2015年10月12日 (月)

ドン・ヘンリー 「カス・カウンティ」 (DON HENLEY "CASS COUNTY")

ジョンウェットン大先生が "Must Buy" と仰った以上それはもう買うしかない。試しに買ったドンヘンリーの過去作、ジ・エンド・オブ・ジ・イノセンスをまあまあ気に入ってたこともあって今回のドンヘンリーの新譜、カス・カウンティも先生と同じ気持ちになるために購入。

Img_1808_640x480

京都に帰ってきて最近は色んな音楽に耳を傾けるようになった。というかまだ上京する前、学生の頃の、何でも聴いて行こうと貪欲に聴く音楽の幅を広げていった頃の感覚に戻ってきたっていうか。求職中で時間があるってのもあるけど(苦笑)。エイジアからプログレに入り始めたけど、そのプログレをより理解するためにクラシックもジャズもフュージョンも聴いて行ったあの頃の感覚。それともう一つ別の理由というかキッカケでプログレやHR/HM以外の洋楽ロックもかつて実は聴いていた。その別の理由につながるエピソードはまた機会があれば差し障りの無い程度に書いてみます(beatleg誌の後ろの方のページに文章書いてるパープルマニア(リッチーマニア?)の方と関係があるエピソードです)。そこら辺はまた追って、もしかしたら突然このブログでジャズフュージョンやクラシックを取り上げるかも知れないがそんなのは私としては不思議でも何でもない、実はそれくらいの幅の広さを持ち合わせていることを取り敢えず言っておこう。なのでドンヘンリーについても聴けないことはない、そういう耳ではある。

さて今回のカスカウンティ、早速数回聴いてみた。どうかというと、まぁ宣伝文句通りではあるのだが思いっきりアメリカのカントリーミュージックそのもの。影響があるとか匂いがするとかではなくカントリーそのもんやんって感じ。さすがに私の本来の趣味とは全く異なる。今までの、川崎や横浜に住み、東京都内で仕事をしていた頃の私であれば一回聴いて即中古屋に売り飛ばしていたかも知れない(笑)。それくらいに少し前までなら守備範囲外の音楽。数曲そういうタイプの曲があるとかではなくほぼ全編カントリー。私のような門外漢とは違いイーグルスやドンヘンリーのちゃんとしたファンの方に言わせれば本作こそドンヘンリーの真価、初期イーグルスそのもの、って評価になるようだ。

マストバイと仰った先生はホントにこういうカントリー作品が好きなのか、お気に入りなのか。例によって何様のつもりか拙ごときがツイッターでジョンウェットン大先生に直接、本作の感想についてお伺いしてみた。

以上、有難いことに殿上人たる先生から拙ごとき下々の輩に対して崇高なるお言葉を賜った。先生の感想は余計な形容詞も一切なくズバリ一言、「スパーブ」である。圧倒的に素晴らしいと。そういう事であるから素晴らしいのである。私がどう思うかなんて関係ない。本作は素晴らしいのである。

それにアレだ、今の私は都会に暮す身では無い。地方の田舎暮らしである。このドンヘンリーのカントリーな音楽、実は今の私には受け入れやすい。以下の写真をご覧頂きたい。オジサンなので横浜に居たころから健康の為にウォーキングやジョギングをしていたが、今や私のウォーキングのコースで観られる景色はこの通り。

昼間はこんな感じ(↓)。

Img_1793_640x480

夕方はこんな感じ(↓)。

Img_1802_640x480

どうよ、この景色を観ながらウォーキングするあぜ道、BGMにはドンヘンリーのカスカウンティがピッタリなんだって(笑)。

音楽的趣味趣向はその時々の気持ちや環境によって変化していくこともある。上の方で言った、最近改めていろんな音楽を聴くようになったのもそう。帰ってきてからの環境の変化に自然と自分の感性が対応している気がする。ええやんな、それで。

|

2015年8月21日 (金)

ドン・ヘンリー 「エンド・オブ・ジ・イノセンス」 (DON HENLEY "THE END OF THE INNOCENCE")

