2017年5月 9日 (火)

EDDIE JOBSON & MARC BONILLA (tribute to John Wetton and Keith Emerson) FALLEN ANGELS TOUR 2017 ライヴ音源(Apr 26, 2017 @ Boerderij, Zoetermeer NETHERLANDS)

GWの激務をタイトな勤務シフトで乗り切って、しばらく緩めの勤務シフトになる。コレでこのあと夏のお盆までは穏やかな仕事の日々となるので少し爽やかな気分。GWが終わって超ブルーな気分で仕事に戻った方々には重たい今週だろうけどもね。しかしながら私はこれから地域のいろいろ所用が忙しくなって、コレは何とか充実の日々へと転換できるように頑張らねばと心新たにしているところである。

ブログは気が向いた時に書けるだけ書いておこうという事で、特にネタの選別ポリシーも無く、たまたま気が向いた時に有ったネタを書くので、今はそれじゃないだろ、って思う方もいるかも知れないが、私の備忘のようなものなのでそこはご勘弁を。

そこで今回は、GW激務が終わって昨日朝に泊まり明けで帰宅して、いつも利用しているライヴ音源サイトをチェックしたらようやくUPされていたのが、掲題のエディジョブソン&マークボニーラによるジョンウェットン大先生&キースエマーソンのトリビュートツアー音源である。英国2Daysのあとを受けてツアー3公演目にあたる4/26のオランダ公演。早速DL入手して軽く聴いてみた。アコースティックライヴなので正直それほど期待してなかったんだけども、聴いてみるとこれがすっかり聴き入ってしまった。

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言うまでもないけど編成は以下。

Eddie Jobson: keyboards, violin
Marc Bonilla: acoustic guitar, vocals

セットリストは以下(音源UPした方のインフォに従って記載)。

(Eddie Jobson talks)
Trilogy
Starless
Rendezvous 6:02
In The Dead Of Night
By The Light Of Day
Nostalgia
Violin Solo
Piano Medley (incl. The Barbarian / Take A Pebble / Metamorphosis / Jeremy Bender)
Bitches Crystal
Fallen Angel
(Marc Bonilla talks)
A Place To Hide
From The Beginning
Carrying No Cross
Lucky Man

そりゃ、フルバンドでの演奏の方がイイに決まってるんだけども、こうしてアコースティックデュオの編成でやると、むしろ曲そのものの良さがかえって際立ってくるのが分かる。名曲とはそういうもんなんだと思う。思わず聴き入ってしまうのはそうやって、曲そのものの良さを感じるからだろう。また、オーディエンス録音とは言え、アコースティックデュオで音数が少ない分、非常に綺麗に録音されているのも聴きやすさを助長していてポイントが高い。マークボニーラはソロアーティストとしても実力者だけど、キースエマーソンの相棒としてEL&Pの曲を演奏して歌ったりもしていたし、今回もEL&Pのみならず、クリムゾンのスターレスやフォーリンエンジェル、UKのインザデッドオブナイトやランデヴーといった曲をジョンウェットン先生に代わって歌っていて、そこにあまり違和感を感じない。まるで昔から自分の曲であったかのような堂々たる歌いっぷりで、ヴォーカリストとしての実力も垣間見えてくる。ビリーシャーウッドがエイジアの曲の先生の代わりに歌う違和感に比べれば、とってもフィットしている。もちろんエディジョブソンもUK曲以外の、クリムゾンやEL&Pをまるで自分の曲であるかのように澱みなく演奏していて、借り物感が無いのはさすがである。特にクリムゾン曲は、自らの音楽史に一瞬クリムゾンに関わっていたことをこれ見よがしに記載するだけのことはある(笑)。そしてしっかりノスタルジアのような自分のソロ曲も演奏して、ピアノメドレーでは、先生もエマーソンも何の関係も無いはずの(笑)、カーヴドエアのメタモルフォシスまで入れ込んでいるあたり、誰よりもこのツアーをやりたかったのはご自分自身だったのではないかと勘繰ってしまうくらい(笑)。っていうか、それにしても改めてカーヴドエアのメタモルフォシスのピアノフレーズは気品があって本当に素晴らしい。

エディジョブソンには、もうこれで演奏活動は終わりとか、そう堅いこと言わず、どんどんステージ活動も続けて欲しいもんだ。今回のトリビュートツアーも、いずれ日本公演を企画する呼び屋が現れて欲しいし、収支さえ計算が立てば日本にも来てくれるものと勝手に確信している。

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2016年12月 9日 (金)

グレッグ・レイク追悼:グレッグ・レイク 「イッツ・ユー、ユーヴ・ガッタ・ビリーヴ」 (R.I.P. GREG LAKE : GREG LAKE 'It’s You, You've Gotta Believe')

有名ミュージシャンが亡くなるたびに、めっちゃファンでも無いにもかかわらず、先を競うかのように、「RIP (誰々)」、「RIP (誰々)」・・・と、ネットで呟きまくる人のことを、「お悔やみオジサン」といってネットで嘲笑の対象になってるそうだ。我もある意味気を付けなければいけない(苦笑)。でも、そのミュージシャンの本当のファンなら追悼の意味で心から「RIP・・・」と呟くのは自然でもある。

歴史的ビッグイベント(になるはずだった)エイジアインエイジアからちょうど33年、予想も覚悟もしてなかった、グレッグレイクの逝去の報、コレはさすがに驚いた。以前より癌で闘病中だったとの事。今年3月のキースエマーソンの自殺に続いて、まさか年内にEL&PのEとLが世を去るとは思わなかった。

