2018年7月 7日 (土)

ブルーフォード 「シームズ・ライク・ア・ライフタイム・アゴー 1977 - 1980 日本アセンブル仕様盤」(BRUFORD "SEEMS LIKE A LIFETIME AGO 1977 - 1980") レビュー①:ボックス仕様編 & FEELS GOOD TO ME 編

3日前から私の住む亀岡でも大変な豪雨が続いており、電車は運休、高速道路は通行止め、国道も一部通行止めで、ふと気が付くと我が街亀岡は陸の孤島状態。京都市内には出られない状況で、仕事の行き帰りも国道大混雑。昨日朝の泊まり勤務明け帰宅時は、国道の渋滞を回避するべく、職場のお仲間の先導で上手く抜け道を通ってスイスイとクルマで帰宅できた。といっても氾濫寸前の濁流の川を横目に川沿いの道路を走るのはなかなかの緊張感であった。帰宅して昼間寝てる間に地域は「避難勧告」が発令されていて、でも隣の地域は避難指示で、その間にいろんな方から大丈夫?的なお見舞いのメールやメッセージなんかを頂いていた。ご心配頂いた方には御礼申し上げます。っていうか首都圏の知り合いから、テレビのニュースで亀岡がどうこうって言ってたから、という話だったそうで、こんな時だけ亀岡が全国ニュースのなるのは何とも複雑・・・。今日は公休だけど、そんな具合で外出なんてもってのほか、陸の孤島だし家で大人しくしてるしかない。こんな時こそ購入したっきり放ったらかしになっていたCDを聴いておこうと、開封したのがBRUFORDのBOXである。

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公式の4作品+未発表ライヴと未発表のレコーディングセッションを加えた6CD+2DVDの集大成BOX。まずはBOX仕様から。LPサイズよりちょっと大きい、何とも収納に困るサイズ感のBOXが泣かせる。日本アセンブル盤なので日本語解説と特典のシングルCD。

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BOXの中身はこんな感じにDISCを収納。

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ブックレットを開いたところ。

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オマケの写真やチラシとブルーフォードの直筆サイン入り&限定No入りのカード。

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本BOXではFEELS GOOD TO MEとONE OF A KINDが、リマスターでは無くて、現キングクリムゾンのジャッコジャクスジクによる新規ミックスである。今回は1stのFEELS GOOD TO MEを取り上げる。今回は・・・って、例によって次回があるかどうかは分からないけどね・・・ww。

まず旧規格の2005年リマスターと本BOX盤を、高級オーディオ(まだ言うか)で聴きながら比較してみる。

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1曲目を聴いただけで明らかに音質もミックス具合も違う。どっちがイイ悪いは私には分からない。オリジナルに馴れた人はオリジナルがイイと言うだろうし、ジャッコによる2017ミックスで新たな発見があるという意味で楽しめる人もいるだろう。音質比較は以上www。

内容についていく前に改めて言うけど、私はプログレは好きだけどプログレマニアでは無い。なので辺境やアヴァンギャルドやマニアックな各国プログレを追求するのはもう20年くらい前に止めてしまっている。なぜ止めたかは別稿で書くとして、今回のこのBRUFORD作品も実を言うとフィールズグッドトゥミーはあまり聴いたことが無い。コレクションとして一式持ってはいたけど。よく聴いたのはワンオブアカインドとライヴ盤ばかり。なのでその意味ではとても新鮮な気分で聴ける。また、何と言ってもジョンウェットン大先生ファン目線で言えば、プログレ界最大の幻のスーパーバンド WWB("Wakeman,Wetton,Bruford")のセッションで試された楽曲が収録されているという、先生つながりな作品であるという点である。本作の1曲目Beelzebub、2曲目Back To The Beginningがそれに該当するそうだ。ブックレット解説によるとBeelzebubの最初の下降フレーズと、その逆にした上昇フレーズはリックウェイクマンが関与していたそう。そんな場面を想像しながら聴くのも先生ファンならではの楽しみ方だろう。ちなみにWWBのバンド名はブリティッシュブルドッグとか、そんな名前が検討されていたそうである。なお、先生とジェフダウンズのICON3にもWWB時に先生が着想していた曲が収録されていた。本作で一聴して気に入ったのは2曲。タイトル曲はとてもメロディックで耳触りがイイ。Either End of Augustも叙情的なメロディ展開がとても印象的。ちなみにウェットンファン仲間でホーさんマニアのナゴヤ**さんがこの曲をとてもお好きだそうで何度もつぶやいておられた。そんなナゴヤ**さん曰く、曲後半のホーさんのギターソロはオリジナル盤より長く収録されているそう。今回私も聴き比べてみたけど、確かにホーさんの美しくエモーショナルな哀愁のギターソロが30秒以上は長く収録されているね。これは本BOX盤の一つの聴きどころかも知れない。あと、これは個人の好き嫌いなのでアレだけど、私的にはアーネットピーコックのボーカルはちょっと苦手だなwww。

という事で、あまり聴いたことが無かった分だけ新鮮に聴けたし、しかも結構気に入ってしまった。これはアイホンにも放り込んでしばらく楽しみたい。本作の後、U.K.が結成され、更にU.K.のツアー後に再びBRUFORDに戻るわけだけど続きはまた気が向いたら取り上げてみたい。なので今回はレビュー①という事で(笑)。

追記:
上記ホーさんマニアのナゴヤ**さんが以前に書かれていたフィールズグッドトゥミーに関するブログ記事、リンク貼っておきます。

http://wwwnagoyahello.blog56.fc2.com/blog-entry-49.html

こちらの方がフィールズグッドトゥミーのレビューとして楽しめますよ。

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2018年1月12日 (金)

