2016年12月 4日 (日)

WWE/NXT 2016年日本公演(大阪) NXT Live Japan (Dec 3, 2016 @ EDION ARENA OSAKA)

今日は珍しく日曜公休なんだけど、午後から天気がイマイチで、午前中のうちにウォーキングその他の用事をさっさと済ませて、午後は家にこもってブログを書いているという巣籠りな一日になりそう。なので本日2本目のブログ記事UPです。ここんとこライヴ参戦の為に公休の連休を頂き、そのためにそれ以外の日は24時間勤務の連勤が続くというタイトな日々。そのため観たいテレビ番組を録画しておくのだが、その録り溜めした番組を見る時間が取れなくてHDDの容量があとわずか。どんどん観ないといけないので、急いでブログ書く。

今年2016年1月、新日本プロレスを退団して世界最大のプロレス団体WWEに移籍した中邑真輔。この日本のカリスマレスラーが、WWEのNXTでも既にチャンピオンとなり別格のカリスマ状態となっている。新日時代から中邑推しだった私としても、あるいは日本人としても、とても誇らしい気分である。今年の7月に中邑真輔も参戦したWWE本体の日本公演もあったけど、その時は現職場に就職したばっかりでとてもじゃないけど観戦には行けなかったのが残念だった。そしたら今度はNXT単独で日本公演、しかも場所は大阪という事で、コレは私にとっては大チャンス。迷うことなくチケットを購入していた。中邑真輔の雄姿を直接見るのは昨年6月末、横浜から京都へ帰郷する直前に、東京での最後の思い出にと、新日本プロレスの後楽園ホール大会を観に行って以来。久しぶりに中邑真輔が観たくて勇んでWWE/NXT日本公演へ。それでは当日の個人的レポを。

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2016年12月3日(土)、関西は朝から快晴で、例によってグルメとか他の用事もまとめて楽しむべく、昼前には家を出る。梅田から御堂筋線で難波に到着。さっき記事をUPした通り、周辺ブラブラしつつ、腹ごしらえに大阪うどん老舗の名店「道頓堀 今井」へ。そこから更に歩いて、今回のWWE/NXT日本公演の会場となる大阪府立体育会館(エディオンアリーナ)へ。

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ここへ来るのは、88年イエスのビッグジェネレーターツアー来日公演以来だから約28年振り、本当に懐かしい。ってかここへ行く道順もすっかり忘れてしまっていた。アイホンのマップで調べながらなんとか到着した。開場時間は17時で、既に入り口前はWWEユニバースが大挙集結。17時過ぎ開場。物販とかは金欠の為、一切スルー。トイレを済ませて座席へ。スタンド席だけどリングが真正面に見えてとても見やすい席でラッキー。

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会場は壁際まで椅子が並べてあって、まるで80年代前半の新日本プロレス全盛期並みの並べ方。WWEの強気が見える。ヴィジョンとか選手の入場花道の感じなんかは米国での興行そのまま。

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そしてキッチリ18時、開演。会場はギッシリ満員。WWE人気というか、いや今回ばかりは中邑人気だろう。凄い。

全7試合だったんだけど、正直、最初の3試合は若干退屈。しょっぱいとまでは言わないが、WWEの下部育成団体の趣きが出てしまってる感じ。私はもともとアメリカンプロレスには興味が無かったし、WWEをチェックするようになったのも中邑真輔が移籍したから。筋金入りのWWEユニバースの皆さんからしたら私なんぞ新米ファンという扱いになるだろうが、でもそこは、なぜNXT単独で日本公演が出来るのかって考えたらそりゃ中邑真輔のカリスマ人気を当て込んでいるからだろうし、そこはアメプロ好きのWWEユニバースの皆さんからとやかく言われることもないはず。第一試合に、新日のリングで中邑真輔とインターコンチネンタルのベルトを争った元ラ・ソンブラ(WWEでのリングネームはアンドラデ・シエン・アルマス)が登場。新日ファン的には馴染みがあるし、今の新日を少し意識したのか、ロスインゴベルナブレス風なアクションをしたり、内藤の必殺技デスティーノを繰り出したりと楽しませてくれたが結局負け。第一試合で負け役とは、かつて中邑のライバルだったのに大丈夫なんだろうか? ちょっと今後が心配になる。

第4試合の3WAY戦でようやく少しは知ってる名前が出てくる。TNAのスターだったボビールードに注目なんだけど、一番受けたのはタイ・デリンジャー。"パーフェクト10"という売り文句の選手で、何かにつけて両方の手をパーに広げて「テン!」って言う。この単純なアクションが大ウケして我々客もやたらと「テン! テン!・・・」と、テンチャント連発。試合もデリンジャーが勝って再び「テン!」チャント(笑)。

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もしかして今回の日本公演で、タイ・デリンジャーが日本のファンに知られる大きなきっかけになったかも知れない。その後の他の試合でも、レフェリーが場外カウントやダウンカウントを取るたびに、なぜか客は面白がって、「ワン、ツー・・」ってなるところを「テン! テン!・・・」ってやるもんだから爆笑モノ。試合に笑いが出る雰囲気、長州力がいたら多分許さないだろう。ここら辺はアメプロの楽しいところだ。

休憩が入って、休憩明けでウィリアムリーガルGMが登場、続いて負傷欠場中の元KENTA、ヒデオイタミがスーツ姿で挨拶。試合が出来ずにスーツで挨拶ばかりで「青山の社員じゃないんだから・・・(笑)」と軽く笑いを取って見せたが、内心は悔しいだろう。一日も早い復帰を期待したい。

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第5試合はNXT女子王座戦で王者アスカに挑戦するのは巨漢のナイアジャックス。あまりのサイズの違いに苦戦するも、最後がアスカが巨漢のナイアをジャーマンで投げ切り、強烈なキックを後頭部へきめて王座防衛。

