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2017年4月23日 (日)

イエス・フィーチャリング・アンダーソン・ラビン・ウェイクマン 2017年来日公演4日目(尼崎) (YES FEATURING ANDERSON RABIN WAKEMAN AN EVENING OF YES MUSIC & MORE JAPAN TOUR 2017 : Apr 21, 2017 @ AMASHIN ARCHAIC HALL HYOGO)

再びタイトル長い!(笑)。
30年以上前とか、昔は家庭でTVのチャンネル争いなんてものがあったけれども、最近ウチでは時々、録画用ハードディスクレコーダーの容量争いが起こる。リビングにあるTVとレコーダーは基本オカンが使い、私は横浜在住の頃から使っていたTVとレコーダーをそのまま自分の部屋で使ってるんだが、オカンが一杯色んな番組を録画していて、NHKの朝ドラとか、徹子の部屋とか、韓国ドラマとか、皇室関連の番組とか、とにかく録画しまくるもんだから容量が足りなくなって、たまに私の部屋のレコーダーを使わせろと言ってくる。まぁイイんだけど私も不規則勤務ゆえ、結構色んな番組を録画しておきたくて、オカンに使われてしまうと私の録りたい番組が録れないほど残りのHD容量が少なくなっていたりするのでとても困る。早く観て削除してくれと頼むんだが、「アンタ休みなんやから、自分のやつ、はよ観て消したらええがな!」と逆に反撃されるし(苦笑)。なので今日は録り溜めした番組を観るのとブログを書くのに集中して、休日恒例のウォーキングは止めておこうと思ったんだけども、外があまりにエエ天気なもんだから、やはり日の光を浴びなきゃと、ウォーキング開始。ところが途中で腰にピリッと痛みがきたのでいつもの3分の2くらいの距離で切り上げて帰って来た。休養十分のはずが、調子に乗って連日ウォーキングしたものだから腰だけは疲れがたまってんのかなと。

それでは昨日UPした、YES feat. ARW尼崎のVIPパッケージレポに続いて、ライヴ本編のレポいきます。記憶が薄れないうちに書いておかないとね。出来るだけマジメに書きます(笑)。

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4月21日(金)の18時頃、押し気味だったサウンドチェックパーティの影響か、多分開場時間も遅れていただろう。VIPが終わって入口ロビー辺りで徳島のK社長やM女史と雑談しながら、お仲間の入場を待つ。その間にVIPに参加されていた京都の二十歳の若者二人組と雑談。20歳ですよ、ハタチ! 私は50歳、この30歳違いという齢の開きで同じライヴを観るというのが驚き。よく我々が行くライヴは平均年齢が高いとか、老齢のオッサン、オバサンばっかり、みたいに言われているけど、二十歳の青年もいるのですよ! 肌のツヤが違うし(笑)。ギターとかリッケンバッカーのベースにサインを貰っておられたようだ。何とも微笑ましい。イイ音楽は世代から世代へ受け継がれていくのである。イイ音楽はね。イエスミュージックがそう言う音楽で良かったホントに。マジでオッサン、オバハンしか観に来ない古典ロックバンドはそういう意味ではヤバいし、気を付けたほうが良い。彼らが生まれた頃は、HDレコーダーなんてなかったし、TVのチャンネル争いの時代である。そんな時代を彼らは知らないかもな。オジサンの私はね、その頃二十歳過ぎの学生で、88年イエスのビッグジェネレーターツアー来日公演を観に行って、オープニングナンバーがリズムオブラヴで、トレヴァーラビン大活躍のライヴを堪能したし、その2年後の90年にはABWH来日公演を観に行ってハウ爺やビルブルーフォードが演奏するハートオブザサンライズのスピード感あふれる素晴らしい演奏を堪能していたのだ・・・、あ~れ~から、約30年・・・。

やがて開場して、さっきお茶会したばかりのウェットンファン仲間含めて何人ものお仲間と再び遭遇してワイワイ雑談する。そろそろ座席に行きますかと着席。私は今回は前から12列目のリックウェイクマン側。まあまあの席。一緒にチケットを取った徳島のM女史と隣席なので開演まで延々時間を忘れるほど喋りまくる。そして19時ちょっと過ぎ、いよいよ開演。ここからはセットリスト順に簡単に一言ずつ。

