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2017年4月23日 (日)

イエス・フィーチャリング・アンダーソン・ラビン・ウェイクマン 2017年来日公演4日目(尼崎) (YES FEATURING ANDERSON RABIN WAKEMAN AN EVENING OF YES MUSIC & MORE JAPAN TOUR 2017 : Apr 21, 2017 @ AMASHIN ARCHAIC HALL HYOGO)

再びタイトル長い!(笑)。
30年以上前とか、昔は家庭でTVのチャンネル争いなんてものがあったけれども、最近ウチでは時々、録画用ハードディスクレコーダーの容量争いが起こる。リビングにあるTVとレコーダーは基本オカンが使い、私は横浜在住の頃から使っていたTVとレコーダーをそのまま自分の部屋で使ってるんだが、オカンが一杯色んな番組を録画していて、NHKの朝ドラとか、徹子の部屋とか、韓国ドラマとか、皇室関連の番組とか、とにかく録画しまくるもんだから容量が足りなくなって、たまに私の部屋のレコーダーを使わせろと言ってくる。まぁイイんだけど私も不規則勤務ゆえ、結構色んな番組を録画しておきたくて、オカンに使われてしまうと私の録りたい番組が録れないほど残りのHD容量が少なくなっていたりするのでとても困る。早く観て削除してくれと頼むんだが、「アンタ休みなんやから、自分のやつ、はよ観て消したらええがな!」と逆に反撃されるし(苦笑)。なので今日は録り溜めした番組を観るのとブログを書くのに集中して、休日恒例のウォーキングは止めておこうと思ったんだけども、外があまりにエエ天気なもんだから、やはり日の光を浴びなきゃと、ウォーキング開始。ところが途中で腰にピリッと痛みがきたのでいつもの3分の2くらいの距離で切り上げて帰って来た。休養十分のはずが、調子に乗って連日ウォーキングしたものだから腰だけは疲れがたまってんのかなと。

それでは昨日UPした、YES feat. ARW尼崎のVIPパッケージレポに続いて、ライヴ本編のレポいきます。記憶が薄れないうちに書いておかないとね。出来るだけマジメに書きます(笑)。

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4月21日(金)の18時頃、押し気味だったサウンドチェックパーティの影響か、多分開場時間も遅れていただろう。VIPが終わって入口ロビー辺りで徳島のK社長やM女史と雑談しながら、お仲間の入場を待つ。その間にVIPに参加されていた京都の二十歳の若者二人組と雑談。20歳ですよ、ハタチ! 私は50歳、この30歳違いという齢の開きで同じライヴを観るというのが驚き。よく我々が行くライヴは平均年齢が高いとか、老齢のオッサン、オバサンばっかり、みたいに言われているけど、二十歳の青年もいるのですよ! 肌のツヤが違うし(笑)。ギターとかリッケンバッカーのベースにサインを貰っておられたようだ。何とも微笑ましい。イイ音楽は世代から世代へ受け継がれていくのである。イイ音楽はね。イエスミュージックがそう言う音楽で良かったホントに。マジでオッサン、オバハンしか観に来ない古典ロックバンドはそういう意味ではヤバいし、気を付けたほうが良い。彼らが生まれた頃は、HDレコーダーなんてなかったし、TVのチャンネル争いの時代である。そんな時代を彼らは知らないかもな。オジサンの私はね、その頃二十歳過ぎの学生で、88年イエスのビッグジェネレーターツアー来日公演を観に行って、オープニングナンバーがリズムオブラヴで、トレヴァーラビン大活躍のライヴを堪能したし、その2年後の90年にはABWH来日公演を観に行ってハウ爺やビルブルーフォードが演奏するハートオブザサンライズのスピード感あふれる素晴らしい演奏を堪能していたのだ・・・、あ~れ~から、約30年・・・。

やがて開場して、さっきお茶会したばかりのウェットンファン仲間含めて何人ものお仲間と再び遭遇してワイワイ雑談する。そろそろ座席に行きますかと着席。私は今回は前から12列目のリックウェイクマン側。まあまあの席。一緒にチケットを取った徳島のM女史と隣席なので開演まで延々時間を忘れるほど喋りまくる。そして19時ちょっと過ぎ、いよいよ開演。ここからはセットリスト順に簡単に一言ずつ。

Cinema
パーペチュアルチェンジをオーケストラアレンジしたような出囃子でメンバーが登場して、オープニングはシネマ。コレは9012LIVEの映像で何度も見たオープニングだけど、実物を観るのは初めてであって、とても新鮮だし、オープニングナンバーとして盛り上がるしカッコイイ。衰えを知らないトレヴァーラビンのギターさばきも見事だしウェイクマンの鍵盤のバッキングも良い。この時点で気分が上がりまくり。

