2018年2月 6日 (火)

メタリカ 「メタル・マスター(リマスター・デラックス)」(METALLICA "MASTER OF PUPPETS (REMASTERED EXPANDED EDITION)")

過ぎたことは仕方ない。次々といろんな用事があるしワリと多忙な私なのでクヨクヨしてる暇が無いのはある意味ありがたい。今日は勤務シフト上は出勤日なんだけど、昨日職場に電話してみて、一応熱は下がってるんですけど・・・と自己申告はしてみたが、やはり会社の規定でインフルエンザと診断されてから5日間は無条件に休まなければならないという事で、今日までお休み。熱も下がってるし咳は若干残ってるけどもう家では普通に起きてるし、じゃあせっかくなのでこの時間使って録り溜めしたテレビ番組観たり、購入しながらついつい後回しにしていたライヴ映像盤を視聴したり、普段出来ないことや後回しにしていたことをゆっくり楽しんでいる。盆休みも正月休みもGWも無い仕事だから、たまには連休も良いだろうと開き直ってね。

今回正式に(?笑)初めてインフルエンザになって、熱さえ下がってしまえば家に居ても元気なもんだから色々じっくり考えてしまった。オカンから風邪がうつったのは間違いないんだけど、そもそも身内や近くの人が風邪をひいていても、うつらない時はうつらない。なんで今回こんなにマンガのように見事にうつったんだろうって。しかも個人的にはほんの3週間前に急性胃腸炎でも仕事を休んでおり、1ヶ月の間に胃腸炎にインフルエンザと、自分史上初めてなくらいの罹患ぶり。やはり仕事が不規則、連休が無い、それだけならいいけどプライベート面でも地域の所用でアレコレ動き回る。そしてその際にはどうしても若い頃と同じ感覚で動こうとして若干の無理をしてしまうのが癖になってしまっていて、でも若い頃と違って体が付いて行ってないのかなぁって考えてしまった。表面上、気持ちで持ちこたえて元気に振る舞っていても身体の内部は実は免疫力とか菌への抵抗力が弱っていたんだろうなと。加えて何年も経験していないような極寒の日々が続いているし。環境や自分が抱える状況の変化に、自分がもっとしなやかに変化対応して行かないといけない。ま、今のこの不規則な仕事をどうにかしないと、ってのも勿論あるけど。年頭の1ヶ月で改めて自分の課題が見えた気がして、そういう意味ではイイ時間を過ごしたのかも知れない。

暇なもんだから前置きが長くなった。今回は今までブログでは一度も取り上げてなかったメタリカを取り上げる。前から一度は取り上げようと思っていた。メタリカの歴史に残る傑作、86年のマスターオブパペッツがリマスターデラックスで昨年2017年11月に再発。国内盤で購入していた。実は昔はメタリカもよく聴いていたのだ。ライヴにも行ったしね。

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私が買ったのは3CDのデラックス盤。10何枚組とかのボックスはパス。そこまではメタリカのマニアでは無いので。自分にとってのメタリカのリアルタイムは、実は本作の次の...AND JUSTICE FOR ALL。ベースの音が聴こえヘン、ってアレね。その頃はプログレにハマり始めて、それからプログレってものの定義を自分で勝手に浅く解釈していて、曲が長ければプログレ、変拍子が入っていればプログレ、ってどんどん拡大解釈していた。三頭政治期のレインボーもプログレやん、って思ったし、アイアンメイデンもジューダスプリーストもプログレだと思った。だからそこら辺のハードロック、へヴィメタルもどんどん聴くようになっていた。その頃にメタリカの...AND JUSTICE FOR ALLを初めて聴いて、ただ単に攻撃的なスラッシュメタルというよりも変拍子や、あるいは叙情的なOneって曲に惹かれて興味を持ったのだ。本作マスターオブパペッツはそういう意味では後追い。

ちょっと思い出話をしよう。ちょうど学生の時で京都の十字屋ってCDショップでバイトしていた89年頃、当時のCBSソニーのセールスの人がお店にライヴの招待券を置いて行った。メタリカが来日することになっていて、その招待券を誰が貰ってライヴに行くかって話になり、特にお店でメタリカのライヴに行きたい社員さんがいなかったので、バイトの私にお鉢が回ってきた。ダーターで行けるんだからありがたい。遠慮なくその招待券を受け取ってメタリカのライヴ初参戦となったのである。もうその時のチケットを持っていないので正確な日付を忘れたんだけど、89年5月17日か18日の大阪厚生年金だった。会場に着くと、何しろ私は招待客だから別の入場口から入場する。そして入場時に招待客用の大きい封筒を受け取った。中に入っていたのは以下。まずはパンフ。

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当日の予定セットリスト用紙。

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そして、そして!、ラーズウルリッヒの直筆サイン色紙。

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これ何度かSNSでは自慢げに披露してたやつ(笑)。まあまあ貴重だろ?招待客だから(笑)。

入場して着席すると、前から10列目くらいの、ステージ向かってど真ん中。ダーターで最高の席。招待客だから(笑)。そしてライヴ本編はもう、凄まじいの一言。まずオープニングのメンバー入場時の歓声が恐ろしいほどで、これは言葉で文章で上手く言えないんだけれども、前から10列目にいた私が、後ろからの大歓声による空気の圧力に押されて思わず体が前のめりに倒れそうになったくらい。凄まじい空気の圧力を感じるほどの大歓声は、後にも先にもアレ以来経験したことが無い。一番凄かった。演奏がまた凄い。特にドラムのラーズウルリッヒ。うるさいだけじゃない。変拍子交えながらテクニカルかつスピーディかつパワフルで、もうこの人絶対プログレの人やん、って思ったくらい。マスターオブパペッツでの「マスタ!、マスタ!」の大合唱の一体感は今でも忘れない。これまでに参戦したライヴで、興奮度だけで言えばこの時のメタリカが生涯最高だったと思う。

・・・ということで、上記の89年メタリカ大阪のライヴに招待客として参戦した話、いつかブログでも書こうと前から思っていた。今回マスターオブパペッツの再発盤を購入したことで、ようやくブログに書くキッカケが出来たってワケ。リマスターという事で音質がどうなのか、とかはもうあまり興味が無くて特に比較はしない。ボーナスのライヴトラックは正直素晴らしい音質とは言い難いが、十分聴ける音質ではある。むしろこれくらいの音質が迫力を感じさせてくれてイイのではないか。国内初版(箱帯では無い)のCDも一応持っているけどこれはこれでこれからも所有しておきたい。

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蛇足ながらドリームシアターについてはマニアなのでここで紹介しておこう。ドリームシアターが、メタリカのマスターオブパペッツを完全再現したスペインのバルセロナでのライヴのオフィシャルブート。ドリームシアターも好きなんだねぇメタリカが。

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ここで聴けるマスターオブパペッツのライヴはとにかく客の盛り上がりが凄い、スペインの客、よく歌うんだねぇ。ずっと歌ってるよ。もちろん「マスタ!、マスタ!」の大合唱も分かりやすく収録されている。

本作から次の...AND JUSTICE FOR ALL、そして91年のセルフタイトル作(通称ブラックアルバム)で遂に全米制覇するわけだけど熱心に聴いていたのはその辺りまでかなぁ。ロード、リロードあたりからあまり聴かなくなってしまった。私の音楽を聴く耳もだんだん変化して行って、更には忙しさも加わって、拡大を続けた音楽の趣味は再びエイジア、ジョンウェットンへと収束して行ったのである(笑)。

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