2020年5月22日 (金)

レッド・ツェッペリン「レッド・ツェッペリンの歴史」(LED ZEPPELIN "EVOLUTION IS TIMING")1969年~1980年サウンドボードライヴ音源

私はレッドツェッペリンのTen Years Goneっていう曲が好きだ。以前にフィジカルグラフィティのデラックスBOXの記事でも触れたし、最近は古典ブートのDESTROYERの記事でも書いた。ハードロックバンドとしてのツェッペリンとは一味違う、なんとも情緒あふれる曲で、ジミーペイジのギターソロのメロウさはいつまでも脳裏に残る。10年が過ぎた・・・っていう、まあそういう直訳でイイのだろう。自分の10年前はどうだったかなぁと、ふと思ったりもする。今現在の自分は、現況のコロナウイルスの恐れがある中で、社会インフラ系の仕事ゆえ休業も無ければ自宅待機だのテレワークだの、ってのもない。出勤するたびに不特定多数の一般市民数百人様と関わるから、いつ市中感染するかも分からないという危険も伴う。しかし普通に仕事し、薄給とはいえ普通に給料が貰えて普通にボーナスも貰える(予定www)。仕事柄というか会社の性質上、経済の落ち込みによる雇用への影響は皆無に等しいから、変な話、ビークーになる心配もない。それどころか今月昇格して昇給した(←何回も言うな)。しかし10年前の自分はどうだったか、そういえばいろいろ辛かったなぁって。東京の中小IT企業で重役をさせて頂いていた時、2008年のリーマンショックによる経済の落ち込みによる影響を、半年過ぎた翌2009年前半あたりから受け始め、断腸の思いで部下に辞めて貰わなければいけなかった。部下にその通達をするのは他ならぬ私自身であった。自分がビークーになるのは辛いが、自分が部下をビークーにするのはもっと辛い。おセンチな話だがそれは今でも私の心の傷となって、思い出すたびに疼く。やがて激務の中で2010年には自分自身も身体を壊し、更に翌年には重役の役職も解任・・・、とまぁ激動の日々だったわな。だから今の自分の現況は、今この状況になって、ある意味恵まれていて有難いなとも思えてくる。今回の、経済の部分でのコロナショック、今も雇用に影響は出てるけど今後もっともっと厳しい状況になるだろうと容易に想像がつく。自分は大丈夫、なんて思っているIT企業や民間企業の人達、特に今ある状況や、所属する会社や仲間に対する感謝の思いを持たずにいるような人達は、それこそいつ整理対象になるか分からないしグズグズ言ってる場合じゃない場面だって出てくるに違いない。既にそれを10年前に経験してしまった私は、今でも思い出すと胸が痛むほど辛かったけれども、考えようによってはラッキーだったのかな、とも思うわけだ。私のTen Years Goneは、そんな感じだなぁとツェッペリンを聴きながら思い出していた。

今日から、金土日となんと三連休。元々はアイアンメイデンの来日公演参戦のため、会社に休みを申請してあったのだ。しかし言うまでもなくメイデンの来日は中止。一躍、なんもやることのない三連休になってしまったww。一応関西圏はコロナの緊急事態宣言は解除になったし、ちょっと遊びに出かけようかなとも思った。しかしいやいや待てよ、緊急事態宣言が解除になっただけで、それって4月上旬ごろの状態に戻っただけだ。4月上旬って、やっぱり出かけないようにしていたよなぁと思い直して、いきなり元通りに戻る話でもないやと気を落ち着けた。で、今日は午前はいつもの休日と同様にまずはウォーキング。例によってオカンに頼まれた買い物でスーパーに寄り道してたら、うっかり1万歩手前、9800歩も歩いてしまったぜ。危ない危ない。腰を痛めるっちゅうねん。午後は録画してあったJINを3時間分見て、夕方からは上記のTen Years Goneの演奏を含むツェッペリンのライヴのブートCDを聴いている。今日のネタはコレだ。長ぇ~前置き(笑)。

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西新宿BFからこないだの年末年始のタイミングで、超サービス価格で発売されてあっという間に完売になったらしい、ツェッペリンの編年体ライヴBOX。買い逃したことを後悔していたんだけど、それがジャケの写真だけ新装して更なるプライスダウンで再発された。ブートだからってバカには出来ない。内容は69年、71年、73年、75年、77年、80年のライヴを全てサウンドボードで収録した、なんとCD15枚組のBOXだ。それぞれの年のライヴツアーの典型的セットリストに沿って、それを全てサウンドボード音源で編纂したという、凄まじく意欲的なBOXセット、これがなんと、2380円! 繰り返すけど15枚組だぜ。15枚組BOXで2380円。何という爆安価格。そりゃ売れまくるわ。箱の中身はこんな感じ。

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個人的に好きな弁当箱スタイルのBOXにCD15枚が裸でドサッと詰め込んであるww。ま、2380円なんだから文句を言う筋合いではないwww。CD15枚のトラックリスト。

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まさにツェッペリンのライヴの歴史を見事に詰め込んだ驚愕の内容である。これら全てが、オーディエンス音源ではなくてサウンドボードである。西新宿BFのEmpress Valleyレーベル、私がツェッペリンのブートをコレクションしていた90年代半ばから2000年代前半も、一体どうやってそんな凄いサウンドボード音源を入手してるんだろうって思うほど驚愕のリリースをしてくれていたが、それは近年も続いているようだ。極めつけは71年9月29日の来日公演大阪である。これが昨年だったか、マジでリアルなサウンドボードでリリースされた。929と略して言われる71年大阪は、もしかしてサウンドボードかも?みたいな触れ込みの音源が昔からブートとして出回っていて、私もそれは所有していたけど、今回のリアルサウンドボードによって、やはりアレは純粋なサウンドボードではないことがハッキリしてしまった。私も欲しかったけど、驚愕のその大阪リアルサウンドボードは、お値段も驚愕だったので(笑)、余裕でスルーした。本BOXにはその大阪929リアルサウンドボードからも何と6曲も収録されている。これは有難い。さらには前日9月28日の大阪からもサウンドボードで1曲。まさかBFさん実は928大阪もサウンドボード音源入手してるのかな? もう恐ろしい限りだ。CD15枚、順番に掻い摘んで行く。

