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2018年11月22日 (木)

"A LIFE IN YES THE CHRIS SQUIRE TRIBUTE"

書ける時に書いておく。本日2本目のブログ記事UP。昨年来イエスのビリーシャーウッドが推進していた故クリススクワイアトリビュート作、途中いろいろあったようだけどこうして無事にリリースとなった。

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私の場合、こういったトリビュート作品は全くスルーしていて、我らがジョンウェットン大先生が参加していたビリーシャーウッドによるプログレトリビュート作品ですら全てスルーしていた。金も時間も追い切れないってのと、こういうトリビュートものは決してオリジナルを超えることはないと思っているから。しかし・・・、大先生が逝去してしまった今、やっぱり大先生の参加作は持っておいても良かったかなとも思ったりww。

いやいや、話が逸れるので戻すと、とにかくアレだ、トリビュート作、それからトリビュートライヴとかカヴァーバンドのライヴ、アマチュアバンドのライヴも余程の知り合いが出演するとかじゃない限り申し訳ないくらいに一切スルーしている。仮に大阪でライヴがあるとしても京都の田舎暮らしだと、そう言うのに片道2時間、往復4時間、交通費も往復3000円とかだし、とてもそういう時間と金の使い方は出来ない。人生の時間の使い方で他にやることがあるぞってカッコつけてみたりwww。でももうちょっと都会というかせめて大阪中心部に近いところに住んでいたらホイホイ出掛けるだろうなとも思うんだけど。ま、そこら辺の覚悟込みで京都の田舎への帰郷を決断したんだからこれで良しだ。あ~いやいや、これも話が逸れた。

で、クリススクワイアトリビュート作だ。なぜかこれは食指が動いた。ベースとドラムは全曲ビリーシャーウッドとジェイシェレンという、現行イエスのライヴにおけるリズムセクションだし、それ以外のゲストメンバーもパトリックモラーツ、ジョンディヴィソン、トニーケイetc、現旧イエスメンバーも参加してるし。イエスの曲を現旧イエスのメンバーがやる、それなら現行イエスの各種ライヴ作品と同じやから有りやん?って。じゃ、現行イエスもトリビュートみたいなもんかww、って、またそういうこと言い出すと本家とか元祖とか面倒な論争に巻き込まれたくないので置いておくにしても、分かったような分からないような解釈で買いww。

さて、収録曲と各曲のレコーディングメンバーは以下。

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1曲目2曲目がまあまあ楽しめたのでホントに一言程度の全曲レビューをやってみる。気になったところだけ書く感じで。曲によってはホントに一言だから期待しないでね。

On The Silent Wings Of Freedom
メンバーがディヴィソン、モラーツ、シャーウッド、シェレン編成で、もうイエスという事でエエやんって感じ。リズムセクションとヴォーカルは現行イエスなんだからいう事なしで、注目はウェイクマンの鍵盤をモラーツがどう弾くかというところ。さすがにリレイヤーツアーの頃のエキセントリック感は無いにしても結構個性の滲み出た、あぁモラーツだなって思える鍵盤ソロが楽しめる。

Hold Out Your Hand
マリリオンのスティーヴホガースが歌っていて、ホガースの声ってすぐ分かるけどそれはそれで違和感は無い。そして出色の出来なのはラリーファストの鍵盤ソロ。これはオリジナルとは違った意味で楽しめる。

Onward
アニーハスラムのヴォーカルという事で、かつてのイエストリビュート作TALES FROM YESTERDAYにおけるTurn of The Centuryクラスの高揚感を期待したけど、そこまではいかなかったかな。

South Side Of The Sky
ビリーシャーウッドのリードヴォーカルが・・・、この人は年々声が衰えているというか悪くなっているような。やっぱりエイジアの代行ヴォーカルはやらない方がイイ。イエスのコーラスだけにしといた方がイイと思う。

The Fish
カーヴドエアのソーニャクリスティーナがヴォーカルってなってるけど、え?どこ?みたいな。そもそもこの曲に歌のセクションがあったのかって思ったんだけど、コーラスみたいなとこだけ? 存在感無し。お茶を濁すとはこういうのを言う・・・。

The More We Live – Let Go
スティーヴハケットとTOTOのステイーヴポーカロ参加との事だけど、そう言われて聴けば確かに出だしのギターはハケットだわな。鍵盤はスティーヴポーカロである必要はない。AOR系の鍵盤の音が聴こえるけどこの曲では違和感だ。

