2017年7月21日 (金)

ウェットン/ダウンズ アイコン 「アーバン・サールム~ライヴ」(WETTON DOWNES ICON "URBAN PSALM LIVE")

過去カタログが決定盤として再リリースが予定されているというジョンウェットン大先生とジェフダウンズのプロジェクト、ICON(アイコン)のシリーズ第一弾として、2009年2月21日にロンドンの教会で収録されたライヴ映像が、DVDプラス初CD化のライヴ2CDのパッケージで再リリースされた。

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国内盤で注文していたら、ウチへ届くのが随分遅れて数日前にやっと到着した。東京のDUとか目白のアソコには早々に国内盤も店頭に並んでいたみたいだけど、それ以外のショップは後回しになっていたのかな? よく分かんないけど無事に入手出来てホッ。

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2009年リリース時は映像DVDのみ、しかもWeb限定リリースという事で私も速攻で注文して、先生ダウンズのサイン入りDVDをゲットしていた。

今にして思えばウェットン、ダウンズの黄金コンビが正式復活した2005年のICON第一弾リリースから2006年のオリジナルエイジア再結成以降の10年以上の期間は、アル中を克服しつつ、まるで残りの人生を生き急ぐようなウェットン大先生の活発な活動ぶりが、我々ファンにとっては至福の時でもあったように思う。ICONとオリジナルエイジアで交互にスタジオ盤リリースと活発なライヴ活動、加えてU.K.復活のライヴ活動に先生ソロアルバムのリリースと、ファンにとっては息つく暇もないリアルタイムな話題の連続であった。

この2009年は、前年2008年のオリジナルエイジアによるまさかのスタジオ新録盤フェニックスの発表とツアーが一段落して、今度はアイコンで来日ライヴに新作ICON3発表にとまさに先生の活動を満喫出来た時期で、私も仕事の激忙にもかかわらずどうにかして先生の活動を追っていたものだ。2009年2月のICON来日公演に急遽参戦して、サイン会でサインを貰ったのも良い思い出。直ぐに来日全公演のオフィシャルブートCDが発売されて、更にICON3発売と、ICON尽くしの2009年前半であった。

本作はそんな2009年来日公演直後のライヴを収録したとあって、来日公演時のセットリストに酷似していて丁度いい総決算作品としても味わえる。DVDはオリジナル発売時と同じ内容だけど、今回のポイントはオリジナル発売時にカットされていたICON3の曲とエイジアのマイオウンタイムが2CD盤に追加収録されている点である。なので早速初CD化となるライヴCDから聴いてみた。そしたらアラ驚き、追加収録曲の事よりも、音質と言うか音像が、私のバカ耳でも分かるくらいに映像版とは異なっていて、とてもクリアで先生のヴォーカルがイイ感じに響き渡っていて気持ちよく聴けるのである。パッケージに記載のクレジットをよく見るとワリとよく見かけるマスタリングエンジニアのMike Pietriniによるリマスタリングとある。今回のCD化に際して改めてリマスタリングを施したようで、それがとても効果があったように感じる。そんな新たな音質で聴けるCD版はICONのみならず、エイジア、バグルス、クリムゾン、先生ソロとバラエティに富んだセットリストを余すことなく収録していて、先生ファンとしては非常に楽しめる内容になっている。

ICONのライヴ盤と言うと下記写真の、ICONの1st発売後のライヴを収録したNEVER IN A MILLION YEARSと言うのもあったけど、正直あまり聴かなかった。

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音質が個人的に気に入らなくて、なんかカピカピの干上がったような音像で、例えはおかしいけどブートの世界で言えば痩せたサウンドボードって感じ? それが不満だった。なので今回の作品は音質内容共に満足度の高い、まさに決定盤と言うに相応しい商品に仕上がっている。

このような、先生が存在した証のような作品群を、クォリティUPして愛情ある再発をしてくれるなら、私としてはホイホイ購入させて頂くのみである。

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2017年5月 9日 (火)

EDDIE JOBSON & MARC BONILLA (tribute to John Wetton and Keith Emerson) FALLEN ANGELS TOUR 2017 ライヴ音源(Apr 26, 2017 @ Boerderij, Zoetermeer NETHERLANDS)

GWの激務をタイトな勤務シフトで乗り切って、しばらく緩めの勤務シフトになる。コレでこのあと夏のお盆までは穏やかな仕事の日々となるので少し爽やかな気分。GWが終わって超ブルーな気分で仕事に戻った方々には重たい今週だろうけどもね。しかしながら私はこれから地域のいろいろ所用が忙しくなって、コレは何とか充実の日々へと転換できるように頑張らねばと心新たにしているところである。

ブログは気が向いた時に書けるだけ書いておこうという事で、特にネタの選別ポリシーも無く、たまたま気が向いた時に有ったネタを書くので、今はそれじゃないだろ、って思う方もいるかも知れないが、私の備忘のようなものなのでそこはご勘弁を。

そこで今回は、GW激務が終わって昨日朝に泊まり明けで帰宅して、いつも利用しているライヴ音源サイトをチェックしたらようやくUPされていたのが、掲題のエディジョブソン&マークボニーラによるジョンウェットン大先生&キースエマーソンのトリビュートツアー音源である。英国2Daysのあとを受けてツアー3公演目にあたる4/26のオランダ公演。早速DL入手して軽く聴いてみた。アコースティックライヴなので正直それほど期待してなかったんだけども、聴いてみるとこれがすっかり聴き入ってしまった。

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言うまでもないけど編成は以下。

Eddie Jobson: keyboards, violin
Marc Bonilla: acoustic guitar, vocals

セットリストは以下(音源UPした方のインフォに従って記載)。

(Eddie Jobson talks)
Trilogy
Starless
Rendezvous 6:02
In The Dead Of Night
By The Light Of Day
Nostalgia
Violin Solo
Piano Medley (incl. The Barbarian / Take A Pebble / Metamorphosis / Jeremy Bender)
Bitches Crystal
Fallen Angel
(Marc Bonilla talks)
A Place To Hide
From The Beginning
Carrying No Cross
Lucky Man

そりゃ、フルバンドでの演奏の方がイイに決まってるんだけども、こうしてアコースティックデュオの編成でやると、むしろ曲そのものの良さがかえって際立ってくるのが分かる。名曲とはそういうもんなんだと思う。思わず聴き入ってしまうのはそうやって、曲そのものの良さを感じるからだろう。また、オーディエンス録音とは言え、アコースティックデュオで音数が少ない分、非常に綺麗に録音されているのも聴きやすさを助長していてポイントが高い。マークボニーラはソロアーティストとしても実力者だけど、キースエマーソンの相棒としてEL&Pの曲を演奏して歌ったりもしていたし、今回もEL&Pのみならず、クリムゾンのスターレスやフォーリンエンジェル、UKのインザデッドオブナイトやランデヴーといった曲をジョンウェットン先生に代わって歌っていて、そこにあまり違和感を感じない。まるで昔から自分の曲であったかのような堂々たる歌いっぷりで、ヴォーカリストとしての実力も垣間見えてくる。ビリーシャーウッドがエイジアの曲の先生の代わりに歌う違和感に比べれば、とってもフィットしている。もちろんエディジョブソンもUK曲以外の、クリムゾンやEL&Pをまるで自分の曲であるかのように澱みなく演奏していて、借り物感が無いのはさすがである。特にクリムゾン曲は、自らの音楽史に一瞬クリムゾンに関わっていたことをこれ見よがしに記載するだけのことはある(笑)。そしてしっかりノスタルジアのような自分のソロ曲も演奏して、ピアノメドレーでは、先生もエマーソンも何の関係も無いはずの(笑)、カーヴドエアのメタモルフォシスまで入れ込んでいるあたり、誰よりもこのツアーをやりたかったのはご自分自身だったのではないかと勘繰ってしまうくらい(笑)。っていうか、それにしても改めてカーヴドエアのメタモルフォシスのピアノフレーズは気品があって本当に素晴らしい。

