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2019年11月29日 (金)

ポリス 「エヴリ・ムーヴ・ユー・メイク:ザ・スタジオ・レコーディングス【6CDボックス】」(THE POLICE "EVERY MOVE YOU MAKE THE STUDIO RECORDINGS")

U2来日公演、もう来週やん。ファンクラブ特典のライヴCDまだ届かないしww。終演後に新橋呑み予定があるので取り急ぎ新橋のカプセルホテル予約。どうせちょっと寝るだけだからカプセルで充分。言うてる間にドリームシアターの来日公演も正式発表になった。プレミアム席2万5千円には目を剥いて驚いたけど、いつも言ってるようにジョンウェットン大先生、イエス関連、ドリームシアター関連だけは金に糸目は付けないつもりなのでVIPがあったらVIPも申し込むつもりだ。その為に普段、ちょっと気になる・・・程度のライヴは徹底スルーして懐を温め続けてきた。勿論自分の人生の時間の使い方として、もともと仕事以外のプライベートを全部音楽に使ってるわけではない。自分の命の使い方として他にも世のため人のため地域のために時間を使っている。だから音楽趣味については選択と集中だ。以前の会社で仕事で学んだ考え方、遊びにも活かせるぞ。選択と集中、大事だ。その方が一つ一つに深い思い入れと深い思い出が出来る、そう前向きに捉えるのだ・・・、みたいな雑談をさっきまでラインでお仲間の話していたところwww。

ポリスのボックスセットを買った。掲題の、ポリス全5作+ボーナスCDの6CDボックス。

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最新リマスターで国内盤4千円台。輸入盤だと3千円台で買えるのかな。素晴らしいコスパ。TOTOのALL IN ボックスセットも驚きの低価格だった。今回のポリスもTOTO同様、安かろう悪かろうではない。コスパが凄すぎる高品質な逸品である。実を言うとポリスがめっちゃ好きというワケではない。私のポリス体験も大して無いww。洋楽を聴き始めたのが83年の高2の頃。その頃にポリスのシンクロニシティーが大ヒットしてて、「見つめていたい」を始めシングルカットした曲がことごとく大ヒットしてたのをラジオやMTVで聴いていたから馴染みがあるという、そういう感じ。その後に高校教師86ってシングルがあって、それ以降スティングのソロはよく聴いた。なのでポリスの作品個別にCDを持ってるわけでもなく、今回のボックスがあまりにコスパが良かったからこの機会に買っておこうと。4千円台で一気にポリスが全部揃うんだからマニアにも私のようなニワカにも非常に有用なボックスだと思う。

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商品仕様も私の好きなボックス仕様だ。デカくて収納に困るLPサイズのデラックス箱じゃなくて、CDサイズのシンプル箱。TOTOのALL IN同様で好感が持てる。それぞれの6CDは、紙ジャケではなく紙ケースに収納。別に紙ケースも品質が悪いわけでもないしコレはコレで何の問題も無い。

今回記事として取り上げるけど、まぁそんなアレなので音楽の内容をああだこうだ言うレビューは出来なくて、こんな商品買いましたー的な感じでご勘弁。ちなみに数日前と本日、公休の日の様々な他の用事や地域の所用の合間を縫ってボックス全部聴きを実施。ようやく全部聴き終えた。全6CD、でもこの時代のLPだから1枚が38分~40分くらい。全部聴きって言ったってアッという間に聴ける。それで聴いてみた感想、いやポリスマニアじゃないから的を得てなくてもガタガタ言わないでねww。初期はパンクとレゲエのミックス? だんだん洗練されてきて4thのゴーストインザシティではヒューパジャムのプロデュースとあって80年代的な洗練度合いが耳に馴染みやすかった。そして大ヒット作の5thシンクロニシティー、いわゆるシングルヒットしてた曲はリアルタイムでよく聴いていたからイイとして、それ以外の曲は実にバラエティに富んでいて、そこら辺のポップバンドとは違いますよ的なアプローチが楽しめる。飽きが来ない。

