楽しい時期にラジオを聴いて巡り合ったエイジアのドントクライにドハマリし、アルファのLPを買い、1stもレンタルで借りてカセットテープにダビングして聴き倒し、世界で一番有名だったエイジアを聴きまくった夏。その後のゴタゴタからアストラでの復活、セールス不振で活動停止。87年ごろに復活の兆しが見えるもそのまま沈黙で80年代後半はエイジアの動きが見えない時期であったのだから。

1990年9月28日、ワクワクしながら中野のサンプラザに行った。夢にまで見た「ジョンウェットンのいるエイジア」のステージ開演。オープニングは確かWildest Dreamsだったと思うけど、その迫力ある演奏と、そして何よりも他に類を見ない唯一無二の先生の歌声に、もう最初から感動で泣きそうになりながら、サンプラザの2階席から先生とダウンズ、パーマー、パットスロールの雄姿を眺めていた。黒の革パンで、どう見てもカッコいい立ち姿、そしてあの美声、エイジアでの先生は、いや、先生のエイジアは、本当にカッコ良かった。それまでに88年から90年の大学卒業前までにイエスやピンクフロイド、U2、メタリカ、ライオット、ABWH、フィルコリンズ等々、上京前に大阪でいろいろライヴに参戦してきたけど、やっぱり私はエイジアが好きで、ジョンウェットンのエイジアが好きだったから、このサンプラザで観たエイジアの時が一番満足感が高かった。あんなに満足感で胸いっぱいになって帰路についたことは未だかつてないくらいだと思う。2017年の今になっても、あの90年エイジアのライヴは私の生涯ベスト3に入るライヴだったと言い切れる確信がある。エイジアの初期3枚からの代表曲のみならず、UKやクリムゾンの曲まで演奏して、恐らく先生のライヴ活動としてのピークは、特に歌い手としてはあの90年エイジアがピークだったのではないかと思うくらいである。

2017年1月31日、なんと明日は私の誕生日であるというその前日、スリムな黒の革パンを履いてステージを駆け回る先生の姿は永遠に思い出の中でしか観れなくなってしまった。今はまだこの現実を受け止めることに精いっぱいで、言葉を失っているから、無理やり紡ぎ出した言葉が今回の記事の文章である。多分これから時間を経るごとに、もっともっといろんな先生への思いや言葉が止めどなく溢れてくるであろう。私が初めて先生をナマで観たのはサンプラザ、そして最後に先生をナマで観たのも2015年UKファイナルでのサンプラザとなってしまった。

その人それぞれに先生の思い出があると思う。ブライアンフェリーの来日時にバックバンドにいる先生を観た人、79年UK来日公演を観た人、94年以降の先生ソロ来日公演を観た人、スティーヴハケット&イアンマクドナルドとの来日公演を観た人、アイコン来日公演を観た人、2007年オリジナルエイジア来日公演以降の先生を観た人、時にはアル中と不摂生でぶくぶくに太って情けないステージを展開する姿を観てしまった人もいるだろう。また、ライヴを観る機会は無かったけど、レコードやCDで先生の楽曲を聴いてきた人も沢山いるはずである。残念なことに、もう先生の姿をナマで観ることは出来ない。しかし思い出の中にあるカッコいい先生も、情けない先生も、先生が亡くなったからこそ、その存在はイキイキとし、大きく大きくなっていく。それこそが先生が我々ファンに残してくれた財産である。そして先生が残してくれた楽曲、これはもう永遠に生き続ける。楽曲は、思い出の中ではなく現実に生き続けるのである。

先生の残してくれた楽曲がある限り、

もう会えないのではない。
いつかまた逢えるのでもない。
いつでも逢えるのである。

R.I.P. JOHN WETTON

さようなら、ジョンウェットン大先生。
そして、また、明日も、明後日も、よろしく。
先生の素晴らしい楽曲で、歌声で、ベースで、ギターで、いつでも逢えるから・・・。

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2017年1月26日 (木)