拙ブログでも何度も何度も触れてきたけど、私が洋楽に入ったきっかけは、高校2年生だった83年の夏頃、KBS京都というAMラジオで平日夜10時から放送されていたハイヤングKYOTOという番組で、金曜担当のDJ若宮てい子さんの担当日が洋楽中心の番組でエイジアのドントクライを聴いたのがキッカケだった。その心にグッとくるメロディとドラマティックなサウンドにドハマリしてエイジアのファンになり、エイジアを入り口として洋楽を聴くようになった。それまで中学生の頃からオフコースとかチューリップとか日本のニューミュージックと呼ばれていた音楽を聴いていた私の大転換だった。

そして、エイジアに続いて2番目に聴いたのがグレッグレイクだった。EL&Pではない、ソロアーティストとしてのグレッグレイクである。なぜエイジアに続いて2番目にグレッグレイクに興味を持ったのか、それは83年という時を意識して頂ければ簡単である。エイジアにハマった83年夏から2ヶ月ほど経った83年10月頃だったか、同じく先述のKBS京都ラジオのハイヤングKYOTO金曜日でDJ若宮てい子さんから、来日が決まったエイジアの緊急ニュースとして、ジョンウェットン脱退、後任にグレッグレイク加入、という話題に触れていた。時代を熱く盛り上げていたエイジアの中心メンバーの脱退という話に、エイジアファン初心者だった高2の私は驚きつつ、番組では早速、後任のグレッグレイクを紹介する意味だったのか、掲題のグレッグレイクの「イッツ・ユー、ユーヴ・ガッタ・ビリーヴ」をオンエアしたんだった。鍵盤シンセ中心のサウンドに雄大な歌メロと雄大なグレッグレイクのヴォイス、これはこれでエイジアのドラマティックなサウンドに合うんじゃないかとに興味を持った。

(該当の曲がYoutubeにあったので貼ってみました。)

この時点でエイジア初心者、洋楽初心者である私は、このグレッグレイクという人が70年代には有名なプログレバンド、EL&Pのメンバーだったという事も詳しくは知らなかった。そう言えばエイジアのアルファ国内盤LPのライナーに、そんな名前が載ってたかな?って程度の知識。なのでグレッグレイクの「イッツ・ユー、ユーヴ・ガッタ・ビリーヴ」という曲を、何の先入観も無く聴けたのだった。

この後、早速京都のレコード屋さんでこの曲が収録されたグレッグレイクの2ndソロ「マヌーヴァーズ」(MANOEUVRES)の輸入盤レコードを購入。これが私が買った洋楽LPとしては、エイジアのアルファ国内盤に続いて2枚目の洋楽アルバムだったのだ。半分がゲイリームーアとの共演によるハードロック的な楽曲群、残り半分がグレッグレイクの歌中心のメロディアスな楽曲群だったと記憶しているが、正直、何度も繰り返し聴いたのは「イッツ・ユー・・・」だけだった。それほど上記の番組でエイジアの新メンバー、グレッグレイクの最新アルバムからの曲、として紹介されオンエアされたこの曲のインパクトが私の頭に残ったのであろう。

後から冷静になって、グレッグレイクとゲイリームーアの組み合わせによるハードロックな曲をグレッグレイクが歌うってのには、なにかフィットしない違和感を感じた。更にジョンウェットンの後任として加入して来日したエイジアインエイジアは、VHSビデオソフトを購入して何度も見たけど、ソロ曲「イッツ・ユー・・・」の歌手グレッグレイクの素晴らしさは、ジョンウェットンが作ってジョンウェットンが歌った楽曲を、歌うグレッグレイクからは感じられず、これまた微妙な違和感が残り続けていたのであった。

キースエマーソン追悼記事の時にも触れたけど、せめて92年の再結成EL&Pの来日公演を観れたことは幸運であったと思う。また、2013年のグレッグレイクのソロ来日公演も、ギリギリまで行こうかどうしようか迷った末に、やっぱり行ったことはこれまた幸運であった。しかし、歌手グレッグレイクの本当の実力を思い知ることが出来るのはこの80年代のソロ作であったような気がする

いま改めて聴いてみてもこの「イッツ・ユー・・・」におけるグレッグレイクのヴォーカルは、歌手グレッグレイクの実力と素晴らしさを端的に示す名唱だと思う。もっと有名なキングクリムゾンやEL&P、またはEL&Powellでの彼のヴォーカルにも全く引けを取らない名唱と言ってしまってもイイでしょうって、個人的に言い切れる自信がある。70年代プログレミュージシャンが、時代との折り合いの付け方に苦労した80年代前半、ご多分に漏れずグレッグレイクが発表した2枚のソロアルバムも埋もれがちではある。しかし時代を経て改めて聴いてみると、素晴らしい名曲だったことがわかるのである。

私が、私に対して残念なのは、そのことに気付くのに、グレッグレイクの逝去という報に触れてようやく認識できたというタイミングの遅さである。高2の時に買った本作収録のグレッグレイクの2ndソロ「マヌーヴァーズ」(MANOEUVRES)は、随分前に中古屋さんに売ってしまった。慌ててグレッグレイク監修による1stソロと2ndソロ「マヌーヴァーズ」(MANOEUVRES)の2 in 1のリマスターCDを注文する私なのであった・・・。

今日は「お悔やみオジサン」と嘲笑されても構わない。R.I.P GREG LAKE.