メンバーがスティング以外が、例えばアンディサマーズは尊師ロバートフリップとのデュオでアルバム作っていたりほんの一時期ソフトマシーンに在籍していたし、スチュワートコープランドはカーヴドエアにいたし、ってことでプログレオタクが食い付く経歴ではある。特にソフトマシーンにちょっといた、ってだけでカンタベリー系ミュージシャンなどという意味不明な解釈する人もいるかも知れない。でもこうしてポリス全作を聴くと、プログレ系バンドにいたこともご本人たちにとっては単なるキャリアの一部、そう言ったものも消化してバラエティに富んだ音楽を作っていたんだなぁって思える。そしてそれを楽しめる私もプログレオタク的な方向はやはり卒業していることが自分で実感できるwww。

一点だけ個人的に惜しいところ、86年バージョンの「高校教師86」が入ってない。これは勿体ないなぁ。

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2019年11月23日 (土)

キング・クリムゾン 「ザ・リコンストラクション・オブ・ライト~40周年記念HQCD+DVD(オーディオ)エディション」(KING CRIMSON "THE RECONSTRUKCTION OF LIGHT")

今たまたま気付いた。この記事エントリーで拙ブログ600本目の記事のようだ。週一くらいのペースで決して活発にアレしてるブログではないけど、でも600本も記事書いてたんだと思うと我ながらようやっとるなぁって。売文屋だったら結構な金になってるやろってwww。ダーターで読める拙ブログ、読んで下さってる方々にはどうぞご自由にって感じ。その代わり意見も何も一切受け付けませんけど。ダーターですからww。

次々オーダーしていたCDが到着するんだけど、いっぺんには聴けない。順番だ順番。取り急ぎ聴きたいヤツから順番に。イエスのFROM A PAGEに続いてキングクリムゾンのリコンストラクションオブライトだ。

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「リ」だ「リ」。2000年の、ヌォーボメタルと言われたミレニアムクリムゾンのコンストラクションオブライトに「リ」が付いてリコンストラクションオブライト。デビュー40周年シリーズの最後を飾って2019ミックスとしての再構築盤。国内盤を待ち続けて、ようやく発売されたので早速開封。3周ほど聴いた。それも2000年時点の「リ」の付いてないコンストラクションオブライトと軽く聴き較べながら。

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上記写真の左が2000年のオリジナル国内盤。今回の国内盤はCD1枚(HQCD)とDVDオーディオの2枚組を2種の紙ジャケに収めて。

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「リ」コンストラクションオブライトの新規ジャケットと、2000年のコンストラクションオブライトのオリジナルジャケのそれぞれ紙ジャケ仕様。

7人編成で復活して現在は8人編成として毎年ツアーを繰り返すクリムゾンだが、当初の7人編成ではオリジナルメンバーの宮殿期やウェットンブルーフォード期の楽曲を惜しみなく披露して、私含めた旧来のファンを、驚きと共に大歓喜させたのは記憶に新しい。7人編成の2015年来日公演の満足感の高さは、個人的に生涯ベスト3に入るライヴだった。しかしその記憶を上塗りする2018年来日公演の素晴らしさも格別であった。その時の記事でも述べたけど、2015年来日公演の時に、宮殿期とウェットンブルーフォード期の楽曲をお腹一杯楽しめたので、2018年の時はそれ以外の時期の曲も楽しみたかった。いつまでも、レッドをやったかやらなかったか、という観点はもう私の中には無かった。その意味では80'sもあり90'sもあり、リザード曲もありアイランズ曲もありで非常に楽しめたのだけど、特に嬉しかったのはミレニアムクリムゾンの戦慄Ⅳであった。2000年当時から本作はリアルタイムで聴いて結構好きだった。太陽と戦慄の続編パートⅣ、フラクチャーの続編フラクチャードが目玉だったのは言うまでもない。でもその頃は仕事その他が忙しくてライヴとか全然行ってなかったので来日公演も知らない。そこで戦慄Ⅳもフラクチャードも演奏されていたのは今にして思えばその場に居なかったことは残念ではある。それだけに余計に2018年来日公演で戦慄Ⅳをやってくれたことは望外の喜びだった。このヘヴィで威厳に満ちた2曲の難曲は、90'sのダブルトリオ期を凌駕する音の存在感であった。90'sダブルトリオは先行ミニアルバムのヴルームでオオッ!!って来たけどフルアルバムのスラックで、ん?って止まってしまったから。今回その戦慄Ⅳとフラクチャードを収めたコンストラクションオブライトが、新規ミックスかつ、ドラムがVドラムだったのを、元音源が紛失したとかで新たにパットマステロットの生演奏をレコーディングして差し替えているとの事。その時点で楽しみだったのだ。

