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2018年9月29日 (土)

W.E.T. "W.E.T."

本日土曜は公休なんだけど明日の日曜にはまたもや強力な台風24号が西日本を直撃するようで、9月の台風21号直撃の日に暴風雨の中で勤務だった日に続いて今回もよりによってキッチリ出勤日となっている。とにかく公共サービス系の仕事なので、台風が来るから仕事休みとかは無い。21号の時はマジで生涯でこんな凄い暴風雨は初めて経験したってくらいの勢いだった。その傷跡が癒えない街の風景も残っているのにまたかよって感じ。なんかもう既に明日の出勤が気が重い。休みの今日も朝から雨模様なので特に出掛けるとかも無し。オカンと食材の買い出しを済ませて後は家でまったりと過ごす。

先月のサンズオブアポロ来日公演の余韻が残る中で、とんでもない実力を持ったヴォーカリストであることを認識したジェフスコットソートをもう少し聴いてみようと過去の参加作品を調べていた。昔よく聴いていたイングヴェイのヴォーカリストだったっていう、それ以外のイメージが無かったから。お仲間の方々から種々紹介頂いて、タリスマン、ソウルサーカス、W.E.T.等々。まだ他にもあるんだろうし、クイーンのトリビュートライヴでクイーンを歌いまくるDVDがある事まで知って、さてどれにしようか興味津々で調べたりサンプル的にYoutubeで音源を聴いた結果、やはりメロディ派の私なのでここはW.E.T.の1stを聴いてみようと決めた。ちょうどDUオンラインで会員限定で輸入品中古品10%オフのセールに合わせてW.E.T.の1st輸入新品とザ・ストームの1st輸入盤中古を購入。ストームはまた別の機会に取り上げるとして、今回はW.E.T.を聴いた印象を。

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北欧メロディアスハードのWORK OF OUT、ECLIPSE、そしてジェフスコットソートのTALISMAN、この3バンドのメンバーが合体したという事で、それぞれの頭文字を取ってW.E.T.と言うバンドなんだそう。この手のサウンドの再生産がお家芸となっているフロンティアーズレコーズからの作品。CDプラスPV収録のボーナスDVD付き。2009年作品だけどよくぞ新品が残っていたものだ。

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早速聴いてみたけど、楽曲はまさにメロディアスハードそのもの。メロディ派にとっては全く期待通りの納得の逸品。どこにでも転がっていそうなメロディアスハードって気がしないでもないけど(笑)、そんな中でもサウンドプロダクション含めた部分で一級品だと思う。ただ、とにかく全編メロディアスハードなんだけど哀愁強めかな。哀メロが多すぎて胸焼けがする。そんな中、ラスト曲のIf I Fallが、これがもう個人的には理想的な爽快なハードポップ曲で何度でも聴きたくなる素晴らしい名曲。歌い方の一部にスティーヴペリー的に聴こえる部分があって、あぁなるほど、それでニールショーンがジャーニーのヴォーカルに据えようとしたんだなってのが改めて分かる気がした。出来ればこの手の爽快ポップ曲がアルバム中にもうあと1~2曲あると、個人的には非常にバランスのとれた最高級のメロハー産業ロックとして歓喜出来たかもしれない。そこだけちょっと惜しかった。

そうそう、それより何よりジェフスコットソートのヴォーカルである。ここではサンズオブアポロの1stでのヘヴィでダークな曲調に合わせた歌い方とは違って、色彩豊かなメロディをハード曲、バラード曲、爽快ポップ曲それぞれに合わせて見事な歌唱力で、自由自在に歌い上げている。さすがの実力ってものが再認識できた。こうなるとサンズオブアポロでの歌唱はやはりジェフスコットソートの実力の一部でしかないんだなって気がする。来年2019年に予定されているサンズオブアポロの2ndでは、ヘヴィでダークなプログレメタルだけでなく、是非このジェフスコットソートの豊かな才能を生かした色彩感を加えた新作を届けてくれることを個人的には期待している。

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2018年9月23日 (日)

エアプレイ 「ロマンティック」(AIRPLAY "AIRPLAY")

本日2本目のブログ記事。
というワケでプログレやHR/HMを聴ける季節になったんだけれども、これだけは、っていう夏の猟盤の残りを取り上げておく。それが掲題のエアプレイ、ジェイグレイドン自らの手による2018年最新リマスター。

