2019年10月18日 (金)

大塚 直樹(元新日本プロレス営業部長)「クーデター 新日本プロレス秘史」

今週は何と今日の金曜日しか休みがない。あとは月曜から日曜まで、今日の金曜を除いて全部泊まり勤務。しかも唯一の公休の今日も夜には地域の所用で出掛けなきゃいけないし、気分的には休み無しな気分。昨日は泊まり勤務明けで帰宅してからずっと頭痛で、寝てても治らないし起きても気分悪いしでなかなか辛い明けオフであった。原因は不規則な仕事による寝不足である事はハッキリしてるだけに、この繰り返しを今後も続けるのはどうしたものかと・・・。今日はなんとか起きていられる状態ではあるけどやはりまだ若干頭痛が。雨模様でウォーキングも出来ないので昼間は家で大人しくするしかない。音楽を聴く元気も無し。なので音楽ネタのブログ更新もしない。久しぶりにプロレス関連書籍でも取り上げておこう。

ここ数年は財政難もあってプロレス関連本は興味はあっても購入することは控えていたんだけど、一時期の財政難からは少しだけ脱したし。それでも決して余裕は無いんだけどもたまに節約疲れでオラーーって財布の紐を緩めることもあるのだ。そんな感じで買ったのが掲題の単行本。元新日本プロレスの営業部長の大塚直樹氏の回顧本。ネタが主に83年に新日本プロレスのクーデター騒動とあればこれは興味が湧かないワケが無い。大塚氏はこれまでにも部分的にマスコミで当時の事に関する証言はしていたと思うけど、今回はそれら全て纏めて、しかもご自身が記していた当時の日記に基づいての詳細な証言及び回顧とあって見逃すわけにはいかない。

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もうアレから約35年以上経つのに未だにあの新日本プロレス全盛期に起きた騒動は興味が尽きない。あのクーデターで新日本プロレスを追われた新間氏が、83年だったか84年だったかに新間氏が知る新間氏側からの告白本を出して、私もすぐに購入して熟読した記憶がある。後に大塚氏含めて様々にクーデターにかかわった人物が証言してきたけど、大体は新間氏の告白本に沿った内容だったと思う。今ではあのクーデター騒動について知らないプロレスファンはいないくらいだろう。新間氏の本はクーデターで追われた側の本だった。今回の大塚氏の本は言うまでもなくクーデターを仕掛けた側の本で、その意味で一読しておきたかった。クーデターを仕掛けた側、クーデターで追われた側それぞれに言い分はあるだろうし、そのクーデターにかかわった人物それぞれにも別の思惑が有ったかも知れない。いずれにしても直接かかわった人物の証言本は貴重だ。

内容だけど、もちろん「クーデター」と命名された本だけに83年クーデターに関する記述が大半だけど、それだけではなく昭和47年から大塚氏が知っている新日本プロレスでの出来事も記されていて、その部分も結構面白い。内容をそのまま書くのは良くないので目次や面白かった記述の一部だけ取り上げてみる。目次の一部。

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もうこの目次を見るだけで私なんかはドキドキする。あの当時リアルタイムでは新日本プロレス内部に何が起こっているのかはファンにはまったく分からなかった。とにかくタイガーマスクが突然引退表明した、アレが始まりだったけど、その裏で起きていたクーデターの話はそれこそ新間氏の本を読むまでは分からなかった。ここに記された新団体設立計画からクーデター実施に話の内容が変質していった進行はそれはもう一日毎に状況が変わって行って、実はクーデターを実施した人たちは決して一枚岩ではなかったこともはっきり分かる。山本小鉄、テレ朝から出向してきていた役員、藤波、佐山タイガー、大塚氏含めた営業軍団、それぞれが会社やアントンハイセルに不満を持って疑心暗鬼になっている、そこだけが共通点という感じで、その新団体設立もクーデター計画も読んでる私からしたら実にずさんで、こんなんで新団体設立もクーデターも成功するわけがない、って素人ながら思えてしまう。また、この事態に及んでも猪木は大塚を手放したくなかったのは余程大塚氏の営業部長としての手腕を重視していたのだろう。そこら辺の記述も非常に興味深い。

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猪木と大塚氏のこのやり取りは読んでて辛くもある。

この本は大塚氏の本だから、大塚氏の言い分が中心なのは当然で大塚氏からしたら、小鉄に愛想尽かした、藤波には呆れてしまった、そんな気分だったのだろう。一方の山本小鉄は終生このクーデターに関しては人前では触れなかったので、小鉄の言い分は全く分からないのがファンからすると残念。

クーデターの他にも、クーデター後に新日本プロレスを退社して新日本プロレス興行(後に社名変更してジャパンプロレス)を興した経緯、ジャパンプロレスの内情等、これまで単発でマスコミの前で触れてきた内容も改めて俯瞰できる。個人的にちょっと微笑ましいというかウケたのは、昭和53年の猪木vs上田馬之助の日本武道館での釘板デスマッチのくだり。場外に釘板をびっしり敷き詰めて、場外に落ちたら大変、っていうデスマッチだった。私も子供ながら当時この釘板デスマッチはリアルタイムで金曜夜8時のテレビ中継を見てハラハラしながら興奮して観ていた記憶が鮮明にある。上田の攻勢に猪木が場外に落ちそうになって、足一本ロープに引っ掛けて場外転落を防いで、エプロンから一転して上田の腕を取って腕折り攻撃で反撃っていう、今でも思い出せる。異種格闘技戦を除くと通常のプロレス興行としては大塚氏の営業マンとしての史上最高の売り上げを記録したそうで、そこに至る猪木と大塚氏のやり取りを少しだけ。

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試合を盛り上げるために猪木社長に場外に転落することを提案する大塚氏に、猪木の反応、

「落ちたら刺さるじゃねぇか」

思わずウケた。そりゃそうなんだけど、この天然なやり取りが最高。

あのクーデター騒動から35年以上過ぎて、今ではあの当時の四分五裂した関係者ともほぼ和解して、ジャパンプロレスで分裂した長州とも和気あいあいと話せるようになった後書きのくだりは少しホッとする。過去の話にタラレバは意味ないし今ではそれぞれがそれぞれの道で自分なりに生きて行けてることが幸いなんだと思う。