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Perpetual Change
シネマのエンディングあたりでいつもの感じでヒラヒラと浮遊しながらご機嫌なジョンアンダーソンが登場して「ワン、チュー、スリー、フォー!」、パーペチュアルチェンジに突入。このスピード感は、ハウ爺の怪しげなタイム感に合わせたかのようなユルめの現行イエスの同演奏とは違ってとても滑らか。派手目のリックの鍵盤サウンドがちょっとうるさいかな(笑)。他の先約の為に来日できなかったリーポメロイに代わって急遽代役を務めるイアンホーナルのベース、特に問題なく無難にこなせてる。そこは安心できた。

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Hold On
90125の時から、トレヴァーラビン在籍期は決してセットから外れることのないホールドオン。やはり今ツアーでもレギュラーナンバーである。イントロにリックの鍵盤が足されていて、今の編成ならではのアレンジが加えてある。重心の低いリズムで、この位置、3曲目くらいに持ってくるのにきっと最適なのだろう。安定感のある演奏で何よりもジョンの声が非常によく出ている。

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I've Seen All Good People
あなたは美しい~、みんな美しい~、時々~(笑)、みたいなこと言いながら、9012LIVEでお馴染みのラビン版の軽快なアコギによるイントロでスタート。ほぼ9012LIVEでのバージョンを踏襲してるかな。ここでもジョンの声が良く出ている。現行イエスを外された頃、とにかく声の衰えが気になっていたし、もうイエスの曲を、少なくともオリジナルキーでは歌えないだろうと個人的には思っていた。だから現行イエスのヴォーカルがべノアデヴィッド、そして現在のジョンデイヴィソンになっても、オリジナルキーで歌い上げることが出来る人ならそれはそれで肯定的に受け止めていた。72歳にして、ここまでジョンアンダーソンの歌声が復活していることに正直驚くし、とても嬉しい事でもある。

Drum Solo
リフトミーアップの前にルーモリノのドラムソロ。今回はリックのいつもの鍵盤ソロも、ラビンのソロ、ソリーズビアードも無いのに、ルーだけはきっちりソロコーナーが用意されているのは印象的。実は私は今回の編成、ドラムにルーモリノを起用していることがイイ意味で最大のポイントだと思っているのである。それはまた後述。

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Lift Me Up
ユニオンからの曲、8人イエスのツアーでもやっていたし、リックとしても今ツアーで演奏するにあたってレパートリーとして受け入れやすかったんだろう。ルーのドラミングは、ラビンのソロライヴ盤LIVE IN LAで聴けるそれと同様である。アランホワイトのプレイとは若干異なる。ラビンのリードヴォーカルは、今ツアー当初に比べたら、大分歌い込んできたからか違和感がなくなってきた。ツアー最初の頃は、ステージで人前で歌うのが何十年振りとか、そんなだったんだろう、ちょっと苦しげで違和感があったけど、そういう意味では安心した。

And You and I
あっちのイエスでも、こっちのイエスでも絶対にセットから外れることのない定番ナンバーだが、今ツアーで聴けるリックの鍵盤のサウンドがホントに素晴らしい。鍵盤サウンドだけで言えばこれまでのイエス全歴史の中で今回が一番かも。泣きそうになるくらい、それくらい良かった。ギターは90125期からの、トレヴァーラビン流のアレンジ。ただ一点、ハーモニカ、クリススクワイアによるハーモニカが無いのがちょっと違和感を感じた。この曲でハーモニカは重要ではないと思っているんだけど、違和感を感じてしまうのはこの曲をライヴで聴くときに、クリスのハーモニカにいつしか聴き馴れて、頭に刷り込まれていたんだろうなぁ。この時だけクリス不在を感じた。

Rhythm of Love
さっき88年ビッグジェネレーターツアーで観たと言ったけれども、今回は以前とはイントロがアレンジしてあって、やはりこの曲でも現在のARWとしての新鮮さを出しているのが嬉しい。それにしてもここでも感じるのは、ジョンアンダーソンのハイトーンヴォイスが非常に気持ちよく響き渡っている。もう完全復活やん。あと、リックがいるからこその、曲中でもムーグの速弾きソロぶっこみ、これもこの編成ならでは。