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2016年3月12日 (土)

キース・エマーソン追悼:エマーソン・レイク&パーマー 「将校と紳士の回顧録」 (R.I.P. KEITH EMERSON : EMERSON LAKE & PALMER 'Memoirs of an Officer and a Gentleman')

今日の早朝から訃報を目にしてそのまま眠れず既に寝不足。第一報はQEDGマネージメントからでキースエマーソンが逝去したとの事。その後の死因についての各種報道はファンとしては受け入れがたい辛い内容であるしせめてそこだけはウソであってほしいと思うのだが・・・。

いずれにしてもキースエマーソン71歳、逝去されたこと自体は事実で受け入れるしかない。既に多くのミュージシャンから追悼メッセージが発信されているが、ここでは拙ブログらしくエイジアのメンバーのツイッター上での追悼メッセージを記載します。

中でもEL&P時代のバンドメイトでもある、カールパーマーの心痛はいかばかりか、心中察して余りある。

私がEL&Pを知ったのは高校3年生のころだったか。拙ブログで何度も言ってきたように洋楽に入ったキッカケは高校2年生の83年にエイジアのドントクライを聴いてから。エイジアのファンになり、その構成メンバーが70年代プログレの有名ミュージシャンだという事を知ったのと、加えて当時生徒会の副会長をさせてもらっていたんだが、その時の生徒会長の友達がYMOの大ファンでシンセサイザーミュージックの大ファン、その流れでEL&Pも聴いていて、その影響もあって70年代プログレ大物バンドの内では最初に聴き始めたのがEL&Pであった。そしてこれまた拙ブログで何度か言ってきたが私には業務その他の超多忙による音楽ファン歴的ロスト10イヤーズがあって、2005年とか2008年のキースエマーソンの来日公演は行っていない。来月の来日が幻になったことでそのことが若干悔やまれるが、それでも救いは92年の再結成EL&Pのブラックムーンツアー来日公演は参戦してまだまだ現役度全開の演奏を十二分に堪能できたことである。

思い出を長く話せばキリが無いが、そんな中で実は意外に好きなのがラヴビーチである。

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普通は頭脳改革とかタルカスとか展覧会の絵とか言うんだろうが、もちろんそれら全盛期の作品群は好きだけど、なぜか聴いた回数が多いのがラヴビーチ(笑)。いやラヴビーチという作品全体では無くて、ラヴビーチのラストに収録されている20分の大作「将校と紳士の回顧録(Memoirs of an Officer and a Gentleman)」、これが実は大好きなのである。この何とも言えない静かな海辺の夕景を思わせるような優しく郷愁を誘うピアノとシンセとヴォーカルのメロディが個人的には大好物。この曲だけを取り出して何回聴いたか分からない。それ以外の曲がとても残念な曲ばかりなのでラヴビーチのアルバムとしての評価が最低になってしまっているのが勿体ない。

キースエマーソンバンドとしての来日公演を1ヶ月後に控えてのこの事態は、チケット買ってたのにぃ・・・とか言うのもあるがそれ以前に昨年のイエスのクリススクワイアと同様に喪失感が大きい。確か腕だったか手だったかの病気も抱えていたし、一度はライヴや音楽活動からのリタイアを宣言していた気がするし、もし今回の来日ライヴへの練習とか準備が何らかのストレスだったんだとすれば尚更日本のファンとしては辛いところだが・・・。このあたりの年齢のミュージシャンはジョンウェットン大先生にも言えるが、NHK真田丸のセリフじゃないが「生きてこそ」であり、無理なんかしないで生きていてくれて時々ネットとかSNSで様子を伝えてくれるだけでもイイのである。

大好きだったEL&Pの「将校と紳士の回顧録(Memoirs of an Officer and a Gentleman)」の流麗なメロディが今日ばかりは優しくも哀しく響くのである。

R.I.P KEITH EMERSON.

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2015年11月22日 (日)

GREG LAKE & GEOFF DOWNES "RIDE THE TIGER"

DBAの2ndの購入を国内盤の発売まで待つことにしたら、先にライドザタイガーが到着してしまった。こちらは当初11月下旬に発売予定だったのが前倒しになったもの。

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エイジア活動休止中の1989~90年にかけて、グレッグレイクとジェフダウンズが組んだプロジェクトの幻の音源で、確か当時も音楽雑誌でこの二人がライドザタイガーというバンドを組んだ、みたいに書いてあったのを読んだ記憶がある。その頃はエイジアの活動は全く先が見えなかった頃で、レイクはEL&Powellが頓挫してEL&P再結成からもケツをまくって悪い意味で唯我独尊状態。一方のダウンズもプロデューサーとして深く関わったGTRの2ndが頓挫してジョンウェットン大先生とエイジア復活を試みるがこれまた頓挫状態。その状態でこの二人が組むというのも、この時期の狭いプログレ人脈内での組み合わせ変更では最も想像し難い組み合わせだなぁと思ったものだ。顔ぶれの組み合わせとしては83年のエイジアインエイジアで縁はあったものの、音楽的な意味では素人目には相性が合う気がしないから。しかしこの頃はエイジアのライヴ映像ってのはまさにレイク入りのエイジアインエイジアしかなかった頃なので、私もVHSの商品を買って繰り返し観ていたのでそういう意味では有り得る組み合わせでもある。

また、当時は伝わって来なかったが後にエイジアのバイオ本を読んで、このプロジェクトにキングクリムゾンの初代ドラマー、マイケルジャイルズが参加していた的なことが書いてあってホントに?とか思っていたが、今回の本作の内ジャケにこの通りキッチリとクレジットされている。

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レイク、ダウンズ、ジャイルズ、顔ぶれとしてはなかなかの夢のトリオとさえ思えてしまうが音の方は果たして・・・。

今回のこの作品の収録曲の一部はグレッグレイクの複数のオフィシャルブート作品で陽の目を見ていたので大体の想像は付いていた。多分デモテープ品質だろうと(笑)。全7曲の収録曲と、後に発表された既存の作品との関連をイエスの情報サイトで確認しながら聴いてみた。

