2020年8月 1日 (土)

カンサス 「ジ・アブセンス・オブ・プレゼンス」(KANSAS "THE ABSENCE OF PRESENCE")

まずはPCR「陰性」(笑)の続きから。熱もすっかり下がってるんだけど頭痛だけが治まらない。前回記事でも書いたけど10年前の頸椎の動脈解離が頭をよぎったので、今朝改めて京都では脳神経外科で定評のある病院へ行ってきた。MRIとかレントゲンとかで調べてもらった結果、脳神経、動脈は特に異常なし。じゃあこの頭痛、なんなんだと。首のレントゲン見ると、頸椎がストレートネックになっているとの医師からの指摘。確かにストレートになっている。もしかしたらこのストレートネックからくる肩凝り起因による片頭痛ではないか疑惑が・・・。猫背とかになっている自覚はなかったんだけど、もうそこしか原因がなさそうなので背筋とか姿勢を気を付けることにしたww。

拙ブログの本筋ww、音楽ネタに戻るぞ。カンサスだ。カンサスを取り上げるの初めて。なぜならカンサス、長年に渡って守備範囲外だったから。所謂アメリカンプログレハードっていうの? これには私の中で好き嫌いがあって、いや、嫌いとかじゃないんだけどハマるやつとハマらないやつがあった。毎度の話、プログレに興味を持った学生の頃、80年代後半に聴こうとはした。その結果、解釈の仕方は違うかもしれないけど私の中では、ジャーニー、TOTO、ボストンは大好きになったんだけど、なぜかフォリナー、カンサス、スティックスはイマイチしっくりこなかったのだ。決して聴かず嫌いではない。フォリナーもカンサスもスティックスも聴こうとはしたのだ。でもたまたまその時の自分には合わなかったのだろう。最初の出会いは大事だ。最初の印象で、あまり残るものが無ければどうしても遠ざかってしまう。興味を持とうとして購入していたCDも売っ払ってしまった。それでも後に紙ジャケリマスターとかで代表作だけ改めて購入したけど、それも持ってるだけ。カンサスで言えばあの有名ライヴ盤「偉大なる聴衆へ」のボートラ満載のやつ、アレだけは持っていた。ほぼ聴いてないんだけど。

興味が持てたのはあの時だ。拙ブログを見直して、そう、2年ちょっと前の多分あの時だ。あの時雑談していてたまたまカンサスの話になった。カンサスはあまり聴かないんですよねぇ、なんて言ってて、そしたらその場にいたichi**さんが、「joshoさんだったら、これなんかどうでしょう?」って、お店のPCでYoutubeでカンサスのThe Wallを紹介して下さった。それもたまたまオーケストラと共演したライヴ映像だ。そしたらこれが私の感性にドハマり。こんな素晴らしい曲あったんだぁ~って、まさに目からウロコ。それまではカンサスの代表曲は? ダストインザウインド? う~ん地味、とか思っていて、そこから入ったのが良くなかった。The Wallをまともに聴いてなかったのだ。このThe Wall、私の好みのアレで例えると、ドリームシアターのシックスディグリーズオブインナータービュランス収録のGoodnight Kiss、あの曲の美しくロマンティックなインスト部の曲展開と同じ魅力を感じたのだ。それ以来、カンサスのThe Wallだけを何度も何度もYoutubeで再生して聴きまくった。聴いても聴いても飽きない。これは本格的にハマった。そういえばライヴ盤持ってたなと思って、やっとそのベスト盤的でもあるライヴ盤をまじめに聴いた。そしたらアラアラ、The Wallという私にとっての入り口が出来たことで一躍、そのライヴ盤を愛聴できるようになったではないかwww。まあそういう事だ。やっぱり偶然自分の感性にハマる楽曲との幸福な出会い、これが大事なのだ。きっと男女の関係もそうなのだろう(は?)。

という話の流れで、今年2020年に発売のカンサスの新譜、楽しみにして購入させて頂いた。今回はこの新譜を取り上げる。

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レビューと言っても、以上のような流れから私はカンサスにめっちゃ詳しいわけではないし、ヘタに全曲レビューなんかしてカンサスのマニアックなファンの方からコイツ何言ってんだ?って思われるのもアレなので、フワァーっと印象を述べる程度でww。

実を言うと、今回カンサスの新譜に興味を持ったのにはもう一つ理由があって、それは新しくキーボーディストとして加入したトムブリスリンの存在だ。こっち側ww、というかイエスファン目線から、イエスシンフォニックツアーで鍵盤を担当して、リックウェイクマンのようにも、パトリックモラーツのようにも、見事に演奏して見せた実力申し分なしの鍵盤奏者である。その後もキャメル、ルネッサンスのライヴツアーで鍵盤を務めてるだけに、英国プログレのメジャーどころのファンからしたら完全にこっち側ww。英国プログレの大物バンドで重宝された人物だけに、そのトムブリスリンがカンサスに加入、となるとそりゃ興味が湧かないワケがない。なので今回の拙文は、トムブリスリンの実力発揮ぶりにも注目した書きっぷりになるのでご容赦を。

全体的な印象は、プログレハードと言っても非常にフレッシュで耳触りもイイ。メロディ派の私もある程度満足できるメロディ展開とアレンジだ。スティーヴウォルシュじゃない今のヴォーカリストの声質も、カンサスのイメージを崩さない程度に、でもフレッシュで聴き易い。本作のメインライターはザックリズヴィという新しめのメンバーがプロデュースも務めていて、そこにトムブリスリンのペンになる楽曲も3曲含まれている。またトムブリスリンは歌詞の方も多く書いているようだ。トムブリスリンはラスト曲ではなんと現ヴォーカリストを差し置いてリードヴォーカルまで担当している。メインライターにしてプロデューサーでもあるザックリズヴィに次ぐ貢献度の大きさ、存在感を示している。ヴァイオリンが絡んでいるだけでカンサスっぽくなるのかもしれないけど、何ていうのかな、新しい世代のメンバーが、昔のカンサスの良さを分かったうえで、その良さを損なうことなく2020年でもフレッシュに聴けるようなサウンドを構築したと、そんな感じがする。プログレハード的なテクニカルなインストあり、バラードあり、トムブリスリンがイエスシンフォニックツアーでも披露してくれた華麗な鍵盤捌き、カッコいい鍵盤ソロ、歌メロも優美なメロディあり、哀メロあり、気が付くと私の好きそうな要素が満載じゃないのwww。

というワケでしばらくの間、大いに楽しめそうな素晴らしい新譜だと思う。これは是非ライヴでも観てみたいね。来年以降になるだろうけど来日してくれたら嬉しい。

最後に、カンサスの良さを、自分の好きなものを分からせよう押し付けようとするのではなく、私の嗜好性をそれとなく理解した上で、私に合うようにThe Wallから推してくれたichi**さんは実に正しい! 他人に自分の好きなものを推す時の、推し方がお見事だったと思う。これは私も見習おうwww。感謝しますぜ。コロナ禍が収まったらまたゆっくりメシでも食いましょうって感じ。

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