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2017年10月 4日 (水)

WWE/Smack Down Live 2017年日本公演(大阪)(WWE Live Osaka : Sep 16, 2017 @ EDION ARENA OSAKA)

すっかり後回しになって順序がオカシくなったけど、先日、ってかもう先月になってしまったWWE/Smack Down Liveの大阪公演の参戦レポを備忘の為に一筆書いておきたい。もうネタとしては旬を過ぎてしまったけどね。

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2017年9月16日(土)、この日も運良く泊まり勤務明けで翌日公休の為、有休を消化せずに済むという、最近物事が不思議とうまく回転していて、苦心惨憺の日々の中で踏ん張っているつもりの私には、ホンの僅かなご褒美のような気がして有難い。少しくらいはこんなことが無いとね。もっともその分、泊まり勤務明けで帰ってきて、そのまま寝ずに遊びに出るのだから体調管理的にはあまり良くない。ましてこの日のWWE大阪公演は昼公演(12:00開場、13:00開演)という事で、朝に仕事から帰宅して大急ぎで身なり整えて、超ダッシュで京都亀岡を出て大阪難波へ2時間かけて行くのだからもう大変。しかもこの日は雨。それで実際、大阪府立体育会館(エディオンアリーナ)に到着したのは昼の12時40分ごろ。

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物販に並んでる余裕なんか無い。でも、先日試合中の負傷で重傷を負ってしまった高山選手の応援募金をWWE Japanとしても募っていて、これは無視できないなと、わずかな額ではあるけど募金協力させて頂いた。どうかどうかこのお金が役に立つような治療法が見つかるようにと祈らずにはいられない。

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それから大慌てで自分の座席を探すんだけど、焦れば焦るほど冷静さを失って、自分がいる現在地が大阪府立の何処なのかも分からなくなり、係員さんにチケット見せて案内してもらう始末(苦笑)。やっとの思いで着席した時には試合開始時間ギリギリだった。

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今回の座席は、スタンドA席8000円で、幸いなことに選手の入場ゲートを正面に見渡せるスタンド席最前列。この写真ではリングの近さや観やすさが伝わりきらないと思うけど、見晴らしが良くてリングに近くて理想的な席。そして13時、会場はほぼギッシリ満員の中、すぐに開演となった。

ココからは自分目線で印象に残った試合、選手のみを書き記します。ましてや話題としては既に旬を過ぎてるし(笑)。詳しい試合経過や結果はWWE公式や、プロレス関連の有名ブログがあるからそちらで。

今回のWWE公演は前回のWWE/NXT大阪公演とは違って、なんといってもWWEの2大ブランドの一つ、メインロースターが集まるSmack Down Liveだけに、大注目のスーパースターが複数いて、それらの選手をナマで観れるというだけでも美味しい。まずは何と言っても大物中の大物、本物のスーパースター、ランディ・オートン。入場時のこのキメポーズ!

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とにかく世界最大の団体で長くトップを張ってるだけあって、オーラが違うよオーラが。キメポーズもう一枚貼っておこう。

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試合の方は最近抗争中のルセフと。WWEの特徴として、やろうと思えばできる格闘技色やハードヒットは敢えて押さえて、出来るだけ単純化したキャラ立てした試合スタイルが分かりやすい。この試合もいかにして最後にランディオートンの必殺技RKOに向かっていくか、その事に集中して観れるから盛り上がりどころも分かるし面白い。そして最後、お約束のようにRKOが炸裂してランディ勝利。もう一回言おう。オーラが違うよオーラが!

大阪出身で、無敗記録を更新し続けるNXT女子王者アスカも登場。しかし怪我の為この日は挨拶とセコンドのみ。なお、近々アスカもメインロースターに昇格しRAWでのデビューが予告されている。それも凄いことだね。

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続いて、お帰りAJ!ってことで、新日本プロレスでの活躍で日本でもすっかりスターとなったAJスタイルズがUS王者として凱旋。この日は動けるデブ、ケヴィンオーエンスとの防衛戦。フェノメナルフォーアームで勝利。

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そしていよいよメイン、中邑真輔がジンダーマハルに挑むWWE王座戦。さすがは日本公演。王者のジンダーマハルが先に入場(笑)。

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ヒールキャラ剥き出しの王者、リングインして何やらマイクアピールしている最中に、邪魔するように挑戦者中邑のテーマが鳴り響く(笑)。この嫌味な演出が最高。

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「オーー、オーー、オーー、オーー・・・・」って大合唱して気分爽快。WWEでも真輔は真輔。新日本プロレス時代と変わらず、滾りに滾って入場パフォーマンス。コレだけで金が取れるという、立派なWWEスーパースターへの階段を駆け上っていると思う。

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試合の方はここのところのこの二人の抗争でお馴染みの展開(苦笑)、ジンダーマハルのセコンドのシンブラザースが中邑の足を引っ張って王者ジンダーマハルの勝利。まぁこの辺はPPVでも無ければSmack Down Liveの本放送でも無ければWWEネットワークの配信も無いハウスショーなので、王座移動は無いのは仕方ない。でもここは日本、最後はそのまま中邑真輔がリングに残って新日本時代と同じようにマイクで締める。久しぶりに、

「ウッソーーッ!」

も聞けて、最後は

「イヤァオ!!」

の大合唱。

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興行としてはトータル2時間半の、きっちり計算されたテンポの良い興行で、この辺は新日本プロレスのビッグマッチでも見習う点はあるかも知れないな。但し、テンポよく進行するため、試合時間も短く、選手同士の互いの見せ場を作りあったうえであっさり終わるという、このお約束感は、ハウスショーだから仕方ないにしても、出来れば次回来日がある場合はせめてWWEネットワークの配信付きで少しはサプライズも欲しいところではあるかな。