① Money Talks
私自身は初めて見る曲名だったが、グレッグレイクのオフィシャルブートに収録されているらしい。私が持っていない方のオフィシャルブートだろう。後に再結成EL&PのBLACK MOON収録のPaper Bloodに改作して収録されている。聴き比べてみてなるほど歌詞や曲調が流用されてるなと感じたが、逆にそうと言われないと気付かないかも知れない。

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② Love Under Fire
これはもうタイトルですぐ分かる、ペイジアのAQUAに収録されていたな。私の手元には無い。中古屋に売り飛ばしてしまったから(笑)。これも私の持っていない方のグレッグレイクのオフィシャルブートに収録されているらしい。今となってはジョンペインが歌うバージョンよりも作者のレイクが歌う本バージョンの方がしっくりくる気がする。後付けな言い方だけど・・・。

③ Affairs Of The Heart
これもタイトルですぐ分かる、再結成EL&PのBLACK MOONにて再録されている。EL&Pバージョンではファンにラッキーマンやセラヴィをイメージさせたかったのかアコギ演奏をバックにレイクが歌うアレンジだが、原曲にあたる本作品ではダウンズのキラキラかつ盛大な鍵盤をバックにレイクの歌にエコーを効かせて壮大なバラード風に歌っている。

④ Street War
私には馴染みの無いタイトルだが、イエスの情報サイトによると再結成EL&Pの2作目、IN THE HOT SEAT収録の同名曲が、この曲の改作にあたるらしい。Youtubeで聴いて確認してみたが類似点があまりよく分からなかった。本作のバージョンは非常に勇ましい曲想で、むしろジョンウェットンが歌ったらエイジアのアストラあたりに収録されていても自然に感じるような雰囲気の曲。っていうか再結成EL&PのIN THE HOT SEAT持ってないのかって? ええ、持ってませんよ(笑)。当時CDショップで試聴だけして、こりゃダメだ、と思って購入を見送っていて、その後も手に入れておこうとすら思わなかったので(笑)。いずれ資料として中古で買っておこうかな(笑)。

⑤ Check It Out
私がかろうじて持っている方のグレッグレイクのオフィシャルブート(下の写真)にそのまま収録されている。メロディ、アレンジ共に抑揚のないロックって感じで個人的にはつまんない曲だ。

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⑥ Blue Light
こちらも前曲と同様のグレッグレイクのオフィシャルブートにそのまま収録されている。これもあまり面白くない暗めのバラード。

⑦ Love Under Fire (alt. mix)
上記②の別バージョンであるが、このバージョンがそのまま上記写真のオフィシャルブートにそのまま収録されている。

以上、あくまでも幻のデモ音源、歴史に埋もれた資料音源としては非常に有用であるが、言うまでもなく作品としては正直面白くないブツである。更に言うならドラムが⑦以外は打ち込みっぽく感じて、ホントにマイケルジャイルズなの?って感じ。そうなのだとしても、それなら期待する「クリムゾンのマイケルジャイルズ」的な、宮殿やポセイドンで聴かれるドラミングでは全く無いおとなしいプレイである。

存在していることが分かっていて聴けなかった音源がこうして陽の目を見たという意味では良い時代になったものである。こんな感じでXYZとかWWBも公式に出て来てほしいな。

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2015年9月17日 (木)

3(KEITH EMERSON, CARL PALMER, ROBERT BERRY) "LIVE IN BOSTON"

かつてアントニオ猪木は2台のバスを走らせようとした。1983年、今の新日本プロレスブームとは比較にならないくらいの大ブームで人気絶頂、まさに全盛期で我が世の春を謳歌していた新日本プロレスに起こった内紛劇の大波を被った猪木は、内部クーデターにより自らが設立した新日本プロレスの社長の座を追われた。僅か3ヶ月後にテレビ朝日の後ろ盾を受けて社長には復帰したものの内紛の余韻が燻り続けていた。そんな中、84年に新日本プロレスから分派した新団体ユニバーサルプロレス(UWF)が姿を現す。当時は不透明であったが後にこの新団体UWFには猪木自身が一枚噛んでいたことが関係者の証言により史実として明らかになる。商魂逞しい猪木の目的の一つは2台のバスを走らせてダブルで儲ける、簡単に言えばそういうことになる。2台のバスの内訳は以下。

①号車 : 新日本プロレス & テレビ朝日
②号車 : UWF & フジテレビ

ところがこの目論見は②号車からフジテレビが降りてしまったことで暗転し頓挫。猪木の目的は未達のまま猪木の手を離れた②号車のUWFは異なる方向へ変質し、肝心の①号車の新日本プロレスも衰退に向かってしまう。この後の史実の裏側についてはこのブログの主題ではないので割愛する。

さて、偶然にもちょうど同じ時代に音楽界のしかも我らがエイジア界隈で似たような事例が起きた。1982年に記録的大ヒットで華々しいデビューを飾ったエイジアが我が世の春を謳歌していたはずの翌83年、2ndのアルファの売上とツアーのチケット売上不振によりアル中を抱えるジョンウェットン大先生が解雇された。ところが僅か数ヶ月後の84年初頭にジョンウェットン復帰、同84年9月には鋭く対立するスターギタリストのスティーヴハウ脱退という内紛劇の末にハウとスティーヴハケットの双頭バンドGTRが姿を現す。この時、2台のバスを走らせようとした人物は誰か。70年代イエス、そしてエイジアの敏腕マネージャー、ブライアンレーンである。商魂逞しいブライアンレーンの目的は、エイジア内紛の状況を逆手に取り2台のバスを走らせてダブルで儲けること、簡単に言えばそういうことになる。2台のバスの内訳は以下。

