2019年6月 4日 (火)

ロンリー・ロボット 「アンダー・スターズ」(LONELY ROBOT "UNDER STARS")

U2のファンクラブ入っちゃったよ。50ドルね。ファンクラブ限定のライヴCDも貰えることだしお得だと思う事にする。12月埼玉スーパーアリーナ行き実質決定だ。もう後戻りできない。もうじき夏の賞与もある。オッケーオッケーwww。席種はもう少し熟慮して明日チケット予約しよう。多分S席19,800円で行く。今回は巨大スクリーンの演出もしっかり楽しみたいから、メンバーを近くで観れるかどうかよりもスクリーン含めた会場全体の壮観も味わっておきたい気がして。

先週だったかイットバイツのボブダルトンがfacebookで、今後の「具体的な」活動予定は無い、と書き込んだことでイットバイツの活動終了(解散)というようなニュアンスで情報サイトが報じてしまった。ジョンミッチェルは、いやいや、これからジョンベックと曲作りのミーティングやるんだけど、みたいな感じで困惑気味だったところが本件の不透明さを物語っているようで、今後の成り行きに要注目である。少なくともイットバイツの解散宣言とか終了宣言では無いと思うんだけどね。

それはそれとして本題。昨年2018年のKINOの2ndと本作、何が違うんだって気がしないでもないけど、なぜかキッチリ買ってしまってるジョンミッチェルのソロプロジェクト、ロンリーロボットの新作3rdである。

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なんで買ってしまうんだろうwww。心のどこかで現行イットバイツや大好きなKINOの1stの幻影を追い続けてるのかも。先週あたりにようやく国内盤が到着して、家でのんびりリラックスタイムのBGM程度に聴いてみたらいつの間にかもう6回か7回はフルで聴いてしまった。ジョンミッチェル的にはロンリーロボットの1st2ndに続く3部作との事で、3枚出したら何はともあれ3部作って言ってしまう感じはジョンウェットン大先生を思い起こさせるぞwww。ウェルカムトゥへヴィンの時ね。当時はエェーーッ(鼻笑)ってなって、アレも強引な話だったよなぁって先生亡き今では懐かしく笑える。

ところで今回の3rd国内盤には「ザ」が付いていないwww。前作2ndでは国内盤表記がなぜか「ザ・ロンリー・ロボット」だったけど。「ザ」があるのとないのと、区分けがよく分からない目白であるwww。今回は全曲レビューまではしないけど、この1週間で6回も7回も聴いてるくらいだからそれって個人的にへヴィロテってことじゃない。結構気に入ってる。全曲レビューまではしないのは、曲によっては特になんの印象も無いのがあるのでwww。全体的にはこれはもう安心安定のクォリティ。ジョンミッチェルとそのスタジオによるいつものクリアでマイルドな音像に包まれてメロディアスな歌メロ、伸びやかなギターソロ、シンセを駆使したスペーシーなサウンドと、その手のサウンドが好きな人には持っていて損はない作品である。逆に言えば1st、2nd、そしてKINOの2ndのどれか持っていれば同傾向のサウンドだよと簡単に説明が付く作品でもあるwww。でもね、今回は全てにおいて平均点以上なだけでなく、個人的に飛び抜けて気に入った曲がある。それは、

⑦ The Only Time I Don't Belong Is Now

である。曲の始まりはブルージーなギターで静かに始まるんだけど、サビの展開に至ってのキラキラ感を伴った伸びやかでメロディアスで、しかも郷愁漂うノスタルジックメロディが完全に私の心を捉えてしまった。そうなんだ、私の好きなメロディってこれなんだと、改めて気付かせて貰ったっていうか。結局私はノスタルジックなメロディ、郷愁を感じさせるメロディに遭遇するとそれだけでハマってしまう感性のようだ。単にメロディアスとかキャッチーとか美メロ哀メロ、そのどれも好きなんだけど、郷愁、ノスタルジック、そしてそれを更に強調するかのようなアレンジ、この辺りに遭遇するともうこの時点で作品全体が傑作代表作となってしまう。共感してくれる人がいてもいなくても、そんなことはどうでもよい。極端な例えだけど、私は実はEL&Pのラヴビーチが案外好きだったりする。さすがにそれがバンドの代表作とまでは言わないけども。全体的には平均点以下というか全然聴かない曲もあるんだけど、唯一、最終曲の大曲「将校と紳士の回顧録(Memoirs of an Officer and a Gentleman)」が大好きで、それはキースエマーソンの逝去時のブログにも書いた。あの曲で聴けるグレッグレイクの歌メロ、キースエマーソンによるショパンのエチュード第1番ハ長調を引用したピアノソロのパートなんかは、アレこそまさに郷愁、ノスタルジックなメロディそのものではないか。アレがあるだけで私の中でラヴビーチは放っておけない快作なのである。まぁそんな具合で、私の心の琴線に引っ掛かってしまった1曲の為に、本作ロンリーロボットの3rdは私の中で聴く回数の一番多くなりそうな、「3部作」の最終作となったのであったwww。