Parallels
おいおいおいおいおいおい、おい、トニーケイ、もうちょっと頑張ってくれよ(笑)。っていうかこの曲で生ける屍トニーケイの鍵盤起用は違うだろって。それこそパトリックモラーツにやって欲しかったぞ。オリジナルのウェイクマンによるパイプオルガンソロ(ライヴではムーグソロ)の部分でのトニーケイのハモンドソロ、椅子からズリ落ちそうになったぜ。ディヴィソン、ケイ、シャーウッド、シェレン編成で、ギターもシャーウッドが頑張ってハウ爺の個性的なギターに似せようと頑張っている。これもイエスって事でエエやんってwww。

Owner Of A Lonely Heart
クリスの元妻ニッキースクワイアがヴォーカルで登場。エスクワイアのTo The Rescueでのパワフルヴォーカルほどにはリキんでない。良い悪いは別にして。ギターのドゥージルザッパはさすがザッパの血を引くだけあって悪くない。

Roundabout
おいおいおいおいおいおい、おい、トニーケイ、もうちょっと頑張ってくれよ再び(笑)。トッドラングレンのヴォーカルとは意外。しかも歌えてる。という事はこの曲そんなに高音は必要ないのか。オリジナルエイジア再編ツアーでウェットン大先生も普通に歌ってたし。オレももしかして歌えるのかな?今度カラオケで試してやろうか(ウソです)。

Don't Kill The Whale
ブライアンオーガーの鍵盤ソロは悪くないぞ。トニーケイを聴いた後だからか(笑)。リッチーブラックモア妻キャンディスナイトのヴォーカルは可もなく不可もなく。

以上、ボーナストラックは割愛。

普段はめっちゃ気に入った作品じゃないと全曲レビューなんかしないんだけど、突っ込みどころ満載なので結果として全曲レビューになってしまった。半分悪ふざけも入ってるのでそこはご勘弁を。本作はオリジナルを超えていないのは当然として、でも突っ込みどころを探しながら聴くとワリと楽しめる。さすがに何度も繰り返し聴こうとは思わないけどな。次またイエス50周年トリビュート作を注文してあるんだよ。そっちはロバートベリーやフランシスダナリーも参加している。勿論イエスメンバーもな。2019年2月の現行イエス来日公演を控えて、トリビュートもので忙しいじゃねーか。

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[グルメ] ますたに 京都拉麺小路店(@ 京都 京都駅ビル 2018年11月6日)

う~ん、引き続き心臓に違和感・・・。不整脈って言われて益々気にしているからかも知れないけど、ちょっと動いて動悸が激しく感じるだけでオイオイ大丈夫か?ってなってしまう。仕事や遊びに集中していると気にならないんだけどね。という事で先週から仕事以外の時間は出来るだけ自宅で静養に努めている。本日の公休は外の天気も悪いので健康のための無理のない程度のウォーキングも無し。それでも秋の紅葉を観に行くからと出かけるオカンを最寄りの駅まで送って、それからスーパーで買い出し、家の掃除、台所の食器洗い片付け、と主夫状態www。書きそびれていたグルメレポをもう一本いっておこう。

スティーヴンウィルソン来日公演初日の翌日、東京から京都に戻って昼過ぎ、お腹空いたので前から行こうと思っていた京都ラーメン発祥の店?と言われる「ますたに」の京都拉麺小路店へ。

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何をもって京都ラーメンというのかは解釈は人それぞれなんだけど、京都ではこの手の背脂チャッチャ系の鶏がら醤油味がそれに該当するようだ。この手の背脂チャッチャ系の醤油ラーメンは京都では「魁力屋」とか「来来亭」といったチェーン店が有名だけど、京都の北白川発祥の「ますたに」がその元祖と言われているらしい。ちなみにこの京都拉麺小路は全国の有名ラーメン店が出店していて、この日は平日しかも14時頃で昼のピークを過ぎていたからかそんなに行列とかは無かった。

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でも「ますたに」だけは少し行列が。さすが京都。

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食券でとりあえずシンプルに中華そば(大)をオーダー。

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見た目はご覧の通り。背脂ばっちり。

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箸上げしてみるww。こうした方が写真が美味しそうでしょww。右手で箸上げして左手でスマホ構える50過ぎのオッサンの姿は想像しないで下さいwww。