①号車 : ジョンウェットンのエイジア & ゲフィンレコード
②号車 : スティーヴハウのGTR & アリスタレコード

まず②号車のGTRは86年に見事デビューアルバムで成功を収めた。しかし折角の成功にもかかわらず双頭の片方のスティーヴハケットが②号車から降りてしまう。ブライアンレーンはハケットの代わりに有望な若手のロバートベリーを②号車に乗せて第2期GTRとして継続を図るが途中で頓挫、②号車は停車してしまう。一方の①号車の方はと言えばエイジアの渾身の力作アストラがアルファにも増しての売上不振で途中停車してしまった。何とかしたい商魂逞しいブライアンレーン、①号車にカールパーマーを残し、EL&Powellからコージーパウエルに逃げられてしまったキースエマーソンを同乗させ、更に一旦②号車に乗せていた若手ロバートベリーを②号車から降ろして①号車に乗り換えさせた。これにて①号車を内訳を以下の様に修理した。

①号車 : 3(スリー) & ゲフィンレコード

こうして88年に再発進した①号車であったが残念ながらブライアンレーンの奮闘空しく、3は大きな成功を収めることは出来ず再び停止してしまった。ブライアンレーンが必死で再発進させた①号車の停止目前の貴重な記録が今回のブログの主題の3(スリー)の2枚組ライヴ盤である。前置き長いって?(笑)

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なんか私の中では3(スリー)と言えば苦闘するブライアンレーンっていう、そういうイメージが真っ先に浮かんでしまうのである。ロバートベリーの才能を前面に押し出したそのサウンドは産業ロックそのもの。味付けをキースエマーソンがやりましたって感じでEL&P~EL&Powell~3(スリー)という系譜に並べるには若干無理のある産業ロックサウンドは当時リアルタイムで聴いたときはあぁ厳しいなぁと思ったものだった。今になって時代性を気にせずに聴くと非常に良く出来たプログレ風味の産業ロックとして、何のことはない私の大好物ではないかと思えてしまうのはちょっと調子が良すぎるかね。

内容に関してはFM放送音源でブートでも出ていた音源。これがPre-FMマスターであれば嬉しいんだがそこはちょっとわからない。ラジオ放送用のトランスクリプションディスクからDJコメント部分を取り払っただけのような気もするし。でも一応フェイスブック上ではエマーソンもベリーも今回のCDを喜んで紹介しており、そういう意味では公式盤と言って差し障りは無さそう。演奏曲は3(スリー)のアルバム曲中心に、オープニングと中盤と終盤にEL&Pの有名曲を配するというファンからしたら期待通りのセットリスト。

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ベースを弾くベリーに加えてサポートギタリストとコーラスシンガーを加えて万全の布陣で展開される演奏も全く問題なし。例によって走り気味のカールパーマーのドラムはともかくとして。曲がりなりにもメンバー公認で貴重なライヴ盤が発売されたことは素直に喜びたい。

ロバートベリーの才能がこのまま埋もれていくのが勿体ないと思っているのでこのような発売がロバートベリー再浮上の何かのきっかけになるともっと嬉しいんだけどな。ちなみにロバートベリーが幻の第2期GTRやEL&Pへの提供用に書き溜めていた楽曲群は95年に "PILGRIMAGE TO A POINT" というタイトルでベリーのソロアルバムとして残されている

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自主制作レベルの音質ではあるが楽曲の充実度は素晴らしく未だに私の愛聴盤である。

というワケで3(スリー)の話がしたいのかブライアンレーンの話がしたいのかよく分からない内容になってしまったが、本稿での猪木とブライアンレーンの2台のバスを走らせた話から勉強出来たことがある。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」

ハハ、失礼しました~。
と言っておきながらブライアンレーンの名誉のために蛇足ながら付け加えておく。2台のバスのうち折角アリスタレコードに乗ってもらった②号車について、第2期GTR崩壊後に修理を施して以下のようにした。

②号車 : ABWH & アリスタレコード

②号車にスティーヴハウをキープしつつ今度はジョンアンダーソンと復縁して70年代のイエスの仲間を②号車に乗せて、ガッチリ稼ぎ、更には8人イエスにまで展開して大儲けしたところはさすがだなと。昨年のリックウェイクマンのソロピアノ来日公演のパンフにブライアンレーンの名が記載されていたそうで老いてなお抜け目の無さがオイシイ人物である。

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2014年8月23日 (土)

KEITH EMERSON "AT THE MOVIES" 3CD BOX (2014 Re-Mastered Edition)

たった1曲、たった1曲だけ欲しかったというそれだけの為にわざわざ買ってしまったCD3枚組BOX。キースエマーソンの映画音楽作品を集大成した本作は数年前に編纂されて発売済であったが今回はリマスター再発との事で、近頃メジャーどころのプログレミュージシャンのソロアルバム辺りのリマスター再発を事業の中心に置いてるっぽいESOTERIC RECORDINGSからの再発。

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スティーブハケットの東京テープスもココの関連レーベルからの再発だったと思う。小ぶりでシンプルなBOXの体裁が結構気に入っている。収納にも困らないイイ感じのサイズ。最近デラックスボックスとかサイズが大きくて収納場所に困るボックスが多いので本作のサイズはホッとする。だがさすがに海外の制作、ハケットの東京テープスは箱のフタが開けにくくて困ったし、本作は逆にフタがユルくてピタッと閉まらない(苦笑)。あとジョン&ヴァンゲリスのページオブライフも昨年このレーベルからリマスター再発していて、当ブログでは取り上げそびれていたがしっかり購入済。

