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2017年11月 1日 (水)

サンズ・オブ・アポロ 「サイコティック・シンフォニー」 (SONS OF APOLLO "PSYCHOTIC SYMPHONY")

Wetton Mania 2までしばらくはウェットン先生ネタで盛り上げて行くと言った舌の根も乾かないうちに方針転換(笑)。注文していた先生ソロのアコースティカ/アコースティカⅡがまだ届かないもんだから仕方ない。多分2~3日後に到着予定。それまでブログ未更新でも良かったんだけれど、先週から今週末くらいまでは緩めの勤務シフトになっていて今日も公休で、地域の所用も忙しくないので書けるものは書いておこうと。そこで今回ウェットン先生ネタから脱線して取り上げるのは掲題のサンズオブアポロ。

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私の音楽的趣味に偏った言い方をするならばドリームシアター関連となる。マイクポートノイ、デレクシェリニアンの元DT組を中心に、ミスタービッグのビリーシーン、元ガンズ&ローゼスのギタリスト、ロンサール(バンブルフットと言った方が通りはイイ?)、そして元イングヴェイのバンドのボーカリストだったジェフスコットソートという、有名人たちが集まったプロジェクト。いや、バンドとして来年2018年はツアーも展開するようなのでスーパーバンドとでも言った方がイイのか。DT離脱以来、ある意味で漂流している感じのマイクポートノイにとってどれが本拠地なのかよく分からないので、このバンドも聴く側にとってはどれだけ思い入れを持って聴けるかの距離感が難しい。正直に言うとあまり期待はせずに、でももしかしたら奇跡的に素晴らしいかも知れないとも思って、取り敢えずって感じで購入した。発売前に公開されていたEPKやリーダートラックである程度の音の想像はついてしまっていたのも、こちらの楽しみ感を削ぐ形になっていた。その時点での印象はダークでヘヴィでうるさい感じなんだろうなぁっていう、同じプログレメタルと言われる音楽の中でも私のあまり好きではない方面かなと感じていたから。そして昨日、まず1周目を聴いた。印象はやはりダークでヘヴィ、疲れる、そんな印象だった。SNSでもそんな感じのことを呟いた。プロデュースがマイクポートノイとデレクシェリニアンと言う時点でイメージが出来てしまう部分もあったし。ところが今日改めて2周目聴くと、少し印象が良くなってきたぞ(笑)。

そうだ、昨日は泊まり勤務明けで帰宅して、それから寝ずに昼から高校時代の友達と昼呑みの約束をしていたから、疲れと眠気に耐える状態で呑みに出かける道中で慌ただしく聴いたのがイケなかった。そんな状態で聴いたから、ダークでヘヴィな部分が聴こえた時点で、あぁ~疲れる・・・、そう思ってしまったのだ。そのままホイホイSNSでも呟いたと。一晩しっかり睡眠をとって落ち着いて、せっかく国内盤買ったんだしセーソク先生のライナーも読んで、快晴のもとでウォーキングのお供に2周目を聴いた。やはり最初に感じるのはダークでヘヴィだったんだけど疲れの取れた体調の良い状態で聴くとあら不思議、良いと感じる部分に耳が傾き始めた。ダークでヘヴィで無駄にテクニカル、そんな印象から、いやいや良く練り込まれたアレンジのいい意味でテクニカル、そして意外にもオーセンティックなハードロックな部分もあり、そしてまた所々で一瞬垣間見えてくる哀メロが非常に効果的に私の耳に残る。曲で言えば①Gods Of The Sun、③Sign Of The Times、④Labyrinth。そして特に10分超えの最終曲⑨Opus Maximusではボーカル無しのインスト曲なんだけど、ここではハード、ヘヴィ、テクニカル、叙情的な哀メロ展開がとても効果的に結びついていて、今やすっかりお気に入り。また、オーセンティックなハードロックな部分、と上で言ってしまったのは私の中では⑧Divine Addictionを言ってるんだけど、これ、歪ませたオルガンサウンドの存在感からの連想でどうしてもディープパープルのパーフェクトストレンジャーズを思い浮かべてしまう。ってかポートノイとシェリニアン、そこ狙ってたんじゃないのって思うんだけど(笑)。

いまブログ書きながら3回目を聴いてんだけど(もう気に入ってるやん、笑)、残念な点を私の個人的好き嫌いからのアレで言うと、まずジェフスコットソートの一本調子なボーカルが気に入らない。ある特定の、オーセンティックなハードロックな曲調ではハマるんだろうけど、プログレメタル的な、テクニカルかつ豊かな展開の曲調の中では一本調子は苦しい。あくまでも私の個人的な趣味から言ってるんだけどね。スティーヴオージェリー離脱後のジャーニーのツアーに代打でリードボーカルで参加した時の違和感がココでも感じられてしまった。もしこれがジェイムスラブリエとかDCクーパー的なボーカリストだったら、もっと豊かな楽曲群に聴こえたかも知れないと、そんな気がする。だからこそボーカル無しのインスト曲の最終曲⑨Opus Maximusがより一層、私にとっては秀でて聴こえるのかも知れない。あとは鍵盤の音色使いが決してカラフルでは無い事。これは、あぁ、デレクシェリニアンだなぁって感じてしまう。ギターかキーボードか分からないような音色使いとか、オルガン系の音とかヴィンテージな響きね。この人の鍵盤奏者としての本質はハードロッカーなんだやっぱり。まして今作は全曲の作曲に関与し、プロデュースまで行っている以上、これがデレクシェリニアンのやりたいバンドサウンドなんだろうし、その中で鳴らしたい鍵盤サウンドなんだろう。

2018年に大々的にツアーをするようだし、そうなると来日もあるかも知れないしぜひ参戦したい。でもオールスタンディングのライヴハウスで体力十分の若い子たちに囲まれてコブシ振り上げるようなライヴだと、オジサン気が引けるなぁ~・・・。

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