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お味は勿論、安定の鶏がら醤油味。美味しい。でもアレかな、私個人の好みで言えば「魁力屋」や「来来亭」に比べてちょっと味がしつこいかな。いやいやこれが元祖だと言われればそれまでだけど。多分「魁力屋」や「来来亭」といったチェーン店は家族連れも意識したメニュー展開や味の親しみやすさがあるのかも知れない。「来来亭」の見た目の割にはすっきり味が個人的には好みです。なのでこの背脂チャッチャ系の京都ラーメンを食べたくなったら次は「来来亭」に行くかも・・・。

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2018年11月14日 (水)

[グルメ] 薩摩おごじょ(@ 東京 六本木 2018年11月5日)

半年くらい前から気になっていた胸の動悸が不規則な件、先月10月に実施された会社の秋の健康診断の結果を見たら案の定、心電図でA~E判定のうち最低のE判定ww。ああいう健康診断って結果が大ゲサやんってスルーすることも多かったんだけど、今回ばかりは自覚症状があって、それで結果が案の定だったもんだから、さすがにちょっと心配になって今日病院に行ってきた。結果は健診結果からの予想通り「心室期外収縮」。なんじゃそれ?って感じだけど不整脈という事で疲労、ストレス、睡眠不足からくるんじゃないかと。それならこれまた自覚がある。24時間勤務の不規則シフト、帰宅してしっかり寝ずに所用で動く、当然睡眠不足が常態化しているのでやっぱりなという感じ。当面命に別状ないので薬の処方も無しでちゃんと休養を取ってもらって様子を見ましょうと。様子見るって言ったってそう簡単に仕事休めないし、そうすると仕事以外の時間をアレコレ動き回るの控えるしかない。そこの工夫は考えるとしてとりあえず命に別状なくてよかった。飲んでもダメ、遊びに出掛けるのもダメとかになったら、直前に迫ってきたキングクリムゾンの来日公演はどうすんだって話だし、来年2019年2月のイエスとTOTOもチケット確保済みだし困るところだったけど、なんとかそれは大丈夫そう。

インパクト絶大だったスティーヴンウィルソンの来日公演、拙ブログのレポ記事も沢山の方に読んで頂いたみたいでありがたい。しかも読んで頂いた方々は必ずしもプログレファンばかりではないことはツイッターなんかでリツイートや「いいね」して頂いた方々からも明らかで、いかにスティーヴンウィルソンのライヴを幅広いロックファンの方が楽しんでいたかという事がはっきり分かってますます今後が楽しみになってきた。プログレオタクの音楽では無いという事についてもう一言、言いたいところだけど、もうイイだろう。

さて、今日はちょっとユルめて久々グルメレポ。スティーヴンウィルソン来日公演の終演後にお仲間と呑みに行った六本木の居酒屋というか小料理屋で「薩摩おごじょ」というお店。

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今回関西から一緒に参戦した綱**さんが事前に調べておいてくれて、六本木で仕事していたお友達から紹介してもらったという「薩摩おごじょ」。終演後だから22時ごろだったか、これから店に行くと綱**さんが電話入れたらどうやら女将さん既にホロ酔い状態らしいww。綱**さんとem**さんと私で早速店に到着して入店。六本木のちょっと路地に入ったところにある、イメージとしては路地裏の名店って感じ。吉田類の酒場放浪記なんかで出てきそうな庶民的な雰囲気。ビールを飲んだあとは薩摩というだけあって、鹿児島の焼酎を頂く。食事もこれまた庶民的に。お通しを写真撮るの忘れたけどお通しが既に美味しかった。その後に女将からのサービスという事で頂いた煮物。いいよねこういうの。

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アジフライとメンチカツ。

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餃子と、薩摩だけあってさつま揚げ。熱々で美味しい。

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あと納豆オムレツかなんかをオーダーしたけど写真撮るの忘れた。

もう遅かったのでお店にいたのは1時間半くらいだったかな。スティーヴンウィルソンの話題は勿論の事、次回のウェットンマニアをどうするかとか記念Tシャツを作ろうかとか、12月に忘年会的なイベントかBBQかカラオケオフやろうかとか散々話を散らかして結論は無しwww、で気分良くお開きで解散。