実際、今回の「リ」コンストラクションオブライトを聴いてみて、楽しみだった期待は満たされた。ホントに期待通り。いや、2000年時点のオリジナルのコンストラクションオブライトも大好きだったんだよ。でも今回の「リ」はそれを上回った。これは最高だ。オリジナルはアレはアレで2000年時点の、ファンが思うヘヴィなクリムゾンらしさをVドラムというデジタルツールを駆使して、先端たらしめようとした試行の結果として最高だったと思うのだ。進みゆく道も間違ってなかったと思う。しかしあれから19年、ここでドラムパート音源データの紛失から、パットマステロットのアコースティックドラム(エレドラも含まれてる?)の新規生演奏トラックに差し替えたのは、ケガの功名となってさらに1ランク、本作を引き上げた気がする。Vドラムだって別に演奏をプログラミングしたのではなくて実際にマステロットが演奏したんだろうけど、やはりそこからの出音はデジタル音。生ドラムとは違う。いくら生ドラムに近い音が出せるとか言っても、じゃあ生ドラム叩けばいいじゃんってなる。今回の「リ」では、デジタル臭に埋没する音空間のレンジの狭さ?が解消されて、とても生気があって音空間も豊潤になったというか。いやコレ、私のバカ耳バカ脳の感覚だから、コイツ何言ってんの?って思われてもそれはそれでご自由www。ヘヴィで複雑でカッコいい楽曲に、更に生の血が通って迫力と躍動感が増したことは間違いない。ま、曲によってはほとんど聴かない曲もあるんだけどww、例えばプロザックブルースとかオイスターとかww。でもタイトル曲とフラクチャードと戦慄Ⅳ~Coda、これらの楽曲だけで本作の価値は70年代の諸作に負けない価値があるし、まして今回のドラム差替え&新規ミックスで、そのステータスはさらに上がった。しばらくこれは愛聴盤になるぞ。

それにしても最近、かつてのアルバム作品を、ドラムを差し替えた新規ミックスっての、多いよね。買ったきり未開封だけどペンドラゴンの40周年記念盤もそう。ピンクフロイドの87年以降BOXでも「鬱」はドラムトラックが差替えになったそうだし。それでアルバムの完成度がさらに上がるなら言うことはないし、熱心なファンからすると、オリジナルと差替え新規ミックスと、2種類楽しめて面白いし。

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2019年11月14日 (木)

YES "FROM A PAGE (Studio Tracks Plus IN THE PRESENT LIVE FROM LYON)"

何週間か前だったか、オリヴァーウェイクマンがSNSでカウントダウン的なことを始めていたのでナニかなぁと思っていたらコレだったんだ。突然発売されたオリヴァーウェイクマン在籍期のYESによる未発表スタジオレコーディング曲集。わずか4曲で計25分の作品だが、同じくオリヴァーウェイクマン、ベノワデイヴィッド在籍期の既発ライヴ盤「IN THE PRESENT LIVE FROM LYON」との抱き合わせのBOX仕様での発売。先月末から泊まりの連続勤務が続いていてなかなかCDをゆっくり聴く時間は取れなかったんだけども、本作FROM A PAGEは全部で25分なのでちょっとした時間の空きにチャチャっと聴けるwww。なんだかんだ5周くらい聴いたのでブログに取り上げてみる。

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BOX裏面。

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BOXの内容。FROM A PAGEもLYONライヴ盤(2CD)もそれぞれ紙ジャケというか紙ケース入りでそれぞれのブックレットも入っている。

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既発のLYONライヴ盤については以前に拙ブログでも取り上げていたので今回は特に触れない。当時の記事は以下リンクで。

YES "IN THE PRESENT LIVE FROM LYON"