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今回のリマスター盤の日本盤は7インチ紙ジャケという、例によって収納に困るサイズ。リマスターって何回目だっけ?って感じだけど、今も持っているのは2006年時点のリマスター紙ジャケ国内盤(下記写真の左側)。それ以前の旧規格のプラケCDも持っていた気はするけど多分処分したと思う。

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国内では「ロマンティック」っていう何それ的な邦題が付いているけど、それはそれで定着してしまっているところが日本における独自のエアプレイ人気を物語っている。70年代後半から80年前後のアメリカ西海岸人脈でTOTOのメンバーやビルチャンプリンも参加していて、そういう方面からのファンのアプローチもあると思う。私的には最初はデヴィッドフォスターの都会的なシャレオツなサウンドに惹かれてBGM的に聴くようになり、そのデヴィッドフォスターが参加していた伝説のバンドのエアプレイってことを知って、じゃあ聴いてみようみたいな、そういう遡り方だったと思う。そしたらTOTOのメンバーも参加していることを知ったという感じ。

なので初めて聴いた時には1曲目のストランデッドの決して都会的シャレオツでは無いうるさいハード目のロックサウンドにちょっと驚いたものだ。、2曲目では、あぁTOTO繋がりを感じるなというのもあった。よく言われる凝ったコード展開、実は難しい曲を表面上は耳触りよく聴かせてくれるから、じっくり聴くも良し、BGMとして気分よく聴き流すも良し、という非常に重宝する作品である。

今回の2018リマスター国内盤紙ジャケは、シングルカットされた国内盤シングルのジャケ復刻付き。マニアも納得の逸品となっている。

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それにしても、She Waits For Meの邦題「彼女はウェイトフォーミー」ってwww。彼女は・・・から後は英語そのままというアレwww。「彼女はウェイトフォーミー」www。何度見つめてもちょっとウケる安直な邦題・・・「彼女はウェイトフォーミー」って(笑)。そして曲自体も80年(昭和55年)前後の日本のアイドル歌謡にもありそうな曲調で、タイトルも「彼女はウェイトフォーミー」www・・・って日本のアイドル歌謡っぽくてウケる。そして懐かしい。

最新リマスターによる音のどうこうとか、旧盤との聴き比べはしません(笑)。ジェイグレイドン自身による何度目かのリマスターという事で、元から作り直したいと思っていたというから、その時代時代の最新機材で音をアップデートできるなら何度でもリマスターしようという、まぁそういう事である。今回は低めの中音域を太くしたかったとのこと。なのでジェイグレイドンにとっては2018年時点の最高のエアプレイに仕上げることが出来たのだろう。その通りと素直に聴くも良し、いやいや旧盤の方の音が好きっていうのもありだと思う。もうそう言うのは聴いた人それぞれの感じ方でイイと思う。今回の国内盤ライナーに角松敏生が文章を寄せていて、これがなかなか納得できるいい文章だった。これは他のミュージシャンのリマスター作品にも言えることだけど、結局最初に聴いたサウンドには、その時の聴き手の思い出込みの感慨が加算されるから、一概に最新リマスターだから最高、とはならない。ジェイグレイドンにとって最新リマスターが最高。でも聴き手によっては聴き手の思い出込みの旧盤が好き、それでイイではないか。ま、私の場合はエアプレイはリアルタイムではなく後追いだったので、最新リマスターを気分よく聴かせて貰いますよ。

それにしても、「彼女はウェイトフォーミー」ってwww。

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【Short Review 38】 ザ・シー・ウィズイン 「ザ・シー・ウィズイン」(THE SEA WITHIN "THE SEA WITHIN")

やっと朝晩はひんやりと感じる涼しい季節になってきた。泊まり勤務の連勤が続いて今朝は久々の日曜公休。布団にこんもりと籠って朝9時まで寝てしまったのでとても寝起きが爽やか。ちゃんと疲れが取れた感じがする。酷暑が過ぎてようやくHR/HMやプログレを聴こうかって気になってきた。そこで夏に購入してチラッと聴いたっきり放ったらかしにしていたザ・シー・ウィズインをしっかり聴き直したので取り上げてみる。

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メンバーの顔触れだけで期待感だけは限りなく増大するバンド/プロジェクトである。ロイネストルト、ヨナスレインゴールドのフラワーキングス組にイエスシンフォニックやキャメル、ルネッサンスでも鍵盤を担当していたトムブリスリン、こっち側目線で言うならば(笑)2011年以降の再編U.K.のドラマー、マルコミンネマン、そしてダニエルキルデンロウという大物揃い。さて実際のサウンドはどうか、というところだけど・・・、

