2017年1月26日 (木)

CAMEL "ICHIGO ICHIE LIVE IN JAPAN 2016"

京都の夏がやたら暑くて、京都の冬がやたら底冷えするのは分かっていたけど、ここんところの寒波には参った。今朝なんか最低気温がマイナス10度だと。ここが北国ならまぁそんなもんかと気にならないが、京都でそう来るかと笑うしかない。もっとも京都と言っても京都市内じゃなくてウチは亀岡市なんだけど。むかし中学生か高校生だった頃に一度、鼻毛が凍るほど寒い日があったので、それ以来かってくらいの寒さ。たまたま今日は仕事が公休で良かった。早起きする必要が無いから、朝しっかり布団に籠って自然に目が覚めるまで寝てやったぜ。

素晴らしかったキャメルの2016年来日公演から約8ヶ月、このたびめでたくあの2016ジャパンツアーの東京公演が完全収録DVDとしてCAMEL PRODUCTIONSから発売された。リリース告知当初からCAMEL PRODUCTIONS直販で予約してあった本作が昨日ウチにも到着。いつもはどんどん未開封の品が溜まっていくんだけど、こちらについては珍しく早速開封して観賞した。

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パッケージはとてもシンプルで、ブックレットも実質有って無いようなものだけど、日本のファンにとっては(もちろん世界中のキャメルファンにとっても)これ以上ないキャメルからの贈り物である。CAMEL PRODUCTIONS直販の予約特典で、アンディラティマーの直筆サイン入り。丁寧にこちらのファーストネームを加えたサインで、真心のこもった手作り感が良いではないか。

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内容であるが、東京公演の完全収録で、ワンカメとかではなくマルチカメラできちんと編集されていて、そういう意味では当初から映像リリースの計画があったのかも知れない。パッケージ裏面のクレジットを見ると、テレビ朝日のスタッフの名前も入っているし、テレ朝関連が映像収録したのかな?とも想像できる。

1曲目から再生して観たけど、ライヴの演奏に集中して観ることが出来る素朴な編集で、更に個人的に嬉しいのはミキシングが極めて良い。各楽器、ヴォーカル、コーラスがバランス良くミックスされていて、例えば鍵盤のバッキング的なフレーズまでしっかり聴き取れる。もちろん実際のライヴ(大阪公演)を体験している以上、それに勝る感動やインパクトは無いんだけれども、こうしてセットリスト完全収録で商品化してくれると、感動したライヴの追体験が出来て、とてもありがたい。そしてこの映像を観ながら、ライヴの時にやたら感動して3日は泣けたアンコール前のラストのLong Goodbyes、今回映像を観ながらまたもや泣いてしまった。泣きながら深夜に3回も繰り返して観てしまった。本当に素晴らしい曲。あの時の思い出と、曲そのものの良さで、泣けて泣けて仕方がない。

アンコールのLady Fantasy終了後に客席が映るんだけど、東京のいつものマイミク某Mちゃんがバッチリ映りこんでいて、そういう面でも最後まで楽しめた。いいなぁ、こんな来日公演の記念碑的作品に映りこめて。ちなみに泣きながら見たので、もう一度見ないと分からないけど、Long Goodbyes終演後の客席のスタンディングオベーションの場面でも、馴染みの知り合いのプログレ女子が写りこんでた気がするぞ。なんだなんだ、みんな、羨ましいやないか(笑)。

昨年2016年の、スティーヴハケット来日公演キャメル来日公演が、ハケットは日本限定でライヴCD化され、キャメルはライヴDVD化され、やっぱり日本のファンは美味しいよな。日本人で良かったと思う。日本には独自のプログレ文化があるんだと思う。

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2016年10月21日 (金)

DUNCAN MACKAY "SCORE"

不安を煽るようなことはしたくないので触れないできたが、我らがジョンウェットン大先生が最後にツイートしてからもう4週間近く経つ。先生は毎日のように何かしらツイートしていたように思うので一体どうしたんだろうとさすがに心配になってきた。想像でものを言ってもしょうがないのでこれ以上は書かないでおこう。引き続き先生の病の快復を祈るのみである。