CD 1~2:

69年のライヴ。5公演の音源から編纂。初期ツェッペリンのとにかく勢い全開かつ後の芸術性の萌芽を垣間見せるフレッシュな演奏が堪能できる。

CD 3~4:

71年のライヴ。来日時の大阪2公演からのセレクションを含む5公演の音源から編纂。天国への階段を含む4枚目のアルバムを発売して、ハードロックバンドとして全盛期へと向かう時期。特に日本ツアーは日本のワーナーパイオニアがライヴレコーディングを試みたとの証言がある。この録音テープをBFさんが入手したんだろうか。ジミーペイジは所有しているんだろうか。いろいろ想像が膨らんでしまう・・・。

CD 5~7:

73年のライヴ。1月の英国ツアーから2公演、5月から6月の北米ツアー1stレグから6公演、7月の2ndレグがら2公演、計10公演の音源から編纂。73年については3月の欧州ツアーが、ハードロックバンドとしてのツェッペリングルーヴの最高潮だと個人的には思っている。それはオーディエンス録音のブートからも感じることができる。特にボンゾとジミーペイジのコンビネーションは壮絶の一言。残念ながらその3月欧州ツアーはサウンドボード音源は無いようだ。その後の5月以降の北米ツアーは、まあいい意味で円熟してきたというか、外れのない演奏が続いていたと思う。5/31のボンゾの誕生日音源は今でも大事にブートで所有してるよ。

CD 8~10:

75年のライヴ。北米ツアー9公演の音源から編纂。個人的に一番好きな大傑作フィジカルグラフィティ発売時のツアーだけにファンクの要素を取り入れたグルーヴィなZEPミュージックの完成へ向かう時期。Sick Againがカッコいい。

CD 11~13:

77年のライヴ。DESTROYERのクリーヴランド含む北米ツアー8公演の音源から編纂。77年で一番気になるのはやっぱり6/21~6/27のLAでの6Daysだよね。さすがにそのサウンドボードは無いようだ。今のところww。あの、伝説の6/21、実はサウンドボードあるんじゃないの?って、ZEPマニアの誰もが思っているだろう。いやそれは、思っているというよりは「願い」に近いか。でもこのBOXに、昔っからFOR BADGEHOLDERS ONLYというオーディエンス音源のブートで有名な6/23の、Noise Soloってのが収録されてる。何かを匂わすようにww。やっぱりあるんじゃないの?(笑)。

CD 14~15:

80年のライヴ。ボンゾが亡くなる前、ツェッペリンの最後の日々、TOUR OVER EUROPEから9公演の音源から編纂。77年夏にロバートプラントの身内の不幸で活動を停止後、久々の活動再開の79年のコペンハーゲン、ネブワースフェスのピンポイントライヴを経て、本格ツアー復帰となった80年のこのツアーは、ジミーペイジの不調で演奏のクォリティは芳しくないが、結果的に最後のツアーがほぼすべてサウンドボードで残されていたのは幸いだと思う。ボンゾの生前最後の7/7ベルリンは涙なしでは聴けない。

以上、西新宿BF(Empress Valleyレーベル)がどこでどうやって入手しているのか膨大に所有しているサウンドボード音源の数々、もう私はそのリリース攻勢には付いて行けてないので、今回の爆安サービス価格でのBOXはホントにありがたい。もちろん金と時間があればそれぞれの音源全部をそれぞれの完全版サウンドボードの商品で揃えておきたいがそこまでの余裕はないので、このBOXで十分お腹いっぱい。こんなリリース、BFにしかできないだろう。こういう、編年体ライヴアルバムのリリースって、本当はジミーペイジ自身がやりたかったんじゃないのかな。でもそれを成し遂げてしまうBFさんの底力には脱帽だ。これに刺激を受けて、ジミーペイジが再びツェッペリンのライヴの公式リリースを企画してくれたら嬉しいけどな。特に71年日本公演、77年6月21日LA公演。あるんでしょ?(笑)。

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2020年5月 2日 (土)

LED ZEPPELIN "THE DESTROYER" 1977年 北米ツアーライヴ音源(Apr 27&28, 1977 @ Cleveland, OH, USA)

イイ、やっぱり日勤はイイ! 体調が全然違う。身体が軽くなる。一昨日4/30から昨日5/1にかけての泊まり勤務の予定が、5/1付で昇格した関係で、月跨ぎの泊まり勤務だと給与計算が面倒になるのか何かで、急遽両日ともに日勤になった。日中仕事して、夜はちゃんと家で寝る、この当たり前が私には貴重だ。本日公休で恒例の休日ウォーキングが元気一杯で歩けた。約9000歩ちょっと。今日も敢えて1万歩の手前で終わりにするところがシャレオツだ。泊まりで明け非番、公休のリズムだとどうしても体のどこかが違和感があって、ウォーキングしても、あぁしんどいなぁと思いながらになってしまう。それがやっぱり今日は全然違ったもん。今日も言うぞ。あ~普通の仕事に戻りたい!!