ここでは未発表曲集FROM A PAGEの4曲について触れて行くけど、その前に本作発売の手法について。本作は特にレーベルからのバックアップは無くて、イエスの自主レーベルからの発売のようで、burning shed独占販売という形で、一般流通はしていない。トレヴァーホーンのリードヴォーカルに差し替えて発売されたFLY FROM HERE RETURN TRIPも当初は50周年ツアーのライヴ会場限定発売の後にburning shed独占販売になったのと同様のパターンだ。キャリアが長くて絶えることの無い確実な固定ファンがいるバンドならではのビジネス手法として、メガヒットとかは望めなくてもバンドやマネージメントは十分やっていけるのだろう。またビッグヒットにならなくても固定ファンにとっては、このように痒いところに手が届く未発表曲やアーカイヴリリースはとても嬉しくもある。もっともburning shed独占販売といっても、それをburning shedのサイトでオーダーすれば誰でも手に入るのだから一般流通とさして変わらない気もする。宣伝はネットやSNSでバンドやファンがあっという間に世界中に広めてしまうし。ちなみにトレヴァーホーンのリードヴォーカル版FLY FROM HERE RETURN TRIPは日本のディスクユニオンが国内盤として国内流通させることになった。いやいや、それはまた余計な金が掛かって困るんだけどww。買わなしゃぁないやんイエスマニアとしては・・・。また、既にイエス側が明かしている通り、初期(69年~70年)のライヴを含んだ未発表アーカイヴBOXの制作も進めていると思われ、もしかするとこれも同じ手法で販売されるのかも知れない。どういう販売流通手法であれ、熱心なファンにとっては貴重な音源がキチンとオフィシャル品質でリリースされるのは楽しみでしかない。

それでは以下、未発表曲4曲のレビューを簡単に。

To the Moment
Youtubeでショートバージョンが先行公開された曲の6分超えフルバージョン。今作の4曲の中では最もイエスらしさを感じることのできる曲だ。メロディアスでコーラスもバッチリ決まっていてアレンジも色彩感があって良い。オリヴァーウェイクマンの鍵盤はバッキングでもソロ部分でも、明らかに由緒正しきウェイクマン家の血統を感じさせてくれて思わずニンマリする。ムーグシンセ的な音色のソロプレイなんか普通にお父さんのリックウェイクマンの姿が思い浮かぶもんね。また、そのオリヴァーの鍵盤ソロからリレーするようにハウ爺のギターソロもあって、これまたハウ爺らしさを感じるフレージングが聴ける。曲の終わり方が少し唐突に感じるのが少し勿体ない気はするけど、イイ曲であることには変わりない。

Words on a Page
オリヴァーのピアノはここでもウェイクマン家の血統を感じさせ、合わせてハウ爺のアコギをバックに、ベノワデイヴィッドがしっとりと歌い始める。ここでの少し低域のヴォーカルはジョンアンダーソンにもトレヴァーホーンにも似ていない、「ベノワデイヴィッドの声」が聴ける。良し悪し別にしてww。曲後半ではギターと鍵盤の響きが、遠くを見つめたくなるような荘厳さすら感じることが出来て、この部分は個人的にはアリだ。とにかく「音の響き」がイイ。

From the Turn of a Card
典雅で流麗なオリヴァーのピアノをバックにベノワデイヴィッド淡々と歌い上げる、実質2人のデュオ曲。イエスらしさは期待できないけど、敢えて言うならABWHでジョンアンダーソンのヴォーカル&リックウェイクマンの鍵盤で発表されたThe Meetingみたいな感じ。そう、こじつけて言うならあの感じ。

The Gift of Love
パッとブックレットを見て9分超えだ!って思って期待してしまうけど、イエスファンが期待する感じではないww。氷の上を滑らかに進むイエスらしい疾走感や躍動感は無い。でもなんか個人的にはこの曲、惹かれるんだよねぇ。しみじみとメロディがイイし、テンポはずっとミディアムテンポなんだけどその中で展開がいくつも変わって行く。優しく美しいメロディと、少し陰影を感じさせるメロディやアレンジ、また曲後半では美しく優しいヴォーカル&コーラスが、3種類のメロディで絡み合うところなんか、充分に私の琴線に響く。ここでも「音の響き」がイイ。グッと胸に染み入ってくるメロディとサウンドの響かせ方が私好みだ。そしてもう一回言う、しみじみとイイ曲だ。

以上、僅か4曲だけど、僅か4曲で計25分しかないから逆に全曲レビュー出来たwww。多分この時期のレコーディングセッションからInto The StormとThe Man You Always Wanted Me To Beの2曲がFLY FROM HEREに採用されたのだろう。逆に言えば元々は、トレヴァーホーンが絡む前まではその2曲と本作の4曲で新作の制作を進めていたという事になる。もしトレヴァーホーンが絡んでなければどんな新作になっていたのかを想像することも案外容易に出来るだろう。それから、そもそもべノアデヴィッドの歌唱力はとても優れていることも実感できる(今更言うなww)。

