2020年4月17日 (金)

【Short Review 39】大滝詠一 「HAPPY ENDING」

そういえば最近ショートレビューって扱いの記事を書いてなかったなぁと思って。短めに書くつもりがなんだかんだと前置きの雑談を含めると結構な長さになっていたりするから、ショートって付けるのをやめた気がする。でも最近のステイホームのせいか拙ブログのアクセス数もエラく伸びてるので、ちょっとでも何か書いて更新したほうが読んで下さってる方の暇つぶしにもなるかなぁと思うので、ショートレビューを復活させる。ショートで書く基準は原点に戻って、ツイッターの140文字では足りないけど、ブログに取り上げたいと思うほど書くことも思い浮かばない(;^_^A、そんなヤツをショートレビュー扱いで取り上げることにする( ´艸`)。

久々ショートレビューの餌食は、大瀧詠一の新譜?だ。

Img_7086_20200417132401

毎年3月21日に、何かしらの師匠の音源をリリースすることがレコード会社さんの恒例行事になってしまってて、これ師匠がもしご存命であればリリース許可しなかっただろうなと思うような内容があったりするので、喜んで購入しつつ複雑な気分にもなる。今回はTV主題歌等で発表された楽曲を集めた構成との事。ラブジェネレーションの主題歌「幸せな結末」とか、懐かしいよね。ラブジェネは毎週欠かさず観たよ。キムタクと松たか子のアレね。初回盤は同じくTVで使われた短い編集ヴァージョンとかを集めたボーナスディスク付き。

Img_7089_20200417132401

あとオマケでポストカード3種。

Img_7088_20200417132401

内容に関してはマニアックなコンピ盤ということで、もうそれ以上言いようがないww。繰り返し愛聴するものでもないww。なのでショートレビューだ。以上(笑)。

ちなみに来年2021年の3/21は・・・、そう来るんだろうなぁと思っていたら、しっかり本CDブックレットに予告のチラシが封入されていたよ。

Img_7172

超名作ロングヴァケーションの40周年盤だwww。師匠存命中に決定盤として30周年盤が発売されて、アレで打ち止めだと思っていたから、果たして40周年盤、師匠自身の監修でもない状態でどうするんだろう・・・。楽しみなような、心配なような・・・。

|

2019年9月 1日 (日)

大滝詠一 「NIAGARA CONCERT ’83」

遂に8月が終わった。私の仕事的にはまずは一安心。8月より忙しい月は無いから。9月に入って消費増税前の需要を取り込もうとしているのか、今日は近くのスーパーが特売を結構やってる。貴重な日曜公休の今日は朝9時からオカン指令を受けてスーパー3件ハシゴwww。マヨネーズ4本も買い溜めしたよww。更に地域の所用で地域を走り回り、何とも充実した日曜午前を過ごせたね。休日の過ごし方として、趣味やレジャーで遊び歩くだけが充実ではないよ。自分の為だけでは無くて他人の為、地域の為、しんどさもあるけどこの充実感、分かる人は分かるよねwww。

さて、今年の3月に購入して、そのうちブログで取り上げようと思ってて後回しにして、夏になったら書こうと思っていたらグルメネタばかり書いてるうちに8月が終わってしまって、こりゃイカンと慌てて夏の終わりに取り上げるのが掲題の、大滝詠一の83年西武球場での野外コンサートのライヴ盤である。

Img_5805-640x480

ロングヴァケーションやイーチタイムといった名作をリリースして一番売れてた80年代前半に殆どライヴ活動を行わなず、ラジオ番組と後はスタジオワークに終始していた大滝詠一にとっては、本当に貴重なライヴの記録である。83年夏、まだ屋根が無かった西武球場でのコンサート、いまで言えば夏フェスみたいな感じ?www。サザンオールスターズ、ラッツ&スター、そして大滝詠一が新日本フィルハーモニーオーケストラと共演してのフェスだ。このような音源が残っていたにしても、もし大滝詠一が存命であれば果たしてリリースしただろうかと考えると、逝去後に毎年のようにリリースされる蔵出し音源は果たしていかがなものだろうかと、少しだけ複雑にはなるものの、ファンの立場からすると嬉しくもある。本作は83年の西武球場コンサートの音源1CDの他、それ以前のライヴの蔵出し音源1CD、更には蔵出しライブ映像1DVD付き。

