2015年6月 7日 (日)

AGNETHA FALTSKOG "EYES OF A WOMAN"

療養中のジョンウェットン大先生の回復を祈りながら今週も何かしら先生関連の作品を取り上げよっかなぁと思っていたところで、ちょうど数日前にBSプレミアムでアバのアグネッタフォルツコグのドキュメンタリーをやっていたのを観て気付いた。そうや、We Move As One があるやんって。先生がアバの大ファンでありアグネッタフォルツコグの大ファンであることは先生のマニアであれば誰でも知っていることである。先生は特にアバの楽曲の中では The Winner Takes It All が大好きらしい。なので自分もある時アバのゴールドっていうベスト盤を買って聴いた。The Winner Takes It All、確かに素晴らしい。自分の好みから言うとダンシングクイーンより100倍好きである。私と先生は音楽性が似ているに違いない。胸にグッとくるメロディのツボが先生と私は同じなのである、多分・・・。ちなみにリッチーブラックモアもアバの大ファンらしい。リッチーの夢は、ビートルズとアバに楽曲提供したい、とか言う話をなんかのインタビューで読んだことがある。

今回取り上げるのはアバのアグネッタフォルツコグ、86年のソロアルバム、アイズオブアウーマン。本作においてエイジアの黄金コンビ、ジョンウエットン/ジェフダウンズが1曲だけ楽曲提供している。それが本作ラスト11曲目に収録された We Move As One である。

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先生としてもアバのメンバーに楽曲提供出来て、それが世に出てきっと悦び満開であっただろう。ちなみに私が所有するCDは2005年にリマスター再発されたらしく、ボーナストラックが5曲追加されている。トラックリストは以下。

① One Way Love
② Eyes Of A Woman
③ Just One Heart
④ I Won't Let You Go
⑤ The Angels Cry
⑥ Click Track
⑦ We Should Be Together
⑧ I Won't Be Leaving You
⑨ Save Me (Why Don't Ya)
⑩ I Keep Turning Off Lights
We Move As One

--- Bonus tracks ---
⑫ You're There
⑬ Turn The World Around
⑭ I Won't Let You Go (Extended Version)
⑮ The Way You Are
⑯ Fly Like The Eagle

そもそも私はアバ自体が大好きとかじゃないのでアバの音楽性と比較してどうこうは言えないし門外漢である。あくまでもこっち側目線で気になるところをダラダラと。

本作では10CCのエリックスチュアートがプロデュースを手掛け、そのセンからか結構プログレ人脈の有名どころが参加している。①はE.L.Oのジェフリン提供の曲でとても80年代チックなポップな曲。更にはキングクリムゾンのメルコリンズがサックスソロを披露している。但し、間違ってもココにクリムゾンの幻影など求めてはいけない。ここで聴けるメルコリンズのサックスは、泣く子も"笑う"ほどのチョ~~ご機嫌なソロプレイである。②は誰が聴いても楽しい気分になれる明るいポップな曲で、本作では一番印象に残るかも。⑤はムーディーブルースのジャスティンヘイワード提供の曲でギターでレコーディングにも参加。

そしてそして、⑪が我らがエイジアの黄金コンビ、ウェットン/ダウンズ作となる。素晴らしく美しいメロディのバラードでエリックスチュアートが見事にゴージャスにアレンジしてくれている。以前に何かで読んだが基本はほぼ全編ウェットン作でブリッジ部分をダウンズが作ったとか。加えてこの曲では楽曲提供のみならずレコーディングにも参加している模様。権利関係の問題でもあるのかクレジットはされていないがダウンズがピアノ、先生がベースとコーラスで参加している。確かに「ウィーームヴァズワーーーン」のサビのところのコーラスは明らかに先生としか思えないジェントルなヴォイスが聴こえる。そしてダウンズ作と思われるブリッジ部分がまた素晴らしい。ヴィックエマーソン(キースエマーソンじゃありません)によると思われるゴージャスでオーケストラルなシンセアレンジが施されていて、この部分を聴いてるだけであと50年くらいは長生き出来そうな気がする。ちなみにこのヴィックエマーソンって人は86年のWETTON/MANZANERAで鍵盤を担当していて、時期的にこのアグネッタフォルツコグのソロ作録音時につながりが出来たのかも知れない。WETTON/MANZANERAの Have You Seen Her Tonight? でも We Move As One 同様のオーケストラルなシンセソロを披露してくれていて当時も非常に印象に残ったものだ。

以上、先生とダウンズが関わってると言っても1曲だけじゃないかと言うなかれ、その1曲が素晴らしいんだから決して見逃してはいけない。まさかまさか先生の大ファンでコレを持っていないなんて人は居ないとは思うが未所有の人は購入しても良いのでは? ウェットン/ダウンズの未発表曲集にも We Move As One は入ってはいたが明らかに音揺れがあったりして、一体どこから持ってきた音源なのかという疑義を感じるし、でも本作では当たり前だが音質も良い。さっきアマゾンでみたら下町の定食屋の焼き魚定食並みの、とんでもない安い値段で売ってますよ。なんであんなに安いのか不思議なくらい(笑)。

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