う~ん・・・、イマイチ。ショートレビューで済ます。あくまでも私個人の感性に基づいた感想なのでご勘弁を。メロディ派の私からすると、良質のメロディはあるんだけど、そこに焦点は当たっていなくて、ロイネストルトが強調するアートロック、と言われれば、あぁそうなのねって感じのごった煮的サウンド。そのやりたい放題感をそれなりにうまくまとめてアートロックとしているのは分かる気がするんだけど、それを好んで聴けるかどうかは聴き手次第。アヴァンギャルドとか辺境各国プログレとか、様式美的なものを逸脱するものを何でもプログレとして楽しめる人には面白いと思う。私でいうと、プログレ探求を楽しんでいた25年くらい前であれば面白いと感じただろう。でも今の私はもうそう言うプログレ探求はやめてしまってるので、こういうのは正直疲れるwww。

音楽以外にも自分の人生を賭けて悔いのない生き甲斐のようなものがある私には、自分の趣味としての音楽的素養を拡げることに喜びを感じる時間も金も無いwww。だったらわざわざブログに取り上げるなよって話だけど・・・。いや、またまた2週間近くご無沙汰になってたからさ(笑)。

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2018年9月12日 (水)

サンズ・オブ・アポロ 2018年来日公演初日(大阪) SONS OF APOLLO JAPAN TOUR 2018 (Sep 10, 2018 @ BIG CAT OSAKA)

激務だった8月の勤務の疲れを癒すべく、公休と有休を繋げて4日間のミニ夏休みを頂いたけど、それも今日が4日目の最終日。今日も外はどんより曇りで時々雨が降る。4日間のうち3日間は雨が降っていて天候には恵まれなかったなぁ。でも逆にそれで無理に外出することも無くいい休養にはなった。やっぱり連休は大事。原則連休の無い24時間365日のシフト勤務なだけに3ヶ月に1回くらいは上手く有休を駆使して連休を作らないと身体も気持ちも持たない。

今年ももう後半になったけど、ようやく今年3回目のライヴ参戦。一昨日のサンズオブアポロ大阪公演のレポ、昨日は疲れていて書けなかったので今日なんとか書く。最近はライヴも金銭的事情や地理的事情で厳選してしか行けなくなって、でもその分一回一回の思い入れは深く持てる。それでは今回も個人目線の行動記録風の参戦レポで。

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2018年9月10日(月)、ミニ夏休みの2日目だけどこの日も朝から雨模様。出かける意欲が失せる。それに何よりサンズオブアポロはプログレメタルと言ってもドリームシアターに比べてメタル寄りで、酷暑の夏の間は全く聴く気がしなかった。正味な話、サンズオブアポロのアルバムはブログを書くために3回ほど聴いて、その後はそれっきり聴いてなかった気がする。そしてオールスタンディングのライヴとあって楽しみなはずのライヴ参戦も少し気が重い。最寄りの駅まで徒歩25分は天気が良ければウォーキングかねて歩くんだけども雨だしクルマで駅まで行くことにする。隣駅の近くに終日300円という格安の駐車場があるのでそこに停めようと思ったらなんと満車。仕方ないから最寄駅に引き返して終日700円の駐車場にクルマ停めて大阪へ出発。

暑苦しいとはいえライヴ参戦する以上は改めて聴いておかなければと、ここ数日は頑張ってサンズオブアポロ(以下、SOAと略す)のアルバムを聴いていた。あと事前にセットリストをチェックしておいたのでドリームシアターのフォーリングイントゥインフィニティの2曲、それからクイーンにヴァンヘイレン。準備は完璧。私はいつでもライヴに行くときはセットリストは事前に知っておきたい派なのだ。だってライヴ行って知らない曲が多かったら楽しめないから。