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2018年4月30日 (月)

キノ 「レディオ・ヴォルテール」(KINO "RADIO VOLTAIRE")

久しぶりに世間様の休日が自分の公休に当たり、気分がイイ。土日祝日の勤務は忙しいのが目に見えているから今日出勤の職場のお仲間は大変だろうなと思いつつ、午前は久しぶりにウォーキングで軽く汗をかいて気分爽快。でもこの後GWは5/3だけが公休で後はぜ~んぶ出勤という楽しくも何ともない1週間となる。その代わり5月はワガママに有休申請をして、オレは週末出勤ばかり当たってんだぜと、それとなく職場のエライ人に宣伝しまくってしっかり有給休暇の許可を頂いた。キャメルのクラヴチッタの遠征と、スポックスビアード奥本亮さんの大阪ライヴにバッチリ参戦予定という楽しみな5月である。ライヴに行くのも昨年9月のペンドラゴン以来で随分間が空いたなと。

さて、いよいよ13年振り待望の新作を発表したKINOを取り上げる。正直、う~ん、イマイチ、っていう第一印象からなんだかんだでもう5周くらい聴いて、いま6週目を聴きながらブログを書こうとしている。

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13年前の1st、PICTURE(ピクチャー)がとてもお気に入りで、この10年くらい飽きずに聴き続けているという個人的には超名盤であった。10年も飽きずに聴き続けられるってのは、35年以上飽きずに聴き続けている我らがエイジアのアルファと私の中では同等レベルと言える。13年前のデビュー時点でのメンバーは以下の4人であった。

JOHN MITCHELL (G, Lead Vo)
JOHN BECK (Kbd, Vo)
PETE TREWAVAS (B, Vo)
CHRIS MAITLAND (Dr)

当時で言えばトランスアトランティックが表のプログレスーパーグループで、KINOは裏のプログレスーパーグループと言えようか。アリーナのギタリスト、ジョンミッチェル、イットバイツの鍵盤ジョンベック、マリリオンのベーシスト、ピートトレワヴァス、ポーキュパイントゥリーのドラマー、クリスメイトランドと、地味めの職人たちが結成したスーパーグループ、そんなイメージであった。ライヴ活動をするにあたってドラムがイットバイツのボブダルトンに交代し、4分の2が元イットバイツとなったところからジョンミッチェルをフロントマンに据えた再編イットバイツに繋がって行ったことはファンなら周知の事実である。もちろんジョンウェットン大先生のファンであれば、ジョンウェットンのソロライヴのバンドメンバーとしてジョンミッチェルとジョンベックは重要なポジションを占めていたから、JW関連としても意識せずにはいられない。そのKINOの1stがあまりにも素晴らし過ぎた。メロディアス、プログレ、ハード、シンフォニック等々の要素が本当にバランスよく融合された作品で、その表現する言葉を更に熟考して探しているうちにブログで取り上げるタイミングを逸してしまった。そうこうしてるうちにまさかの今回13年振り2ndが出たもんだから、とりあえず2ndのレディオヴォルテールの各曲簡単レビューを行ってみる。今回のメンバーは、

JOHN MITCHELL (G, Lead Vo)
PETE TREWAVAS (B, Vo)
CRAIG BLUNDELL (Dr)
--- special guest ---
JOHN BECK (Kbd)

という編成。ドラムは今回はスティーヴンウィルソンのバンドで有名なクレイグブランデル。ペンドラゴンでも一時期ドラム叩いていた。フィルランゾンのソロアルバムの一部の曲でもジョンミッチェルと共に参加していたとか、そういうこと言い出すと某ユーライアヒープ宣伝部長が大騒ぎして面倒なのでそこはスルー(笑)。あ、一言だけ言っておこうか? フィルランゾンのソロアルバムを聴いた私の印象は一言、

「その感じはニールモーズで散々聴いたわ!」

以上(笑)。話が脱線したので戻すと、今回はジョンベックの一部参加、というか不参加がとても気になっていたけど、その心配は当たってしまった・・・。

① Radio Voltaire
オープニングナンバーは約7分の、伸びやかなギターと優しい歌メロが印象的な佳曲。非常に爽やかで、ギターソロの雄大さはまるでニールショーンの1stソロアルバムで聴けたそれの様。音質もジョンミッチェル印のマイルドで耳に優しくて、でも各楽器が分離良く聴こえる、私の好きな音質。KINOらしいかどうかは別にしてコレはお気に入りの曲である。

② The Dead Club
ヘヴィなリフとエキセントリックなメロディが印象的。特に個人的に好きな曲ではないけどアルバムに1曲くらいはあってもイイ。

③ Idlewild
静謐なピアノで始まり歌メロもとても綺麗なバラード。メロディが本当に味わい深くて、もしこの曲をジョンウェットンが歌ったら似合うだろうなぁとか、そんな風に妄想してしまった。本当に美しいメロディで、しばらく頭から離れない。仕事中も頭の中でメロディが流れ続けたくらいメロディが綺麗で、これは名曲だと思う。KINOらしいかどうかは別にして。