顔出しOKなんだけど、下の写真は顔がとても鮮明だったので、私以外のお二人は念の為に目隠ししてます。

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この後私は六本木から歩きで赤坂のビジネスホテルへ戻った。また六本木に行くことがあったら行くかも知れないよ。結構お気に入りのお店になりました。

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2018年11月 7日 (水)

スティーヴン・ウィルソン 2018年来日公演初日 STEVEN WILSON LIVE IN TOKYO 2018 (Nov 5, 2018 @ EX THEATER ROPPONGI TOKYO)

私のことを知ってる人や、拙ブログを読んで下さってる方々であれば、私がプログレマニアとかプログレオタではないことは分かって下さってると思う。好きな音楽のうちの一つとしてプログレも好き、という感じでプログレを深堀りするのはもう20年以上前に止めてしまっている。そんな私が今回は東京遠征してまで参戦したのがスティーヴンウィルソンの来日公演である。最近作TO THE BONEの良さはプログレオタじゃない私だから分かるのだと思う。その感じはTO THE BONEのレビュー記事のご参照を。それで、そんな私だからこそのライヴ参戦大絶賛レポを書く。

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待望と言えばこれほど待望した来日も最近ではなかなか無かっただろう。個人的には昨年のペンドラゴン来日は待望ではあったけども、今回はいま現在において最も旬な超大物スティーヴンウィルソンの、ソロとしては初となる来日公演である。東京のみではあったけどこればかりは何が何でも観たかったのでクリエイティブマン3Aでソッコーでチケット予約、地方民の私も勇んで東京まで遠征して参戦した。それではいつものように個人目線のレポいきます。

2018年11月5日(月)、この日と、東京に宿泊するから翌日の2日分を随分前から職場の方は休暇の申請をしてあった。そしたらこの日は公休、翌6日は有休、更には本日7日も公休となりいきなり3連休。その代わり先週1週間は休みが一日だけで仕事を大いに頑張ったのだ。今回も経費節約のため東京までの移動は新幹線だけどJR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」で、普通にのぞみに乗るより往復6千円節約。更にはこの「ぷらっとこだま」に含まれる宿泊プランがあって、ちょっと狭いけど一応赤坂のビジネスホテルが割引が効いて格安で宿泊できるとの事で、宿泊代も大きく節約に成功。準備万端で午前に京都亀岡を出発。前日までに2018ツアーの英国ロイヤルアルバートホール公演を収録したブルーレイを観てしっかりと予習していた。もうこの映像作品を観ただけで、今回の来日公演は素晴らしいものになるだろうことは予想できたのでもうワクワクしかない。新幹線の中でもこのRAH公演のセットリストに入っていた曲をアイホンで更に予習というか復習する。「TO THE BONE」、「4 1/2」、「HAND,CANNOT,ERASE」、「THE RAVEN THAT REFUSED TO SING」を聴きまくって京都から東京までの新幹線こだま3時間半を過ごす。途中で飽きてスティーヴウインウッドの80年代のポップな曲を聴いて耳を休めたけど(笑)。なんでスティーヴウインウッドかっていうと、たまたまアイホンの並びでスティーヴンウィルソンの一つ前がスティーヴウインウッドだったからww。それはともかく、今回は関西からいつものウェットンファン仲間のem**さんと綱**さんの分を一緒にチケット取って参戦するんだけど、中でも綱**さんはスティーヴンウィルソンの前回ツアーで台北まで渡航して参戦されたという、私ごときは遠く及ばないSWの大ファンである。SWライヴ初体験の私には最高のガイドでもある。しかしそれぞれバラで東京入り。私もちょっと目的があって、品川駅からある場所に直行したんだけど、どうやら時間が間に合ってなかったのか、残念ながら目的は未遂・・・。気を取り直して赤坂のビジネスホテルにチェックイン。さすが格安、超狭い部屋なんだけどww・・・。まぁどうせ寝るだけだからイイやって。部屋でテレビつけたら久しぶりに東京ローカルのニュース番組とか観て少し懐かしい気分になる。ホテルを出てそのまま赤坂から六本木まで歩きで移動。まさかの降雨で濡れながらEXシアター六本木に到着。

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事前に物販情報が出てなくて、もしや余程チケットが売れてないのでは?みたいな想像をしていたが、一応物販はあった。18時に入場して直ぐ物販に並び、あのカッコいい欲しかったツアーTシャツを購入。