世間様ではGWの真っ只中、例によってそんなの関係ない私の勤務シフト、GW中の公休は4/29と本日5/2のみ。あとは明日5/3から5/6までぜぇ~んぶ泊まり勤務。なんとか今日1本くらいはブログ書いておく。あ、その前にSNSについて。相変わらず世情の困難もあって、罵り、蔑みの書き込みが多いのには辟易する。できるだけ非表示、ミュートしてんだけどやっぱりまだ居るウザいのが。正義感に駆られてるつもりなんだろうけど、目にしてしまった人を不快な気分にさせるだけなんだけどね、そういうの。論理が破綻して自語相違に陥ってることにすら自分で気づいていないのだろう。もうなんか可哀想になってしまった。拙も少し土俵に上がりかけたんだけどやっぱり降りたww。なぜなら拙個人のそういう書き込みを見てしまった善良な方々に無駄に不快な思いをさせてしまう事にもなるし。また拙自身がそういうSNS民によって何かしらの実害を被ってるわけでもないし、論破して止めを刺しても拙に何の得もない、時間の無駄なので放置して地道に非表示だな(笑)。そして改めて、困難な状況だからこそ頑張ってる人をお互いに褒める、そういう心持ちで日々を過ごしていきたいと思うのである。

本題だ本題。今日はチョー久しぶりにレッドツェッペリンだ。取り上げるのはZEPブート界で昔っから超有名な古典ブート、デストロイヤー。なんで今更そんな古典ブートを取り上げたかっていうと、今回のコロナウイルスで家籠りの音楽ファンを楽しませようと企画してくれたのか、西新宿BFが一部の古典ブートの高額ボックスを爆安価格で提供してくれているのだ。その爆安価格に釣られて、拙も久しぶりのZEPブートを2点ほど購入してしまった。そのうちの1点がデストロイヤーのBOXだ。

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内容は77年北米ツアー、4月27日のクリーヴランドのサウンドボード音源3CDと翌28日同所のオーディエンス音源3CDをセットにした6CDBOX。BOXというかジャケデザインはこれまた昔っからのあの有名なデザインそのまま。BOXは拙の好きなシンプル弁当箱BOX。中身は少し太めの紙ジャケ2種にそれぞれの日の3CDを収蔵、おまけで例のデザインのミニポスターだ。これでなんと爆安価格1980円! 

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77年ツアーでは、何といっても6月21日LAフォーラムにおける、伝説のテーパー、マイクミラード氏による極上オーディエンス音源が一番有名だ。音質のみならずZEPの演奏自体が歴史に残るド迫力の演奏だから。それに比べたらこのクリーヴランドは落ち着いた演奏だけれども、決して悪くはない。それに何よりも、演奏が好調な77年ツアーがほぼフル尺でサウンドボードで聴けるという、この1点のみでいつまでも重宝される音源であり続けるのだ。オープニングの永遠の詩がアタマ切れなのは、本音源が録音された理由からやむを得ないものと思われる。元からアタマの部分はないのだろう。77年ツアーが好調な原因の一つに、ロバートプラントの声に艶が戻っているということが挙げられる。喉の手術の影響で発声が苦しそうだった75年ツアーから2年経って、もう高音シャウトは出来なくなったけど喉の地力みたいなのが戻ってきたのか、コブシ回しも強力で逞しい。

このブートというか77年ツアーの演奏で個人的に特に好きなのは、セット2曲目のThe RoverイントロからSick Againの演奏だ。ミーターズに影響を受けたと思われるファンク要素を取り入れた演奏は、ZEP本来のハードロック要素と見事に融合して、それこそ唯一無二のZEPミュージックへと昇華している。元々が拙の一番好きなZEPスタジオ作品がフィジカルグラフィティってこともあって、同作からの選曲はやはり心奪われる。Ten Years Goneの情緒と美しさはどうよこれ! 最高だ。ライヴ後半に至っては、Kashmir、Achilles、StairwayとZEPを代表する大作連打で怒涛の展開だ。

デストロイヤーを購入するのは実はこれで3回目(笑)。最初は90年代前半ごろ、Cobra盤だったかな。次が90年代後半ごろ、今回と同じEVがマスターからの決定盤(ホントか?)としてデカいジャケでリリースしたやつ。確か1万円以上した気がする。ところがイコライジングでいじり過ぎたのか、ZEPブートマニアから当時エライ不評だった気がする。そのいずれも既に手放していたので、今回は爆安特価に釣られて、それからBOXデザインのシンプル弁当箱スタイルが気に入ったので購入した。音質はどうだろう。もうずいぶん前に旧盤手放したから憶えていないけど、多分このデストロイヤーは余計なイコライジングはしてない気がする。自然な音。それを良しとするかどうかは人それぞれ。

ZEPブートはもう長いこと買ってなかったし。大量にコレクションしていたブートは殆ど売ってしまった。どうしてもって思う音源はネットで集めてはいる。でもたまにはこういう商品としてのブートも悪くないね。かつてのように高額ブートを次々コレクションする気はもうないけど、今回のように特価で提供してくれるならまた買うよ。もう1点、買ってあるのでそれはまた中身を聴いてから、チャンスがあれば記事にします。

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2018年10月11日 (木)

レッド・ツェッペリン 「永遠の詩(狂熱のライヴ)」(LED ZEPPELIN "THE SONG REMAINS THE SAME")

この秋、雨が多くないかい? 週末の泊まり勤務連勤前の貴重な公休は今日もシトシト雨降りで外出もせず家籠り。その代わり朝もしっかりゆっくり寝たし疲れが取れた感じがする。寝不足が重なってここんとこずっと眼が充血していたのが今日はなくなってるし。

ところで楽しみにしているスティーヴペリーの新譜もイットバイツの蔵出しライヴCDもまだウチには届かない。どちらもアーティスト直販サイトで注文したから配送に時間がかかってるのかな。スティーヴペリーは既に国内盤も出てしまってるし、イットバイツはサイト限定500セットがウチには届いていないのに西新宿の某店には入荷していると知ってしまっては気ばかりが焦る。サイト直販はこれだから困ったもんだ。

そこで今日は例によって購入したっきり放ったらかしにしていたツェッペリンの永遠の詩(狂熱のライヴ)を取り上げる。拙ブログではツェッペリンは取り上げたり取り上げなかったりだけど、私はツェッペリンに関しては熱狂的な時期があったのでこれまでのジミーペイジリマスターは全てデラックスBOXで買っていた。それが今回は通常盤CDでの購入。財政が辛いからってのもあるけど、もっと正直に言うと、2007年リマスターの時点での映像版の方を未だに未開封なのだwww。12年前のやつを未開封なのに今回また映像つきBOX買うのはさすがに我ながらアホらしいと思ったので、まずはCD版で。まずはってwww・・・。いやね、タワーレコードオンライン見ていたら72年のライヴBOX国内盤が1万円近くディスカウントして売ってるから、だったら1~2年待ったら永遠の詩のデラックスBOXも安くなるんじゃないかなと思ってだな・・・。

