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2017年4月 9日 (日)

カトマンドゥ「カトマンドゥ」(KATOMANDU "KATOMANDU")

珍しく日曜公休の本日、春眠暁を覚えず、だからなのか、単に泊まり勤務の不規則さに、気持ちは入っていても体がついていってないのか、朝10時ごろまで寝てしまった。いつもは公休の日でも、寝て過ごすのはなんか勿体ないから、朝も8時半くらいには起きてしまうんだけど、今朝はもう全然ダメ。全く起きる元気が無かった。ダメだなホント、仕事のことや体のこと含めて、気合で乗り切るだけじゃなくて、いろいろ今後の事は真剣に考えないと。今日は午前中から所用があったけど、そんな具合なので欠席させて頂き、休日恒例ウォーキングも距離と時間を縮小して終了。

80年代後半から90年代前半頃に購入して、聴かなくなったCDとかを金欠だった時に中古屋に売ってしまってたんだけど、最近になってそれらのCDのいくつかを、再び中古で買い戻すという、なんじゃそら?的なことが続いている。多分キッカケは昨年11月のフランシスダナリー来日公演あたりから。あの時に、やはり91年当時にリアルタイムで買ってよく聴いていたけど、後にあまり聴かなくなった時に中古屋に売ってしまったフランシスダナリーの1stソロを、改めて中古で初回盤帯付きで買い戻した。それがキッカケで他にも買い戻したいヤツが出来てしまったのだ。買い戻したフランシスダナリーの1stを改めて聴きながら、そう言えばあの、80年代後半から90年代前半は、ブルージィな本格派ハードロックのリバイバルブームだったなぁって思い出していた。レッドツェッペリンやバッドカンパニーやフリー、ジミヘンetc、60年代後半から70年代のブリティッシュロック風な音作りやフレーズが、90年前後に脂がのり始めたミュージシャンの間で見直されていた時期だったと思う。その当時に、私もツェッペリン、バッドカンパニー、フリー、ジミヘン、クリームやクラプトン、更にはゲイリームーアやコロシアム、シンリジィ等の活発なCD化の流れに合わせて片っ端から買いまくり、そしてそれらのサウンドを見直しながら結成されたバンド達の新作も大いに聴きまくっていたのだ。例えジョンサイクスのブルーマーダー、ジェイクEリーのバッドランズ、ポールギルバートやビリーシーンのミスタービッグetc、耳に残る強力なギターリフと生々しいサウンドがとてもカッコよく響いていた。イットバイツで英国風プログレの香りを残しつつカラフルでポップ感覚なサウンドを展開していたフランシスダナリーも、脱退後の1stソロでブルージィでストレートなハードロックに向かっていたのは、当時のその流れと無縁ではないと思う。

えらい前置きが長くなったけど、今回取り上げる作品は、まさに上記の当時に購入していたCDで、散々聴きまくったけど後に中古屋さんに売ってしまったCDである。元ファストウェイのデヴィッドキング、元コブラ、エイジアのマンディメイヤーが結成した、当時は期待されていたスーパーグループの一つ、カトマンドゥの91年デビュー作である。カトマンズと言いたいところだがカトマンドゥ、「ズ」じゃなくて「ドゥ」である。あぁ~、そう言えば実力のあるハードロックだったなぁって思い出して、中古で初回盤帯付きを買い戻した。

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当時リアルタイムで購入した私の期待は二つ、一つはブルージィな正統派ハードロックを再現しているらしいところ、もう一つはそりゃ言うまでもない、エイジアの2代目ギタリスト、マンディメイヤーの、エイジア後では初のメジャーシーンへの浮上、この2点であった。期待してCDプレーヤーで再生したサウンドは、まさに期待以上。えぇ~、マンディメイヤーってホントはそういうのがやりたかったの?って色んな意味で笑えてしまった1曲目のイントロの70年代風のギターサウンドに強力なギターリフ、更には単なる70年代風の懐古に終わらせないファンキーな跳ねるようなリズム、これは当時しばらくの間は夢中になってしまった。このファンキーな跳ねるようなリズムをハードロックサウンドに導入した感じはブルーマーダーなんかも似ていたかな。あとリヴィングカラーなんかはモロにそういうサウンドだった。コブラやエイジアでの演奏とは一味違うマンディメイヤーのタメの効いた演奏はただただカッコ良かった。そしてそれ以上に驚いたのが、当時は初めて聴いたデヴィッドキングのヴォーカルである。若い頃のレッドツェッペリンの全盛期のロバートプラントかと思うほどの素晴らしいヴォーカルは、他に二つとない才能だと感じた。この二人と、タメの効いたリズム隊が融合して、全体的なサウンドイメージは正統派ハードロックだったけど、各曲ごとに聴くとそれぞれにバラエティに富んだ作風で、このバンドの才能の幅広さを大いに感じさせてくれた。

ところでどういうワケか本作はこの初回盤以降は再発されていないようで、しかもこの1stのみで解散したようなので、その後の歴史で語られることも無く、葬り去られている気がする。ハードロックの大名盤だと思うんだけどな。もっとも、この一枚だけで、もしかしたら手の内を全部出してしまってるのかな?という気がしないでもない。もし2ndがあったら何となくスケールダウンしてたかもしれない。一枚だけで良かった可能性もある。でもしかし、全然再発されず、後追いで話題になることも無いのは勿体なさ過ぎる。

実力のワリに、メジャーで評価される機会に恵まれなかったマンディメイヤーとデヴィッドキング、私個人として拙ブログにこうしてしっかり刻印しておきたいのである。

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