さて、そんな最中で突然にダンカンマッケイの1977年作、「スコア」がオフィシャルCDとしてリリースされた。

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本作はジョンウェットン大先生のプロデュース作品として知られており、これまで40年近くもCD化されて来なかったゆえに幻の名作扱いとなっていたものである。77年当時にレコードで買った人とか、今でも家にレコードプレーヤーのある人が後に中古レコードで買ったとか、そうじゃない限りは存在は知っていても聴いたことが無いという一点でレア盤扱いになっていただろう。かく言う私もそんな一人。初めて本作の存在を知ったのは確か就職して東京に出た90年頃だったか、西新宿の新宿レコード辺りで買った「ブリティッシュロック集成」という分厚い本で名盤として取り上げられていたのを読んだのが初めてだったと思う。90年と言えばもちろんCD時代全盛で、ブートレグですらCDがどんどん出始めた頃であった。レコードプレーヤーなんて不要と思って実家で処分していた。そのうちこの作品もCDで出るだろうと思っていたし。しかし40年近くもCD化が実現しないと待ちに待ったなんてもんじゃなくて、もう永遠にCD化はされないだろうと思っていた。なので最近になって中古レコードでも探そうかなぁとか思い始めていた。

いきなりの公式リリースの情報はいつものマイミク某Mちゃんからもたらされた。そりゃもう驚いたし狂喜したし。それを知った私も含めたウェットン仲間の皆様ツイッターやフェイスブックで呟くとあっという間に反響が広まったのはやはり待望されていたゆえであろう。本作のブックレット記載のクレジットは以下。

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先生はプロデュースのみならずPillow SchmillowとNo Returnの2曲でリードヴォーカルも務めている。その事だけでウェットンファンにとっては外せない逸品でもある。他にも元キングクリムゾンのドラマー、アンディマックローチやメルコリンズも参加していて、クリムゾン関連としても語ることが出来る。また、ダンカンマッケイは後に私の大好きなキャメルのヌードでも鍵盤を担当しており、プログレ史の中で決して無視できない存在である。

本作の内容に関してはまず、先生が歌うPillow SchmillowとNo Returnの2曲については実は以前にブートCDで聴いたことがあった。あのブートCDは極悪だったなぁ(笑)。確かASIA AFTER UKとか言うタイトルで、当時はまだ未発表だったウェットン・ダウンズのI Would Die For Youを収録していて、それはイイんだけど、エイジアの未発表デモと偽ってPillow SchmillowとNo Returnが収録されていたのであった。CD時代でレコードを持っていないリスナーは私も含めて見事に騙されたわけだ。このブートCD購入当初は、エイジアのデモにしては先生の歌い方がやけにクールだなぁとかエラいテクニカルな曲だなぁとか若干の違和感を感じたものだった。しばらく経って、いやいやコレはCD化されていないダンカンマッケイの曲に先生が参加した曲だとネットで知った時は苦笑するしかなかった。ブートレグCDは今も昔も何でもアリの極悪商売なのである(笑)。ちなみにそのブートCD、話のネタに今回のブログに載せるかと押入れの中を探したが無かった。何かの機会に捨ててしまったかもしれない・・・。

他の曲は今回初めて聴いたんだけれど、オーケストラを導入しつつも鍵盤中心のプログレ作品として非常に良く出来た作品だと思う。ウェットンファンとしてはウェットンプロデュースと言うだけで持っていて当然だけれど、その点を度外視したとしても鍵盤プログレ作品として持っておく価値は十分ある名作である。

但し、但しだ、本CDを聴いた方々の呟きを拝見すると、コレはもしや盤起こしでは?との疑惑が挙がっていた。本CD自体は間違いなくオフィシャルリリースでダンカンマッケイも一枚噛んでいるようだ。ブックレットにはそのような記載もある。しかしよ~く見ると、マスターテープを使っているとはどこにも表記されていない(笑)。噂されているようにやはりマスターテープは消失しているのだろうか。そしてダンカンマッケイは盤起こしと分かっていてリリースしたんだろうか。ぼんやり聴いてると気にならないのだけど、盤起こしかも?と思って注意深く聴くと曲の静かな部分でレコード針がレコード盤の溝を通っているような雰囲気を感じないでもない(笑)。ただ私はそこら辺のオーディオ的なことは素人だし何の断定も出来ない。こればっかりはダンカンマッケイ本人や制作サイドに確かめるしかない。