昨年2016年4月にNXTデビューして、すぐにNXT王者になり、今年2017年4月にはメインロースターデビュー、同時にSmack Down Liveでもメインクラスの待遇が続いている中邑真輔。ジョンシナ、ランディオートンをシングルマッチで立て続けに撃破と、更なる高待遇が続いているのは日本のファンとしても誇らしい。あと足らないのはWWE王座のベルトだけ。WWE王座戴冠もそう遠くないと思いたい。WWE王者となり、レッスルマニアのリングに立ち、WWE王者として日本に凱旋する、そんなストーリーが展開されることを期待しながら次回の来日を楽しみに待ちたい。

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2016年12月 4日 (日)

WWE/NXT 2016年日本公演(大阪) NXT Live Japan (Dec 3, 2016 @ EDION ARENA OSAKA)

今日は珍しく日曜公休なんだけど、午後から天気がイマイチで、午前中のうちにウォーキングその他の用事をさっさと済ませて、午後は家にこもってブログを書いているという巣籠りな一日になりそう。なので本日2本目のブログ記事UPです。ここんとこライヴ参戦の為に公休の連休を頂き、そのためにそれ以外の日は24時間勤務の連勤が続くというタイトな日々。そのため観たいテレビ番組を録画しておくのだが、その録り溜めした番組を見る時間が取れなくてHDDの容量があとわずか。どんどん観ないといけないので、急いでブログ書く。

今年2016年1月、新日本プロレスを退団して世界最大のプロレス団体WWEに移籍した中邑真輔。この日本のカリスマレスラーが、WWEのNXTでも既にチャンピオンとなり別格のカリスマ状態となっている。新日時代から中邑推しだった私としても、あるいは日本人としても、とても誇らしい気分である。今年の7月に中邑真輔も参戦したWWE本体の日本公演もあったけど、その時は現職場に就職したばっかりでとてもじゃないけど観戦には行けなかったのが残念だった。そしたら今度はNXT単独で日本公演、しかも場所は大阪という事で、コレは私にとっては大チャンス。迷うことなくチケットを購入していた。中邑真輔の雄姿を直接見るのは昨年6月末、横浜から京都へ帰郷する直前に、東京での最後の思い出にと、新日本プロレスの後楽園ホール大会を観に行って以来。久しぶりに中邑真輔が観たくて勇んでWWE/NXT日本公演へ。それでは当日の個人的レポを。

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2016年12月3日(土)、関西は朝から快晴で、例によってグルメとか他の用事もまとめて楽しむべく、昼前には家を出る。梅田から御堂筋線で難波に到着。さっき記事をUPした通り、周辺ブラブラしつつ、腹ごしらえに大阪うどん老舗の名店「道頓堀 今井」へ。そこから更に歩いて、今回のWWE/NXT日本公演の会場となる大阪府立体育会館(エディオンアリーナ)へ。

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ここへ来るのは、88年イエスのビッグジェネレーターツアー来日公演以来だから約28年振り、本当に懐かしい。ってかここへ行く道順もすっかり忘れてしまっていた。アイホンのマップで調べながらなんとか到着した。開場時間は17時で、既に入り口前はWWEユニバースが大挙集結。17時過ぎ開場。物販とかは金欠の為、一切スルー。トイレを済ませて座席へ。スタンド席だけどリングが真正面に見えてとても見やすい席でラッキー。

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会場は壁際まで椅子が並べてあって、まるで80年代前半の新日本プロレス全盛期並みの並べ方。WWEの強気が見える。ヴィジョンとか選手の入場花道の感じなんかは米国での興行そのまま。

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そしてキッチリ18時、開演。会場はギッシリ満員。WWE人気というか、いや今回ばかりは中邑人気だろう。凄い。

全7試合だったんだけど、正直、最初の3試合は若干退屈。しょっぱいとまでは言わないが、WWEの下部育成団体の趣きが出てしまってる感じ。私はもともとアメリカンプロレスには興味が無かったし、WWEをチェックするようになったのも中邑真輔が移籍したから。筋金入りのWWEユニバースの皆さんからしたら私なんぞ新米ファンという扱いになるだろうが、でもそこは、なぜNXT単独で日本公演が出来るのかって考えたらそりゃ中邑真輔のカリスマ人気を当て込んでいるからだろうし、そこはアメプロ好きのWWEユニバースの皆さんからとやかく言われることもないはず。第一試合に、新日のリングで中邑真輔とインターコンチネンタルのベルトを争った元ラ・ソンブラ(WWEでのリングネームはアンドラデ・シエン・アルマス)が登場。新日ファン的には馴染みがあるし、今の新日を少し意識したのか、ロスインゴベルナブレス風なアクションをしたり、内藤の必殺技デスティーノを繰り出したりと楽しませてくれたが結局負け。第一試合で負け役とは、かつて中邑のライバルだったのに大丈夫なんだろうか? ちょっと今後が心配になる。

第4試合の3WAY戦でようやく少しは知ってる名前が出てくる。TNAのスターだったボビールードに注目なんだけど、一番受けたのはタイ・デリンジャー。"パーフェクト10"という売り文句の選手で、何かにつけて両方の手をパーに広げて「テン!」って言う。この単純なアクションが大ウケして我々客もやたらと「テン! テン!・・・」と、テンチャント連発。試合もデリンジャーが勝って再び「テン!」チャント(笑)。

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もしかして今回の日本公演で、タイ・デリンジャーが日本のファンに知られる大きなきっかけになったかも知れない。その後の他の試合でも、レフェリーが場外カウントやダウンカウントを取るたびに、なぜか客は面白がって、「ワン、ツー・・」ってなるところを「テン! テン!・・・」ってやるもんだから爆笑モノ。試合に笑いが出る雰囲気、長州力がいたら多分許さないだろう。ここら辺はアメプロの楽しいところだ。

休憩が入って、休憩明けでウィリアムリーガルGMが登場、続いて負傷欠場中の元KENTA、ヒデオイタミがスーツ姿で挨拶。試合が出来ずにスーツで挨拶ばかりで「青山の社員じゃないんだから・・・(笑)」と軽く笑いを取って見せたが、内心は悔しいだろう。一日も早い復帰を期待したい。