エディジョブソンには、もうこれで演奏活動は終わりとか、そう堅いこと言わず、どんどんステージ活動も続けて欲しいもんだ。今回のトリビュートツアーも、いずれ日本公演を企画する呼び屋が現れて欲しいし、収支さえ計算が立てば日本にも来てくれるものと勝手に確信している。

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2017年3月21日 (火)

ASIA "35TH ANNIVERSARY COLLECTION TOUR EDITION"

なんと本日2本目のブログ記事UP!!(笑)。
エイジアにしては珍しく、ツアー会場でしか手に入らないツアーCDが制作されたようだ。それが今回取り上げる掲題のCDである。

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ジャーニーとエイジアのジョイントツアーは、「ウェットンマニア特派員氏」によるツアー参戦レポでも紹介させて頂いたが、エイジアのデビュー35周年を記念するツアーでもある。もしかして、だからジョンウェットン大先生の体調回復の可不可に関わらず、このツアーは実施しなきゃいけなかったのかも。だから先生の代わりにビリーシャーウッドを代打に立ててでもツアーを実施したかったのかも。わざわざこのようなCDを制作したのは実はそういう気合の現れなのかも知れない。今回のツアー編成、ジェフダウンズ、カールパーマー、サムコールソン、ビリーシャーウッドのサイン入り。この貴重な品をとある方から譲って頂き、いま私の手元にある。誰に譲って貰ったかって? それは言えませんな(笑)。入手経路は明かせませんwww。

収録内容は以下の裏ジャケの写真で。

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前半6曲はエイジアクラシックスで2009年ライヴ盤SPIRIT OF THE NIGHTからの収録。後半6曲は2006年オリジナルエイジア再結成以降のスタジオ盤からのセレクションとなっている。エイジアクラシックスの6曲に関しては、オリジナルスタジオ曲はユニバーサル(ゲフィン)の許可が必要だから敢えて2009年ライヴ盤からの収録にしたのかな? そして内ジャケにはエイジアロゴの上に浮かぶ先生の笑顔・・・。

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泣かせてくれるやん・・・。
きっと本当は今年2017年はエイジア35周年を祝う大々的な活動をマネージメントが計画していたんだろう。このツアーCDもわざわざロジャーディーンによる絵や「35」のロゴが作成されているから力の入れようが分かる。

今回のエイジアのツアーは、先生ファンからすると何とも複雑な気持ちにならざるを得ないのは仕方ない。しかしそれでも前向きに捉えたいし、演奏映像なんかを見ると、サム君参加以降の非常にエネルギッシュな演奏が今回も素晴らしい。ビリーの手探り感はツアーで演奏を繰り返せばこなれてきそうな気もするが、それは置いといて、サム君の楽しそうな気持ちが溢れていて、その点はとても微笑ましい。ツイッターで、フェイスブックで、Youtubeで次々と更新するサム君の屈託のなさが、先生ファンの複雑な気持ちに一服の清涼感をもたらす。先生にとっての最後のバンドメイトとなったサム君には、ぜひ今回のジャーニーとのジョイントツアーを何らかの飛躍の足掛かりにして欲しい。ジャーニーのアリーナツアーということで、ジャーニーの集客力はまだまだ健在であることが写真や映像からもよく分かる。1万人規模のアリーナ会場がほぼ満員状態でツアーが進行しているようだ。そんな大観衆の中でノリノリで演奏するサム君の実力を沢山の人に知らしめる好機でもある。客にアピールし、音楽仲間の人脈を拡げつつ、先生最後のバンドメイトのサム君が大きく飛翔することを心から望みたい。

なお、このCDは「ウェットンマニア特派員氏」によると、VIPパッケージのメンバーには無償配布され、またツアー2日目からは物販コーナーで普通に売っていたそうです。ロジャーディーンによるジャケや「35」ロゴは新たなものだけど収録内容に関しては特に目新しいものは無いから、一般に流通して販売されることは無いだろう。それだけにツアーCDとしての希少価値はあるので、エイジア、ウェットンのコレクションとしては非常に有用である。そんな品を譲って頂けるウェットンファン仲間がいることは私個人としても望外の幸せである。好き勝手やってるブログだけど、それでもブログやってて良かったなぁ、なんてしみじみ思うし、また同時にきちんと最低限の人としての礼儀は大切にし、互いをリスペクトする気持ちを持ちながら、お仲間とお付き合いさせて頂いているので、そういうことも大切なんだってことも改めて実感する。そして何より私ごときと仲良くして下さるウェットンファン仲間の存在には最大の感謝を改めて表明させて頂きます。本当に、本当に、ありがとうございます!!

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ジャーニー&エイジア 2017 USツアー初日 JOURNEY & ASIA 2017 TOUR(Mar 15, 2017 @ Yakima, WA, USA)

4勤1休4勤の厳しい勤務シフトを何とか乗り切り、今日明日と公休の2連休。さすがに世間様で言う3連休を含む勤務だっただけに、お出かけする世間様が多かったのか、公共サービス系の私の業務は超多忙。ましてや春近しと思わせる素晴らしい天気に恵まれていたもんだから、少なくとも今年2017年ではこれまでで最大の忙しさに見舞われ、朦朧として帰宅したのであった。そんな業務を乗り切っての久々の連休で解放感全開なだけに、しばらく行ってなかったカフェにでも行くかと、家の掃除を済ませてからいそいそと雨の中をクルマ飛ばして田舎のコメダ珈琲に向かったんだが、なんとコメダは午前から超満員。駐車場も一杯で結局駐車場を一周してそのまま帰ってくるという(苦笑)、ガソリンを無駄遣いしただけで終わってしまった・・・。ビジネス街でも何でもない場所で、田舎モンが大挙押し寄せてる田舎の雨の日の午前のコメダ、勘弁してくれ・・・。