CAMEL "ICHIGO ICHIE LIVE IN JAPAN 2016"

京都の夏がやたら暑くて、京都の冬がやたら底冷えするのは分かっていたけど、ここんところの寒波には参った。今朝なんか最低気温がマイナス10度だと。ここが北国ならまぁそんなもんかと気にならないが、京都でそう来るかと笑うしかない。もっとも京都と言っても京都市内じゃなくてウチは亀岡市なんだけど。むかし中学生か高校生だった頃に一度、鼻毛が凍るほど寒い日があったので、それ以来かってくらいの寒さ。たまたま今日は仕事が公休で良かった。早起きする必要が無いから、朝しっかり布団に籠って自然に目が覚めるまで寝てやったぜ。

素晴らしかったキャメルの2016年来日公演から約8ヶ月、このたびめでたくあの2016ジャパンツアーの東京公演が完全収録DVDとしてCAMEL PRODUCTIONSから発売された。リリース告知当初からCAMEL PRODUCTIONS直販で予約してあった本作が昨日ウチにも到着。いつもはどんどん未開封の品が溜まっていくんだけど、こちらについては珍しく早速開封して観賞した。

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パッケージはとてもシンプルで、ブックレットも実質有って無いようなものだけど、日本のファンにとっては(もちろん世界中のキャメルファンにとっても)これ以上ないキャメルからの贈り物である。CAMEL PRODUCTIONS直販の予約特典で、アンディラティマーの直筆サイン入り。丁寧にこちらのファーストネームを加えたサインで、真心のこもった手作り感が良いではないか。

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内容であるが、東京公演の完全収録で、ワンカメとかではなくマルチカメラできちんと編集されていて、そういう意味では当初から映像リリースの計画があったのかも知れない。パッケージ裏面のクレジットを見ると、テレビ朝日のスタッフの名前も入っているし、テレ朝関連が映像収録したのかな?とも想像できる。

1曲目から再生して観たけど、ライヴの演奏に集中して観ることが出来る素朴な編集で、更に個人的に嬉しいのはミキシングが極めて良い。各楽器、ヴォーカル、コーラスがバランス良くミックスされていて、例えば鍵盤のバッキング的なフレーズまでしっかり聴き取れる。もちろん実際のライヴ(大阪公演)を体験している以上、それに勝る感動やインパクトは無いんだけれども、こうしてセットリスト完全収録で商品化してくれると、感動したライヴの追体験が出来て、とてもありがたい。そしてこの映像を観ながら、ライヴの時にやたら感動して3日は泣けたアンコール前のラストのLong Goodbyes、今回映像を観ながらまたもや泣いてしまった。泣きながら深夜に3回も繰り返して観てしまった。本当に素晴らしい曲。あの時の思い出と、曲そのものの良さで、泣けて泣けて仕方がない。

アンコールのLady Fantasy終了後に客席が映るんだけど、東京のいつものマイミク某Mちゃんがバッチリ映りこんでいて、そういう面でも最後まで楽しめた。いいなぁ、こんな来日公演の記念碑的作品に映りこめて。ちなみに泣きながら見たので、もう一度見ないと分からないけど、Long Goodbyes終演後の客席のスタンディングオベーションの場面でも、馴染みの知り合いのプログレ女子が写りこんでた気がするぞ。なんだなんだ、みんな、羨ましいやないか(笑)。

昨年2016年の、スティーヴハケット来日公演キャメル来日公演が、ハケットは日本限定でライヴCD化され、キャメルはライヴDVD化され、やっぱり日本のファンは美味しいよな。日本人で良かったと思う。日本には独自のプログレ文化があるんだと思う。

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2017年1月15日 (日)

サーカ 「ライヴ」 (CIRCA: "LIVE")

