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2019年11月 9日 (土)

ROGER WATERS with ERIC CLAPTON "THE GUNNER'S DREAM" THE PROS AND CONS OF HITCH HIKING TOUR 1984 - 北米ツアーライヴ音源(Jul 26, 1984 @ Chicago, IL, USA)

ようやく腰痛が治まった。良かった。朝起きて腰の心配をせずに起き上れるという、それだけのことが有難く快適に思える。健康は大事だ。公私ともに忙しくて相変わらず未開封のCDが多いんだけど、それにもかかわらず今週はタワレコオンラインのポイント15倍キャンペーンに煽られてバカバカCDをオーダーしまくってしまった。また未開封が増えるってか(^^ゞ。

そしてそんな中でブートまでちょくちょく買ってしまっている。夏のボーナスを出来るだけ使わないようにしていて、もうすぐ冬のボーナスにが近付いてきたから少し気が大きくなって財布の紐が緩みがちなんだwww。そんな感じでいつもの西新宿の某LHで通販購入したブートの中から今回は掲題のロジャーウォーターズのブートを取り上げる。

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このブート、2013年に発売されていてバカ売れして、2015年にも再発してバカ売れして、そのたびに私も気にはなっていたんだけど、ブートを買い始めたらキリが無いし、出来るだけネットでDLして音源調達するようにしていたので買い控えていた。だからと言って最近はネットでも音源入手はしなくなっていたんだけどww。ネットで音源入手したらしたで、音源データの管理が面倒臭くなるしねww。ちなみに「あのww」ALIVE THE LIVEレーベルの発売予定リストにも登場してしまったよwww。今月末だってww。

今月11/30に一夜限定でロジャーウォーターズのUS+THEMツアーのライヴドキュメンタリーが日本でも公開されることが先月10月に急に発表された。一夜限定でも日本で公開があればぜひ行きたいと思っていた。前回というかザウォールツアーの映画が一夜限定で日本公開された時もよろこんで観に行ったしね。但しあの時は京都に帰ってきて職探し中で、時間はいくらでもあった。しかし今回は発表が急すぎて、早めに分かっていれば有休申請とか公休の調整のお願いとか出来なくはなかったんだけど、それも間に合わず。そして11月のシフト勤務が確定してみると、あぁ残念、きっちりその日は泊まり勤務であった。万事休す・・・。そんなタイミングで、バカ売れしまくっていたという掲題のブートが今回再びジャケデザインを変えて再発という事で、今までスルーしていたのに悔し紛れ込みで買ってしまったのだwww。

1984年、ピンクフロイドでの活動を終えたロジャーウォーターズが満を持して発表したソロアルバム、ヒッチハイクの賛否両論に伴うツアーのライヴ音源で、完全にオフィシャルレベルのステレオサウンドボード音源である。音源の由来は割愛するとして、まずこのツアーの豪華な参加メンバーが凄い。ギターでエリッククラプトン、サックスでメルコリンズである。当時としても今で考えても豪華すぎる組み合わせである。クラプトンの参加はこの84年の北米ツアーのみであり、過去に良好なオーディエンス音源もいくつかブート化されてきたけど、なんといっても本作はSBD音源。貴重度は高い。クラプトン自身が参加したヒッチハイクの賛否両論アルバムの収録曲はイイとして、なんといっても注目は2部構成のセットリスト第1部のピンクフロイド曲でクラプトンがギターを弾くという点だ。本音源を聴いてみて、さすがにデヴィッドギルモアがギターを弾くのとはかなり印象が異なる。こちらの頭の中がギルモアのギターサウンドで刷り込まれているから、違和感とまでは言わないけど、かなり印象が異なって聴こえる。ここでのクラプトンが、クラプトンらしい個性を落とし込んでいるかは何とも言えないけど、少なくともデヴィッドギルモアには聴こえないしギルモアの演奏を参考にはしていないと思う。という事はクラプトンならではの解釈をフロイド曲に落とし込んでいると言えるだろうし、ロジャーも敢えてその余地をクラプトンに敬意を込めて与えていたのかも知れない。また、言うまでもないがリードヴォーカルはロジャーウォーターズであり、デヴィッドギルモアが分担してリードヴォーカルだった曲も、ロジャーの「あの(笑)」歌声で聴けるから、なかなかの違和感www。これらの結果として、これがロジャーの狙いだったかどうかは分からないけれども、ロジャーのソロ曲のみならず、ピンクフロイド曲でさえピンクフロイドとの差別化が図られているように感じる。また、サックスってフロイド曲でそんなに出番あったっけ?って思っていたけど、いやいや、このライヴではかなり出番が多い。メルコリンズのサックス大活躍だ。もっとも、近年のインタビューでは、メルコリンズは確か、84年のロジャーウォーターズのツアーでの演奏は制約が多かった的なコメントを残していた気がするけどwww。

この後、ピンクフロイドは終わった(終わらせた)つもりだったロジャーウォーターズの思いに反して、なんとデヴィッドギルモアがピンクフロイドを名乗って活動を始めてしまったのはロジャーにとっては誤算以外の何物でもなかっただろう。しかもフロイド名を名乗るギルモア版ピンクフロイドは大成功してしまったし。その顛末はここでは割愛する。ロジャーウォーターズにとっては、ピンクフロイドの「狂気」~「アニマルズ」~「ザ・ウォール」~「ファイナルカット」と来て、自らのソロアルバム「ヒッチハイクの賛否両論」という流れはとても自然に一貫しているんだと思う。ピンクフロイド名義で言うなら「ファイナルカット」からギルモアフロイドの「鬱」という順番になるけど、むしろ「鬱」の方が突然変異的に当時は感じたものだ。

もうそれから35年も経った。今回改めて本作の、セットの半分はピンクフロイド曲であるロジャーウォーターズの84年ツアーの音源を聴いて、ロジャーウォーターズの思想や切迫感を表現するピンクフロイドと、デヴィッドギルモアによるサウンド指向の雰囲気重視な表現のピンクフロイドは、どちらもピンクフロイドとして並立してイイものだと思う。どっちもピンクフロイド、という事でイイではないかと。無理にまた一緒にならなくてもいい。いや生きてるうちに一緒にやってくれたらそれはそれで大歓迎だけどもwww。

私個人的にはロジャーウォーターズの活動ぶりも楽しんでいるし、ギルモアフロイドの「鬱」も「対」もワリとよく聴いた。特に「鬱」は今でもたまに聴くと楽しめるし、今度発売される「鬱」以降のフロイドを総括したBOXセットもどうにかして手に入れたいと思っている。どうにかして、って金がないとどうにもならないんだけど(苦笑)。

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