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さっさとホール内へ。座席は前から3列目なんだけど右端の方で、あまり好きでは無い席だったけど、小さなホールなのでそれでも観やすそうではある。現地集合ならぬ現場座席集合でem**さんと綱**さんと合流。私がまとめてチケット買ったばかりに席が右端になってしまいお二人にはちょっと申し訳ない。雑談しつつ後方座席や2階席を眺めてみたんだけど、だんだん席が埋まってきた。私が集客の心配をする必要があるのかって話だけど(笑)開演直前頃にはほぼ9割方埋まってたと思う。ガラガラって事は無かったので一安心。物販のTシャツに至ってはどれくらい用意していたのか知らないけど売れまくってた模様。公演は2部構成との事。そして19時ほぼ定刻通り、いよいよ開演。まず第一部。綱**さんほどSWやポーキュパインツリーに詳しくないので全曲レポまでは出来ないけど気が付いたところを軽く書く。

Set 1:
Nowhere Now
Pariah
Home Invasion
Regret #9
The Creator Has a Mastertape (Porcupine Tree)
Refuge
People Who Eat Darkness
Ancestral

TRUTHっていうイメージ映像が始まってメンバー登場。最近作TO THE BONEの2曲目からスタート。ノーウェアナウはメロディーの優しい大好きな曲で、これでスタートは嬉しい。言うまでもないが演奏もSWのボーカルも素晴らしい。早くもSWの世界観に引き込まれる。パライアはさすがに女性ボーカリストさんの参加は無く、女性ボーカルは映像だったけど、まぁそこはイイでしょう。お気に入りの作品ハンドキャンノットイレースからホームインヴェイジョンとリグレット#9、新作中心のセットリストでこの曲がセットに残っていてこれがまた素晴らしい。バンドメンバーの実力が遺憾なく発揮される。鍵盤のアダムホルツマン、カッコ良過ぎ。ポーキュパインツリー曲を挟んで更に新作2曲と、再びハンドキャンノットイレースからハイライト曲とも言えるアンセストラルで第一部終了。ニックベッグスも相変わらずの、主役を喰いかねない強力なオーラ出まくり。MCでは意外なほどSWは良く喋る。それも客とのキャッチボールを楽しみながらジョーク交じりに喋るのは非常に楽しい。

第一部が終了したこの時点でもうお腹一杯くらいの、満足なんてもんじゃない、凄いものを観た感があって圧倒された。隣のSW歴大先輩の綱**さんに向かっての私の第一声は、

「いや~、凄いっすね、凄い、これは凄いですわ・・・。」

これくらいしか言葉が出なかった。なんかマニアックなものを密かに楽しんでる感じゃない、圧倒的なメジャー感。そう、マニアが密かに楽しむ音楽じゃないんだよ。メジャーな大物なんだよ。プログレオタクが喜ぶだけの音楽じゃないんだよ。私が喜ぶんだって。分かって貰えるかな・・・、あとでもう一回触れる。それにしてもスティーヴハケットの来日公演の時も、今回もニックベッグスのオーラは強力なんだけど、音楽そのものの凄さと、スティーヴンウィルソンの、ジョンアンダーソンとは違う意味のナルシスト天使感がニックベッグスのオーラを飲み込んでる。

Set 2:
Arriving Somewhere but Not Here (Porcupine Tree)
Permanating
Song of I
Lazarus (Porcupine Tree)
Detonation
Vermillioncore
Sleep Together (Porcupine Tree)
 