Cinema
パーペチュアルチェンジをオーケストラアレンジしたような出囃子でメンバーが登場して、オープニングはシネマ。コレは9012LIVEの映像で何度も見たオープニングだけど、実物を観るのは初めてであって、とても新鮮だし、オープニングナンバーとして盛り上がるしカッコイイ。衰えを知らないトレヴァーラビンのギターさばきも見事だしウェイクマンの鍵盤のバッキングも良い。この時点で気分が上がりまくり。

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Perpetual Change
シネマのエンディングあたりでいつもの感じでヒラヒラと浮遊しながらご機嫌なジョンアンダーソンが登場して「ワン、チュー、スリー、フォー!」、パーペチュアルチェンジに突入。このスピード感は、ハウ爺の怪しげなタイム感に合わせたかのようなユルめの現行イエスの同演奏とは違ってとても滑らか。派手目のリックの鍵盤サウンドがちょっとうるさいかな(笑)。他の先約の為に来日できなかったリーポメロイに代わって急遽代役を務めるイアンホーナルのベース、特に問題なく無難にこなせてる。そこは安心できた。

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Hold On
90125の時から、トレヴァーラビン在籍期は決してセットから外れることのないホールドオン。やはり今ツアーでもレギュラーナンバーである。イントロにリックの鍵盤が足されていて、今の編成ならではのアレンジが加えてある。重心の低いリズムで、この位置、3曲目くらいに持ってくるのにきっと最適なのだろう。安定感のある演奏で何よりもジョンの声が非常によく出ている。

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I've Seen All Good People
あなたは美しい~、みんな美しい~、時々~(笑)、みたいなこと言いながら、9012LIVEでお馴染みのラビン版の軽快なアコギによるイントロでスタート。ほぼ9012LIVEでのバージョンを踏襲してるかな。ここでもジョンの声が良く出ている。現行イエスを外された頃、とにかく声の衰えが気になっていたし、もうイエスの曲を、少なくともオリジナルキーでは歌えないだろうと個人的には思っていた。だから現行イエスのヴォーカルがべノアデヴィッド、そして現在のジョンデイヴィソンになっても、オリジナルキーで歌い上げることが出来る人ならそれはそれで肯定的に受け止めていた。72歳にして、ここまでジョンアンダーソンの歌声が復活していることに正直驚くし、とても嬉しい事でもある。

Drum Solo
リフトミーアップの前にルーモリノのドラムソロ。今回はリックのいつもの鍵盤ソロも、ラビンのソロ、ソリーズビアードも無いのに、ルーだけはきっちりソロコーナーが用意されているのは印象的。実は私は今回の編成、ドラムにルーモリノを起用していることがイイ意味で最大のポイントだと思っているのである。それはまた後述。

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Lift Me Up
ユニオンからの曲、8人イエスのツアーでもやっていたし、リックとしても今ツアーで演奏するにあたってレパートリーとして受け入れやすかったんだろう。ルーのドラミングは、ラビンのソロライヴ盤LIVE IN LAで聴けるそれと同様である。アランホワイトのプレイとは若干異なる。ラビンのリードヴォーカルは、今ツアー当初に比べたら、大分歌い込んできたからか違和感がなくなってきた。ツアー最初の頃は、ステージで人前で歌うのが何十年振りとか、そんなだったんだろう、ちょっと苦しげで違和感があったけど、そういう意味では安心した。

And You and I
あっちのイエスでも、こっちのイエスでも絶対にセットから外れることのない定番ナンバーだが、今ツアーで聴けるリックの鍵盤のサウンドがホントに素晴らしい。鍵盤サウンドだけで言えばこれまでのイエス全歴史の中で今回が一番かも。泣きそうになるくらい、それくらい良かった。ギターは90125期からの、トレヴァーラビン流のアレンジ。ただ一点、ハーモニカ、クリススクワイアによるハーモニカが無いのがちょっと違和感を感じた。この曲でハーモニカは重要ではないと思っているんだけど、違和感を感じてしまうのはこの曲をライヴで聴くときに、クリスのハーモニカにいつしか聴き馴れて、頭に刷り込まれていたんだろうなぁ。この時だけクリス不在を感じた。