それで、聴きたかった1曲っていうのは "BEST REVENGE" 収録の 'Playng For Keeps'。素晴らしくメロディアスで躍動感があって昔っから気に入っていた。80年代後半だったか90年代前半だったかにもその "BEST REVENGE" はCD化されて買っていたけどえらく音質が悪かった記憶がある。随分前に中古屋に売り飛ばしてしまった。いつかイイ音で 'Playng For Keeps' を手にしたかったが今回そのほかのキースの映画音楽作品との抱き合わせ3枚組という事で少し躊躇したけど、3枚組BOXの割には安かったので思い切って購入した。本作でははっきりとクレジットされていないようだが 'Playng For Keeps' で素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれているのは今は亡きブラッドデルプ。ボストンの名ヴォーカリストである。キースエマーソンがこの曲のヴォーカリストにボストンのブラッドデルプを起用したのは大正解。エイジアのバイオ本によれば83年のジョンウェットン解雇時に後任としてブラッドデルプを考えていたとのジェフダウンズの証言もあった。結構英国プログレ周りからも注目されていたわけである。

3枚組の他の楽曲群は全然聴いていないという不良リスナーであるが、ついでに流れてきた 'The Dreamer(Love Theme)' っていうキースエマーソンのピアノソロの曲も結構良かったぞ。もしかしたらEL&Pだったか何かのライブでもソロコーナーでやっていた気がするな。

ブラッドデルプと言えばボストン、武道館公演が1か月半後に迫ってきた。そろそろ気分を盛り上げていかないとな。多分ボストンのライブ、生で聴いたらそうとう感動することは今から想像できる。仕事しっかり都合つけられるように頑張らないと。

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2013年6月18日 (火)

GREG LAKE 来日公演初日 SONGS OF A LIFETIME JAPAN TOUR (下北沢GARDEN Jun 15, 2013))

グレッグレイクの来日公演初日、6/15(土)の下北沢GARDENに参戦しました。そろそろジャパンツアー全日程を終わったかと思うのでセットリスト含め参戦レポをUPします。

呼び屋も会場も東京公演は2月のカールパーマーバンド来日公演と同じ下北沢ガーデン。今回も腰の調子がイマイチの私はオールスタンディングに備えてちょっと早めに下北沢到着。前回も利用したカフェでまずは腰を休めようとお店へ。ところがなんとこのお店が当日貸切とのこと。マジでぇ~、困ったなぁと他の店を探して駅周辺をウロチョロしていると突然後ろから声をかけられ、振り返ると馴染みの某マイミクKさん。下の店にみんないますよ、と誘われ半地下のカフェへ。これまた馴染みの某マイミクMさん達が鎮座されていた。よくぞ私の姿を見つけて下さったものだと、持つべきは良き仲間なり。どうせ整理券番号もそんなに早い番号じゃないので開場時間を過ぎてもマイミクの皆さんと音楽談義で盛り上がる。

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開場30分後(開演30分前)くらいに、じゃそろそろ入場しますか、とガーデンへ。

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さすがに一応はエマーソン・レイク&パーマーで一時代を築いたグレッグレイクとあって入場してみると結構混雑、というか超満員。サイン会もなさそうだし特にTシャツとかいらないので物販もスルーして場内へ。もうおいしい場所は無かったので会場の一番後ろの壁にもたれかかる場所に陣取る。腰がアレな私はもたれかかれることが何よりも大事なのである。

19時、案の定定刻通りには始まらない。まぁ5分10分はありがちなのでイイだろうと思っていたらな結局なんと開演は25分押しでようやく場内暗転。クリムゾンのムーンチャイルドがバックで流れ、そしてジャズベースを抱えたグレッグレイク登場。「21stセンチュリースキッォイドマーーン!」とサビだけ叫んで次へ。それだけかい!みたいな。

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そしてかつての貴公子も今では見る影もなく十二分に膨張した巨体は、事前に最近の姿の写真やユーチューブで見慣れていたからか特に驚かない。ぶっちゃけ全曲レビューするほどの思い入れは無いので先にセットリストを記します。これまでの英国欧州での同ツアーと同じだと思うのでセットリストは多分以下。

21st Century Schizoid Man (King Crimson サビだけ)
Lend Your Love To Me Tonight (EL&P)
From The Beginning (EL&P)
Heartbreak Hotel (Elvis Presley)
Epitaph ~ The Court Of The Crimson King (King Crimson メドレー)
I Talk To The Wind (King Crimson)
You've Got To Hide Your Love Away (The Beatles)

--- (休憩) ---

Touch And Go (EL&Powell)
Trilogy?? ~ Still... You Turn Me On (EL&P)
I Believe In Father Christmas (Greg Lake)
Shakin' All Over (Johnny Kidd & The Pirates)
C'est La Vie (EL&P)
Lucky Man (EL&P)
People Get Ready (Curtis Mayfield)

--- (encore) ---

Karn Evil 9 : 1st Impression Part 2

英国欧州ツアー通りだと思うが、Trilogyはよく分からなかったです。申し訳ない。
2部構成の間の休憩インターバルはなんと30分と、オールスタンディングにはちょっと辛いものがあったかと。

分かっていたことではあるがバンド編成ではなく、バックで事前に作りこんであるバッキングトラックを流しながらグレッグ一人で曲によってギター、ベース、キーボードを弾いて歌うという形。また合間合間にいろいろ延々しゃべりが入る。カラオケをバックに歌い、スピーチも多いという構成は通常のロックコンサートを期待した向きには若干拍子抜けではあっただろう。この点については、今回の企画の趣旨を理解していなければ楽しめない。元々は「ラッキーマン」というタイトルの自伝本を書いていたのだがその執筆中に自伝を自らのしゃべりと歌で客に提供してみよう、というようなアイデアで企画したらしい。だからしゃべりも多いし演奏は自伝の中で曲を紹介できればいいのだから、わざわざ金かけてミュージシャンを雇ってバンド編成でやらずに、作りこんでおいたカラオケで歌えばいい、と。そういう事なんだろう。もっとも、そんな趣旨、理解して参戦したファンはほとんどいないだろうけれど。それにしゃべりは例えば先日のケンヘンズレー来日公演のように曲がりなりにも日本語通訳がいればまだ良いが普通に英語で機嫌良くしゃべられても内容が分かんないって(苦笑)。