第二部はポーキュパインツリー曲からスタート。パーマネイティングの前のMCで、これはRAHのライヴ映像でも喋ってたからおそらくツアー中の定番MCなのだろう、世界最高のポップバンドはビートルズで、あとアバも最高みたいな喋りを、客とのキャッチボールの中で入れ込んでいた。これも共感できる。マニアックにロックを聴いてる人でなぜかビートルズを聴かない人がときどきいて、好みは人それぞれだからそれはそれでイイんだけど、ビートルズを聴かないことを殊更に何自慢なのかイヤミのように強調する方々についてはそれはチゲーだろって内心思っていたりする。ジョンウェットン大先生だってビートルズやビーチボーイズ、アバの大ファンだろ? リッチーブラックモアだってそうだ。ポップミュージックと芸術アートの融合はビートルズがやったことだし、後のプログレもハードロックもその元祖はビートルズである事は否定のしようがない。プログレもハードロックもその枝葉の発展形、ヴァリエーションである。その意味でビートルズを聴けばより幅広く音楽を楽しめると思う。そこを素直に受け入れてるスティーヴンウィルソンがますます好きになったね。まあいい、で、要するにみんな立ってくれとww。ここで立たされるの、RAHの映像作品観て分かっていたので私は踊るつもりで参戦していた。コレでも30年くらい前、学生の頃は京都のディスコ、マハラジャで踊ってたんだぜww。そして超ポップなパーマネイティング、踊ろうとしたんだけど・・・、踊り方を忘れた・・・。30年前、どんな風に踊ってたんだっけってウネウネしてるうちに曲終了www・・・。次だ次(笑)。ラザルスがまた良いんだ。この暖かみのある優しいメロディ。照明も夕日を思わせる色の照明で会場全体が暖かい雰囲気に包まれる。ちなみにラザルスの出だしでSWが何か間違ったみたいで一旦演奏停止。「テイク2!」ってもう一回イチから演奏開始してたwww。その後の3曲はハードでヘヴィでテクニカルで映像とのシンクロも相まってこれまた圧倒された。本編終了。放心状態でアンコールへ。

Encore:
The Sound of Muzak (Porcupine Tree)
The Raven That Refused to Sing
 

アンコールはポーキュパインツリーの名曲から。でも私の勉強不足でごめんなさい、一応RAH映像で予習はしてあったんだけど、しっかり合唱出来なかった。次回の来日ではちゃんと合唱出来るようにしておくからな。アンコールラストはレイヴン。これはもう聴き惚れたというか見とれたというか。スクリーンのアニメーション映像が何とも胸に染みるストーリー仕立ての映像で、スティーヴンウィルソンの音楽は、単に音を鳴らすだけではその真髄は分からず、映像イメージ込みで何倍も分かるのだ。完全にその世界観に私の心まで支配されて夢見心地の余韻残りまくりでライヴ終演。

改めてお腹一杯。とにかく凄いライヴを観てしまった。こりゃ、年末のキングクリムゾン観ても、今年最高のライヴはスティーヴンウィルソンだった、って言う可能性が高い。

なんか凄すぎて、纏まりのないレポになってしまったけど、この世界観を提示するにあたって絶対に欠かせないバンドメンバーについてもそれぞれ一言ずつ触れておきたい。

スティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson : Vo, G, Bass, Key)
以前に誰かとSWのボーカルについて話したことがあった。曰く、ジョンウェットンやグレッグレイクほどの名ボーカリストと比較するとちょっと弱いかな、的な話になった気がする。今回ライヴを体験してその認識は完全に改めなければならない。そもそもSWのボーカルについては上手いヘタの問題ではないのだ。例えは強引かも知れないけど、ピンクフロイドの曲をロジャーウォーターズが歌う、デヴィッドギルモアが歌う、これは極めて自然かつ当然であり、ウォーターズやギルモアがボーカリストとしての才能があるか無いか、上手いかヘタか、そういう問題ではないだろう。ピンクフロイドの曲をロッドスチュワートが歌ったらフロイド曲が何倍も良くなるかって言ったらそうではない。そんなの違和感しかない。フロイドの世界観の表現がおかしくなるだろう。フロイドの曲を歌うのはウォーターズやギルモアでなければならないのだ。歌手としての上手いヘタ関係なく。それと同じことがスティーヴンウィルソンにも言える。SW曲を歌うのはSWでなけれなならない。SWでなければこの世界観は表現できないのだ。その為にSWは替えが効かないボーカリストなのである。

ニック・ベッグス(Nick Beggs : Bass, Stick, Chorus)
この人はもう改めてどうこう言うアレは無いでしょう。スティーヴハケットやスティーヴンウィルソンのライヴに欠かせない、今や超大物ベーシストである。その変わりものキャラ含めて醸し出すオーラが凄い。チャップマンスティックを弾ける人はプログレ界隈に何人もいるけど、ステージでカッコいいアクション込みで弾いてみせるのはこの人だけだろう。とにかく主役を喰ってしまわんばかりに目を引く。今回コーラスも見事に決まっていた。

アダム・ホルツマン(Adam Holzman : Key)
実は個人的に今まで一番分かってなかったのがこの鍵盤奏者である。RAHライヴ映像観て、これはとんでもない実力者だなって感じて初めてマジメに調べてみたら・・・、なんとジャズ界の超大物マイルスデイビスのグループで鍵盤担当してたっていうじゃない! しかも鍵盤担当のみならず、マイルスのグループの音楽監督をやっていたとは。マイルスデイビスの腹心だぜ。ロックの閉じた世界だけで言えばそんなに有名ではないけど、何の事は無い、そこら辺のロックキーボーディストなんかとは箔の付き方が違うし、当然格が違う。地味な鍵盤奏者などと思っていた私こそが認識を一新しなければならないのであった。勿論今回のライヴでもその実力の一端は垣間見れたと思うし、観れたことを幸せと思わなければ!