さて、私の中で本作に注目していた「ある観点」がある。その「ある観点」は上記で触れた私好みの「音の響き」に繋がってくる。本作4曲のプロデュースはオリヴァーウェイクマンだ。だからオリヴァーウェイクマン版イエスと言える。イエスはその時々、プロデューサーによって音の表面の肌触りは変わってくる。昔のエディオフォード、80年代のトレヴァーホーン、80年代後半から90年代のトレヴァーラビン、それ以降のブルースフェアバーンやビリーシャーウッド、ロイトーマスベイカー等。本作はオリヴァーが思うイエスサウンドを構築したんだけれど、実は私が最大に注目した「ある観点」、それはミックスを担当した人物である。Karl Groomその人だ。カールグルーム、分かるよね。私の大、大、大好きなペンドラゴンの諸作でプロデュースを担当している人物だ。更にこっち側的に言うならば、我らがジョンウェットン大先生のロックオブフェイスを、そのペンドラゴンの鍵盤クライヴノーランと共にプロデュースした人物だ。オリヴァー在籍期のLYONライヴ盤もこの人がミックスしていたから、音は好きだった。演奏はユルいけどww。この人が作る音像が物凄く好きで、その音像はクリアでマイルドで耳触りが良くて、でもドラムもベースもギターも鍵盤も、各楽器の存在をきっちり感じられるように過不足なくミックスしていて、更にいうならメロディの良さを最大限に引き立たせるプロデュースやミキシングをしてくれるのだ。その「音の響き」が私の好みにピッタリ。ペンドラゴンを聴く人でジョンウェットン大先生のファンの人には絶対分かって貰えると思う。90年代ペンドラゴンの名作群と先生のロックオブフェイスは音像が極めて似ている、いや同じだ。メロディの良さを最大に引き立たせている。そして本作FROM A PAGEも同じ音像、同じ「音の響き」だ。だから超キャッチーでは無くても、メロディの良さが引き立っているから、しみじみと、あぁ~良かったなぁっていう聴後感みたいなのが残る。

僅か4曲で25分の未発表曲集にここまでリキ入れて記事書いたのは、ひとえに私の好みの音を作ってくれるカールグルームがミックスしている、それが言いたかったからなのだwww。

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2019年11月 9日 (土)

ROGER WATERS with ERIC CLAPTON "THE GUNNER'S DREAM" THE PROS AND CONS OF HITCH HIKING TOUR 1984 - 北米ツアーライヴ音源(Jul 26, 1984 @ Chicago, IL, USA)

ようやく腰痛が治まった。良かった。朝起きて腰の心配をせずに起き上れるという、それだけのことが有難く快適に思える。健康は大事だ。公私ともに忙しくて相変わらず未開封のCDが多いんだけど、それにもかかわらず今週はタワレコオンラインのポイント15倍キャンペーンに煽られてバカバカCDをオーダーしまくってしまった。また未開封が増えるってか(^^ゞ。

そしてそんな中でブートまでちょくちょく買ってしまっている。夏のボーナスを出来るだけ使わないようにしていて、もうすぐ冬のボーナスにが近付いてきたから少し気が大きくなって財布の紐が緩みがちなんだwww。そんな感じでいつもの西新宿の某LHで通販購入したブートの中から今回は掲題のロジャーウォーターズのブートを取り上げる。

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このブート、2013年に発売されていてバカ売れして、2015年にも再発してバカ売れして、そのたびに私も気にはなっていたんだけど、ブートを買い始めたらキリが無いし、出来るだけネットでDLして音源調達するようにしていたので買い控えていた。だからと言って最近はネットでも音源入手はしなくなっていたんだけどww。ネットで音源入手したらしたで、音源データの管理が面倒臭くなるしねww。ちなみに「あのww」ALIVE THE LIVEレーベルの発売予定リストにも登場してしまったよwww。今月末だってww。