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第5試合はNXT女子王座戦で王者アスカに挑戦するのは巨漢のナイアジャックス。あまりのサイズの違いに苦戦するも、最後がアスカが巨漢のナイアをジャーマンで投げ切り、強烈なキックを後頭部へきめて王座防衛。

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アスカもNXTでは無敗で女子王座防衛を続けているが、いい加減メインロースターに昇格してあげてもイイのでは?と思うけど。

第6試合はNXTダッグ王座戦。最近WWEに移籍した戸澤と、元WWEスーパースター、TAJIRIがタッグを組んで挑戦。両選手ともに持ち味を披露しつつ王者チームDIYの安定した実力の前に惜敗。でもここは日本。敗れた戸澤に大拍手。

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さぁ、いよいよメイン、先月のNXTトロント大会でサモアジョーにNXT王座を奪還された中邑真輔がリマッチに挑む。入場はなぜか王者のサモアジョーから(笑)。めっちゃ機嫌悪そうに入場するサモアジョーのキャラの立ち方が面白い。

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そして挑戦者の中邑があとから入場。例のWWEでの入場テーマはすっかり浸透して、「オー、オー、オー、オー、オーー、オーー・・・」の大合唱で異様な盛り上がり。入場で滾りに滾ってリングイン。ここでも溜めに溜めて例の滾りアクションで大盛り上がり。なお、この入場シーンをアイホンで映像に収めようとしたんだけど、なんとビデオモードにしただけで録画ボタン押すの忘れて録画できず・・・、というバカな失態(苦笑)。なので入場シーンの映像も写真も撮れてない・・・。

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試合開始直前、赤い紙テープが一杯投げ込まれる。もう完全に中邑のための興行になってる。試合開始、この2人の試合は毎回ハードヒットの消耗戦になるんだけど、この日もハードヒットの激しい試合。この辺はリング内のレスリング重視のNXTならでは。ハードスケジュールのWWEのRAWやSMACK DOWN LIVEでこんな試合していたら体が持たないだろう。それにしても中邑とサモアジョーは手が合う。何よりもサモアジョーの「動けるデブ」っぷりに感心。本当に日本スタイルを身に付けた良いレスラーになった。最後は中邑のトップロープからのキンシャサから、トドメの正調キンシャサをぶち込んで中邑の勝利。見事NXT王座奪回。

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もはや中邑のためにあったと言ってもイイ今回のNXT日本公演、最後はベルトを肩に「イヤァオ!!」を2回も決めてくれた。

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私も、ここしばらく出したことも無いような大きい声で「イヤァオ!!」って叫ばせてもらって、あぁ~スッキリした。

新日時代を超えたと言ってもイイくらい、アメリカでもカリスマ的人気を獲得している中邑真輔、あとはいつになったらメインロースターに昇格できるのか、あるいはこのままNXTブランドの価値をさらに高めるための先頭に立って戦い続けることになるのか、そこら辺はビンスマクマホンやトリプルHがどう考えてるかにもよるので分からない。今のNXTから中邑が抜けたらNXTとしてのあからさまなスター不足になるのも明らかだし。早くボビールードなりヒデオイタミなりがNXT興行を引っ張れる存在になってくれないと、中邑の処遇もおぼつかないだろう。でもな、一日も早くWWE本体でWWE世界王座もしくはWWEユニバーサル王座を、それもAJスタイルズと争う、そんな日が来ることを待ち望んでいる。

以上、これで2016年の年内は音楽ライヴを含めたライヴイベントへの参戦は終了。財政状態がヤバくなってるので、来年2017年の2月までは余計な金は使わず、おとなしくしていよう。

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2015年7月 2日 (木)

新日本プロレス Road To DOMINION (2015年6月28日 @ 後楽園ホール)

人生の思い切った決断をして、いよいよ京都への帰郷に向けてあと5日、残り少ない都会での日々を出来るだけ楽しんでおこうということで「joshoのさよなら東京シリーズ」、6月28日(日)新日本プロレス後楽園ホール大会へ観戦に出かけた。

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せっかく25年間も川崎、横浜に住んでいても仕事や様々な所用で遊びやレジャーという意味ではそんなに東京や神奈川を楽しみきったとは言えない。未だ独身だし(苦笑)。だからと言って後悔はなく自分で決めて歩んだ道なのでその時その時を悔いなく精一杯生き抜いてきたつもり。ただ、ホントに最後なので出来ることは何でもやっておこうと、今回は後楽園ホールへ出かけた。両国とか東京ドームは観戦したけど後楽園ホールは確か92年頃?に一度だけ観戦したっきりだった。あのときは職場の先輩がどこかから新日本プロレス後楽園ホール大会のチケットを複数入手されていて、一緒に行こうぜみたいに誘われて観戦に行ったんだと思う。もう詳しくは覚えていないが、確か蝶野がまだ白っぽいトランクスで黒カリになる前、天山や小島、西村修がヤングライオンで前座で試合していた。試合前にはまだ若手でしかなかった西村修に握手してもらってサイン入り色紙を貰った。その色紙が今ウチになかったかなぁと探してみたが見つからない・・・。その時の印象でとにかく後楽園ホールはプロレス観戦には最適で、安い値段でとてもお得な感覚だったという記憶がある。なので帰郷前にもう一度見ておこうかなと思ったワケ。

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チケットは1ヶ月くらい前に入手していた。以前より触れているように自分はなんといっても中邑真輔推し。そして最近は真輔に劣らないくらいの自由すぎるキャラを確立して個人的に大注目なのがオーマイ&ガーファンクル田口隆祐。開場前に物販で早速、田口隆祐応援サングラスを購入。実用的かどうかなんて関係ない。グッズとして欲しいんである。早速装着して自撮り。

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あと、記念に大会パンフも購入。しっかりした作りで内容も充実していて言う事なし。

