2019年10月13日 (日)

レフュジー 「レフュジー:3CD リマスタード・アンド・イクスパンディド・ボックスセット」(REFUGEE "REFUGEE 3CD REMASTERED AND EXPANDED BOXSET EDITION")

勝手に夏休み4連休最終日、だいぶリフレッシュできたよ。昨日は台風来てたのでずっと家籠りでテレビ観てブログ書いてのんびり。今日になっても京都亀岡は午前中まで小雨が残っていて、全然台風一過じゃなかったけど、午後ようやく雲が切れてきた。ウォーキングしてみたらめっちゃ気分良くサクサク歩けるのwww。やっぱり昼間起きてて夜は普通に寝る、この当たり前の規則正しいリズムのお蔭だろう。いつもは不規則な仕事と生活、慢性的な寝不足の合間の公休でウォーキングしてて、歩いて10分か15分くらいで足腰がシンドくなってくる。ところが今日のウォーキングは実に快適に、それほど足腰の疲れを感じることなく歩けた。普通の生活は大事だ。何とかしなければ・・・。

昨日一気に旅とグルメネタでブログ記事3本更新して、今日はもうイイかなぁと思ったんだけど、明日からまた泊まりの連勤続きになるのでやっぱり音楽ネタも書いておこうと思って。購入したっきり未開封シリーズ(笑)、これを少しずつ開封していかないとね。そこで今日はレフュジーの2019リマスターBOXを開封したwww。

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キースエマーソンとのトリオでナイスというバンドをやっていたリージャクソンとブライアンデヴィソンが、キースエマーソンのEL&P結成によって取り残されてジャクソンハイツをやったあと、ナイス的なキーボードトリオを再度画策して出来たのがレフュジー、そんな解釈でイイのかな。そこで鍵盤奏者として迎えられたのがパトリックモラーツってワケだ。ここで名声を上げたパトリックモラーツはこの後、レフュジーのアルバム1枚を残してリックウェイクマンの後任としてイエスに加入するわけで、英国プログレ界の大きなストーリーの端くれとして必ず名前が出てくるというナイスとレフュジーである。そのレフュジーの唯一のアルバムが今回パトリックモラーツの監修で2019リマスター&ボーナスライヴ2CD分収録で3CDBOXとして再発された。これは決定盤といえる。

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収録内容詳細はBOX裏面で。

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本編CDと、ボーナスCD1枚目は未発表の74年5月9日BBCライヴ、ボーナスCD2枚目は既発なのかな、私は持ってなかったけど74年6月16日のNewcastleでのライヴ。それぞれ紙ジャケというか紙ケースに収められている。

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むかし若い頃、プログレに興味を持ってちょっとしたプログレマニアを目指していた頃、EL&Pを聴き、イエスを聴き、そうするとどうしてもナイスやレフュジーを知ることになる。レフュジーについては確か89年か90年頃だったかな、ヴァージンジャパンが大量に70年代プログレ系のアルバムを国内初CD化してくれて、その時に早速入手したんだった。その時ヴァージンジャパンからの国内盤、今でも大事に所有していた。その頃の私はなぜか帯の大切さが分からなくて、帯はさっさと捨てていたので帯無しねww。下の写真右。