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アスカもNXTでは無敗で女子王座防衛を続けているが、いい加減メインロースターに昇格してあげてもイイのでは?と思うけど。

第6試合はNXTダッグ王座戦。最近WWEに移籍した戸澤と、元WWEスーパースター、TAJIRIがタッグを組んで挑戦。両選手ともに持ち味を披露しつつ王者チームDIYの安定した実力の前に惜敗。でもここは日本。敗れた戸澤に大拍手。

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さぁ、いよいよメイン、先月のNXTトロント大会でサモアジョーにNXT王座を奪還された中邑真輔がリマッチに挑む。入場はなぜか王者のサモアジョーから(笑)。めっちゃ機嫌悪そうに入場するサモアジョーのキャラの立ち方が面白い。

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そして挑戦者の中邑があとから入場。例のWWEでの入場テーマはすっかり浸透して、「オー、オー、オー、オー、オーー、オーー・・・」の大合唱で異様な盛り上がり。入場で滾りに滾ってリングイン。ここでも溜めに溜めて例の滾りアクションで大盛り上がり。なお、この入場シーンをアイホンで映像に収めようとしたんだけど、なんとビデオモードにしただけで録画ボタン押すの忘れて録画できず・・・、というバカな失態(苦笑)。なので入場シーンの映像も写真も撮れてない・・・。

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試合開始直前、赤い紙テープが一杯投げ込まれる。もう完全に中邑のための興行になってる。試合開始、この2人の試合は毎回ハードヒットの消耗戦になるんだけど、この日もハードヒットの激しい試合。この辺はリング内のレスリング重視のNXTならでは。ハードスケジュールのWWEのRAWやSMACK DOWN LIVEでこんな試合していたら体が持たないだろう。それにしても中邑とサモアジョーは手が合う。何よりもサモアジョーの「動けるデブ」っぷりに感心。本当に日本スタイルを身に付けた良いレスラーになった。最後は中邑のトップロープからのキンシャサから、トドメの正調キンシャサをぶち込んで中邑の勝利。見事NXT王座奪回。

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もはや中邑のためにあったと言ってもイイ今回のNXT日本公演、最後はベルトを肩に「イヤァオ!!」を2回も決めてくれた。

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私も、ここしばらく出したことも無いような大きい声で「イヤァオ!!」って叫ばせてもらって、あぁ~スッキリした。

新日時代を超えたと言ってもイイくらい、アメリカでもカリスマ的人気を獲得している中邑真輔、あとはいつになったらメインロースターに昇格できるのか、あるいはこのままNXTブランドの価値をさらに高めるための先頭に立って戦い続けることになるのか、そこら辺はビンスマクマホンやトリプルHがどう考えてるかにもよるので分からない。今のNXTから中邑が抜けたらNXTとしてのあからさまなスター不足になるのも明らかだし。早くボビールードなりヒデオイタミなりがNXT興行を引っ張れる存在になってくれないと、中邑の処遇もおぼつかないだろう。でもな、一日も早くWWE本体でWWE世界王座もしくはWWEユニバーサル王座を、それもAJスタイルズと争う、そんな日が来ることを待ち望んでいる。

以上、これで2016年の年内は音楽ライヴを含めたライヴイベントへの参戦は終了。財政状態がヤバくなってるので、来年2017年の2月までは余計な金は使わず、おとなしくしていよう。

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2015年7月 2日 (木)

新日本プロレス Road To DOMINION (2015年6月28日 @ 後楽園ホール)

人生の思い切った決断をして、いよいよ京都への帰郷に向けてあと5日、残り少ない都会での日々を出来るだけ楽しんでおこうということで「joshoのさよなら東京シリーズ」、6月28日(日)新日本プロレス後楽園ホール大会へ観戦に出かけた。

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せっかく25年間も川崎、横浜に住んでいても仕事や様々な所用で遊びやレジャーという意味ではそんなに東京や神奈川を楽しみきったとは言えない。未だ独身だし(苦笑)。だからと言って後悔はなく自分で決めて歩んだ道なのでその時その時を悔いなく精一杯生き抜いてきたつもり。ただ、ホントに最後なので出来ることは何でもやっておこうと、今回は後楽園ホールへ出かけた。両国とか東京ドームは観戦したけど後楽園ホールは確か92年頃?に一度だけ観戦したっきりだった。あのときは職場の先輩がどこかから新日本プロレス後楽園ホール大会のチケットを複数入手されていて、一緒に行こうぜみたいに誘われて観戦に行ったんだと思う。もう詳しくは覚えていないが、確か蝶野がまだ白っぽいトランクスで黒カリになる前、天山や小島、西村修がヤングライオンで前座で試合していた。試合前にはまだ若手でしかなかった西村修に握手してもらってサイン入り色紙を貰った。その色紙が今ウチになかったかなぁと探してみたが見つからない・・・。その時の印象でとにかく後楽園ホールはプロレス観戦には最適で、安い値段でとてもお得な感覚だったという記憶がある。なので帰郷前にもう一度見ておこうかなと思ったワケ。

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チケットは1ヶ月くらい前に入手していた。以前より触れているように自分はなんといっても中邑真輔推し。そして最近は真輔に劣らないくらいの自由すぎるキャラを確立して個人的に大注目なのがオーマイ&ガーファンクル田口隆祐。開場前に物販で早速、田口隆祐応援サングラスを購入。実用的かどうかなんて関係ない。グッズとして欲しいんである。早速装着して自撮り。

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あと、記念に大会パンフも購入。しっかりした作りで内容も充実していて言う事なし。