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Heart of the Sunrise
さてさて、今回のYES feat. ARWの演奏が素晴らしいところ、それが凝縮されているのがこの曲の演奏である。ポイントはドラムのルーモリノ。オリジナルドラマーであるビルブルーフォードによるきめの細かいドラミングを見事に再現している。アランホワイトの力ずくの叩き方とは違う。この曲ほどドラマーの違いを感じてしまう曲は他に無い。昔、それこそ30年近く前、学生だった頃の私が、それまで聴いていた本曲のライヴヴァージョンはイエスソングスでのアランホワイトがドラムを叩くライヴヴァージョン。ABWHが活動開始してしばらくして、PV集のVHSビデオが発売されて、それに当時の最新のABWHによる本曲のライヴ演奏が収録されていた(後にライヴ全長盤が発売された)。それを聴いた時のインパクトは絶大だった。ブルーフォードのドラミングがこの曲本来の、複雑なアンサンブルでありながらスピード感があってしかも滑らかでもあるという魅力を最大限に再現していたのであった。それを聴いてからイエスソングスのアランホワイトの演奏を聴いたらもう全然違って、荒っぽくて力ずくで・・・って感じて、しばらくの間イエスソングスの本曲は聴けなくなったくらいであった。
昔からイエスサウンドの良き特徴を言葉で表現するのに、氷の上を滑るようなスピード感、滑らかな疾走感、みたいなことが言われてきたと思う。仮にそれを唯一無二の「イエスグルーヴ」と呼ぶとしよう。そのイエスグルーヴを見事に復活させているのが今回のルーモリノのドラミングによるハートオブザサンライズではないだろうか。この日は途中で若干アンサンブルが乱れた瞬間があった気がしたけど、そんなのは些末なこととして受け流せるほど全体として素晴らしい、氷の上を滑るようなスピード感、滑らかな疾走感に満ちたイエスグルーヴであったと思う。

Changes
この曲のイントロの鍵盤の変拍子、リックがやることに何の違和感も感じないどころか、むしろ自然に感じる。このテクニカルなインスト部分、リックも楽しんでいるんだろう。ラビンのリードヴォーカル、まあまあ安定している。途中で、誰が間違ったのか、ヴォーカルがちょっと変だった気が。ジョンが歌の入りを間違ったのかな?と感じたんだけど、違ったかな。

The Meeting
ABWH収録のこの曲、ABWHのライヴ時と同様にジョン&リックのデュオで。ABWHの時は、あの当時としては「こわれもの」「危機」の曲をブルーフォード、ハウ入りで再現されることが夢のようで、興味がそっちばかり向いてたので、この曲の演奏はライヴの箸休めみたいに思って実はあまり印象に残らなかったんだけど、改めて今回ライヴで聴くとホントに美しくてイイ曲だなぁと。

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Awaken
いよいよクライマックス、アウェイクン・フェチである私が昇天してしまう曲である。さすがにこの曲ではキーが思いっきり下げられてはいるものの、曲そのものが素晴らしいからやっぱり良い。現行イエスがジョンデイヴィソンのヴォーカルでオリジナルキーでハートーンヴォイスで歌い上げてるけど、なんだろう、コレだけキーを下げているにもかかわらず、それでもジョンアンダーソンの声で聴くと全然違うのである。ジョンのマジカルヴォイスもこれまた唯一無二であることがよく分かる。イントロには新たな荘厳系のアレンジが加えられ、ヴォーカルメロディも、滑らかに流麗に盛り上げるリックの鍵盤サウンドも本当に素晴らしい。終盤のパイプオルガン系の鍵盤サウンドが盛り上がるところで、若干ラビンのギターアレンジがうるさい気はしたけど(笑)、それもトレヴァーラビンの存在感として受け止めておこう。

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Owner of a Lonely Heart
今回、一番話題になるのが本曲である。曲というより、曲後半のインストセクションでのトレヴァー&リックの客席練り歩き。昨秋の北米ツアーでやっていたけど、まさか日本でもやってくれるとは思ってなかった。ライヴに行く人は、行く前から自分の座席が通路側かどうかでワイワイ盛り上がるし、ライヴに行ったら行ったで、練り歩き中のリックやトレヴァーをどれだけ至近距離で写真撮れたかでまた盛り上がる。

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ミュージシャンとしてのプレイも大事だけど、ショーとして、パフォーマンスとして、客を盛り上げるという意味では最高の演出だった。ちなみに私も、リックのドアップが撮れてしまった(笑)。

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練り歩きが終わって、トレヴァー&リックがステージ上に戻った後は、古典ロックの有名曲メドレーをアレンジに差し込むサービスというか演出。この日はクリームのSunshine of Your LoveとCrossroads、更にはビートルズのTwist and Shoutも入れ込まれてたかな。CrossroadsとTwist and Shoutは、ベースのイアンホーナルが全力で歌っていた。大盛り上がりでセット終了。