本題を開始する。ジャーニーとのジョイントによるエイジアの2017年ライヴツアーが始まった。昨年に発表されていたジャーニーのツアーのスペシャルゲスト(前座とも言うwww)としてエイジアが参加する大規模な北米アリーナツアーであり、合わせてエイジアのデビュー35周年を記念するツアーとの位置付けでもある。当初はジョンウェットン大先生が参加予定であったが、闘病の末に逝去、代わりにビリーシャーウッドがヴォーカルとベースを担うという形での編成。従って先生のトリビュートツアーの位置付けも加わったことになる。今回の記事は、ネットで入手した音源レビューではなく、もちろん私がアメリカまで行ってライヴに参戦したワケでもなく、とある大切なウェットンファン仲間の方が、わざわざ渡米してツアーの初日と2日目のライヴに参戦及びVIPパッケージにも参加された模様を掻い摘んで記事にさせて頂く。もちろん記事にすることや撮影された写真を使わせて頂くことはそのお仲間の方の了解済です。なお、いつも仲良くして頂いているお仲間なんだけど今回はいろいろ事情があって、そのお仲間の方は今回はイニシャルすらも使いません。「ウェットンマニア特派員氏」、という事で(笑)。

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それで、今回のツアーへの参戦は「ウェットンマニア特派員氏」の、ジョンウェットン大先生への思慕から昨年中に決心されたことであった。言い方は良くないかも知れないが、先生の体調を考えると、いつ、もしもの事があるかもわからないし、そうであれば先生存命中に渡米してでも先生のライヴを目に焼き付けておきたいという事でVIPパッケージ込みで予約されたものであった。その思いは私なりには理解していたので、今年になっての先生の逝去は「ウェットンマニア特派員氏」としても忸怩たる思いがあったであろうことは想像に難くない。渡米を取りやめることもおそらく脳裏をよぎっただろうと思う。しかし、復帰する気満々だった先生の意を受けてビリーが代打で出演するのも「JW is here」である。そこに先生の心はある。ってことで予定通り渡米されたのであった。

私が行ったわけでは無いからレポの概要は「ウェットンマニア特派員氏」がウェットンマニアLINEグループで、ほぼリアルタイム実況投稿してくれたコメントや、終演後にLINEグループに投稿してくれた感想をそのまま記します。以下、「ウェットンマニア特派員氏」の投稿、レポ、終演後の感想を初日分ワシントン州ヤキマ公演中心に纏めます。

----- 「ウェットンマニア特派員氏」によるリアルタイム実況レポ -----

「今日はアリーナ11列目の一番左端です。」
「エイジアとミーグリして、エイジア観て、おまけにジャーニーが付いてくる(笑)なんてこと言ったらジャーニーファンに怒られますね。」

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「リハでワイルデストドリームスやってるのが聴こえます。」
「VIPは先に中に入れてくれました。」
「なんと目の前でエイジアがリハやってる!」

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「ミーグリ終わりました。サイン入りプロモCDくれました。」
「カールは満面の笑顔でした。」
「一人立ってたらカールから話し掛けてくれました。何言ってるか分かりませんでしたが(笑)」
「オンとオフでは全く違うようですね(笑)」

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「入場の時チケット見せてないわ、VIPのチケット見せてないわ、アメリカ人めっちゃ適当www」
「誰も監視して無いし、部屋の中でそれぞれ立ったまま話しながらサイン貰うので、実質貰い放題。」

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「エイジア終わりました。」

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「セットリスト。」

Wildest Dreams
Sole Survivor
Time Again
Don't Cry
Bolero (keys solo)
The Smile has Left Your Eyes
Only Time will Tell
Heat of the Moment

「ビリーのヴォーカルはかなり辛い。でも素晴らしいステージでした。」
「ビリーを支持します(笑)」
「嬉しいのが、ほとんどがジャーニーファンの中、ヒートオブ~では総立ちだったことです。」
「エイジアのミーグリとライヴ、ジャーニーのライヴで200ドルは安いです。」

「アメリカ人のリスナーは、ジャーニーのヒット曲で散々盛り上がったのですが、アンコールでやや難解な曲になると1/3は帰ってしまいました・・・。」

----- 「ウェットンマニア特派員氏」によるハプニング報告 -----

初日の会場ではエントランスで、
「アイアムアメンバーオブエイジアヴィアイピー」
と言ったら、コンサートチケットもVIPチケットも確認されずにエイジアまで辿りつきました(笑)。すごく適当です(笑)。

2日目のミーグリでは写真撮影の後、ビリーがどっかへ行ってしまい、サインが貰えず。ツアーマネージャーのブルースがサインしてもらいたいCD持ってビリーを探しに行きました。10分くらいしてブルースが帰って来たのですが、ビリーが見つからないと。もう少し待ってくれとまた探しに行って、また10分くらいしてサインしたCD持ってブルースが帰ってきました。エイジアのライヴがスタートする10分くらい前にようやく席に着きました。

他のVIPゲストにサインしてる時ボーッと立って待っていたら、いきなりカールが僕のVIPパスを取って、
「サインいるだろ?」
みたいなこと言って勝手にサインされました。

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----- 「ウェットンマニア特派員氏」による報告ここまで -----

以上でした。
先生の居ないエイジアが難しいことは誰もが承知のことである。グレッグレイクが歌っても、ジョンペインが歌っても、その違和感からくる拒絶反応はファンとしての正直なものであると思う。ここでは載せないけど「ウェットンマニア特派員氏」が撮影してくれたヒートオブザモーメントの演奏映像を観せて貰ったけど今回の先生の代打ビリーシャーウッドのヴォーカルも、それはやはり違和感アリアリだし、また急いでベースとヴォーカルを覚えなきゃいけなかったからか手探り感が感じられて、ジェフダウンズ、サムコールソン、カールパーマーの演奏が非常に充実したノリノリの演奏なだけに余計に浮いて感じられた。しかしだからと言ってビリーを責めるのはお門違いだと思う。イエスにしてもエイジアにしても、クリススクワイアから、ジョンウェットン先生から頼まれて引き受けているのであり、ビリーは出来ることを精一杯やっているのであろう。そして、上記「ウェットンマニア特派員氏」と同様に、目の前でにこやかにサイン貰ったり写真撮ってもらったりすると情も移る(笑)。なので、この編成のエイジアは、ツアー契約消化のための非常手段であろうと思っているんだけど、もしこのまま続けるんだとしてもビリーを悪く言う気はしない。まぁでも、ツアーが終わったら、先生&ダウンズで作りかけていた楽曲群をエイジアのラストアルバムとして発表して、それをもってバンドを終わらせたらイイのかなとは個人的に思う。

ともあれ、その場に居た人にしか分からない昂揚感と「JW is here」な感じを「ウェットンマニア特派員氏」は感じられただろうし、その事に口を挟む面倒臭い輩はいないと思う。そのレポをほぼリアルタイムで頂いた我々ウェットンファン仲間も大いに楽しませて頂いたので、この点は心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

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2017年3月11日 (土)

【Short Review 27】URIAH HEEP(w. JOHN WETTON) "RETURN TO WETTON"