Img_5839-640x480

Img_5838-640x480

オマケの音源映像は割愛して、西武球場での音源を聴いてみた。ナイヤガラサウンドをライヴで再現するだけに、オーケストラとの共演は当然であり必須だったと思う。そして演奏は何の落ち度もなく見事なライヴ演奏が記録されていて、満足感は高いし何と言ってもイイ意味でのノスタルジーがタマらない。夏に芝生の上でビールの飲みながら聴くと気持ちイイだろうなぁ・・・、というナイヤガラサウンドを本当に実現してしまったニッポン放送の尽力は今となっては素晴らしい。本人はなかなか乗り気にならなかったそうだけどね。当時はロングヴァケーションに続く最新作になる予定だったイーチタイムが発売延期になる中でのこの西武球場とあって、セットリストはロングヴァケーション曲中心なので、私の大好きなペパーミントブルーはここでは聴けない。しかし、ロングヴァケーション曲で一番好きな雨のウェンズデイはしっかりライヴ演奏されていて、個人的にはここがハイライトだ。更に当時は薬師丸ひろ子に提供した探偵物語もココでは大滝詠一バージョンで聴ける。2016年に発売された蔵出しスタジオ音源集デビューアゲインにも大滝詠一が歌うバージョンが収録されていた。ご機嫌な明るいメロディもイイけど、探偵物語のような哀メロも素晴らしい。

この当時は私は京都の片田舎の高校生だったから、ライヴを観に行くなんてあり得なかったけど、もしこの西武球場でこのようなゴージャスなサウンドをライヴで聴けたら最高だっただろうなと思う。そう想像するだけでも楽しい。後付けな言い方だけど、夏の終わりに聴くにふさわしいwww。

|

2016年3月27日 (日)

【Short Review 18】大滝詠一 「デビュー・アゲン」 (EIICHI OHTAKI "DEBUT AGAIN")

2016年3月、大滝詠一まさかの新譜、という事で発売されたDEBUT AGAIN。他のミュージシャンに提供した数々のヒット歌謡曲を、関係者も知らないうちに生前に大滝詠一自身がセルフカヴァーして歌っていた音源が発見されたとの事。ナイアガラーとしては何はなくとも買うしかない。

Img_2189_640x480

収録曲は以下。

Img_2200_640x480

購入特典でクリアファイル付き。

Img_2190_640x480

なんだかんだで師匠逝去後も毎年のようにこの時期になると何かしらのリリースがあって、きっちり購入しているのである。

Img_2198_640x640

個人的には大滝詠一の作品の中ではEACH TIMEが一番思い入れはあるのだけれど、今回のセルフカヴァー集については、アルバム作品としてのクォリティ云々はガタガタいう事ではないだろう。

内容や各曲の詳細は封入されたブックレットのライナーに詳しい。

Img_2199_640x480

更には最新のレコードコレクターズでも渾身の特集記事が組まれていたので私ごときがどうこう言うアレでは無い。

80年代の歌謡曲、小林旭にしても森進一にしても松田聖子や薬師丸ひろ子にしても、本当にテレビの歌番組でよく聴いてきた楽曲で、例えば薬師丸ひろ子の「探偵物語」なんかは当時は大滝詠一の作曲とは知らずに普通にアイドル歌謡を楽しむ感覚で、シングルレコードを持っていたと思う。いま改めてこうして「探偵物語」を聴くと、曲構成が「Aメロ→Bメロ→サビ」ってなっているんだと思うけど、そのAメロからBメロに移った時のコードの進行が何とも胸にグッとくる。薬師丸ひろ子のアイドル歌謡として聴いた当時はそんな事は思いもしなかったのに。あれから30数年も時を重ねて、私の音楽を聴く耳も成長したんだろう(自分で言うか)。松田聖子の「風立ちぬ」も確かLPレコードを持っていた。「風立ちぬ」は素晴らしいオーケストレーションが当時からとても印象に残ったものだ。そのA面は大滝詠一プロデュースだという事を認識したのは後年になってからだし、そうと知れば、ああなるほどと素直に納得できるクォリティのまさにナイアガラサウンドだと思った。そういう意味では松田聖子の「風立ちぬ」は、改めてCD買わなきゃなと思ったりもする。聖子ちゃん云々ではなく、大滝詠一作品として。