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--- encore ---

Roundabout
アンコールはコレで。途中でジョンの「ワン、チュー、スリー、フォー!」が入る短縮ヴァージョン。ギターはトレヴァーがあのハウ爺によるギターリフを避けて、ベースのフレーズに合わせるようなフレーズを弾いてたのかな? 88年頃の超高速ギターカッティングでやってくれても面白かったと思うんだけど。それからリックの手癖全開の鍵盤で聴けるラウンドアバウトは耳によく馴染む。リックの手癖ってイエスサウンドの一部なんだなぁと改めて感じる。

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以上、極めて現役度の高い素晴らしいパフォーマンスはこれにて終演。

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多くの方が絶賛されていた今回のYES feat. ARWの来日公演、本当に素晴らしかった。上でも言ったけど、ARWの3名だけでなく、ドラムのルーモリノの存在は大きかった。ブルーフォード在籍期の曲において、見事なドラミングでイエスグルーヴを蘇生させてくれたし、トレヴァーラビン期の曲でもアランホワイトの重心の低いロックドラムを尊重しつつも上手くブルーフォード風のイエスグルーヴを入れることによって新鮮さが増した。もちろん80年代曲においてはリックの派手目の鍵盤アレンジも新鮮さの要因である。あと、童謡のゾウさんとかドングリコロコロは、特に特筆する話でもないので軽くスルーで(笑)。そう言えば88年の時もやっていた気がするけど。それから、現行イエスとの、どっちの良し悪しってのはもうあまり言いたくないので触れない。今回のYES feat. ARWではブルーフォード期のイエスグルーヴが蘇生していた、その事で満足であったし、だからと言って現行イエスを悪くは思わない。重心の低い堅実なロックドラムだからこそ安心してギターや鍵盤が自由に演奏できる部分もあるだろうし、それも良し、である。

あ、それから、今回購入したグッズだ。グッズは先行販売前にVIPパッケージの時点で最先行販売していたので、その時点で以下を購入。

まずはパンフ。

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それからTシャツはデイリーのヤツで。

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グッズは以上。あと、今更ながら尼崎公演分のフライヤー。

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今回はVIPパッケージとライヴ本編で十二分に満足し過ぎて、なんかもう今年一年分の楽しみが終わってしまった感じ。しばらくは仕事や地域の所用を前向きに頑張るから。

私が約30年前に、88年のビッグジェネレーターツアー来日公演でトレヴァーラビン期のイエスを楽しみ、90年ABWH来日公演でブルーフォード入りのイエスグルーヴが素晴らしいハートオブザサンライズを楽しんだ。それを知ってる上で今回2017年のYES feat. ARW来日公演はその両方を楽しめたんだけど、その約30年前を知らない、いま二十歳のあの青年たちは、今回のライヴを観てどんな感想を持ったんだろうか・・・。

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2017年4月22日 (土)

イエス・フィーチャリング・アンダーソン・ラビン・ウェイクマン 2017年来日公演4日目(尼崎) VIPパッケージ(YES FEATURING ANDERSON RABIN WAKEMAN AN EVENING OF YES MUSIC & MORE JAPAN TOUR 2017 VIP PACKAGE : Apr 21, 2017 @ AMASHIN ARCHAIC HALL HYOGO)

タイトル長い!(笑)。イエスになってしまった、アンダーソン、ラビン&ウェイクマン(YES feat. ARW)が待望の、というより早速の来日。来日直前に米ロックの殿堂入りが決まって、セレモニーではARW + 現行イエスによる演奏もあったりして、このタイミングで現行イエスはそのままで、ARWもYES feat. ARWと名乗ることになり、ある意味話題性満開の状態での来日は宣伝する側も丁度良かっただろう。もちろんチケット買ってライヴ参戦する我々も、あっちのイエスとこっちのイエスはどうのこうの、みたいなありがちな議論で盛り上がれるので楽しめる。どっちが本物とか、そんなのはどうでもイイじゃない。どっちもイエス、イエスが2倍楽しめるってことで。

イエスの名称の権利関係については多分、2000年代になってアンダーソン、ハウ、スクワイア、ホワイト、ウェイクマンのクラシックラインナップで復活した時に権利関係が整理されて、共同名義になっていたんじゃないかと。だからジョンアンダーソンが現行イエスから外された後も実は権利は保持していたんだろう。ハウ&ホワイトがイエスを名乗ってるんだからアンダーソン側がイエス・フィーチャリング・・・って名乗るくらいは容認せざるを得ないものと思われる。ちなみにロジャーディーンによるイエスロゴについては、ちゃっかりハウ爺がロジャーと共に権利を保有しているようなので、ハウ爺が許可しない限りARW側はロジャーディーンのイエスロゴは使えない、だからARW側のイエスロゴはロジャーディーンのとは関係ない新しいものになっていると、そう考えれば納得がいく。ま、書くだけ書いてこんなこと言うのもアレだけど、有名なイエスの情報サイトを読んでると、多分そんな感じのようだ。ホントのところは分かんないけど(笑)。