仕事が明日の日曜から4勤1休4勤と、9日間で1日しか休みが無いという、たまたまタイトなシフトになっている。他の社員の方々との兼ね合い上で偶然そうなっていて、その代わり他で公休の連休が入っていたりするので別に不満とかは無いんだけども。今日の土曜日は「せやねん」とか「吉本新喜劇」とか「土曜はダメよ2時間SP」とか、観たいTVが一杯あったのでTVばかり見て過ごそうと思ったんだけども、明日からの勤務シフトを考えるとしばらくブログを更新する気力も失せると思うので、何とか今日あたり一本でもUPしておこうとPCに向かっている。土ダメSPは録画しておいて後でゆっくり楽しもうと。

ジョンウェットン大先生のファンである以上、ずーーっと前からその存在は知っていたけれども、持っていないCDは今でもいっぱいある。私はコンプリーターでは無いので。今回取り上げる掲題のCDもそんなCDの一つ。ユーライアヒープの76年のライヴをオーディエンス録音で収録したブートCD。

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先生がベーシストとしてユーライアヒープに参加していた時期のもの。前からそういうブートCDがあるのは知っていたけど、普段ユーライアヒープをあまり聴かないもんだから、全然スルーしていたブートCDだった。欲しいなと思ったのは2年近く前だったか、確か新宿DUESでデイヴシンクレア&ジミーヘイスティングスのインストアイベントに行ったときの終了後に、いつものマイミク某Mちゃんと近くのカフェでアイスコーヒー1杯で延々数時間しゃべくり倒した時だったと思う。その時にたまたま話の流れで、先生のベースプレイを聴くなら「ユーライアヒープのリターントゥウェットンっていうライヴ盤のブートが面白い。ウェットンのベースが馬鹿デカく収録されているから。」みたいな事を言われて、あぁそうなんだ、と思ったのがキッカケだった。随分前のブートだからもう普通にブートショップには売っていない。中古で探すしかないんだけど、これがなかなか見つからず、オークションで見かけてもプレミア価格になっていたりで手を出せずにいた。昨年に先生が参加していたヒープの別のブートを買ったんだけども、その時はこれまたいつものユーライアヒープ宣伝部長マイミク某Kさんからも、「先生参加のヒープのライヴを聴くならコレ! 先生の暴虐ベースが聴けるから。」って薦められていた。ようやく最近中古で適正価格?で入手できたのだ。

ジャケ写の、先生がリペアしたと思われる白のフェンダープレシジョンベースを弾く姿がカッコいい。実際に収録されている音は、MちゃんやKさんの話で聴く前から大体想像はついていた。かつてはツェッペリンやクラプトンの70年代のオーディエンス録音のブートを片っ端からコレクションして聴きまくっていたので、70年代オーディエンス録音を聴く私のブート耳は鍛えられているから。そして聴いてみたら想像通りの音。ブートとして音質が良い悪いではない。そう、私の期待していた感覚で言うと、キングクリムゾンのアースバウンドのようなものを期待していたんだけども、ほぼ期待通りの音。クリムゾンのアースバウンドは、クリムゾンの音楽性を破壊せんばかりの劣悪音質と尊師ロバートフリップ以外の3人のメンバーがブルーズィーにヤケクソのような演奏を繰り広げていて、その痛快さが大好きなんだけれど、本作ブートCDもそれに似た痛快さがあって楽しめる。もちろんアースバウンド期のクリムゾンとは違って、本作の時期のユーライアヒープはメンバー仲が悪いとかでは無くて、キチンとライヴ演奏していただろうし、本作の音質はたまたま録音環境や録音位置の関係でこのようなベースが馬鹿デカい音質になってしまってるだけなんだろう。それにしても、ブンブン、ブリブリ、バリバリと爆音で鳴り響く先生のベースの迫力は堪らない。ヘタすりゃもう先生のベースにしか耳がいかないくらいの痛快さ。ベースを耳コピしたい人には分かりやす過ぎるくらい最適であろう。

純粋なヒープファンの人にとってはどうかは分からないけれども、ベーシスト・ジョンウェットン先生のファンとしては最高に楽しめるブートCDである。

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2017年3月 5日 (日)

ジョン・ウェットン追悼から賛嘆へ:エイジア 「シンフォニア~ライヴ・イン・ブルガリア 2013」 (ASIA "SYMFONIA LIVE IN BULGARIA 2013")

あれよあれよと言う間に前回のブログ更新から2週間経ってしまった。なかなかね、休みが一日ずつしかないと、録り溜めしたTVは観たいわウォーキングはするわ部屋の掃除はするわ所用で出かけることもあるわオカンに頼まれてスーパーに買い物にも行くわで、なかなか落ち着いてブログも書けない。せいぜいSNSでつぶやく程度だけど近頃はそれすらもLINEのウェットン仲間との雑談の方が面白くてほったらかしになったりで、次のブログ更新はエイジアの最新ライヴ盤と決めていたけど、どんなトーンで書くかでウジウジ悩んでいて時間ばかり過ぎて行く。ところが丁度良かったのは、某音楽雑誌の先生追悼の文章を読んで、オレならもっと思い入れを込めて、しかも前向きに書けるぞって気になって、一気に頭の中の執筆構想が纏まった。金が絡まない個人ブログならではの視点で今回のライヴ盤を観ながら聴きながら、改めてのジョンウェットン大先生の追悼と言うか、いや追悼よりももっと前向きに先生のライヴ作品に向き合いたい。

エイジアの現状でのスタジオ最新作となる2014年のグラヴィタス初回限定盤に付属していたDVDに本作のブルガリアでのライヴの一部がボーナス収録されていた。そのDVDを観た時は、音質的にショボイなぁって印象があって、ライヴ完全盤として正規リリースするならこの音質では困るぞって思っていた。そんな若干の心配の中でようやく2013年ブルガリアでの、ギタリストにサムコールソンを擁してのライヴ盤がリリースされた。ライヴ後半はオーケストラとの共演である。

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購入したのはもちろん国内盤でBlu-ray+2CD。先週くらいに取り急ぎCDの音だけアイホンに取り込んで、明けオフや公休日のウォーキング時に2周ほど聴いていたんだけど、肝心の映像の方はなかなか観れずにいた。理由は、逝去した先生の生前の姿を観るのが辛いから、というオッサンに相応しくない湿っぽさ(苦笑)。でも私の周辺のウェットンファン仲間の何人かの方も同様の理由で、先生の作品に向き合えない方がいらっしゃったと思う。ところがここにきてようやく自分の中で前向きな捉え方が出来るようになったので、昨晩に映像を一気に観た。

まずは映像、音源を観て、聴いた感想から。上でも言った、グラヴィタスのボーナス映像を観た時の心配は杞憂に終わった。キッチリとミキシングされた高品質で、音質的には問題なし。映像もカメラワーク含めほぼストレスなく気持ちよく観れる。最初の方だけ、カールパーマーを捉える映像が無駄な動きをしていてそこは少しイラッとしたけど。あとアレか、カールパーマーのドラムソロ的なところでなぜかカメラがサムコールソンのドアップってのも、え?って感じだったか。でもそれ以外は、サム君加入以降の、スピーディで小気味よく勢いのあるバンドの演奏が観ていて気持ちイイ。本当にあっという間に観終わってしまった。充実のライヴ作品である。こういう言い方をすると賛否があるかも知れないが、私個人的には、本作収録の約1年前に当たる、2012年のハウ爺在籍時のサンフランシスコでのライヴ盤よりは本作の方が気持ち良く観聴き出来た。オリジナル4のライヴは絵ヅラに重厚感と安定感はあるけど、正直言って演奏には勢いを感じなくて、実はそんなに観る気がしなかった。その証拠に、そう言えば拙ブログで取り上げていない(笑)。