今月11/30に一夜限定でロジャーウォーターズのUS+THEMツアーのライヴドキュメンタリーが日本でも公開されることが先月10月に急に発表された。一夜限定でも日本で公開があればぜひ行きたいと思っていた。前回というかザウォールツアーの映画が一夜限定で日本公開された時もよろこんで観に行ったしね。但しあの時は京都に帰ってきて職探し中で、時間はいくらでもあった。しかし今回は発表が急すぎて、早めに分かっていれば有休申請とか公休の調整のお願いとか出来なくはなかったんだけど、それも間に合わず。そして11月のシフト勤務が確定してみると、あぁ残念、きっちりその日は泊まり勤務であった。万事休す・・・。そんなタイミングで、バカ売れしまくっていたという掲題のブートが今回再びジャケデザインを変えて再発という事で、今までスルーしていたのに悔し紛れ込みで買ってしまったのだwww。

1984年、ピンクフロイドでの活動を終えたロジャーウォーターズが満を持して発表したソロアルバム、ヒッチハイクの賛否両論に伴うツアーのライヴ音源で、完全にオフィシャルレベルのステレオサウンドボード音源である。音源の由来は割愛するとして、まずこのツアーの豪華な参加メンバーが凄い。ギターでエリッククラプトン、サックスでメルコリンズである。当時としても今で考えても豪華すぎる組み合わせである。クラプトンの参加はこの84年の北米ツアーのみであり、過去に良好なオーディエンス音源もいくつかブート化されてきたけど、なんといっても本作はSBD音源。貴重度は高い。クラプトン自身が参加したヒッチハイクの賛否両論アルバムの収録曲はイイとして、なんといっても注目は2部構成のセットリスト第1部のピンクフロイド曲でクラプトンがギターを弾くという点だ。本音源を聴いてみて、さすがにデヴィッドギルモアがギターを弾くのとはかなり印象が異なる。こちらの頭の中がギルモアのギターサウンドで刷り込まれているから、違和感とまでは言わないけど、かなり印象が異なって聴こえる。ここでのクラプトンが、クラプトンらしい個性を落とし込んでいるかは何とも言えないけど、少なくともデヴィッドギルモアには聴こえないしギルモアの演奏を参考にはしていないと思う。という事はクラプトンならではの解釈をフロイド曲に落とし込んでいると言えるだろうし、ロジャーも敢えてその余地をクラプトンに敬意を込めて与えていたのかも知れない。また、言うまでもないがリードヴォーカルはロジャーウォーターズであり、デヴィッドギルモアが分担してリードヴォーカルだった曲も、ロジャーの「あの(笑)」歌声で聴けるから、なかなかの違和感www。これらの結果として、これがロジャーの狙いだったかどうかは分からないけれども、ロジャーのソロ曲のみならず、ピンクフロイド曲でさえピンクフロイドとの差別化が図られているように感じる。また、サックスってフロイド曲でそんなに出番あったっけ?って思っていたけど、いやいや、このライヴではかなり出番が多い。メルコリンズのサックス大活躍だ。もっとも、近年のインタビューでは、メルコリンズは確か、84年のロジャーウォーターズのツアーでの演奏は制約が多かった的なコメントを残していた気がするけどwww。

この後、ピンクフロイドは終わった(終わらせた)つもりだったロジャーウォーターズの思いに反して、なんとデヴィッドギルモアがピンクフロイドを名乗って活動を始めてしまったのはロジャーにとっては誤算以外の何物でもなかっただろう。しかもフロイド名を名乗るギルモア版ピンクフロイドは大成功してしまったし。その顛末はここでは割愛する。ロジャーウォーターズにとっては、ピンクフロイドの「狂気」~「アニマルズ」~「ザ・ウォール」~「ファイナルカット」と来て、自らのソロアルバム「ヒッチハイクの賛否両論」という流れはとても自然に一貫しているんだと思う。ピンクフロイド名義で言うなら「ファイナルカット」からギルモアフロイドの「鬱」という順番になるけど、むしろ「鬱」の方が突然変異的に当時は感じたものだ。

もうそれから35年も経った。今回改めて本作の、セットの半分はピンクフロイド曲であるロジャーウォーターズの84年ツアーの音源を聴いて、ロジャーウォーターズの思想や切迫感を表現するピンクフロイドと、デヴィッドギルモアによるサウンド指向の雰囲気重視な表現のピンクフロイドは、どちらもピンクフロイドとして並立してイイものだと思う。どっちもピンクフロイド、という事でイイではないかと。無理にまた一緒にならなくてもいい。いや生きてるうちに一緒にやってくれたらそれはそれで大歓迎だけどもwww。

