2017年5月23日 (火)

アラン・ホールズワース追悼:テンペスト 「テンペスト」 (R.I.P. ALLAN HOLDSWORTH : TEMPEST "TEMPEST")

おせーよってか? 遅ればせながらのアランホールズワース追悼。

ジョンウェットン大先生のファン目線からすると、ホーさんと言えばU.K.のギタリストってことで最初に認識するだろうし、私もその類である。ホーさんのギターが云々とか音楽性がどうのこうのはもっと詳しい人がいると思うので、私のこの文章は単なる思い出話中心なのはご容赦を。

最初に知ったのは学生の頃であった。正直U.K.の憂国の四士に於いてのホーさんのギターは流麗ではあるけど決して耳触りは良くない。私自身の感性が付いていかない。当のホーさん自身も憂国の四士で録音した自分のギターをライヴでそのまま再現するのは面倒だったんじゃないかと思うくらいである。それでも先生のバンドU.K.のギタリストであるからには、どんな経歴であったかは一応興味は持った。CDショップでバイトしてた時に、店長からU.K.以外でホーさんを聴くなら一番聴きやすいカッコいいロックをやってるのはコレやで、ってことで店長さん所蔵の膨大なレコードコレクションの中から聴かせて貰ったのが、掲題のテンペストのデビューアルバムである。

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特殊ジャケが面白い。

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あの当時(80年代後半)の何となくの印象でジャズフュージョンっぽい、かつ、なんだっけ、シンタックス? ギターシンセサイザーみたいなのを抱えた写真をよく観た記憶があって、そういうギターの可能性を追求していたイメージがあったので、テンペストを聴かせてもらった時の、古色蒼然としたまさに土の香りすら感じるブリティッシュロックは、あぁ、確かにカッコいいなぁと思ったのが第一印象であった。

で、カッコいいなぁって思ったきり、特にテンペストを聴くわけでもなくその時はそれで終わっていた。その後に改めて70年代のプログレ、ハードロック、ブルーズロックを含めたブリティッシュロックってものに深く興味を持って掘り下げて行った時期があって、その頃にホーさんのかかわりを意識することなく、ドラマーのジョンハイズマンの経歴をトレースしようとしてコロシアム~テンペスト~コロシアムⅡと、順番にCDを買い揃えて行った時に改めてテンペストを認識したんだった。

今回、数年ぶり(笑)にテンペストを聴いてみて、結構熱いギターを聴かせてくれてるんだなぁと改めて認識。誰かが死ななきゃ聴く機会を持たないってのもどうかとは思うが(苦笑)、こういう洗練されていない(音質的にね)ブリティッシュロックの類は何とも言えない魅力がある。ヴォーカルの声質がちょっと個人的には好みから外れるのが残念だけど。時間があればジミヘンでもフリーでもバッドカンパニーでも、ジャズロックでも、なんぼでも聴くんだけどな。

売れた売れないは別にして、多くのロックギタリストから敬愛されたホーさん、その業界内での評価こそがホーさんのギタリストとしての真価であったと思う。

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