さて、言うまでもなく本作の売りでありキモとなるのは、サムコールソン加入後の初のライヴ作品であると同時に、エイジア史上初のオーケストラとの共演ライヴと言う点にある。この点については是非一言触れてみたい。本作ライヴのOnly Time Will Tell以降の後半6曲がオーケストラとの共演になるが、端的に言うと、エイジアサウンドの、オーケストラとの親和性が見事に立証されていると思う。共演1曲目のOnly Time Will Tellからして見事に華麗なサウンドになっている。ボーナス映像に収録されたメンバーインタビューでジェフダウンズが、オーケストラに合いそうな曲を選曲した、と答えていたから余計にオーケストラとの絡みがハマっていたのかも知れないが、それにしても共演した各曲が全く違和感を感じることなく、そうでなくても豪華なエイジアサウンドがさらに増幅された華麗なサウンドになっていて、その親和性には大拍手したいくらいである。冷静に考えてみればエイジアの音楽にはシンフォニックな要素が存分に盛り込まれていたわけだから、オーケストラと共演するとこうなるのは当然だったのかも知れないが。中でも絶品は2部構成の「偽りの微笑み」。元から2部構成の「偽りの微笑み」は、前半のアコースティック部からブリッジ部のメロディアスなギターソロと、鍵盤の対位法かと思うような(違う?)胸にグッとくるフレーズを経て大盛り上がりする後半部と、その感動は類を見ないが、これにオーケストラが加わることでこれまた感動が大増幅していて、まだまだ曲としての伸びしろがあったんだと新鮮な驚きを覚えた。

以上のように、エイジアサウンドの更なる伸びしろを示してくれたという大きな一点を持って、またライヴ盤か?みたいなマンネリを感じることのない非常に楽しめるライヴ盤であった。

ところで、本作のレビューと言う形を借りて、一番言いたかったことをここから書く。上でも言ったように、先生の逝去以降、発売された本作をなかなか開封する気にはなれなかった。国内盤発売元に限らずいろんなところで「遺作」と言うような言葉の使い方をしていて、なんかその「遺作」ってことを認めたくないみたいな変な感情もあって。しかしここにきて一気に楽しめたのには理由がある。先生の逝去から1か月以上が過ぎて、様々な追悼メッセージや文章やつぶやきを見てきたし、かく言う私自身もジョンウェットン追悼とか言って記事を書いた。

でもそれから、先生の来し方を、全部知ってるわけでは当然ないけれども、なんとなく振り返ってみて、私の中で先生の逝去を、こういう捉え方をした。

「ジョンウェットン大先生は、あらゆる苦悩と困難を真正面から受け止め、そして苦悩と困難に真正面から闘いを挑み、突き抜けて勝ち切った人生であった。」

と、そう思えるのである。いや、そうとしか思えないのである。苦悩と言ってもいろいろあったであろう。キングクリムゾンやUK、エイジア時代を含めてミュージシャンとしての他メンバーやレーベル、マネージメントとの恩讐や挫折、プライベート面での離婚や、深刻なアルコール中毒、そして2007年の心臓の手術etc。人生を投げやりになってもおかしくないような事態にたくさん遭遇してきたはずである。最後には大腸の癌で世を去ったのであるが、逝去前の、敗血症から退院して、リサさんと結婚した時の写真や、尊師ロバートフリップと写った写真を思い出して欲しい。大概の人がそのあまりに痩せ細った姿を見て、これは命がヤバいのでは、と感じたであろう。だがそんな姿でありながら先生は満面の笑みを湛えて写真に写り、その写真を世界に向けてツイートしていたではないか。あの満面の笑顔の意味を考えた時、先生は上記のような、あるいは上記以外にもあったかも知れないあらゆる苦難と闘い抜き、最後には痩せ細りながらも命を奪う癌とも闘い抜き、闘い切った人にしか出せない満面の笑顔、あの笑顔こそが先生の人生勝利の笑顔であったのである。生死の問題では無い。細かく言うならば、ミュージシャンとしての挫折や恩讐は、オリジナルエイジアの復活、UKの復活、実現はしなかったけどクリムゾンバンド参加の同意etcですべて乗り越えている。アル中は見事に克服した。心臓の病も乗り越えた。そしてその渦中で2008年にエイジアとして世に出した名曲、An Extraordinary Lifeは、まさしく苦悩や困難に負けない先生の人生勝利宣言であり、人生勝利の賛歌であったのである。だから命を奪う癌と言う病に対しても堂々と闘い抜いたからこそ、逝去直前の満面の笑顔を発信できたんだと思う。そんな思いで今回のライヴ盤を観てみればイイ。特にAn Extraordinary Lifeを演奏し歌う先生の、何とも幸せそうな表情が全てを物語っている。

翻って、自分自身の人生や生活でも、言うに言われぬ苦悩や苦しみはある。当然ある。誰にでもあるはずである。仕事や家庭、自身の持病やその他、愚痴りたくなるような出来事は誰にでもあるはずである。イチイチ細かく言わないだけで、私にだって愚痴りたいことは山ほどある。ジョンウェットン大先生の逝去を悼むのも良い。偲ぶのも良い。しかし誰にでもある苦悩や困難に対して、堂々と闘い抜くという事の大切さを見事に示し切ってくれた先生のファンであることを誇りに思いたいし、立ち向かう勇気を与えてくれた先生の、勝利の姿を示し切った笑顔からの逝去は、もはや追悼なんかでは無くて、賛嘆すべきである。追悼から賛嘆へ、そう捉えるならば先生が残してくれた作品は、まさにこれからも色鮮やかに生き続けて行く。

最後に、いずれ実施しようと思っている「Wetton Mania 2 ~ JW is here」は、追悼ではなく賛嘆の気持ちで明るく面白おかしく実施したい。

さて、先生に闘う勇気をもらったので明日も現実との闘い、頑張るでぇ~!!