まぁいいや、オフィシャルリリースであることは確かなのだから。ちなみにブックレットによるとダンカンマッケイは新作の制作を行っていて2017年にリリースを目指しているとの事。その時にはぜひ勇気あるインタビュアーに、本作は盤起こしなのかどうかを訊いて頂きたい。えぇ盤起こしですよとダンカンマッケイ本人から言って頂ければ、私ごときは何もいう事はございません。

やっぱり中古レコード探すかな(笑)。

追記:
先ほどジョンウェットン大先生が約4週間ぶりにツイート。敗血症で入院していたそうです。敗血症って・・・、ウィキペディアで調べてみたらかなりヤバいようで、退院したとはいえ心配です。音楽活動復帰を急いだりせず、とにかくしっかり療養して欲しいですね。

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2016年5月19日 (木)

キャメル 2016年来日公演初日(大阪) CAMEL RED MOON RISING TOUR IN JAPAN Ichigo Ichie ~一期一会~ (May 18, 2016 @ Namba Hatch OSAKA)

キャメル16年ぶり待望の2016年来日公演初日、大阪のなんばHatchに参戦。キャメルと言えば私も結構好きで、いつ聴いても良質のメロディがストライクで、それでいて演奏そのものはスリリングな部分もあったりして、本人たちはプログレッシヴロックと呼ばれることにピンと来ていないようだけれど、カテゴライズする側は叙情派プログレの代表格として扱ってしまうし私も普通にそう思っている。聴く側がそれで楽しめるのだからそれでイイだろう。私個人的に言えば、今までのキャメルの来日公演は、聴くようになった90年代から2000年にかけて何度かあったけども、いつも言うように私にとっての業務その他の超多忙による音楽的ロスト10イヤーズに当たるので一度も行ったことは無い。それだけに今回の来日は本当に文字通り待望であり、ましてつい数年前まではアンドリューラティマーが闘病に入ってからはもう来日なんてないと思っていたので、病を乗り越えての今回の来日は奇跡の来日公演と言ってしまってイイものである。プログレフェスへのキャメルの参加が発表されてから、あえてそのチケットは買わずにキャメル単独で大阪があると祈るように信じていたので、単独が決まって早速チケットをゲット。ゲットと言ってもいつものお仲間、マイミク某KさんにチッタMORE会員のアレで申込んで貰った。そしたら見事に某Kさんマジック、座席はフロントロウ、最前列でステージ向かって真ん中から少し左よりというビックリな席が取れてしまった。コリンバースの真ん前って感じ。多分自分の今までのライヴ参戦史上で一番ミュージシャンに近い席である。最前列は88年イエスのビッグジェネレーターツアー大阪公演以来だけども、あの時は最前列って言ってもめっちゃ右端の方だったから、今回の良席にはビックリ。いつもお世話になってる某Kさんには感謝しかない。それではいつものように若干の思い入れも込めながら、当日のライヴの前後のお茶会も含めるので長くなるけど参戦レポいきます。

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2016年5月18日(水)、素晴らしく快晴の関西地方、昼前から京都亀岡の田舎の家を出ていそいそと大阪の難波へ向かう。昨年まで25年間も首都圏に居たから、なんばハッチには行ったことが無い。道に迷ったりしたら困るので念の為にかなり早めに向かう。なんばハッチの入ってる湊町リバープレイスに到着したが早く着き過ぎて時間余りまくり。それにしても湊町リバープレイスもそうだし、そのそばの道頓堀川沿いのリバーサイドがお洒落なこと! 大阪って私が学生の頃は都会だけどごちゃごちゃしてるって印象があったから、この25年で本当に変わったもんだ。田舎暮らしに早くも飽き始めていたので都会のアーバンな雰囲気に良い気分になって写真撮りまくり。アーバンってなんだ?