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もう学生の頃からツェッペリンは散々聴いてきたし、あらゆるブートにも手を出して、ブートコレクターになった時期もあった。ツェッペリンのライヴについてはかなり詳しいつもりである。私より詳しい人がどれくらいいるか知らないけど、年単位ではなく、月単位でもなく、一日単位で語れるぞ。そんな私からすると、昔は唯一のライヴ盤だった本作は今となってはライヴパフォーマンスとしては平均点で、実際にはZEPの歴史の中でもっと凄いライヴパフォーマンスはいっぱいあったと言い切れる。もちろん悪くはない。コレはコレでツェッペリンの立派なライヴ盤である。しかし同じ73年ツアーだけで考えても、本作が収録された73年夏の北米ツアー最終盤のマジソンスクエアガーデン3Daysよりも、Bonzo's Birthday Partyとして有名な73年5/31の演奏の方が素晴らしい。ちなみに山ほど所有していたZEPブートは殆ど手放したけど、未だ73年5/31のBonzo's Birthday Partyは所有している。これは9CDBOX。

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更にもっと言うなら73年は春の欧州ツアーのほうが遥かに凄い。それはブートのライヴ盤まで手を出しまくったZEPマニア的には常識である。うーんそうだな、73年春の欧州ツアーで言えば3/21、3/22、3/24のドイツでのライヴパフォーマンスはZEPの全ライヴキャリアの中でもハードロックバンドとしてのグルーヴ感が頂点を極めた演奏が聴ける。それを知ってしまってるだけに本作は私の中では平均点、となってしまう。本作はあくまでも映画「永遠の詩(狂熱のライヴ)」のサウンドトラックとして捉えるべきである。

さて今回の2018リマスターの音質だけど、久しぶりに2007年リマスターをラックから引っ張り出して聴き比べてみた。

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聴き比べたと言っても一曲目のロックンロールだけだけどwww。2007リマスターはドラムやギターが前に出て来て迫力ある音像に仕上がっていたけど、今回の2018リマスターはオリジナルの音に近い自然な音像に仕上げたのかなって気がする。オリジナルを手放しているのでもう分からないけど。どっちが好きかはこれも人それぞれ。迫力が欲しい人は2007リマスターがイイだろうし、自然な音像が良ければ今回の2018リマスターだろう。

あ、そう言えば71年BBCセッションズのBOXと、72年のLAライヴBOX、まだ開封してないや(コラッ)www。

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2017年12月 9日 (土)

THE YARDBIRDS "YARDBIRDS '68"

昨日の勤務、12月上旬にして職場周辺ではかなりの降雪。雪に弱いシステムらしくトラブル頻発、穏やかな平日勤務のはずが大忙しとなってしまい、よほど疲れ切っていたのか泊まり勤務の仮眠タイムでは珍しく熟睡出来た。とは言っても仮眠なので3時間程度。明け帰宅していつもは昼間に寝るところ、今日は夕方から所用で出かける用事があるので寝ずにブログを書く。

音楽家としての総決算に入ったか、レッドツェッペリンのカタログのリマスターデラックス化では終わらず、今年はなんとヤードバーズのライヴが御大ジミーペイジ自らの監修によりリリースされた。合わせて68年の未発表スタジオレコーディング音源をコンパイルしたCDと合わせて2枚組という事で、それが待望だったかどうかは何とも言えないけど、レッドツェッペリンのファンとしてはスルーは出来ない。仕方なく(コラッ、笑)購入。

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スリップケース入りで、2枚組CD紙ジャケと資料性のあるブックレットが封入されている。

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正直言うとヤードバーズまではマジメには揃えてなくて、ジミーペイジ在籍時の唯一のスタジオ盤リトルゲームスも、以前に持ってた気はするけど今は無い。中古屋さんに売ったんだろう(苦笑)。しかし今回のリリースはジミー非公認で発売されて回収されたというライヴ盤を、ジミー自ら監修するというのもあるし、何よりもライヴ盤好きな私としてはコレは無視できないなと。まして、68年のヤードバーズってことは、同68年末に、ニューヤードバーズ~レッドツェッペリンとして生まれ変わる直前期であり、ライヴのレパートリーは非常に興味深い。レッドツェッペリンの68年末~69年のライブにおいてオープニングで演奏されていたTrain Kept A Rollin'が、このヤードバーズのライヴでもやはりオープニングナンバーとして演奏されている。そしてDazed And Confused、White Summerといったツェッペリンナンバーも、このヤードバーズのライヴで既に演奏されているワケで、これはヤードバーズ~ニューヤードバーズ~レッドツェッペリンという流れの継続性を認識せざるを得ない。

私のように先にレッドツェッペリンとしてのそれらのライヴ演奏を、ブートを買い漁ってまで聴きまくっている以上、流れの継続性は認識できても、演奏内容はとんでもなく別物と言わざるを得ない。Train Kept A Rollin'にしてもDazed And Confusedにしても、ロバートプラントが絶唱し、ジョンボーナムがパワフルにドラムを叩きまくり、ジョンポールジョーンズがグルーヴィにベースで引っ張るというZEPバージョンは、もうレベルが違い過ぎるというか、凄みが数段上を行っているのが嫌と言うほどわかってしまう。やはりレッドツェッペリンの4人のメンバーは稀有で傑出した才能の集団だったんだと。

そうすると、この作品を所持する意味はどこにあるかと言うと、そりゃもう資料的価値、それだけである(笑)。幸いジミーペイジ監修により音質も極めてよい。もの凄く残念なのは、ライヴ盤のOver Under Sideways Downと言う曲で、終盤に音の欠落があるところ。完璧主義のジミーペイジとしたことが・・・。アナログ盤は大丈夫だそう。という事はCD生産工程のミスかな? そこだけ残念だけど、まぁ資料だからイイやって(笑)。