日曜日が公休になることはめったになくて、月に1回あるか無いかくらいなんだけど、今日は珍しく日曜公休。しかしながら昨日来の最強寒波による風雪でウチら辺も積雪が大変で外に出る気にはならない。休日恒例の健康の為のウォーキングも無し。こういう時は家に籠って、ラーメン食べて、録り溜めしたTV番組を観て、音楽聴いてブログを書くに限る。いつもは時間に追われるような気分でブログ書くことが多いけど、今日はのんびりした気分で書ける。

3月中旬からのジャーニーwithエイジアのジョイントツアーについて、ジョンウェットン大先生の体調的に大丈夫なんだろうかと思っていたら、案の定、先生についてはツアー参加キャンセル、代打のベース&ヴォーカルとしてビリーシャーウッドのエイジア参加が公式発表された。そりゃそうだろう。先生の病状の回復具合はご本人とその周辺しか詳細は知らないだろうけど、私たちのようなファンから見ても、どう考えても心配でしかなかったし。なのである意味これで一安心というか、ちゃんと治るまで治療と療養に専念して欲しいと思う。私のウェットンファン仲間の方々も皆さん同様の感想だった。エイジアのツアー実施がキャンセルなのではなく、先生の参加のみがキャンセルという事は、何かしらレーベルやマネージメント的にエイジアのツアー実施を外せない事情があったのだろう。

そして代役の話である。こういう時こそジョンペインだろう、みたいな声が少しは聞こえてきそうだし、私も別に期待はしないけど、もしそうなればSNSではしゃいだりブログではしゃいだりするネタとしては美味しい気がしていた(コラッ、www)。代役に決定したのはビリーシャーウッドという事で、エイジアのフロントマン代役を務めるのに相応しいかどうかはともかくとして、これもレーベルやマネージメント的には極めて妥当な(手軽な?www)人選だと思う。先生としてもソロ6作目のレイズド・イン・キャプティヴィティで全面的に共演していたし人物的にも実力的にも信頼しているんだろう。イエスではクリススクワイアの代役を務め、このたびエイジアでもジョンウェットンの代役を務める、そのうちEL&Pでグレッグレイクの代役まで務めるんじゃないかって思うくらい、そのプログレ界での重宝されっぷりは目を見張るばかりである(笑)。そう言えばエディジョブソンが2013年に企画したFOUR DECADESコンサートツアーも、当初はベース&ヴォーカルでビリーだったよな。あまりの反響の薄さに傷心のエディがツアー自体を途中でキャンセルしてしまったんだっけな・・・。

イエスのファン的には80年代後半からずっと重要人物であったビリーシャーウッドだけど、以前より拙ブログで述べてきたとおり、正直個人的にはあまりグッと来ない音楽性が、苦手とまでは言わないが、好んで聴くという気にはなれなかった。その雰囲気を指して「ビリー臭」とか言って失礼極まりないことを言っていたのはどこのどいつだったか(笑)。でも昨年2016年11月23日からコロッと態度を変えてしまった。ビリーは素晴らしい(笑)。そして代役とは言えエイジアにまで参加することになったからには最早スルー出来ない。そんなビリーに敬愛の念を込めて、年末に購入していた掲題のサーカのライヴ盤を取り上げてみる。

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実はこの作品も聴く時間が無くて、年末に購入したっきり未開封だったんだけれどエイジア参加記念として、めでたく昨日開封。一応通しで聴いてみた。2007年のライヴを収録したもので国内盤としては今回が初リリースかつ、映像のみWeb限定リリースだったイエスメドレーを加えての2枚組CDとしての国内盤化との事。この2007年時点でのサーカ参加メンバーは以下。

BILLY SHERWOOD : Bass & Vocals
TONY KAYE : Keyboards
ALAN WHITE : Drums, Percussion & Vocals
JIMMY HAUN : Electric Guiters, Accoustic Guiters & Vocals