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会場は今の新日本プロレスブームが納得できるギッシリ超満員。特筆は所謂プロレス女子の方々が多いこと。昔、80年代の新日本プロレスブームを体験している私にとっては客層の違った今のブームが半信半疑かつ新鮮。あの頃は客は殆ど男性ばっかり、但し熱気は凄かった。今でも鮮明に覚えているのは学生の頃の86年に大阪城ホールで観戦した藤波vs前田のシングル。アレは大激闘だった。決着つかずだったのに試合が終わった後大拍手が起こったのが非常に印象的だった。新日本プロレスとしてその大阪城ホールへ21年ぶりに再進出する直前の後楽園ホール、盛り上がらないワケが無い。

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18時30分、いつものEL&Powellのスコアーが鳴り響いて興行開始。既に出来上がっている観客。凄い盛り上がり。全試合レポとかは拙ブログでやってもあまり意味は無いので自分の興味のあるところだけ写真と共に。

第一試合から田口隆祐登場で個人的にも大盛り上がり。軽快過ぎるノリノリの入場テーマがまたピッタリなのだ。

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とにかく試合の8割がたがケツ、ケツ、ケツ、ひたすらケツ攻撃。笑いも取りながらの試合展開、ここまでキャラを立たせてそれが大いに受けてるんだからホントに時代は変わったものだ。ケツと言えば越中詩朗のはずだが今や完全に自分のキャラとして認知させてしまった。自分は本来は猪木の時代からのストロングスタイル至上主義なのだが、同じくキャラの立つ中邑真輔で免疫が出来てしまったのか、とにかく田口が気になって仕方がない。期待を裏切らない入場から試合運び、存分に田口隆祐のオーマイ&ガーファンクルを楽しませてもらった。最後の決まり手はアンクルホールドならぬオーマイ&ガーアンクル(笑)。いや楽しかった。

四代目タイガーマスク、最も初代に近いスタイルのはずだが初代ほどの爆発的な人気者にはなれなかったけど私は好きです。

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永田さん入場。

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小島聡の「いっちゃうぞバカヤロー!」大合唱。

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レインメーカー、オカダカズチカ入場。これだけで金をとれるというドロップキックもしっかり拝見できた。

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メインの本隊vsCHAOSの5対5イリミネーションマッチ。

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単なる10人タッグじゃないのでこれがまた面白かった。各選手のキャラを際立たせながら迫力もあるし爆笑もあるし、このバランスは見事。猪木や長州が現場監督の時代は試合で笑いが起こるなんて許されなかっただろうけど。

矢野が棚橋をリングアウトに追い込む寸前、棚橋は逆上がりで場外転落を免れ再度リングイン。「ヤノ、トー、ルー」は例によって未遂。最近は未遂になることがキャラになってるような・・・。

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逆に矢野が棚橋にリングアウト寸前に追い込まれ、棚橋のまねをして逆上がりでリングインしようとするが、棚橋みたいに逆上がり出来ずまごついているうちに棚橋に蹴り落とされてリングアウト。このやり取りは抱腹絶倒の大爆笑。

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7.5大阪城でインターコンチネンタル選手権リターンマッチを行う中邑と後藤の攻防。

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最近スイーツ真壁の弟分として、テレビのバラエティ番組で露出の多いみんなのこけし、本間のコーナーポストからのこけし。勿論かわされて自爆(笑)。

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最後は中邑が本間へボマイェでピン。中邑の一人残りでCHAOS勝利。

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そして興行の締めはお楽しみの中邑真輔の絶品のマイク。やはり中邑真輔への声援は個人的な贔屓を差し引いたとしても圧倒的だったと思う。もはやその人気はカリスマ状態でしょ。そして、「イヤァオ!」。

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以上、大満足の興行。今の新日本はこうしてすべての観客を楽しませて満足させて帰す、そのことに選手フロント一丸となって邁進しているんだろう。全試合終了後はリングサイドまで下りて行ってテレビ解説をしている田口隆祐をパシャリ。

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会場を出て外で一枚。

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東京ドームシティに来るのはもう最後だなぁ、なんて思いながら帰路につきました。

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2015年1月25日 (日)

ゴング 復刊1号

プロレスファン待望、まずは復刊0号として復活した「ゴング」誌がいよいよ正式に復刊が決定し、復刊1号が発行された。

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今回の1号から2か月後の3月からは正式に月刊誌として毎月発行されるとの事で長年のファンとしてはプロレス人気復活の感慨と今後の楽しみが増えた感じで非常に楽しみである。

早速今号も興味津々で内容を読ませてもらった。記念すべき復刊1号の表紙は復刊0号の中邑真輔に続いてエース棚橋弘至。私のように未だに昔の新日ストロングスタイルへの憧憬があり、その要素を残している中邑真輔、柴田勝頼推しの私でも、さすがにここまで来ると棚橋が現在のプロレス界のエースであることにはまったく依存がなくなってきた。今回のゴングの棚橋インタビューを読んでその思いをますます強くした。なんといってもファンが内心思ってるイタい質問もしっかり本人にぶつけながら、説得力ある回答を引き出すゴング誌の力と言うものを実感できる。

同じくGK編集長による、2月新日の2大タイトルマッチへの展望がこれまた素晴らしい説得力で、この言論力によって久方ぶりにプロレスにおける勝負論と言うものが楽しみになってきた。棚橋vsAJのIWGP戦だけでなく、中邑VS永田の、なぜ今??って当初は正直そう思ったこちらの思いまでも見事に覆す文章力によってこの中邑vs永田がもの凄く楽しみになってきた。どっちが勝つのかっていう勝負論の意味で。コレでこそプロレス界に必須のプロレスマスコミの正しい力だと思う。永田のコメントを大いにフィーチャーしていてそれがまた古くからの新日ファンの琴線をイイ感じに刺激するんだこれが。説得力があり過ぎる永田のコメント。その文章の内容はここで書いてしまったらアレなので興味ある人は是非購入して確認してほしいと思う。

今年の新日本プロレスが何を魅せてくれるのか、ますます楽しみになってきたな。まずは2月の大阪&仙台のビッグマッチに要注目!!