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湊町リバープレイスから道頓堀川の向かい側を一枚。

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時間がタップリあるので道頓堀川の向かい側に渡る。渡ると地名は堀江になる。そうか、ここが「ごぶごぶ」で言ってたオシャレタウン堀江ってことやな。

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大阪の代官山って「ごぶごぶ」で言ってた。東京方面に居た私からするとそこまでは?って感じだけど、でもイイ感じの眺めではある。それで、道頓堀川沿いの小洒落たカフェで休憩。なんと優雅な時間。

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一旦カフェを出てなんばハッチへ戻る。徳島のK社長とM女史と合流。先行物販で3000円のプログレフェスパンフ(500円のポストカード付)と、無理やり3500円にするためにもう1セット500円のポストカードを買う。全てはサイン会に当選するため。サイン会は抽選で40名との事。もうこれでサイン会に当選した気分になった。

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徳島のお二人と一緒にもう一度さっきのカフェへ。ここで約1時間半くらい音楽バカ話で大盛り上がり。キャメルの話からプログレの話から、先日K社長が参戦されたテリーボジオのヒストリーライヴの話やら、更にはコレクター道の面白エピソードまで、ケラケラ笑って盛り上がってしまった。

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そして実は日本有数のプリンスコレクターでもある徳島のK社長、先日プリンスの訃報の際に私が、それほどプリンスのファンではないんだがブラックアルバムだけは買っておけばよかったぁー、アレ生産限定だったからもう手に入らないやぁー、ちきしょー、等々とSNSで大騒ぎしていたもんだから、なんとK社長所有のプリンスのブラックアルバム94年生産限定国内盤CDをダーターで譲って下さった。ひゃーー、申し訳ないやらありがたいやら。

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ちなみにK社長はそのブラックアルバム、オリジナルリリース予定だった87年に生産されていながら、発売中止となったために市場に出回らなかった米ワーナー盤の幻のブラックアルバムCD(ブートじゃない、幻のホントの正規盤)を所有されているとの事。どういう手段でお幾らで入手されたのかも聞かせて貰って、コレクターここにアリって盛り上がる。更には先日のテリーボジオのヒストリーライヴのお土産との事でM女史と拙にボジオのトートバッグを頂いてしまった。重ねて申し訳ないやらありがたいやら。今度どうやってお返ししようか悩む。

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散々盛り上がって時間はあっという間に18時半近くに。開場時間も過ぎたのでそろそろ行きますかと、カフェを出て再び道頓堀川を渡ってなんばハッチへ。

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入場を済ませ、ロビーで京都のマイミク某iさんと遭遇。そして何気に関係者受付のところに目をやると見たことのある外人さんが・・・・。

「あれ、デイヴシンクレアとちゃいますか?」

と私からK社長に問いかける。K社長はFM徳島で自らがスポンサー提供する音楽番組をやっておられて、昨年のデイヴシンクレア&ジミーヘイスティングスのジャパンツアー徳島公演時にはデイヴシンクレアを番組にゲストとして呼んでおられたからデイヴ関係者と顔見知りである。そしてデイヴシンクレアと一緒にいた女性がデイヴの奥様であることにすぐに気付かれて、普通に旧知の間柄のようにご挨拶される。そしてデイヴとも、あの時はどうもどうもって感じで握手される。K社長はその場でソッコーでキャメルのブレスレスにデイヴシンクレアのサインを貰う。ここで私はデイヴの顔を見て、K社長を指さしながら、

「フレンド! フレンド! He is my friend !!」

と、デイヴの知り合いであるK社長は私のマブダチである、ということを全力で強調し自らの人としての器の小ささ全開で漁夫の利を狙う(笑)。写真や写真!とつぶやきながらK社長にデイヴへ写真撮影をお願いして頂き、そして図々しくもデイヴの奥様に私のアイホンを預けて写真を撮ってもらった。入場したら場内は写真撮影禁止なのも完全に忘れて。