大阪駅で降りて梅田周辺を少し徘徊。DU大阪店を覗いたけど特に欲しい中古CDはなかったので心斎橋へ向かう。一緒に参戦するお仲間のM女史とU女史と合流。心斎橋の有名洋食店の明治軒で食事しようってことになってたけどU女史が下見してくれていて、残念ながら15時20分でランチ営業を終わるとの事に微妙に間に合わないことが分かり場所変更。そのままライヴ会場のBIG CATがあるアメリカ村方面へ。ライヴ会場すぐ近くにちょうどイタリアンの店がカフェタイムという事で営業していたので入店。店内を見渡して、内装がなんか既視感があるなぁと思ったらサルバトーレだった。サルバトーレの京都店は今年の正月にお仲間との新年会2次会で楽しんでいたから。ピザやパスタを食しながらドリンクカフェでコレでもかってくらいソフトドリンクを飲みまくって1時間半ほどお喋り。そういやこの日も女子会+オッサン一名状態だったなぁwww。17時から先行物販があるのでサルバトーレを出てBIG CATへ。小洒落たショッピングモール風の商業施設で、私の知っている30年くらい前のアメリカ村とは隔世の感がある。シャレオツだ。

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BIG CAT到着。

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物販はTシャツ2種(各4000円)と、あと地味にギターピック3枚セット1000円が売っていた。黒のTシャツばっかり集めてもしょうがないので今回物販は買わないつもりだったけど、ついつい女史お二人につられてTシャツ購入。一旦別の階に降りてサイゼリアで開場まで時間潰し。そろそろ行きましょかと開場時間の18時に上に上がると既に入場開始していた。私の整理券番号はとっくにに呼び出しが過ぎていて、81番の整理券番号も全く意味をなさなかった(苦笑)。入場してドリンク代別途600円(100円値上げしとるやん!)でペットボトルの特茶を買ってフロアへ。まだまだ前方が空いていたんだけど、立ちっぱなしで開演まで待つのシンドイし、後ろのPAブースのあるところに陣取り、もたれかかって待ち時間を過ごす。買う気の無かったTシャツにちゃっかり着替えて3人お揃いで記念撮影。写真撮ってくれた方、ありがとうございました。

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チケットとチラシ。

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PAブース内にセットリスト用紙があったので凝視したけど、やはり事前にチェックしていた通りのセットリストらしい。そして定刻通り19時過ぎ、メンバー登場していよいよ開演。ここからはセットリストに沿って。

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God of the Sun
オープニングはアルバム通りの1曲目から。さすがはメタル系のコンサート、この時点からスゲー盛り上がり。ちょっと心配だった音圧とか音のバランスは非常に良好なよう。耳が痛くなるようなことはなく優れた音響だったように思う。

Signs of the Time
2曲目はアルバム中では結構好きなこの曲。後方PAブースに陣取っていた私は早くも前方真ん中辺りへ移動。「ホーードン」とか「サインズォブザターーイム」とか、合唱しまくってやった。シャウトするの、気持ちイイ。

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Divine Addiction
ヘヴィなオルガンとギターが印象的なグルーヴィな曲。ゆっくり体揺らしてノル。

Just Let Me Breathe (Dream Theater cover)
ここでマイクポートノイとデレクシェリニアン在籍時のドリームシアターのファーリングイントゥインフィニティから。SOAの楽曲の中に紛れても全く違和感が無い。今のドリームシアターではまず聴けない楽曲だと思うのでコレは嬉しい。

Labyrinth
再びSOAから。この辺りから演奏が完璧なのは当然として、ジェフスコットソートのフロントマンとしてのパフォーマンスがとても優れていることに気付き始める。

Bass Solo
ビリーシーンのベースソロ。メンバーの中では一番ネームヴァリューがあるのかな。声援多し。
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Lost in Oblivion
演奏は完璧なんだけど、ちょっとしんどくなってきたぞオールスタンディングwww。

The Prophet's Song / Save Me (Queen cover)
ここでジェフスコットソートのソロコーナー。クイーンのフレディマーキュリーをリスペクトしているようで、一人多重コーラスでProphet's Song、続いてロン "バンブルフット" サールがギターで伴奏付けながらSave Me。コレが素晴らしい。曲もイイんだけどこの曲を歌い上げるジェフのヴォーカルパフォーマンスが素晴らしいのだ。まるでフレディマーキュリーが歌っているかのような豊かな表現力。ここに至ってジェフスコットソートのヴォーカリストとしての本当の実力を思い知らされた気がした。もともとクイーンをほとんど聴かない私がライヴの3日ほど前に慌てて予習したSave Me、100年前から知っていたかのように恥ずかしげもなく大声で歌ってやったぜ。