④ I Don't Know Why
上3曲はジョンミッチェルの曲だったけど、この曲はピートトレワヴァスのペンによる曲。最初パッと聴いて感じる印象はビートルズ的だなってところなんだけど、なぜか繰り返し聴きたくなる。歌メロがとても凝っていて、サビの部分の凝ったメロディがこれまた非常に印象的に脳内に残る。KINOらしいかどうかは別にして、とても気に入った。

・・・と、ココまでの4曲、それぞれにタイプが違っていて、KINOらしいかどうかは別にして、良質のメロディと、メロディを引き立たせるアレンジが印象に残る素晴らしい曲と、曲の並びだったんだけど・・・・。

⑤ I Won't Break So Easily Any More
疾走感のあるアップテンポな曲。悪くは無い。

⑥ Temple Tudor
ほぼ全編アコースティックギターとヴォーカルによるシンプルな優しいメロディの曲。悪くは無い。

⑦ Out Of Time
この曲も④と同様ピートトレワヴァスのペンによる曲。悪くは無いけど歌メロに耳を惹くものが無い。途中のインストセクションも地味。

⑧ Warmth Of The Sun
2分足らずの、ピアノとヴォーカルによる弾き語り風の曲。何かアルバム中のインタールード的な役割なのかな?

⑨ Grey Shapes On Concrete Fields
疾走する哀メロ風のサビが印象に残る。今作の中で肝となる曲の位置づけなのかも知れないけど私の中で深い感動には至らない。悪く無いし私の好き嫌いの問題でしかないんだけど、何が足りないんだろう?

⑩ Keep The Faith
ミディアムテンポの哀メロバラード。途中のインストセクションの盛り上げが一瞬オッ、と思わせるんだけど、うーん、もうひと捻りというか盛り上げが欲しかったかな。

⑪ The Silent Fighter Pilot
本編ラスト曲もピアノとヴォーカルの静かなメロディから始まる。途中からインストセクションで盛り上げにかかるんだけど、なんだろう、これまた深い感動に至らない・・・。

以上、本編11曲、ボーナストラック4曲はここでは割愛。
4曲目までは気分良く聴けるんだけど、5曲目からは上記ご覧の通り、悪くは無いんだけど深い感動に至らない。これ、ジョンベックが本格的に演奏に加わっていたら、ジョンベックがアレンジで才能を発揮していたらもっと素晴らしかったかも・・・、って感じてしまうところが個人的な感覚でジョンベックの不在感を増幅させてしまう。いや、繰り返しになるけど悪くは無い。悪くは無いんだよ。むしろイイ作品なんだと思う。ただ、KINO名義だとどうなんだ? となってしまう。これがジョンミッチェルのソロプロジェクトなら、ロンリーロボットの1st2ndに続く3作目なんだとしたら全然OK、今回も安定のクォリティの高さ、って平然と言えてしまう。ロンリーロボットはジョンミッチェルのソロプロジェクトと分かっているから、あれでKINOと再編イットバイツの主力であるジョンミッチェルによる高品質のプログレポップ作品と言えてしまう。しかし今回はKINO名義にしてしまっているから、1stの続きを作れとは言わないけど、ジョンミッチェルのソロプロジェクトとは違うところを明確に聴かせて欲しかったなぁと思ってしまうのだ。

ホント個人的なアレで申し訳ないんだけど、私の中では、

KINOの1st > 再編イットバイツ

ってくらいKINOの1stが大好きで、ちょっと今回は期待値が高すぎた。ロンリーロボットと何が違うんだ?って。いやロンリーロボットには無いタイプの曲は確かにあるんだけど、ここにジョンミッチェルとジョンベック、二人のジョンのケミストリーなるものが無いことが感じられてどうしても第一印象がイマイチ、となってしまう。まぁジョンベックのスケジュールが取れれば、それはもうイットバイツとしての活動になってしまうんだろうけど。

なお、今回も国内盤の発売を待って購入したんだけど、国内盤のライナーが、KINO結成の経緯をかなり詳細に書いてくれていて、当初ヴォーカルには誰の名前が挙がっていたとかドラマーは誰の予定だったとか、へぇ~そうなんだ的なウラ話が満載でなかなか楽しめた。

というワケで言うだけ言ってアレだけど、今年上半期で一番の楽しみだったKINOの2ndは、KINOらしいかどうかは別にして、悪くは無いよ、という事で(笑)。

追伸:「Wetton Mania 2」参加者の皆様へ
6/16の「Wetton Mania 3」開催に向けて、再び企画会みたいなの?を5/2(水)夜に心斎橋のスターレスで行います。もしよろしければ参集可能な方がいらっしゃいましたらお待ちしております。

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