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2017年2月14日 (火)

エイジア 「GO」 12インチシングルCBSソニー見本盤

ジョンウェットン大先生逝去後、ジャーニー来日公演があったからそのレポはUPしたものの、その後はもうすっかりブログを書く意欲も失くしてしまった。しかしその間にも、ちっとも記事を更新しない拙ブログのアクセス数は高止まり状態で、沢山の人がこんな素人の駄文を見て下さっているかと思うと有難いやら申し訳ないやら。何か書こうかなと思うのだけど、近頃は初めてスマホにインストールしたLINEで(今頃?www)、身近ないつもの馴染みの関西系ウェットン仲間の皆様とのLINEグループで雑談ばかりしていて、これが案外楽しいのだけど、そのやり取り以外は、ブログのみならず、ミクシィ、ツイッター、フェイスブック等の呟きすらあまり発しないという感じ。LINEで気軽に雑談してるだけでもう十分、みたいな。

エイジアのオーケストラ競演ライヴ「シンフォニア」も購入して到着してるんだけど、これが先生の遺作みたいに扱われると、そんなこと認めたくなくていまだに未視聴。でも本当の遺作はまたそのうちジェフダウンズがエイジア新作としてまとめてくれる気がするし、それはそれで寂しいけど、シンフォニアに関してはまた週末にでも泣きながら鑑賞したい。

それで、その前に某オークションで落札したエイジアの貴重なプロモ盤が到着したので、今回はとても久しぶりのジョンウェットン大先生コレクション自慢でも(笑)。今回入手したブツはこちら。

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エイジアのGOの12インチシングルプロモ盤。あぁ、米ゲフィンのプロモ盤でしょ?って済ます人もいるかも知れないけど、いやいや、よくよく見ると違うのだ。私も最初見かけた時は米ゲフィンのプロモ盤だと思ったし、そんなのとっくに持ってるよって思った。何年も前にアストラ関連の米ゲフィンプロモ盤をまとめて拙ブログにUPしていたし。ところがこれ、実は国内盤。国内盤のGOのプロモ盤って言ったら、手書きのコピーみたいなジャケと言うかスリーヴの付いた7インチシングルが有名だけど(拙は未だ入手出来ておらず・・・)、アレとも違う。この一見して米ゲフィンのプロモ盤と思える今回のブツ、ちょっと比較してみる。

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上記写真の左が以前にも拙ブログで紹介した米ゲフィン盤、右が今回入手した国内CBSソニー盤。一見まさしく同じに見える。しかしジャケット下部のクレジットを細かく見ると、まず米ゲフィンがこんな感じ。

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そして今回入手の国内CBSソニー盤の同じ位置のクレジットを見るとこんな感じ。

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というワケだ。更に国内CBSソニー盤のレコード盤そのものにも、堂々たる漢字で「見本盤」のスタンプが。

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それがどうした、とか言われたら返す言葉も無いが(笑)、コレクションする身としてはこういう細かいディテールの違いは、大阪のうどんと東京のうどんくらいの、味の違う別物として価値があるのだ。出汁(ダシ)が違う、出汁(ダシ)が! あ、いや、それはイイとして(笑)、こんなことを楽しみながら、自分の中で生き続けるジョンウェットン大先生をこれからも楽しみ続けるつもりです。

そのうち、昨年開催したWetton Maniaの第2弾を開催しようと思うのだけど、追悼とか、そういう事言うと寂しくなるので、次回は前向きに、「Wetton Mania 2 ~ JW is here」というサブタイトル付けて元気に開催したいと思います。「JW is here」って何の連想パクリか、エリッククラプトンのファンなら分かるでしょう(笑)。でもあちらは「was」、こちらは「is」ですよ。「is」に私の気持ちを込めています!

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2017年1月31日 (火)

ジョン・ウェットン追悼:エイジア1990年来日公演の思い出 (R.I.P. JOHN WETTON : Sep 28, 1990 @ Nakano Sun Plaza TOKYO)

私の信奉する哲学の用語に、「変毒為薬」という言葉がある。そのまま日本語読みするならば、毒を変じて薬と為す、という事であるが、要するに世間で言うところの、災い転じて福となす、という事とほぼ同義と言える。僭越ながら私自身も、この言葉の如く、どんなに人生で辛くても苦しくても、前を向いてすべてを前向きに捉えて、生き抜いていこう、そう思いながら生きているのである。

我らがジョンウェットン大先生が病との闘いの中で、激ヤセしてるぞ、大丈夫か? みたいな声が多くあった。しかし私は上記の言葉「変毒為薬」の如く、先生がこの病との闘いの中で、病を乗り越え、以前のスリムな体型を取り戻し、1990年エイジア来日公演の如く、黒のスリムな革パンをピシッと履きこなし、ステージを駆け回り、マイクスタンドの前にベースギターを抱えて立つ姿は容姿端麗で、素晴らしく伸びのある美声を再び聴かせてくれることになるであろう、そんな風にチョー前向きに想像していた・・・。

私が初めてジョンウェットン大先生をナマで観たのは、まさしく1990年のエイジア来日公演であった。当時のチケット半券とパンフは今でも大事にとってある。

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就職して、京都亀岡の田舎から東京に出たのが1990年、そのタイミングでジョンウェットンのエイジアの復活、来日公演が発表され、東京での記念すべき初めてのライヴ参戦が「ジョンウェットンのいる」エイジアであったのだ。先生のいるエイジアとしては初来日である。そりゃそうだ、83年のエイジアインエイジアは先生はいなかったんだから。ジョンウェットンのエイジアを観れる、それはもう当時の感覚で言えば飛び上がらんばかりの心躍る出来事であり楽しみであった。

いつも言うけど83年、高校2年生だった夏頃、高2と言えば何をやっても楽しい時期であったし、そんな気楽で楽しい時期にラジオを聴いて巡り合ったエイジアのドントクライにドハマリし、アルファのLPを買い、1stもレンタルで借りてカセットテープにダビングして聴き倒し、世界で一番有名だったエイジアを聴きまくった夏。その後のゴタゴタからアストラでの復活、セールス不振で活動停止。87年ごろに復活の兆しが見えるもそのまま沈黙で80年代後半はエイジアの動きが見えない時期であったのだから。

1990年9月28日、ワクワクしながら中野のサンプラザに行った。夢にまで見た「ジョンウェットンのいるエイジア」のステージ開演。オープニングは確かWildest Dreamsだったと思うけど、その迫力ある演奏と、そして何よりも他に類を見ない唯一無二の先生の歌声に、もう最初から感動で泣きそうになりながら、サンプラザの2階席から先生とダウンズ、パーマー、パットスロールの雄姿を眺めていた。黒の革パンで、どう見てもカッコいい立ち姿、そしてあの美声、エイジアでの先生は、いや、先生のエイジアは、本当にカッコ良かった。それまでに88年から90年の大学卒業前までにイエスやピンクフロイド、U2、メタリカ、ライオット、ABWH、フィルコリンズ等々、上京前に大阪でいろいろライヴに参戦してきたけど、やっぱり私はエイジアが好きで、ジョンウェットンのエイジアが好きだったから、このサンプラザで観たエイジアの時が一番満足感が高かった。あんなに満足感で胸いっぱいになって帰路についたことは未だかつてないくらいだと思う。2017年の今になっても、あの90年エイジアのライヴは私の生涯ベスト3に入るライヴだったと言い切れる確信がある。エイジアの初期3枚からの代表曲のみならず、UKやクリムゾンの曲まで演奏して、恐らく先生のライヴ活動としてのピークは、特に歌い手としてはあの90年エイジアがピークだったのではないかと思うくらいである。