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(マイミク某iさんはチョーーカワイイんだが、私の顔は隠してー、との事なので隠してます)

こうして漁夫の利を得ることに成功。ていうか私はコレもう金魚のフン、或いは小判ザメ、いやもっと言うならハイエナである。まぁ何でもいいや。でもよく考えたら昨年5月に新宿で、デイヴシンクレア&ジミーヘイスティングスのイベントの時に写真撮ってもらってたんだった。まさかキャメル大阪でデイヴシンクレアに遭遇するとは思わなかったからついつい必死になってしまったのである。

すっかり気分がアゲアゲの状態で座席へ。ここでマイミク某Hさんと某Zさんと某Rさん、更にツイ友の某eさんと合流してご挨拶。みなさんも私も1列目2列目でめっちゃ前の方の席。あと、首都圏に居た頃にジョンウェットン系のライヴで頻繁に見かけた方も、またここ大阪で見かけた。例によってあちらも、あ、またアイツか、って思われたかもしれない。いい加減、挨拶くらいしないとな。

そしていよいよ定刻の19時過ぎにメンバー登場して開演。セットリストは本記事の一番上の写真にある通り(セットリスト用紙は、ラッキーにも入手できた方のをコピーさせて貰いました)。2015年夏のツアーのセットを基本にして中盤にスノーグースからの抜粋を入れているようだ。なお、本公演は写真撮影は一切禁止なので演奏場面とかステージ写真は無し。私はキャメルファンだけどマニアって程ではないので内容のレポは以下にセットリストの順番通りに掻い摘んで行きます。

Never Let Go
デビューアルバムからのこのオープニング曲では、いきなり新加入の盲目の鍵盤奏者ピータージョーンズがリードヴォーカルで堂々たる歌唱を聴かせてくれたのは驚きかつ新鮮。

The White Rider
Song Within A Song
Unevensong

この4曲目までは2015年ツアーと同じ順番。2015年ツアーのセットリストを参考に予習していたので非常に楽しめる。それにしてもUnevensongのギターのメロディが何とも心躍るメロディで素晴らしい。大好きな曲。

Rhayader
Preparation
Dunkirk

ラティマーだったかコリンバースだったか忘れたけど、ここでスノーグースからのセレクションを演奏するよ的なMCが入ってスノーグースから3曲。Rhayaderの流麗なフルートを聴くとなんか安心する。その後もギター、ベース、キーボード、ドラムがスリリングな演奏を現役度全開で演奏してラティマーって何歳だっけ?って思うくらい見事な演奏。イエスの爺さんギタリストとエライ違いやないか・・・。

Spirit of the Water
Air Born
Lunar Sea

ムーンマッドネスから3曲連発。素晴らしい。私はスノーグースよりもムーンマッドネスの方が好みだったりする。

Drafted
ラティマーのMCで、次はヌードから、ってなって個人的に盛り上がる。スノーグースよりもムーンマッドネスよりもヌードが好きな変わりもんなので。この美しいメロディが心を打つ。涙目になりそう。

Ice
これもキャメルのライヴに外せない名曲なんだけど、実は私的にはちょっと哀しみフレーズが深すぎてそれほど好物では無い。同じ理由で、一般には名作と言われるハーバーオブティアーズもあまり聴かない方。

Mother Road
Hopeless Anger

そしてそして! キマシターーっ! キャメル全作品の中で一番好きなダスト&ドリームスからの曲。特にMother Roadのワクワクするギターメロディが最高。一人で体を揺らして盛り上がる。出来れば立ち上がって手拍子したいくらい。ホントに好きなのだこの曲。

Long Goodbyes
次が最後の曲です、亡くなった鍵盤奏者ギールブランに捧げます、っていうラティマーのMCで始まったのがこれまた曲単位では一番好きな曲、Long Goodbyes。この曲が収録されているというだけでステーショナリートラベラーも私の中ではよく聴くアルバムになっている。この優しく感動的なメロディがイイ。コリンバースがリードヴォーカルで歌うんだが思わず私も一緒に口ずさんでしまった。もう感動して目に涙が浮かぶ。そしてクライマックスのアンドリューラティマーによるメロディアスな天翔けるギターソロ。凄い凄い、物凄いエモーショナルなギタープレイで感動が止まらない。大感動でギターソロが終わって曲が静かに終わる。ラティマー自らMCで一言、