それでジミーさん、総決算するならあと一つあるでしょう大事なのが。ジミーペイジ、クリススクワイア、アランホワイトによるXYZのリハーサル音源が。音質の悪い4曲が何十年も前から出回っているんだし、ここはブートを駆逐すべく、スキッとした音質で公式発売して欲しいもんですね。

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2015年8月 3日 (月)

レッド・ツェッペリン 試聴会イベント大阪(LED ZEPPELIN PREMIUM LISTENING PARTY Jul 30, 2015 @ UMEDA CLUB QUATTRO)

3日前は37度、2日前は38度、昨日は39度、風邪ひいて発熱したんじゃない。ここ京都の昨日までの3日間の最高気温。猛暑日なんて簡単に言わないで欲しいくらいのスゲー暑さ。京都の夏が暑いのはそんなもん昔から知ってたし、京都に帰ったらその程度は覚悟していたし猛暑日だなんだってガタガタ騒ぐことでもないんだが、やはり39度とかになると少しは騒いでみたい。なのでひとこと言ってみた(笑)。

というワケで京都の実家に7月アタマに帰郷しました。現在京都で求職中(失業中とは言わない、イメージがマイナーになるから、笑)。京都と言っても京都市内ならそれなりに十分都会だがウチは亀岡っていう少し田舎なところ。すっかりブログ更新が滞ったのは実家のインターネット回線を準備するのに手間取ったから。実家は数年前から携帯があったら事足りるからと固定電話回線も休止してしまっていた。それはまだイイ。とある光回線を契約しようと思ったら、なんとうちの地域は対象外地域との事。さすが田舎・・・イチイチ面倒くさい。いろいろ調べてウチでも使える光回線はやはりNTTに頼らざるを得ないので、その辺で手を打ってようやく工事完了。インターネット回線が開通したのでまたこれからブログを再開します。

さて、ブログ再開の第一回目は御大ジミーペイジ自ら来日されてのツェッペリンリマスターデラックスエディションの試聴会ネタから。ZEPマニアの財布を大いに開かせてくれたボーナストラック満載のリマスターデラックスシリーズも今回で最終回。よりによってプレゼンス、インスルージアウトドア、コーダの3作同時発売という、マニアに対する修行のような発売でトドメを刺してくれた。御大ジミーペイジ恒例の世界プロモーションの旅で今回の来日。東京と大阪で開催ってことで、帰郷していた私は勇んで7/30大阪会場分に申し込み。幸いなことに抽選に当選。25年も首都圏に居たのにジミーには一度も会ったこと無くて、ペイジプラント来日の頃は仕事その他で激忙でライヴにも行ってないし、その後のジミーのプロモーション来日も、イベントの抽選には外れるし西新宿に張り込むことも出来なくて、それが今回田舎に帰ってきてからいきなり会えることになるというのは極めてラッキー。帰郷して幸先の良いスタートになった的な。

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前にも何度かブログで軽く触れたけど、私はツェッペリンにはうるさい。公式のスタジオ盤やライヴ盤は持ってて当たり前。90年代半ばから2000年代前半にかけてはライヴやスタジオセッションのブートレッグを山ほどコレクションしていたものだ。ツェッペリンのホントの凄みはライヴでこそ分かるし、だからどうしてもブートレッグはツェッペリンの本当の魅力を満喫するうえでは必須なんである。それほどのマニアの私がジミーに会ったことが無いなんてあり得ない。ようやく会えるのは願ったり叶ったり。それでは当日のレポを。

2015年7月30日(木)、昼間の暑い最中から大阪梅田に向かう。イベントは19時からだが、もともと関西人とはいえ梅田のクラブクアトロは行ったことが無いので早めに行って場所を確認しておかなければ。渋谷のクラブクアトロなら知ってるがそんなの関西に帰ってきたら何の役にも立たないし。25年も離れていれば京都も大阪もいろいろ変わっている。大阪駅(梅田)に着いてから軽く道に迷いつつ梅田クアトロの場所を確認。いったん大阪駅に戻って向こう側のグランフロント大阪へ移動。凄いなぁこんな商業施設出来てたんやぁ・・って、25年分の空白を感じながら感慨に耽りつつタリーズを探して休憩。自分が知ってる範囲で言えばグランフロント大阪は横浜のランドマークタワーからクイーンズスクエアあたりの雰囲気にちょっと似ている。横浜と違って海のそばじゃないからちょっとアレだけど。この日も暑かったので大阪駅周辺をウロウロしたらかなりの汗をかいた、タリーズで冷コー1杯であとは水をがぶ飲み。トイレを済ませて改めて梅田クアトロへ。座席は早いもん勝ちとかではなく抽選で席が決まっている。受付を済ませて当日のプログラムと座席表を受け取る。なんと前から2列目のほぼ真ん中という絶好のポジション。ここならジミーペイジをかぶりつきで見れる。ワンドリンク500円の水(笑)を飲みつつ開演を待つ。

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19時より3分前、MCの伊藤政則先生登場。そう言えば私はセーソク先生に会うのも初めてだったりする。25年も首都圏に居たのにな。セーソク先生曰く、ジミーが早く始めろというので3分早めに始めますとの事。裏事情はともあれ開演が遅れるよりは好ましい。家が田舎なんで終了が遅くなると家に帰る電車の時間をやたら心配しないといけなくなるから。それからセーソク先生からの注意事項として原則として本イベントの録音撮影は一切禁止だが、ジミーが入場して最初の30秒だけ写真撮影OKとの説明があった。すぐにアイホンを用意する。そしてセーソク先生の呼び込みでジミー登場。呼び込みは糸居五郎じゃないのかとか、そういう事を頭に浮かべてしまうのはZEPマニアのサガである(ほんのちょっとでもZEPマニアならわかるよね、笑)。

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なにしろ前から2列目の真ん中へん、目の前に登場するジミーペイジの崇高なるお姿があまりにも神々しい。それにすらっと背が高くてとにかくカッコいいんだって、ジミー。71歳でこの立ち姿と色気、たまらんねぇ。スーパースターとはこういうもんやなと改めて感動する。感動しつつ夢中で30秒の間、写真を撮りまくったのでとりあえず撮った写真を全部並べます。