歌のほうはキーを思いっきり下げて歌っているので曲によっては野太い声でちょっと萎える場面もあったがまあまあ十分に聴けるヴォイスでそれでもグレッグレイクの声であることは実感できるのでそれなりに満足。太っていてもやっぱり歌はうまいです。

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いきなり蒸し暑くなった東京で夢見るクリスマスもやってくれてこれは一服の清涼剤。クリムゾンの宮殿曲はBGM扱いのムーンチャイルド以外は全部(抜粋もあったが)歌ったので本人自身も思い入れというか、我こそはクリムゾンのオリジナルメンバーであるとのプライドがあるのだろう。我々にとっても宮殿曲をオリジナルシンガーの歌で聴けるのはある意味貴重ではある。

以上、自伝企画はもういいので次はロックバンド編成でお願いしたいね。次があるかは分からないけど。

終演後は、開演前にお茶したマイミクの皆様と下北沢駅前の居酒屋で飲み会。いろいろな音楽談義や、そんな事どこで聞いたの?って言うような業界ウラ話的なことまで含めて非常に楽しく盛り上がりました、下手すりゃライブ本編よりも飲み会のほうが楽しかったかも(笑)。マイミクの皆様、楽しい時間をありがとうございました。

怒涛の3週連続ライブ参戦というのは人生初めてでした。これでしばらく、多分11月のエディジョブソンまではライブ参戦はないでしょう。

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2013年5月12日 (日)

キース・エマーソン自伝(KEITH EMERSON Pictures of an Exhibitionist)

昨年NHK大河の平清盛にオーケストラアレンジのタルカスが使われたタイミングをチャンスと考えたのか、キースエマーソンの自伝が和訳版で発売された。

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400ページ超の大ヴォリューム。未だにBRUFORD本も読めてないし、キングクリムゾンの太陽と戦慄BOX特集のレコードコレクターズも読了出来ていないのに今度はエマーソン本、読めんのかって。

案の定まだ読了出来ていないが何か面白いこと書いてないかと部分部分は読んでみた。半分近くは学校時代からEL&P結成前まで。残りはEL&P結成後から70年代の成功までって感じ。自伝ではあるが私が秘かに期待する70年代EL&P解散後の80年代以降の話は特になし。実は誰それとスーパーバンドを結成する計画があったとかそういう話は無いかと期待したがありません。前半は飛ばしてEL&P結成時以降を読んでみたが印象に残ったところをピックアップ。

バンド名を決める際にメンバーの名前を並べた名前を提案するキースに、
「なんでお前の名前が最初に来るんだ?」

ライブでアンコールを求められ、ナットロッカーを提案するキースに、
「あんなくだらねぇ曲はもうやらねぇよ!」

のちにタルカスとして陽の目を見る曲のモチーフをカールパーマーと共に作って聴かせたキースに、
「そういう音楽をやりたかったら、自分のソロアルバムでやったらいいと思うよ」
「そういうのには俺は全然興味ないんだよ」

・・・と、まぁ次々と減らず口を叩くのは皆様の想像通り、はい、グレッグレイクです(苦笑)。ほんと面倒臭ぇーーこの人。ちなみにバンド名を決めるくだり、グレッグが提案したのは「トリトーン」「シーホース」。どっちもイマイチ、逆にキースが却下と(笑)。
タルカス原曲提案時は、じゃあグレッグは何か曲を用意してるのかと言ったら何もなし(嘲笑)。キレたキースがバンド解散を一瞬決意・・・。よくもまぁこんな調子でその後10年もバンドを続けたなとある意味感心する。それでもキースにとってはグレッグの魅惑のテナーヴォイスは他に代えられない必要なものだったんだろう。

あと、本書でやたら多いのが下半身の話。この時代のロックミュージシャンってみんなこんな感じだったんだろうか。下品なのでこの本の売れ行きを心配してしまう。要するに印象に残ったのはグレッグレイクの性格の悪さと、下半身話。

この本が6月予定のグレッグレイクのソロ来日公演チケット売り上げに悪影響を与えなければ良いが・・・・(笑)。

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2013年2月10日 (日)

CARL PALMER BAND 来日公演(下北沢GARDEN Feb 9 , 2013)

還暦過ぎたカールパーマーは元気一杯、こちらは案の定、腰が痛くて大変でした。

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終演後の感想は何はともあれ腰が痛い、という状態で帰ってすぐブログUPする元気もなかったので一日おいて本日UP。もう2日目も終わっただろうからネタバレとか気にする必要もないし。

とにかくオールスタンディングに備えて、現地下北沢に着いてまずやることは心配な腰をいたわる為に開演前まで出来るだけ腰を休めることと決めていた。オールスタンディングだと早めに会場入りしても開演するまでこれまた立ちっぱなしで待たなきゃいけたいからそれも辛いわけよ。ということで会場近くの喫茶店で約1時間以上カフェオレ一杯でじっくり休憩。開場時間を過ぎても気にせず休憩。何が何でもカブリつきで観たかったわけではないので。そして会場の下北沢GARDENへ。