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2014年9月14日 (日)

ゴング 復刊0号

遂に復活したプロレス雑誌「ゴング」、復刊0号。今回の売れ行き次第で今後の定期刊行の可不可が決まるとの事で何としても定期刊行に向けて売れまくって欲しいもんである。

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小学校高学年のころから、まだ月刊だったころの「ゴング」「別冊ゴング」「プロレス」を読み始めていて、いつの頃からか「ゴング」派になっていた。なんか「プロレス」は馴染めなくて。よくゴング派とかプロレス派とかあったけど自分は月刊時代から完全なるゴング派。毎月15日の「別冊ゴング」、毎月27日の「ゴング」を京都の田舎街の亀岡で、近所の本屋で予約して発売日前日にワクワクしながら本屋に通ったのが懐かしい。週刊誌時代になってからも週ゴン派だったし。

プロレス不況で週ゴンがなくなり、週刊ファイトもなくなり、週プロは立ち読みで済ませるようになり、まだ時代がネット時代になり、ネットの速報性によりなんでもネットで情報を仕入れられるワケだから紙媒体の必要性もなくなり始めている。唯一ちょくちょく今でも買っているのはゴングの分派ともいえる「G SPIRITS」。あれは読み物として非常に良く出来ている。さすがゴングの流れを汲んでいると思う。しかし「G SPIRITS」は主にかつてのプロレスの思い出話と言うか、あの頃実は・・・・的な裏話満載で、あの頃からプロレスファンである自分なんかは非常に興味を引く内容であるが、今のプロレスの読み物はそう言えばなかったなと。週プロは悪いけど馴染めないし。その意味で今のプロレスの読み物として復刊ゴングはツボをついた内容であったと思う。

注目された復刊ゴングの表紙は中邑真輔。ほらね、やっぱりまずは真輔なんですよ。新日本プロレス、マジで気付いてくれないかなぁ。前にも言ったかもしれないけど、今のプロレス界でカリスマ性をまとい始めているのは中邑真輔のみである。棚橋の新日本プロレス復興への努力は誰もが認めるところだけど、棚橋はやっぱりピープルズチャンプ。カリスマ性は無い。オカダカズチカは良く頑張っているけどまだまだ作られた王者。カリスマ性は無い。カリスマ性をまとって存在感自体が際立っているのはどうしても真輔なのである。プロレス界であろうとプロ野球であろうとプロゴルフ界であろうと、一人のスーパースターが居ればそれに率いられて業界全体が潤う。野球界もゴルフ界も20代前半のスターが次々出てきて業界全体が潤っているところから、新日本プロレスが25歳のオカダカズチカを若きスターに押し上げたいのは分かるんだけど、まずはカリスマ性が大事であり、それ今は真輔なんである。

ゴングの今後は、月刊化が理想かなと思うが何はともあれ次号が楽しみ。

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2014年7月30日 (水)

燃えろ新日本プロレス エクストラ 猪木vsアリ 伝説の異種格闘技戦

遂に出たねぇ、昭和51年6月26日、アントニオ猪木 vs モハメド・アリの格闘技世界一決定戦。今まで新日本プロレスやテレビ朝日関係者が映像ソフト化を目指してきたが、権利をアリ側が保持しているからか、一向にソフト化される気配が無かったが故にますます伝説度合いが高まってしまった試合。もう諦めていたのがついに燃えプロの企画で登場。関係者の努力には心から敬意を表したい。

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私は当時小学校低学年で、まだプロレスは熱心には観てなかったころだが、それでもプロレスに興味はないはずの母親とか近所のおばちゃんとかが、この試合をテレビで見て、「猪木は寝てばっかりやん・・・」って、近所の井戸端会議で話題にしていたのを今でも鮮明に覚えている。当時昼間にテレビ中継されて視聴率が39%とかあったくらいだから普段観ない主婦層が観ていたのも頷ける。開場の日本武道館はロイヤルリングサイドのチケットが30万だったそうで、先日中止になったポールマッカートニーの武道館チケット10万など、どうってことないよと言えるくらいのスケールの凄さ。改めてこれを実現させた猪木及び新日本プロレス、テレビ朝日関係者の実績と言うのは永遠に評価されるべきだろう。

さて、今回のDVDは15ラウンドの試合が完全収録のDVDに加えて、記者会見や、そしてわざわざテレ朝の水曜スペシャルで放映された調印式の模様等をダイジェスト収録した、まさしくファンおよびマニア垂涎の秘蔵映像DVDまで付いて2枚組、値段は通常価格据え置きの1,680円というサービスし過ぎのお値段。バカ売れすると踏んでの大量生産の故だろう。実際バカ売れしてるようだし。

まずは個人的に大注目の秘蔵映像、記者会見や調印式でのモハメドアリのプロ意識には脱帽せざるを得ない。黙っていてもボクシングの世界ヘビー級チャンピオンでありその時点で格闘技の頂点であるにもかかわらず、喋る騒ぐ。下手なヒールのプロレスラーなんかよりよっぽどヒールを演じきって盛り上げるところは、やはりアマチュアスポーツではなくプロスポーツの興行の世界に生きるチャンピオンの責任感と捉えても良いのではないだろうか。このヒールっぷりにまずは楽しませてもらった。アリこそは本物のプロ格闘家であると言い切れる。

そして15ラウンドの試合。当時は、上記で述べたように「猪木は寝てばっかりで・・・」というファン及び世間の評価で世紀の大凡戦と言われたそうだが、今のようにプロレスがUWFによってシリアスな方向に向かい、そしてPRIDEやUFCによる総合格闘技のブームを経たファンの目ではなく、プロレスも真剣勝負だと思っていた時代、ルールの説明も不明確だったそうで、寝て蹴るばかりの猪木とそれをからかうアリ、という絵面は凡戦と映っても仕方なかっただろう。今の目で観るとまさに真剣勝負であるが故に互いの間合いを計りながら押し引きする様は緊迫感がハンパない。今の目で観ると究極の名勝負と観るべきであろう。事実、後にPRIDEのリングで高田延彦がK1の選手とやった時に、相手のパンチを食らわないために寝て戦おうとした、いわゆる猪木アリ状態を現出させてしまったことからも、あれは戦術としてありうるべきものであったのだ。そしてその体勢でローキックを放ち続け、アリの左足に大ダメージを負わせた猪木、そしてダメージの蓄積を表情に出さず舞い続けたアリ、双方のプライドも大いに発揮され守られたとも言える。