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セーソク先生の進行でトークショー開始。ジミーの登場時間は正味20分あったかなかったかっていう短時間ではあったがジミーはとてもよく喋ってくれた。とにかく目の前にジミーがいるというその感動だけで呆然とジミーの尊顔を凝視していたので実は話の内容をあまり覚えていないのだが(苦笑)、ジミーの喋り、思い出せる分だけ羅列しておきます(うろ覚えなので若干の誤認があるかも知れません)。

・コーダについて、ボンゾが亡くなり、彼の残した録音のうちモントルーで録ったドラムオーケストラの素晴らしい演奏が残っていた。この録音をリリースするために制作した。

・コーダについては82年オリジナルリリース時は正直言って、ボンゾの追悼盤の意味合いもあり制作自体は楽しいものでは無く、重たい気分だった。しかし今回のリリースはセレブレーション(お祝い)な気分である。

・未発表曲 'Pod' について、プレゼンス制作時にジョンポールジョーンズが持ってきたとても美しいこの曲をプレゼンスに入れなかったのは、プレゼンスのサウンドの方向性に合わなかったとかではなく、ペイジ、ジョーンズ、ボンゾの録音は終わったがロバートプラントの歌詞の作成が間に合わなかったのでプレゼンスに入れられなかった。しかしこの曲の存在は、攻撃的な曲もあればこのような美しい曲もあるというツェッペリンサウンドの多様性を証明するものである。

・(セーソク先生からの質問、まだまだ多くのライヴ音源があると思うが、それらをリリースする考えはあるか?に対して)ライヴ映像集のDVDや72年のライヴ盤を制作し、その後スタジオ盤のリマスター制作に集中していた。しばらくはZEPの過去マテリアルのリリースはもういいかな?と今は思っている。

等々、他にも話はあった気もするけどジミーを目の前で見れたという、それだけで胸いっぱいで後は覚えていない。ジミーのトークショーはこれで終了して後は本題の試聴会。以下のプログラム表のとおり試聴。

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爆音で聴いたから余計にそう感じたのかも知れないが、ドラムとベースの存在感が凄い。ツェッペリングルーヴっていうのはやはりドラムとベースから生み出されているんだってことがよく分かる。どの曲もZEPマニアの私からすれば素晴らしいに決まっているんだが、中でも素晴らしかったのを以下に取り上げてみる。

Desire
The Wanton Songの原曲であるがそうでなくてもへヴィでタイトなこの曲、ラフミックスかつ爆音で聴くと破壊力抜群。

Pod
上のトークショーでもジミーからコメントがあったが非常に美しい曲。プレゼンス自体はへヴィでソリッド、そのセンを狙った作品だと評論されてきたが、ジミーのコメントにもあったようにこの曲は意図的にプレゼンスから外したものではない。もしプラントの作詞が間に合ってプレゼンスに収録されていたら、プレゼンスの評価はなお一層上がったであろうと思う。

Bonzo's Montreux
これもジミーのコメントを目の前で聴いた後に試聴すると何とも言えない思い入れと共に聴き入ってしまった。

Two Ones Are Won
超名曲Achilles Last Standの原曲。これも爆音で聴いたばかりに凄まじい迫力。特にボンゾのドラムが生々しく迫力満点。

以上、ちょうど一時間でイベント終了。昨年から始まったリマスターシリーズ、ジミーによるそのプロモーションもこの日の大阪がホントの最終日という事で、ある意味メモリアルな日になった。そんな日に参加出来てとてもラッキーでした。

なお、最後にもう一言、この7月30日にジミーは大阪入りの前に広島へ向かい原爆慰霊碑に献花して、それから大阪入りしていた。当日ツイッターとか見ていると、そのことについて結構な話題になっていた。話題になるのは大いに結構なのだがその中に、ジミーがそういう行動をしたことが意外であるかのように認識している方がいるようで、ZEPファンじゃないのなら別に構わないが、ZEPファンであればジミーが広島で献花することは意外でもなんでもないと感じる出来事である。言うまでも無いことであるがジミーがいまさら売名行為でそんなことするワケないし、超有名人のジミーが売名する必要もない。日本人のZEPファンであれば普通にZEP初来日時の史実を知っているもんだと思っていたし、それを知らない人がいることの方が私には意外であった。初来日時に広島の地で原爆被害の実態を一部でも認識し、早速広島公演をチャリティ公演として売り上げを寄付している。同時期に初来日を果たしたEL&P、グランドファンク、イエス、パープル、ユーライアヒープ、その他含めて、そこまでしたバンドがいましたか?って話である。ジミーが、ツェッペリンがどれだけ人類の恥である戦争というものに対して、人類の一員として主体的に反省し、主体的に祈り行動しているか、そのことを含めて私はZEPファンとして、ZEPは別格だと思っているのである。出来ることならそこまで理解してツェッペリンというバンドを掘り下げていけばもっともっと好きになるんじゃないかなぁと思う。ま、聴き方やファンとしてのスタンスは人それぞれなのでこれ以上は言う必要はないけど・・・。

ともあれ、貴重な機会を作ってくれたジミーペイジに感謝、感激であった。次はギターを弾いて演奏活動を再開するようなので、それでまた日本に来てくれたら嬉しい。それまで楽しみにしていよう。なお、この試聴会は本当に爆音だったので帰りの電車の中では箸休めならぬ耳休めにユル~い高級イージーリスニング、イエスのヘヴン&アースを珍しくフルで聴いてしまった(苦笑)。

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2015年3月 1日 (日)

レッド・ツェッペリン 「フィジカル・グラフィティ スーパー・デラックス・エディション」(LED ZEPPELIN "PHYSICAL GRAFFITI Super Deluxe Edition")