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Alive
ジェフスコットソートのヴォーカルを気に入ってしまった私には、このヴォーカル中心の曲はとても心に響いた。とにかくジェフのヴォーカル、素晴らしいよ。

The Pink Panther Theme (Henry Mancini cover) 
ギターのロン "バンブルフット" サールのコーナー。でもマイク、ビリー、デレクも演奏を付けている。曲はピンクパンサーのアレ。これちょっとジョンウェットンファン的には笑えるというか泣けるなぁ、あの時を思い出して。2013年のクラブチッタでのUKのライヴね。あ、いや、違った、今自分のブログにリンク貼ろうと見直したら、2013年のUKじゃなくてその翌日のエディジョブソン40周年ライヴの方だった。

Opus Maximus
そしてライヴも大詰め。SOAデビューアルバムの最高の名曲。このバンドの全てが詰まった名曲だと思う。完璧な演奏で再現。見事。素晴らしい。

Figaro's Whore (Keyboard Solo)
Lines in the Sand (Dream Theater cover)
 
デレクシェリニアンの鍵盤ソロから本編ラストは再びドリームシアターのコレ。フォーリングイントゥインフィニティでは一番の名曲だね。そしてこの曲はSOAにもあっていると思う。ギターもバンブルフットが見事に表現しきっている。

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Encore:

And the Cradle Will Rock... (Van Halen cover)
アンコール1曲目はヴァンヘイレンのカヴァー。この少しルーズなノリがかえって心地よい。

Coming Home
ラストは再びSOAから。最後の最後まで疲れを知らないかのようなジェフスコットソートのヴォーカルパフォーマンス、そして楽器隊の完璧な演奏で終了。

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以上、演奏予定は1時間半との事だったけど実際にはみっちり2時間。大満足の濃厚なライヴだった。とにかく悪い意味でのツッコミどころが一つも見つからない完璧、見事な演奏だった。そりゃデレクシェリニアン、マイクポートノイ、ビリーシーンについては私もその実力は分かっていたけど、バンブルフットは今回初めてだったので注目していた。そしてこれまた完璧。素晴らしいギタリスト。もっと評価されていいと思う。そして何よりジェフスコットソートだ。何この見事なパフォーマンス! 最初から最後まで歌も、それからフロントマンとしての立ち振る舞いや観客の盛り上げ方、パフォーマーとしても一流だと思う。SOAアルバムではヘヴィでダークな曲調が多いせいでヘヴィな歌い方に終始していて、そこが個人的には一本調子に感じて好きではなかったが、今回のライヴを観て、ヴォーカリストとしての底知れない実力を思い知った気がした。マジでフレディマーキュリー級のヴォーカリストだと思う。ジェフ個人的には25年振りの来日との事だったが、今回でジェフのファンが大幅に増えたのではないかと思う。

何年も前にこのSOAと似た様なメンバー編成でPSMS(ポートノイ、シェリニアン、マカパイン、シーン)というバンドというかプロジェクトがあった。私は行ってないけど来日公演もあった。しかしPSMSとSOAではやはりこちらの思い入れに差が出る。PSMSはメンバーのネームヴァリュー的には一枚上の豪華さを感じるけど、オリジナル曲やオリジナルアルバムは無かった。SOAはオリジナルアルバムを作ってライヴをやっている。どうしてもその辺でこちらの思い入れに差が出てしまう。SOAは多忙なメンバーの集まりではあるが、それでも2ndアルバムの制作を予定しているという。次作では是非、今回思い知らされたジェフスコットソートのヴォーカリストとしての豊かな表現力を生かせるような楽曲も作って欲しいと思う。もしそうなったらSOAはさらにワンランク上のレベルに上がる気がするのである。

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2018年9月 6日 (木)

イエス feat. ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン 「ライヴ・アット・ザ・アポロ 2017」(YES FEATURING ANDERSON RABIN WAKEMAN "LIVE AT THE APOLLO")