どうでしょう、今にして思えばこの豪華メンバー。裏イエスというか、裏ABWHというか、裏UNIONというか。イエスの元・現メンバーのビリー、トニー、アランに、8人イエスのUNIONレコーディングでハウ爺の影武者を演じたJIMMY HAUN。これがサーカのデビュー時点のメンバーだったかな。私がなぜサーカのデビューアルバムを買わなかったのか、今になって悔やまれる。あの当時は確かサーカのweb直販で注文すると、上記メンバー4人のサイン入りで購入できたのかな。2007年頃と言えば、前職の業務がまっだまだ強烈に忙しかった頃で、オリジナルエイジア復活を追うだけで精いっぱい、他のプログレ界の動きは情報としては追っていたけど、CDを買ったりライヴを観に行ったりまでは出来なかった頃なのだ。なのでスルーしていた。

今回はCD2枚目に収録されたイエスメドレー「Chronological Journey 1969-1999」目当てで購入したんだけど、69年から99年までのイエス30年の歴史を40分に凝縮するという芸当でイエスの名曲の数々を演じて見せている。上でも書いたようにイエスの元・現メンバーとハウ爺の影武者でイエスのレコーディングに参加した人が演じてるんだから、カヴァーバンドとかトリビュートバンドなんて言ってはいけない。イエス参加時期に違いはあれど、みんなイエスメンなんだから、イエスの本人たちが演じてるんだからコレはイエスなのである。40分のイエスメドレーに抜粋された楽曲は以下のようだ(他のサイトから拝借しました)。

Looking Around
Harold Land
Every Little Thing
Survival
No Opportunity Necessary
Something's Coming
Yours Is No Disgrace
Heart Of The Sunrise
South Side Of The Sky
Roundabout
Close To The Edge
And You And I
Ritual
Soundchaser
Parallels
Arriving UFO
On The Silent Wings Of Freedam
Tempus Fugit
Changes
Owner Of A Lonely Heart
Cinema
Rhythm Of Love
Lift Me Up
Endless Dream
Mind Drive
Open Your Eyes
Lightning Strikes

各メンバーの実力は、当然イエスのメンバーなのだから問題ないし、ギターのJIMMY HAUNは、ピーターバンクスのように、スティーヴハウのように、トレバーラビンのように、見事にに演じ切っているのが凄い。Youtubeで観れるこのメドレーの映像版で確認すると、やはりというか案の定というか、鍵盤はトニーケイだけではなく、影武者の2nd鍵盤奏者がいるようだ。さすが生ける屍トニーケイ(笑)、いや、オルガン奏者トニーケイ。せっかく映像があるのだから国内盤でも映像を付けて欲しかったな。そこは少し残念。ちなみにサーカの楽曲を演奏したCD1枚目も聴いてみたけど、それなりに良かった(それだけ?www)。

以上、エイジアで先生の代役をどのように演じることが出来るか、それはそれで注目ではあるので、そんなビリーを改めて目配せして行きたい。あと昨年末に同じく国内盤化されたクリススクワイア&ビリーシャーウッドのCONSPIRACYのライヴ盤CDも買ったんだけど、ジャケがアレ過ぎてこれまた未開封。

ビリーがエイジアで先生の代役を務める間、先生には改めてしっかりと治療に専念して頂いて、我々は快復を祈り続けて行きたい。

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2017年1月 9日 (月)

ジョン・ウェットン 「ザ・オフィシャル・ブートレッグ・アーカイヴ Vol.1」 (JOHN WETTON "THE OFFICIAL BOOTLEG ARCHIVE VOL.1")

先生のファンではあるがコンプリーターではない。しかし買ってしまったからには拙ブログとして取り上げないワケにもいかない。取り上げるなら少しは聴かないといけない。でも全部で6CDもあると聴く時間が無い。時間があっても積極的に聴く気がしない。そういうアーカイヴ作品がジョンウェットン大先生監修でリリースされてしまった(苦笑)。