「アリガトウ」

もう感動の大拍手で本編終了・・・・と思ったら、ドラムのカウントを合図に再びバンド演奏で感動のギターソロがリフレイン。もうダメ、涙腺決壊、眼に溜まっていた涙が全てこぼれ落ちてしまった。少しのけ反り気味に天を仰ぎながら入魂のギターソロを決めるラティマー、その神々しい姿は病を乗り越えて見せたことも相まって大感動のギターソロのメロディと共に二重の大・大・大感動!!

大拍手に送られて、そしてメンバーが盲目のピータージョーンズを気遣いながら退場。その場面がまた暖かくてイイ。

--- encore ---

Lady Fantasy
アンコールはもちろんコレ。初期キャメルのイメージを体現する名曲で素晴らしい演奏を十二分の堪能して大団円。

以上、終演時間は21時頃だったと思うのでトータル約2時間弱。バンドのタイトな演奏力は今が全盛期かと思うくらい言う事なし。また、終演後の反省会でツイ友の某Nさんとも話していたんだが、新任の鍵盤奏者ピータージョーンズの音色使いがとてもセンスがあって良かった。これはなんか口で上手く言えないけど実際に観た方ならなんとなく分かってもらえると思う。

さて、サイン会である。当然のように当選するものと信じて当選発表を見たら・・・、

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泣泣泣・・・。

でも当たる人は当たるんだなぁ・・・。お仲間数人が当選されてサイン会へ。私のようにあからさまに欲しがる野望剥き出しの人間には当たらないものである。これからは心清らかに抽選に挑もうと決意を新たにしなければ。ハズレ組の私とマイミク某Rさんと某Hさんはさっさと湊町リバープレイス地下のカフェへ直行して先に反省会開始。追ってサイン会が終わったツイ友某eさんと某Nさんが合流。それぞれLPとかパンフとかTシャツとかにサインを入れて貰ったのを見せて頂いた。あーー、イイなぁ、そのサイン入りTシャツ、ケチャップでもかけてやろうか? などと一瞬ダークサイドな自分を殺して雑談、音楽談義を楽しむ。ちなみに私は外れたからどーでもいいんだけど(苦笑)、サイン会はお一人様2点までOKだったそうです。私は難波から自宅まで2時間以上かかるので、反省会を途中で抜けて先に帰宅させて頂きましたが、開演前のお茶会と終演後の反省会、どちらも本当に楽しかったです。ご一緒頂いた皆様、本当にありがとうございました。今回もまた良い思い出が出来ました。

最後にもう一度繰り返すけど、ライヴ本編ラストのLong Goodbyes、終わったと見せかけてのギターソロのリフレイン、心が震えるほど感動しました。思い出すだけで3日は泣けます!

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2016年5月 6日 (金)

【Short Review 20】COLIN BASS "AN OUTCAST OF THE ISLANDS"

ネタが無いネタが無いと思っている間に、病から見事に復帰したアンディラティマーのキャメル、いよいよの来日公演が迫ってきた。そろそろキャメル来日に向けて気分を上げて行かないとな。私がキャメルではダストアンドドリームスとかヌードが好きだというのは前にも言った。今回の来日は恐らく代表曲中心のセットになるだろうから最近のセットリストを参考に予習はしておくとして、拙ブログ的にキャメル祭りをどう盛り上げていこうかと言うところだが普通に代表作を取り上げてもオモんない。何よりキャメルに関しては私より遥かに詳しい大家の方もいらっしゃるから、そういう方のサイトやブログを見る方が話は早い。