私はイーグルスの作品は一枚も持っていない。知識としてホテルカリフォルニアというヒット曲があるという事だけ知っているという全くの門外漢である。学生の頃だったか若い頃にセーソク先生の文章の影響からか、ロックはブリティッシュという分かるような分からないようなこだわりに囚われていて、アメリカンロックというものにさほど興味が無い。いや、聴かない事も無い。80年代の産業ロックと言われる類であれば大喜びで聴く。ジャーニーしかり、ボストンしかり、サバイバーしかり。TOTOもそう。でもそうでないアメリカンロックは聴いてこなかった。そこまで聴く時間が取れないというのがあるだけで嫌いなわけでは無い。

ドンヘンリーはイーグルスの主力メンバーであったのだが、なぜ私がこのブログで今更ドンヘンリーなのか。理由は簡単、我らがジョンウェットン大先生がドンヘンリーを大変にお気に入りだからである。

今更だが、私はジョンウェットン大先生の超超大ファンである。誰よりもファンである。しかしコレクションマニアでは無い。自分の中の価値判断で自分が欲しいと思うかどうかが大事であって、欲しいと思うものはどんな手を使ってでも手に入れる。しかし先生が少しでも参加していれば全て集めるという事は無い。大ファンではあるがコレクションマニアでは無い。そして私にとって一番大事なことは、私はジョンウェットンになりたいのである(は?笑)。だから歌も歌ったベースギターも買ったベースを弾きながら歌を歌い、そして遂には好きで好きでしょうがないエイジアのデイライトをベースを弾きながら歌ったのである。

ジョンウェットンになりたいのだから、ジョンウェットンのお気に入りの音楽は私も聴かなければならないし、私もお気に入りになるに決まっているのである。今までも15年も20年も前からバッハのCDを買い、ビートルズのCDは全部揃え、ビーチボーイズのペットサウンズも初CD化された頃に買った。全て私も気に入った。そして次、ドンヘンリーである。先生のツイートやインタビューなんかを拝読しているとドンヘンリーの名前が頻繁に出てくる。2013年ニューヨークでのレスポールトリオをバックにしたライヴでもドンヘンリーのニューヨークミニットという曲を取り上げていたし、そのままライヴ盤として発売した際にはタイトルもずばりニューヨークミニット("NEW YORK MINITE")だったし。

そこで門外漢ではあるが少しだけドンヘンリーについてネットで調べ、まずは今回取り上げる89年発売のエンドオブジイノセンスを購入した。

Img_1993

既に何回か聴いて、あぁなるほどアメリカンロックだなぁって言う、大陸的風景や郷愁を誘う感じの曲が案の定、私も結構気に入ったではないか。やはり私と先生は感性が同じなのである。念の為、畏れ多くも先生にツイッターでドンヘンリーのこの作品についてどう思うか確認してみた。

そしたら上記のように、「素晴らしい偉大な作品である」的な崇高なるコメントを受け賜った。だから素晴らしいのである。私も気に入るに決まっている。

1曲目のタイトル曲 "The End Of The Innocence" はブルースホーンスビーとの共作でいかにもな綺麗なピアノと共に奏でられる優しいメロディが印象的。4曲目はガンズ&ローゼスのアクセルがコーラスで参加しているが、それほど存在感は無い。そして5曲目は先生もカヴァーした "New York Minite" 。オープニングからTOTOのデヴィッドペイチの荘厳なシンセが響き、ニューヨークでは1分間で何もかもが変わっていくという都会の営みをしんみりと歌う佳曲。もっとも個人的に気に入ったのは最終曲 "The Heart Of The Matter" 、これもメロディアスで優しげなアレンジ、そしてブリッジ部分が少しキュンとくるメロディという、申し分のない曲。じっくり聴くも良し、BGMとして聴き流すも良し、持っていて損は無い優れた作品であることが分かった。

ちなみにドンヘンリーはもうすぐ新作を出すとの事。これまた先生がお聴きになられるのであろうか。先生が絶賛されるなら当然私も買うことになるので、先生のコメントに注目してみよう。

|