クレイグ・ブランデル(Craig Blundell : Dr)
これまでのSWのバンドのドラムが、ギャヴィンハリスンとかマルコミンネマンとか、日本のファンから言えばネームヴァリューのある大物だったから、ちょっと小粒感なイメージがあったけどいやいやどうして、私の趣味で言ってもペンドラゴン、フロスト、KINOのドラムなんだから実力は超一流のはず。実際ライヴで今回初めて見たけど、硬軟合わせて、テクニカルにパワフルに、見事な演奏だったと思う。コレだけ個性の濃いバンドメンバーの中で何も劣っていないし、マルコミンネマンやギャヴィンハリスンにもなにも劣っていない。これからもSWのバンドにずっといて欲しい素晴らしいドラマーであると思う。

アレックス・ハッチングス(Alex Hutchings : G, Chorus)
今回のバンドメンバーの中で、ネームヴァリューだけで言えば一番無名で、私も最初は誰?って感じだった。どうやらギターに詳しい人たちの間ではとんでもない実力者として知られているそう。なのでSWのバンドに加入したのはごく自然な事、って言われているそう。実際にライヴで真近で観たけど、テクニカルにハードにブルージィに、泣きのフレーズも見事で、しかもそれを簡単にやってるように感じさせるところが実力者たるゆえんかも知れない。更にはヴァイオリンの弓まで使って弓弾きまで披露されてはZEPマニアの私は嫌でも目を奪われた。ニックベッグスと共にコーラスもキレイに決めていたね。

以上、このような実力者たちを率いてのスティーヴンウィルソンの音楽は、「聴く、観る、感じる」、じゃなくて、「聴き入る、観入る、感じ入る」、という非常に深いレベルで楽しむべきものなのだ。それを面倒臭いと思ってはならない。入り口は決して面倒ではない。プログレもハード&ヘヴィもサイケもポップも、それから80年代も90年代も全て飲み込んだ上で、表現される世界観は入口が彼方此方にある。

ところが未だにスティーヴンウィルソンのことをプログレ音楽、それを聴くファンはプログレマニア、としか認識できない方がいるようで残念というか勿体ないというか。全然そうじゃないだろう。プログレなんて狭義な文脈で評価できない幅広い音楽性があり、もしかしたら作品ごとにおそらく如何様にでも表現する音楽スタイルを変化させるかもしれない。またそれが可能なミュージシャンなのだ。TO THE BONEのレビュー記事でも書いたけど「日本の洋楽」界はカテゴライズするのが好きで、「日本の洋楽」評論家に慣らされてきた人たちがカテゴライズし難いから、その評価が上手く広がらないのかも知れない。RAHで3日間ソールドアウトにするなんて、マニアックな音楽じゃないでしょうに。メジャーな大物なんだから。それをプログレのマニアックなライヴをプログレマニアが観に行って盛り上がっている、なんて思われるのは少なくとも私自身は心外だ。むしろ、マニアックなプログレマニアの人ほど今回のSWの来日公演に行ってなかった気がするぞwww。

幸い、SWにしては小さなハコだったEXシアター2日間の今回の来日公演、ソールドアウトではなかったかも知れないけど、ある程度は客席も埋まっていたし、次に来日する頃には日本でも正当な評価が拡がっていて欲しい。拙ブログごときでもその一助になればと思う。そしたらハコの大小もそうだし東京だけでなく大阪でも公演が組まれて関西のファンもアクセスしやすくなるし。そしたら今度はあのカッコいいTシャツを着て参戦する。次作を含めて次にどのように音楽性を拡散するのか深化するのか、いま旬な大物のファンでいられることは本当に楽しい。ジョンウェットンが亡くなってしまって、退屈になった私だけど、スティーヴンウィルソンがいるじゃないかって。

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