今回のARW、いや、YES feat. ARW来日公演についてはVIPパッケージがあるってことで、薄給生活の私は清水の舞台から飛び降りる?いやいや、グランドキャニオンの上からダイヴするくらいの気持ちで4/21尼崎公演分のVIP4万円!を購入してしまった。みんないう事だけど、もうここら辺のミュージシャンはいつお迎えが来るか分からないし、まさかまさかのジョンウェットン大先生の逝去もあったし、生きてるうちに金かけてでも物心両面の思い出を作っておきたかったし。そのかわりここ2ヶ月以上は徹底して節約生活、外食なんか絶対しない。菓子パン買う時も業務用スーパーで消費期限が危ない見切り品を買う。酒?、そんなもん4リットルで1300円とかの、ホンマに酒か?みたいな業務用スーパーの甲類焼酎を買って済ませる。CDも極力買わず、買うにしてもタワレコのポイントを駆使して安く済ませるという、庶民感覚全開の努力をしてきた。今月のポールマッカートニーの来日公演も、6月のムーンサファリの来日公演も東京のみなので断念した。懸命の努力で購入したVIPパッケージである。まずは尼崎でのライヴ本編のレポの前にVIPのレポから行きます。

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4月21日(金)、いよいよジョンアンダーソン、トレヴァーラビン、リックウェイクマンのイエスに会えて、ライヴが観れる。今回も有休を申請していたんだけど、業務の性質上、来週末から始まるGWってのは私には関係なくて、普通に泊まり勤務のシフト勤務が組まれている。しかも忙しいのが目に見えていて、厳しめの勤務シフトが組まれていることもあって、たまたまこのYES feat. ARW来日公演のタイミングで公休と有休が重なることになって、4/20(木)からいきなり4連休となっていた。なので休養十分、東京3日間に参戦した方から事前の情報収集も十分に出来たのだ。ところがその、事前の情報収集で、VIPサイン会が、1アーティストに対して2アイテム、と思っていたのがそうでは無くてトータルで2アイテムだった、との話を東京分のVIPに参加されていたいつものマイミク某Mちゃんから聞いてしまった。どれに誰のサインを貰うか、楽しく想像していたんだが、その話を聞いてガックリ。しかし、しかしだ、いろんなことを辛抱して工面したVIP4万円である。そう簡単に引き下がらへんぞ、と変な闘争心が沸き立つ(笑)。50年も生きて来て、自分で言うのは傲慢だけど、仕事やプライベート含めて自分なりに人並み以上の苦労はしてきたつもりだし修羅場も経験してきた。だからそこをどう切り開くか、みたいな悪知恵を、いや違う、知恵を働かせようと頭をフル回転させた。ある程度の作戦を立てて、サインを貰いたい物の準備をしてお昼前に出発。例によって梅田で途中下車してまずは腹ごしらえ。でも今回はグルメレポは無し。居酒屋「八銭」のランチタイム500円でご飯と具だくさん中華スープのおかわり自由の格安中華ランチで、腹パンパンになるまで食べたった。DU大阪店をのぞいた後、阪神電車で尼崎に移動。いつものウェットンファン仲間で、時間の都合が合う方々と集合して近くの安いカフェで軽くお茶会。私はVIPがあるので先に失礼して午後16時にアルカイック到着。同じくVIPに参加される徳島のお仲間と合流。ツイ友の方々ともお会いできてアレコレ喋る。ここでも「あの、joshoさんですか? いつもブログ見てます。」って初めてお目にかかる方から声をかけて頂いたりして、有難いやら恥ずかしいやら・・・。

さて、16:30を過ぎていよいよ入場、受け付け開始。上の写真のVIPパスや記念写真DL用のURLやパスワードを書いたカードを貰う。続いてVIP限定グッズ。これがまた何とも微妙な品。

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ロゴ入りポーチと、ブランケット。女性の方がよく冷え対策とかで膝にかけておられるようなアレかな。実用的と言えば実用的だけど、ロックバンドのグッズとしては予想外過ぎて、ちょっと感想に困る(笑)。

この後、サインを貰うためのアイテム2点のみを手元に残し、それ以外は財布も携帯も全てクロークに預けるように、との事で、アイテム2点の入れ物とかもアウトで、アイテム2点を裸で持つ、それ以外は無しというなかなか厳しい規制。なので当然、写真や動画の撮影は出来ない。そして案内役の、2014年の現行イエス来日公演VIPパッケージの時と同じエイミーさんから注意事項の説明。そしてまずはサウンドチェックパーティ(見学)のため客席に移動。