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先生が、ソロとしてフルバンドやアコースティックソロでもライヴを繰り返していた90年代後半、過去の記事でも触れてきたけど個人的にはこの時期のライヴ作品の乱発は、商品としてのクォリティに疑問がありありで敬遠していた。ファンだからって何でも買うわけでは無いのはその当時の自分の財政状況の問題もあったし、他のことで忙しくもあったし。でもそのままだと多分ここら辺の作品は一生買わなかったかも知れない。なので改めて先生監修で、一応「Re-mastered by Mike Pietrini」という事で、ニューヨークのエンジニアのマイクピエトリーニによるリマスタークレジットがある事で商品としての新たな付加価値があるとの意味を見出して購入に至った。

この商品には96年のアルゼンチン、97年の大阪、99年の東京、以上のフルバンド形態によるライヴが収録されている。繰り返すけどコンプリーターではない私はこの3種の内で所有しているのは実は96年アルゼンチンだけであった。なので面倒臭い音質比較なんかはアルゼンチン以外はやりようがない。ここでは3種の各ライヴの簡単な感想や、当時の購入しなかった(笑)思い出を書いてみたい。

LIVE IN ARGENTINA 1996
上記でも触れたとおり、本作品の3種のライヴの中で唯一所有していた。但し購入した時期はリアルタイムではなく、多分ここ数年前、しかも輸入盤を中古で買ったと思う。気に入らないライヴ乱発期ではあるけど、どれか一つくらいはウェットンファン仲間との雑談に付いていけるように持っておこう、というおかしな理由で中古で買ったんだった。そして聴いてみて、いきなり1曲目のUKのインザデッドオブナイトが頭切れのフェードインで始まるという、まさしくオフィシャルブートの名に相応しい収録の仕方にドン引き。一応ひと通り聴いてそれっきり聴かなくなってしまった。1曲目の頭切れ、FM放送音源のような、ライン収録ではあるけど微妙な音質、個人的には先生の曲にフィットしているとは思えないビリーリースギャングのギターetc、聴かない理由を挙げればキリが無い(笑)。今回は3種のライヴの中で唯一所有しているライヴという事で少しだけ旧盤と音質を比べてみた。リマスタークレジットを見てしまったからかも知れないけど、若干今回のアーカイヴの方が音が立体的に聴こえるような気がする。そんな気がするだけなんだけど(笑)。

LIVE IN OSAKA 1997
このライヴ盤を初めて聴いたのは多分昨年2016年の8月頃(エェーーッ、www)、Wetton Mania開催の下打ち合わせで、大阪心斎橋のRock Bar STARLESSに呑みに行った際に、私が来店するという事で心優しいマスターが気を使って店内のBGMに本作をかけてくれてたんだった。聴いたこと有るような無いような・・・、「これウェットンのなんですか?」ってマスターに訊いて、「大阪でのソロライヴですよ」と教えて貰ったんだった。あぁそう言えばそう言うライヴ作品もあったなぁって久しぶりに認識したという話。ちなみにその時、すぐにマスターにエイジアをリクエストして、店頭演奏をエイジアの1stに代えて貰った(笑)。今回のアーカイヴで初めて真面目に聴くんだけど、オッ? そんなに悪くないかな? 少なくとも96年アルゼンチンよりは聴ける。1曲目から頭切れのフェードインなんてことも無い。音質も公式商品として何とか耐えうるまあまあの音質。何より演奏が良い。そこはやはりギターがデイヴキルミンスターであることが大きい気がする(クレジットがビリーリースギャングになっているのはクレジットミス、修正されていない)。鍵盤は96年アルゼンチンのマーティンオーフォードから、89年エイジアでお馴染みジョンヤングになっている。ドラムはアルゼンチンに続いて凄腕トーマスラング。アークエンジェル後のライヴとしては、ノーマンズランドっていう音質内容共に最高の先生ソロライヴを代表する作品があるが、そのツアー初期であり、ノーマンズランドとはバンドメンバーも異なり、何よりも来日公演盤という事で、この大阪に関しては今回積極的に聴く気になれた。聴き飽きたヒートオブザモーメントも、出だしアコースティックで始まり、途中からバンドバージョンになる演奏がちょっと新鮮。当時は94年のソロ初来日時にはカッコ良かった先生がいきなりでっぷりと太った姿で登場したとの事で雑誌で話題になってた記憶があるが、声はまだまだよく出ているし音だけ聴く分には商品価値あり。今更言うなって話だけど、これは拙のアイホンに取り込んでもう少し聴いてみようと思う。