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会場は今の新日本プロレスブームが納得できるギッシリ超満員。特筆は所謂プロレス女子の方々が多いこと。昔、80年代の新日本プロレスブームを体験している私にとっては客層の違った今のブームが半信半疑かつ新鮮。あの頃は客は殆ど男性ばっかり、但し熱気は凄かった。今でも鮮明に覚えているのは学生の頃の86年に大阪城ホールで観戦した藤波vs前田のシングル。アレは大激闘だった。決着つかずだったのに試合が終わった後大拍手が起こったのが非常に印象的だった。新日本プロレスとしてその大阪城ホールへ21年ぶりに再進出する直前の後楽園ホール、盛り上がらないワケが無い。

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18時30分、いつものEL&Powellのスコアーが鳴り響いて興行開始。既に出来上がっている観客。凄い盛り上がり。全試合レポとかは拙ブログでやってもあまり意味は無いので自分の興味のあるところだけ写真と共に。

第一試合から田口隆祐登場で個人的にも大盛り上がり。軽快過ぎるノリノリの入場テーマがまたピッタリなのだ。

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とにかく試合の8割がたがケツ、ケツ、ケツ、ひたすらケツ攻撃。笑いも取りながらの試合展開、ここまでキャラを立たせてそれが大いに受けてるんだからホントに時代は変わったものだ。ケツと言えば越中詩朗のはずだが今や完全に自分のキャラとして認知させてしまった。自分は本来は猪木の時代からのストロングスタイル至上主義なのだが、同じくキャラの立つ中邑真輔で免疫が出来てしまったのか、とにかく田口が気になって仕方がない。期待を裏切らない入場から試合運び、存分に田口隆祐のオーマイ&ガーファンクルを楽しませてもらった。最後の決まり手はアンクルホールドならぬオーマイ&ガーアンクル(笑)。いや楽しかった。

四代目タイガーマスク、最も初代に近いスタイルのはずだが初代ほどの爆発的な人気者にはなれなかったけど私は好きです。

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永田さん入場。

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小島聡の「いっちゃうぞバカヤロー!」大合唱。

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レインメーカー、オカダカズチカ入場。これだけで金をとれるというドロップキックもしっかり拝見できた。

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メインの本隊vsCHAOSの5対5イリミネーションマッチ。

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単なる10人タッグじゃないのでこれがまた面白かった。各選手のキャラを際立たせながら迫力もあるし爆笑もあるし、このバランスは見事。猪木や長州が現場監督の時代は試合で笑いが起こるなんて許されなかっただろうけど。

矢野が棚橋をリングアウトに追い込む寸前、棚橋は逆上がりで場外転落を免れ再度リングイン。「ヤノ、トー、ルー」は例によって未遂。最近は未遂になることがキャラになってるような・・・。

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逆に矢野が棚橋にリングアウト寸前に追い込まれ、棚橋のまねをして逆上がりでリングインしようとするが、棚橋みたいに逆上がり出来ずまごついているうちに棚橋に蹴り落とされてリングアウト。このやり取りは抱腹絶倒の大爆笑。

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7.5大阪城でインターコンチネンタル選手権リターンマッチを行う中邑と後藤の攻防。

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最近スイーツ真壁の弟分として、テレビのバラエティ番組で露出の多いみんなのこけし、本間のコーナーポストからのこけし。勿論かわされて自爆(笑)。

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最後は中邑が本間へボマイェでピン。中邑の一人残りでCHAOS勝利。

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そして興行の締めはお楽しみの中邑真輔の絶品のマイク。やはり中邑真輔への声援は個人的な贔屓を差し引いたとしても圧倒的だったと思う。もはやその人気はカリスマ状態でしょ。そして、「イヤァオ!」。

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以上、大満足の興行。今の新日本はこうしてすべての観客を楽しませて満足させて帰す、そのことに選手フロント一丸となって邁進しているんだろう。全試合終了後はリングサイドまで下りて行ってテレビ解説をしている田口隆祐をパシャリ。

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会場を出て外で一枚。

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東京ドームシティに来るのはもう最後だなぁ、なんて思いながら帰路につきました。

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2015年1月25日 (日)

ゴング 復刊1号

プロレスファン待望、まずは復刊0号として復活した「ゴング」誌がいよいよ正式に復刊が決定し、復刊1号が発行された。

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今回の1号から2か月後の3月からは正式に月刊誌として毎月発行されるとの事で長年のファンとしてはプロレス人気復活の感慨と今後の楽しみが増えた感じで非常に楽しみである。

早速今号も興味津々で内容を読ませてもらった。記念すべき復刊1号の表紙は復刊0号の中邑真輔に続いてエース棚橋弘至。私のように未だに昔の新日ストロングスタイルへの憧憬があり、その要素を残している中邑真輔、柴田勝頼推しの私でも、さすがにここまで来ると棚橋が現在のプロレス界のエースであることにはまったく依存がなくなってきた。今回のゴングの棚橋インタビューを読んでその思いをますます強くした。なんといってもファンが内心思ってるイタい質問もしっかり本人にぶつけながら、説得力ある回答を引き出すゴング誌の力と言うものを実感できる。

同じくGK編集長による、2月新日の2大タイトルマッチへの展望がこれまた素晴らしい説得力で、この言論力によって久方ぶりにプロレスにおける勝負論と言うものが楽しみになってきた。棚橋vsAJのIWGP戦だけでなく、中邑VS永田の、なぜ今??って当初は正直そう思ったこちらの思いまでも見事に覆す文章力によってこの中邑vs永田がもの凄く楽しみになってきた。どっちが勝つのかっていう勝負論の意味で。コレでこそプロレス界に必須のプロレスマスコミの正しい力だと思う。永田のコメントを大いにフィーチャーしていてそれがまた古くからの新日ファンの琴線をイイ感じに刺激するんだこれが。説得力があり過ぎる永田のコメント。その文章の内容はここで書いてしまったらアレなので興味ある人は是非購入して確認してほしいと思う。

今年の新日本プロレスが何を魅せてくれるのか、ますます楽しみになってきたな。まずは2月の大阪&仙台のビッグマッチに要注目!!