デイヴ・スチュワート&バーバラ・ガスキン 「ザ・ビッグ・アイデア・スペシャル・エディション」(DAVE STEWART & BARBARA GASKIN "THE BIG IDEA [Special Edition]")」

一昨日からいきなりの吐き気と超特急の下痢に襲われ、昨日から本日にかけての泊まり勤務も休ませて頂いた。職場には申し訳ないしそもそも有給休暇はいざと言う時のライヴ参戦の為に出来るだけ使わずに取っておきたいのだが、何しろちょっと踏ん張ったらお尻から漏れそうになるし、胸のムカつきは酷いしで止むを得ない。脱水症状も酷く、病院での検査の採血時に思わぬ異変に見舞われたのはフェイスブックに書いたとおりである(苦笑)。見舞いのコメント下さった皆様には感謝申し上げます。

下痢はまだ治まっていないものの吐き気はすっかり治まり食欲も出て来てようやくうどんを食べられた。ヒガシマルのうどんスープで食べるうどんの美味しいこと!(笑)。起きてられるようになったので、ブログをちょっとだけメンテする。以前から勝手に気になっていた拙ブログのカテゴリー名、ブログを始めた当初にあまり深く考えずに洋楽アーティストのカテゴリー表記を「ジョン・ウェットン」とか「エイジア」とか、カタカナ表記にしてたんだけど、やっぱり洋楽アーティストのカテゴリー表記については英語表記で「JOHN WETTON」とか「ASIA」というふうに統一することにし、一気に修正した。

さて今日は時間潰しと言うわけでは無いが、2018年10月に来日が決まったスチュワート&ガスキンを取り上げてみる。他にもっと取り上げるネタあるだろうって話なんだけど、クリムゾンのアースバウンドはボーナス満載のDVDオーディオの方をまだ聴けてないし、BRUFORDのボックスに至っては開封時に国内アセンブル盤のシールをどう取り扱うかで盛り上がったのみで中身を聴けていない。なので後回し。スチュワート&ガスキンについては唯一掲題のザビッグアイデアだけ、90年発売当時リアルタイムで購入して一時期愛聴していたものである。

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今回来日が決定したと知って、あぁ~昔よく聴いていたなぁって突然思い出したんだけど、もう手元にザビッグアイデアが無かった。例によって中古屋さんに売ってしまっていたようだ(笑)。そうしたら無性に聴きたくなってきて、特にラスト曲のニューエルサレムって曲は本当に好きだっただけに、頭の中に主要なメロディやアレンジが鳴り響いてしまった。もうこれは再購入するしかないと中古サイトを漁ったが、いや待て待て、タワレコオンラインでタンマリ貯まったポイントがあったことを思い出し、2011年デイヴスチュワート自身によるリマスターとボーナストラック収録の国内紙ジャケ盤が新品で残っていたのでほぼダーターで購入。

デイヴスチュワートと言えばプログレ村の住民から言わせればエッグ、ハットフィールド&ザノース、ナショナルヘルス、BRUFORDと、カンタベリー系の大物バンドを主宰してきた華々しい経歴に目が行く。実際私もカンタベリー系に詳しいわけでは無いがこれらの主要作品はちゃんと所有している。しかしこのスチュワート&ガスキンでは一転してブリティシュポップとカテゴライズできるようなポップソングの制作に焦点を絞って来たようだ。なので私自身も90年当時までスルーしていた。なぜ本作を購入したのか、詳しく憶えてないけど雑誌のレビューかなんかでニューエルサレムって曲がプログレの出自に回帰しているというような表現を目にしたからかも知れない。ニューエルサレムって曲名にEL&Pが取り上げたエルサレムを一瞬イメージして食指が動いた気がする。そして実際、ニューエルサレムをエラく気に行って繰り返し聴きまくった。他の曲はあまり覚えていないくらい、ニューエルサレムばかり聴いていた気がする。EL&Pのエルサレムっぽいメロディも出てくるし、25人編成の合唱隊、パイプオルガンまで導入したゴージャスなアレンジと展開は今聴いても素晴らしい。

90年当時は本作レコーディングに誰がゲスト参加しているのかは全く気にせず聴いていたんだけれど、今回改めてこのリマスター盤を購入して、デイヴ自身による述懐のブックレットを読んでいるうちに、なかなかの豪華メンバーが参加していたことに今更ながらに気付く。1曲ではBRUFORDやナショナルヘルス時代の繋がりからかビルブルーフォードが参加している。また、私のお気に入りのニューエルサレムを含めた数曲では当時無名だった現行クリムゾンのジャッコジャクスジクがギターで、ギャビンハリスンがドラムで参加している。何という豪華な布陣。そうと分かってはさらに本作の商品価値が自分の中で増してしまうではないか。

2018年10月の来日公演、行きたい気はあるんだけどまたまた残念なことに東京のみ。従って決断が出来ず未だチケットは未入手。行かなくて済む理由を100個くらい考え中である(笑)。今回の来日はスチュワート&ガスキンとギタリスト、専属エンジニアの編成との事。ちなみに先ごろ発表されたロンドン公演はドラムにギャビンハリスンが参加しての編成で行うらしい。なんだロンドンはギャビンハリスンが居て日本は居ないのかと、行かない理由が一つ出来た・・・(苦笑)。それでもまた直前になって自身の財政状況の好転があれば行く可能性はあるけどな。

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