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後年に紙ジャケ国内盤でどこかから出た記憶はあるんだけど、リマスターじゃなかったからか、それともほかの理由だったかで購入を控えた。それで最初の国内初CD化のCDを今でも大事に持っていたのだ。しばらく聴かないとさっさと中古で売ってしまう私が30年近く大事に所有していたんだから、それだけ本作を気に入っているという事である。気に入っている理由を物凄く大ざっぱに書いてみよう。まずこのレフュジーの唯一のアルバム、後追いの私は当然イエスのリレイヤーを聴いてから遡って聴くことになったワケだけども、聴く前の先入観は何かしらマイナーな感じなんだろうなって思ってた。マイナーってのはマイナーコードってことでは無くて、存在感も音の内容もマイナーっていうかね。その印象はEL&Pを聴いた後にナイスを聴いて感じたマイナーな感じ、アレからくる。そんなこと言ったらナイスに失礼だけど、やっぱり先にEL&Pを聴いてから後でナイスを聴くとそうなるよね。その時の、もっと失礼な言い方すると、キースエマーソンの広大な才能は感じるんだけど、それに比してベースのリージャクソンとドラムのブライアンデヴィソンのダサさ?ww、イモ臭さ?ww、これが凄く個人的に匂ってしまってダメだった。そもそもEL&Pと比べるからイケないんだけどね。EL&Pは結成時点からグレッグレイクもカールパーマーもスタープレーヤーなわけだから。でも後追いで聴いてしまった以上仕方ないし、70年代プログレを後追いで聴いて更にその前の60年代後半を遡って聴かざるを得ないことになる私と同世代の方や、ワタシより後の世代の方もきっとこの感じを分かってくれる方も多いのではないかと思う。だからイエスのリレイヤーを聴いてから後でレフュジーを聴くと同じ印象を持つんだろうなぁって、ぼんやりそう思っていた。

ところがだ、イヤイヤなんのなんの、その89年だったか90年だったかヴァージンジャパンからの初CD化された本作を聴いた時、まあまあブッ飛んだ。相変わらずリズムセクションはダサいし、ベース兼任リードヴォーカルのリージャクソンのヴォーカルはダサさの上塗りであるww。しかしこのリズムセクションの2人のイモ臭さを補って余りあるパトリックモラーツの巨大な才能の煌めきはどうよって感じ。キースエマーソンやリックウェイクマンに勝るとも劣らない速弾き、ダイナミックでパーカッシヴなプレイ、メロディ感覚、全てがイモ臭いリズムセクションを巨大な渦に巻き込んで別次元にまで持って行ってしまったような、強力なキーボードプログレとなっている。それこそEL&Pに比肩するほどの力強さと迫力である。ここに、キースエマーソンに置いていかれたww(?)リージャクソンとブライアンデヴィソンの満願は成就したと言えるくらいの素晴らしい作品である。パトリックモラーツの才能を全面的に取り入れたジャクソンとデヴィソンの英断には大拍手である。また、本作に収録されたモラーツ作のパピヨンと大曲グランドキャニオンの楽曲の一部は、この後イエスに加入したモラーツがリレイヤーツアーにおけるライヴのソロコーナーでも披露していることは有名だ。だから後付けにはなるけど本作の位置付けは揺るぎないものと感じる一助となっている。

ということで、今回の拡大盤BOXの本編リマスターは改めて楽しんで聴ける。やっぱり今聴いても素晴らしい。音質云々は例によって私のバカ耳ではあまり分析できない。そこは勘弁ね。そしてボーナス収録されたCD2枚分のライヴも有難い。ライヴでもスタジオ盤と全く遜色ない完璧で壮絶な演奏を繰り広げている。壮絶っていうか、多分モラーツ含め本人たちは涼しい顔して演奏してるんだと思うけど。パトリックモラーツで言うとこのレフュジーからイエスのリレイヤー、そしてソロ1stで完全に、有名バンドの一員ではなくパトリックモラーツっていうカテゴリーを確立してしまったと言っても過言ではない。これらの3作は超重要だ。

私の中ではキーボードトリオのプログレ作品としては最高峰の位置付けとなる本作、今回の拡大盤BOXは大切な宝物となりそうだ。キースエマーソンに置いていかれても、めげずにこのようなキーボードトリオによる最高峰プログレ作品を残して見せたリージャクソンとブライアンデヴィソン、結局パトリックモラーツにも置いていかれてしまった悲運は、この大傑作の存在がある限り忘れ去られることはないであろうwww。リージャクソンとブライアンデヴィソンに幸あれwww。

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