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2014年9月14日 (日)

ゴング 復刊0号

遂に復活したプロレス雑誌「ゴング」、復刊0号。今回の売れ行き次第で今後の定期刊行の可不可が決まるとの事で何としても定期刊行に向けて売れまくって欲しいもんである。

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小学校高学年のころから、まだ月刊だったころの「ゴング」「別冊ゴング」「プロレス」を読み始めていて、いつの頃からか「ゴング」派になっていた。なんか「プロレス」は馴染めなくて。よくゴング派とかプロレス派とかあったけど自分は月刊時代から完全なるゴング派。毎月15日の「別冊ゴング」、毎月27日の「ゴング」を京都の田舎街の亀岡で、近所の本屋で予約して発売日前日にワクワクしながら本屋に通ったのが懐かしい。週刊誌時代になってからも週ゴン派だったし。

プロレス不況で週ゴンがなくなり、週刊ファイトもなくなり、週プロは立ち読みで済ませるようになり、まだ時代がネット時代になり、ネットの速報性によりなんでもネットで情報を仕入れられるワケだから紙媒体の必要性もなくなり始めている。唯一ちょくちょく今でも買っているのはゴングの分派ともいえる「G SPIRITS」。あれは読み物として非常に良く出来ている。さすがゴングの流れを汲んでいると思う。しかし「G SPIRITS」は主にかつてのプロレスの思い出話と言うか、あの頃実は・・・・的な裏話満載で、あの頃からプロレスファンである自分なんかは非常に興味を引く内容であるが、今のプロレスの読み物はそう言えばなかったなと。週プロは悪いけど馴染めないし。その意味で今のプロレスの読み物として復刊ゴングはツボをついた内容であったと思う。

注目された復刊ゴングの表紙は中邑真輔。ほらね、やっぱりまずは真輔なんですよ。新日本プロレス、マジで気付いてくれないかなぁ。前にも言ったかもしれないけど、今のプロレス界でカリスマ性をまとい始めているのは中邑真輔のみである。棚橋の新日本プロレス復興への努力は誰もが認めるところだけど、棚橋はやっぱりピープルズチャンプ。カリスマ性は無い。オカダカズチカは良く頑張っているけどまだまだ作られた王者。カリスマ性は無い。カリスマ性をまとって存在感自体が際立っているのはどうしても真輔なのである。プロレス界であろうとプロ野球であろうとプロゴルフ界であろうと、一人のスーパースターが居ればそれに率いられて業界全体が潤う。野球界もゴルフ界も20代前半のスターが次々出てきて業界全体が潤っているところから、新日本プロレスが25歳のオカダカズチカを若きスターに押し上げたいのは分かるんだけど、まずはカリスマ性が大事であり、それ今は真輔なんである。

ゴングの今後は、月刊化が理想かなと思うが何はともあれ次号が楽しみ。

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2014年7月30日 (水)

燃えろ新日本プロレス エクストラ 猪木vsアリ 伝説の異種格闘技戦

遂に出たねぇ、昭和51年6月26日、アントニオ猪木 vs モハメド・アリの格闘技世界一決定戦。今まで新日本プロレスやテレビ朝日関係者が映像ソフト化を目指してきたが、権利をアリ側が保持しているからか、一向にソフト化される気配が無かったが故にますます伝説度合いが高まってしまった試合。もう諦めていたのがついに燃えプロの企画で登場。関係者の努力には心から敬意を表したい。

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私は当時小学校低学年で、まだプロレスは熱心には観てなかったころだが、それでもプロレスに興味はないはずの母親とか近所のおばちゃんとかが、この試合をテレビで見て、「猪木は寝てばっかりやん・・・」って、近所の井戸端会議で話題にしていたのを今でも鮮明に覚えている。当時昼間にテレビ中継されて視聴率が39%とかあったくらいだから普段観ない主婦層が観ていたのも頷ける。開場の日本武道館はロイヤルリングサイドのチケットが30万だったそうで、先日中止になったポールマッカートニーの武道館チケット10万など、どうってことないよと言えるくらいのスケールの凄さ。改めてこれを実現させた猪木及び新日本プロレス、テレビ朝日関係者の実績と言うのは永遠に評価されるべきだろう。

さて、今回のDVDは15ラウンドの試合が完全収録のDVDに加えて、記者会見や、そしてわざわざテレ朝の水曜スペシャルで放映された調印式の模様等をダイジェスト収録した、まさしくファンおよびマニア垂涎の秘蔵映像DVDまで付いて2枚組、値段は通常価格据え置きの1,680円というサービスし過ぎのお値段。バカ売れすると踏んでの大量生産の故だろう。実際バカ売れしてるようだし。

まずは個人的に大注目の秘蔵映像、記者会見や調印式でのモハメドアリのプロ意識には脱帽せざるを得ない。黙っていてもボクシングの世界ヘビー級チャンピオンでありその時点で格闘技の頂点であるにもかかわらず、喋る騒ぐ。下手なヒールのプロレスラーなんかよりよっぽどヒールを演じきって盛り上げるところは、やはりアマチュアスポーツではなくプロスポーツの興行の世界に生きるチャンピオンの責任感と捉えても良いのではないだろうか。このヒールっぷりにまずは楽しませてもらった。アリこそは本物のプロ格闘家であると言い切れる。

そして15ラウンドの試合。当時は、上記で述べたように「猪木は寝てばっかりで・・・」というファン及び世間の評価で世紀の大凡戦と言われたそうだが、今のようにプロレスがUWFによってシリアスな方向に向かい、そしてPRIDEやUFCによる総合格闘技のブームを経たファンの目ではなく、プロレスも真剣勝負だと思っていた時代、ルールの説明も不明確だったそうで、寝て蹴るばかりの猪木とそれをからかうアリ、という絵面は凡戦と映っても仕方なかっただろう。今の目で観るとまさに真剣勝負であるが故に互いの間合いを計りながら押し引きする様は緊迫感がハンパない。今の目で観ると究極の名勝負と観るべきであろう。事実、後にPRIDEのリングで高田延彦がK1の選手とやった時に、相手のパンチを食らわないために寝て戦おうとした、いわゆる猪木アリ状態を現出させてしまったことからも、あれは戦術としてありうるべきものであったのだ。そしてその体勢でローキックを放ち続け、アリの左足に大ダメージを負わせた猪木、そしてダメージの蓄積を表情に出さず舞い続けたアリ、双方のプライドも大いに発揮され守られたとも言える。