個人的に勝手にミニミニ夏休みまであと少し。一昨日から昨日にかけての泊まり勤務では今世紀最凶台風とも言われる台風21号の京都への直撃を受ける中での業務となり、なかなかの酷い目に遭いつつどうにか業務終了。その時は必死だったから何とも思わなかったけど、振り返ってみたら怖かったなぁって。台風がかすめたとか暴風域に入っていたとかじゃなくて、モロ直撃の中での業務だっただけに台風の凄さの実感度合いが高い。仕事帰りの車の中から見る景色も、塀が倒れていたり信号機が斜め向いていたり有り得ない光景があちこち目に付いて、帰宅すると自宅の屋根の一部もひん曲がっていたり・・・。さっきは休日恒例のウォーキングで近所を歩いてきたけど、倒木が何か所かであったし、ご自宅の庭の木が倒れたのか、お車が破損してる方もいらっしゃった。今年の関西、西日本はどうしたんだろうってくらい、大阪北部地震、西日本豪雨、そして今回の台風21号直撃といろいろ今後の教訓になる年になりそうだ。前向きに行こう、前向きに。

YES feat. ARWのライヴ盤が映像&CDで無事に公式発売された。映像を1回、CDを3回ほど視聴したのでそろそろブログ書く。

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昨年2017年3月の英国マンチェスターでの収録という事で、昨年4月の来日公演の直前という事もあってセットリストも同じで日本のファンにはいい記念にもなる内容でのリリースになる。

内容そのものはセットリスト含めて来日公演と同様なので、実物を観てしまってるので全曲レビューまではしない。改めて公式発売された商品としての完成度や気が付いたことを書き記しておく。ちなみに昨年2017年の来日公演のVIPレポはコチラライヴのレポはコチラ

まず映像、映像としての品質は勿論の事、カメラワーク含めて痒いところに手が届く完璧なる逸品である。突っ込みどころは見当たらない。ライヴ演奏の見どころをキッチリ捉えていて全くストレスなく楽しめる。また音質は、ミキシングをトレヴァーラビン自ら担当したとあってこれもさすがの高品質。唯一個人的な好みのアレで言うなら、And You &  IとAwakenの鍵盤のサウンドをもう少しだけ大き目にミックスしてくれると嬉しかったかな、ってくらい。

演奏内容については実物を観てるし、オーディエンス録音のライヴ音源も散々聴いてきたので、逆に公式盤だからこそ確認できる細かいニュアンスなんかを確認しながら楽しんでみた。オープニングや楽曲本編前のちょっとしたイントロのイントロ?なんかは映画音楽作曲家トレヴァーラビンの本領発揮っていうか、まさに映画のサウンドトラックのような壮大なアレンジのフレーズが組み込まれたりしていて楽しめる。Cinemaはさすがに9012LIVEのライヴ盤に比べるとちょっとユルイかなって気がしないでもないが、さすがにそれはトレヴァーラビンだって還暦くらいの年齢なんだから許容範囲だろう。それでもハウ爺ほどのハラハラ感は全く無いしwww。トレヴァーラビン期の楽曲についてはもとより完成度は高いながら、リックウェイクマンが演奏に加わることにより、より一層カラフルにアップデートされている。Owner of a Lonery HeartやRhythm of Loveにおいて大きくフィーチャーされてるリックウェイクマンの鍵盤ソロは言うまでもないが、それ以外にも例えばHold Onなんかでもトレヴァーラビンのギターの出番を邪魔しない程度にリックウェイクマンがカラフルなフレーズを挿し込んだりしていて、90125期の曲には更なる伸びしろがあったことを思い知らされた。あ、ちなみに客席練り歩きはカットされている。最後に加えておくと、これまでのARWの記事でも触れてきたけど、ARWを支えるリーポメロイとルーモリノの働きが素晴らしい。特にドラムのルーモリノの、ブルーフォード期の楽曲はブルーフォード風に叩いてくれていて、これが完璧。特にHeart of The Sunrise。是非この顔触れでの新作スタジオ盤を出して欲しい。

あとは今後の新たな展開があるかどうかだな。このARWのライヴツアーはこの映像商品を持ってある種の完結である。これ以上のプロダクトはもう無いに違いない。何年もかかって制作されている新曲もブート対策で一切演奏していないし、今年9月から始まったYES50周年記念ツアーでも新曲はセット入りしていない模様。また当初50周年ツアーは100公演などとマネージメントからアナウンスされていたが、当の本人たち、トレヴァーラビンやジョンアンダーソンが、我々の年齢を考えてくれ、ソロ活動もある、無理!! みたいな否定的コメントが出ているようだ。そこら辺もしかしてブライアンレーンとメンバー本人たちの思惑がズレてるんじゃないかとちょっと不安になる。そういえば8月にはYESの50周年記念BOXもリリースするかのようなアナウンスもあったような気がするが、いつの間にかARWの公式サイトから記述がなくなっている(苦笑)。