今の時代にこれだけの大勝負を実現させる格闘家、プロモーターはいない。その時点で猪木の成し遂げたことは誰人も文句をつけることは出来ない。中邑真輔vs柴田勝頼の禁断の対決に盛り上がっている自分が、えらく小さく感じてしまうくらいの永遠の金字塔と言えるDVDだ。

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2014年4月13日 (日)

週刊プロレス No.1734(2014.4.23)号

ここんところブログ更新が寡黙になってしまいがち。仕事や所用で、時間は取れないことはないけどお疲れ気味でなかなかブログ執筆に向かえない。エイジア/グラヴィタスのレビュー記事で勝手にやりきった感全開で、そのあと特に何かを書く気がしないってのもある。あと、いろいろ注文してるCDがあるんだけど、いままでアマゾンで注文することが多かったのをポイント何倍とかそういうの目当てでタワーレコードオンラインで注文しまくったら、なんか知らんけど発売日過ぎても在庫切れだのお取り寄せだの、ぜぇ~んぜん届かないもんだからブログ書くネタも無かったり。どうなってんだタワーの仕組みは?? それからちょっとした情報ネタはわざわざブログでは取り上げない主義でもあるし。ポールマッカートニー再来日決定とかボストン35年ぶりの来日決定とかね。心躍る話題ではあるけどその情報自体は別に公式サイトや音楽情報サイトを見ればわかることだし。それを垂れ流すだけってのは拙ブログではしない。あ、言うまでもないけどポールマッカートニー国立競技場はチケット予約確保済だしボストンはウドープレミアムで先行予約する予定。

そこでプロレスネタ。先日ほんとうに久しぶりに週刊プロレスを買った。表紙に釣られて。

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どう? このたぎりまくった表紙。中邑真輔が表紙だと思わず手に取ってしまう。4月6日の両国でめでたく棚橋を破ってインターコンチネンタル王座奪回。その結果以上に最近の中邑で感じていることは、ある種のカリスマ性をまとい始めているのではないかという事。3月のニュージャパンカップ決勝戦の尼崎でもそうだけど、観客を熱狂の渦に巻き込んでいた。

プロレスをライブとして楽しむ意味で盛り上がるのは、最近のプロレス観戦としては正しいのだろうしそれが今のファン気質なんだと思う。しかし私のような昭和からのプロレスファンにとっては、今の盛り上がり方はまたちょっと違うのである。「楽しむ」のではなく「熱狂」するプロレス、それが我々世代の、金曜夜8時にテレビ中継があった時代の盛り上がり方なのである。しかしその熱狂を起こせるのはほんの一握りの選手しかできないと思う。猪木、藤波、長州、初代タイガー、前田なんかはそれが出来た。思い出してみればそれぞれカリスマ性があった。今の新日本プロレスブームは棚橋が牽引したものであるが、棚橋はカリスマ性といったものではなく所謂ピープルズチャンプ、ハッピーエンドプロレスの象徴である。オカダカズチカはどうか、オカダもまだカリスマ性は無い。本物かどうかの見極める興味本位な見方で盛り上がってきていたが、本当の勝負はこれからだろう。

ところが中邑は明らかに棚橋、オカダにはないカリスマ性が漂い始めている。尼崎の熱狂、それに続いて両国の熱狂、それらは棚橋やオカダが興行を締める雰囲気とは一味違っていた。しかもこの先に中邑のテーマが桜庭と組んで対グレイシーとなる。これは新日本プロレスとしては棚橋オカダには任せなれないテーマであろうし、中邑ならここから更なる刺激や価値観を生み出せるかもしれない、そんな期待を込めているのかも知れない。また中邑がそれに応えることに成功したとしたらどうなるか。プロレスラーとしては素人に等しい桜庭をパートナーにグレイシーの2人と闘う、桜庭とグレイシーの2人、計3人の素人を抱えて中邑が新たに刺激と価値観を提示することが出来れば、またもやその時点で中邑自身に更なるカリスマ性が宿ることになる。次回福岡のレスリングどんたくでのこのダッグマッチはその意味で目が離せない。ここを盛り上げることに成功したならば、今度こそ新日本プロレスは中邑エース路線を敷くべきだと思うぞ。

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2014年1月26日 (日)

燃えろ新日本プロレス Vol.60 '80年(昭和55年)の猪木vsハンセン2連戦

今年の1.4東京ドームのベストバウトは後藤vs柴田であったというファンの評価を今の新日本プロレス、または今時の若いプロレスファンに人たちがどう考え、どう捉えるかに少し注目している。後藤、柴田が互いにこれがプロレスだと胸を張り、マスコミも異論を挟む余地のないこの試合は、今の新日本プロレスの中心ではなくなってしまった昭和の新日本ストロングスタイルというポジションを見事に埋めてくれたという筋金入りファンの喝采を浴びている。試合後の大の字での語り合い、肩を組んで笑顔での退場、同級生対決としてのストーリーも完璧だった。

そんなタイミングで購入した「燃えろ新日本プロレス Vol.60」。メインは猪木vsブロディ最後のシングルだが、私の今号に対する興味は猪木vsハンセンの2連戦である。言うまでもなく当時の金曜夜8時の中継でリアルタイムで観たこの試合は、あれから30年以上たった今でも印象に残っていたんだが、だからと言ってあの30年前の中継以来観てなかったので今回のDVD収録は待望でもあった。