今の時代にこれだけの大勝負を実現させる格闘家、プロモーターはいない。その時点で猪木の成し遂げたことは誰人も文句をつけることは出来ない。中邑真輔vs柴田勝頼の禁断の対決に盛り上がっている自分が、えらく小さく感じてしまうくらいの永遠の金字塔と言えるDVDだ。

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2014年4月13日 (日)

週刊プロレス No.1734(2014.4.23)号

ここんところブログ更新が寡黙になってしまいがち。仕事や所用で、時間は取れないことはないけどお疲れ気味でなかなかブログ執筆に向かえない。エイジア/グラヴィタスのレビュー記事で勝手にやりきった感全開で、そのあと特に何かを書く気がしないってのもある。あと、いろいろ注文してるCDがあるんだけど、いままでアマゾンで注文することが多かったのをポイント何倍とかそういうの目当てでタワーレコードオンラインで注文しまくったら、なんか知らんけど発売日過ぎても在庫切れだのお取り寄せだの、ぜぇ~んぜん届かないもんだからブログ書くネタも無かったり。どうなってんだタワーの仕組みは?? それからちょっとした情報ネタはわざわざブログでは取り上げない主義でもあるし。ポールマッカートニー再来日決定とかボストン35年ぶりの来日決定とかね。心躍る話題ではあるけどその情報自体は別に公式サイトや音楽情報サイトを見ればわかることだし。それを垂れ流すだけってのは拙ブログではしない。あ、言うまでもないけどポールマッカートニー国立競技場はチケット予約確保済だしボストンはウドープレミアムで先行予約する予定。

そこでプロレスネタ。先日ほんとうに久しぶりに週刊プロレスを買った。表紙に釣られて。

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どう? このたぎりまくった表紙。中邑真輔が表紙だと思わず手に取ってしまう。4月6日の両国でめでたく棚橋を破ってインターコンチネンタル王座奪回。その結果以上に最近の中邑で感じていることは、ある種のカリスマ性をまとい始めているのではないかという事。3月のニュージャパンカップ決勝戦の尼崎でもそうだけど、観客を熱狂の渦に巻き込んでいた。

プロレスをライブとして楽しむ意味で盛り上がるのは、最近のプロレス観戦としては正しいのだろうしそれが今のファン気質なんだと思う。しかし私のような昭和からのプロレスファンにとっては、今の盛り上がり方はまたちょっと違うのである。「楽しむ」のではなく「熱狂」するプロレス、それが我々世代の、金曜夜8時にテレビ中継があった時代の盛り上がり方なのである。しかしその熱狂を起こせるのはほんの一握りの選手しかできないと思う。猪木、藤波、長州、初代タイガー、前田なんかはそれが出来た。思い出してみればそれぞれカリスマ性があった。今の新日本プロレスブームは棚橋が牽引したものであるが、棚橋はカリスマ性といったものではなく所謂ピープルズチャンプ、ハッピーエンドプロレスの象徴である。オカダカズチカはどうか、オカダもまだカリスマ性は無い。本物かどうかの見極める興味本位な見方で盛り上がってきていたが、本当の勝負はこれからだろう。

ところが中邑は明らかに棚橋、オカダにはないカリスマ性が漂い始めている。尼崎の熱狂、それに続いて両国の熱狂、それらは棚橋やオカダが興行を締める雰囲気とは一味違っていた。しかもこの先に中邑のテーマが桜庭と組んで対グレイシーとなる。これは新日本プロレスとしては棚橋オカダには任せなれないテーマであろうし、中邑ならここから更なる刺激や価値観を生み出せるかもしれない、そんな期待を込めているのかも知れない。また中邑がそれに応えることに成功したとしたらどうなるか。プロレスラーとしては素人に等しい桜庭をパートナーにグレイシーの2人と闘う、桜庭とグレイシーの2人、計3人の素人を抱えて中邑が新たに刺激と価値観を提示することが出来れば、またもやその時点で中邑自身に更なるカリスマ性が宿ることになる。次回福岡のレスリングどんたくでのこのダッグマッチはその意味で目が離せない。ここを盛り上げることに成功したならば、今度こそ新日本プロレスは中邑エース路線を敷くべきだと思うぞ。

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2014年1月26日 (日)

燃えろ新日本プロレス Vol.60 '80年(昭和55年)の猪木vsハンセン2連戦

今年の1.4東京ドームのベストバウトは後藤vs柴田であったというファンの評価を今の新日本プロレス、または今時の若いプロレスファンに人たちがどう考え、どう捉えるかに少し注目している。後藤、柴田が互いにこれがプロレスだと胸を張り、マスコミも異論を挟む余地のないこの試合は、今の新日本プロレスの中心ではなくなってしまった昭和の新日本ストロングスタイルというポジションを見事に埋めてくれたという筋金入りファンの喝采を浴びている。試合後の大の字での語り合い、肩を組んで笑顔での退場、同級生対決としてのストーリーも完璧だった。

そんなタイミングで購入した「燃えろ新日本プロレス Vol.60」。メインは猪木vsブロディ最後のシングルだが、私の今号に対する興味は猪木vsハンセンの2連戦である。言うまでもなく当時の金曜夜8時の中継でリアルタイムで観たこの試合は、あれから30年以上たった今でも印象に残っていたんだが、だからと言ってあの30年前の中継以来観てなかったので今回のDVD収録は待望でもあった。

