« メタリカ 「メタル・マスター(リマスター・デラックス)」(METALLICA "MASTER OF PUPPETS (REMASTERED EXPANDED EDITION)") | トップページ | フランシス・ダナリー 「ライヴ・イン・ジャパン」(FRANCIS DUNNERY "LIVE IN JAPAN") »

2018年2月11日 (日)

TOTO 「40トリップス・アラウンド・ザ・サン~グレイテスト・ヒッツ~」(TOTO "40 TRIPS AROUND THE SUN")

ん~ん、元気が出ない(苦笑)。インフルエンザの高熱は下がって、もう治ったかと思いたいんだけど喉の調子が良くなくて声が出ない。いや、別に歌手じゃないんだからちょっとくらい喉がおかしくてもイイんだけれども。仕事には復帰してるけど何しろ不規則なシフトの泊まり勤務だからなのか、声を出そうとすると咳き込むし鼻詰まりも治まらず体調がイマイチスッキリしない。この際、徹底的に直してやると逆に意気込んで明けオフの日、公休の日は何もしないことに決め込む。昨日今日と地域の所用も全てスルー。来週から頑張る、来週からな。あとやはり、元気が出ないのはインフルで大事なイベントを2件も断念してしまった空虚感も残ってるからかも知れない。過ぎたことだからと気にしないようにはしてるんだけどな。次の楽しみが無いっていうか。あ、でもこの間に励ましや見舞いの個別メッセージを下さった方もいて、それは本当にありがたかった。個別には御礼申し上げましたがこの場でも、本当にありがとうございます。グズグズ愚痴ってばかりいると色んなことが後ろ向きのスパイラルに陥ってしまうから気分を変えて音楽だ音楽。

TOTOの、これで何枚目だ?っていう最新ベスト盤が発売された。TOTOの何から何まで熱心に追ってるわけでは無いけど、ホント今までいろんなベスト盤があったよな。自分が過去に所有していたものでいえば、日本独自ベストのSTAR BOXってのもあったし、PAST TO PRESENT 1977-1990ってのもあったし、バラードベストもあったし、それからこれで決定版だろうと思ったIN THE BLINK OF AN EYE 1977-2011もあったし。マニアの方に言わせれば他にもあったかのかも知れない。シングルヒットが多いから、その都度バンドの人気の浮揚の為に手っ取り早くベスト盤を制作する、ってのは商業的には常套手段でもあるし、イイ意味でまだまだビジネス的にも金になるバンドでもあるんだろう。今回はデビュー40周年を祝って旧所属レーベルのソニーからのリマスター&新曲3曲のベスト盤。

Img_4632_640x480

新曲は楽しみだけど、純然たる新作では無い分ちょっと楽しみは半減で、正直なところ義務感で買った感じ。ベスト盤としての選曲に関してはまぁ無難なところか。個人的には2011年のベスト盤IN THE BLINK OF AN EYEが選曲としては完璧で、Home of The BraveやMelanieまで入っていて、痒いところに手が届くベスト盤だったので、アレを超えるベストは無いと思っている。リマスター効果についてはもうキリが無いので、何かと聴き比べとかはしない。私の場合、横浜にいた頃に近所の所用の知り合いの方がオーディオマニアで、その方のご自宅で総額何百万もするようなスピーカー、アンプ、CDプレーヤーのオーディオルームで、TOTOⅣのSACDを聴かせてもらったことがあって、まるで目の前で生演奏を聴いてるかのような、別次元の音質を体験させてもらったことがあるので。あれに勝るオーディオ体験は無いと思うし、ウチのショボいオーディオで旧規格と今回リマスターを聴き比べても意味が無い。気になったところだけ掻い摘んで。今回はソニーからのベストだから、フロンティアーズレコーズからの最近作のTOTO XIV~聖剣の絆からの収録は無しなのかな。結構好きだったんだけど。あとアレだ、ジャンミッシェルバイロン時代もスルーか?(笑)。オッ、って思ったのはStop Loving You。今回の収録ではイエスのジョンアンダーソンのソロ歌唱入り。この曲は当時のPVではジョンアンダーソンのソロ歌唱入りで、でもアルバムのTHE SEVENTH ONEではこのソロ歌唱は入ってなくて、90年のベスト盤PAST TO PRESENTではソロ歌唱入りと、その都度の選択基準は何だったのかと不思議な扱いである。ソコの部分に注目して騒ぐのはイエスのファンだけだろうけども。

新曲の3曲に関して、まずAloneはそれこそ前作に収録されててもおかしくないような、前作の延長上の曲。それからStruck By Lightningはえらくヘヴィな作品で重厚なギターリフを中心に曲が進行して行く、昔のハードロックというかレッドツェッペリン的な曲。そして素晴らしいのはもう一曲、Spanish Seaである。これは名曲だ。イントロを聴くと、何だ、この劣化したAfricaみたいな曲は、って思うんだけど、メンバーのインタビューに基づいた国内盤ライナーを読むと、当初よりAfricaの続編を作ろうとしてこのリズムにした、というようなデヴィッドペイチの述懐があって、そういう風に正直に潔くゲロってくれるなら聴くこちらとしても何も問題は無い。ISOLATION制作時の未完成曲を今回完成させたとの事で、ドラムは故ジェフポーカロ、ベースは故マイクポーカロ、それにスティーヴルカサー、デヴィッドペイチ、スティーヴポーカロ、ジョセフウイリアムスで完成させたとあって、80年代好きには何とも言えない感慨に浸りながら聴くことが出来る。美しさ、メロディ、キラキラ感、異国感、いろんな要素を感じさせてくれて、TOTOの良さが一杯に詰まった逸品である。もう個人的にはこの曲だけで今作を買った価値があると言ってもイイくらい。この曲を世に出すために今回のベスト盤があったと言ってもイイくらいである。これが無かったら今回のベスト盤は単なるコレクション、CDラックの肥やしで終わったかも知れない。

40周年ツアーは今年2018年から来年2019年にかけて行うとの事で、日本への来日は2019年が予定されているという。この珠玉の名曲Spanish Seaがライヴで聴けるかどうかは分からないけど、楽しみにしていたいと思う。また、国内盤ライナーには、もう一つ大きなプレゼントが届くようだ、との思わせぶり過ぎる記述があって、フタを開けたらなんだその程度か、みたいなことにならないよう、期待し過ぎずに待とうじゃありませんか。

|

« メタリカ 「メタル・マスター(リマスター・デラックス)」(METALLICA "MASTER OF PUPPETS (REMASTERED EXPANDED EDITION)") | トップページ | フランシス・ダナリー 「ライヴ・イン・ジャパン」(FRANCIS DUNNERY "LIVE IN JAPAN") »