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開場時間を過ぎてから悠然と入場。終演後の物販購入者オンリーのサイン会に備えて物販の列へ。とりあえずカールパーマーバンドのライブCDを購入。フロアへ入場しマイミクさんとご挨拶。さすがはマイミクさん、仕切りのもたれかかれるスペースを確保されていた。私も幸いそのすぐ後ろ、PA卓スペースの前に立つ。ここならPA卓スペースの仕切りにもたれかかれるから。開演を待つ間、そのPA卓に無造作にセットリストが置いてあったので携帯カメラに撮っておこうとしたが光の具合でうまく撮れず。仕方ないから携帯メモに殴り書きしておく。開演時間の19時を過ぎても一向に始まらない。腰が心配な私には最悪の展開・・・。約20分以上押しでようやく開演です。

"Carl Palmer's ELP Legacy; Twist of the Wrist 2013 TOKYO"

と名付けられているだけあって曲はすべてELPの名曲ばかり。セットリストは上記殴り書きとうろ覚えの記憶から多分以下の感じ。

Peter Gunn
Hoedown
Knife Edge
America
Mars(ホルストの曲)
The Barbarian
Tarkus
Guiter Solo
Bass Solo(incl. クイーンのボヘミアンラプソディ?)
Rondo
Toccata and Fugue(バッハのトッカータとフーガニ短調?)
Pictures at an Exhibition
Fanfare for the Common Man
Nutrocker

以上、多少不正確なところはあるかもしれないが大体こんな感じ。オープニングから最後までELPオンパレードで、しかもELP3人の中で一番現役度の高いカールと、そして2名の若者だから圧倒的にエネルギッシュなパフォーマンス。今ELPを再結成してもこうはいかないだろう。

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今更ながらカールはやはりELPでのプレイがもっとも楽しいのだろう。見るからに生き生きしていて手数も多いし。ちなみに写真はデジカメや携帯カメラの撮影可だったようなので遠慮なく撮りまくり。エイジアでの制約の多い曲での演奏とは異なってまるで全曲ドラムソロ叩きまくってるってくらいの印象。キーボードレス、ヴォーカルなしでギターと6弦ベースでうまくアレンジしていたなと思うがそうはいっても物足りなさを感じる分は自分の脳内でキースエマーソンのハモンドを付け足せばよい。タルカスは堂々の完奏。しかし私の腰が途中から本格的に辛くなってきた。展覧会の絵が始まるころには腰が気になって呆然とし始める・・・。展覧会はメインテーマの抜粋くらいで済ませてくれないかなぁと思っていたらこれまた堂々の完奏。こちらは腰の痛みで放心状態(苦笑)。

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セットの最後は庶民のファンファーレで幕。こちらも最後の力を振り絞ってノリまくる。アンコールはナットロッカー。終わった後はしばらく後ろのPA卓の壁にもたれかかって動けませんでした。

終演後はサイン会。主催者からの事前周知でいろいろ制約の多いサイン会になりそうだったが無事にサインも頂いた。

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ギターとベースの二人にはさっき購入したCDにサインを頂く。

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カールには頭脳改革紙ジャケに。ところがこのジャケにシルバーのサインペンで書いてくれるもんだから結構微妙なことになっている。黒で書いてよって話だがわがままは言うまい。

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最後におまけ、グレッグレイクの来日公演を予告するチラシが配られていた。

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さてどうするかなぁ。昔のグレッグレイクの魅惑のテナーボイスとは違ってしまってるしなぁ。それにオールスタンディングは辛い。でも来日が近付いてきたらやっぱりチケット買うかもしれない。

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2007年2月25日 (日)

86~88年、ブライアンレーンの苦闘

86年以降のエイジアメンバーの動向は、当時、書店でキーボードマガジンやBURRNなんかでチェックしていたと思う。現在のようにインターネットで最新の情報を瞬時にキャッチできるわけではなかったので、とても気長に情報を待ち続ける状態であった。

この時期の動きはメンバーではなく、マネージャーだったブライアンレーンに焦点を絞るとわかりやすいかも知れない。

エイジアと言うかジョンウェットンのエイジア再生への苦闘時代と言える86~89年、エイジアだけでファミリーツリーでも作れるんじゃないかと言うくらい各メンバーそれぞれもシーンの表舞台に浮かんでは消える。黒幕は70年代イエス、エイジアのマネージャー、ブライアンレーン。

ジョン・ウェットン : WETTON/MANZANERA~PHENOMENAⅡ~(ASIA再生失敗)

スティーブ・ハウ : GTR~(2期GTR失敗)~ABWH

ジェフ・ダウンズ : GTR(プロデュース)~ソロ

カール・パーマー : (ELP再生失敗)~3(スリー)

ついでに、

グレッグ・レイク : EL&Powell~(ELP再生失敗)

どうだろう、こうして整理してみると各メンバーの動向の多くにブライアンレーンが関わっているのがわかる。赤字は全てレーンの企てだ。下記は発表された作品群。

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ウェットンはエイジア再生に苦闘し、確か88年頃には、ウェットン、ダウンズ、スコットゴーハム(G)、マイケルスタージス(Dr)の編成で活動再開と報じられた記事をキーボードマガジンで読んだ記憶があるが、この時期にレーンも苦闘していたのである。

筆者自身は、このエイジアの残像ともいえる動きを律義にキッチリ追いかけていた。EL&Powell以外は、「この曲をウェットンが歌っていればなぁ・・」などと妄想することもあったような。

ともあれ、80年代エイジアとその関連バンドは実にブライアンレーンのマネージメント活動歴そのものなのである。その後、ABWH~8人イエスへと暗躍するのだが今は名前を聞かなくなった。彼は25周年オリジナルエイジア再編成をどんな思いで見ているのだろうか。

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