このブログでツェッペリンを取り上げるのは久しぶりかな。前にも言ったけど私はそれ相応にZEPマニアで90年代から2000年代前半にかけてはタランチュラレーベルややエンプレスバレイレーベルのライブ音源高額ブートを片っ端から買い漁ってたものである。だからツェッペリンは時代単位やアルバム単位でなく日付単位で語りたいくらいのマニアなのだ。でもそこまで行くと奥が深すぎて逆にブログで何か言うのを躊躇ってしまう。もっとすごいマニアの方一杯いるから。

昨年から始まったツェッペリンのスタジオ盤リマスタープロジェクト、言うまでもなく全てスーパーデラックスエディションで買い揃えている。金額が大変なことになるがそんなことは気にしない。いくら私がジョンウェットン、エイジア、UK、イエス他プログレマニアだからと言ってもツェッペリンとビートルズは別腹なのである。しかし購入したはイイが聴いてるヒマがない。そもそもここまでの5作は開封すらしていないという宝の持ち腐れ状態。ツェッペリンの本当の凄みはライブでこそ発揮されるのだからスタジオ盤はまぁ持ってるだけでいいという感覚もあったりする。ライブ音源ブートレッグを聴き過ぎた悪弊かも知れない。それでも今回発売のフィジカルグラフィティについてはさすがに開封した。なぜなら個人的にはツェッペリン全スタジオ作品の中で一番好きな作品だから。それに窓穴の開いた特殊ジャケの再現度も気になったから。

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タワーレコードでオンラインポイント10倍の時に注文してセブンイレブン受け取り。いつものように段ボール箱に入っているんだが今回はなぜか梱包された段ボール箱を更に巨大な段ボール箱に梱包するという状態になっていた。セブンイレブンで受け取ってウチまで持ち帰るのにエライ苦労したわ。それはいい。開封したらやっぱり気合の入った商品仕様で素晴らしい。それでは簡易ではあるが商品仕様を順番に紹介。国内盤はなぜかこれまでの5作同様にロックエイジ花帯付。そして超豪華ブックレットの表紙はツェッペリン号の型枠の穴が開いていて気が利いている。

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フックレット内容は資料性の高い写真多数。コレを眺めてるだけでもZEPマニアとしては半日は至福の時を過ごせる。

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通しナンバーの付いたジャケットアートプリント。

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そして2枚組LP。窓穴ジャケも再現されている。それとボーナス音源のコンパニオンディスクのLP。

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最後に2枚組CDとボーナス音源のコンパニオンディスクCD。きちんとミニチュア紙ジャケとして窓穴も再現されている。あとハイレゾ音源のダウンロードカード。

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以上のように商品仕様としては申し分なし。

さて内容の方だが個人的に本当に好きな曲が満載。1曲目のCustard Pieから始まってThe Rover、Kashmir、In The Light、Ten Years Gone、The Wanton Song、Sick Again辺りは特にお気に入り。ハードロック、ファンク、プログレ、アコースティック、ブルース、エスニックとあらゆる要素が取り込まれ、しかもそれが取って付けた感が無くすべてZEPミュージックとして昇華され、とにかく飽きない作品である。ビートルズでいえばホワイトアルバム的な感じとでも言えようか。でもこんなこと言ったらビートルマニアから怒られるかもしれないがホワイトアルバムは正直言って寄せ集め感が感じられるがこのフジカルグラフィティはそれが無いのである。この感覚の違いはやはりツェッペリンの場合、ライブパフォーマンスにおいてこれらの楽曲群が更に強力なツェッペリングルーヴとして発展し凄みを増す、そのことをZEPマニアは実感しているからだと思う。そう言えばカシミールはリッチーブラックモアのレインボーが真似してスターゲイザー作ったんじゃないの?って思うくらい傾向が似ている。リッチーが真似したのか、偶然同じ方向性を探った結果だったのか分からないが。レインボーも実は特に三頭政治時代のブートをかき集めたほど好きだったりするのでいつか機会があったらブログで取り上げてみたい。

話を戻す。喉を痛めたロバートプラントが喉の手術をして、本作1曲目Custard Pieからいきなりその影響が露骨に感じられる辛そうな声の出し方になり、もはやデビューから72年ごろまでのようなハイトーンヴォイスは出せなくなっている。しかしそれを補って余りあるバラエティに富んだ楽曲自体の充実、ジョンボーナムのドラム、ジョンポールジョーンズのベース、ジミーペイジのギターが一体となった強烈なグルーヴ感がむしろツェッペリンを新たな高みへと引き上げんとする奇跡の時期であったと言える。本作発表後の75年のツアーからの流れが更に完成する77年のライブの凄さはもう言葉で表現することすら難しい。

新たにリマスターされた音質については、94年リマスターに比べればふくよかな音像になった気はする。但しすっきりした音像に感じられた94年リマスターとの比較についてはあまり意味はなく、もうこれは個人個人の好き嫌いの問題だろうと思う。ボーナス音源についてはもちろん資料的価値として興味深い。ラフミックスってのはまさにラフでその野性味と言うか荒々しさが感じられて個人的にはラフミックスの方が結構ワクワクしたりする。特にトランプルドアンダーフットは。あと大好きなシックアゲインのアーリーヴァージョンはアレ?って感じでコレはさすがに最終的な完成形の方がやっぱりカッコいい。もっとカッコイイのは77年ツアーでのライブ演奏だけど。

以上、本作レコーディング時の背景や各曲の詳細はレコードコレクターズに詳しいのでそっち読んでください(笑)。私も今回のレココレは読んでて非常に興味深く、楽しいですので。

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2012年12月23日 (日)

LED ZEPPELIN "CELEBRATION DAY"(祭典の日(奇跡のライブ))

エイジアBOXばっかり記事UPしていてすっかり後回しになっていた注目のブツを年末駆け込みで記事UPしていきます。まずはレッドツェッペリンの「祭典の日」から。

2007年12月10日ロンドンO2アリーナでの再結成ライブをほぼ完全収録のライブ映像&CD。あの当時確か5ソースくらいネットで必死で音源集めまくって聴きまくったが結局決定盤は日本製ブートのコレだった。アレから5年も経てば個人的には今更感もあるが、やはり公式盤のクォリティは買わないわけにはいかない。