2017年1月31日、なんと明日は私の誕生日であるというその前日、スリムな黒の革パンを履いてステージを駆け回る先生の姿は永遠に思い出の中でしか観れなくなってしまった。今はまだこの現実を受け止めることに精いっぱいで、言葉を失っているから、無理やり紡ぎ出した言葉が今回の記事の文章である。多分これから時間を経るごとに、もっともっといろんな先生への思いや言葉が止めどなく溢れてくるであろう。私が初めて先生をナマで観たのはサンプラザ、そして最後に先生をナマで観たのも2015年UKファイナルでのサンプラザとなってしまった。

その人それぞれに先生の思い出があると思う。ブライアンフェリーの来日時にバックバンドにいる先生を観た人、79年UK来日公演を観た人、94年以降の先生ソロ来日公演を観た人、スティーヴハケット&イアンマクドナルドとの来日公演を観た人、アイコン来日公演を観た人、2007年オリジナルエイジア来日公演以降の先生を観た人、時にはアル中と不摂生でぶくぶくに太って情けないステージを展開する姿を観てしまった人もいるだろう。また、ライヴを観る機会は無かったけど、レコードやCDで先生の楽曲を聴いてきた人も沢山いるはずである。残念なことに、もう先生の姿をナマで観ることは出来ない。しかし思い出の中にあるカッコいい先生も、情けない先生も、先生が亡くなったからこそ、その存在はイキイキとし、大きく大きくなっていく。それこそが先生が我々ファンに残してくれた財産である。そして先生が残してくれた楽曲、これはもう永遠に生き続ける。楽曲は、思い出の中ではなく現実に生き続けるのである。

先生の残してくれた楽曲がある限り、

もう会えないのではない。
いつかまた逢えるのでもない。
いつでも逢えるのである。

R.I.P. JOHN WETTON

さようなら、ジョンウェットン大先生。
そして、また、明日も、明後日も、よろしく。
先生の素晴らしい楽曲で、歌声で、ベースで、ギターで、いつでも逢えるから・・・。

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2017年1月 9日 (月)

ジョン・ウェットン 「ザ・オフィシャル・ブートレッグ・アーカイヴ Vol.1」 (JOHN WETTON "THE OFFICIAL BOOTLEG ARCHIVE VOL.1")

先生のファンではあるがコンプリーターではない。しかし買ってしまったからには拙ブログとして取り上げないワケにもいかない。取り上げるなら少しは聴かないといけない。でも全部で6CDもあると聴く時間が無い。時間があっても積極的に聴く気がしない。そういうアーカイヴ作品がジョンウェットン大先生監修でリリースされてしまった(苦笑)。

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先生が、ソロとしてフルバンドやアコースティックソロでもライヴを繰り返していた90年代後半、過去の記事でも触れてきたけど個人的にはこの時期のライヴ作品の乱発は、商品としてのクォリティに疑問がありありで敬遠していた。ファンだからって何でも買うわけでは無いのはその当時の自分の財政状況の問題もあったし、他のことで忙しくもあったし。でもそのままだと多分ここら辺の作品は一生買わなかったかも知れない。なので改めて先生監修で、一応「Re-mastered by Mike Pietrini」という事で、ニューヨークのエンジニアのマイクピエトリーニによるリマスタークレジットがある事で商品としての新たな付加価値があるとの意味を見出して購入に至った。

この商品には96年のアルゼンチン、97年の大阪、99年の東京、以上のフルバンド形態によるライヴが収録されている。繰り返すけどコンプリーターではない私はこの3種の内で所有しているのは実は96年アルゼンチンだけであった。なので面倒臭い音質比較なんかはアルゼンチン以外はやりようがない。ここでは3種の各ライヴの簡単な感想や、当時の購入しなかった(笑)思い出を書いてみたい。

LIVE IN ARGENTINA 1996
上記でも触れたとおり、本作品の3種のライヴの中で唯一所有していた。但し購入した時期はリアルタイムではなく、多分ここ数年前、しかも輸入盤を中古で買ったと思う。気に入らないライヴ乱発期ではあるけど、どれか一つくらいはウェットンファン仲間との雑談に付いていけるように持っておこう、というおかしな理由で中古で買ったんだった。そして聴いてみて、いきなり1曲目のUKのインザデッドオブナイトが頭切れのフェードインで始まるという、まさしくオフィシャルブートの名に相応しい収録の仕方にドン引き。一応ひと通り聴いてそれっきり聴かなくなってしまった。1曲目の頭切れ、FM放送音源のような、ライン収録ではあるけど微妙な音質、個人的には先生の曲にフィットしているとは思えないビリーリースギャングのギターetc、聴かない理由を挙げればキリが無い(笑)。今回は3種のライヴの中で唯一所有しているライヴという事で少しだけ旧盤と音質を比べてみた。リマスタークレジットを見てしまったからかも知れないけど、若干今回のアーカイヴの方が音が立体的に聴こえるような気がする。そんな気がするだけなんだけど(笑)。

LIVE IN OSAKA 1997
このライヴ盤を初めて聴いたのは多分昨年2016年の8月頃(エェーーッ、www)、Wetton Mania開催の下打ち合わせで、大阪心斎橋のRock Bar STARLESSに呑みに行った際に、私が来店するという事で心優しいマスターが気を使って店内のBGMに本作をかけてくれてたんだった。聴いたこと有るような無いような・・・、「これウェットンのなんですか?」ってマスターに訊いて、「大阪でのソロライヴですよ」と教えて貰ったんだった。あぁそう言えばそう言うライヴ作品もあったなぁって久しぶりに認識したという話。ちなみにその時、すぐにマスターにエイジアをリクエストして、店頭演奏をエイジアの1stに代えて貰った(笑)。今回のアーカイヴで初めて真面目に聴くんだけど、オッ? そんなに悪くないかな? 少なくとも96年アルゼンチンよりは聴ける。1曲目から頭切れのフェードインなんてことも無い。音質も公式商品として何とか耐えうるまあまあの音質。何より演奏が良い。そこはやはりギターがデイヴキルミンスターであることが大きい気がする(クレジットがビリーリースギャングになっているのはクレジットミス、修正されていない)。鍵盤は96年アルゼンチンのマーティンオーフォードから、89年エイジアでお馴染みジョンヤングになっている。ドラムはアルゼンチンに続いて凄腕トーマスラング。アークエンジェル後のライヴとしては、ノーマンズランドっていう音質内容共に最高の先生ソロライヴを代表する作品があるが、そのツアー初期であり、ノーマンズランドとはバンドメンバーも異なり、何よりも来日公演盤という事で、この大阪に関しては今回積極的に聴く気になれた。聴き飽きたヒートオブザモーメントも、出だしアコースティックで始まり、途中からバンドバージョンになる演奏がちょっと新鮮。当時は94年のソロ初来日時にはカッコ良かった先生がいきなりでっぷりと太った姿で登場したとの事で雑誌で話題になってた記憶があるが、声はまだまだよく出ているし音だけ聴く分には商品価値あり。今更言うなって話だけど、これは拙のアイホンに取り込んでもう少し聴いてみようと思う。