私個人的にはロジャーウォーターズの活動ぶりも楽しんでいるし、ギルモアフロイドの「鬱」も「対」もワリとよく聴いた。特に「鬱」は今でもたまに聴くと楽しめるし、今度発売される「鬱」以降のフロイドを総括したBOXセットもどうにかして手に入れたいと思っている。どうにかして、って金がないとどうにもならないんだけど(苦笑)。

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2019年11月 1日 (金)

U.K. 「ライヴ・イン・トロント 1978」(U.K. "LIVE TORONTO, JUNE 26TH 1978")

さっき最近よく見かける「バズる」っていう言葉の意味、初めてグーグルで調べた。今まで何だろうと思ってもスルーしてたんだけど、あまりによく見かけるから知っといた方がイイかなと思って。そういう事なんだ。分かった。私も使いまくってやろうかwww。

ここ3日ほど腰が痛くて、年に何回かは腰が痛くなる腰痛持ちだと自分でも分かってるんだけど、なんか今回は3日とも朝起きると痛い。洗面所で顔を洗うのも辛い。それでしばらくして、昼過ぎくらいになると痛みがマシになってきて、仕事にも支障無くなってくる。今日もそんな感じ。起きてしばらくして痛くてしょうがないんだけど、しばらくするとマシになってきた。公休の本日、あまりに天気が良いからウォーキングを8000歩。歩くついでに西新宿の某LHでブートを2枚ほど通販でオーダーしていたので代金の払込みと、あと久しぶりにヘインズの白Tシャツ、赤ラベルの3枚パックのやつを買ってきた。久しぶり、ヘインズの白T買うの。学生の頃は良く買っていた。ヘインズの白Tにリーバイス501っていうシンプルファッションをキメていたんだ。まだその頃は痩せていたからww。ウォーキングから帰ってきて心地よい疲れとともに、腰痛も無くなってはいないけど血行が良くなったからか痛みがマシになった。明日からの、世間様の3連休は例によって私には何の関係も無いオール出勤ww。明日土曜から火曜朝まで泊まりの連勤。なので今日のうちにブログ記事を一本上げておこう。

先々月に例の、ブートを半公式化?しまくる国内レーベルALIVE THE LIVE(以下、ALIVE...に略)のU.K.のライヴ盤CD3枚を仕方なく(笑)買ったことについてブログを書いた。その時は「ライヴ・イン・ボストン 1978」の分だけ取り上げて、もうこのあと残りの2枚は取り上げるつもりはなかった。そもそも開封もせずにコレクションとするだけと思っていた。その後、そう言えばトロントのEL MOCAMBO音源の分はブートやダウンロード音源では持ってなかったかなぁと思って、部屋の目に見える範囲(笑)だけ見まわしてみたら見つからず。更に目に見えない範囲(押入れの中とかww)をよく探すと、多分10年くらい前に西新宿某LHで買っていたらしいEL MOCAMBO音源のブートが一枚出て来た。そうこうしてるうちにフェイスブックでこのトロントEL MOCAMBO音源の話題が出て、2年ほど前に発売されたあるブートが決定盤であるという話があった。それ、持ってねぇやと思って今にも西新宿の某LHにオーダーしようと思い始めていた。オーダーする直前に、そういえば最近触っていないCDを無造作に放り込んであるカゴがあるなぁと思って、ゴソゴソ漁っていたら、なんとその中から出て来たよ。その2年くらい前に出ていたEL MOCAMBO音源の決定盤と言われるブートがwww。なんだ持ってたんだってwww。自分が購入したこと自体を忘れてしまっていて、それを改めて通販オーダーしようとしていたことに我ながらウケる。そんなこんなで取り上げるつもり無かったけど、フェイスブックでちょっとだけ話題になったことと、個人的にもその事で家の中でモゾモゾして面白い時間を過ごしたのでせっかくだから取り上げておこう。開封する事にしたwww。

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ALIVE...盤と、西新宿某LHから発売されったトロントEL MOCAMBOのブート2種を軽く聴き比べてみる。ホントに軽く、ハッキリ言うなら聴き比べるのは最初のALASKAだけwww。上の写真はALIVE...盤、下の写真は西新宿某LHから出たEL MOCAMBO音源のブート2種。