これらの楽曲を大滝詠一自身が実は歌って録音を残していたというのも、何とも師匠らしい手の込んだイタズラにも思えてしまうし、あるいはもし大滝詠一が健在であったならば果たして本作をリリースしただろうかと考えてしまうと、若干の墓場荒らし感も無くは無いが、そこはもう師匠本人の口から語られることは無いワケで、残されて出てきた音源を嬉しさと何とも言えない郷愁を持って受け入れたいのである。

師匠、コレはどういうつもりで録音してあったんですか(笑)、って戸惑う我々ファンを師匠がニヤッとクールに笑みを浮かべて見ている気がする。そんなファンタジーを感じながら「夢で逢えたら」を聴いて、リアルとリアリティの狭間を行き来すると師匠がそこに居るのを感じるのである。

|

2014年3月30日 (日)

大滝詠一「EACH TIME 30th Anniversary Edition」

大滝詠一のEACH TIMEの30周年記念盤を購入。これは発売当時から大好きで20周年盤も買っていたけど30周年盤も楽しみで楽しみで仕方なかった。しかしこれを改めてブログで取り上げるのにかなり躊躇した。まさかこれが追悼盤になってしまうとは思わなかったから・・・。

Img_1564

デジパックでスリップケース入りのCD2枚組。本編は20周年盤と比べて若干曲順が変えられている。再発されるごとに曲順が変えられるのは大滝詠一本人の中でもこの作品のあり方と言うか理想を探し続けていたのであろう。2枚目は純カラオケ。ボーナストラックとしてはこの純カラのみで、20周年盤に収められていたサイダーのCM曲等の3曲はここでは無し。なので20周年盤も手放せない。

Img_1565

そして結果的に追悼盤になってしまったことを実感するのは封入されたこのEACH TIMES号外。

Img_1566

これがまた泣かせる。読みながら聴くとかえって本作の魅力を純粋には楽しめないかも知れない。泣けてしまうから。

音質は20周年リマスターのシャキッとしたサウンドから、この30周年リマスターでは優しくマイルドで深みのある音質を実現しているようだ。どちらが好みかは人それぞれだと思うので、どっちがどっちという事は無い。

私がはじめて大滝詠一を聴いたのはこのEACH TIMEだった。何をやっても楽しかった高校2年~3年の頃(1983年~84年)、この頃に聴いた曲は今でも堪らなく懐かしいし、今聴いてもやっぱりイイものはイイ。前にも述べたかもしれないが高校の時にクラブ活動は放送部をやっていて昼休みに校内に流す番組を制作していたので必然的に様々な音楽を聴くようになった。それまではオフコースやチューリップしか聴いてなかったが、自分の担当番組は洋楽だったから、それまで興味もなかった洋楽を無理やり聴きはじめ、それでラジオから流れてきたエイジアのドントクライにハマってエイジア、そして産業ロック、ビルボードTOP40に入ってる曲はFMで片っ端からエアチェックして聴きまくった。そんな時に発売されて大ヒットしていたこの大滝詠一のEACH TIMEのサウンドは自分の中では、やはり同じ頃にヒットしていたアランパーソンズプロジェクトのドントアンサーミーと同じ傾向のサウンドに聴こえて(同じに聴こえたのは今でも間違っていないと思う)、洋楽に集中しかけていた自分の趣味を再度日本のポップスに戻してくれた。親からもらっていた小遣いでそんなに沢山レコードは買えないから、この作品もレンタルレコード屋さんで借りてカセットテープにダビングしてそれを聴き倒した。何とも言えない郷愁を感じさせる甘酸っぱいメロディとゴージャスなサウンドが心をとらえて離さなかった。

あれから30年たって今聴いても心をとらえるし、でも大滝詠一はもういないというその寂しさとも向き合う記念盤になってしまったのが何とも複雑・・・。しかしナイアガラ作品の30周年リマスターを開始して、無事にこのEACH TIMEまでリマスター作業を終えていたことは偶然とは言え、残してくれてありがとうと言わなければならないな。

|