LIVE AT SUN PLAZA TOKYO 1999
先生のファンかつエイジアのファンとして忘れ難い、誰もが半信半疑だったエイジア復活ライヴとして発表された99年来日公演が案の定ポシャってジョンウェットンバンドとしての来日公演に差し替えられた、悪夢の記録。先生に罪は無いんだけど、そのライヴがオーディエンス録音のブートをそのままオフィシャルブートCD化とあって、当時の私はハナッから無視を決め込んできた。新宿のディスクユニオンで店頭演奏されていたのをチラ聴きはしたけど、あぁやっぱりダメ、って思って購入していないし聴いていない。コレだけは今回も聴く気にならず。コレクションという事で。

ということで、聴いたことが無かった分、97年大阪だけは楽しめたかな。一昨年には同じような趣旨でアコースティックライヴ2公演分のアーカイヴ2CDがリリースされていたけど本作国内盤のライナーには、その時の記事で注文つけたのが功を奏したか(?)、先生の解説文の一部が翻訳されているのが嬉しい。細かい話だけど。

この後もエイジアの2013年ブルガリアでのオーケストラ競演ライヴ盤のリリースが控えている。3月からはエイジア本隊としてジャーニーとのジョイントツアーも発表されている。先生は本当に大丈夫なのか、闘病で痩せ細った(ダイエットした?www)体で重たいベースギターを抱えられるのか等々、心配は尽きない。

しかしここでは、闘病中の先生が監修してリリースしてくれたんだから、先生へGoodなVibeを贈る意味でも積極的な気持ちで本作品を購入しようではありませんか。

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2016年10月21日 (金)

DUNCAN MACKAY "SCORE"

不安を煽るようなことはしたくないので触れないできたが、我らがジョンウェットン大先生が最後にツイートしてからもう4週間近く経つ。先生は毎日のように何かしらツイートしていたように思うので一体どうしたんだろうとさすがに心配になってきた。想像でものを言ってもしょうがないのでこれ以上は書かないでおこう。引き続き先生の病の快復を祈るのみである。

さて、そんな最中で突然にダンカンマッケイの1977年作、「スコア」がオフィシャルCDとしてリリースされた。

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本作はジョンウェットン大先生のプロデュース作品として知られており、これまで40年近くもCD化されて来なかったゆえに幻の名作扱いとなっていたものである。77年当時にレコードで買った人とか、今でも家にレコードプレーヤーのある人が後に中古レコードで買ったとか、そうじゃない限りは存在は知っていても聴いたことが無いという一点でレア盤扱いになっていただろう。かく言う私もそんな一人。初めて本作の存在を知ったのは確か就職して東京に出た90年頃だったか、西新宿の新宿レコード辺りで買った「ブリティッシュロック集成」という分厚い本で名盤として取り上げられていたのを読んだのが初めてだったと思う。90年と言えばもちろんCD時代全盛で、ブートレグですらCDがどんどん出始めた頃であった。レコードプレーヤーなんて不要と思って実家で処分していた。そのうちこの作品もCDで出るだろうと思っていたし。しかし40年近くもCD化が実現しないと待ちに待ったなんてもんじゃなくて、もう永遠にCD化はされないだろうと思っていた。なので最近になって中古レコードでも探そうかなぁとか思い始めていた。

いきなりの公式リリースの情報はいつものマイミク某Mちゃんからもたらされた。そりゃもう驚いたし狂喜したし。それを知った私も含めたウェットン仲間の皆様ツイッターやフェイスブックで呟くとあっという間に反響が広まったのはやはり待望されていたゆえであろう。本作のブックレット記載のクレジットは以下。

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先生はプロデュースのみならずPillow SchmillowとNo Returnの2曲でリードヴォーカルも務めている。その事だけでウェットンファンにとっては外せない逸品でもある。他にも元キングクリムゾンのドラマー、アンディマックローチやメルコリンズも参加していて、クリムゾン関連としても語ることが出来る。また、ダンカンマッケイは後に私の大好きなキャメルのヌードでも鍵盤を担当しており、プログレ史の中で決して無視できない存在である。

本作の内容に関してはまず、先生が歌うPillow SchmillowとNo Returnの2曲については実は以前にブートCDで聴いたことがあった。あのブートCDは極悪だったなぁ(笑)。確かASIA AFTER UKとか言うタイトルで、当時はまだ未発表だったウェットン・ダウンズのI Would Die For Youを収録していて、それはイイんだけど、エイジアの未発表デモと偽ってPillow SchmillowとNo Returnが収録されていたのであった。CD時代でレコードを持っていないリスナーは私も含めて見事に騙されたわけだ。このブートCD購入当初は、エイジアのデモにしては先生の歌い方がやけにクールだなぁとかエラいテクニカルな曲だなぁとか若干の違和感を感じたものだった。しばらく経って、いやいやコレはCD化されていないダンカンマッケイの曲に先生が参加した曲だとネットで知った時は苦笑するしかなかった。ブートレグCDは今も昔も何でもアリの極悪商売なのである(笑)。ちなみにそのブートCD、話のネタに今回のブログに載せるかと押入れの中を探したが無かった。何かの機会に捨ててしまったかもしれない・・・。

他の曲は今回初めて聴いたんだけれど、オーケストラを導入しつつも鍵盤中心のプログレ作品として非常に良く出来た作品だと思う。ウェットンファンとしてはウェットンプロデュースと言うだけで持っていて当然だけれど、その点を度外視したとしても鍵盤プログレ作品として持っておく価値は十分ある名作である。

但し、但しだ、本CDを聴いた方々の呟きを拝見すると、コレはもしや盤起こしでは?との疑惑が挙がっていた。本CD自体は間違いなくオフィシャルリリースでダンカンマッケイも一枚噛んでいるようだ。ブックレットにはそのような記載もある。しかしよ~く見ると、マスターテープを使っているとはどこにも表記されていない(笑)。噂されているようにやはりマスターテープは消失しているのだろうか。そしてダンカンマッケイは盤起こしと分かっていてリリースしたんだろうか。ぼんやり聴いてると気にならないのだけど、盤起こしかも?と思って注意深く聴くと曲の静かな部分でレコード針がレコード盤の溝を通っているような雰囲気を感じないでもない(笑)。ただ私はそこら辺のオーディオ的なことは素人だし何の断定も出来ない。こればっかりはダンカンマッケイ本人や制作サイドに確かめるしかない。

まぁいいや、オフィシャルリリースであることは確かなのだから。ちなみにブックレットによるとダンカンマッケイは新作の制作を行っていて2017年にリリースを目指しているとの事。その時にはぜひ勇気あるインタビュアーに、本作は盤起こしなのかどうかを訊いて頂きたい。えぇ盤起こしですよとダンカンマッケイ本人から言って頂ければ、私ごときは何もいう事はございません。

やっぱり中古レコード探すかな(笑)。

追記:
先ほどジョンウェットン大先生が約4週間ぶりにツイート。敗血症で入院していたそうです。敗血症って・・・、ウィキペディアで調べてみたらかなりヤバいようで、退院したとはいえ心配です。音楽活動復帰を急いだりせず、とにかくしっかり療養して欲しいですね。

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