LIVE AT SUN PLAZA TOKYO 1999
先生のファンかつエイジアのファンとして忘れ難い、誰もが半信半疑だったエイジア復活ライヴとして発表された99年来日公演が案の定ポシャってジョンウェットンバンドとしての来日公演に差し替えられた、悪夢の記録。先生に罪は無いんだけど、そのライヴがオーディエンス録音のブートをそのままオフィシャルブートCD化とあって、当時の私はハナッから無視を決め込んできた。新宿のディスクユニオンで店頭演奏されていたのをチラ聴きはしたけど、あぁやっぱりダメ、って思って購入していないし聴いていない。コレだけは今回も聴く気にならず。コレクションという事で。

ということで、聴いたことが無かった分、97年大阪だけは楽しめたかな。一昨年には同じような趣旨でアコースティックライヴ2公演分のアーカイヴ2CDがリリースされていたけど本作国内盤のライナーには、その時の記事で注文つけたのが功を奏したか(?)、先生の解説文の一部が翻訳されているのが嬉しい。細かい話だけど。

この後もエイジアの2013年ブルガリアでのオーケストラ競演ライヴ盤のリリースが控えている。3月からはエイジア本隊としてジャーニーとのジョイントツアーも発表されている。先生は本当に大丈夫なのか、闘病で痩せ細った(ダイエットした?www)体で重たいベースギターを抱えられるのか等々、心配は尽きない。

しかしここでは、闘病中の先生が監修してリリースしてくれたんだから、先生へGoodなVibeを贈る意味でも積極的な気持ちで本作品を購入しようではありませんか。

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2017年1月 3日 (火)

[グルメ] GYOZA OHSHO 烏丸御池店(@ 京都 烏丸御池 2017年1月2日)

そんなに期待されてないかも知れないけど(笑)、グルメレポ、無事に3回目をUPします。

東京に居た頃のウェットンファン仲間で、ド素人ベーシストの私にエイジアのOnly Time Will Tellのベースの弾き方をはじめとして、ベースの師匠としてご指南頂いたアラスカさんが、実家は京都という事で年末年始休暇で帰省されていた。折角の機会なので呑みに行きましょうという事で、急遽正月の1/2に京都で昼間っから呑むことになった。日程時期に余裕があれば第2回目のWetton Maniaにしても良かったんだけど、スケジュール調整で急に決まったことと、正月なのと、今回はアラスカさんのリアルの知り合いでって思って、ウェットンファンのミクシィのマイミクさん中心でお声掛けさせて頂き4名で集まることに。

さて、東京ならともかく京都で正月の昼間っから呑める店があるのかと、そこが心配で、実際ネットで事前に調べたけど、やはり正月から昼呑みできる店はそんなにない。ある事はあるんだけど。兵庫方面から来て下さる方の電車の便も考えて阪急烏丸駅で集合。私は早めに現地について、錦市場に連なる大丸ウラとか、そこら辺を事前に探検したんだけど、お好み焼きとか鉄板焼きの店は開いていたけど、正月昼間から開店しているお店は限られていて、どこも行列。それならと、四条烏丸周辺を敢えて避けて、歩いて10分ほど、烏丸御池にある「餃子の王将」の、女子でも気軽に入れるカフェのようなコンセプト店として昨年オープンした「GYOZA OHSHO」烏丸御池店に向かう。私も「餃子の王将」発祥の本拠地である京都に帰って来たからにはこの「餃子の王将」のコンセプト店にはそのうち行きたいと思っていたし。で、読みは当たった。お店は普通に繁盛していたけど、待ち行列に何十分も待つほどではなく、すぐに入店出来た。