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猪木の全盛期は昭和49年~56年('74年~'81年)だと思っているがこの猪木vsハンセン2連戦は昭和55年という事で猪木の全盛期かつハンセンが最も光り輝いた時期であった。もちろん突進一辺倒の荒っぽいファイトスタイルだったハンセンを輝かせたのは猪木であることは言うまでもない。今回収録の2連戦の最初は昭和55年2月8日、ハンセンが猪木を破り初めてNWF王座を奪取した試合、そして2か月後の4月3日のリターンマッチでの猪木がNWF王座を奪回した試合。本当に久しぶりに観たこの2連戦、改めてグイグイ引き込まれた。今の新日本プロレスを全面支持する今時のファンには申し訳ないが、何ていうか比べ物にならない名勝負であった。今の新日本プロレスには明らかに無い試合である。特に2月8日の猪木がリングアウトで敗れたほうの試合は特筆もの。言葉でいうのが難しくて、90年代や2000年代以降の新日本しか知らない今時のファンにどう言えば伝わるのかが分からないが、それでも言葉にするならば約17分のこの試合、ブレーキの壊れたダンプカーと言われたこの当時の突進一辺倒のハンセンに対して猪木は余裕で受け止めるという事ではなく結構ムキになって、ハンセンのしたいようにはさせないぞ、という部分すら醸し出しながら、でもハンセンのすべてを受け止めきる、結果としてこの当時言われた過激なプロレスが展開されている。互いのスタイルを引き出すだけではなく自分のスタイルを押そうとする、その押し引きによって生まれるぎこちなさから生まれる緊張感はまさに思想というかプロレス観のぶつけ合いであり闘いそのもの。これが今の新日本には無いのである。

今の新日本プロレスの主流の流れとして展開されるプロレスは、それはそれは見事なムーブで、昭和のストロングスタイル的な要素も、UWF的要素も、アメプロ的要素もすべて飲み込んだ上での熟成されたプロレスだというのは確かに分かる。しかしそのムーブは、時に、ウーン、と悪い意味で考えさせられてしまう。流れるような攻防、そして切り返し、ハッキリ言ってしまうとその流れるような動きや切り返しは、対戦する二人で事前に練習したでしょ? 打ち合わせしたでしょ? って見え見えに思えてしまうのである。上記の猪木vsハンセンからはそういうのは感じさせない。実際には打ち合わせをしていたんだとしても。昔の新日本はケツ決めは、まぁ置いておくとしても試合展開そのものはほとんどレスラー同士のアドリブに任せられていたことがよく分かる。昨年2013年の新日本でこの緊張感を唯一感じることが出来たのは昨年1.4の中邑vs桜庭の試合だけだった。

猪木が今の新日本プロレスを酷評したり、前田や高田が今のプロレスを学芸会というのも、昔の新日本の試合を観ればある種納得できる。もっとも、今の新日本プロレスの選手たちもこういうアドリブ任せの緊張感、おそらくやろうと思えば出来るのだろう。あえてやっていないのだろう。興行としてハッピーエンドプロレスを指向し、それがある程度は今のファンに受けているから。だから猪木や前田や高田にあれこれ口を挟まれたくないだろうし意図的に無視しているのかも知れない。だが今年の1.4の拙文でも触れたが、昨年のドームのベストバウトが中邑vs桜庭であったこと、今年のドームのベストバウトが後藤vs柴田であったこと、東スポのプロレス大賞ベストバウトは中邑vs飯伏だったが、ファンによるネットプロレス大賞のベストバウトは中邑vs桜庭であったこと、これらの事実に新日本もそろそろ正面から向き合ってもいいのでは? 民意と今の新日本プロレスの指向に少しズレがある気もする。

個人的に、まず当面の注目は後藤と柴田を新日本がどう転がすか、これが見ものである。

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2014年1月 5日 (日)

新日本プロレス 1・4東京ドーム WRESTLE KINGDOM 8(2014年1月4日 東京ドーム)

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

今年も参戦しました、イッテンヨン。プロレス人気復活ではなく新日本プロレスのみが復活してブームが起こりかけている状況で今回も自分の目でライブ感を楽しもうと行ってきました。80年代の熱狂をリアルタイムで体験しているだけにブームというにはまだまだという感じではあるが、それでもこの人気復興ぶりは目を見張るものがある。

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16時過ぎに現地に到着したが凄い人、人、人。特にグッズ売り場はかなりの行列でしかもお目当てで中邑真輔イヤァオ!パーカのXLは早々に完売していたようなので購入を断念。ダークマッチが始まる時間が近付いていたので早々に入場。

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まだまだ90年代程ではないが明らかに昨年よりは客席が埋まっている。昨年の1.4でもだいぶ客が戻ってきたなぁと感じたが今年の公式発表は35000人(満員)との事。満員って言ってるのは多分用意したチケットがそれくらいだったのだろう。有料入場者数でこの数として、更にグッズ売り場のあの大行列を見たらチケット売上+グッズ売上でも相当な売上が上がっただろう。もはや他団体の追随を許さない独り勝ち状態。

以前より中邑真輔エース路線を推している私としてはIWGPヘビーのタイトルマッチを押しのけてのインターコンチネンタル選手権をドームメインまで押し上げた中邑真輔の、状況を切り開く努力と独創性は他に代えられないプロとしての魅力だろう。今こそいよいよ本格的にエース路線を再スタートさせると期待したんだが・・・・・。

ダークマッチは置いといて、17時前からカウントダウンが始まり17時ちょうどに開演。EL&PowellのThe Scoreをみんなで手拍子、そのうち和太鼓とか三味線とかの和楽器でこの曲を演奏。なかなか面白かった。各試合内容については新日本プロレス公式サイトやカクトウログさんに詳しいので、ここではあくまでも個人的に楽しんだこと、感じたことを簡単にまとめて記述します。