●サウンドチェックパーティ

尼崎のこの日のVIP参加者は20数名だったか、それぞれ決められたセンターブロック1~3列目の座席に着席。サウンドチェック開始を待つ。ところがなかなか始まらない。じーーっと誰もいないステージを無言で眺めてるだけの時間が過ぎて行く。何十分か経ってようやくジョンアンダーソンが登場。一瞬盛り上がるが他のメンバーは以前として登場しない。ジョンはひたすらローディの人と話している。しばらくしてドラムのルーモリノが登場。トニーレヴィンじゃありませんよ。更に時間が経過して、ようやくベースのイアンホーナル、そしてリックウェイクマン登場。更に間をおいてトレヴァーラビン登場。みんな揃うまで一体何十分かかったか(苦笑)。東京3日間のツイートとかを見ていたら、トレヴァーの髪がどうのこうの・・・ってのを見かけたもんだから、思わずトレヴァーラビンの髪を凝視してしまったぜ(オレが言うなって、苦笑)。そしてサウンドチェック開始。サウンドチェックと言っても、例えば曲の断片を演奏して、途中でハイハイ中断、みたいな感じではなく、きちんと曲を本番同様に完奏する感じ。この日のサウンドチェック演目はリズムオブラヴとシネマの2曲だった。後で東京3日目のVIPに参加した仲間に聴いたら、その日も同じだったとの事。しっかり2曲完奏してくれて結構満足出来た。TOTOのVIPパッケージの時にあったような質疑応答なんかは特に無くて、そういう意味ではあっさりと終了。

●ミート&グリート①:サイン会

さて、問題のサイン会(笑)。事前の周知で、持ち込みアイテムは2点と案内されていて、こちら側からしたら1アーティストに対して2点のつもりが、トータルで2点、と繰り返し厳しめにアナウンスされた。かなり厳重な空気感があったので正直コレはもう仕方ないなと諦めていた。素直にトータルで2点にサインを貰おう、そう思っていた。と思いつつ・・・(笑)。サインを貰う順番はトレヴァーラビン、ジョンアンダーソン、リックウェイクマンの順。それで、頂いたサインは以下。

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トレヴァーラビンのキャントルックアウェイのCDジャケに、トレヴァーラビンのサイン。

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90125のCD紙ジャケに、トレヴァーラビン、ジョンアンダーソンのサイン。

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ABWHのCDジャケに、ジョンアンダーソン、リックウェイクマンのサイン。

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リックウェイクマンのヘンリー8世のCDジャケに、リックウェイクマンのサイン。

アレアレアレ?4点になってしまってます(笑)。人生、生まれてこのかた苦節50年、数々の辛酸を舐めて生きてきたこの私、そう簡単に引き下がるかいな(笑)。あれほど厳しく、サインはトータルで2点!と厳しく規制される中で、4点サインを貰った手法についてはここでは言いません。でも一つ確かなことは、少なくとも3人のメンバーはとても喜んでサインしてくれたという事。特にトレヴァーラビンは90125はもとより、キャントルックアウェイのジャケを私から差し出されて、明らかに喜色満面だったし、自ら丁寧に黒ペンではなくゴールドのペンに持ち替えてサインしてくれた。この事実が大事であり全てじゃないのか?(笑)。

●ミート&グリート②:フォトセッション

サイン会が終わってすぐに、アンダーソン、ラビン、ウェイクマンと、参加者一人ずつで記念撮影。写真に備えて私は、ヅラ代わりにニューヨークヤンキースの帽子を装着する・・・、いや、被る。すぐに順番が回って来て、私は敢えてウェイクマンとアンダーソンの間に入れて頂いた。

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過去最高に肥満になったウェイクマンと、若干背が低いアンダーソン、この間に入ることで実は少しメタボな私の体型が、写真全体のバランスの中でスマートに見える、そこを狙ったワケだ(笑)。狙いは成功してるでしょ?

以上でVIPパッケージは終了。無事に色んな意味で満願成就。思い残すことはありません。一生の思い出になりました。このあと、肝心のライヴ本編なんだけど、素晴らしかった尼崎公演のライヴレポはまた明日以降にブログにアップしますのでお楽しみに。

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2017年4月 9日 (日)

カトマンドゥ「カトマンドゥ」(KATOMANDU "KATOMANDU")

珍しく日曜公休の本日、春眠暁を覚えず、だからなのか、単に泊まり勤務の不規則さに、気持ちは入っていても体がついていってないのか、朝10時ごろまで寝てしまった。いつもは公休の日でも、寝て過ごすのはなんか勿体ないから、朝も8時半くらいには起きてしまうんだけど、今朝はもう全然ダメ。全く起きる元気が無かった。ダメだなホント、仕事のことや体のこと含めて、気合で乗り切るだけじゃなくて、いろいろ今後の事は真剣に考えないと。今日は午前中から所用があったけど、そんな具合なので欠席させて頂き、休日恒例ウォーキングも距離と時間を縮小して終了。