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映像はブルーレイの分を購入。いくら年老いたとはいえ、動くツェッペリンの映像はそこらへんのバンドとは違うオーラが漂う。黒のスーツに黒いサングラスのジミーペイジのカッコいいこと!。オープニングのグッドタイムスバッドタイムスからキーを下げてはいるがその違和感は聴き進むほどにすぐに吹っ飛んでしまう。この曲のエンディングでリフを2回繰り返すところは言葉で言い表しようの無いほど強力。紛れもないツェッペリンそのものであると感じる要因は、以前にオーディエンス音源を聴いた時にも感じたが、ドラマーのジェイソンボーナムの成長が挙げられるだろう。故ジョンボーナムの正統DNAである息子のジェイソンが生み出すリズムが、見事なるツェッペリングルーブを健在たらしめているのである。ここに存在するのはまさにあの唯一無二のツェッペリングルーブそのものである。カシミールに至っては、この曲の完成形かと思うくらい。

CDの方はちょっとドラムのミックス具合が小さいかなと感じるのが少し残念。またボーナスDVDのリハ映像は、ワンカメ映像なのでマニア以外はちょっと退屈かも。これでもう今後の再結成は無いようなのでツェッペリン伝説最後の記録として公式に残されたことを素直に喜びたい。

来年はジミーペイジがこれまでのツェッペリンカタログのリマスターを開始しているようなので、ボーナストラック入りでそれぞれデラックスエディション再発なんてことになったらまた金策が大変。しっかり予算を計画して、日本経済復興に貢献しなければ。

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2008年9月13日 (土)

LED ZEPPELIN 紙ジャケBOX

紙ジャケ大国、ニッポンであります。音源が94年リマスターと言うことでちょっと考え物だったが、紙ジャケの再現度、初回帯再現の誘惑に耐えられずZEPの紙ジャケBOX購入。2万8000円でございます・・・。

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まずは何と言ってもファーストのターコイズブルーのジャケ。BOX特典のオマケでオレンジインクのジャケも封入。グラモフォン帯もターコイズブルーのジャケにはブルー、オレンジインクのジャケにはオレンジ。

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Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのジャケ。Ⅲは穴の数がオリジナルに近付いたようだ。

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"Houses Of The Holy" ~ 永遠の詩サントラまで。永遠の詩は昨年出たリマスター音源です。ジャケもオリジナルに近付いた紙質。

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"In Through The Out Door" はBOX特典で別ジャケ全て再現。

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最後の "Coda" 。ジャケはエンボス加工。

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SHMCDの良さはウチのオーディオではあまり分かりません。WHOのマイジェネBOX同様、コレクションとして大事にします。

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2008年8月 8日 (金)

ZEP武道館ライブ音源(Sep.23 1971)

その筋で話題騒然となっているレッドツェッペリンの "FLYING ROCK CARNIVAL" を入手。近頃はZEP音源もDLでの入手ばっかりでブートを買うことはほとんど無かったが、今回は久しぶりにアイテムとしてのZEPブートを購入した。

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当初、大阪の某店でのみ発売の様子だったが、西新宿でも少量出回り始め、見事にブート収集家の飢餓感を煽って益々話題騒然となったのは製作者の意図か偶然か。かく言う筆者も久々にワクワクさせてもらった。既に西新宿でジャケ違い限定ナンバー無しのスタンダードエディションなるものが出ているようだが、それでもいいやと思いながらもあえて大阪の某店で通販で購入したところ、ラッキーなことに限定300セットのナンバー入りが届いた(↓ジャケ裏面右下ね)。

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ケース内側には当時の新聞記事、それからライナーまで封入。シンプルながら力入ってる。

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ブート界にいくつかの音源が登場してきたこの武道館も、今回が決定盤という評価が高いようで、確かに音質が良い。MC部分が不自然な音の響きに感じるのが気になるが。

筆者もこれまでタランチュラの "FRONT ROW" やエンプレスバレイの "FIRST ATTACK OF THE RISING OF THE SUN" を所有してきた。"FIRST…" を買った後、"FRONT ROW" は手放してしまったが、"FIRST…" の音質に関してはいまだに気に入っているので手放さないつもり。ジャケも好きだし、オマケのパンフミニチュアやチケットもある意味貴重なので(↓)。

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今回の音源、ネット発であればDLで音源のみ入手のつもりだった。73年サウサンプトンや69年フランスもネット発だったから。しかし今回のブートはネット発ではないので、アイテムとして所有の価値有りかと。まだ当分このブートの話題が続きそうで、楽しませてもらいます。

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2008年1月11日 (金)

ZEP再結成音源の決定盤か!?

年末からすっかりZEPモードで、前回紹介した音源も含めて、あ~あ、結局5種類も再結成ライブ音源を入手してしまいました。(←アホ)

2番目の音源以降、3番目、4番目の音源はどれも十分満足できる高音質音源で、もうあとは個々の耳で感じる誤差でしか評価の順位は付けられないでしょ、多分。

で、もうこれで最後にしようと入手した音源が、「実は決定盤じゃないのか?」という評判の立っていたWendy製ブート(↓)。

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勿論わざわざ買ったわけではなく某所で入手。一聴してハイ決定。段違いの決定盤でした。超高音質、ドラム、ヴォーカルが実に迫力満点かつクリアに録られている。Wendyレーベルと言えば何かと叩かれる対象になっているみたいだが今回は誰も文句言えないだろう。それほどの音質。これ以上を望むなら公式盤の発売でも待つしかないだろう。

ど迫力の爆音で聴く価値あり。やはりカシミールが完成形か。またジェイソンボーナムの見事な成長ぶりがさらにはっきりわかる。

おまけで、当日前座の音源も入手しました。但し、まともに聴いたのは、キースエマーソン、クリススクワイア、サイモンカーク、アランホワイトによる庶民のファンファーレのみ。ま、どうってこともなかったです・・・。

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