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1.IWGPジュニアタッグ選手権4WAYマッチ

3WAYとか4WAYとかは申し訳ないけどもうサーカスみたいなもんだと思っているのでそういう目線で楽しんだ。結果がどうだったかもよく憶えてない。

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2013年8月11日 (日)

新日本プロレス G1クライマックス両国2連戦初日(2013年8月10日 両国国技館)

暑い暑い夏、いつにも増して猛暑となった2013年8月10日(土)、新日本プロレスのG1クライマックスを初めて会場で観戦しました。

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出来るだけ近い将来に故郷の京都に帰ろうと思っているので、横浜にいるうちに出来ることは何でも楽しんでおこうと、1.4東京ドームに続いて会場観戦することにした。どうせなら8/11の両国2日目の優勝戦を観たかったけどチケット買おうと思った時にはもうほぼソールドアウト。人気が復活した新日本プロレスの勢いはやはり凄い。それで初日8/10ならチケットすんなり取れたので2階特別席で。今の新日では中邑真輔推しの私としては、中邑真輔優勝かな?っていう雰囲気もあったのと、ストロングスタイルを超えてクレージーなキャラが益々立ってきた中邑を改めて会場で味わいたいという気持ちがあって会場観戦を決めた。

とにかくこの週末は東京、横浜ともに異常な暑さで朝からサウナの中にいるような状態。汗が止まらない。自分の家にいてもエアコン入れなかったら部屋の温度は35度。そういう意味でも思い出の残る暑い夏になりそうだなと思いつつ初めての両国国技館へ。

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角度によって国技館の向こうにスカイツリーも見えるんだと初めて知ったよ。開場前に行列に並ぶがとにかく暑い。男性も女性も子供もファンみんな、オシャレしてる人も汗だくでうちわ片手に首からタオルぶら下げて・・・って光景が何とも一体感があっていい。開場してすぐに国技館の売店で何としても欲しかった中邑真輔イヤァオ!!うちわとしっかりした製本の豪華パンフレットを購入。イヤァオしながら国技館を写してみた。

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欲しかったグッズを購入したこの時点の半分満足。そして館内へ、綺麗な館内で2階席だけど観やすそう。G1と言えばコレっていうBOSTONの 'Walk On' が流れている。やっぱりカッコいいよなこの曲。

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上記写真はオープニング時点の光景。マス席は2名ずつにしていたようでお客さんは余裕をもって着席されていた。だったら自分もマス席買えばよかったかなとちょっと後悔。2階の四隅は暗幕で隠してあったがそれ以外はほぼギッシリ満員。翌日優勝戦もあるのにこの客入りはなかなかのもの。90年代は両国5連戦や7連戦もあったからそれと比べればまだまだだけど、暗黒時代を乗り越えた感慨はある。

そしてテレ朝ワールドプロレスリングでも散々使われてきたEMERSON,LAKE & POWELLの 'The Score' が流れていよいよ興行開始。

さて、個々の試合のレポートは新日公式やスポーツナビ、カクトウログさんのサイトで素晴らしいレポがあるのでそちらを楽しませていただくとして、ここではホントに個人的な感想を箇条書き程度に。

・後藤と天山が怪我による欠場で公式戦2試合がなくなったので、第一試合にタッグマッチが入った。ここで試合後に翌日ダッグマッチで参戦予定の桜庭登場。飯塚のアイアンフィンガーフロムヘルに対抗して、懐かしいオープンフィンガーグローブを振りかざし、明日はオープンフィンガーフロムヘルでボコボコにしてやる、って一盛り上げ。

・高橋裕二郎、この日もセクシー女優二人をはべらせて登場。苦情が多いことをネタにしてマイクパフォーマンスで盛り上げる。苦情が多い=それだけヒール人気があるという解釈も成り立つからまあいいか。

・小島聡、「いっちゃうぞバカヤロー」合唱させて頂きました。

・面白くて大好きな矢野通、YTRを実質三回もやってくれた(一回目、二回目は最後で阻止された)。「ヤノ・トー・ルー」大合唱。会場でやってみたかったので念願叶いました。なんかYTRに入るときのゼスチャーが益々大げさになってる感じが笑える。

・休憩明け、後藤欠場により試合のなくなった柴田勝頼が一人で入場。マイクで「プロレスが楽しい」と。大歓声。私も嬉しいです。このまま新日に再入団してほしいくらい。

・真壁vs石井、期待はしていたけど期待通りの肉弾戦。すごい迫力で、こういう生き様が見える試合はどんなスタイルであれ、心に響く。この日の個人的ベストバウト。

・飯伏vs鈴木みのる、どんな試合になるのか予想がつかなかったけど、スタイルの違う者どうしで意外に噛み合って面白かった。

・いよいよ我らが中邑真輔登場。たぎるぜマジ。相手を小ばかにしたクネクネムーブ、ブルブルetc、見たいものすべて見せてもらったがなんと内藤勝利。は?もしかして新日は会社として内藤推し? 中邑優勝は無いのかな? それが垣間見えてしまってガックリ。

・棚橋vsオカダ、もういいよって思ってた。中邑も負けたし。ところがこれが名勝負。大満足の30分フルタイムドロー。この二人の試合に外れは無い。

以上、とにかく中邑が負けて試合後の「イヤァオ!!」を合唱できなかったのが残念。

それでも最終戦で中邑優勝を期待していたが、本日8/11の両国、中邑はベンジャミンに敗れて優勝戦線から敗退。まさかの内藤優勝。うそでしょ? なによそれ? っていうのが正直な感想だが、ちょっと思い直そう。中邑、そして優勝戦で内藤に敗れた棚橋はもはや会社から華を持たせてもらわなくても、それぞれが確固たる個性を確立し、それがファンにも支持されていて十分にメインを張れる存在感がある。しかし内藤にはそれが無い。だからこそのG1優勝、これによって内藤にももう1ランクも2ランクも上のステージに上がって欲しい、という期待を込めた優勝なんだと。オカダも凱旋帰国当初はブーイングだったが強力な会社推しでIWGPチャンピオンとなり、今のところそのチャンスを十分に生かし切っているし、棚橋中邑には及ばないが、近づきつつあるように思う。同じように内藤もこの会社推しを今後に生かせるかどうかはホントに内藤次第。頑張ってほしいが旧来からのファンも含めて、見る目は厳しいぞ。