来年2019年に予定されているという来日公演も、同じことの繰り返しではなく出来れば新たな出し物と共に来日して欲しいと願っている。

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2018年9月 1日 (土)

【Short Review 37】 ウィルソン・ブラザーズ 「アナザー・ナイト」(WILSON BROS. "ANOTHER NIGHT")

YES feat. ARWのライヴ盤が素晴らし過ぎてこれは大事に視聴しないとって思って、また休養十分で体調の良い時に視聴して別稿にしよう。ようやく年間最大の激忙月間の8月勤務が終わって疲労で一杯。昨日も泊まり勤務明けで帰宅してそのまま午前は地域の所用、一旦家帰って3時間ほど寝て夜再び地域の所用と、疲れた体に鞭打つ自分の健気さに誰か褒めてくれと言いたくなるわ全く・・・。公休と有休を強引に組み合わせた「勝手にミニ夏休み」まであと10日ほど踏ん張ろう。本日の公休も身体全体が気怠くて明らかに体調不良。夏バテという言葉の実際の症状がどんなものか実はあまり分かってないんだけども、もしかしたらこの気怠さは夏バテ? もう気合だけ。

夏の適当ショートレビューシリーズの続き。7月に納涼AOR祭りをやった時に初めてお仲間から教えて頂いたウィルソンブラザーズ、タイミングよく紙ジャケリマスターで発売されたんだけど、これまたタイミングよくDU中古オンラインを漁っていたら早くも中古が入荷していたので即ゲット。

2018酷暑の思い出:中古CD猟盤シリーズ WILSON BROS. "ANOTHER NIGHT"

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79年に発売されたウィルソンブラザーズにとっての唯一の作品という事で、それだけに貴重度が大きいのも名作扱いされるゆえんだろう。取り立ててここが素晴らしいとかはあまり分からないんだけども(コラ、笑)、このモノクロジャケにカラーの文字、コレだけでシャレオツ確定である。ジャケが醸し出す雰囲気は大事だ。国内盤LP発売時の帯の意匠を再現した叩き文句がやたらと「スティーヴルカサー大熱演!!!」と強調していて、当時の日本の洋楽界がどんなオーディエンスをターゲットにして販売促進しようとしたかがバレバレwww。かく言う私もルカサーのギターに注目して聴いてしまったけど、それ抜きにしてもAORとして十分楽しめる。リキの入ったロックぽい曲もあれば、ストリングスアレンジやルカサーの壮大なギターが活躍するカッコいい曲もあるし、リラックスできるバラードっぽい曲もあって作品全体として飽きさせない。気分良く休日を過ごしたいときにはもってこいである。

それにしても今夏はAORの趣味拡大に頑張ったよなぁ。

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【Short Review 36】 エイジア 「封印の宝箱~プログレッシヴ・カプセル」(ASIA "SONGS FROM THE VAULTS Vol.2")

エイジアと言ってもペイジアである。このペイジア史上最悪のクソダサいジャケ、目も当てられない。そもそも私はペイジアを全部揃えているわけでは無い。今でも持ってるのはアリアだけ。ペイジア改めデュークスオブジオリエントがあまりに素晴らし過ぎたもんだから、ペイジアの再評価は必要だなと思っていて順番に機会があれば買っていこうとは思っていた。今回その一環というかDU中古オンラインで別のお目当ての中古CDを買うにあたって、送料を無料にするために丁度この中古CDが良い値段だったのである。しかし、しかしだ・・・、

2018酷暑の思い出:中古CD猟盤シリーズ ASIA "SONGS FROM THE VAULTS Vol.2

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間違えた・・・、注文するCDをうっかり間違えてポチってしまった・・・。到着して初めて誤注文していたことに気付いた。何を間違えたかっていうと、このペイジアの蔵出し音源集の中で2曲だけ欲しい曲があって、それはBoys From Diamond CityとRealityなんだけど、アーカイヴァを国内編集し直した「封印の宝箱」のVol.1にその2曲が揃って入っているようだったので、それを注文したかったのが、間違って入ってない方のVol.2を注文してしまった・・・。こんな事なら素直にアーカイヴァVol.1&2のリマスター盤を買えばよかったんだけど。

従ってレビューと言うか感想は無し(苦笑)。処分をどうしようかなとか、そういうレベルの話になってしまった・・・。それにしてもクソダサいジャケ。

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