こないだウチの押入れの段ボール箱にしまい込んである最近あまり聴かないCDを掘り返していて、おっ、そう言えばこういうの持ってたなと取り出したのが以下のCD。

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もう長い間、アンディラティマーにとっての大切な相棒となっている現行キャメルのベーシスト、コリンバースのソロCDで98年リリースの記念すべき1stソロとなる。私がこの作品を知ったのは多分10年近く前か、キャメル周辺を調べていてこの作品の存在を初めて知り、どうやら私の好きそうなサウンドらしいと思って喜んで購入したものである。しかし当時はまだ仕事が多忙だったせいもあって、チラッと聴いてそれっきり全く聴いてないうちにCDラックではなく段ボールにしまい込んでしまっていた。そもそもこのCDを持っていたこと自体も忘れかけていたくらい。

それでこのGWで改めてじっくり聴いてみた。うん、はいはいはい、やはり私の好きそうなキャメルサウンド、つまりはダストアンドドリームスとかヌードのような穏やかで美しくて綺麗で、重すぎないシンフォプログレサウンド。とにかくメロディがイイ。キャメルに似てる。そりゃそうか、だって本作は殆どの曲でアンディラティマーがギター弾いてるんだから。で、コリンバースの歌声が聴こえてくるとそれはまさにキャメルのヌードの最初の方で聴けるあの穏やかな声そのもの。キャメルのあの辺の曲、コリンバースが歌ってたんだからな。

キャメルのダストアンドドリームスやヌードから重たいテーマ性を取り払って、純粋にサウンドやメロディの素晴らしさで楽しませてくれるし、プロダクション、レコーディングクォリティもキャメルの80年代以降の作品と比べても全く引けを取らない。本当に気持ちよく聴ける完成度の高いサウンドだ。

そういうワケだから、知ったかぶりして今のキャメルを実質アンディラティマーのソロプロジェクトだから・・・、なんて簡単に言ってはならない。このコリンバースというベーシスト、ソングライターがいることも忘れてはならんぞと。あえて言うなら現行キャメルはラティマーのソロプロジェクトじゃなくラティマーとコリンバースの双頭バンドと言ってしまいたい。それほど本作のクォリティは高い。ま~さ~か、キャメルのファンだと自称しながら本作を持ってない、なんて人はいないだろうと思うけど、もし持ってない人がいたら、コレは持ってて損はない。普通にキャメル好きだけどキャメルマニアとまでは言えない私が言うくらいだからマジでお勧め。

いよいよキャメル来日、アンディラティマーだけじゃなくてコリンバースにも会える、二重に楽しみ。5/18大阪参戦予定です!

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2016年1月11日 (月)

キャメル 「ネヴァー・レット・ゴー」 (CAMEL "NEVER LET GO")

なんかもう先週来、ビックリするようなニュースの連続でブログを書くネタが思い浮かんでは目移りして・・・、の繰り返しで困る。新日本プロレス中邑真輔の新日退団→WWE移籍報道に一喜一憂し、キャメル来日決定に心が躍ったかと思ったらデヴィッドボウイ突然の逝去報道・・・、ニュースが多すぎる。更にその間にはウチのような田舎に新日本プロレスのエース棚橋弘至が営業で訪れていてちゃっかりツーショット写真撮って貰ったりと目のまわるようなここ数日であった。

ここは焦点を絞って待望のプログレッシヴロックフェスに出演が決定したキャメルでいこう。私はキャメルのファンとしてはちょっと変わりもんかも知れない。普通キャメルって言ったらスノーグースとかムーンマッドネスとか、ちょっと知ったかぶりするならブレスレスとか、その辺りが代表作であり好みであるという人が多いだろう。私もご多分に漏れずキャメルで最初に聴いたのはスノーグースであった。国内盤で初CD化された際に買って、その後には紙ジャケで出た時に買い替えて、みたいな感じであった。しかしである、キャメルも全部ではないけど主要作は色々買って聴いてきたつもりであるが、実は私のキャメル一番のお気に入りは、ダントツで1991年のダストアンドドリームスである。なぜかって言われても上手く説明できない。心に染みる優しさに溢れたメロディと面倒臭すぎないプログレ感と癒しの感覚がキャメルの他の諸作品よりも自分にはフィットするのである。勿論他の作品が駄作だとも思わない。スノーグースも文句なしの名作だと思うしムーンマッドネスも同様。でもなぜか一番よく聴くのはダストアンドドリームスなのである。ちなみに2番目に好きなのはヌードである。別に私がプロレスファンで、ヌードには前田日明の入場テーマ曲キャプチュードが収録されているからとか、そういう事ではない。ヌードもテーマの重たさとは反比例するような癒しさえ感じる美しくて優しいメロディが堪らない。更にいうならキャメルファンの間ではさほど評価は高くないと思われる80年代のステーショナリートラヴェラーも案外お気に入りで、ロンググッバイなんかは単体で頻繁に聴くし素晴らしい名曲だと思う。ロンググッバイもやはりメロディが美しくて優しくて癒しを感じる。そうか癒しが欲しいのか私は(笑)。自分でもよく分からないが・・・。