最後に購入したパンフとうちわです。

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中邑うちわはどっちが表なのか分からないが、片面はスイカを標的にしてボマイェを狙ってる? もう片面はイヤァオ!!。愛用させて頂きます。

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2013年5月26日 (日)

燃えろ新日本プロレス Vol.43 悲鳴も凍る殺気マッチ

全50号で終了予定が51号以降も継続決定となった燃えろ新日本プロレス。この手のDVDマガジンとしては記録的な売上を記録しているそうでプロレスファインとしては嬉しい限り。全部は買ってないけど気になるときは買っていて、これまで43刊のうち20刊近くは買っている。中でも今回は私が求める緊張感、殺気を含んだラインナップとあって久しぶりに記事UP。

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内容は上記写真の通りだがどれも見どころ満載。特にもう一度見たかったのは猪木vsラッシャー木村の試合。この試合を中心に所感を。

昭和56年のコンバンワ事件から始まったこの抗争、何度かシングルで、また1対3でマッチメイクされ、そのたびに国技館を超満員にしてきたしそのどれもが名勝負だったと思うが、中でも猪木の異様な殺気が発散されたのがこの昭和58年9月21日の大阪府立での試合。当然このころは金曜夜8時の時代だったのでリアルタイムでTV観戦したが、あまりの猪木の殺気にいつまでも印象に残ったし、燃えプロが始まった時にはぜひ収録してほしかった試合だ。猪木のナックルパート、顔面への蹴りが繰り返され、明らかに通常の試合とは異質の内容で、猪木がラッシャーを半殺しにしたという印象となった。なぜこのような試合になったのか、のちにどこかで語られていたが単純に猪木の機嫌が悪かったというのが理由のようだ。そう、昭和58年9月と言えばあのクーデター騒動により猪木が社長を解任されイチ選手であった時期。その後すぐ11月に社長に復帰したが、この試合はイチ選手の猪木にマッチメイク権は無かっただろうしラッシャーと試合をするテーマを見いだせない猪木に対し営業からの要求でマッチメイクされたために、猪木が「どうなっても知らないぞ」とうそぶいたと当時のゴングかなんかで読んだ気がする。また、この時の猪木の肉体に注目したい。猪木の全盛期は昭和49年~56年ごろだと思っているが、昭和57年に糖尿病(当時は内臓疾患としか発表されなかった)で入院し、復帰したものの明らかに体が全盛期より小さくなり、そのまま微妙な体調でIWGPを失神KOで終了、そしてクーデターで社長解任という時期。この解任により憑りつかれたようにトレーニングに打ち込み、胸板や肩から首の筋肉は盛り上がり、太ももはパンパン、いきなり全盛期に近い肉体をまとっている。この一週前にはアニマル浜口とのシングルをマッチメイクされ、突然ジャーマンスープレックスホールドを復活させ肉体的復調を印象付けていた。このような背景で肉体が甦り機嫌も悪いとなればこのような試合になったのもある意味納得できる。要は猪木の感情がむき出しになった試合だという事。この後11月の維新軍との4対4のシングル対抗戦での谷津戦までは研ぎ澄まされたキレのある試合を展開していた。全盛期を過ぎた猪木が一瞬だけ全盛期並みに甦った日々だったと思う。

この猪木vs木村だけでもお腹一杯だがせっかくなので他の収録試合も一言ずつ。
前田vs上田馬之助は、日本プロレス時代にセメントに強かったといわれる上田がその片鱗を見せてくれる。グランドの攻防でむしろ上田が主導権を握っており、業を煮やしたかのように前田が情け無用の顔面への襲撃を展開する。互いのプライドから醸し出された静かな殺気がある。
猪木vsマサ斉藤のこの試合も当時リアルタイムでTV観戦した。明らかに途中から猪木が狂乱状態に陥ってるから。奇声を叫びながら斉藤を殴り続けてKOしたワケだが、87年に巌流島含めて何度もマッチメイクされたvs斉藤の中で最も印象に残っている。
小林vs斉藤彰俊の異種格闘技戦、やはりこういったプロレスのムーブと違うぎこちなさの中に漂う緊張感はハンパない。
橋本vs藤波、これは多分橋本の機嫌が悪かったのだろう。その感情が表に出てしまっているが、だからこそ印象に残るのである。
そして橋本vs長州。このマッチメイクは猪木の差し金だったかと記憶しているが、ある意味シュートな展開でプロレスとしての勝負度外視、ただひたすら殴る蹴る、だからこそ印象に残るのである。ドラゴンストップはおまけでしかない。

以上、これらの殺気、緊張感、何度も言うが今の新日本プロレスにはないのである。興行として満足感を客に与えて帰すハッピーエンドプロレスは素晴らしく完成度が高いし、そのことはだれも否定できない。それが支持されて人気も復活しているのだろう。しかし更なる完全復活にはやっぱり、時にある一線を越えてしまう異常事態、お前の技なんか受けてたまるかというような緊張感により引き起こされるぎこちなさ、個人的感情が入ってしまったスキャンダラスな殺気も必要ではないかな。今の新日でそれが可能なのはズバリ、中邑真輔と柴田勝頼をシングルでぶつけることだと思うがどうだろう。今の新日はそこまでやる勇気は無いかな?

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