Rhythm of Love
さっき88年ビッグジェネレーターツアーで観たと言ったけれども、今回は以前とはイントロがアレンジしてあって、やはりこの曲でも現在のARWとしての新鮮さを出しているのが嬉しい。それにしてもここでも感じるのは、ジョンアンダーソンのハイトーンヴォイスが非常に気持ちよく響き渡っている。もう完全復活やん。あと、リックがいるからこその、曲中でもムーグの速弾きソロぶっこみ、これもこの編成ならでは。

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Heart of the Sunrise
さてさて、今回のYES feat. ARWの演奏が素晴らしいところ、それが凝縮されているのがこの曲の演奏である。ポイントはドラムのルーモリノ。オリジナルドラマーであるビルブルーフォードによるきめの細かいドラミングを見事に再現している。アランホワイトの力ずくの叩き方とは違う。この曲ほどドラマーの違いを感じてしまう曲は他に無い。昔、それこそ30年近く前、学生だった頃の私が、それまで聴いていた本曲のライヴヴァージョンはイエスソングスでのアランホワイトがドラムを叩くライヴヴァージョン。ABWHが活動開始してしばらくして、PV集のVHSビデオが発売されて、それに当時の最新のABWHによる本曲のライヴ演奏が収録されていた(後にライヴ全長盤が発売された)。それを聴いた時のインパクトは絶大だった。ブルーフォードのドラミングがこの曲本来の、複雑なアンサンブルでありながらスピード感があってしかも滑らかでもあるという魅力を最大限に再現していたのであった。それを聴いてからイエスソングスのアランホワイトの演奏を聴いたらもう全然違って、荒っぽくて力ずくで・・・って感じて、しばらくの間イエスソングスの本曲は聴けなくなったくらいであった。
昔からイエスサウンドの良き特徴を言葉で表現するのに、氷の上を滑るようなスピード感、滑らかな疾走感、みたいなことが言われてきたと思う。仮にそれを唯一無二の「イエスグルーヴ」と呼ぶとしよう。そのイエスグルーヴを見事に復活させているのが今回のルーモリノのドラミングによるハートオブザサンライズではないだろうか。この日は途中で若干アンサンブルが乱れた瞬間があった気がしたけど、そんなのは些末なこととして受け流せるほど全体として素晴らしい、氷の上を滑るようなスピード感、滑らかな疾走感に満ちたイエスグルーヴであったと思う。

Changes
この曲のイントロの鍵盤の変拍子、リックがやることに何の違和感も感じないどころか、むしろ自然に感じる。このテクニカルなインスト部分、リックも楽しんでいるんだろう。ラビンのリードヴォーカル、まあまあ安定している。途中で、誰が間違ったのか、ヴォーカルがちょっと変だった気が。ジョンが歌の入りを間違ったのかな?と感じたんだけど、違ったかな。

The Meeting
ABWH収録のこの曲、ABWHのライヴ時と同様にジョン&リックのデュオで。ABWHの時は、あの当時としては「こわれもの」「危機」の曲をブルーフォード、ハウ入りで再現されることが夢のようで、興味がそっちばかり向いてたので、この曲の演奏はライヴの箸休めみたいに思って実はあまり印象に残らなかったんだけど、改めて今回ライヴで聴くとホントに美しくてイイ曲だなぁと。

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Awaken
いよいよクライマックス、アウェイクン・フェチである私が昇天してしまう曲である。さすがにこの曲ではキーが思いっきり下げられてはいるものの、曲そのものが素晴らしいからやっぱり良い。現行イエスがジョンデイヴィソンのヴォーカルでオリジナルキーでハートーンヴォイスで歌い上げてるけど、なんだろう、コレだけキーを下げているにもかかわらず、それでもジョンアンダーソンの声で聴くと全然違うのである。ジョンのマジカルヴォイスもこれまた唯一無二であることがよく分かる。イントロには新たな荘厳系のアレンジが加えられ、ヴォーカルメロディも、滑らかに流麗に盛り上げるリックの鍵盤サウンドも本当に素晴らしい。終盤のパイプオルガン系の鍵盤サウンドが盛り上がるところで、若干ラビンのギターアレンジがうるさい気はしたけど(笑)、それもトレヴァーラビンの存在感として受け止めておこう。