80年代後半から90年代前半頃に購入して、聴かなくなったCDとかを金欠だった時に中古屋に売ってしまってたんだけど、最近になってそれらのCDのいくつかを、再び中古で買い戻すという、なんじゃそら?的なことが続いている。多分キッカケは昨年11月のフランシスダナリー来日公演あたりから。あの時に、やはり91年当時にリアルタイムで買ってよく聴いていたけど、後にあまり聴かなくなった時に中古屋に売ってしまったフランシスダナリーの1stソロを、改めて中古で初回盤帯付きで買い戻した。それがキッカケで他にも買い戻したいヤツが出来てしまったのだ。買い戻したフランシスダナリーの1stを改めて聴きながら、そう言えばあの、80年代後半から90年代前半は、ブルージィな本格派ハードロックのリバイバルブームだったなぁって思い出していた。レッドツェッペリンやバッドカンパニーやフリー、ジミヘンetc、60年代後半から70年代のブリティッシュロック風な音作りやフレーズが、90年前後に脂がのり始めたミュージシャンの間で見直されていた時期だったと思う。その当時に、私もツェッペリン、バッドカンパニー、フリー、ジミヘン、クリームやクラプトン、更にはゲイリームーアやコロシアム、シンリジィ等の活発なCD化の流れに合わせて片っ端から買いまくり、そしてそれらのサウンドを見直しながら結成されたバンド達の新作も大いに聴きまくっていたのだ。例えジョンサイクスのブルーマーダー、ジェイクEリーのバッドランズ、ポールギルバートやビリーシーンのミスタービッグetc、耳に残る強力なギターリフと生々しいサウンドがとてもカッコよく響いていた。イットバイツで英国風プログレの香りを残しつつカラフルでポップ感覚なサウンドを展開していたフランシスダナリーも、脱退後の1stソロでブルージィでストレートなハードロックに向かっていたのは、当時のその流れと無縁ではないと思う。

えらい前置きが長くなったけど、今回取り上げる作品は、まさに上記の当時に購入していたCDで、散々聴きまくったけど後に中古屋さんに売ってしまったCDである。元ファストウェイのデヴィッドキング、元コブラ、エイジアのマンディメイヤーが結成した、当時は期待されていたスーパーグループの一つ、カトマンドゥの91年デビュー作である。カトマンズと言いたいところだがカトマンドゥ、「ズ」じゃなくて「ドゥ」である。あぁ~、そう言えば実力のあるハードロックだったなぁって思い出して、中古で初回盤帯付きを買い戻した。

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当時リアルタイムで購入した私の期待は二つ、一つはブルージィな正統派ハードロックを再現しているらしいところ、もう一つはそりゃ言うまでもない、エイジアの2代目ギタリスト、マンディメイヤーの、エイジア後では初のメジャーシーンへの浮上、この2点であった。期待してCDプレーヤーで再生したサウンドは、まさに期待以上。えぇ~、マンディメイヤーってホントはそういうのがやりたかったの?って色んな意味で笑えてしまった1曲目のイントロの70年代風のギターサウンドに強力なギターリフ、更には単なる70年代風の懐古に終わらせないファンキーな跳ねるようなリズム、これは当時しばらくの間は夢中になってしまった。このファンキーな跳ねるようなリズムをハードロックサウンドに導入した感じはブルーマーダーなんかも似ていたかな。あとリヴィングカラーなんかはモロにそういうサウンドだった。コブラやエイジアでの演奏とは一味違うマンディメイヤーのタメの効いた演奏はただただカッコ良かった。そしてそれ以上に驚いたのが、当時は初めて聴いたデヴィッドキングのヴォーカルである。若い頃のレッドツェッペリンの全盛期のロバートプラントかと思うほどの素晴らしいヴォーカルは、他に二つとない才能だと感じた。この二人と、タメの効いたリズム隊が融合して、全体的なサウンドイメージは正統派ハードロックだったけど、各曲ごとに聴くとそれぞれにバラエティに富んだ作風で、このバンドの才能の幅広さを大いに感じさせてくれた。

ところでどういうワケか本作はこの初回盤以降は再発されていないようで、しかもこの1stのみで解散したようなので、その後の歴史で語られることも無く、葬り去られている気がする。ハードロックの大名盤だと思うんだけどな。もっとも、この一枚だけで、もしかしたら手の内を全部出してしまってるのかな?という気がしないでもない。もし2ndがあったら何となくスケールダウンしてたかもしれない。一枚だけで良かった可能性もある。でもしかし、全然再発されず、後追いで話題になることも無いのは勿体なさ過ぎる。