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上記ブートについて、

写真左側 : DANGER UNIT (旧盤、何年前に出たものかよく憶えていないけど10年くらい前かな・・・)

写真右側 : EL MOCAMBO 1978 REEL MASTER (購入したこと自体を忘れていた2017年アップグレード盤)

2017年盤REEL MASTERは限定通し番号が「035」という大変に若い番号(笑)。リールマスターという触れこみに頭ヤラれて、多分発売予告インフォが出た直後にソッコーで予約オーダーしていたらしい。それを、購入したこと自体忘れているというねwww。

このEL MOCAMBO音源もいわゆるラジオショー音源で、ブート界で言うところのステレオサウンドボード収録である。収録内容はブート旧盤DANGER UNIT、ブート2017年アップグレード盤REEL MASTER、今回のALIVE...盤と全部同じで、収録曲に違いはない。あえて違いを言うなら今回のALIVE...盤はラジオMCをカットしてあるくらい。ちなみに今までブートでは78年6月27日となっていたけど、ALIVE...盤では78年6月26日となっている、どっちが正しいんだろうか・・・。

まず、収録されてる演奏内容についていうなら、これは非常に貴重な音源と言える。オリジナルU.K.78年のツアー初期のもので、1stアルバムのイメージを決定づけたIn The Dead Of Nightの組曲3曲がそのままの順番で演奏されているのはこのツアー初期のみだそう。それをオーディエンス音源ではなくステレオサウンドボードで収録しているという、この1点で貴重度は高い。しかも演奏そのものも非常に充実していて、細かいミスはあるものの、バンドの初期衝動というか勢いがそのまま演奏に現れていて、同じ78年でも後半の、メンバー分裂含みの時期の演奏で見られるムラみたいなのは皆無である。聴きどころはもう全部と言ってイイが、敢えて言うなら既にこのツアー初期から演奏されている後の2nd収録曲のみならず、分裂後のBRUFORDのアルバムに収録されたThe Sahara Of Snowなんかも、この時点で非常にテンションの高い演奏が繰り広げられている。そして勿論In The Dead Of Night組曲3曲の完全再現、これは見事というしかない。素晴らしい。中でもツボは組曲の2番目、By The Light Of Dayでのジョンウェットン大先生のヴォーカルだ。ゆったりした展開の曲で先生が、「バァ~ィザライト、オ~ブデェ~イ」って歌うところの「デェ~イ」部分。ここの歌メロは普通は、というかスタジオ盤では音程が下がるんだけど、 「オ~ブ」から「デェ~イ」の音程が上がるんだよ。聴いてみてよ、みんな! 上がるんだから!(笑)。先生最高~~。

さて、この素晴らしい演奏を記録した音源、上記3種の音質聴き比べだ。ALASKAのみだけどwww。暇じゃないのでALASKAのみでご勘弁www。まずブート2種、DANGER UNITと、REEL MASTERだけど、これはもうリールマスターというだけあって、2017年盤のREEL MASTERのの方がクッキリと霞が一枚剥がれたような音質。REEL MASTERの勝ち。それではブートでは決定盤のREEL MASTERと今回のALIVE...盤だけど、さぁて、どうだろう、多分ALIVE...盤はリールマスター音源のコピーを使ってる気はするので音質は素晴らしいんだけど、比較してどっちがどっちっていうのは、これはもう聴く人の好みかなぁ。ブートのREEL MASTERはシャキッとした印象、ALIVE...盤はそこに独自のリマスタリングを施しているのか、少し線の太い印象がある。あくまでも私のバカ耳で感じた印象だけだけど。

ちょっと蛇足で、もはや不要レベルの書き方になってしまったブート旧盤DANGER UNITだけど一点だけフォロー。このブートにボーナストラックで79年5月29日サンプラザのオーディエンス音源2曲が収録されている。何とこれがオーディエンス音源としてはかなりの高音質。今回の聴き比べのついでに、思わず聴き惚れてしまった。この音源がこの音質で全長盤があったら迷わず買うぞ。

それではまとめ。ブートのREEL MASTERはMC含めた収録だし、ALIVE...盤はMCは削ってあるし、音質はどちらも良好。どれか一つだけならブートのREEL MASTERかな。まあでもこれら3種を揃えている自分の所業には何の悔いもありませんが何か?www。

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