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Owner of a Lonely Heart
今回、一番話題になるのが本曲である。曲というより、曲後半のインストセクションでのトレヴァー&リックの客席練り歩き。昨秋の北米ツアーでやっていたけど、まさか日本でもやってくれるとは思ってなかった。ライヴに行く人は、行く前から自分の座席が通路側かどうかでワイワイ盛り上がるし、ライヴに行ったら行ったで、練り歩き中のリックやトレヴァーをどれだけ至近距離で写真撮れたかでまた盛り上がる。

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ミュージシャンとしてのプレイも大事だけど、ショーとして、パフォーマンスとして、客を盛り上げるという意味では最高の演出だった。ちなみに私も、リックのドアップが撮れてしまった(笑)。

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練り歩きが終わって、トレヴァー&リックがステージ上に戻った後は、古典ロックの有名曲メドレーをアレンジに差し込むサービスというか演出。この日はクリームのSunshine of Your LoveとCrossroads、更にはビートルズのTwist and Shoutも入れ込まれてたかな。CrossroadsとTwist and Shoutは、ベースのイアンホーナルが全力で歌っていた。大盛り上がりでセット終了。

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--- encore ---

Roundabout
アンコールはコレで。途中でジョンの「ワン、チュー、スリー、フォー!」が入る短縮ヴァージョン。ギターはトレヴァーがあのハウ爺によるギターリフを避けて、ベースのフレーズに合わせるようなフレーズを弾いてたのかな? 88年頃の超高速ギターカッティングでやってくれても面白かったと思うんだけど。それからリックの手癖全開の鍵盤で聴けるラウンドアバウトは耳によく馴染む。リックの手癖ってイエスサウンドの一部なんだなぁと改めて感じる。

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以上、極めて現役度の高い素晴らしいパフォーマンスはこれにて終演。

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多くの方が絶賛されていた今回のYES feat. ARWの来日公演、本当に素晴らしかった。上でも言ったけど、ARWの3名だけでなく、ドラムのルーモリノの存在は大きかった。ブルーフォード在籍期の曲において、見事なドラミングでイエスグルーヴを蘇生させてくれたし、トレヴァーラビン期の曲でもアランホワイトの重心の低いロックドラムを尊重しつつも上手くブルーフォード風のイエスグルーヴを入れることによって新鮮さが増した。もちろん80年代曲においてはリックの派手目の鍵盤アレンジも新鮮さの要因である。あと、童謡のゾウさんとかドングリコロコロは、特に特筆する話でもないので軽くスルーで(笑)。そう言えば88年の時もやっていた気がするけど。それから、現行イエスとの、どっちの良し悪しってのはもうあまり言いたくないので触れない。今回のYES feat. ARWではブルーフォード期のイエスグルーヴが蘇生していた、その事で満足であったし、だからと言って現行イエスを悪くは思わない。重心の低い堅実なロックドラムだからこそ安心してギターや鍵盤が自由に演奏できる部分もあるだろうし、それも良し、である。

あ、それから、今回購入したグッズだ。グッズは先行販売前にVIPパッケージの時点で最先行販売していたので、その時点で以下を購入。

まずはパンフ。

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それからTシャツはデイリーのヤツで。

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グッズは以上。あと、今更ながら尼崎公演分のフライヤー。

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今回はVIPパッケージとライヴ本編で十二分に満足し過ぎて、なんかもう今年一年分の楽しみが終わってしまった感じ。しばらくは仕事や地域の所用を前向きに頑張るから。

私が約30年前に、88年のビッグジェネレーターツアー来日公演でトレヴァーラビン期のイエスを楽しみ、90年ABWH来日公演でブルーフォード入りのイエスグルーヴが素晴らしいハートオブザサンライズを楽しんだ。それを知ってる上で今回2017年のYES feat. ARW来日公演はその両方を楽しめたんだけど、その約30年前を知らない、いま二十歳のあの青年たちは、今回のライヴを観てどんな感想を持ったんだろうか・・・。

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