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もうなんか、こんなこと言ったらお店に失礼だけど「餃子の王将」とは思えないような、外観内観共に綺麗な店の作り。マジでカフェのようなお洒落な店内。でもフードメニューは基本は「餃子の王将」のお値打ち価格な通常メニューそのまま。餃子は女性向けにニンニク無しってのも注文できるし、加えてちょっとお洒落っぽい独自メニューもあるし、アルコールはビール、ワイン、焼酎、カクテル等、凝ってはいないけど各種いろいろある。四人掛けテーブルに置ききれないほど、餃子をはじめとして色んなフードを注文しまくり。

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先日のイエス大阪公演時に購入された海洋デザインの携帯カバーを早速実用されているプログレ女子のお二人(笑)。

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呑んで食ってウェットン話やプログレ話、我々のリアルタイムだった80年代ロックの話やら、共通の話題がありまくるから大いに話は盛り上がってスゥィングする。

ほろ酔いだったので詳しく憶えてないけど、話題に上がった話をいくつか挙げてみると・・・、

・スティーヴハウのタービュランスに1曲、もしウェットン先生が歌ってくれたらエイジアみたいに最高な曲があるぞ。
・ハウ爺のタービュランスはハウ爺のソロ諸作の中では最も一般受けしやすい作品だ。
・イエスやエイジアのステージにおける、ハウ爺のステージアクションは変だ。
・レインボーのグラハムボネット期80年来日公演を観に行った。
・ドンエイリーはリッチーブラックモアと対等に闘える鍵盤奏者だったな。
・でもデイヴローゼンサルの鍵盤も悪くない。Can't Let You Goのイントロは素晴らしい。
・ミッジユーロが入口の人が多いだろうけど、ウルトラヴォックスは最高だ。
・ブライアンフェリーは歌っているときに感極まるとなぜか白目になる。
・83年エイジアインエイジア後、グレッグレイクが入ったエイジアで、新作を聴いてみたかった。意外に面白かったかもしれない。
・ELOパート2とかペイジアとか、ジョンペインは偉大な先任者の後釜で可哀想。
・ジョンペインのベースを上の方に構える立ち姿がカッコ良くない。
・ジョンペイン、なんだあのシルクハットは。
・ペイジアはジェフダウンズのセンスが発揮されている作品については決して悪くない。
・ペイジアの作品はアルバム単位ではアリアが良い。曲単位ではA Far Cryが絶品だ。
・ユーライアヒープのデヴィッドバイロンの顔を見るとヒゲダンスを思い出す。

等々・・・、他にもここには書ききれない、いや、書けない音楽話や新宿でのジョンウェットンセッションの思い出話が続き、途中から変なスイッチが入ってしまって、もう爆笑爆笑の連続。私も久しぶりに大笑いしたなぁって。

私のブサイクな姿が邪魔だとは思うけど、「餃子の王将」とは思えないカフェのような綺麗な店内が分かる写真をいくつかUP(参加者の皆様の顔出しはそれぞれ了解を頂いております)。

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以上、新年2017年最初の記事UPがウェットンネタでも音楽ネタでもなく、グルメネタではありましたが、ウェットンファン仲間の呑み会という事で拙ブログにはある意味相応しいとこじつけておきましょう。この「GYOZA OHSHO」、美味しくてヴォリューミーで低価格なフードを肴に女性の方でも呑み会が出来るという意味でも、かなり使い勝手がイイと思う。

いつも言うように、私の仕事は土日祝日盆正月が関係ないシフト勤務なので、正月気分も何もないけど、一応年が明けて、新たな気持ちで、今年も悪戦苦闘の自分の人生を切り開いて行きますぜ!

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