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2020年6月 7日 (日)

RUSH "THE STUDIO ALBUMS 1989 - 2007"(R.I.P. RUPERT HINE : RUSH "PRESTO")

疲労困憊。癒しが必要だ、癒しが。

次はキングクリムゾンのセイラーズテイルズBOXのレビュー第2弾に行くと思うだろ? ハハハ、ハズレだ(笑)。行かない。そのつもりだったけど、今回も気分じゃない。とにかく仕事が忙しくてよ、先週と次の1週間、計2週間の平日は数年に1回レベルの特殊な対応が入っていて、もう仕事のことで頭がいっぱい。仕事そのものもそうだし、管理業務の立場から、一緒に仕事してくれるメンバーのマネージメントの段取り含めて、家にいても夜も眠れないくらいだ。今日は時々ある日曜の公休で、普段は土曜が明けで日曜が公休にあたっていると少し嬉しいんだけど、この2週間だけは平日勤務の方が特殊対応で大変で、むしろ土日勤務の方が美味しいかなと思うくらい。一昨日から昨日にかけての泊まり勤務も案の定、わずかな仮眠時間すらまともに取れず、寝る時間削って仕事、明けの朝も定時で帰れず残業、ようやく帰宅した昨日土曜昼前はマジで放心状態。いつもなら、明け帰宅して寝るにしても、少なくとも「せやねん」午後の部と「よしもと新喜劇」と「土曜はダメよ」を録画予約してから寝るんだけど、それすらも忘れて死んだように寝てしまった。夜起きて、また寝て、今朝までこれまた熟睡よ。前回のブログ更新時に、これから暑い時期は休みの日のウォーキングは朝8時からにすると言った舌の根も乾かないうちに寝坊ww。今朝は蒸し暑さが取れて湿度が低いから何ならまだまだ寝れたけど、これ以上寝すぎるとかえって腰を痛めるから起きた。9時から遅めのウォーキングを8000歩。

まぁそんなことで、とてもじゃないけどキングクリムゾンの騒々しい音楽を聴く気にはならない(笑)。そんなタイミングで、名プロデューサーのルパートハインが逝去したとの情報があった。ちょうど疲れ切ってて、癒しのメロディが欲しいと思っていたところでのこの話題で、とっさに頭に浮かんで脳内を流れたのがRUSHのPRESTOのタイトル曲だった。ルパートハインの追悼記事を書くほどルバートハインに詳しいわけではない。それこそ私目線で言うとルパートハインのプロデュースワークはRUSHしか馴染みがないので今回は自分への癒しを含めてRUSHのPRESTO含めたボックスセットを取り上げよう。

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今年アタマにニールパートが逝去して、その時も追悼記事でRUSHについて書いたけど、実は90年代中盤以降はあまりRUSHはキチンと追っていなかった。COUNTERPARTSまでだったかな、リアルタイムで買ったのは。それでニールパートが逝去した途端に慌てて上記のBOXを買ったのだ。アトランティックレーベル期、89年のPRESTOから2007年SNAKES&ARROWSまでのスタジオ全7作のリマスターBOX。シンプルなクラムシェルBOXで、ジャケは輸入盤ならではの、あまり精巧ではない紙ジャケ、というより紙ケース(笑)にCDが裸で入っているっていうね。でもこれバンドの公認リマスター商品で、超ヘヴィだったVAPOR TRAILSはわざわざ聴き易くリミックスされている。

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このうち、ルパートハインのプロデュースは89年のPRESTOと91年のROLL THE BONESの2作。このPRESTOが89年当時は本当によく聴いた作品だった。なぜならRUSHに興味を持つようになったのが87年ごろで、初めてリアルタイムで買ったRUSH作品はライヴ盤のA SHOW OF HANDSだったのは前にも書いた。それまでのRUSHの偉大な作品群はすべて後追いだった私にとっては、リアルタイムで発売を待った初めてのスタジオ作がPRESTOだったから、まさに個人的に待望の作品だったのだ。今になって振り返ってみれば、セールスというかチャートアクション的には最も振るわない作品だったかもしれない。確かビルボードチャートでトップ10に入らなかったのかな。同じルパートハインプロデュースの次作ROLL THE BONESはビルボード2位だったか3位だったか、チャートアクション的にも勢いを取り戻していた気がするし。それでもこのPRESTOは16位とか、そんなだったと思うし決して売れなかったわけではない。普通に考えれば大ヒットの部類に入るだろう。そもそもRUSHって、いわゆる低迷期みたいなのがなくて、いつも全盛期だった気がする。チャートアクション的なデコボコも大きくないし。敢えて言うなら、という注釈付きでチャートアクション的にも地味だったかもしれないPRESTO、当時は70年代的大作主義でもなく、80年代的な華美なサウンドからも脱却したシンプルサウンドが話題になっていた。しかしシンプルなサウンドになったからこそ浮かび上がってくるいくつかの曲での優しく耳に馴染みやすいメロディは、いつまでも私の脳裏にこびりついているのだ。

メロディ派の私にとっては、PRESTOで好きな曲はタイトル曲PrestoとSuperconductor、Anagram(for Mongo)、中でも特に好きなのはタイトル曲のPresto。この曲には癒しがある。遠くを見つめたくなるような歌メロも、薄く広がるシンセのアレンジも、ギターソロも、全てに癒しがあるのだ。89年当時は大学の4回生で、就職活動は終わっていて一応有名企業のグループ会社に就職も決まっていて、あとは卒論書くだけ、という楽しい時期のはずだった。しかしそんな時にメニエール症候群という耳の病気を発症してバイトもやめて大学のゼミも休んで、家にいることが多かったから、余計に癒しのようにPRESTOを聴いてしまった気がする。だから今でも辛いとき、疲れてるときに、フッとこのタイトル曲Prestoのメロディが頭に浮かんでくるのだ。

ルパートハインという人がRUSHと相性が良かったのかどうかは私ごときには分からないけど、でも有名プロデューサーと偉大なバンドがともに取り組んだ作品は、相互にとって傷にならずに歴史に残る一部になったことは非常に幸いであったと思う。

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