ある時、ミクシィでダストアンドドリームスが一番好きなんだってことを呟いたらいつもの某マイミクMちゃんが、「ダストアンドドリームス時の来日公演に行った、今まで行った数多くのライヴの中でダストアンドドリームス全曲を演奏したあの時の来日公演は生涯ベスト5に入る最高のライヴだった」、とのコメントを下さった。キャメルのライヴに入ったこと無かったので、へぇ~そうなんだ超うらやましいオレも観たかった・・・、みたいな返信したらTaaさんが、「ボクもその来日公演行った、ちなみにダストアンドドリームス全曲再現を収録したライヴ盤も出てるよ・・・。」と教えて下さった。それで早速中古屋で探して購入しておいたのが掲題の「ネヴァー・レット・ゴー」と名付けられたライヴ盤である。

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例によって探してブツを確保したはイイが聴く時間が無くて、購入して手にしたことに満足してそのままあまり聴いてなかった。ところが数週間前、だから先月12月のキングクリムゾン来日で盛り上がってた頃だったか、いつもの某マイミクさん(ここではちょっとイニシャルは伏せます)からスティーヴハケット来日公演のチケット確保に関するやり取りをしていた際にSNS上とは別に個別のメッセージで、ハケット来日公演の何故か空き日になってる5/22(日)に実はハケットにキャメルも加えてプログレフェスがあるという情報をお聞きしてしまった。これはヤバいことを聞いてしまったと嬉し過ぎてソワソワしてしまって、もうなんか世界中に呟きたいくらいだったが、そこはやはり仲間内の信義ってものがあるし、正式発表までは黙っておこうと決めた。その代わりにその日以来、このライヴ盤を聴き倒し。やはりライヴにおいてもダストアンドドリームス完全再現は素晴らしい。更にはヌード収録曲も演奏されているから個人的には美味し過ぎて聴くたびに昇天しそうになる。そんな素晴らしいライヴ盤である。普通はキャメルのライヴ盤と言えばライヴファンタジアでしょうって話だろうが私の場合はやっぱり掲題のライヴ盤が最高である。

今回の来日公演ではさすがにダストアンドドリームスは演奏しないだろうし、おそらく70年代からの代表曲中心になるのかなって気もするが、それでも病を乗り越えて日本まで来てくれるアンディラティマーの頑張りに対しては何としても参戦したいと思っている。ただ・・・、私の場合は元来フェスと言うのがあまり好きでは無くて、体力的にとか集中力が持たないとかそういう感じで、それにキャメルがフェス一日だけの為に来るかな? 単独があるんじゃないかなとか勝手に妄想していたりもする。単独があるならショートセットとなるであろうフェスよりも単独で見たいし、でも主催者はきっとある程度フェスのチケットが捌けてからでないと単独は発表しないかも知れないしやっぱりフェスはフェスでチケット確保に奔走するかなとか結構迷う。でも日比谷野音でプログレフェスってのも思い出にはなるだろうしな・・・。

そんな感じで4~5月の異常なレジェンド勢の来日攻勢には、もうちょっとバラけて来日してよって悲鳴を上げたくもなるが、逆にそれを励みにいろいろ頑張ろうではないか!

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