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猪木の全盛期は昭和49年~56年('74年~'81年)だと思っているがこの猪木vsハンセン2連戦は昭和55年という事で猪木の全盛期かつハンセンが最も光り輝いた時期であった。もちろん突進一辺倒の荒っぽいファイトスタイルだったハンセンを輝かせたのは猪木であることは言うまでもない。今回収録の2連戦の最初は昭和55年2月8日、ハンセンが猪木を破り初めてNWF王座を奪取した試合、そして2か月後の4月3日のリターンマッチでの猪木がNWF王座を奪回した試合。本当に久しぶりに観たこの2連戦、改めてグイグイ引き込まれた。今の新日本プロレスを全面支持する今時のファンには申し訳ないが、何ていうか比べ物にならない名勝負であった。今の新日本プロレスには明らかに無い試合である。特に2月8日の猪木がリングアウトで敗れたほうの試合は特筆もの。言葉でいうのが難しくて、90年代や2000年代以降の新日本しか知らない今時のファンにどう言えば伝わるのかが分からないが、それでも言葉にするならば約17分のこの試合、ブレーキの壊れたダンプカーと言われたこの当時の突進一辺倒のハンセンに対して猪木は余裕で受け止めるという事ではなく結構ムキになって、ハンセンのしたいようにはさせないぞ、という部分すら醸し出しながら、でもハンセンのすべてを受け止めきる、結果としてこの当時言われた過激なプロレスが展開されている。互いのスタイルを引き出すだけではなく自分のスタイルを押そうとする、その押し引きによって生まれるぎこちなさから生まれる緊張感はまさに思想というかプロレス観のぶつけ合いであり闘いそのもの。これが今の新日本には無いのである。

今の新日本プロレスの主流の流れとして展開されるプロレスは、それはそれは見事なムーブで、昭和のストロングスタイル的な要素も、UWF的要素も、アメプロ的要素もすべて飲み込んだ上での熟成されたプロレスだというのは確かに分かる。しかしそのムーブは、時に、ウーン、と悪い意味で考えさせられてしまう。流れるような攻防、そして切り返し、ハッキリ言ってしまうとその流れるような動きや切り返しは、対戦する二人で事前に練習したでしょ? 打ち合わせしたでしょ? って見え見えに思えてしまうのである。上記の猪木vsハンセンからはそういうのは感じさせない。実際には打ち合わせをしていたんだとしても。昔の新日本はケツ決めは、まぁ置いておくとしても試合展開そのものはほとんどレスラー同士のアドリブに任せられていたことがよく分かる。昨年2013年の新日本でこの緊張感を唯一感じることが出来たのは昨年1.4の中邑vs桜庭の試合だけだった。

猪木が今の新日本プロレスを酷評したり、前田や高田が今のプロレスを学芸会というのも、昔の新日本の試合を観ればある種納得できる。もっとも、今の新日本プロレスの選手たちもこういうアドリブ任せの緊張感、おそらくやろうと思えば出来るのだろう。あえてやっていないのだろう。興行としてハッピーエンドプロレスを指向し、それがある程度は今のファンに受けているから。だから猪木や前田や高田にあれこれ口を挟まれたくないだろうし意図的に無視しているのかも知れない。だが今年の1.4の拙文でも触れたが、昨年のドームのベストバウトが中邑vs桜庭であったこと、今年のドームのベストバウトが後藤vs柴田であったこと、東スポのプロレス大賞ベストバウトは中邑vs飯伏だったが、ファンによるネットプロレス大賞のベストバウトは中邑vs桜庭であったこと、これらの事実に新日本もそろそろ正面から向き合ってもいいのでは? 民意と今の新日本プロレスの指向に少しズレがある気もする。

個人的に、まず当面の注目は後藤と柴田を新日本がどう転がすか、これが見ものである。

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2014年1月 5日 (日)

新日本プロレス 1・4東京ドーム WRESTLE KINGDOM 8(2014年1月4日 東京ドーム)

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

今年も参戦しました、イッテンヨン。プロレス人気復活ではなく新日本プロレスのみが復活してブームが起こりかけている状況で今回も自分の目でライブ感を楽しもうと行ってきました。80年代の熱狂をリアルタイムで体験しているだけにブームというにはまだまだという感じではあるが、それでもこの人気復興ぶりは目を見張るものがある。

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16時過ぎに現地に到着したが凄い人、人、人。特にグッズ売り場はかなりの行列でしかもお目当てで中邑真輔イヤァオ!パーカのXLは早々に完売していたようなので購入を断念。ダークマッチが始まる時間が近付いていたので早々に入場。

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まだまだ90年代程ではないが明らかに昨年よりは客席が埋まっている。昨年の1.4でもだいぶ客が戻ってきたなぁと感じたが今年の公式発表は35000人(満員)との事。満員って言ってるのは多分用意したチケットがそれくらいだったのだろう。有料入場者数でこの数として、更にグッズ売り場のあの大行列を見たらチケット売上+グッズ売上でも相当な売上が上がっただろう。もはや他団体の追随を許さない独り勝ち状態。

以前より中邑真輔エース路線を推している私としてはIWGPヘビーのタイトルマッチを押しのけてのインターコンチネンタル選手権をドームメインまで押し上げた中邑真輔の、状況を切り開く努力と独創性は他に代えられないプロとしての魅力だろう。今こそいよいよ本格的にエース路線を再スタートさせると期待したんだが・・・・・。

ダークマッチは置いといて、17時前からカウントダウンが始まり17時ちょうどに開演。EL&PowellのThe Scoreをみんなで手拍子、そのうち和太鼓とか三味線とかの和楽器でこの曲を演奏。なかなか面白かった。各試合内容については新日本プロレス公式サイトやカクトウログさんに詳しいので、ここではあくまでも個人的に楽しんだこと、感じたことを簡単にまとめて記述します。

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1.IWGPジュニアタッグ選手権4WAYマッチ

3WAYとか4WAYとかは申し訳ないけどもうサーカスみたいなもんだと思っているのでそういう目線で楽しんだ。結果がどうだったかもよく憶えてない。

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