実力のワリに、メジャーで評価される機会に恵まれなかったマンディメイヤーとデヴィッドキング、私個人として拙ブログにこうしてしっかり刻印しておきたいのである。

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2017年4月 5日 (水)

THE DIG Special Edition キング・クリムゾン ライヴ・イヤーズ 1969 - 1984

今年はここ数年に比べて桜の開花が遅いのかな? 京都でも未だに満開という感じでは無さそうで、ましてやウチの亀岡はまだつぼみのまま、みたいな桜の木も目につく。それでもこのあと週末は天気が悪そうだからと、今日はオカンが妹と花見に行くと言うので、本日明けオフの私は朝クルマで駅まで送って行った。私は勿論行かない。春に外出などもってのほか。花粉症が酷い私にとって春は最凶の季節なのである。なんでわざわざ花粉を浴びまくるために外出しなきゃいけないのか、桜の花を愛でるどころではない。そんな面倒臭いオッサンなのでオカンを駅まで送迎する運転手としてのみ機能する(苦笑)。マジで杉の木全部伐採してくれよって(笑)。

ARWのVIPパッケージのチケットが届いた。ARWのVIPに散財するので全力の金策の為に余計な出費は押さえたいってのもあるから花見とかで外出しなくて丁度良い。そんな全力の節約中ではあるが久しぶりにプログレ関連の特集本を買ってしまった。それが掲題の書籍である。

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ここ何年もプログレ関連の特集本やガイド本は、例えば特定のバンドやミュージシャンの自伝本以外は全く買わなくなっていた。なぜなら、我ながらおこがましい言い方ではあるが、今更プログレのガイド本とか読まなくても、「もう知ってるし・・・」っていう気持ちがあって。ところが今回購入した書籍は、深くてマニアック! 以前のブートレッグがメインの雑誌、beatlegかと見まがうほどの見事なマニアックさ。DGMから山ほどリリースされたコレクターズクラブやDGM Live! の音源を全部レビューするという、とんでもないガイド本。尊師ロバートフリップによるライヴ音源のCDリリースやダウンロード販売にはとっくの昔に付いていけなくなってしまった私であるが、そんな私の暗い過去を照らすかのようなこのガイド本はまさに聖典と言えるほどの書籍である。とにかく読み応えがパンパない。私のようにプログレのガイド本に飽き飽きしている人でもこの本は必須だと思いますよ。

また、本書には現行クリムゾンメンバーのジャッコジャクスジク、DGMのデヴィッドシングルトン、アレックスマンディのインタビューが掲載されている。このインタビューにおいて、ジョンウェットン大先生ファンとしては捨て置けない記述がある。ジャッコとデヴィッドシングルトンは共に現行クリムゾンが始まったキッカケについて答えているのだが、両名ともにそのきっかけとして、2013年の幻のウェットン入りクリムゾンバンド構想に触れている。この件は以前にユーロロックプレスのメルコリンズインタビューでも触れられていた。改めてメルコリンズの証言内容が本書でも裏付けられたことになる。しかもジャッコのインタビューではさらに突っ込んだ内容で、

「(ギャヴィンハリスン、メルコリンズ、ジョンウェットン、ジャッコで)何度かミーティングを行った」

レコーディングすら始めていた。」(!!!)

という重大証言が。あるなら出してくれっ!!って思わず本に向かって呟いてしまったじゃないか(笑)。いやホント真面目な話、尊師ロバートフリップ、ちょっとQEDGマネージメントに連絡取ってもらってそのレコーディングセッションをオフィシャルブートでもイイから出せるように調整してくれないかな。DGMから陽の目を見たクリムゾンの119公演分のライヴ作品の全レビューと言うだけでも本書の価値は絶大だけど、先生ファン的には上記ジャッコの証言が記載されているというだけで買い!買い!買い!であった。

あと他にもDGMの音源リサーチを担当しているらしいアレックスマンディのインタビューでは、2019年の宮殿50周年とか、ボズバレル、イアンウォーレス在籍期のライヴ音源をアーカイヴボックスとして2017年に出したい、とか嬉しくもあり懐具合の心配もしなければならないというお知らせが述べられていて、もうタマらん面白さ。特に劣悪音質のヤケクソライヴ盤アースバウンドが大好きな私としては、この時期のライヴボックスが出るのは実は待望していたので、ワクワクするインタビューであった。

というわけで、本書はクリムゾンのライヴの歴史をマニアックに網羅した、他にはない素晴らしいガイド本であると同時に、金欠で80年代ボックス「オン(アンド・オフ)ザ・ロード 1981-84」の購入を目をつぶって見送っていた私には、何とも刺激の強すぎる罪作りな書籍でもあった(笑)。

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